説明

変更された流路を有する血液処理ユニット

【課題】変更された流路を有する血液処理ユニットを提供すること。
【解決手段】血液処理装置は、熱交換器およびガス交換器を含み得る。熱交換器およびガス交換器のうちの少なくとも一方が、熱交換器および/またはガス交換器を通る血液の流れに対して径方向の成分を与えるように構成され得る。熱交換器は、血液の流れにらせん状の流路をたどらせるように構成され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本願は、米国特許法第119条の下において、全体が参照によって本明細書に援用される2010年8月19日出願の欧州特許出願EP10173436.6号の優先権を主張する。
【0002】
[0002]本開示は、一般に、血液灌流システムに使用される血液処理ユニットに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]血液灌流は、身体の血管を介して血液を送ることを伴う。この目的のために、血液灌流システムは、典型的には、患者の血管系に相互連結された体外循環回路における1つまたは複数のポンプの使用を伴う。心肺バイパス手術は、典型的には、心臓および肺の機能の代わりをすることによって静止した手術領域を作るように心臓の一時停止を実現する潅流システムを必要とする。このような分離は、血管狭窄症、弁の異常、および先天性心臓欠損の外科的な修正を可能にする。心肺バイパス手術に使用される潅流システムでは、心臓および肺の機能に代わる少なくとも1つのポンプおよび酸素化装置を含む体外血液循環回路が確立される。
【0004】
[0004]より具体的には、心肺バイパスの処置では、酸素の少ない血液(すなわち静脈血)が、心臓に入る大きい静脈または身体の他の(たとえば大腿骨側の)静脈から重力排出または真空吸入され、体外循環回路の静脈ラインを介して移動される。静脈血は、血液に酸素伝達をもたらす酸素化装置にポンプで送られる。膜を介して移動させることによって、または、より頻度は少ないが血液の中で酸素を発泡させることによって、血液に酸素が導入され得る。同時に、二酸化炭素が膜を介して除去される。酸素を与えられた血液は濾過され、次に、動脈ラインを介して大動脈、大腿動脈または他の動脈に戻される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
[0005]例1は、血液入口および血液出口を有する筐体を含む血液処理装置であり、血液入口が筐体の内部へと延在する。熱交換器コアが、筐体内に同軸に配置され、熱交換器コアは、径方向の血液の流れの成分を与えるように構成される外表面と、血液入口と流体連通しており、血液入口から熱交換器コアの外部へと血液が通ることができるように構成されるコア開口とを含む。熱交換器の流体が熱交換器の中空糸の中を流れ、コア開口を通る血液が熱交換器の中空糸を横切って流れ得るように、熱交換器の中空糸が、熱交換器コアの周りに配設される。円筒形の外板が熱交換器コアの周りに同軸に延在し、円筒形の外板は、コア開口が配置される近くの端部に対向する円筒形の外板の端部の近くに配設される環形の外板開口を含み、環形の外板開口は、血液が円筒形の外板の外部へと通ることができるように構成される。ガスがガス交換器の中空糸の中を流れ、環形の外板開口を通る血液がガス交換器の中空糸を横切って流れ得るように、ガス交換器の中空糸が円筒形の外板の周りに配設される。
【0006】
[0006]例2は、熱交換器コアの外表面が、熱交換器の中空糸を横切る血液の流れに対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設されるコア肋材を含む、例1の血液処理装置である。
【0007】
[0007]例3は、1つまたは複数の径方向に配設される外板肋材が配設された内表面を円筒形の外板が含む例1または例2の血液処理装置であり、1つまたは複数の径方向に配設される外板肋材は、熱交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される。
【0008】
[0008]例4は、熱交換器コアが、血液入口とコア開口との間に配設される円錐形の偏向面を含む、例1〜3の血液処理装置であり、円錐形の偏向面は、コア開口を出る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与える。
【0009】
[0009]例5は、1つまたは複数の径方向に配設される筐体肋材が配設された内表面を筐体が含む、例1〜4の血液処理装置であり、1つまたは複数の径方向に配設される筐体肋材は、ガス交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される。
【0010】
[0010]例6は、例1の血液処理装置であり、コア開口が、約180度離して配設された一対のコア開口を含み、環形の外板開口が、熱交換器の中空糸を横切って流れる血液の流れの軌跡を変えるために、約180度離して配設され一対のコア開口から径方向に偏位した一対の外板開口を含む。
【0011】
[0011]例7は、筐体に固定された第1端部キャップをさらに含む、例1〜6のいずれかの血液処理装置であり、血液入口が第1端部キャップと一体的に形成される。
[0012]例8は、第1端部キャップと一体的に形成されたガス入口をさらに含む例7の血液処理装置であり、ガス入口は、ガス交換器の中空糸の内部と流体連通している。
【0012】
[0013]例9は、筐体に固定された第2端部キャップをさらに含む例1〜8のいずれかの血液処理装置であり、第2端部キャップは、第2端部キャップと一体的に形成された熱交換器流体入口と、第2端部キャップと一体的に形成された熱交換器流体出口とを含み、熱交換器流体入口および熱交換器流体出口は、熱交換器の中空糸の内部とそれぞれ流体連通している。
【0013】
[0014]例10は、第2端部キャップと一体的に形成されたガス出口をさらに含む例9の血液処理装置であり、ガス出口は、ガス交換器の中空糸の内部と流体連通している。
[0015]例11は、血液入口および血液出口を有する筐体を含む血液処理装置であり、血液入口は筐体の内部へと延在する。熱交換器コアが、筐体の中に血液入口と作動的に連通して配設され、熱交換器コアは、外表面と、血液入口と流体連通しており血液入口から熱交換器コアの外部へと血液が通ることができるように構成されたコア開口とを含む。熱交換器の流体が熱交換器の中空糸の中を流れ、コア開口を通る血液が熱交換器の中空糸を横切って流れ得るように、熱交換器の中空糸が熱交換器コアの周りに配設される。熱交換器コアは、熱交換器の中空糸を横切る血液の流れに対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設される肋材を含む。円筒形の外板が、熱交換器コアの周りに同軸に延在し、円筒形の外板はコア開口が配置される近くの端部に対向する円筒形の外板の端部の近くに配設される環形の外板開口を含み、環形の外板開口は、円筒形の外板の外部へと血液が通ることができるように構成される。ガスがガス交換器の中空糸の中を流れ、環形の外板開口を通る血液がガス交換器の中空糸を横切って流れ得るように、ガス交換器の中空糸が、円筒形の外板の周りに配設される。1つまたは複数の肋材が、円筒形の外板の外表面に径方向に配設され、1つまたは複数の径方向に配設される肋材は、ガス交換器の中空糸を横切る血液の流れに対して径方向の成分を与えるように構成される。
【0014】
[0016]例12は、1つまたは複数の径方向に配設される外板肋材が配設された内表面を円筒形の外板が含む例11の血液処理装置であり、1つまたは複数の径方向に配設される外板肋材は、熱交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される。
【0015】
[0017]例13は、熱交換器コアが、血液入口とコア開口との間に配設される円錐形の偏向面を含む例11または例12の血液処理装置であり、円錐形の偏向面は、コア開口を出る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与える。
【0016】
[0018]例14は、1つまたは複数の径方向に配設される筐体肋材が配設された内表面を筐体が含む例11〜13のいずれかの血液処理装置であり、1つまたは複数の径方向に配設される筐体肋材は、ガス交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される。
【0017】
[0019]例15は、円筒形の外板の内表面に配設され、熱交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設される肋材をさらに含む、例11〜14のいずれかの血液処理装置である。
【0018】
[0020]例16は、筐体の内表面に配設され、ガス交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設される肋材をさらに含む、例11〜15のいずれかの血液処理装置である。
【0019】
[0021]例17は、筐体の内部へと延在する血液入口と、血液出口とを有する筐体を含む血液処理装置である。熱交換器コアが、筐体内に同軸に延在し、血液入口と軸方向に整列される。熱交換器コアは、約180度離して配設され血液入口から熱交換器コアの外部へと血液が通ることができるように構成される一対のコア開口を含む。熱交換器の流体が熱交換器の中空糸の中を流れ、コア開口を通る血液が熱交換器の中空糸を横切って流れ得るように、熱交換器の中空糸が熱交換器コアの周りに配設される。円筒形の外板が熱交換器コアの周りに同軸に延在し、熱交換器の中空糸を通るらせん状の血液の流れを起こさせるために、約180度離して配設され一対のコア開口から径方向に偏位した一対の外板開口を含む。血液処理装置は、ガスがガス交換器の中空糸の中を流れ、環形の外板開口を通る血液が、ガス交換器の中空糸を横切って流れ得るように、円筒形の外板の周りに配設されるガス交換器の中空糸を含む。
【0020】
[0022]例18は、一対の外板開口が、一対のコア開口が配置される近くの端部に対向する円筒形の外板の端部の近くに配設される、例17の血液処理装置である。
[0023]例19は、熱交換器の中空糸およびガス交換器の中空糸のうちの少なくとも一方がポリマー材料から作製される例17または18の血液処理装置である。
【0021】
[0024]複数の実施形態が開示されているが、本発明のさらに他の実施形態は、本発明の例示的な実施形態を示し説明する以下の詳細な説明から当業者には明らかになるであろう。したがって、図および詳細な説明は、性質上例示的なものであり、制限的なものではないとみなされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】[0025]本発明の一実施形態による血液処理装置の概略図である。
【図2】[0026]本発明の一実施形態による第1端部キャップの図である。
【図3】[0027]本発明の一実施形態による第2端部キャップの図である。
【図4】[0028]本発明の一実施形態による熱交換器コアの斜視図である。
【図5A】[0029]本発明の一実施形態による熱交換器とガス交換器との間に隔壁を形成する円筒形の外板の斜視図である。
【図5B】[0030]図5Aの円筒形の外板の断面図である。
【図6】[0031]図5の円筒形の外板の中に配設された図4の熱交換器コアの斜視図である。
【図7】[0032]図1の血液処理装置の断面図である。
【図8】[0033]本発明の一実施形態による血液処理装置の断面図である。
【図9】[0034]本発明の一実施形態による血液処理装置の断面図である。
【図10】[0035]本発明の一実施形態による血液処理装置の断面図である。
【図11】[0036]図10の血液処理装置の血液の流路を示す線図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
[0037]本開示は、様々な例示的な実施形態に従って、1つまたは複数の熱交換器およびガス交換器を含む(一般に酸素化装置とも称される)血液処理装置に関する。いくつかの実施形態では、酸素化装置という用語は、熱交換器およびガス交換器を単一の装置に組み合わせた一体化された構造体を指すために使用され得る。様々な実施形態では、たとえば、熱交換器およびガス交換器は、一方の構成要素が他方の構成要素の中にある同一中心の方式で配設される。別の実施形態によれば、熱交換器およびガス交換器は、互いに操作可能に連結された構造的に別個の構造体である。いくつかの実施形態では、酸素化装置は体外血液循環回路に使用され得る。バイパス処置に使用され得るような体外血液循環回路は、人工心肺、貯血槽、ならびに酸素化装置といったいくつかの異なる要素を含み得る。
【0024】
[0038]図1は、血液処理装置または酸素化装置10の概略図である。この図では内部の構成要素は見えないが、酸素化装置10は、1つまたは複数の熱交換器およびガス交換器を含み得る。いくつかの実施形態によれば、熱交換器およびガス交換器は、酸素化装置の筐体を形成する単一の構造体に一体化される。酸素化装置10は、筐体12、筐体12に固定された第1端部キャップ14、および筐体12に固定された第2端部キャップ16を含む。いくつかの実施形態では、筐体12は、筐体12を他の装置に取り付けることを可能にする他の構造を含み得る。筐体12は主に円筒形の形状であるように示されているが、いくつかの実施形態では、筐体12は矩形または他の平行四辺形の断面形状を有し得る。熱交換器およびガス交換器のそれぞれは、概ね同じ断面形状を有し得るか、またはそれぞれ異なる断面形状を有し得る。いくつかの実施形態では、熱交換器はガス交換器の中にあり得るが、他の実施形態では、ガス交換器が熱交換器の中に配置され得る。いくつかの実施形態では、熱交換器およびガス交換器は同軸であり得る。
【0025】
[0039]いくつかの実施形態では、血液入口18が筐体12の中へ延在し、血液出口20が筐体12から出る。上述のように、いくつかの実施形態では、血液処理装置10はガス交換器を含み、したがって、ガス入口22およびガス出口24を含み得る。いくつかの実施形態では、血液処理装置10は熱交換器を含み、したがって、熱交換器流体入口26、および熱交換器流体入口26の(図示の向きでは)背後にある熱交換器流体出口28を含む。いくつかの実施形態では、熱交換器流体入口26は筐体12の一方の端部に配設され、一方、熱交換器流体出口28は筐体12の対向する端部に配設され得る。いくつかの実施形態では、血液処理装置10は、血液処理装置10の内部から気泡を除去するように使用され得るパージ口30を含み得る。
【0026】
[0040]入口、出口およびパージ口の位置は単なる例であり、他の配置および構成が企図される。パージ口は、弁またはねじ付きキャップを含み得る。パージ口は、血液から出るガス(たとえば気泡)を吐き出すかまたは吸い出して血液処理装置10から除去することができるように働く。
【0027】
[0041]図2および3は、それぞれ、第1端部キャップ14および第2端部キャップ16を示す。第1端部キャップ14および第2端部キャップ16は、それぞれ筐体12に固定されるように構成される。いくつかの実施形態では、第1端部キャップ14および/または第2端部キャップ16は、適所に接着して固定され得る。いくつかの実施形態では、第1端部キャップ14および/もしくは第2端部キャップ16は、適所に嵌合式に取り付けられ得るか、または、さらに、筐体12のそれぞれの端部にねじ付けられ得る。
【0028】
[0042]いくつかの実施形態では、図2に示すように、血液入口18および/またはガス入口22は、第1端部キャップ14と一体的に形成され得る。たとえば、いくつかの場合では、第1端部キャップ14は射出成形され、血液入口18および/またはガス入口22が射出成形された部分の一部分として形成され得る。いくつかの実施形態では、第1端部キャップ14は、血液入口18および/またはガス入口22が取り付けられ得る開口を有して形成され得る。第1端部キャップ14は、第1端部キャップ14の周囲に配設され、いくつかの実施形態では第1端部キャップ14を筐体12に固定する取り付け点として働く環状のリング32を含む。いくつかの実施形態では、第1端部キャップ14はまた、以下に説明するように、熱交換器の一部分を配置する環状のリング34を含む。
【0029】
[0043]図3に示すように、いくつかの実施形態では、熱交換器流体入口26および/または熱交換器流体出口28は、第2端部キャップ16と一体的に形成され得る。たとえば、いくつかの場合では、第2端部キャップ16は射出成形され、熱交換器流体入口26および/または熱交換器流体出口28が射出成形された部分の一部分として形成され得る。同様に、いくつかの実施形態では、第2端部キャップ16は射出成形され、ガス出口24が射出成形された部分の一部分として形成され得る。しかしながら、いくつかの実施形態では、第2端部キャップ16は、熱交換器流体入口26、熱交換器流体出口28および/またはガス出口24のうちの1つまたは複数が取り付けられ得る開口を有して形成され得る。第2端部キャップ16は、第2端部キャップ16の周囲に配設され、いくつかの実施形態では第2端部キャップ16を筐体12に固定する取り付け点として働く環状のリング36を含む。いくつかの実施形態では、第2端部キャップ16は、以下に説明するように、熱交換器の一部分を配置する環状のリング38をやはり含む。
【0030】
[0044]いくつかの実施形態では、熱交換器流体入口26および熱交換器流体出口28のうちの一方が、第1端部キャップ14に配置され、熱交換器流体入口26および熱交換器流体出口28のうちの他方が、第2端部キャップ16に配置され得る。いくつかの実施形態では、熱交換器流体入口26および出口28は、第1端部キャップ14に配置され得る。いくつかの実施形態では、熱交換器流体入口26および出口28は、第2端部キャップ16に配置され得る。
【0031】
[0045]図4は、第1端部42および第2端部44を有する熱交換器コア40の斜視図である。いくつかの実施形態では、以下の図に関して示されるように、熱交換器コア40は、第1端部42が第1端部キャップ14の近くに、第2端部44が第2端部キャップ16の近くになるように血液処理装置10の中に配設され得る。熱交換器コア40は、いくつかの実施形態では第1端部42を第1端部キャップ14に対して配置するのを助ける環形の部分46を含む。同様に、第2端部44は、第2端部44を第2端部キャップ16に対して配置するのを助けるように構成され得る。
【0032】
[0046]熱交換器コア40は、血液入口18から入って来る血液が衝突する円錐形の偏向面48を含む。円錐形の偏向面48は、血液を径方向に偏向する。いくつかの実施形態では、円錐形の偏向面48は、血液を特定の方向に向けるのを助ける仕切板50を含み得る。熱交換器コア40は外表面52を含む。コア開口54は、円錐形の偏向面48に衝突する血液がコア開口54の中で径方向外向きに偏向されるように、外表面52内に形成される。いくつかの実施形態では、熱交換器コア40は、熱交換器コア40の周りに径方向に間隔を置いて配置される1つ、2つ、3つ、4つまたは任意の所望の数のコア開口54を有し得る。
【0033】
[0047]いくつかの実施形態では、図示のように、熱交換器コア40は、第1の径方向に配設されるコア肋材(換言すれば、リブ)56および第2の径方向に配設されるコア肋材58を含む。いくつかの実施形態では、コア肋材(または突起)56および58は、血液を径方向外向きの方向に外表面52から離れるように偏向する。コア肋材56および58は、血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように設計される。2つのコア肋材56および58が示されているが、いくつかの場合では、熱交換器コア40はより多くの数のコア肋材を含み得る。いくつかの実施形態では、熱交換器コア40は、また、熱交換器コア40の外側に沿って長さ方向の流路を促進する働きをし得る長さ方向に延在する肋材60を含み得る。様々な実施形態によれば、肋材56および58は、熱交換器コア40の外表面の周りまたは実質的に周りに円周方向に延在する。
【0034】
[0048]図5Aは、筐体12の中に配設され、熱交換器コア40と同軸に配置され得る(図6を参照)円筒形の外板(換言すれば、シェル)62の斜視図である。図5Bは、円筒形の外板62の断面図である。円筒形の外板62は、第1端部64および第2端部66を含む。いくつかの実施形態では、円筒形の外板62は、第1端部64が第1端部キャップ14の近くに、第2端部66が第2端部キャップ16の近くになるように、筐体12の中に配設され得る。
【0035】
[0049]円筒形の外板62は外表面68を含む。熱交換器コア40の外表面52と円筒形の外板62の内表面72との間に流れる血液が円筒形の外板62から出ることができるように、外板開口70が外表面68内に形成される。いくつかの実施形態では、円筒形の外板62の内表面72は、内表面72から突出し、熱交換器コア40に向かって延在する1つまたは複数の外板肋材80を含み得る。1つまたは複数の外板肋材80は、径方向内向きの方向に内表面72から離れるように血液を偏向する。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の外板肋材80は、コア肋材56および58と組み合わさって、長さ方向の血液の流れを中断し、熱交換器を通る、すなわち、熱交換器コア40の外表面52と円筒形の外板62の内表面72との間の血液の流れに径方向の流れの成分を与える。いくつかの実施形態では、熱交換器コア40は、また、熱交換器コア40と円筒形の外板62との間に長さ方向の流路を促進する働きをし得る1つまたは複数の長さ方向に延在する肋材75を含み得る。
【0036】
[0050]いくつかの実施形態では、円筒形の外板62は、円筒形の外板62の周りに径方向に間隔を置いて配置された1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つまたは任意の所望の数の外板開口70を有し得る。図6に示すように、コア開口54および外板開口70は、血液処理装置10の対向する端部に概ね配設される。したがって、熱交換器コア40の外表面52と円筒形の外板62の内表面72との間の容積に入る血液は、円筒形の外板62を出る前に、少なくとも実質的にその全長を流れるように強いられる。
【0037】
[0051]図7は、血液処理装置10の一実施形態の断面図であり、筐体12、熱交換器コア40および円筒形の外板62の間の同軸の構成を示す。いくつかの実施形態では、血液処理装置10は、概略的に示される熱交換器要素74ならびに概略的に示されるガス交換器要素76を含む。
【0038】
[0052]いくつかの実施形態では、熱交換器要素74は、水などの加熱流体が中を流れることのできるいくつかの中空糸を含む。血液は、中空糸の周りを中空糸を越えて流れ、それによって適切に加熱され得る。いくつかの実施形態では、中空糸はポリマーであり得る。いくつかの場合では、金属繊維が使用され得る。他の実施形態によると、熱交換器要素74は、代替として、血液との熱伝達を容易にする金属製の蛇腹、またはかなりの表面積を有する他の構造体(たとえばフィン)を含み得る。いくつかの実施形態では、中空糸はポリウレタン、ポリエステルまたは任意の他の適切なポリマーもしくはプラスチック材料から形成され得る。様々な実施形態によれば、中空糸は約0.2ミリメートルから1.0ミリメートルの間、または、より具体的には、約0.25ミリメートルから0.5ミリメートルの間の外径を有する。中空糸は織られて、たとえば、幅が約80ミリメートルから約200ミリメートルの範囲であり得るマットにされ得る。いくつかの実施形態では、このマットは十字形の形態に配置される。
【0039】
[0053]いくつかの実施形態では、ガス交換器要素76は、酸素などのガスが中を流れることができる複数の微多孔中空糸を含み得る。血液は、中空糸の周りを中空糸を越えて流れ得る。濃度勾配のために、酸素は微多孔中空糸を通って血液の中へ拡散し、一方、二酸化炭素は中空糸の中へ拡散し、血液から出る。いくつかの実施形態では、中空糸は、ポリプロピレン、ポリエステルまたは任意の他の適切なポリマーもしくはプラスチック材料から作製される。様々な実施形態によれば、中空糸は約0.38ミリメートルの外径を有する。他の実施形態によると、微多孔中空糸は、約0.2ミリメートルから1.0ミリメートルの間、より具体的には約0.25ミリメートルから0.5ミリメートルの間の直径を有する。中空糸は織られて、たとえば、幅が約80ミリメートルから約200ミリメートルの範囲であり得るマットにされ得る。いくつかの実施形態では、このマットは十字形の形態である。
【0040】
[0054]図8に示すように、血液入口18を通って血液処理装置10に入る血液は、血液が熱交換器要素74の中の中空糸を越えて中空糸の周りを流れるように、コア開口54を通って径方向に向けられる。血液の流れの少なくともいくらかが円筒形の外板62の内表面72に衝突し、熱交換器コア40の外表面52に向かって径方向に戻される。そうして、血液の流れの少なくともいくらかが、コア肋材56および58によって径方向外向きに向けられる。血液は、外板開口70に到達し円筒形の外板62と筐体12との間の空間に入るまで径方向に行き来し続ける。いくつかの実施形態では、熱交換器要素74を通る径方向の流れおよび長さ方向の流れを組み合わせることによって改善された熱伝達が達成され得る。外板開口70から出る血液は、ガス交換器要素76を越えてガス交換器要素76の周りを流れ、最終的に、血液出口20を通って血液処理装置10から出る。
【0041】
[0055]図8は、上述の要素の相対的な向きを示す血液処理装置10の断面図である。図示のように、熱交換器コアが中央に配置され、熱交換器要素74が熱交換器コア40の周りに同軸に配設される。円筒形の外板62が、熱交換器要素74の周りに同軸に配設され、続いて、ガス交換器要素76および筐体12が配設される。いくつかの実施形態では、熱交換器コア40は、熱交換器要素74を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成されるコア肋材56および58を有し得る。いくつかの実施形態では、円筒形の外板62は、熱交換器要素74を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設される外板肋材80を有し得る。
【0042】
[0056]図9は、本発明の一実施形態による血液処理装置90の断面図である。血液処理装置90は、血液処理装置10と同様であるが、修正されたガス交換器の部分を含む。いくつかの実施形態では、筐体12の内表面は、ガス交換器要素76を通りガス交換器要素76を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の筐体肋材92を含む。いくつかの実施形態では、円筒形の外板62の外表面は、ガス交換器要素76を通りガス交換器要素76を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の外板肋材94を含む。いくつかの実施形態では、ガス交換器要素76を通る径方向の流れおよび長さ方向の流れを組み合わせることによって改善されたガス伝達が達成され得る。
【0043】
[0057]いくつかの実施形態では、コア肋材56および58、外板肋材80ならびに/または筐体肋材92などの肋材は、それらが延在する表面と対向側の表面との間の距離の約10パーセントから約70パーセントにわたって延在し得る。いくつかの実施形態では、肋材は前述の距離の約25パーセントから約50パーセントにわたって延在し得る。例を示すために、コア肋材56および58は、熱交換器コア40と円筒形の外板62との間の距離の約10パーセントから約70パーセント、または約25パーセントから約50パーセントにわたって延在し得る。いくつかの実施形態では、肋材は、そこから延在する表面と、約30度から約90度の範囲である角度を形成し得る。いくつかの実施形態では、肋材は約45度から約60度の角度を形成し得る。いくつかの実施形態では、肋材は、約0.2ミリメートルから約3ミリメートルの範囲である高さおよび約0.5ミリメートルから約10ミリメートルの範囲である幅を有し得る。
【0044】
[0058]図10は、本発明の一実施形態による血液処理装置100の断面図である。血液処理装置100は上述のものと同様であるが、熱交換器を通る血液の流れがらせん状の成分を有する。血液処理装置100は、1つまたは複数のコア開口104を含む熱交換器コア102を有する。血液は、1つまたは複数のコア開口104を通り、上述のようにいくつかの中空糸を含み得る熱交換器要素106に入る。血液は、1つまたは複数の外板開口108を通って熱交換器要素106を出て、次に、血液出口20を通って出る前にガス交換器要素112を通って長さ方向に通過する。
【0045】
[0059]図10に示すように、熱交換器要素106に入る血液が、ガス交換器要素112へと出る前に熱交換器要素106の長さを通過するように、コア開口104および外板開口108は長さ方向に間隔を置いて配置される。コア開口104および外板開口108は、互いに径方向に間隔を置いて配置される。図11に概略的に示されるように、たとえば、コア開口104は互いから約180度間隔を置いて配置され得る。外板開口108は、また、互いに約180度間隔を置いて配置され、さらに、コア開口104から約180度だけ径方向に偏位され得る。結果として、熱交換器要素106を通過する血液は、熱交換器要素106の中の中空糸の中および中空糸の周りにらせん状の流路を経る。
【0046】
[0060]様々な修正例および追加例が、本発明の範囲から逸脱することなく議論される例示的な実施形態に対して行われ得る。たとえば、上述の実施形態は特定の特徴に言及しているが、本発明の範囲は、上述の特徴の全ては含まない特徴および実施形態の異なる組み合わせを有する実施形態も含む。
【符号の説明】
【0047】
10 血液処理装置
12 筐体
14 第1端部キャップ
16 第2端部キャップ
18 血液入口
20 血液出口
22 ガス入口
24 ガス出口
26 熱交換器流体入口
28 熱交換器流体出口
32 環状のリング
34 環状のリング
36 環状のリング
40 熱交換器コア
42 第1端部
44 第2端部
46 環形の部分
48 円錐形の偏向面
50 仕切板
52 外表面
54 コア開口
56 第1の径方向に配設されるコア肋材
58 第2の径方向に配設されるコア肋材
60 長さ方向に延在する肋材
62 円筒形の外板
64 第1端部
66 第2端部
68 外表面
70 外板開口
72 内表面
74 熱交換器要素
76 ガス交換器要素
80 外板肋材
90 血液処理装置
92 筐体肋材
94 外板肋材
100 血液処理装置
102 熱交換器コア
104 コア開口
106 熱交換器要素
108 外板開口
112 ガス交換器要素

【特許請求の範囲】
【請求項1】
血液入口および血液出口を有する筐体であって、前記血液入口が前記筐体の内部へと延在する筐体と、
前記筐体内に同軸に配置される熱交換器コアであって、径方向の血液の流れの成分を与えるように構成される外表面と、前記血液入口と流体連通しており、前記血液入口から前記熱交換器コアの外部へと血液が通ることができるように構成されるコア開口とを含む熱交換器コアと、
熱交換器の流体が熱交換器の中空糸を通って流れ、前記コア開口からの血液が熱交換器の中空糸を横切って流れ得るように、前記熱交換器コアの周りに配設される熱交換器の中空糸と、
前記熱交換器コアの周りに同軸に延在する円筒形の外板であって、前記コア開口が配置される近くの端部に対向する前記円筒形の外板の端部の近くに配設される環形の外板開口を含み、前記環形の外板開口が、血液が前記円筒形の外板の外部へと通ることができるように構成される、円筒形の外板と、
ガスがガス交換器の中空糸を通って流れ、前記環形の外板開口からの血液がガス交換器の中空糸を横切って流れ得るように、前記円筒形の外板の周りに配設されるガス交換器の中空糸とを備える血液処理装置。
【請求項2】
前記熱交換器コアの前記外表面が、前記熱交換器の中空糸を横切る血液の流れに対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設されるコア肋材を含む、請求項1に記載の血液処理装置。
【請求項3】
1つまたは複数の径方向に配設される外板肋材が配設された内表面を前記円筒形の外板が含み、前記1つまたは複数の径方向に配設される外板肋材が、前記熱交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される、請求項1に記載の血液処理装置。
【請求項4】
前記熱交換器コアが、前記血液入口と前記コア開口との間に配設される円錐形の偏向面を含み、前記円錐形の偏向面が、前記コア開口を出る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与える、請求項1に記載の血液処理装置。
【請求項5】
1つまたは複数の径方向に配設される筐体肋材が配設された内表面を前記筐体が含み、前記1つまたは複数の径方向に配設される筐体肋材が、前記ガス交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される、請求項1に記載の血液処理装置。
【請求項6】
前記コア開口が、約180度離間して配設された一対のコア開口を備え、前記環形の外板開口が、前記熱交換器の中空糸を横切って流れる血液の流れの軌跡を変えるために、約180度離間して配設され且つ前記一対のコア開口から径方向に偏位した一対の外板開口を備える、請求項1に記載の血液処理装置。
【請求項7】
前記筐体に固定された第1端部キャップをさらに備え、前記血液入口が前記第1端部キャップと一体的に形成される、請求項1に記載の血液処理装置。
【請求項8】
前記第1端部キャップと一体的に形成されたガス入口をさらに備え、前記ガス入口が、前記ガス交換器の中空糸の内部と流体連通している、請求項7に記載の血液処理装置。
【請求項9】
前記筐体に固定された第2端部キャップをさらに含み、前記第2端部キャップが、前記第2端部キャップと一体的に形成された熱交換器流体入口と、前記第2端部キャップと一体的に形成された熱交換器流体出口とを含み、前記熱交換器流体入口および熱交換器流体出口が、前記熱交換器の中空糸の内部とそれぞれ流体連通している、請求項1に記載の血液処理装置。
【請求項10】
前記第2端部キャップと一体的に形成されたガス出口をさらに含み、前記ガス出口が、前記ガス交換器の中空糸の内部と流体連通している、請求項9に記載の血液処理装置。
【請求項11】
血液入口および血液出口を有する筐体であって、前記血液入口が前記筐体の内部へと延在する筐体と、
前記筐体の中に前記血液入口と作動的に連通して配設された熱交換器コアであって、外表面と、前記血液入口と流体連通しており前記血液入口から前記熱交換器コアの外部へと血液が通ることができるように構成されたコア開口とを含む熱交換器コアと、
熱交換器の流体が熱交換器の中空糸を通って流れ、前記コア開口からの血液が前記熱交換器の中空糸を横切って流れ得るように、前記熱交換器コアの周りに配設される熱交換器の中空糸とを備え、
前記熱交換器コアが、前記熱交換器の中空糸を横切る血液の流れに対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設される肋材を含み、さらに、
前記熱交換器コアの周りに同軸に延在する円筒形の外板であって、前記コア開口が配置される近くの端部に対向する前記円筒形の外板の端部の近くに配設される環形の外板開口を含み、前記環形の外板開口が、前記円筒形の外板の外部へと血液が通ることができるように構成される、円筒形の外板と、
ガスがガス交換器の中空糸を通って流れ、前記環形の外板開口からの血液が前記ガス交換器の中空糸を横切って流れ得るように、前記円筒形の外板の周りに配設されるガス交換器の中空糸と、
前記円筒形の外板の外表面上の1つまたは複数の径方向に配設される肋材であって、前記ガス交換器の中空糸を横切る血液の流れに対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設される肋材とを備える、血液処理装置。
【請求項12】
1つまたは複数の径方向に配設される外板肋材が配設された内表面を前記円筒形の外板が含み、前記1つまたは複数の径方向に配設される外板肋材が、前記熱交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される、請求項11に記載の血液処理装置。
【請求項13】
前記熱交換器コアが、前記血液入口と前記コア開口との間に配設される円錐形の偏向面を含み、前記円錐形の偏向面が、前記コア開口を出る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与える、請求項11に記載の血液処理装置。
【請求項14】
1つまたは複数の径方向に配設される筐体肋材が配設された内表面を前記筐体が含み、前記1つまたは複数の径方向に配設される筐体肋材が、前記ガス交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される、請求項11に記載の血液処理装置。
【請求項15】
前記円筒形の外板の内表面に配設され、前記熱交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設される肋材をさらに含む、請求項11に記載の血液処理装置。
【請求項16】
前記筐体の内表面に配設され、前記ガス交換器の中空糸を横切る血液の流れの軌跡に対して径方向の成分を与えるように構成される1つまたは複数の径方向に配設される肋材をさらに含む、請求項11に記載の血液処理装置。
【請求項17】
血液入口と血液出口とを有する筐体であって、前記血液入口が前記筐体の内部へと延在する筐体と、
前記筐体内に同軸に延在し、前記血液入口と軸方向に整列される熱交換器コアであって、約180度離間して配設される一対のコア開口を含み、前記一対のコア開口が前記血液入口から前記熱交換器コアの外部へと血液が通ることができるように構成される熱交換器コアと、
熱交換器の流体が熱交換器の中空糸を通って流れ、前記コア開口からの血液が前記熱交換器の中空糸を横切って流れ得るように、前記熱交換器コアの周りに配設される熱交換器の中空糸と、
前記熱交換器コアの周りに同軸に延在する円筒形の外板であって、前記熱交換器の中空糸を通るらせん状の血液の流れを生じさせるために、約180度離間して配設され且つ前記一対のコア開口から径方向に偏位した一対の外板開口を含む円筒形の外板と、
ガスがガス交換器の中空糸を通って流れ、前記環形の外板開口からの血液が、前記ガス交換器の中空糸を横切って流れ得るように、前記円筒形の外板の周りに配設されるガス交換器の中空糸とを備える血液処理装置。
【請求項18】
前記一対の外板開口が、前記一対のコア開口が配置される近くの端部に対向する前記円筒形の外板の端部の近くに配設される、請求項17に記載の血液処理装置。
【請求項19】
前記熱交換器の中空糸および前記ガス交換器の中空糸のうちの少なくとも一方がポリマー材料から作製される、請求項17に記載の血液処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−63121(P2013−63121A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−202218(P2011−202218)
【出願日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(506161186)ソリン・グループ・イタリア・ソシエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ (6)
【出願人】(501193001)ポリテクニコ ディ ミラノ (18)
【氏名又は名称原語表記】POLITECNICO DI MILANO
【住所又は居所原語表記】Piazza Leonardo da Vinci,3220133 MILANO−Italy
【Fターム(参考)】