説明

壁吸引バッグ

【課題】 気泡が壊れる際の音を小さくするとともに、空気による水位の上昇を抑制して、正確な吸引圧を把握することのできる壁吸引バッグを提供する。
【解決手段】 圧力調整部40では、空気導入口15から調圧水W2を通って大気を気体領域13に導入することにより、吸引圧を略一定の圧力に調整している。このとき、調圧水W2を通過する空気により気泡Bができるが、調圧水W2に設けられている多孔体44が気泡Bを細分化して消失させるので、気泡Bが壊れる際の音を消すことができる。さらに、多孔体44に設けられている流路44aに沿って空気(泡)が流れるので、多孔体44内部に空気が蓄積して水位の上昇が大きくなるのを防止でき、調圧水W2の液面の高さから正確な吸引圧を把握することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば手術室の壁面等に設けられている吸引手段に接続して排液を回収する壁吸引バッグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、手術室の壁面等に設けられている吸引手段に接続して、患者の腹腔や胸腔等の体腔に溜まった血液などの体液を所定の吸引圧で吸引し、排液を回収する排液回収容器が知られている。このような壁面に設けられている吸引手段では吸引圧力を調整することが困難であるために、排液回収容器に簡易な圧力調整部を設けて吸引圧が調整されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図1に示すように、特許文献1に記載の排液回収容器100は、吸引した排液を溜置く集液部102と、この集液部102と上部で気体流通的に連通する水封部101と、集液部102と反対側に設置され水封部101と気体流通的に連通する吸引圧設定部103を有する。
【0004】
集液部102には、患者に接続される体液流入口108が設置されており、室内は隔壁109により複数個の集液室110に分割されている。
水封部101には、吸引ポンプ等の吸引源に接続する吸引源接続部104が設けられており、室内は隔壁105によって下部で連通した細管106と小室107に分けられている。吸引源接続部104は、小室107に連通している。
また、吸引圧設定部103は、上端部に大気に開放された開口111を有する細管112と、底面近傍で気液流通的に連通し調圧水114が投入される小室113とを有し、吸引圧を調圧水114の高さHの水柱圧に調整する役目を果たす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−178915号公報(第2図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前述したような排液回収容器100の吸引圧設定部103では、空気が調圧水114を通過する際に形成される気泡が吸引される気体領域に移行する際に大きな音が発生するとともに、調圧水114の液面の変動が大きいという問題が指摘されている。
この問題を解決するために、小室113に多孔体を設ける試みが行なわれており、消音および液面の変動の抑制に一定の効果が得られている。
しかしながら、調圧水114に入れられた多孔体の内部に空気が蓄積するため、調圧水の水位の上昇が大きくなり、正確な吸引圧が把握できずに患者等に負担をかける場合があるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題点に解決するためになされたもので、気泡が壊れる際の音を小さくするとともに、空気による水位の上昇を抑制して、正確な吸引圧を把握することのできる壁吸引バッグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の壁吸引バッグは、排液を吸引する排液流入口、吸引手段に接続して気体領域を減圧する吸引口および大気に開口した空気導入口を有する筐体を有し、前記筐体内に、前記排液流入口に連通し吸引した前記排液を溜置く排液回収部と、前記吸引口に連通し前記排液回収部と前記気体領域との間に設けられた水封部と、前記空気導入口と前記気体領域との間に設けられて前記排液を吸引する吸引圧を調整する圧力調整部とを有し、前記圧力調整部において空気が流れる空気流通部に調圧水とともに多孔体を有する壁吸引バッグであって、前記多孔体に空気が流れる流路を設けた構成を有している。
【0009】
この構成により、筐体の吸引口を吸引手段に接続して気体領域を減圧することにより、排液流入口から排液を吸引して排液回収部に回収する。このとき、圧力調整部では、空気導入口から調圧水を通って大気を気体領域に導入されるので、排液流入口からの吸引圧は、略一定の圧力に調整される。また、このとき、調圧水を通過する空気により泡ができるが、調圧水に設けられている多孔体が泡を細分化して消失させるので、泡が壊れる際の音を消すことができる。さらに、多孔体に設けられている流路に沿って空気(泡)が流れるので、多孔体内部に空気が蓄積して水位の上昇が大きくなるのを防止でき、調圧水の液面の高さから正確な吸引圧を把握することができる。
【0010】
また、本発明の壁吸引バッグは、前記流路が鉛直方向に設けられたスリットである構成を有している。
【0011】
この構成により、多孔体に設けた流路が鉛直方向に設けられたスリットなので、調圧水を通過する空気は、スリットに沿って容易に上昇し、気体領域に導入される。
【0012】
また、本発明の壁吸引バッグは、前記スリットが、鉛直方向に不連続で複数形成されている構成を有している。
【0013】
この構成により、スリットは鉛直方向に不連続で複数形成されているので、泡はスリットから上側の別のスリットに移動しながら上昇することができる。また、スリットは鉛直方向に不連続なので、多孔体は所定の形状を維持することができ、取り扱いが容易になる。
【0014】
さらに、本発明の壁吸引バッグは、前記多孔体には消泡剤が含有されている構成を有している。
【0015】
この構成により、多孔体には消泡剤が含有されているので、泡は多孔体内部をよりスムーズに上昇し、多孔体内部に空気がたまるのを効果的に防止することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、圧力調整部において空気導入口から調圧水を通って大気を気体領域に導入することにより、吸引圧を略一定の圧力に調整している。このとき、調圧水を通過する空気により泡ができるが、調圧水に設けられている多孔体が泡を細分化して消失させるので、泡が壊れる際の音を消すことができる。さらに、多孔体に設けられている流路に沿って空気(泡)が流れるので、多孔体内部に空気が蓄積して水位の上昇が大きくなるのを防止でき、調圧水の液面の高さから正確な吸引圧を把握することができることに効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】従来の排液回収容器の断面図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる壁吸引バッグを透視した斜視図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる壁吸引バッグの構成を示す断面図である。
【図4】(A)は多孔体の斜視図であり、(B)は多孔体を横に広げた状態を示す斜視図である。
【図5】吸引圧読取管路における水位の変化の測定結果を示すグラフであり、(A)は注水時、(B)は通気中、(C)は開放時である。
【図6】多孔体に設けた流路の変形例を示す斜視図である。
【図7】多孔体に設けた流路の別の変形例を示す斜視図である。
【図8】多孔体に設けた流路の別の変形例を示す斜視図である。
【図9】多孔体に設けた流路の別の変形例を示す斜視図である。
【図10】(A)〜(F)は、種々の形態の流路を設けた多孔体を用いた際の吸引圧読取管路における水位の変化の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面に基づき,本発明の実施形態について述べる。
図2および図3に示すように、本発明の実施形態にかかる壁吸引バッグ10は、患者等の生体から排出された体液等を、例えば手術室の壁面等に設けられた吸引手段(図示せず)により所定の吸引圧で吸引して、排液として回収するものである。
【0019】
壁吸引バッグ10は、例えば、一体の透明プラスチックス等で形成された外形が直方体の筐体11を有し、筐体11の上面である上板11aには、接続された排液チューブ12aを介して患者等から排液を吸引する排液流入口12、吸引手段に接続された吸引チューブ14aを接続して筐体11内の気体領域13を減圧する吸引口14および大気に開口した空気導入口15が設けられている。
【0020】
筐体11内部には、排液流入口12に連通し吸引した排液を溜置く排液回収部20と、吸引口14に連通し排液回収部20と気体領域13との間に設けられた水封部30と、空気導入口15と気体領域13との間に設けられて排液を吸引する吸引圧を調整する圧力調整部40とを有する。
【0021】
排液回収部20は、ここでは、上方21aにおいてのみ流通可能な仕切板21により仕切られた、第1回収槽22と第2回収槽23を有する。なお、回収槽の数は、2つに限るものではない。
【0022】
水封部30は、上方31aのみ流通可能な隔壁31を介して排液回収部20に隣接しており、筐体11の上板11aから下方に向けて形成され、下部32aのみ流通可能な仕切板32により二つの領域である第1領域33および第2領域34に区分される。吸引口14側の第2領域34の断面積は、排液流入口12側の第1領域33の断面積よりも大きく形成されており、第1領域33と第2領域34との境界である仕切板32の下部32aは、水封水W1で封止されている。
【0023】
すなわち、第1領域33は隔壁31の上方31aにおいて排液回収部20と連通し、第2領域34の上方は気体領域13に連通しており、気体領域13を減圧した通常の吸引状態では、排液回収部20側(患者側)よりも気体領域13のほうが負圧であるために、第2領域34の側の水面が第1領域33の水面よりも高くなっている。
【0024】
また、患者が咳やくしゃみをした後などに患者側の負圧が大きくなると、水封水W1は第1領域33を上昇するが、第2領域34の液面との差による水頭圧が気体領域13と排液回収部20との差圧と等しくなったところで第1領域33の水封水W1の上昇が止まる。これにより、気体領域13から排液回収部20への空気の逆流が遮断される。
【0025】
圧力調整部40は、空気流通部として、例えば貯留部41と、空気導入部42と、吸引圧読取管路43とを備え、貯留部41には調圧水W2と多孔体44が配置されている。貯留部41は、下方41aのみが空気導入部42と流通可能に接続されて貯留部41内に空気を導くようになっている。また、貯留部41は、吸引圧読取管路43と上方及び下方が流通可能に接続されていて貯留部41の上部は気体領域13とされている。
すなわち、吸引手段に対して圧力調整部40と水封部30とは、並列に接続されることになる。
【0026】
多孔体44は、例えば、スポンジ様の発泡ポリウレタン等からなる多数の孔を有し三次元的に伸びる壁部から構成されており、貯留部41に調圧水W2を貯留した場合における水面予定部(液面予定部)より上方の気体領域13から貯留部41と空気導入部42の接続部(すなわち下端部)まで延在している。
【0027】
図4(A)および(B)に示すように、多孔体44は全体矩形状をしており、空気(以後、調圧水W2における空気を「気泡B」という。)が流れる流路としてスリット44aが鉛直方向に不連続で複数形成されており、水平方向の力により容易に開くようになっている(図4(B)参照)。
なお、多孔体44には例えばシリコーンのような消泡剤を含有させるのが望ましい。あるいは、多孔体44をプラズマ処理により親水化させることもできる。このように親水化することにより、表面張力を低下させて気泡B(図1参照)を壊れやすくする。
【0028】
これにより、多孔体44は、下部が調圧水W2に浸漬されるとともに上部が気体領域13に接し、多孔体44の下部から入った気泡Bが多孔体44内で細分化されるとともに消失する。このとき、スリット44aに沿って上昇できるので、多孔体44の内部に気泡Bが蓄積されるのを阻止して水面の上昇が大きくなるのを防止する。
【0029】
次に、図1および図2に基づいて壁吸引バッグ10の作用について説明する。
1)図示しない吸引手段を作動させて、壁吸引バッグ10内の気体領域13の空気を吸引口14から吸引する。
2)壁吸引バッグ10内の空気を気体領域13から吸引すると、気体領域13が負圧となり、空気導入部42及び排液流入口12から壁吸引バッグ10内に流入する吸引圧が形成される。
3)吸入すべき排液がある場合には、排液が排液流入口12から排液回収部20内に吸引され、排液は第1回収槽22、第2回収槽23の順に貯留される。
4)一方、空気導入部42から気体領域13に吸引される空気が貯留部41内の調圧水W2を通過することにより、排液流入口12の吸引圧が所定の圧力に調整される。
5)空気導入部42から導入された空気は、空気導入部42から貯留部41に移行する際に気泡Bとなり、貯留部41内の多孔体44に入り込んで細分化されながらスリット44aに沿って上昇し、水面予定部近傍において気体領域13と接する界面において消失する。この場合、貯留部41の下部、空気導入部42の下部及び吸引圧読取管路43の下部は調圧水W2が流通可能に接続されているが、空気導入部42から導入された空気は多孔体44により遮られ、あるいは他の手段によって吸引圧読取管路43への空気の侵入が防止されて多孔体44内を上昇する。また、多孔体44に消泡剤を含有させることにより、気泡Bはスムーズに上昇する。
6)一方、調圧水W2は、貯留部41、空気導入部42、吸引圧読取管路43の下部で連通しているので、空気導入部42から空気が流入しても貯留部41と吸引圧読取管路43は同一の水位となり、その結果、貯留部41内の水位を吸引圧読取管路43で読み取ることができ、排液回収部20における吸引圧を設定・確認することができる。
【0030】
次に、図5に基づいて、多孔体44としてのスポンジ(空隙率97%、セル約8個/25mm)を入れた壁吸引バッグ10について、圧力調整部40の吸引圧読取管路43における水位の測定結果について説明する。測定時は、(A)貯留部41に目盛り約19cmまで注水した注水時、(B)吸引口14から吸引して貯留部41に通気している通気中、(C)吸引口14を開放した開放時である。また、スポンジにスリット44aおよび消泡剤を設けない場合、スリット44aを設け消泡剤を設けない場合、スリット44aおよび消泡剤を設ける場合(2回測定)について測定した。
【0031】
図5に示すように、スポンジにスリット44aおよび消泡剤をともに設けない場合には、所定高さまで注水した後に通気すると、もっとも高くまで水面が上昇し、開放した後も水面はあまり下がらず蓄積された気泡Bによる水面の上昇が大きいことがわかる。
一方、スポンジにスリット44aを設けた場合には、消泡剤を設けない場合でもスリット44aを設けない場合に比して、通気中における水面の上昇が抑えられ、開放時には、注水時近くまで下降した。なお、スポンジにスリット44aおよび消泡剤をともに設けた場合、および一旦水を抜いて内部を乾燥させた後、再度注水して測定した2回目については、通気中の水面上昇をさらに抑えるとともに、開放時にはほぼ注水時と同じ高さまで下降した。
【0032】
以上、説明した本発明の実施形態にかかる壁吸引バッグ10によれば、筐体11の吸引口14を吸引手段に接続して気体領域13を減圧することにより、排液流入口12から排液を吸引して排液回収部20に回収する。このとき、圧力調整部40では、空気導入口15から調圧水W2を通って大気が気体領域13に導入されるので、排液流入口12からの吸引圧は、略一定の圧力に調整される。また、このとき、調圧水W2を通過する空気により気泡Bができるが、調圧水W2に設けられている多孔体44が気泡Bを細分化して消失させるので、気泡Bが気体領域13に脱して壊れる際の音を消すことができる。さらに、多孔体44に設けられている流路(スリット44a)に沿って気泡Bが流れるので、多孔体44内部に気泡Bが蓄積されて水位の上昇が大きくなるのを防止でき、調圧水W2の液面の高さから正確な吸引圧を把握することができる。
【0033】
また、多孔体44に設けた流路が鉛直方向に設けられたスリット44aなので、調圧水W2を通過する気泡Bは、スリット44aに沿って容易に上昇し、気体領域13に導入される。
【0034】
また、スリット44aは鉛直方向に不連続で複数形成されているので、気泡Bはスリット44aから上側の別のスリット44aに移動しながら上昇することができる。また、スリット44aは鉛直方向に不連続なので、多孔体44は所定の形状を維持することができ、取り扱いが容易になる。
【0035】
さらに、多孔体44には消泡剤が含有されているので、気泡Bは多孔体44内部をよりスムーズに上昇し、多孔体44内部に気泡Bが蓄積されるのを効果的に防止することができる。
【0036】
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る壁吸引バッグ10は上述した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、気泡Bが流れる流路としてスリット44aを鉛直方向に不連続で複数形成した場合について説明したが、この他、図6に示す多孔体45のように、幅方向に貫通する4個の開口45aを鉛直方向に設けた場合、図7に示す多孔体46のように、幅方向に貫通する2個の開口46aを鉛直方向に設けた場合、図8に示す多孔体47のように、鉛直方向に三角形の切欠き47aを設けた場合、図9に示す多孔体48のように、鉛直方向に連続したスリット48aを設けて4分割した変形例が考えられる。
【0037】
また、図10には圧力調整部40の吸引圧読取管路43における水位の変化の測定結果が示されており、(A)は流路を設けないスポンジそのままの場合、(B)は上述した実施形態のスリット44aを設けた場合、(C)〜(F)は上述した変形例について示されている。なお、図10(A)は図5において示したスリット44aおよび消泡剤を設けない場合と同じ場合であり、図10(B)は図5において示したスリット44aおよび消泡剤を設けた場合と同じものである。変形例との比較のため、重ねて示した。
図10からわかるように、前述した実施形態におけるスリット44aに限らず、気泡Bが流れる流路を設けることにより、水位の上昇を抑えることができる。
【符号の説明】
【0038】
10 壁吸引バッグ
11 筐体
12 排液流入口
13 気体領域
14 吸引口
15 空気導入口
20 排液回収部
30 水封部
40 圧力調整部
41 貯留部(空気流通部)
44 多孔体
44a スリット(流路)
B 気泡(空気)
W2 調圧水

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排液を吸引する排液流入口、吸引手段に接続して気体領域を減圧する吸引口および大気に開口した空気導入口を有する筐体を有し、
前記筐体内に、
前記排液流入口に連通し吸引した前記排液を溜置く排液回収部と、
前記吸引口に連通し前記排液回収部と前記気体領域との間に設けられた水封部と、
前記空気導入口と前記気体領域との間に設けられて前記排液を吸引する吸引圧を調整する圧力調整部とを有し、
前記圧力調整部において空気が流れる空気流通部に調圧水とともに多孔体を有する壁吸引バッグであって、
前記多孔体に空気が流れる流路を設けたことを特徴とする壁吸引バッグ。
【請求項2】
前記流路が鉛直方向に設けられたスリットであることを特徴とする請求項1に記載の壁吸引バッグ。
【請求項3】
前記スリットは、鉛直方向に不連続で複数形成されていることを特徴とする請求項2に記載の壁吸引バッグ。
【請求項4】
前記多孔体には消泡剤が含有されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の壁吸引バッグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−160972(P2011−160972A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−26786(P2010−26786)
【出願日】平成22年2月9日(2010.2.9)
【出願人】(000200677)泉工医科工業株式会社 (56)
【Fターム(参考)】