説明

売電ポイント付与システム

【課題】エコ発電の民生への普及を促進し、曳いてはCO排出量削減に多大な貢献を及ぼすことができる売電ポイント付与システムを提供する。
【解決手段】自然エネルギー利用発電装置1に接続されると共に、ネットワーク6を介して発電装置1の発電電力量データを受信する電力買取者端末10並びに発電電力を有価ポイント又はクレジットに換算する演算機能を備えた有価ポイント付与サーバ4に接続される売電者端末7とから構成され、有価ポイント又はクレジットをネットワーク6を介して売電者端末7に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用太陽光発電装置やコージェネレーション装置で発電した余剰電力の販売に際し、発電装置取扱業者や電力買取業者が売電者に対して有価ポイントを付与する売電ポイント付与システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化防止策としてCO排出量の削減が世界規模で謳われ様々な取組みがなされている。とくに、自然エネルギー由来の太陽光発電や風力発電、カーボンニュートラルなバイオマス発電などはCO排出抑制に有効な発電手段として今後益々普及することが期待されている。しかし、これら自然エネルギーを利用した自家発電の性能は、電力の安定供給や設置コスト・運用コストの面で課題が多く、現在、行政補助金による経済支援はなされている。
【0003】
そして、さらなるCO排出量の削減のためには上記のような発電装置の民生への導入促進が必須であり、そのためには、電力供給事業者(電力会社)が安定供給の義務や取引計量の制約条件などの事業性に制約されることなく、広く民生品の製造・販売事業者と連携した新規な事業手法が求められている。一方で、国家間や企業間等において、CO排出量を十分に削減できなかった場合、他者が保持するCO排出権を有償で購入して自らが削減できなかった補填を行うという取引手法も提唱されている。
【0004】
従来、太陽電池流通システムとして、例えば、事業者が太陽電池の種類、メーカー名、性能、価格、保証期間、設置場所、予想発電量等、出資者が投資する太陽電池を選択するのに必要な情報を提供し、出資者から資金提供を受け、出資者が選択した太陽電池にて発電システムを設置し、出資額に応じた証券を発行し、当該発電システムによる発電にて利益を得て、出資者にその利益に応じた配当金を払い戻すとともに、当該証券を市場にて取り引き可能とし、当該証券の価値を決めるのに必要な太陽電池の種類、メーカー名、設置場所、発電量実績、運転年数、残存保証期間等の情報を公開し、当該証券は当該配当金を受け取る権利を有する有価証券として取り引きするものが提案されている(特許文献1参照。)。
【0005】
また、電力の取引方法及び取引システムとして、一般家庭内の負荷にて、発電事業者の太陽光発電所で得られた電力が消費されると、その消費電力が時々刻々と消費電力計にて計測されて、その計測結果がインターネットを介して給電調整器へ送られ、給電調整器にて、その消費電力と同量になるように送電線へ供給する電力を調整し、送電線での給電端と受電端とにおける電力が相等しくなり、同時同量の達成を図る技術が開示されている(特許文献2参照)。
【0006】
特許文献3には、CO排出量削減システムの一例が記載されている。同文献に記載のサーバは、家庭や企業向けに販売されている省エネルギーシステムにおけるエネルギー使用量及びエネルギー発生量のデータに基づいて、省エネルギーシステムのランニングコスト削減額と、二酸化炭素削減量を算出し管理する。さらに、比較的少量のCO排出権を取引するための市場を提供することで、省エネルギーシステム利用者にCO排出権に由来する利益を還元することも提案されている。そして、例えば、省エネルギーシステムがローンで購入されている場合に、ランニングコスト削減額やCO排出権による利益をローンの返済に自動充当することで、省エネルギーシステムの導入に対する購入者の返済負担を軽減することができるとされている。
【0007】
また、特許文献4にはCOの排出を抑制するための試みとして、各エンティティ(顧客)のCO排出量を監視し、CO排出権に応じた排出量を超えている場合には、エンティティに対し、不足するCO排出権の取得を指示するシステムが開示されている。CO排出権は、各エンティティが行う太陽光発電等やセンター等によって運営されるCO排出権取引市場で取得することができるとされている。
【0008】
一方、従来から商店の顧客誘引手段として、顧客に購入金額に応じた報償ポイントを付与し、報償ポイントの集積点数に応じて景品を贈与したり、割り引きを行なって販売促進を図ることが行われている。近年では、この報償ポイントの付与方法として、顧客にカスタマーカードを交付し、店舗に設置されたカードリーダライタによりカスタマーカードに購入金額や購入金額に応じた報償ポイント数を磁気的あるいは電子的に記録するポイントカードシステムがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2003−122924号公報
【特許文献2】特開2002−262457号公報
【特許文献3】特開2001−338028号公報
【特許文献4】特開2007−80299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述したように、従来から太陽光発電等の自然エネルギー利用発電装置(以下、単にエコ発電装置という)の普及に向けて様々な事業手法が提案されているが、これらエコ発電装置によるCO排出量削減効果は設置環境に依存する部分が大きく、広い設置スペース、良好な日照・風況等を必要とする。そのため設置場所の確保が難しい一般家庭では、電力の安定供給とコストパフォーマンスの面で不利となり、民生への導入妨げの一因となっている。
【0011】
本発明は以上のような従来技術の課題に鑑み、エコ発電の民生への普及を促進し、曳いてはCO排出量削減に多大な貢献を及ぼすことができる売電ポイント付与システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そこで、本発明の売電ポイント付与システムは、自然エネルギー利用発電装置に接続されると共に、ネットワークを介して前記発電装置の発電電力量データを受信する電力買取者端末並びに発電電力を有価ポイント又はクレジットに換算する演算機能を備えた有価ポイント付与サーバに接続される売電者端末とから構成され、前記有価ポイント又はクレジットをネットワークを介して売電者端末に送信することを第1の特徴とする。また、電力買取者が有価ポイント付与サーバを備えていることを第2の特徴とする。さらに、有価ポイント又はクレジットがICウォレットに移動蓄積可能な売電者端末を設けたことを第3の特徴とする。またさらに、発電電力量に代えてCOの削減量に応じた有価ポイント又はクレジットを発行することを第4の特徴とし、加えて、自然エネルギー利用発電装置が、太陽光発電装置、風力発電装置、水力発電装置、海洋温度差発電装置、地熱発電装置、波力発電装置、バイオマス発電装置であることを第5の特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、下記の優れた効果がある。
(1)エコ発電購入者の経済負担を軽減することができ、民生への導入が促進できる。
(2)売電ポイント集積報酬に喚起される需要者の節電意識の改革、すなわち民生における省エネルギー化に貢献できる。
(3)エコ発電装置の取扱業者(製造・販売業者)においては多大な販促効果が得られる。
(4)CO排出量削減を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
次に、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【図1】本発明に係る売電ポイント付与システムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】売電ポイント付与サーバにおけるポイント処理を示すフローチャートである。
【図3】売電者端末の一例を示す説明図である。
【図4】売電者端末の構成を示すブロック図である。
【図5】売電者端末におけるポイント処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る売電ポイント付与システムを、太陽光発電装置に適用した場合の実施例を図面を参照しながら説明する。
【実施例】
【0016】
図1に示すように、本発明に係る売電ポイントシステムは、電力買取者(電力会社)5と、太陽光発電装置(エコ発電装置)1を販売設置する装置販売事業者3と、発電装置1を購入した複数の購入者(売電者)2との間でインターネット6を利用して構築される。尚、本実施例では、装置販売事業者3が売電ポイント付与者を兼ねている。具体的には、インターネット6には、電力買取者5の端末装置と、売電ポイント付与者3のサーバ4と、複数の売電者端末7とが接続されている。
【0017】
すなわち、本発明に係る売電ポイントシステムは、自然エネルギー利用発電装置1に接続されると共に、インターネット(ネットワーク)6を介して発電装置1の発電電力量データを受信する電力買取者端末10並びに発電電力を有価ポイントに換算する演算機能を備えた有価ポイント付与者3のサーバ4に接続される売電者端末7とから構成され、有価ポイントをネットワーク6を介して売電者端末7に送信できるようにされている。
【0018】
売電ポイント付与者3のサーバ4は、当該売電ポイント付与システムや自社製品に関する宣伝を兼ねた情報が表示される売電ポイントシステム運営Webサイト9を開設している。このWebサイト9のWebページは、不特定多数の人が例えばパーソナルコンピュータ等のネットワーク端末によってアクセスできるようになっている。また、サーバ4には、売電者(装置購入者)データベース12や発電電力を有価ポイントに換算する演算機能を備えたポイント付与装置13が接続されている。ここで、売電ポイント付与サーバ4は、電力買取者5が装備するものでもよく、その場合、売電者データベース12と発電電力量データベース10は同一であってもよい。
【0019】
電力買取者5は、発電電力量データベース10と買取額演算装置11を備え、専用回線(送電線等)24を介して、売電者8のエコ発電装置1と接続されて各装置1からの発電情報を蓄積すると共に、各々の発電量に応じた買取額を算出し、その買取データを売電ポイント付与者3に送信する。売電ポイント付与者3は、その買取データに応じて各売電者へネットワーク6を介して有価ポイントを付与する。その際、サーバ4に付設された売電者データベース12と照合して有価ポイントを各々の売電者2の端末7に送信すると同時に、電力買取者5へ有価ポイント付与した旨の情報をインターネット6を介して送信する。
【0020】
本発明システムの売電ポイント付与サーバと売電者端末における有価ポイント処理について図2のフローチャートを参照しながら説明する。
【0021】
図2は、本発明の売電ポイント付与者サーバの処理手順を示すフローチャートである。まず、売電者2がその端末7より売電ポイントシステム運営Webサイト9にログインしてポイント取引を開始すると、サーバ4が電力買取者5からの買取データを受信し、サーバ4が備えた売電者データベース12と照合し(ステップS1)、買取データと売電者情報が整合するか否かの判別を行い、整合する場合はポイントデータを読出し(ステップS2)、不整合であれば売電者端末7にエラーメッセージを送信して(ステップS13)、処理を終了する。
【0022】
ステップS2でポイントデータを読出し、ポイント残高の有無を判別し(ステップS3)、残高有りの場合、そのポイントを売電者端末7のディスプレイに表示する(ステップS4)。ポイント残高が無い場合は、そのままステップS10に移行してポイント残高が無い旨の取引データを作成し、データベースに格納(ステップS11)後、取引データを売電者端末7に送信(ステップS12)して処理を終了する。
【0023】
ポイント残高有りの場合、残高ポイントを売電者2の端末7のディスプレイに表示する(ステップS4)。そしてポイント付与装置13にて交換レートを読出す(ステップS5)。ここで、売電者2(被有価ポイント付与者)が所望する交換ポイント数量を売電者端末7から入力すると(ステップS6)、交換金額が算出される(ステップS7)。サーバ4は、売電者データベース12のポイント残高を更新し(ステップS8)、累計ポイントを書込み(ステップS9)、取引データを作成し、データベースに格納(ステップS11)後、有価ポイント及び取引データを売電者端末7に送信(ステップS12)して処理を終了する。
【0024】
図3は、上記売電ポイント付与システムに含まれる売電者端末装置7の一例を示す外観図である。端末装置7には、ディスプレイ7a及び操作キー7bが設けられ、ポイントリーダ・ライタ7cが内装されている。ポイントリーダ・ライタ7cは、有価ポイントを蓄積できるポイントウォレット8の種類に応じてデータの読取及び書込を行う。一例として、使用するポイントウォレット(ICウォレット)8が非接触式ICカード8aや携帯電話8bである場合には、ポイントリーダ・ライタ7cは非接触式ICカード等のアンテナとの間でデータの無線送受信を行うアンテナによって構成される。また、ポイントウォレット8が磁気カード等である場合には、リーダ・ライタ7cは磁気カードの磁気ストライプ部に接触する読取ヘッド及び書込ヘッドを備える。さらに、データの印字記録ができるカードである場合には、リーダ・ライタ7cは印字ヘッドを備える。操作キー7bは、処理モードの選択入力や交換金額等の取引データの入力を受け付ける。ディスプレイ7aは入力した交換金額や取引データを表示する。
【0025】
図4は、売電者端末装置7の構成を示すブロック図である。端末装置7の内部には、制御部25、アンプ21、スピーカ22、ネットワークインターフェイス23、ICウォレットインターフェイス17が設けられている。制御部25は、本装置7の制御手段であり、RAM16を備えたMPU15にシステムバス14を介してICウォレットインターフェイス17、ディスプレイインターフェイス18、VRAM20を備えたビデオコントローラ19を接続して構成されている。また、MPU15には、操作キー7b、ポイントリーダ・ライタ7c、アンプ21、スピーカ22が接続されている。
【0026】
ICウォレットインターフェイス17は、ICウォレット8をMPU15に非接触式に無線送信して接続する。ディスプレイインターフェイス18は、ディスプレイ7aをMPU15に接続する。ビデオコントローラ19は、MPU15が出力した画像データをVRAM20に一次格納した後にディスプレイ7aに供給する。スピーカ22は、制御部25から出力される音声データに基づいて提供すべき音声情報を発生する。
【0027】
ポイントリーダライタユニット7cは、ICウォレット8から読み取ったIDコード、有価ポイント等の取引データを記憶する。また、サーバ4から配信された情報を記憶する。ネットワークインターフェイス23は、インターネット6又は専用回線(送電線等)24を介してサーバ4並びに電力買取者5の端末との間でデータの送受信を行う。MPU15は、予め書き込まれたプログラムにしたがって各入出力機器を統括して制御する。この制御の間にMPU15に入出力されるデータがRAM16に格納される。
【0028】
図5は、売電者端末7の処理手順を示すフローチャートである。売電者2がその端末7より売電ポイントシステム運営Webサイト9にログインしてポイント取引を開始すると(スッテプT1)、サーバ4が売電者端末7からの取引データを受信し、サーバ4が備えた売電者データベース12と照合して、取引データと売電者情報が整合するか否かの判別を行い、整合する場合はポイントデータを読出し、サーバ4に蓄積された売電者2の取得ポイントを端末7のディスプレイ7aに表示する(ステップT2)。
【0029】
次いで、売電者2は端末7の操作キー7bを操作して、ポイント転送コマンドを選択し(ステップT3)、所望する転送ポイント数を設定する(ステップT4)。すなわち、売電者2(被有価ポイント付与者)が所望する交換ポイント数量を売電者端末7から入力すると、交換金額が算出される。交換金額が正当若しくは所望した換金額どおりであれば、そのままリーダ・ライタ7cにICウォレット8を接近させて有価ポイントを転送させる(ステップT5)。交換金額が不当若しくは所望した換金額を変更したい場合は、ステップT4に戻って入力し直す。有価ポイントがICウォレット8に転送されると、画像や音声によって売電者2に報知される(ステップT6)と共に、当該転送情報が売電ポイント付与者3のサーバ4に送信され、売電者データベース12のポイント残高を書き換え更新する。書き換えられたポイント残高は売電者2の端末7に送信されて取引データと共に表示される(ステップT7)。インターネット6からのログアウトにより処理を終了する(ステップT8)。
【0030】
尚、本発明は、上記実施例に限定されず本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、エコ電装置としては、太陽光発電の他、風力、水力、海洋温度差、地熱、波力、バイオマスを利用したコージェネレーションも適用できる。また、有価ポイントの発行をリアルタイムに行ったり、無発電期間に応じた補償ポインとして発行することもできる。
【0031】
また、発電電力量をCOの削減量に換算し、これに応じた有価ポイント又は信用取引のクレジットとして機能するようにしてもよい。さらに、これらの有価ポイントやクレジットを通貨(電子マネー)として換金できるようにすれば、民生への導入がさらに促進できる。
【符号の説明】
【0032】
1 自然エネルギー利用発電装置(エコ発電装置)
2 売電者
3 売電ポイント付与者(発電装置取扱い業者)
4 売電ポイント付与サーバ(付与レート照合)
5 電力買取者
6 インターネット
7 売電者端末
7a ディスプレイ
7b 操作キー
7c ポイントリーダライタユニット
8 ポイントウォレット(ICウォレット)
8a ICカード
8b 携帯電話
9 売電ポイント運営サイト
10 発電量データベース
11 買取額演算装置
12 売電者データベース
13 有価ポイント付与装置
14 システムバス
15 マイクロプロセッサ(Micro Processing Unit)
16 主記憶装置(RAM:Randaom Access Memory)
17 ICウォレットインターフェイス(ICカード・携帯電話)
18 ディスプレイインターフェイス
19 画像コントローラ
20 ビデオ記憶装置(VRAM:Video Randaom Access Memory)
21 アンプ
22 スピーカ
23 ネットワークインターフェイス
24 専用回線(送電線)
25 売電者端末の制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自然エネルギー利用発電装置に接続されると共に、ネットワークを介して前記発電装置の発電電力量データを受信する電力買取者端末並びに発電電力を有価ポイント又はクレジットに換算する演算機能を備えた有価ポイント付与サーバに接続される売電者端末とから構成され、前記有価ポイント又はクレジットをネットワークを介して売電者端末に送信することを特徴とする売電ポイント付与システム。
【請求項2】
電力買取者が有価ポイント付与サーバを備えていることを特徴とする請求項1記載の売電ポイント付与システム。
【請求項3】
有価ポイント又はクレジットがICウォレットに移動蓄積可能な売電者端末を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の売電ポイント付与システム。
【請求項4】
発電電力量に代えてCOの削減量に応じた有価ポイント又はクレジットを発行することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の売電ポイント付与システム。
【請求項5】
自然エネルギー利用発電装置が、太陽光発電装置、風力発電装置、水力発電装置、海洋温度差発電装置、地熱発電装置、波力発電装置、バイオマス発電装置であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の売電ポイント付与システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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