説明

外用製剤並びに外用製剤の製造方法

【課題】従来ではほとんど検討されていない含硫プロアントシアニジンオリゴマーの安定性並びに含有量を高めた外用製剤又はそのような外用製剤の製造方法の提供。
【解決手段】含硫プロアントシアニジンオリゴマーを含有する外用製剤において多価アルコールを配合することで、有効成分である含硫プロアントシアニジンオリゴマーが、製剤中で長期にわたって良好な安定性を示し、かつ外用製剤を製造するにあたって、多価アルコールを配合することで、含硫プロアントシアニジンオリゴマーの溶解度を向上させ、製剤中における含硫プロアントシアニジンオリゴマーの含有量を増大させる外用製剤又はそのような外用製剤の製造方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロアントシアニジン類を含む植物又はその抽出物をチオール基含有化合物と反応させた反応液を濃縮並びに乾燥させて得られる含硫プロアントシアニジンオリゴマーを含有する外用剤であって、多価アルコールを更に配合することを特徴とする外用製剤。
【請求項2】
下記の式1で示される化合物を主要成分とする含硫プロアントシアニジンオリゴマーであることを特徴とする請求項1記載の外用製剤。
【化1】

:式1
[式1中、nは0又は1〜3の整数であり、R1は水素原始又は下記の式2で示されるガロイル基を示し、R2及びR3はそれぞれ独立して水素原子又は水酸基を示し、R4はシステイン、シスチン、グルタチオン又はチオール基含有ペプチド残基を示す。]
【化2】

:式2
【請求項3】
多価アルコールが、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜2記載の外用製剤。
【請求項4】
外用製剤中における多価アルコールの含有量が0.5〜20.0質量%の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3記載の外用製剤。
【請求項5】
外用製剤中にプロアントシアニジン類を含む植物又はその抽出物をチオール基含有化合物と反応させた反応液を濃縮並びに乾燥させて得られる含硫プロアントシアニジンオリゴマーを安定に且つ高濃度で含有させるために、多価アルコールを製剤中に配合することを特徴とする外用製剤の製造方法。

【公開番号】特開2007−314483(P2007−314483A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−148002(P2006−148002)
【出願日】平成18年5月29日(2006.5.29)
【出願人】(000119472)一丸ファルコス株式会社 (78)
【出願人】(592196156)株式会社アミノアップ化学 (7)
【Fターム(参考)】