説明

変化可能な特性を有するRFID装置

RFID装置は、第1の、比較的、永続性部分および第2の変更可能な、または非働化可能部分を含む。一部の所定の出来事の出現後、第2の部分、および/または第1の部分に結合している第2の部分は、物理的に変更し、非働化される。第1の部分は、それ自体、狭い範囲にて読み取られ得るアンテナ無しのFRID装置であり得、第2の部分は、第1の部分に結合される場合、第1の部分が読み取られ得る範囲をはるかに広まるアンテナである得る。第2の部分は、RFID装置、またはRFID装置が結合される物のどちらかに対して行われる、物理的、化学的または電気的な力を含むような任意の様々な出来事によって、変更または非働化されるように構成され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線周波数認証(RFID)タグおよびラベル検出システムの分野に関し、および、RFIDタグおよびラベルの検出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線周波数認証(RFID)タグ、およびラベル(ここにて、集合的に、「装置」と参照する)は、認識コードを物体を関連付けて幅広く使用される。RFID装置は、通常、アンテナと、通信電子機器、データメモリ、および制御ロジック等を含みえるアナログおよび/またはデジタル電子機器との組み合わせを有する。例えば、RFIDタグは、車の安全ロック、ビルへの侵入制御、および、在庫および小包の追跡と関連して使用される。RFIDタグおよびラベルの一部の例は、米国特許第6,107,920号、第6,206,292号、および第6,262,292号にて掲載され、全ては、ここにて援用される。
【0003】
上記のように、RFID装置は、通常、ラベルおよびタグとして分類される。RFIDラベルは、粘着性の、またはそうでなければ、物体に直接付着される表面を有するRFID装置である。反対に、RFIDタグは、例えば、プラスチックのファスナー、紐、または他の固定方法の使用等の他の方法によって、物体(object)に固定されている。それにもかかわらずなお、RFID装置は、ここにて、「タグ」と「ラベル」に置き換えられて参照される。
【0004】
RFID装置は、電源を有するアクティブタグ、およびアクティブラベル、および、電源を有さないパッシブタグ、およびパッシブラベルを含む。パッシブタグに関して、チップから情報を取り出すために、「基地局」または「リーダー」は、RFIDタグまたはラベルへ励振信号を送る。励振信号は、タグまたはラベルを作動させ、RFID回路網は、リーダーへ、保存された情報を送信する。「リーダー」は、RFIDタグから情報を受信し、復号する。一般的に、RFIDタグは、個人、小包、在庫等を特有に識別するために、十分な情報を、維持し、送信することが出来る。RFIDタグおよびラベルは、情報が一度しか書かれていないものとして(情報は繰り返し読み取られ得るが)、または、情報が使用中に書かれ得るものとして、特性付けられることができる。例えば、RFID装置は、環境データ(それに関係するセンサーによって検出され得る環境データ)、ロジスティックなヒストリー、状態データ等を保存し得る。
【0005】
RFID装置検出にて、起動、読み取り、および/または無線電波(RF)フィールドは、通常、比較的広範囲、つまりフリースペースの間にて送られる。従って、装置の検出は、かなりの大きさの領域で成し遂げられ、装置の読み取りおよび検出においての空間的な限定は困難であり得る。
【0006】
RFIDに関する提起される1つの問題は、比較的長い距離においての読み取られる能力が、RFID装置が付着する、またはそうでなければ、結合される物体を有する人のプライバシー問題が巻き込まれることである。
【0007】
さらに、RFID装置は、最終的な使用者へ製品を提供することにおいて、商業的な手段に利用される商業的に機密な情報を含みえる。製品が最終的な使用者に届いた後、この情報が収集不可能になる、またはこの情報を収集するのが難しくなることを望まれ得る。
【0008】
追跡可能問題、他のプライバシーに関する問題、商業的に機密な情報の氾濫問題が、一部の使用者をRFID装置使用から遠のかせられ得ることは、察せられる。よって、RFID装置にとって上記の問題点を避けることが望まれるのは、察せられる。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の局面に従って、RFIDは、変更可能な特性を有する一部分を少なくとも含む。
【0010】
本発明の他の局面に従って、RFID装置は、第1の部分、および、非働化可能な(inactivatable)第2の部分を有する。第2の部分が非働化されない場合、装置は、第2の部分が非働化される場合と比べて、広い範囲にて読み取られ得る。
【0011】
また、本発明の他の局面に従って、RFID装置は、第1の部分および非働化可能な第2の部分を含み、非働化可能な第2の部分はアンテナを含む。第2の部分が非働化されても、RFID装置は、狭域にて読み取られ得る。
【0012】
本発明のさらなる局面に従って、RFID装置は、第1の部分、および非働化可能な第2の部分を含み、第2の部分は、適切な溶液との接触によって非働化され得る。溶液は、基板、および/または基板上に配置される材料のような非働化可能な第2の部分の少なくとも一部分を分解する水等の物質であり得る。
【0013】
本発明のよりさらなる局面に従って、RFID装置は、事前に決定される特性を有する適切な材料との接触によって非働化される非働化可能な部分を含む。例えば、第2の部分は、指定される水温以下の水へのさらしによっては非働化されず、特定の水温以上の水へのさらしによって非働化され得る。他の例として、非働化可能な部分は、添加剤を含まない水へのさらしによっては非働化されず、添加剤を含む水へのさらしによって非働化され得る。
【0014】
本発明の他の局面に従って、RFID装置は、第1の部分、および非働化可能な第2の部分を含み、第1の部分は、溶液、侵食、または、他の汚染物質および/またはダメージを引き起こす可能性のある状況との接触を防ぐために、密閉される。
【0015】
本発明の他の局面に従って、RFID装置は、衣服のようなRFID装置が付着、またはそうでなければ、結合される物体の洗濯時において、特性が変化するように構成される。
【0016】
本発明のよりさらなる局面に従って、RFID装置は、第1の部分および非働化可能な第2の部分を含み、非働化可能な第2の部分は、所定の境界に沿って第1の部分から物理的に分離され得る。
【0017】
本発明のさらなる局面に従って、RFID装置は、第1の部分、および非働化可能な第2の部分を含み、第2の部分は、RFID装置が結合される物体の通常使用によって非働化される。
【0018】
本発明のよりさらなる局面に従って、無線周波数認証(RFID)装置は、第1の部分、および第1の部分に機能的に結合される第2の部分を含む。第2の部分は、所定の出来事(event)の出現後に変更される。装置は、第2の部分が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有する。
【0019】
本発明の他の局面に従って、物体に情報を関連させる方法は、物体に、物体の予期される使用中にて、電気的な特性を変化するように構成されるRFID装置を結合すること、および使用者へ該物体を移動することを含む。
【0020】
本発明のよりさらなる他の局面に従って、物体に関する情報のアクセス可能性を少なくとも減少させる方法は、RFID装置に結合される物体を受け取ることであって、RFID装置は、物体の通常使用に関する所定の出来事の出現によって、変化される該RFID装置の読み取り特性を有するように構成されることと、および、通常の手段にて物体を使用することによって、該装置の読み取り特性を変化させることとを含む。
【0021】
本発明のよりさらなる他の局面に従って、無線周波数認証(RFID)装置は、トランスポンダーチップと、チップと結合されるアンテナを含む。チップとアンテナの少なくとも一部間の結合は、所定の出来事の出現後、変更可能である。装置は、チップとアンテナの少なくとも一部間の結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有する。
【0022】
前述の、または関連する結果を遂行するために、本発明は、明細書内にて記載される、特に請求項内にて指摘される特徴を備える。後述の記載、および、添付の図面は、特定の本発明の例示的実施形態を詳細にわたって、明記する。それらの実施形態は、直接的であるが、本発明の意図が利用され得る中において、多様な方法がある。本発明の他の目的、有効、および新しい特徴は、添付の図面と考慮される場合、後述の発明を実施するための最良の形態から明らかになる。添付の図面は、縮小比に従う必要はない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
RFID装置は、第1の、比較的、永続性部分および第2の変更可能な、または非働化可能部分を含む。一部の所定の出来事の出現後、第2の部分、および/または第1の部分に結合している第2の部分は、物理的に変更し、非働化される。第1の部分は、それ自体、狭い範囲にて読み取られ得るアンテナ無しのFRID装置であり得、第2の部分は、第1の部分に結合される場合、第1の部分が読み取られ得る範囲をはるかに広まるアンテナである得る。第2の部分は、RFID装置、またはRFID装置が結合される物のどちらかに対して行われる任意の様々なタスクによって、変更または非働化されるように構成され得る。第2の部分が非働化され得る行いの例は、洗濯時にて使われる水のような適当な溶液に対してのさらし、第1の部分から第2の部分の引き裂き、そうでなければ第1の部分から第2の部分の物理的な分離、RFIDが結合される物の通常使用の一部であり得る物理的な力の他の適用、および電気力の適用を含む。
【0024】
本発明の広い全体像のさらなる説明において、RFID装置は、集積回路のような電子回路(チップとして本明細書にて参照もされる)、1以上のアンテナ要素を有するアンテナ、および、電子回路とアンテナ間の電気結合、または電気接続を含み得る。RFID装置は、一部の所定の出来事の出現後にRFID装置の機能を変更する、または抑止する変更可能部分を含む。ここに使用される用語である「所定の出来事」は、通常の移動または使用時には出現しないであろうものではなく、RFIDが結合される物の通常の移動または使用時にて出現するであろう一部の出来事と規定される。所定の出来事は、物理的、化学的または電気的出来事であり得る。変更可能部分は、例えば、水または水と洗濯洗剤の組み合わせのような、一部の溶液の存在にて溶ける可溶性部分、例えば可溶性アンテナ部分であり得る。変更可能部分は、適当な反応物にさらす場合、構成部分(従って、電気結合の特性)を変化させる電気結合の一部分であり得る。変更可能部分は、張力または衝撃力の下に置かれる場合、電気的特性を(しぼめること、または破壊すること等によって)変更、または変化させる結合、またはアンテナの一部分であり得る。変更可能部分は、残りのRFID装置から裂かれる、または物理的に分離される部分を含み得る。変更可能部分は、RFID装置が結合される、またはRFID装置の一部である電気装置、または電子装置の始動等の適当な電気的出来事によって、機能を変更させるように構成される部分を含み得る。電気的出来事は、例えば、RFID装置のアンテナの一部を変更、または切断し得、または、RFID装置のチップの機能を抑止、または変更し得る。
【0025】
変更可能部分の変更は、RFID装置を完全に機能しなく(読み取り不可、または検出不可)させ得る。代替的に、変更可能部分の変更は、変更される特性を有して、RFID装置を引き続き機能させ得る。例えば、変更される特性は、RFID装置が読み取られ得る、または検出され得る距離の短縮を含み得る。これは、アンテナから、結合しているRFIDチップを分離することによって、または、RFIDチップに有効に結合されるアンテナの数を減らすことによってなし得る。たとえRFIDチップがアンテナから結合分離(decouple)する場合においても、RFIDチップは、インターポーザーまたはストラップとの結合を維持され得、それは、RFID装置の狭域検出を許し得る。
【0026】
RFID装置の比較的永続性部分は、近接の検出器によって読み取られ得るアンテナ無しの装置を含み得る。ここに用いられるように、用語の「アンテナ無し」は、遠隔、遠距離読み取りのRFエネルギーを受信する能力のあるアンテナが欠如している装置を広く参照する。アンテナ無しの装置を特性付けるにおいて、よく知られるアンテナ付きの構造と比較すると有用である。よく知られるアンテナ付きの構造の例は、アンテナとRFIDチップ間の良いインピーダンス整合を有するダイポール・アンテナである。良いインピーダンス整合は、アンテナとチップ間の良い電力伝送を提供する。ダイポール・アンテナは、パーフェクトアンテナと比較して、約2dBiのアンテナ利得(全方向、同等に放射する等方性放射対と比較するデシベル)を有する。完全なインピーダンス整合状況において、アンテナによって受信される全電力は、RFIDチップに送られる。パーフェクトアンテナまたはインピーダンス整合の取れたダイポール・アンテナを有する上記の構造と比較して、「アンテナ無し」の構造は、不十分に機能する。そのような不十分な機能履行は、部分的に、本来的に低いアンテナ利得のため(RFエネルギーの波長と比較して、構造の小さな物理的な寸法のため)であり得る。アンテナ無しの構造の不十分な機能履行においての他の要因は、さらなる電力損失として現れる、チップと接続される伝導体(伝導性のあるリード線のような)間の不十分なインピーダンス整合であり得る。従って、アンテナ無しのRFID装置において、RFエネルギーを受信するだろうと思われる伝導体構造の小さなサイズのため、および/または、伝導体構造と装置のチップ間の電力伝送の効率を制限する不十分なインピーダンス整合のため、損失があり得る。
【0027】
ここに使用される用語として、アンテナ無しのRFID装置は、トランスミッタの遠距離(以下に規定される)に配置される場合、構造に付着される装置のRFIDチップが、インピーダンス整合の取れたダイポール・アンテナと比べて電力を−20dB吸収するような構造を有する装置と規定される。言い換えれば、アンテナ無しの装置の構造は、RFトランスミッタが遠距離に配置される場合、インピーダンス整合の取れたダイポール・アンテナがRFIDチップに提供する1%、またはそれ以下の電力を付着されるRFIDチップへ提供する。
【0028】
アンテナ無しのRFID装置は、比較的少ない遠距離RF放射を用いて、狭域RFを発生する装置である近接のロケーターの使用を介して動かされ得る。ここにて使用される遠距離は、UHF RFエネルギーを放出する装置のようなRFエネルギー放出装置から約15mm以上の距離と表される。遠距離においてのRFID装置の結合は、また、「広域結合」とも参照される。狭域結合が起こり得る近距離は、RFエネルギー装置から約15mm以下として規定される。近距離においてのRFID装置の配置は、また、近接のロケーターまたは近接のロケーターの部品に対して「近い近接」においての装置の配置としてもここで参照される。
【0029】
上記参照のUHF RFエネルギーの例は、860MHzから950MHzの範囲においてのRFエネルギーである。しかしながら、UHF RF周波数以外の周波数を含む広く多様な他のRF周波数が、利用され得ることは理解される。例えば、高い周波数が利用される場合、RFエネルギー放出装置からの狭域結合の圏外範囲制限は、縮小され得ることは察せられるが、約2〜3GHzの周波数が利用され得る。
【0030】
アンテナ付き、またはアンテナ無しのRFID装置の存在を検出するためのロケーターの近接検出器は、伝導体間、または伝導体領域において適度な電界を引き起こす2つ以上の伝導体を含み得る。伝導体は、RFID装置へ電流を提供するために、または、そうでなければRFID装置と影響しあうためにRFID装置に結合され得、それは、電界領域においての装置の検出を可能にする。
【0031】
近接装置、またはロケーターに関するさらなる情報は、米国出願第10/406,702号にて見つけられ得、ここにて全てにわたって援用される。
【0032】
まず、図1を参照し、変化可能な特性を有するRFID装置10が示される。RFID装置10は、比較的永続的な読み取り特性を有する第1の部分12、および非働化可能特性または、そうでなければ特性を変化する第2の部分14を有する。
【0033】
第1の部分12は、ストラップまたはインターポーザー22のようなアンテナ無しの装置20を有する第1の部分基板18を含む。インターポーザーまたはストラップ22は、伝導性リード線26および28に接続されるチップ24(マイクロチップとしても参照される)を含む。
次に、図2の参照と共に、インターポーザーまたはストラップ22の詳細がさらに記載される。上記のように、インターポーザーまたはストラップ22は、チップ24および伝導性リード線26と28を含む。リード線26および28は、チップ24のチップ接触30に適切に結合する。チップ24は、ここにて加えて、「電子要素」としても参照され得る。チップ24は、RFID装置10のインピーダンス調節のための上記の電気回路網のような、任意の多様な適切な電子構成部分を含み得る。
【0034】
リード線26および28は、金属箔のような電気的に伝導性のある材料で完全に作られ得る。代替的に、リード線26および28は、例えば、プラスチックで覆われた金属のような電気的に絶縁性の材料を含み得る。インターポーザーまたはストラップ22は、リード線26および28が付着するインターポーザー基板34を含み得る。インターポーザー基板34は、例えば、PET,ポリプロピレンまたは他のポリオレフィン、ポリカーボネート、または、ポリスルホンのような適当な可撓性のある高分子材料のような、任意の多様な適当な材料で作られ得る。代替的または付加的に、インターポーザー基板34は、金属または金属箔のような伝導性のある材料を含み得る。
【0035】
インターポーザーまたはストラップ22は、任意の多様な商業的に入手可能なインターポーザー、またはストラップであり得る。実施例は、Alien Technologiesから入手可能なRFIDインターポーザー、またはストラップ、および、ICONNECTとして販売されているPhilips Electronicsから入手可能なインターポーザ―、またはストラップを含む。代替的に、インターポーザ―、またはストラップ22は、商業的に入手可能なインターポーザー、またはストラップ以外のものであり得る。
【0036】
リード線26および28は、約7mmの長さを有し得る。長さ7mmのリード線を有するアンテナ無しのRFID装置は、20GHz程度の非常に高い周波数でのRFエネルギーを受信するために適当であるが、ここにて用いられる定義内のアンテナとは考慮されない。
【0037】
より幅広く、リード線は、前述されたように費用面にて最短化するのが望ましいが、動作周波数の波長の10分の1までの長さであり得る。例えば、動作周波数915MHzに対応する波長327.8mmの場合、リード線は、33mmまでの長さを有し得る。
【0038】
用語、「インターポーザー」および「ストラップ」は、実施形態記載のものだけに限定されないことは、理解される。ここに用いられる用語「インターポーザー」および「ストラップ」は、伝導性リード線に結合されるマイクロチップ、または他の電子回路網を含む装置を、幅広く表す。伝導性リード線は、任意の多様な適当な方法によって、マイクロチップ上の接触部、または他の回路網に結合され得る。
【0039】
第2の部分14は、アンテナまたはアンテナ42の一部が、その上に設けられる第2の部分基板40を含む。アンテナ42は、第1の部分12の一部であるアンテナ無しの装置20に結合される。そしてアンテナ42は、アンテナ無しの装置20に結合され、アンテナ無しの装置20のみでの検出と比較して、より広域なRFID装置10の検出を可能にする。
【0040】
第2の部分14は、1以上の所定の出来事の出現後、非働化可能であり得、そうでなければ、機能中の特性を変化され得る。出来事は、第1の部分12と第2の部分14間の境界46に沿っての引き裂き、切断、または裂くことのような行為によっての、第1の部分12から第2の部分14の物理的な分離を含み得る。代替的に、より詳細に下記されるように、物理的、電気的、または化学的な処理は、非働化のため、または、そうでなければ第2の部分14に対しての特性を変化するために利用され得る。第2の部分14が非働化され得る、または、そうでなければ変化される多様な方法の実施例は、下に記載される。
【0041】
第2の部分14は、アンテナ42を含むように上記される。非働化可能部分はアンテナ以外のものであり得ることは察せられる。例えば、非働化可能部分は、アンテナのほんの一部であり得、それによってRFID装置の範囲、または他の特性が変化する。非働化可能部分は、1以上のRFID装置の構成部分であり得、それによって、RFID装置の動作周波数が、装置の非働化可能部分の非働化によって変更される。例えば、装置の非働化可能部分の非働化は、915MHZから2450MHzのように、装置の動作周波数を変化させ得る。
【0042】
広く多様な代替手段が、RFID装置10の構成内にて生み出され得ることは察せられる。例えば、RFID装置10は、任意の多様な適当なアンテナの配置を有し得、および、広く多様な他の適当な構造、および/または構成を有し得る。
【0043】
他の代替手段として、装置の遠隔読み取り能力が、第2の部分14のような非働化部分の非働化によって完全に破壊されるように、RFID装置10は、構成され得る。そのような装置は、非働化時にて、接触方法によってのみ、すなわち、チップ24との実際の物理的な接触を含む方法によってのみ、検出可能、および/または読み取り可能であり得る。
【0044】
図3を参照し、RFID装置10は、衣服50のような洗濯可能な物、例えば、衣服50のラベル52の上、または内に結合され得る。例えば、ラベル52は、熱的に変形可能なラベルであり得る。衣服50が洗濯される場合に非働化されるように、装置10の第2の部分14は、構成され得る。
【0045】
そのような装置の一実施例として、図4に示すように、第2の部分基板40は、適当な溶液にさらされる場合、分解する可溶性材料60を含み得る。例えば、可溶性基板60は、水へさらす時、分解または、そうでなければ破損するライスペーパー、または他の適当な材料のような、水可溶性材料であり得る。洗濯可能物50が洗濯される、またはそうでなけれな、水にさらされる場合、可溶性基板60は、破損し、よって、第2の部分14の完全性は壊され、アンテナ42は、分離される。しかしながら、アンテナ無しの装置20を含む部分のような第1の部分12の少なくとも一部分は、上記されたように、アクティブ性を維持するように構成され得、近接のロケータ―または検出器の使用を介して読み取り可能であり得る。
【0046】
ラベル52は、テキスト、および/または図を表示する印刷可能層のような、他の層を含み得る。テキストおよび/または図が、可溶性基板60の分解後においてもまだ眺められるように、可溶性基板60のような可溶性層は、印刷可能層にラミネートされ得る。
【0047】
他の代替手段が、図5にて示される。その代替手段は、アンテナ42が、水、または他の適当な溶液にて溶ける可溶伝導性のある材料で作られる部分61を少なくとも含む方法である。適当な可溶伝導性の材料の実施例は、米国特許番号第5,286,415号および、第5,855,820号にて記載されるような、可溶性インクを含み、ここにて全体に援用される。アンテナ42は、第2の部分14の基板40上に伝導性のインクを印刷することによって形成され得る。
【0048】
図6にて示される具体的な実施形態にて、アンテナ部分61は、1以上の可溶性の伝導性のリンク62であり得る。可溶性の伝導性のリンク62の除去は、アンテナ42を作動しないようにし得、または、第1の部分12からアンテナ42を結合分離し得る。代替的に、アンテナ42の電気的な特性を単に変更するように、可溶性の伝導性のリンク62は、適当に設けられ得る。
【0049】
第1の部分基板18、および第2の部分基板40は、適当な材料、例えば、基板34のストラップ22の上においての説明時(図2)のような、適当な可撓性のある高分子材料を含み得る。
【0050】
図4にて示される実施形態において、第1の部分基板18は、第2の部分基板40の材料とは異なった材料であり得る。代替的または付加的に、図7の参照と共に、密閉材料64は、例えば、第2の部分14を作動しないようにするために用いる水、または他の溶液へのさらしからインターポーザー、またはストラップ22を保護するために、第1の部分12の全体または一部を密閉するのに用いられ得る。密閉材料64は、適当なエポキシ樹脂または接着材料であり得る。
【0051】
洗濯によって部分的に非働化され得るRFID装置10は、衣服に様々な状況にて有利に使用され得ることは察せられる。例えば、アクティブな第2の部分14を有する、完全に機能しているRFID装置10は、遠距離地域のような比較的広範囲にて、販売前の衣服50を追跡するのに用いられ得る。例えば、広域検出は、在庫コントロール追跡、能率的な購買効果の情報の収集促進、および/または盗難防止の点から、望まれ得る。洗濯中の第2の部分14の破壊は、RFID装置10を邪魔にならなくし得る。例えば、装置のサイズ、および/または固さを減らすことが、衣服50を使用する者の快適度を改善する。加えて、RFID装置10の広域検出能力を除去、または変化することは、衣服50を身に付ける者の、または使用する者のプライバシーを維持することを促進するのに有利であり得る。第2の部分14が非働化された場合においてさえも、RFID装置10の狭域追跡方法を有することが、なお、望まれ得る。RFID装置10のそのような狭域検出は、例えば、衣服の返品処理において、衣服50が本物であるという証明をするのに役立ち得る。例えば、近接のロケーターまたは検出器は、衣服50が購入された同じ店に返品されたことを確認するために、近距離域において、アンテナ無しの装置20からの情報を読みとるのに用いられ得る。
【0052】
他の代替手段は、所定の出来事の出現後、完全に、実質的に破壊されるよう、装置10は、構成される。例えば、装置の全基板は、ライスペーパーのような水溶解性材料にて作られ得る。インターポーザーまたはストラップのような装置の小さい部分は、RFID装置10が結合される洋服の洗濯のような、所定の出来事の後、残り得る。装置の全基板が完全に水可溶性材料にて作られるような装置の構成は、前述の有効性、すなわち、装置を備えた衣服の使用者の快適度を改善するために、サイズおよび/または固さを減らすことに関して、特に有効方法である。
【0053】
多数の変化が、利用される材料、および/または溶液において可能であることは察せられる。例えば、第2の部分14においての第2の部分基板40、および/またはアンテナ42の材料は、水以外の材料との接触の反応において、非働化するように、またはそうでなければ、特性を変化するように構成され得る。例えば、第2の部分14は、カーボンテトラクロライドのようなドライ洗濯にて使用される材料との接触との反応において、非働化するように、構成され得る。代替的に、第2の部分14は、特定最低温度の水へのさらし、または、適当な洗濯洗剤を含む水へのさらしによって非働化されるように構成され得る。そのような特徴は、RFID装置10の広域読み取り能力の望まれない、事故的な、または意図的な非働化の確立を減らすために、または、衣服50の適切な洗濯が行われたかの確認方法として、利用され得る。例えば、病院内で使用される衣服は、最低温度の水にて洗濯された場合のみ部分的、または完全に非働化されるように構成され得る。洗濯済み衣服の広域検出は、RFID装置の広域読み取り能力を保っているので、適切に洗濯がされていない衣服を識別するのに用いられ得る。
【0054】
水溶解性材料の水溶解度は、可溶性インクにて利用されるポリマーの分子量を変化することによって、例えば、ポリマーの架橋の制御によって、変化し得る。分子量の数倍の増加のような、適当分のポリマーの架橋の増加によって、水溶解性の材料が、冷たい水において、実質的に、不溶解性になり得るが、熱い水(hot water)においては、溶解性を保ち得る。前述された、米国特許第5,286,415および第5,855,820は、水溶解性と水不溶解性の疎水性ポリマーとを合体する方法を開示する。水溶解度は、合成された合体コポリマーにおいての疎水性ポリマーの量によって制御される。
【0055】
他の代替例は、所定の物質または化学物質へのさらしによって変更される伝導性の特性を有する伝導性の材料を含む第2の部分14である。所定の物質または化学物質へのさらしによって、RFID装置の読み取られる特性が変化する。例えば、第2の部分14は、異なる伝導性材料からなるアンテナ42を有し得る。その材料の1つは水溶解性(親水性)の材料であり、他の材料は、または、疎水性の材料、あるいは水との接触を防ぐように覆われることによって水不溶解性である。水へのさらしがアンテナ42の厚みを減らすように、水可溶性材料は、不可溶性の材料の上であり得る。水へのさらしがアンテナ42の幅を狭めるように、代替的に、水可溶性の材料は、不可溶性の伝導性の材料に隣接し得る。誘発的な出来事の出現後、電気的な特性を変化させられるアンテナ42を与える多様な他の構成が、得られることは察せられる。
【0056】
他の代替手段として、RFID装置10は、化学的な混合物へのさらしによって分解され、製品の使用中にアクティブになる部分を含み得る。例えば、RFID装置10は、装置の起動中に、蛍光性の装置のように破裂させられるバリア上に配置され得る。
【0057】
特性のそのような変化が可逆性であるような、つまり、検出器の化学的物質へのさらし時に、RFID装置10が再生可能であるように、RFID装置10を構成することは可能であり得ることは察せられる。例えば、第2の物質へのさらしが、第1の状態へ装置の特性を戻す間、第1の物質へのさらしは、第1の状態から第2の異なった状態に特性を変更する。
【0058】
可溶性基板の位置、基板の部分、または可溶性の伝導性のリンクの多数の代替手段は、可能である。例えば、可溶性の伝導性の材料は、インターポーザーまたはストラップ22とRFID装置10の残りの部分の間の伝導性リンクのために用いられ得る。そのような可溶性の材料の除去は、よって、インターポーザーまたはストラップ22を電気的に絶縁し得る。他の代替手段として、可溶性の接着剤は、RFID装置10の残りの部分と、インターポーザーまたはストラップ22とを物理的に結合するために、用いられ得る。接着剤の分解は、RFID装置10から、インターポーザーまたはストラップ22を物理的に分離し得る。
【0059】
RFID装置10は、アンテナ以外の可溶性の構造を含み得、その除去は、(適当な溶液との接触によって)RFID装置10の機能中の特性を変化し得る。例えば、可溶性の接着剤は、装置10の一部分(インターポーザーまたはストラップのような)を他の部分(伝導性パターン(アンテナ)を有する基板のような)に付着するために使用され得る。
【0060】
一以上の可溶性部分を有するRFID装置10が、通常使用の一部として選択され、またはそうでなければ、適当な溶液と接触するような幅の広い適用において利用され得ることは、察せられる。
【0061】
図8は、分断線68に沿って、第1の部分12から物理的に分離されることによって非働化され得る、物理的分離可能な第2の部分14を有するRFID装置10を示す。分断は、切断または引き裂きのような、任意の多様な物理的な分離処理であり得る。分断線68は、ミシン目、切り目のあるエリアであり得、またはそうでなければ、分断を容易に、および/または分断線68に沿って所望箇所分断するように構成される。
【0062】
代替的、または付加的に、分断線68は、適切な面において分断の位置付けを手助けするために、印刷される線のような明らかなインジケーターに相当し得る。付け加えて、RFID装置10は、第1の部分12から第2の部分14を物理的に分離するように、言葉および/または記号にて、分断線68に沿ってRFID装置10を分断するよう、最終的な使用者、または他の人に忠告する指示を有し得る。例えば、RFID装置10は、第2の部分14が第1の部分から分離される分断線68を使用者に指す、「ここを切断」と装置上に書かれる指示を有し得る。
【0063】
分断線68は、直線として図8に示される。しかしながら、分断線68は、より幅広く、任意の形の境界であり得る。
【0064】
図9Aは、開口縫い目74、および開口縫い目74に沿って分断線68を有するアイテム70に固定された図8にあるRFID装置10を示す。開口縫い目74に沿ってアイテム70が空けられることによって、RFID装置10は、分断線68に沿って分断され、それによって、第2の部分14は非働化される。従って、アイテム70は、中の物を手に入れるのに従来通り容器を開けるために、RFID装置10の第2の部分14の非働化を必要とするように構成される箱、または他の容器であり得る。したがって、消費者は、容器を開けるために切断、引き裂きを必要とされ得、またそうでなければ、RFID装置の分断、例えば、RFID装置の広域読み取り能力を不可にすることを必要とされ得る。
【0065】
アイテム70は、1以上の物を内部に含む箱、またはホルダーであり得る。代替的に、アイテム70は、コンパクトディスクを受け取るための開口部を有したコンパクトディスクプレーヤー、または、機能するために開けることを必要とするチョウツガイ付きの携帯電話のような、チョウツガイ付きの、または他の開口可能部分を含む物であり得る。
【0066】
図9Bは、除去可能な蓋78を有する容器76の上に、代替的に固定される図8のRFID装置10を示す。容器76は、香水または薬を入れるための容器のような、回して開ける、または引いて開ける蓋78を有する容器であり得る。RFID装置10は、装置10の一部を容器76の蓋78に、および装置10の異なった一部を容器76の主要部79に接着させるように、容器76に接着され、および、装置10は、装置10の分断線68が、蓋78と主要部79との交わる場所のあたりになるように、容器76に関係して構成される。容器76が、主要部79から蓋78を分離することによって開けられた場合、RFID装置10は、分断され、それによってRFID装置10の特性は変更する。例えば、RFID装置10が読み取りされ得る距離は、分断によって減少し得る。従って、一度、製品が、容器76を開けることによって使用されると、RFID装置10は、部分的に、または全体的に機能を低下し得、したがって、消費者、または最終的な使用者のプライバシーを保護する。
【0067】
加えて、図9Aおよび図9Bにて示されるRFID装置10は、抗不当改変(anti−tampering)装置として使用され得る。RFID装置10の設置は、RFID装置10の機能を変更無しに、アイテム70、または容器76を開けるのを防げ得る。従って、アイテム70または容器76の販売前の不当改変は、棚、またはレジのような販売場所の一部等の表示ユニットにて固定されるRFIDリーダーによって、検出可能であり得る。加えて、RFID装置10の分断は、小売業者、または消費者のいづれかによって、視覚的に検出し得る。従って、製品の不当改変は、そのように製品の不当改変を容易に検出することによって、妨げられ得る。
【0068】
図10〜12は、RFID装置が物体に設置され、それによってRFID装置が通常使用時において遭遇する様々なタイプの物理的な力の下にある状況を示す。図10は、通常使用時において遠心力82の下にあり得るコンパクトディスク、または遠心機のような物体80上にあるRFID装置10を示す。図11は、使用中に張力92のもとにある物体90上の、またはその一部としてのRFID装置10を示す。物体90の実施例は、車両の車輪の取り付け中に伸ばされる車両タイヤである。図12は、通常使用中の研磨的な力、または他の装用中の力の下にある靴100のような物体上のRFID装置を示す。図10〜12にて示される全てのこのような構成にて、RFID装置10は、第1の部分12が多様な物理的な力によってあまり影響を受けず、またはまったく影響を受けない間、第2の部分14は、物体80,90、および100の使用にて遭遇する物理的な力によって変化するように構成され得る。
【0069】
図13Aに関して、装置10は、強度を提供するため、またはそうでなければ、物理的な力によってのダメージ、または他の変質から少なくとも第1の部分12を保護することを助けるために、少なくとも第1の部分12の強化コーティング110を有し得る。
【0070】
図13Bは、伸ばすことによって変更可能な電気的な特性を有するRFID装置10の一部分111を示す。部分110は、基板112を有し、その上に伝導性トレース114を有する。伝導性トレース114は、アンテナの一部、または他の電気的な接続であり得る。基板112は、伝導性インクトレースのような伝導性トレースを支える任意の多様な適切な材料であり得、および、伝導性トレースの電気的な特性の変更を可能にするように十分に伸ばすことが可能な任意の多様な適切な材料であり得る。適切な基板材料の1つの大きなカテゴリーは、厚さ約25から200μm(ミクロン)を有するような、未配向(unoriented)ポリオレフィンである。基板114の適切な材料の他の例は、適切な紙層である。伝導性114は、基板112上に印刷されるシルバー・インクトレースであり得る。部分110が伸ばされない状態にある場合、伝導性トレース114の電気的抵抗は、数オームであり得る。
【0071】
基板112が(弾性的に)若干伸ばされる場合、伝導性トレース114の抵抗は、ほぼ不変であり得る。しかしながら、一度、基板材料の弾性限度を超え、基板112が大幅に変形する場合、伝導性トレース114の抵抗は、急激に、戻ることなく増加する。基板112に刻み目、またはミシン目116のようなわずかな部分を挿入することは、張力を集中させ得、伝導性トレース114の抵抗の変化を制御、および/または強め得る。
【0072】
さて、図14に注意を注ぎ、RFID装置10は、電気的な出来事の出現によって第2の部分14が非働化、または変化されるように構成され得る。例えば、RFID装置10は、物体130の回路網140の機能が、第2の部分14を非働化、またはそうでなければ、第2の部分14の機能を変更させるように、RFID装置10の第2の部分14の全体、または一部を介して、電力を通すような電気的装置、物体130に結合され得る。例えば、第2の部分14を介す電流の通過は、第2の部分14上のアンテナ42の全体、または一部を燃焼させ得る。
【0073】
広く多様な電気的な機能は、第2の部分14を非働化するために、またはそうでなければ、第2の部分14の機能を変更するために用いられ得る。図15〜20は、電気的な出来事の出現によって、非働化され得る、または変化された機能中の特性を有し得るRFID装置10のいくつかの実施例を示す。図15は、電力が電源150によってアンテナに供給される場合、開回路になる可融性部分146を有するアンテナ要素144を含むアンテナ142を有する装置10を示す。電源150は、RFID装置10が結合する、またはRFID装置10が組み入れられる物体の機能によって、アンテナ142に伝達される電力を表し得る。物体は、例えば任意の広く多様な電気的装置であり得る。
【0074】
電源150は、所望の特性を有する伝導性トレースであるRFチョーク154によって、アンテナ142の要素と結合され得る。アンテナ要素144は、RFIDチップ(トランスポータ)156と結合され得、また、バイパスインダクタ160によってアンテナ要素144はリンクされ得、それによってRFIDチップ156周辺の要素144はリンクされる。
【0075】
一度、電力が、物体の機能等の電源150によってアンテナ要素144に供給されると、アンテナ142の可融性部分146は、融かされ、またはそうでなければ、開回路となる。これは、RFID装置10の特性と変化し、アンテナ144の少なくとも部分からRFIDチップ156を分離する。
【0076】
上記されるよう、電源150は、電気回路の機能が開始される場合にRFチョーク154にDC電圧が直接、自動的に印加される物体の電源、または電源装置であり得る。広く多様な代替物が電源150として可能であることは察せられる。例えば、電源150は、使用者がRFID装置へ電力を与えるか否かの選択権を与えられ得るように、スイッチ付きの供給源であり得る。電源150は、使用者側制御のスイッチ付き電源であり得る。例えば、図16に示されるように、RFID装置10は、コンピュータ制御下のコンピュータ162のポート161に結合され得る。使用者がまずコンピュータ162を起動する場合、使用者は、RFID装置10を非働化するために、またはRFID装置10の読み取り能力を低下するために、RFID装置10への電力を与えるか否かの選択が与えられる。この選択は、RFID装置10の全機能を使用可能に残しておくことによって、RFID装置10の読み取り能力の強化を維持することを使用者に許す。これは、例えば、ノート型パソコンのような頻繁に盗難されるアイテムの追跡、および識別を可能にするので、団体、または他の使用者にとって、望まれ得る。
【0077】
図17は、電源150からの電力がRFIDチップ156に直接印加されるRFID装置10の構成を示す。電力が電源150からRFIDチップ156に供給される場合、RFIDチップ156の一部、または全ての機能は、無効にされ得る。
【0078】
電源150は、RFIDチップ156の機能を変更、または無効にするために、適当な電圧および電流を提供するように構成され得る。例えば、電源150は、電気または電子装置の内部の構成部分を可動するのに用いられる12−ボルト電源であり得る。代替的に、電源150は、電話やコンピュータの電気蛍光発光バックライトを点灯するのに用いられる数百ボルトの電圧のような、高いボルトを提供し得る。
【0079】
図18に示される他の代替手段に従って、RFID装置10のRFIDチップ156は、携帯電話170のアンテナ142に結合され得る。携帯電話170の使用前に、チップ156は、アンテナ142を介してRFID読取装置と広域コミュニケーションを交わし得る。しかしながら、アンテナ142へ携帯電話170の電源150の比較的大きなRF電力を印加することは、RFIDチップ156の機能を不可能、または変更し得、よって、広域のRFIDチップ156の読み取り能力を不可能にする。代替手段として、RDIF装置10は、図15の装置に関して上記した処理と同様に、携帯電話からの高RF電力の適用が可融性リンクを不可動にするよう、構成され得る。
【0080】
図19は、電池式装置180の通常機能中にて機能を変化、または止めるために構成されるRFID装置10の機能を弱める、または無効にすること無しに電池式電気装置、または電子装置180のテストを可能にする構成を示す。電池入れ、または電池ホルダー182は、電池190の1つの極188に結合可能な対の第1の接触部184および186、かつ、電池190の反対側極196に結合可能な第2の接触部194を提供する。通常機能状態において、片方の第1の接触部184、および第2の接触部194は、装置198へ電力を提供するために電気または電子装置198に結合される。そのような電気または電子装置の実施例は、ラジオ、CDプレーヤー、およびデジタルカメラを含む。他方の第1の接触部186、および第2の接触部194は、RFID装置10を使用不可、またはRFID装置の機能特性を変更するために、RFID装置10のアンテナ142と結合される。RFID装置の特性のこの変化は、図15および図17にて示す実施形態に関して上記された方法を用いて成し遂げられ得る。従って、電池ホルダー182内の電池190の設置は、RFID装置10の機能を変更、または無効にする。
【0081】
それでもなお、RFID装置10の機能を変更しない状態に保つ間、電気または電子装置198の機能をテストすることが望まれ得ることは、察せられる。これは、RFID装置10と結合する第1の接触部186への電池190の接続を、何らかの方法にてブロックすることによって成し遂げられ得る。これを行う1つの方法は、電気または電子装置198のテスト用に、第1の接触部186に接続されるポールを有さない特別な電池を使用することである。RFID装置10の早期起動非働化を防ぐための他の方法は、RFID装置10に結合される電池190のポール188と第1の接触部186間の接触を防ぐために、テスト中にて電池190上、または電池ホルダー182上に置かれる特別なアダプターを提供する事である。
【0082】
図20は、小(low)電流電源210によって起動するように構成されるセミパッシブRFID装置10を示す。そのような小電流電源210は、大(high)電流主要電源220が切断された状態の場合ですらも、リアルタイムクロックを維持するため、または他の構成部分の動作を維持するための装置内においての電源であり得る。主要電源220は、主要電源220が起動中の場合、RFID装置10の機能を非働化する、または変更するためにRFID装置10とも結合される。この機能の変更は、主要電源220がRFID装置10のアンテナ142と結合される箇所と、アンテナ142が電気システムアース226と結合される箇所との間の可融性リンク222に起し得る。低電流電源210は、RFチョーク部230を介してアンテナ142と結合される。主要電源220は、RFチョーク部232を介してアンテナ142と結合される。システムアース226は、RFチョーク部234を介してアンテナ142と結合される。
【0083】
セミパッシブRFID装置10は、電力のために整流されたRF信号に頼るパッシブRFID装置に比べ、広域を有し得る。そのようなセミパッシブ装置の検出範囲は、パッシブ装置の5倍までになり得る。
【0084】
化学的、物理的、または電気的な処理によって変更または非働化され得る非働化可能、または変更可能部分を有するここにて開示される様々なタイプのRFID装置は、アイテムの販売、またはアイテムの他の移動に関る出来事によって、および/または、アイテムの通常の予期される使用に関する出来事によって、RFID装置が変更、または非働化されるという一般的なコンセプトによって、全て関連され得る。従って、衣服は洗濯されることを、品物が入る容器は開けられることを、車輌タイヤはタイヤ固定中にのばされることを、電気装置は起動されることを、そして、一足の靴は片方と共に履かれることを予期する。上記のように、RFID装置は、多様な仕組みを介して、各々のリストされた状況において変更可能な特性を提供するよう構成され得る。
【0085】
本発明は、特定の好まれた実施形態に関連付けて示され、記載されたが、この明細書および添付図を読むことおよび理解することによって当業者にとって、均等の変更および修正は明らかである。特に、上記の要素(構成部分、組み立て部品、装置、構成等)によって、機能する多様な機能に関して、ここにて示された本発明の実施例、または実施形態にて、機能を機能する開示された構成と構成面にて均等でない場合においても、その要素を記載するにあたって用いられた上記の用語(「手段(means)」の参照を含む)は、所望の要素の特定の機能を機能する任意の要素に対応し(つまり、機能面では均等である)、そうでなければ示される。加えて、本発明に特定の特徴が1つのみ、または1つ以上の示された実施形態に関連して上記される一方、そのような特徴は、任意の与えられた、または特定の適用のために望まれ得、有効であり得るよう、他の実施形態の1以上の特徴を組み合わされ得る。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明に従う、RFID装置の平面図である。
【図2】図1の装置の一部であり得る従来技術のインターポーザー、またはストラップの横からの断面図である。
【図3】衣服に利用される図1のRFID装置である。
【図4】可溶性基板を有する図1の装置の1つの実施形態の平面図である。
【図5】可溶性部分を有するアンテナを有する図1の装置の他の実施形態の平面図である。
【図6】1つ以上の可溶性アンテナリンクを有する図1の装置のまた他の実施形態の平面図である。
【図7】密閉材料を含む図1の装置の実施形態の平面図である。
【図8】分断されるように構成される図1の装置の実施形態の平面図である。
【図9A】容器に付着する図8の装置を示す。
【図9B】容器に付着する図8の装置の他の実施例を示す。
【図10】物体の使用中において、多様な物理的な力の下にあり、またその物体に結合する本発明のRFID装置を有する様々な物体の図である。
【図11】物体の使用中において、多様な物理的な力の下にあり、またその物体に結合する本発明のRFID装置を有する様々な物体の図である。
【図12】物体の使用中において、多様な物理的な力の下にあり、またその物体に結合する本発明のRFID装置を有する様々な物体の図である。
【図13A】RFID装置の部分に保護コーティングが施された本発明のRFID装置を示す平面図である。
【図13B】装置の張力によって変更される電気的な特性を有する本発明のRFID装置の一部分の平面図である。
【図14】本発明のRFID装置と電気回路を有する物体との間の電気的結合を示す概略図である。
【図15】可融性な電気的接続を有する本発明に従うRFID装置の平面図である。
【図16】コンピュータに組み入れられる図15の装置の概略図である。
【図17】変更可能RFIDチップを有する本発明に従うRFID装置の平面図である。
【図18】携帯電話に組み入れられる変更可能RFIDチップを有するRFID装置の概略図である。
【図19】電池式装置に組み入れられる本発明に従うRFID装置の平面図である。
【図20】変更可能な特性を有する本発明に従うセミパッシブRFID装置の平面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該所定の出来事が、少なくとも1つの化学物質へ該装置をさらすことを含む、装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つの化学物質が、水を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該所定の出来事が、該装置の少なくとも一部分へ電気的な力を与えることを含む電気的な出来事である、装置。
【請求項4】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該所定の出来事が、該装置の少なくとも一部分へ物理的な力を与えることを含む物理的な力の出来事である、装置。
【請求項5】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該装置が、該所定の出来事の該出現後、変更される変更可能部分を含み、
該変更可能部分が、該アンテナの少なくとも一部分を含み、
該変更可能部分が、該アンテナの全体を実質的に含む、装置。
【請求項6】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該装置が、該所定の出来事の該出現後、変更される変更可能部分を含み、
該変更可能部分が、該アンテナの少なくとも一部分を含み、
該変更可能部分が、該アンテナの少なくとも1つの可融性リンクを含む、装置。
【請求項7】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有することと、
該装置が、該所定の出来事の該出現後、変更される変更可能部分を含み、
該変更可能部分が、該アンテナの少なくとも一部分を含み、
該アンテナの該少なくとも一部分が、水中にて可溶性である、装置。
【請求項8】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該装置が、該所定の出来事の該出現後、変更される変更可能部分を含み、
該変更可能部分が、該チップを含む、装置。
【請求項9】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該装置が、該所定の出来事の該出現後、変更される変更可能部分を含み、
該変更可能部分が、適切な溶液へのさらしによって変更する可溶性材料を含む、装置。
【請求項10】
前記可溶性材料が、水可溶性材料である、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記所定の出来事が、前記装置が結合される物体を洗濯することを含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記可溶性材料が、水と洗濯洗剤の組み合わせにて可溶である材料を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記可溶性材料が、前記溶液が所定温度範囲内である場合、可溶である材料を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項14】
前記可溶性材料が、ドライ洗濯液にて可溶である材料を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項15】
前記可溶性材料が、カーボンテトラクロライドにて可溶である材料を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項16】
前記可溶性材料が、前記アンテナの少なくとも一部分を支える基板材料を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項17】
前記可溶性材料が、可溶な伝導性材料を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項18】
前記可溶伝導性の材料が、可溶伝導性インクを含む、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記変更可能部分が、前記装置の少なくとも一部分への所定の物理的な力の適用後、変更可能である、請求項9に記載の装置。
【請求項20】
前記所定の物理的な力が、張力を含む、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記所定の物理的な力が、遠心力を含む、請求項19に記載の装置。
【請求項22】
前記所定の物理的な力が、前記装置の部分の物理的な分離のための分断力を含む、請求項19に記載の装置。
【請求項23】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該装置が、該所定の出来事の該出現後、変更される変更可能部分を含み、
該変更可能部分が、該装置の基板の全体を実質的に含む、装置。
【請求項24】
前記基板が、可溶性材料を含む、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記可溶性材料が、水可溶性材料を含む、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該チップが、該アンテナに結合されるアンテナ無しの装置の一部分である、装置。
【請求項27】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
変更が、該装置を読み取り不可にする、装置。
【請求項28】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
変更が、該装置の動作周波数を変化させる、装置。
【請求項29】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
変更が、該装置の読み取り可能な距離を縮める、装置。
【請求項30】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該RFID装置が、該装置と結合する物体との組み合わせである、装置。
【請求項31】
前記所定の出来事が、前記物体の使用に関連する出来事である、請求項30に記載の組み合わせ。
【請求項32】
無線周波数認証(RFID)装置であって、該装置は、
トランスポンダーチップと、
該チップと結合されるアンテナとを備え、
該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の結合が、所定の出来事の出現後、変更可能であり、
該装置が、該チップと該アンテナの少なくとも一部分との間の該結合が変更されるか否かによって、異なった電気的な特性を有し、
該チップが、インターポーザーの一部分として、伝導性のリード線と接続される、装置。
【請求項33】
物体に情報を関連させる方法であって、該方法は、
該物体にRFID装置を結合することであって、該物体の予期される使用中にて、該RFID装置が、電気的な特性を永久的に変化するように構成される、ことと、
使用者へ該物体を移動することと
を包含する方法。
【請求項34】
前記RFID装置が、前記予期される使用中にて自動的に電気的な特性を変化するように構成される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
物体に関する情報へのアクセス可能性を少なくとも減少させる方法であって、該方法は、
RFID装置が、結合される物体を受け取ることであって、該RFID装置は、該物体の通常使用に関する所定の出来事の出現によって、永久的に変化される該RFID装置の読み取り特性を有するように構成される、ことと、
通常の手段にて該物体を使用することによって、該装置の読み取り特性を永久に変化させることと
を包含する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2007−529049(P2007−529049A)
【公表日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518917(P2006−518917)
【出願日】平成16年7月7日(2004.7.7)
【国際出願番号】PCT/US2004/021951
【国際公開番号】WO2005/008578
【国際公開日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(594177391)エーブリー デニソン コーポレイション (26)
【氏名又は名称原語表記】Avery Dennison Corporation
【Fターム(参考)】