説明

増殖性疾患に対するベンゾキサゼピンベースのPI3K/MT0R阻害剤

本発明は、式(I)の化合物、その薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、ならびに該化合物を作製および使用する方法を対象とする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I

Iの化合物、
または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩であって、式中、
は、1個、2個、もしくは3個のR基で任意に置換されるフェニルであるか、または
は、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換されるヘテロアリールであり、
は、R、R3a、R3b、R3c、およびR3dで置換されるヘテロアリールであり、
、R3a、R3b、R3c、およびR3dは独立して、水素、シアノ、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シアノアルキル、−SR12、−S(O)20、−C(O)OR、ハロカルボニル、−NR1111a、−OR11a、任意に置換されるフェニル、任意に置換されるフェニルアルキル、任意に置換されるシクロアルキル、任意に置換されるシクロアルキルアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキル、任意に置換されるヘテロアリール、任意に置換されるヘテロアリールアルキル、または1個もしくは2個のR16で置換されるアルキルであるか、または
、R3a、R3b、R3c、およびR3dのうちの2つは、同じ炭素に結合される場合、任意に置換されるシクロアルキルまたは任意に置換されるヘテロシクロアルキルを形成し、R、R3a、R3b、R3c、およびR3dのうちのその他は独立して、水素、シアノ、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シアノアルキル、−SR12、−S(O)20、−C(O)OR、ハロカルボニル、−NR1111a、−OR11a、任意に置換されるフェニル、任意に置換されるフェニルアルキル、任意に置換されるシクロアルキル、任意に置換されるシクロアルキルアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキル、任意に置換されるヘテロアリール、任意に置換されるヘテロアリールアルキル、または1個もしくは2個のR16で置換されるアルキルであり、
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ベンジル、または任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキルであり、
5aおよびR5cは独立して、水素またはアルキルであり、
5hは水素またはハロであり、
5bは、水素、アミノまたはハロであり、
5d、R5e、R5f、およびR5gは、水素であり、
それぞれのRは、Rが存在する場合は、独立して、ニトロ、シアノ、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−OR8a、−NR8a、−C(O)NR8a、−S(O)、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−NRS(O)8a、−NRC(O)NR8a、カルボキシ、−C(O)OR、ハロカルボニル、アルキルカルボニル、1個もしくは2個の−C(O)NR8aで置換されるアルキル、1個、2個、もしくは3個のR14で任意に置換されるヘテロアリール、または任意に置換されるヘテロシクロアルキルであり、
それぞれのRは、Rが存在する場合は、独立して、オキソ、ニトロ、シアノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、−OR8a、−SR13、−S(O)R13、−S(O)13a、−NR8a、−C(O)NR8a、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−NRS(O)8a、−NRC(O)NR8a、−C(O)OR、ハロカルボニル、アルキルカルボニル、−S(O)NR、アルキルスルホニルアルキル、1個もしくは2個の−NR8aで置換されるアルキル、1個もしくは2個の−NRC(O)R8aで置換されるアルキル、1個もしくは2個の−NRC(O)ORで置換されるアルキル、1個もしくは2個の−S(O)13aで置換されるアルキル、任意に置換されるシクロアルキル、任意に置換されるシクロアルキルアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキル、任意に置換されるフェニル、任意に置換されるフェニルアルキル、任意に置換されるヘテロアリール、または任意に置換されるヘテロアリールアルキルであり、
それぞれのR、R11、R15、R17、およびR18は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、またはハロアルキルであり、
それぞれのR8a、R11a、およびR15aは独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シアノアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、任意に置換されるシクロアルキル、任意に置換されるシクロアルキルアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキル、任意に置換されるフェニル、任意に置換されるフェニルアルキル、任意に置換されるヘテロアリール、または任意に置換されるヘテロアリールアルキルであり、
は、水素;アルキル;アルケニル;アルキニル;ヒドロキシアルキル;アルコキシアルキル;アミノアルキル;アルキルアミノアルキル;ジアルキルアミノアルキル;ハロアルキル;独立して、ハロ、アミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノである1個、2個、もしくは3個の基で置換されるヒドロキシアルキル;1個もしくは2個のアミノカルボニルで置換されるアルキル;任意に置換されるフェニル;任意に置換されるフェニルアルキル;任意に置換されるシクロアルキル;任意に置換されるシクロアルキルアルキル;任意に置換されるヘテロアリール;任意に置換されるヘテロアリールアルキル;任意に置換されるヘテロシクロアルキル;または任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキルであり、
12は、アルキルまたは任意に置換されるフェニルアルキルであり、
13は、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはハロアルキルであり、
13aは、ヒドロキシ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、または独立して、ハロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、もしくはヒドロキシアルキルである1個もしくは2個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキルであり、
それぞれのR14は、R14が存在する場合は、独立して、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、または任意に置換されるフェニルであり、
それぞれのR16は独立して、−NR1111a、−NR15S(O)R15a、−OC(O)R17、または−OR18であり、
20は、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、またはヘテロシクロアルキルである、化合物。
【請求項2】
式I(a)

I(a)に従う請求項1に記載の化合物、
または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
請求項1または2に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩であって、式中、
は、1個、2個、もしくは3個のR基で任意に置換されるフェニルであるか、または
は、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換されるヘテロアリールであり、
は、R、R3a、R3b、R3c、およびR3dで置換されるヘテロアリールであり、
、R3a、R3b、R3c、およびR3dは独立して、水素;シアノ;アルキル;アルケニル;ハロ;ハロアルキル;ヒドロキシアルキル;アルコキシアルキル;シアノアルキル;−SR12;−S(O)20;カルボキシ;アルコキシカルボニル;ハロカルボニル;−NR1111a;−OR11a;独立して、アルキルもしくはハロである1個もしくは2個の基で任意に置換されるフェニル;1個もしくは2個のR19で任意に置換されるフェニルアルキル;シクロアルキル;シクロアルキルアルキル;独立して、アルキル、アルコキシカルボニル、もしくはベンジルオキシカルボニルである1個もしくは2個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキル;独立して、アルキル、アルコキシカルボニル、もしくはベンジルオキシカルボニルである1個もしくは2個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリールアルキル;または1個もしくは2個のR16で置換されるアルキルであるか、または
、R3a、R3b、R3c、およびR3dのうちの2つは、同じ炭素に結合される場合、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルを形成し、R、R3a、R3b、R3c、およびR3dのうちのその他は、水素であり、
それぞれのRは、Rが存在する場合は、独立して、ニトロ、シアノ、ハロアルキル、ハロ、ハロアルキル、−OR8a、−NR8a、−C(O)NR8a、−S(O)、−NRC(O)R、−NRS(O)8a、−NHC(O)NHR、カルボキシ、−C(O)OR、または1個、2個、もしくは3個のR14で任意に置換されるヘテロアリールであり、
それぞれのRは、Rが存在する場合は、独立して、オキソ;ニトロ;シアノ;アルキル;アルケニル;ハロ;ハロアルキル;ヒドロキシアルキル;アルコキシアルキル;−OR8a;−SR13;−S(O)R13;−S(O)13a;−NR8a;−C(O)NR8a;−NRC(O)OR;−NRC(O)R;−NRS(O)8a;−NRC(O)NR8a;−C(O)OR;ハロカルボニル;−S(O)NR;アルキルスルホニルアルキル;1個もしくは2個の−NR8aで置換されるアルキル;1個もしくは2個の−NRC(O)R8aで置換されるアルキル;1個もしくは2個の−NRC(O)ORで置換されるアルキル;1個もしくは2個の−S(O)13aで置換されるアルキル;シクロアルキル;シクロアルキルアルキル;独立して、アルキルもしくはアミノである1個もしくは2個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキル;フェニル;フェニルアルキル;ヘテロシクロアルキルアルキル;ヘテロアリール;またはヘテロアリールアルキルであり、
、R11、R15、R17、およびR18は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、またはハロアルキルであり、
8a、R11a、およびR15aは独立して、水素;アルキル;アルケニル;アルキニル;ハロアルキル;ヒドロキシアルキル;シアノアルキル;アミノアルキル;アルキルアミノアルキル;ジアルキルアミノアルキル;アルコキシアルキル;カルボキシアルキル;シクロアルキル;シクロアルキルアルキル;独立して、アルキル、アルコキシカルボニル、もしくはベンジルオキシである1個もしくは2個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキル;独立して、アルキル、アルコキシカルボニル、もしくはベンジルオキシである1個もしくは2個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキル;独立して、ハロ、アルキル、もしくはアルコキシである1個もしくは2個の基で任意に置換されるフェニル;フェニルアルキル;ヘテロアリール;またはヘテロアリールアルキルであり、
は、水素;アルキル;アルケニル;アルキニル;ヒドロキシアルキル;アルコキシアルキル;アミノアルキル;アルキルアミノアルキル;ジアルキルアミノアルキル;ハロアルキル;独立して、ハロ、アミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノである1個、2個、もしくは3個の基で置換されるヒドロキシアルキル;1個もしくは2個のアミノカルボニルで置換されるアルキル;フェニル;フェニルアルキル;シクロアルキル;独立して、アミノもしくはアルキルである1個もしくは2個の基で任意に置換されるシクロアルキルアルキル;独立して、アルキル、アルコキシカルボニルもしくはベンジルオキシである1個もしくは2個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキル;または独立して、アルキル、アルコキシカルボニル、もしくはベンジルオキシである1個もしくは2個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキルであり、;
12は、アルキルまたはフェニルアルキルであり、
13は、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはハロアルキルであり、
13aは、ヒドロキシ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、または独立して、ハロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、アルキル、もしくはヒドロキシアルキルである1個もしくは2個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキルであり、
それぞれのR14は、R14が存在する場合は、独立して、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、またはフェニルであり、
それぞれのR16は独立して、−NR1111a、−NR15S(O)R15a、−OC(O)R17、または−OR18であり、
それぞれのR19は独立して、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、またはアルコキシであり、
20は、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、またはヘテロシクロアルキルである、化合物。
【請求項4】
は、1個、2個、もしくは3個のR基で任意に置換されるフェニルである、請求項1、2、もしくは3に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
は、独立して、ニトロ、ハロ、アルコキシ、−OR8a、−S(O)、−NR8a、−NRS(O)8a、−NRC(O)R、−C(O)NR8a、−NRC(O)NR8a、カルボキシ、アルコキシカルボニルである1個もしくは2個のR基で置換するフェニル、または1個もしくは2個のR14で任意に置換されるヘテロアリールである、請求項1、2、3、もしくは4に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
は、1個のRで置換されるフェニルであり、式中、Rは、−S(O)、−C(O)NR8a、または1個もしくは2個のR14で任意に置換されるヘテロアリールである、請求項1、2、3、4、もしくは5に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
は、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換されるヘテロアリールである、請求項1、2、もしくは3に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
は、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換される9員ヘテロアリールである、請求項1、2、3、もしくは7に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
は、9員ヘテロアリールであり、前記9員ヘテロアリールは、ベンズイミダゾリル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル、3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル、チアゾロ[4,5−b]ピリジニル、チアゾロ[4,5−c]ピリジニル、チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、またはチアゾロ[5,4−b]ピリジニルであり、式中、Rは、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換される、請求項1、2、3、7、もしくは8に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
は、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換される5員ヘテロアリールであり、任意に、前記5員ヘテロアリールは、チアゾリルまたはピラゾリルであり、前記5員は、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換される、請求項1、2、3、もしくは7に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
は、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換される6員ヘテロアリールであり、任意に、前記6員ヘテロアリールは、ピリミジニル、ピリジニル、ピラジニル、またはピリダジニルであり、前記6員ヘテロアリールは、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換される、請求項1、2、3、もしくは7に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
は、1個、2個、もしくは3個のRで任意に置換されるピリジニルである、請求項1、2、3、7、もしくは11に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
は、1個もしくは2個のRで任意に置換され、それぞれのRは、Rが存在する場合は、独立して、ハロ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、−NR8a、もしくは−NRC(O)ORである、請求項7、8、9、10、11、もしくは12に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
は、R、R3a、R3b、R3c、およびR3dで置換されるキナゾリン−4−イルであり、式中、R3cおよびR3dは、水素である、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、もしくは13に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
は、R、R3a、R3b、R3c、およびR3dで置換されるキノリン−4−イルであり、式中、R3cおよびR3dは、水素である、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、もしくは13に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
は、R、R3a、R3b、R3c、およびR3dで置換されるイソキノリン−4−イルであり、式中、R3cおよびR3dは、水素である、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、もしくは13に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
は、式(a)

(a)に従う請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、もしくは13に記載の化合物、
または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
は、水素、ハロ、アルキル、シクロアルキルアルキル、または1個もしくは2個のR19で任意に置換されるフェニルアルキルであり、R3aは、水素、アルキル、ハロ、任意に置換されるヘテロシクロアルキル、または−NR1111aであり、R3bは、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、または1個もしくは2個のR16で置換されるアルキルである、請求項17に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
は、5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[d]ピリミジン−4−イル、5,6−ジヒドロキナゾリン−4−イル、7′,8′−ジヒドロ−5′H−スピロ[シクロプロパン−1,6′−キナゾリン]−4′−イル、もしくは6′,8′−ジヒドロ−5′H−スピロ[シクロプロパン−1,7′−キナゾリン]−4′−イルであり、Rは、R、R3a、R3b、R3c、およびR3dで置換される、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、もしくは13に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
は、式(g)

(g);(g)に従う請求項19に記載の化合物、
または、単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
は、式(d)

(d)に従う請求項19に記載の化合物であって、
式中、mは、1である、化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
およびR3aは、それらが結合される炭素と一緒になって、任意に置換されるシクロアルキルを形成する、請求項21に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
およびR3aは、ハロであるか、またはRおよびR3aは、アルキルである、請求項21に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項24】
3bは、水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、シアノアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキルアルキル、もしくは1個のR16で置換されるアルキルである、請求項20、21、22、もしくは23に記載の化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項25】
は、(e)

(e)に従う請求項19に記載の化合物であって、
式中、R、R3a、R3b、R3c、およびR3dは、式(e)の環上の任意の置換可能な炭素上に位置する、化合物、または単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項26】



である、請求項1に記載の化合物、または、単一立体異性体もしくはその立体異性体の混合物、およびさらに任意にその薬学的に許容される塩。
【請求項27】
請求項1〜26のいずれかに記載の、化合物、任意に、その薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体、賦形剤、もしくは希釈剤を含む、薬学的組成物。
【請求項28】
請求項1〜26のいずれかに記載の、式Iの化合物を作製する方法であって、該方法は、
(a)Rが、請求項1〜26のいずれかに定義される通りである以下のもの、またはその塩を、

式RX(式中、Xは、ハロであり、Rは、請求項1〜26のいずれかに定義される通りである)の中間体と反応させて、式Iの本発明の化合物を得ることであって、さらに任意に、個々の異性体を分離し、さらに任意に、前記RおよびR基のいずれかを修飾し、さらに任意にその薬学的に許容される塩を形成すること、または
(b)Rは、ハロまたは−B(OR′)(R′は共に、水素であるか、または2つのR′は一緒になって、ボロン酸エステルを形成する)であり、Rは、請求項1〜26のいずれかに定義される通りである以下の中間体、またはその塩を、

式RY(式中、Yは、Rが−B(OR′)である場合は、ハロであり、Yは、Rがハロである場合は、−B(OR′)であり、Rは、請求項1〜26のいずれかに定義される通りである)の中間体と反応させて、式Iの本発明の化合物を得ることであって、さらに任意に、個々の異性体を分離し、任意に、RおよびR基のいずれかを修飾し、さらに任意にその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、もしくはその組み合わせを形成すること、とを含む、方法。
【請求項29】
疾患、障害、または症候群を治療するための方法であって、該方法は、治療有効量の請求項1〜26のいずれかの化合物、任意に、その薬学的に許容される塩、または請求項1〜26のいずれかの化合物、および薬学的に許容される担体、賦形剤、もしくは希釈剤を含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、方法。
【請求項30】
前記疾患は、癌である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記癌は、乳癌、マントル細胞リンパ腫、腎細胞癌、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、NPM/ALKを形質転換した未分化大細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、横紋筋肉腫、卵巣癌、子宮内膜癌、子宮頸癌、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、腺癌、結腸癌、直腸癌、胃癌、肝細胞癌、黒色腫、膵臓癌、前立腺癌、甲状腺癌、未分化大細胞リンパ腫、血管腫、グリア芽腫、または頭頸部癌である、請求項30に記載の方法。

【公表番号】特表2012−527474(P2012−527474A)
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512029(P2012−512029)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/035565
【国際公開番号】WO2010/135524
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(504408797)エクセリクシス, インク. (65)
【Fターム(参考)】