説明

壁紙及び壁紙の製造方法

【課題】壁紙として要求される調湿性や施工性を兼ね備えながら、低コストで、生産から廃棄に至るまでの何れのライフステージにおいても環境性に優れた壁紙及び壁紙の製造方法を提供する。
【解決手段】廃布団,古着,タオル糸屑等の綿100%の廃棄物を2mm〜10mmの長さに微粉砕してなる綿由来廃棄物と古新聞紙等の故紙由来廃棄物とを1.2mm〜2.0mmの厚みに混抄してなる混抄紙11と、混抄紙11の表面に積層された表層紙12と、混抄紙11の裏面に積層された壁紙用裏打紙13とからなり、矩形状のパネルに加工する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に綿由来廃棄物と故紙由来廃棄物とからなる調湿性・環境性・施工性に優れた壁紙及び壁紙の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅の壁面や天井面に使用される壁紙として、塩化ビニル樹脂製のビニル壁紙が最も一般的である。このビニル壁紙は、使用に際して、合板等から発せられるホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)によって引き起こされるシックハウス症候群(化学物質過敏症)が大きな社会問題となっている。
【0003】
また、このビニル壁紙は、燃焼時にはダイオキシンや塩化水素ガス等の有害ガスが発生し、埋め立て処理時には様々な有害化学物質が浸み出すことから、廃棄に際して、環境を汚染するという問題がある。
【0004】
このような問題を解決する壁紙として、紙基材上に、ケナフ繊維、広葉樹繊維、及び針葉樹繊維を材料とする紙表面材が積層されたケナフ壁紙が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0005】
湿気の吸収,保留,放出を行う壁紙の調湿性に関しては、従来、珪藻土を用いた壁紙が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。この壁紙によれば、吸放湿層の表面側に設けられた粉末状焼成珪藻土を主成分とする塗料層を介して居住空間の調湿を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−154178号
【特許文献2】特開2003−155699号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の環境性を課題とする壁紙は、壁紙の使用や廃棄に際して、人体に悪影響を及ぼす有害ガスや有害物質の排出量を削減するというアプローチによる環境の改善に主眼が置かれており、壁紙の生産に際して、資源を循環させるリサイクルによって、エネルギー消費量やCO排出量を削減するというアプローチが見当たらないのがこの技術分野における実情である。
【0008】
また、前記のケナフ壁紙は、環境負荷は少ないものの、ケナフ繊維の吸放湿性が劣るため、吸放湿性に富む、例えば多孔質な竹炭パウダーを混入させる必要があり、調湿性を備えようとするとコスト高になるという問題がある。また、混入物の性質によっては新たな環境問題を引き起こす虞がある。
【0009】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、壁紙として要求される調湿性や施工性を兼ね備えながら、低コストで、生産から廃棄に至るまでの何れのライフステージにおいても環境性に優れた壁紙及び壁紙の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、前記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、吸湿性を有する、廃布団,古着,タオル糸屑等の処理に困っている綿100%の廃棄物を2mm〜10mmの長さに微粉砕し、古新聞紙等の故紙と混抄して、1.2mm〜2.0mm程度の厚みを持たせることで、調湿性が増すことが分かり、前記課題を解決し得る壁紙が得られることを見出した。本発明は、このような知見に基づいて完成されたものである。
【0011】
すなわち、請求項1に記載の壁紙は、廃布団,古着,タオル糸屑等の綿100%の廃棄物を2mm〜10mmの長さに微粉砕してなる綿由来廃棄物と古新聞紙等の故紙由来廃棄物とを1.2mm〜2.0mmの厚みに混抄してなる混抄紙と、前記混抄紙の表面に積層された表層紙と、前記混抄紙の裏面に積層された壁紙用裏打紙とからなり、矩形状のパネルに加工したことを特徴とするものである。
【0012】
請求項1に記載の壁紙によれば、綿由来廃棄物と故紙由来廃棄物とを原料とするので、燃焼廃棄時に有害ガスが出ないのは勿論のこと、生産から廃棄に至るまでの何れのライフステージにおいても環境性に優れた壁紙を提供することができる。
【0013】
また、請求項1に記載の壁紙によれば、吸湿性を有する綿由来廃棄物を2mm〜10mmの長さに微粉砕し、故紙由来廃棄物と混抄して、1.2mm〜2.0mmの厚みを持たせているので、調湿性に優れた壁紙を提供することができる。
【0014】
さらに、請求項1に記載の壁紙によれば、1.2mm〜2.0mmの厚みを有するのでパネル化が容易であり、施工現場において、複数枚のパネルを壁面や天井面に貼り合わせて、壁紙全体のデザインが完成するので、様々にデザインを施したパネルの組み合わせを工夫することで多様なデザインの壁紙を提供することができる。
【0015】
請求項2に記載の壁紙は、請求項1において、前記綿由来廃棄物と前記故紙由来廃棄物との混合割合が、質量%比で、70:30〜30:70であることを特徴とするものである。
【0016】
請求項2に記載の壁紙によれば、請求項1の効果に加えて、綿由来廃棄物と故紙由来廃棄物との混合割合を、質量%比で、70:30〜30:70とすることで、調湿性と施工性と強度とがバランスよいものとなる。なお、より好ましくは、綿由来廃棄物と故紙由来廃棄物との混合割合を、質量%比で、50:50とする。
【0017】
請求項3に記載の壁紙は、請求項1又は請求項2において、前記パネルを加工する際に、前記パネルは、複数枚を壁面や天井面に貼り合わせたときに前記壁面や天井面のサイズと合致するように、或いは、前記壁面や天井面に設けられた枠のサイズと合致するように、サイズ取りがなされていることを特徴とするものである。
【0018】
請求項3に記載の壁紙によれば、請求項1又は請求項2の効果に加えて、壁面や天井面のサイズに合わせて、或いは、壁面や天井面に設けられた枠のサイズと合致するように、予め工場でパネルのサイズ取りをすることで、施工現場において、壁紙の原反ロールからサイズ取りをする必要がないので施工性に優れる。
【0019】
また、請求項3に記載の壁紙によれば、複数枚のパネルを、隙間や重畳なく、壁面や天井面に貼り合わせたときに壁面や天井面のサイズと合致するように、予め工場でパネルのサイズ取りをすることで、パネルを均等サイズで配置でき、使用できる部分の断裁による無駄やサイズ不揃いによる違和感を排除できる。
【0020】
また、請求項3に記載の壁紙によれば、請求項1又は請求項2の効果に加えて、壁面や天井面に設けられた枠のサイズと合致するように、予め工場でパネルのサイズ取りをすることで、施工現場において、壁紙の原反ロールからサイズ取りをする必要がないので施工性に優れる。
【0021】
前記の壁紙は、廃布団,古着,タオル糸屑等の綿100%の廃棄物を2mm〜10mmの長さに微粉砕してなる綿由来廃棄物と古新聞紙等の故紙由来廃棄物とを1.2mm〜2.0mmの厚みの混抄紙を抄造する工程と、前記混抄紙の表面に和紙を積層する工程と、前記混抄紙の裏面に壁紙用裏打紙を積層する工程と、前記混抄紙,和紙及び壁紙用裏打紙からなる積層シートを矩形状のパネルに加工する工程とからなる製造方法により製造することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、壁紙として要求される調湿性や施工性を兼ね備えながら、低コストで、生産から廃棄に至るまでの何れのライフステージにおいても環境性に優れた壁紙及び壁紙の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係る壁紙の構成の説明に供する断面の模式図である。
【図2】本発明に係る壁紙を壁面に貼り合わせた一実施例を示す図である。
【図3】本発明に係る壁紙を天井面に貼り合わせた他の実施例を示す図である。
【図4】本発明に係る壁紙の他の実施例であって、(A)相欠け継ぎになるように断面加工をして貼り合わせた断面の模式図、(B)下地ボードに設けた枠に収めて貼り合わせた断面の模式図である。
【図5】本発明に係る壁紙を天井面に設けた枠に収めて貼り合わせた他の実施例を示す図である。
【図6】本発明に係る壁紙の製造方法の説明に供する製造工程のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、例えば図1〜図3に示すような構成の壁紙1に適用される。
【0025】
1.壁紙1の構成
先ず、図1を参照して、壁紙1の構成について説明する。この壁紙1は、図1に示すように、混抄紙11と、混抄紙11の表面に積層された表層紙12と、混抄紙11の裏面に積層された壁紙用裏打紙13との3層から構成されている。
【0026】
混抄紙11は、廃布団,古着,タオル糸屑等の綿100%の廃棄物を2mm〜10mmの長さに微粉砕してなる綿由来廃棄物と古新聞紙等の故紙由来廃棄物とを1.2mm〜2.0mmの厚みに混抄してなる。
【0027】
混抄紙11における綿由来廃棄物と故紙由来廃棄物との混合割合は、質量%比で、70:30〜30:70とすることが望ましい。調湿性と施工性と強度とがバランスよいものとなる。より好ましくは、綿由来廃棄物と故紙由来廃棄物との混合割合を、質量%比で、50:50とする。この混合割合で吸湿試験を行った結果、混抄紙11は、1g当たり約2gという十分な吸湿が可能であることが分かった。
【0028】
故紙由来廃棄物の混合割合が30質量%未満では、混抄紙11中に混抄された綿由来廃棄物との融着が不十分で、表層紙12や壁紙用裏打紙13との接着が甘く剥離しやすくなる。一方、故紙由来廃棄物の混合割合が70質量%を超えると、綿由来廃棄物が少なくなるため、ボリューム感やソフトな風合いが損なわれる傾向がある。
【0029】
表層紙12は、例えば和紙からなり、混抄紙11の表面に接着剤により貼り合わせることによって積層されている。表層紙12は、和紙に限定されず、素材や色等を自由に選択して合紙することが可能である。
【0030】
壁紙用裏打紙13は、下地ボード21との接合性,パネル化した時の施工性や強度を向上させる機能を有している。代表的な壁紙用裏打紙としては、普通紙,難燃紙,水酸化アルミニウム紙等がある。
【0031】
壁紙1は、混抄紙11,表層紙12及び壁紙用裏打紙13からなる積層シートを矩形状のパネルに加工されている。壁紙1は、図2又は図3に示すように、複数枚のパネルが隙間なく壁面又は天井面に貼り合わされている。壁紙1は、施工現場において、複数枚のパネルを壁面又は天井面に貼り合わせて、壁紙全体のデザインが完成するので、様々にデザインを施したパネルの組み合わせを工夫することで多様なデザインを創造することができる。
【0032】
また、壁紙1は、パネルを加工する際に、壁面や天井面のサイズに合わせて、予め工場でパネルのサイズ取りがなされている。これにより、パネルを均等サイズで配置でき、使用できる部分の断裁による無駄やサイズ不揃いによる違和感を排除でき、施工現場において、壁紙の原反ロールからサイズ取りをする必要がないので施工性に優れる。
【0033】
また、壁紙1は、パネルを加工する際に、例えば図4(A)に示すように、相欠け継ぎができるように断面加工を施してもよい。
【0034】
さらに、壁紙1は、例えば図4(B)及び図5に示すように、壁面や天井面に設けられた枠に、或いは、既に存在する枠に収まるように、予め工場でパネルのサイズ取りを行ってもよい。
【0035】
なお、前記の実施例では、壁面や天井面に均等に貼り合わされるように、或いは、壁面や天井面の枠に収めて貼り合わせるように、顧客のニーズや施工上の制約等に応じて予め工場でパネルのサイズ取りを行っているが、例えば90cm×60cmや45cm×45cmというように、パネルのサイズを規格化してもよい。
【0036】
2.壁紙1の製造方法
続いて、図6を参照して、壁紙1の製造方法について説明する。図6は、壁紙1の製造工程を示すフローチャートである。
【0037】
壁紙1は、図6に示すように、混抄紙11を抄造する混抄紙抄造工程(ステップST1)と、混抄紙11の表面に表層紙12を積層する表層紙積層工程(ステップST2)と、混抄紙11の裏面に壁紙用裏打紙13を積層する裏打紙積層工程(ステップST3)と、混抄紙11,表層紙12及び壁紙用裏打紙13からなる積層シートを矩形状のパネルに加工するパネル加工工程(ステップST4)とが実行されて製造される。以下、壁紙1の製造方法を工程毎に説明する。
【0038】
ステップST1では、廃布団,古着,タオル糸屑等の綿100%の廃棄物を2mm〜10mmの長さに微粉砕してなる綿由来廃棄物と古新聞紙等の故紙由来廃棄物とを1.2mm〜2.0mmの厚みの混抄紙11を抄造する。
【0039】
ステップST1において、微粉砕した綿由来廃棄物の大きさは、5mm〜7mmの範囲で選定するのが望ましい。2mm未満であると重量が重くなるとともに十分な強度が得られない。一方、10mm以上であると抄造が困難となる。混抄紙11の厚みについては、調湿性やパネル化したときの強度等を考慮すると、1.4mm〜1.9mmの範囲で選定するのが望ましい。
【0040】
ステップST1において、綿由来廃棄物と故紙由来廃棄物との混抄紙を抄造する際には、所定の割合で混合された原料繊維の水分散液に、従来から慣用されている抄造助剤、例えば、タルク,カオリン等の填料,サイズ剤,紙力増強剤,定着剤,内添バインダー,寸法安定化剤等を配合して紙料を調整し、抄紙機を用いて常法により抄紙する。
【0041】
ステップST2では、接着剤を用いて、表層紙12を混抄紙11の表面に貼り合わせる。
【0042】
ステップST3では、接着剤を用いて、壁紙用裏打紙13を混抄紙11の裏面に貼り合わせる。
【0043】
ここで、接着剤は、燃焼時に有害ガスの発生がない澱粉系,酢酸ビニル樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂,アクリル系樹脂等のエマルジョンタイプを使用する。
【0044】
ステップST4では、混抄紙11,表層紙12及び壁紙用裏打紙13からなる積層シートを、壁面や天井面に均等に貼り合わされるようにサイズ取りをした上で、矩形状のパネルを形成する。
【0045】
なお、前記の実施例では、合紙の順が混抄紙11と表層紙12、混抄紙11と壁紙用裏打紙13の順で行っているが、勿論これに限定されるわけではなく、混抄紙11と壁紙用裏打紙13、混抄紙11と表層紙12の順で行ってもよいし、或いは、3層を同時に合紙してもよい。
【0046】
3.壁紙1の施工方法
最後に、壁紙1の施工方法について説明する。先ず、壁面や天井面全体のデザインをイメージしながら、壁面や天井面の大きさに合わせて、壁面や天井面に配置する壁紙1のパネル個々の表層紙及びサイズを自由に選択する。そして、前記の壁紙1の製造方法で、顧客のニーズに応じた壁紙1のパネルを工場で製造し、壁紙1の施工現場に運搬する。
【0047】
次に、施工現場において、予め工場で製造した壁紙1のパネルを1枚ずつ壁面や天井面に接着剤を用いて貼り合わせて完成させる。
【0048】
したがって、この施工方法によれば、パネルを均等サイズで配置でき、使用できる部分の断裁による無駄やサイズ不揃いによる違和感を排除でき、施工現場において、壁紙の原反ロールからサイズ取りをする必要がないので施工性に優れる。
【0049】
なお、本発明は前述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0050】
1 壁紙
11 混抄紙
12 表層紙
13 壁紙用裏打紙
21 下地ボード
22 枠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃布団,古着,タオル糸屑等の綿100%の廃棄物を2mm〜10mmの長さに微粉砕してなる綿由来廃棄物と古新聞紙等の故紙由来廃棄物とを1.2mm〜2.0mmの厚みに混抄してなる混抄紙と、
前記混抄紙の表面に積層された表層紙と、
前記混抄紙の裏面に積層された壁紙用裏打紙とからなり、
矩形状のパネルに加工したことを特徴とする壁紙。
【請求項2】
前記綿由来廃棄物と前記故紙由来廃棄物との混合割合が、質量%比で、70:30〜30:70であることを特徴とする請求項1に記載の壁紙。
【請求項3】
前記パネルを加工する際に、前記パネルは、複数枚を壁面や天井面に貼り合わせたときに前記壁面や天井面のサイズと合致するように、或いは、前記壁面や天井面に設けられた枠のサイズと合致するように、サイズ取りがなされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の壁紙。
【請求項4】
廃布団,古着,タオル糸屑等の綿100%の廃棄物を2mm〜10mmの長さに微粉砕してなる綿由来廃棄物と古新聞紙等の故紙由来廃棄物とを1.2mm〜2.0mmの厚みの混抄紙を抄造する工程と、
前記混抄紙の表面に表層紙を積層する工程と、
前記混抄紙の裏面に壁紙用裏打紙を積層する工程と、
前記混抄紙,表層紙及び壁紙用裏打紙からなる積層シートを矩形状のパネルに加工する工程とからなることを特徴とする壁紙の製造方法。
【請求項5】
前記綿由来廃棄物と前記故紙由来廃棄物との混合割合が、質量%比で、70:30〜30:70であることを特徴とする請求項4に記載の壁紙の製造方法。
【請求項6】
前記パネルを加工する際に、前記パネルは、複数枚を壁面や天井面に貼り合わせたときに前記壁面や天井面のサイズと合致するように、或いは、前記壁面や天井面に設けられた枠のサイズと合致するように、サイズ取りをすることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の壁紙の製造方法。

【図1】
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【図4】
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【図6】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−219880(P2011−219880A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−87068(P2010−87068)
【出願日】平成22年4月5日(2010.4.5)
【出願人】(308014776)有限会社だるま製紙所 (3)
【Fターム(参考)】