説明

外用剤

【課題】皮膚細胞や歯肉細胞などに生長と分裂の促進作用、すなわち生理活性の賦活作用があり、また細胞の損傷に対して治癒促進作用があるなど、特に傷ついた歯肉や皮膚などの細胞を賦活化する外用剤とすることである。
【解決手段】 ムギネ酸含有の植物体を酸性条件下で乳酸発酵させ、この乳酸発酵物に嫌気性条件下で酵母を増殖させると共に海藻および海草を添加して発酵させた発酵物を設け、この発酵物と緑茶の灰化物とを細胞賦活成分として含有してなる外用剤とする。ムギネ酸が含まれており、しかも海藻もしくは海草または両者併用した混合物の酵母発酵によって生成されたカルシウム、亜鉛などの海水起源の多種類のミネラルが含まれている。さらに緑茶の灰化物から、鉄、マグネシウム、カルシウム、ケイ酸などの生体に有用な成分が供給され、特に緑茶の灰化物に比較的多く含まれている酸化第二鉄などは、ムギネ酸でキレート化されることにより、生体になじみやすく細胞に取り込まれやすい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、皮膚細胞を賦活して健全化を図る外用剤、または歯茎などの口腔内細胞を賦活して健全化を図る外用剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、歯茎や皮膚を衛生的に保つように抗菌性を高め、または歯の抗う蝕活性を高めるために緑茶成分を歯磨剤や皮膚洗浄剤の有効成分として配合した外用剤が知られている。
【0003】
例えば歯磨剤や洗口剤などに添加される歯質強化のため、茶の抽出成分として、ミネラルを含みポリフェノールを低減させた調整された茶抽出成分が知られている(特許文献1)。
【0004】
また、歯の再石灰化促進に有効なフッ素イオンを含む海藻類およびその抽出物、または茶およびその抽出物を飲食物や歯磨剤に配合することが知られている(特許文献2)。
【0005】
ところで、皮膚がひどく損傷した場合の代表的な症例である褥瘡について説明すると、その症状は皮膚や皮下の組織が自分の体の重さなどで圧迫され、その局所の血流が遮断されたために、組織が壊死し、そのために皮膚潰瘍を生じたものである。
そのような損傷した皮膚の治療に、緑茶から抽出したポリフェノール類を所定濃度に配合したポリフェノール添加生理食塩水が有効であることが知られている(特許文献3)。
【0006】
また、一般的に身体の創傷の治癒のためには、蛋白質、ビタミン(ビタミンCなど)や鉄分、亜鉛、カルシウムなどのミネラル類を充分に補給することが大切であることが周知である。
【0007】
【特許文献1】特開2005−029496号公報
【特許文献2】特開2006−241122号公報
【特許文献3】特開2004−099527号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記した従来の緑茶抽出物または海藻抽出物は、皮膚細胞の除菌効果や、歯質に対する強化作用が認められるものではあるが、皮膚細胞の生理活性促進、すなわち賦活化による健全化または損傷部分の治癒の促進、または傷ついた歯肉細胞の賦活化のために充分な量のミネラル類が吸収されやすい状態で含有されたものではない。
【0009】
すなわち、損傷した細胞の治癒に必要なミネラル類は、細胞が直接に吸収する量は多くなく、充分に予防や治癒効果をあげることは容易なことではなかった。
【0010】
そこで、この発明の課題は、上記した問題点を解決して皮膚細胞や歯肉細胞などに生長と分裂の促進作用、すなわち生理活性の賦活作用があり、また細胞の損傷に対して治癒促進作用があるなど、特に傷ついた歯肉や皮膚などの細胞を賦活化する外用剤とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するために、この発明においては、ムギネ酸含有の植物体を酸性条件下で乳酸発酵させ、この乳酸発酵物に嫌気性条件下で酵母を増殖させると共に海藻および海草を添加して発酵させた発酵物を設け、この発酵物と緑茶の灰化物とを細胞賦活成分として含有してなる外用剤としたのである。
【0012】
上記したように構成されるこの発明の外用剤は、イネ科植物などのムギネ酸含有の植物体が酸性条件下で乳酸発酵している故に発酵物にムギネ酸が含まれており、しかも海藻もしくは海草または両者併用した混合物の酵母発酵によって生成されたカルシウム、亜鉛などの海水起源の多種類のミネラルが含まれている。
【0013】
さらに緑茶の灰化物から、鉄、マグネシウム、カルシウム、ケイ酸などの生体に有用なミネラル成分が供給され、特に緑茶の灰化物に比較的多く含まれている酸化第二鉄などは、ムギネ酸でキレート化されることにより、生体になじみやすく細胞に取り込まれやすい錯体になっていると考えられる。
【0014】
そのため、外用剤の成分として、損傷した細胞の治癒に必要なミネラル類のカルシウム、亜鉛、鉄、マグネシウム、カルシウム、ケイ酸などが含まれ、特に、鉄分などは細胞が浸透しやすい状態にムギネ酸キレート物質となって含まれており、これは損傷した細胞の賦活化に効果を奏することは、後述の実験結果からも明らかである。
【0015】
また、上記した作用を充分に奏する外用剤であるように、ムギネ酸含有の植物体が、イネ、ムギ、トクサ、スギナおよびヨシから選ばれる一種以上のイネ科植物であることが好ましい。これらのイネ科植物には、比較的多くのムギネ酸が含まれており、この発明に用いる原材料として好ましいものである。
【0016】
また、この発明に用いる海藻としては、上記のムギネ酸とキレート化する鉄分などミネラル含有量が比較的多いものが好ましく、ヒジキ類、コンブ類およびノリ類から選ばれる一種以上の海藻類であることが好ましい。
【0017】
上記のようにして製造される発酵物と、緑茶の灰化物とを生理的活性成分として含有してなる外用剤は、歯周炎もしくは歯肉炎の治療のための口腔用外用剤または予防のための歯磨剤として用いることが有効である。また上記の外用剤は、褥瘡治療用の皮膚外用剤として用いることもできる。
【発明の効果】
【0018】
この発明は、イネ科植物の乳酸発酵物に海藻および海草を添加して酵母で発酵させた発酵物と、緑茶の灰化物とを生理的活性成分とする外用剤としたので、生体になじみやすく浸透性のよいミネラル成分を含有することにより、皮膚細胞や歯肉細胞などに生長と分裂の促進作用、すなわち生理活性の賦活作用があり、また損傷した細胞に対して治癒促進作用があるなど、特に傷ついた皮膚や歯肉などの細胞を賦活化し健全化できる外用剤となる利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
この発明の実施形態である外用剤は、所定の発酵物と、緑茶の灰化物とを生理的活性成分として含有する。
発酵物を得るには、先ず、乳酸菌が優先種となっている酸性の発酵条件下でイネ科植物などのムギネ酸含有の植物体を乳酸発酵させる。
【0020】
ここでいう「酸性の発酵条件」は、pH4以下、例えばpH2〜4、好適にはpH2.5〜2.7程度の酸性条件をいい、またこのような酸性条件での微生物群としては、例えばラクトバチルス・プランタラムなどの耐酸性の乳酸菌が優先種となる微生物群である。
【0021】
このような所定の酸性の発酵条件を維持した微生物群は、繰り返し何度も使用することができるものであり、例えば通年、発酵条件を維持して培養しておけば、いつでも安定した状態での発酵をさせることができる。
【0022】
酸性の発酵条件下でムギネ酸含有の植物体を乳酸発酵させるには、乳酸発酵微生物群中にイネ科植物などを添加して漬け込めばよく、例えば晩秋期に刈り取ったヨシ類などをブランチング(短時間の熱水への浸漬、いわゆる湯通し)し、植物体が柔軟になる程度に熱水処理し、これを漬け込んで発酵させることが好ましい。
【0023】
ムギネ酸含有の植物体としては、ケイ酸堆積植物でもあるイネ科植物が代表的なものであり、例えばイネ、ムギ、トクサ、スギナもしくはヨシなどが挙げられ、または2種以上のイネ科植物を併用し、それらを混合した物であってもよい。
【0024】
因みに、イネ科植物は、例えば鉄欠乏条件下で、三価鉄キレート活性を有するムギネ酸類を根圏に放出し、「Fe(III)-ムギネ酸」錯体として根から鉄を吸収する(Takagi et al. 1984 )ことが知られている。このようなムギネ酸類(MAs)としては、ムギネ酸(MA)、2’−デオキシムギネ酸(DMA)、3−ヒドロキシムギネ酸(HMA)、3−エピヒドロキシムギネ酸(epiHMA)、アベニン酸(AVA)、ディスティコン酸,エピヒドロキシデオキシムギネ酸(epiHDMA)がある。
【0025】
このようなムギネ酸含有の植物体の乳酸発酵物への漬け込みを行なった当初は、発酵条件が低酸分となるが、次第に数種類の菌群の交代と増減の過程を経て、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)などの耐酸性の乳酸菌が優先種となって乳酸発酵する。なお、上記以外の乳酸菌種が優先する場合もあるが、優先する種類により有機酸やエステルの量や質において、それぞれ特質に若干の違いあるものが得られる。
【0026】
次に、乳酸発酵物に海藻および海草を添加すると共に酵母を増殖させて発酵および熟成させる。
この発明に用いる海藻は、海水由来の多種類の元素を含む藻類であり、特にその種類を限定して用いるものではなく、多細胞藻類、単細胞藻類(浮遊生活種または浮遊生活世代)のいずれであってもよく、例えば、アオサ、アオノリ、ノリなどの緑藻類、コンブ、ヒバマタ、ホンダワラ、ヒジキなど褐藻類、イギス、フノリなどの紅藻類、スピルリナなどの藍藻類が挙げられる。また、淡水産の緑藻であるクロレラやクラミドモナスなどを必要に応じて添加し、所要の元素量の調整を図っても良い。
【0027】
この発明に用いる海草は、海産の顕花植物であり、例えば単子葉植物であるアマモやスガモなどが挙げられる。その他にもウミヒルモ、マツバウミジグサ、リュウキュウスガモ、ボウアマモ、ウミショウブなどが挙げられる。
このような海藻もしくは海草または両者併用して前記した乳酸発酵物に添加し、その混合物を発酵させた海藻等発酵物を設ける。
【0028】
なお、添加する際の乳酸混合物には、予め、嫌気性条件下で酵母を増殖させるように調整されたものである。
ここで、嫌気性条件下で酵母を増殖させるには、混合物中の乳酸の酸度を1%以上に保ちながら、発酵槽の液面を樹脂製の水袋で蓋をするように覆い、やや嫌気的な発酵状態を保ち、酵母のサッカロミセス・セルヴィシェ(Saccharomyces cerevisiae)などが多量に存在し、かつ乳酸発酵も持続するような条件に調整する。発酵温度は、10℃以下(冬季の外気温)に保つことが好ましい。
【0029】
このように発酵条件を整えることにより、酵母、乳酸菌、その他に自然混入の土壌菌や糸条菌も加わって、イネ科植物などの植物体、海藻または海草の細胞組織が効率よく分解される。その際には、貝化石などを添加することも好ましいことである。
【0030】
このようにして発酵物中に乳酸を蓄積すると共に、低いpH条件で発酵させることにより、有害微生物の増殖は抑制され、発酵物の長期熟成が可能になる。好ましくは2〜3年を経過させると、各種の成分は分解が進行して充分に熟成された状態になる。
【0031】
また、このように発酵過程で異なる微生物種を同一槽内で培養することにより、四季の各時期(気温)でのみ優先する強い菌種に淘汰され、長年月ではあるが効率よく酵素作用と化学作用が同時進行して海藻等発酵物が生産される。
【0032】
この発明に用いる緑茶の灰化物について説明する。
緑茶の灰化物は、通常、飲料として本邦でよく知られた緑茶の葉部もしくは茎部またはこれらの粉砕物などを使用でき、または製造工程で得られる茶滓、茶渋、荒茶なども有効に利用することができる。一般的な緑茶は、茶葉などの茶の植物体を蒸煮してから、これをもみながら乾燥させたものであるが、非発酵の緑茶であれば、特にグレードなどを限定することなく、この発明に灰化原料として用いることができる。
【0033】
このような緑茶を灰化するには、好気的条件で燃焼させればよく、例えば燃焼ガスなどで加熱される金属またはセラミックなどからなる耐熱板上で、例えば400〜1000℃程度に加熱し、燃焼させ、灰として残る酸化物および炭化物などを採取し、必要に応じてミルなどで微粉砕すればよい。
【0034】
例えば、LPガスを熱源とするコンロ上に、中華料理用鍋を置いて加熱し、原料の緑茶を投入して、鉄製などの耐熱製のヘラなどで5〜20分毎に攪拌しながら炭化(灰化)させる。その際に、当初は白煙が出るが、それが次第に濃くなり、次いで薄くなり、ついに白煙が全く出なくなり、1時間20分くらいで炭化物と灰化物が混在した状態になる。
【0035】
次いで、そのまま、または作業の都合においては、自然冷却した後、加熱を再開してもよく、その後は4時間程度、ヘラで攪拌しながら加熱する。加熱時に赤く見える炭が無くなれば、灰化作業は完了する。
【0036】
このようにすると、例えば原料の緑茶2kgから0.1kg程度の灰化物が製造でき、灰化率は5〜6%程度になる。このような作業は、より大規模な設備を用いて行なうことも勿論可能である。
【0037】
以下に、茶(ツバキ科)、稲藁、一般的な木材であるナラ、カシ、マツの木灰の化学成分(灰100mg中のmg数、単位重量当りの重量%に同じ。)を比較して表1に示す。
【0038】
【表1】

【0039】
上記の表により、茶(ツバキ科)の灰には酸化第二鉄の含有量が比較的に多いことがわかる。
【0040】
また、一般的な茶葉の無機成分のうち、50%が、カリウム、15%はリン酸その大部分はリン酸カリウムであり、その他に、カルシウム、マグネシウム、さらに少量の鉄、マンガン、ナトリウム、ケイ酸、いおう、塩基が含まれる。また茶葉は、他の植物に比べてマンガンやふっ素、よう素の含有量が多い。リン酸や、カリウムは若芽に多いが生育とともに減少し、カルシウム、鉄、マンガン、アルミニウムが増加する。その他の微量成分としては、分光分析の結果から銅、ニッケル、ベリリウム、チタン、バナジウム等の金属が検出される。
そして、緑茶の灰化物であれば、無機成分の一部または大部分は酸化されており、例えば鉄分は、酸化第二鉄などの酸化鉄に酸化されている。
【0041】
このようにして得られる緑茶の灰化物と、前記のようにして得られる海藻等発酵物とを細胞賦活成分として外用剤に所要比で配合するには、一般的な軟膏、パップ剤のような皮膚外用剤のゲル状またはクリーム状の賦形剤(母材)に対し、有効量とする配合割合で混合すればよい。有効量として症状に合わせた設定される配合量を特に限定することは困難であるが、通常は緑茶の灰化物1〜30重量%、海藻等発酵物70〜99重量%の範囲で緑茶の灰化物と海藻等発酵物とを適宜に変更することができる。
【実施例1】
【0042】
一般的な硫酸ゲンタマイシン製剤(ゲンタシン軟膏と略称される。)を下記のようにして調製した。
緑茶の灰化物5重量%、海藻等発酵物95重量%の混合物を調整し、これを製剤全体の40重量%配合し、かつ日本薬局方の硫酸ゲンタマイシンを1mg(力価)添加した軟膏を調製した。その他の成分は、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸メチル、セタノール、硫酸パラフィン、白色ワセリン、セトマクロゴール1000、pH調整剤であり、諸原料を混和して淡茶色で滑らかな半固体の性状を呈する軟膏とした。
【0043】
[比較例1]
実施例1において、緑茶の灰化物を配合せず、海藻等発酵物100重量%のものを製剤全体の40重量%配合したこと以外は、実施例1と全く同様にしてゲンタシン軟膏を調製した。
【0044】
得られた実施例1と比較例1の軟膏について、医師管理の基に実施例1を褥瘡の症状があるモニター7人に処方し、比較例1をモニター1人に処方すると共に、経過を褥瘡患部の大きさ(短径と長径)の変化として観察し、その結果を下記の表2および図1(実施例2:モニター2)、図2(実施例4:モニター4)、図3(比較例1:モニター8)の図表に示した。
【0045】
処方の条件は、いずれのモニターに対しても同様に1日に1〜2回の頻度で褥瘡に微温湯洗浄をし、消毒後、実施例1または比較例1の軟膏を塗布し、ガーゼ保護またはラップによる保護を行なった。
【0046】
【表2】

【0047】
表1および図1〜3の結果からも明らかなように、緑茶の灰化物と海藻等発酵物の混合物を所定量配合した実施例1〜7のゲンタシン軟膏を処方した場合、個人差や年齢条件により治癒日数に差はあるものの、肉芽の形成の後に表皮形成が進み、表皮が創を覆って褥瘡は治癒した。
【0048】
一方、従来通りに緑茶の灰化物を配合しなかった比較例1では、約50日経過したところで真皮様組織まで肉芽の形成の盛りは進んだが、フィブリン層と表皮細胞の生着までには至らない改善状態であった。
次に、参考例として上記以外の製剤形態(クリーム、ゲル剤、液剤)の処方例を以下に列挙する。なお、表中の(緑茶灰化物:海藻等発酵物)1:9混合物は、混合割合が重量比で調製された混合物である。
【0049】
【表3】

【0050】
【表4】

【0051】
【表5】

【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】実施例2の使用による褥瘡の大きさと治療日数の関係を示す図表
【図2】実施例4の使用による褥瘡の大きさと治療日数の関係を示す図表
【図3】比較例1の使用による褥瘡の大きさと治療日数の関係を示す図表

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ムギネ酸含有の植物体を酸性条件下で乳酸発酵させ、この乳酸発酵物に嫌気性条件下で酵母を増殖させると共に、海藻もしくは海草または両者併用して添加した混合物を発酵させた海藻等発酵物を設け、この海藻等発酵物と緑茶の灰化物とを細胞賦活成分として含有してなる外用剤。
【請求項2】
ムギネ酸含有の植物体が、イネ、ムギ、トクサ、スギナおよびヨシから選ばれる一種以上のイネ科植物の植物体である請求項1に記載の外用剤。
【請求項3】
海藻が、ヒジキ類、コンブ類およびノリ類から選ばれる一種以上の海藻類である請求項1に記載の外用剤。
【請求項4】
外用剤が、歯周炎もしくは歯肉炎の治療のための口腔用外用剤またはそれらの予防のための歯磨剤である請求項1〜3のいずれかに記載の外用剤。
【請求項5】
外用剤が、褥瘡治療用の皮膚外用剤である請求項1〜3のいずれかに記載の外用剤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−35494(P2009−35494A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−199402(P2007−199402)
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(397005246)
【Fターム(参考)】