説明

壁パネル材

【課題】 壁面の綺麗な外観を実現することができ、且つ、軽量で取り扱いが容易な壁パネル材を提供する。
【解決手段】 壁パネル材10は、弾性を有する板状の断熱性基材14と、この基材14の一面側に設けられた板状の表面部材18と、この表面部材18の基材14側に設けられた補強部材22とを備える。基材14と表面部材18との間に補強部材22を設け、基材14と補強部材22と表面部材18とをベース部材16にて一体に固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外観性に優れ、且つ、凹凸面に密着して取り付け可能な壁パネル材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建築物の外壁は木材やモルタル等にて構成されていたが、建築後数年或いは数十年経過すると、外壁の変色や凹凸などの変形が生じて外観が悪化してしまう。そこで外壁のリフォームが考えられる。該リフォームの方法として、外壁面に塗装を施したり、モルタル吹き付けを施したりして外観の向上を図っていた。しかし、外壁面に塗装やモルタル吹き付けを施したりしても高級感が得られなかった。
【0003】
そこで、高級感が得られる外観の壁パネル材(タイル貼のサイディングパネル)が提案されている。この壁パネル材は、軽量の基板表面に複数のタイルを所定枚数配列した状態で貼着することにより外観に高級感を出していた(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平10−88772号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、壁パネル材は、高級感を出すため軽量の基板表面に所定枚数配列した状態で複数のタイルを貼着していた。該軽量の基板表面にタイルを貼着した場合、基板は軽量であるがタイルは重く、壁パネル材の取り扱いが困難であった。
【0006】
また、壁パネル材にタイルを使用しているため、壁パネル材の大きさや形状を変える場合、タイルを欠かなければならない。このため、壁パネル材の加工性が悪いという問題もあった。
【0007】
また、建築後数年或いは数十年経過した外壁は、変色や凹凸などの変形が生じてしまうため、リフォームを行う場合タイルのような固い壁パネル材では外壁に密着せず端が浮いてしまう場合がある。そこで、従来では、壁パネル材の裏材に、手間を掛けて干渉回避用の切り欠きを形成し、これにより壁パネル材と壁面を隙間なく密着できるようにしていた。このため、壁パネル材をリフォームに用いる場合、壁パネル材がコストアップとなってしまう問題があった。
【0008】
また、外壁の凹凸になじませて取り付けることができる薄く柔らかい壁パネル材も開発されている。しかし、薄く柔らかい壁パネル材を凹凸の外壁に貼り付けると、今度は凹凸がそのまま壁パネル材の表面に浮き出てしまう。このため、外壁表面の外観が悪化してしまう問題もあった。
【0009】
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、壁面の綺麗な外観を実現することができ、且つ、軽量で取り扱いが容易な壁パネル材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
即ち、本発明の壁パネル材は、弾性を有する板状の断熱性基材と、該基材の一面側に設けられた板状の表面部材と、該表面部材の基材側に設けられた補強部材とを備え、基材と補強部材と表面部材とを一体に結合したことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明の壁パネル材は、上記に加えて、基材と表面部材との間に補強部材を設け、基材と補強部材と表面部材とをベース部材にて固定したことを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明の壁パネル材は、請求項1又は請求項2において、基材は発泡スチロールからなることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明の壁パネル材は、請求項1、請求項2又は請求項3において、補強部材は、合成樹脂製の網からなることを特徴とする。
【0014】
また、請求項5の発明の壁パネル材は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4において、表面部材は、セラミックス粒子と合成樹脂とを混合して構成されると共に、補強部材とは反対側の面が凹凸形状されていることをを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、弾性を有する板状の断熱性基材と、この基材の一面側に設けられた板状の表面部材と、この表面部材の基材側に設けられた補強部材とを備え、基材と補強部材と表面部材とを一体に結合したので、例えば請求項2の如く、基材と表面部材との間に補強部材を設け、基材と補強部材と表面部材とをベース部材にて固定することにより、壁パネル材を湾曲させることができる。これにより、建築後永年経過して、リフォーム対象建築物の壁面に凹凸がある場合などでも、凹凸に壁パネル材をなじませて取り付けることができる。また、従来の固い壁パネル材のように壁面の凹凸で端が持ち上がったり、壁パネル材が柔らかくそのまま壁パネル材の表面に凹凸が出て外観を悪化させてしまうなどの不都合を防止することができる。従って、壁面の綺麗な外観を実現することができ、且つ、軽量で取り扱いが容易な壁パネル材を提供することができるようになるものである。
【0016】
また、請求項3の発明によれば、上記において、基材は発泡スチロールからなるので、壁パネル材の重量を、例えば従来の壁パネル材の約半分の重量にすることができる。これにより、壁パネル材の大幅な軽量化を図ることが可能となるので、壁パネル材の取り扱い性を大幅に改善することができるようになる。また、基材は発泡スチロールとしているので、壁パネル材を建築物の外壁に使用すれば、外断熱を行うことができる。これにより、例えば外壁内が結露して湿気で腐ってしまうなどという不都合を未然に防止することができるようになるものである。
【0017】
また、請求項4の発明によれば、請求項1、請求項2又は請求項3において、補強部材は、合成樹脂製の網からなるので、基材の強度アップを図ることができる。これにより、壁パネル材が反ってしまった場合でも、基材が欠けたり破損したりしてしまうなどという不都合を確実に防止することができる。従って、例えば凹凸の壁面に壁パネル材を取り付けた場合でも、基材が欠けたり破損したりする不都合を防止することが可能となる。また、基材の強度アップを図っているので、容易に持ち運びや取り扱いを行うことができるようになる。
【0018】
特に、基材を発泡スチロール、補強部材を合成樹脂製にて構成しているので、例えばカッターなどの刃物で容易に切断することができる。これにより、極めて、容易に壁パネル材の加工を行うことができる。この場合、例えば、建て増しなどにより異なる形状の壁パネル材が必要となる場合にも、カッターで切断して異なる形状に合わせることができる。従って、リフォーム用に便利な壁パネル材を提供することができるようになるものである。
【0019】
また、請求項5の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4において、表面部材は、セラミックス粒子と合成樹脂とを混合して構成されると共に、補強部材とは反対側の面が凹凸形状されているので、壁パネル材を立体的な自然石材調に仕上ることができる。これにより、壁パネル材を極めて自然感があり本物の石材同様の肌触りを実現することができる。従って、壁パネル材に高級感あふれる意匠性を醸し出すことができるので、壁パネル材の実用効果大なるものである。
【0020】
特に、セラミックス粒子と合成樹脂とを混合して表面部材を形成しているので、壁パネル材の表面を傷付き難くすることが可能となると共に、汚れ難くすることができる。従って、壁パネル材の利便性を更に向上させることができるようになるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明は、壁面に貼り付けた壁パネル材の端が凹凸で持ち上がったり、凹凸がそのまま壁パネル材の表面に出て外観を悪化させてしまう不都合を防止し、然も、壁パネル材が重いのを防止することを特徴とする。壁パネル材の外観悪化、及び、壁パネル材が重いという不都合を防止するという目的を、弾性を有する板状の断熱性基材と、板状の表面部材と、網状の補強部材とを一体に結合することにより実現した。
【実施例1】
【0022】
次に、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の一実施例を示す壁パネル材10の平面図、図2は本発明の壁パネル材10の模式図、図3は本発明の壁パネル材10の拡大側面図をそれぞれ示している。
【0023】
壁パネル材10は、建築後数年或いは数十年経過した建築物の外壁や内壁表面に固定して使用するもので、図1に示すように一面を立体的な自然石材調(図1では御影石調)に仕上げられている。また壁パネル材10は、図2に示すように弾性を有する板状の基材14と、この基材14の一面側に設けられた板状の表面部材18と、この表面部材18の基材14側に設けられた補強部材22とから構成されている。該壁パネル材10は、長さ約303mm、幅約455mmの横長略矩形状に形成されると共に、厚さ約12mm〜15mmの板状に形成されている。
【0024】
基材14は、断熱性を有する発泡スチロールにて構成されており、長さ約303mm、幅約455mm、厚さ約12mmの板状に形成されている。該断熱性発泡スチロール(基材14)は、発泡倍率約30倍のものが用いられる。
【0025】
また表面部材18は、セラミックス粒子と所定硬度の弾性を有する合成樹脂とが混合されて、長さ約303mm、幅約455mm、厚さ約2mm〜4mmのシート状に形成されている。この表面部材18の一面側は凹凸形状に形成されている。該凹凸形状は、例えば御影石、大理石、他自然石など、立体的な自然石材調に仕上げられている。
【0026】
ここで、表面部材18は、粒径が20〜2500μmのセラミックス粒子と合成樹脂、及び、着色剤などが混合され、所定の温度で焼成されて石の粒子に見立てた骨材(図示せず)が造られる。そして、複数色の骨材とセラミックス粒子と合成樹脂と着色剤などが混合されて、予め用意された立体的な自然石材調の型に入れられて所定の温度で焼成される。これによって、上述のような表面部材18が造られ、この表面部材18が基材14に固定される。
【0027】
また、補強部材22は、発泡スチロールにて構成された基材14が欠けやすいのを防止するためのもので、弾性を有する合成樹脂製の網にて構成されている。該網(補強部材22)は、ベース部材16が容易に通過可能なメッシュ寸法3mm×3mmにて構成されている。ベース部材16は、表面部材18同様の着色剤とセラミックス粒子と合成樹脂とが混合された部材(この場合骨材とは別部材)にて構成されている。このベース部材16は、基材14に塗布後所定時間で硬化する。また、ベース部材16は、硬化(合成樹脂の硬化)することにより接着剤の役割を果たす。尚、網(補強部材22)の糸径は約1mm〜2mmに形成されている。
【0028】
次に、壁パネル材10の作り方を図3を用いて説明する。基材14の表面全体(この場合6面)にベース部材16を塗布する。このとき、ベース部材16は、基材14が透過して見えない程度の厚さに塗布して、基材14の全表面に塗膜を作った後、所定時間放置してベース部材16を硬化させる。次に基材14の、どちらか一面側(実施例では上側)に補強部材22を当接させ、その上から再度ベース部材16を塗布して、基材14と補強部材22とを接着固定する。このとき、補強部材22を合成樹脂製の網にて構成しているので、ベース部材16は網目を通過して基材14に接着固定されると共に、基材14に補強部材22が接着固定される。尚、最初に基材14のどちらか一面側に補強部材22を当接させ、その上からベース部材16を塗布して、基材14と補強部材22をベース部材16で接着固定するようにしても差し支えない。
【0029】
次に、補強部材22上面に再度ベース部材16を塗布し、その上から表面部材18を当接させ、所定時間放置して補強部材22とベース部材16を硬化させる。このとき、表面部材18に形成した凹凸面を補強部材22の反対側の面に位置させて、表面部材18を補強部材22上面に接着固定する。これにより、基材14上に補強部材22を介して、表面部材18がベース部材16にて一体に結合固定され、壁パネル材10が完成(図1に図示)する。この壁パネル材10は、基材14を発泡スチロール、補強部材22を合成樹脂製、表面部材18をセラミックス粒子と合成樹脂にて構成しているので、カッターなどの刃物で切断することができると共に、容易に湾曲させられる弾性を有している。
【0030】
そして、壁パネル材10の表面部材18の反対側の面に接着剤(ベース部材16とは別の接着剤)が塗布され、リフォーム対象建築物の壁面に接着される。このとき、リフォーム対象建築物は、一般的に建築後永年経過している場合が多く、壁面は汚れている場合が多いので、壁面の汚れを綺麗に落としてから、壁面に壁パネル材10を接着固定する。そして、壁面全体に壁パネル材10が整列して接着固定されるが壁面に凹凸がある場合でも、壁パネル材10は弾性を有しているので凹凸で壁パネル材10の端が持ち上がったり、凹凸がそのまま壁パネル材の表面に出て外観を悪化させてしまうことなく、壁パネル材10を壁面に密着固定することができる。また、壁面から壁パネル材10がはみ出してしまった場合でも、カッターなどの刃物で切断して外壁の形状に合わせることができる。
【0031】
このように壁パネル材10は、弾性を有する板状の断熱性基材14と、この基材14の一面側に設けられた板状の表面部材18と、この表面部材18の基材14側に設けられた補強部材22とを備えている。そして、基材14と表面部材18との間に補強部材22を設け、基材14と補強部材22と表面部材18とをベース部材16にて一体に結合固定しているので、壁パネル材10を湾曲させることができる。
【0032】
これにより、建築後永年経過して、リフォーム対象建築物の壁面に凹凸がある場合でも、凹凸に壁パネル材10をなじませて取り付けることができる。また、従来の固い壁パネル材のように壁面の凹凸で端が持ち上がったり、また、壁パネル材が柔らかくそのまま凹凸が表面に出て外観を悪化させてしまうなどの不都合を防止することができる。従って、壁面の綺麗な外観を実現することができ、且つ、軽量で取り扱いが容易な壁パネル材10を提供することができる。
【0033】
また、基材14を発泡スチロールにて構成しているので、壁パネル材10の重量を、例えば従来の壁パネル材の約半分の重量にすることができる。これにより、壁パネル材10の大幅な軽量化を図ることが可能となるので、壁パネル材10の取り扱い性を大幅に改善することができる。また、基材14を発泡スチロールにて構成しているので、壁パネル材10を図示しない建築物の外壁に使用すれば、外断熱を行うことができる。これにより、外壁内が結露して湿気で柱などが腐ってしまうなどという不都合を未然に防止することができる。
【0034】
また、補強部材22を合成樹脂製の網にて構成しているので、発泡スチロールにて構成した基材14の強度アップを図ることができる。これにより、壁パネル材10が反ってしまった場合でも、基材14が欠けたり破損したりしてしまうなどという不都合を確実に防止することができる。従って、凹凸の壁面に壁パネル材10を取り付けた場合でも、基材14が欠けたり破損したりする不都合を防止することができる。また、基材14の強度アップ及び軽量化を図っているので、容易に持ち運びや取り扱いを行うことができる。
【0035】
一方、リフォーム対象の建築物は建てた年代が異なったり、後から建て増しを行うなど異なる形状の壁パネル材10が必要になる。しかし、壁パネル材10は、基材14を発泡スチロール、補強部材22を合成樹脂製、表面部材18をセラミックス粒子と合成樹脂にて構成しているので、カッターなどの刃物で容易に切断することができると共に、容易に湾曲させられる全体に弾性を有している。これにより、極めて、容易に壁パネル材10の加工を行うことができる。この場合、壁パネル材10の大きさに対して異なる形状の外壁であっても、カッターで切断して外壁に合わせることができる。
【0036】
また、表面部材18は、セラミックス粒子と合成樹脂とを混合して構成すると共に、補強部材22とは反対側の面を凹凸に形成しているので、壁パネル材10を立体的な自然石材調に仕上ることができる。これにより、壁パネル材10を極めて自然感があり本物の石材同様の肌触りを実現することができる。従って、壁パネル材10に高級感あふれる意匠性を醸し出すことができるので、極めて壁パネル材の実用効果大なるものである。
【0037】
特に、セラミックス粒子と合成樹脂とを混合して表面部材18を構成しているので、壁パネル材10の表面を傷付き難くすることが可能となると共に、汚れ難くすることができる。従って、壁パネル材10の利便性を更に向上させることができる。
【実施例2】
【0038】
次に、図4には本発明の他の実施例の壁パネル材10を示している。該壁パネル材10は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。壁パネル材10は、図4に示すように補強部材22を基材14内に設けている。即ち、基材14を作るとき、予め内部に補強部材22を入れて基材14を作っている。
【0039】
そして、前述同様基材14の表面全体にベース部材16を塗布し、所定時間放置してベース部材16を硬化させる。次に、表面部材18に形成した凹凸面を基材14の離間側の面に位置させて、表面部材18と基材14とをベース部材16にて接着固定する。これにより、基材14のどちらか一方の面に表面部材18が一体に接着固定されて、壁パネル材10が完成する。これにより前述同様の効果を得ることができる。
【実施例3】
【0040】
次に、図5には本発明の他の実施例の壁パネル材10を示している。該壁パネル材10は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。壁パネル材10は、図5に示すように補強部材22を表面部材18の反対側の面に設けている。即ち、基材14の表面全体にベース部材16を塗布し、所定時間放置してベース部材16を硬化させる。次に基材14の、どちらか一面側(実施例では下側)に補強部材22を当接させ、その上から再度ベース部材16を塗布して、基材14に補強部材22を接着固定する。
【0041】
そして、今度は補強部材22の反対側の面(実施例では上側)に再度ベース部材16を塗布し、その上から表面部材18を当接させた後、所定時間放置して補強部材22とベース部材16を接着固定する。このとき、前述同様表面部材18に形成した凹凸面を補強部材22の反対側の面に位置させて、表面部材18を基材14上に接着固定する。これにより、基材14に接着固定した補強部材22の反対側の面に、表面部材18が基材14に一体に接着固定され、壁パネル材10が完成する。これにより前述同様の効果を得ることができる。
【0042】
尚、実施例では、壁パネル材10の大きさ寸法を記載したが、壁パネル材10の寸法は実施例で記載した寸法に限られるものでなく、それ以上大きくても、小さくても本発明は有効である。
【0043】
また、表面部材18の表面を御影石、大理石、他自然石などで説明したが、表面部材18の表面に花模様やアニメのキャラクタ、或いは、木目などを立体的に施しても差し支えない。これにより、壁パネル材10の実用効果を更に向上させることができる。
【0044】
また、壁パネル材10を建築物の外壁に用いたが、壁パネル材10は建築物の外壁に用いるだけでなく、門柱や、柱、或いは、内壁などに用いても同様の効果を得ることができる。
【0045】
また、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の一実施例を示す壁パネル材の平面図である(実施例1)。
【図2】本発明の壁パネル材の模式図である。
【図3】本発明の壁パネル材の拡大側面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す壁パネル材の拡大側面図である(実施例2)。
【図5】本発明の一実施例を示す壁パネル材の拡大側面図である(実施例3)。
【符号の説明】
【0047】
10 壁パネル材
14 基材
16 ベース部材
18 表面部材
22 補強部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性を有する板状の断熱性基材と、該基材の一面側に設けられた板状の表面部材と、該表面部材の前記基材側に設けられた補強部材とを備え、
前記基材と前記補強部材と前記表面部材とを一体に結合したことを特徴とする請求項1の壁パネル材。
【請求項2】
前記基材と前記表面部材との間に前記補強部材を設け、前記基材と前記補強部材と前記表面部材とをベース部材にて固定したことを特徴とする請求項1の壁パネル材。
【請求項3】
前記基材は発泡スチロールからなることを特徴とする請求項1又は請求項2の壁パネル材。
【請求項4】
前記補強部材は、合成樹脂製の網からなることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の壁パネル材。
【請求項5】
前記表面部材は、セラミックス粒子と合成樹脂とを混合して構成されると共に、前記補強部材とは反対側の面が凹凸形状されていることをを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の壁パネル材。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図1】
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【公開番号】特開2006−37558(P2006−37558A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−220294(P2004−220294)
【出願日】平成16年7月28日(2004.7.28)
【出願人】(596117946)株式会社キタコン (1)
【Fターム(参考)】