説明

夏採りイチゴの温室空調栽培装置

【課題】従来のイチゴ栽培は高温期には著しく収量が落ち込み輸入に頼らざるを得なかった。
【解決手段】イチゴの栽培環境を温室内部にヒートポンプ式冷凍機と冷気ダクト及び温室周囲の壁面を遮熱材で囲み冷気プールを創出することで高温期の栽培を可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イチゴを外気温度の高温期に栽培可能に関する。
【0002】
従来のイチゴ栽培は外気温度が高温期になると国内では一部北海道や高地での冷涼な地域を除き収量が極端に少なくなり主にアメリカ産の輸入に頼っている。
【0003】
関係行政機関を含むイチゴ栽培関係者により高温期に収量が多く、品質のよい品種の開発や対策が進められているが決定的な方策はいまだ途上にある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、収量の減少は温室内の高温環境に原因ありとし、この温室の高温環境を冷気のプールを創出することでイチゴ栽培環境を改善することで問題の解決を図るものである。
【発明の効果】
【0005】
イチゴの収量は冷気プールの内部の冷涼な環境に置くことで北海道や高冷地の環境と同等の収量を望むことが出来る。
【発明の実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
【0007】
図において、温室の壁面の周囲を遮熱材で囲い冷気のプールとする。遮熱材は地下部にも埋設する
【0008】
ヒートポンプ式冷凍機で冷気を創出し冷気ダクトで冷気を静かに冷気プールに貯留する。
【0009】
温室上部の高温空気は陽圧フアンによる外気の導入により天窓からは排風される。外気の導入時にはフイルターを通して行われる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の温室の断面図 温室内部に於いて高温の空気は上部へ.冷い冷気は下部冷気プールに貯留される.

【特許請求の範囲】
【請求項1】
温室の外装壁周囲4面を地下部及び地上部を一定の高さの遮熱材で囲み、冷気をプール出来る夏取りイチゴの温室空調栽培装置。
【請求項2】
ヒートポンプ冷凍機で創出された冷気を請求項1に記載された冷気プールに静かに貯留させる夏取りイチゴの温室空調栽培装置
【請求項3】
温室上部の高温空気を天窓から屋外には排風を行う夏取りイチゴの温室空調栽培装置
【請求項4】
温室上部の高温空気の排出は、温室壁面に設置された陽圧フアンの運転にり外気を導入し陽圧を確保する。陽圧フアンの外気導入時はフイルターを通して導入される夏取りイチゴの温室空調栽培装置。

【図1】
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