説明

外科用デバイス上で環状構造を位置決めするためのハブ

【課題】切開された対向する組織に対して構造物を適正に位置決めするデバイスを提供する。
【解決手段】隣接する腸セクション間に吻合を形成するための装置であって:a)管状本体部分20に選択的に取り付け可能であるシャフト28を有するアンビルアセンブリ30を含む吻合デバイス;およびb)隣接する腸セクション間に環状構造物を位置するためのハブであって、このハブはアンビルアセンブリのシャフトをその中に受容するための管腔を規定する中央スリーブをその中に含み、中央スリーブは吻合デバイス上の特徴と係合しそしてハブをデバイスに連結するための連結部分を形成し、環状構造物はハブに作動可能に連結され、そしてそれから半径方向の外方に延びるハブ、を備える装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(背景)
(技術分野)
本開示は、環状構造物およびこれを位置決めするためのデバイスに関し、そしてより詳細には、漏れ、出血および/または狭窄の発生を減少させるために、円形のステープル留めデバイスと組み合わせて用いるための環状構造、ガスケットなどを位置決めするためのハブに関する。
【背景技術】
【0002】
(関連技術の背景)
ステープルは、例えば、腸または気管支のような種々の身体構造を接続または吻合するとき、伝統的に縫合を置換するために用いられている。これらのステープルを付与するために採用される外科用ステープル留めデバイスは、一般に、患者において、組織の延長されたセグメントを同時に切断およびシールするように設計されており、それ故、このような手順の時間およびリスクを大いに減少させる。
【0003】
身体組織のセグメントを一緒に接続するため、および/または吻合の生成のための目的に、外科用ファスナー、例えば、ステープルまたは2部分ファスナーの1つ以上の直線状の列を身体組織に逐次的または同時に付与するために、直線状または環状の外科用ステープル留めデバイスが採用されている。直線状の外科用ステープル留めデバイスは、一般に、一対の顎または指様構造物を含み、これらの間に接続されるべき身体組織が配置される。この外科用ステープル留めデバイスが作動および/または「発射される」とき、発射バーが長軸方向に移動し、そしてステープル駆動部材を顎の一方に接触させ、そして外科用ステープルは、身体組織を通り、対向する顎中のアンビル中に/それに対して押され、それによってこれらステープルを圧着して閉鎖する。ナイフブレードが、ステープルの列/ライン間を切断するために提供され得る。このような外科用ステープル留めデバイスの例は、特許文献1、2および3に記載されており、その各々の全体は、参考として本明細書中に援用される。
【0004】
環状の外科用ステープル留めデバイスは、代表的には2つである複数の環状のステープルの列を含む環状ステープルカートリッジアセンブリ、この環状のカートリッジアセンブリと作動可能に組み合わせられるアンビルアセンブリ、および上記ステープルの列の内に配置される環状ブレードを含む。このような環状の外科用ステープル留めデバイスの例は、Robertsonらによる特許文献4および5に記載されており、その各々の全体は、参考として本明細書中に援用される。
【0005】
大部分の手順について、患者の組織と直接接触するステープルでは、裸のステープルの使用は一般に受容可能である。組織の一体性は、通常、ステープルが組織を裂くこと、および治癒が生じる前にシールを損なうことを防ぐために供される。しかし、いくつかの手術操作では、外科用支持体、例えばメッシュが、外科医によって、患者にともなう組織欠陥、特に腹部壁、胸部壁、横隔膜およびその他の身体の筋肉−腱膜領域で生じるような組織欠陥を架橋、修復および/または補強するために採用されている。外科用支持体の例は、特許文献6、7、8、9、10および11に開示されており、これらの各々の全体は、本明細書中に参考として援用される。
【0006】
ステープルが、外科用支持体(すなわち、補強材料)を利用する外科的手順で付与されるとき、ステープルの脚は、代表的には、アンビルの顎に遭遇する前に、カートリッジ顎から、この外科用支持体の層を通り、そして患者の組織を通過する。代替の手順では、ステープルの脚は、代表的には、アンビルの顎に遭遇する前に、カートリッジ顎から、外科用支持体の第1の層を通り、次いで患者の組織を通り、そして最後に外科用支持体の第2の層を通る。その場にあるステープルで、留められた組織は、上記外科用支持体の層の間に圧着される。
【0007】
上記に記載された外科用支持体は、直線状の外科用ステープル留めデバイス組み合わせ用いられる。Model「EEA」(登録商標)器具のような端と端とを吻合するステープラーは、Norwalk、CTにあるTyco Health−Care Group,LP,の事業部United States Surgicalから利用可能であり、そしてGreenらによる特許文献12に開示されている。一般に、端と端とを吻合するステープラーは、代表的には、ステープルのアレイを患者の腸またはその他の管状器官の接近したセクション中に配置する。得られる吻合は、多くの「B」形状のステープルを含む腸の反転したセクションを含み、腸のこれら接近したセクション間の確実な連結を維持する。
【0008】
外科用ステープルの使用に加え、生物学的組織接着剤が、組織修復および吻合の生成のために開発されている。一般に、生物学的接着剤は、分離した組織を一緒に結合し、治癒プロセスを支援し、そして組織強度を増大する。このような接着剤は、例えば、組織の修復または吻合の生成のために外科的手順において縫合およびステープル留めの代わりに用いられ得る。
【0009】
生物学的接着剤の使用に加え、吻合の形成の後、別個の器具またはデバイスが、この吻合に生物学的封止剤を付与するために用いられる。代表的には、別個のステップで、この生物学的封止剤は、吻合の外面に、噴霧、ブラッシング、塗布、これらの任意の組み合わせ、または当業者によって企図される任意のその他の方法によって付与される。この生物学的封止剤は、吻合からの漏れの発生を減少および/または停止するために作用する。
【0010】
任意の端と端との腸吻合の1つの可能な副作用は、経時的に狭窄するその傾向であり、この狭窄は、経時的に管腔の直径を減少し得る。従って、吻合された腸またはその他の管状器官の管腔を経時的に用いて維持することを支援する、構造物に対する必要性が存在する。
【0011】
適切な生体適合性接着剤の付与は、患者および外科医に同様に多くの利点を提供し、例えば、用いられるステープルの数の可能な減少、処置される組織の即座の封止、吻合の強化、ならびに血管からの出血、組織接続部を通る漏れ、および狭窄の発生の減少などがある。さらに、生体適合性接着剤の使用は、異物身体反応および瘢痕を最小にする傾向がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】米国特許第4,354,628号明細書
【特許文献2】米国特許第5,014,899号明細書
【特許文献3】米国特許第5,040,715号明細書
【特許文献4】米国特許第5,799,857号明細書
【特許文献5】米国特許第5,915,616号明細書
【特許文献6】米国特許第3,054,406号明細書
【特許文献7】米国特許第3,124,136号明細書
【特許文献8】米国特許第4,347,847号明細書
【特許文献9】米国特許第4,655,221号明細書
【特許文献10】米国特許第4,838,884号明細書
【特許文献11】米国特許第5,002,551号明細書
【特許文献12】米国特許第5,392,979号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
従って、切開された対向する組織に対して構造物を適正に位置決めするためのデバイスに対する必要性が存在している。
【課題を解決するための手段】
【0014】
(要約)
本開示は、漏れ、出血、狭窄およびその他の合併症の発生を減少するために、環状構造物、ガスケットなどを送達デバイス上に位置決めするためのハブに関する。
【0015】
本開示の1つの局面によれば、隣接する腸セクション間に吻合を形成するための装置が提供される。この装置は、管状本体部分に選択的に取り付け可能であるシャフトを有するアンビルアセンブリを含む吻合デバイス;および、隣接する腸セクション間に環状構造物を位置するためのハブを含む。このハブは、上記アンビルアセンブリのシャフトをその中に受容するための管腔を規定する中央スリーブをその中に含む。この中央スリーブは、上記吻合デバイス上の特徴と係合するための連結部分を形成し、そして上記ハブを上記デバイスに連結する。この装置は、上記スリーブに作動可能に連結され、そしてそれから半径方向の外方に延びる環状構造物を備える。
【0016】
本開示の別の局面によれば、隣接する腸セクション間に環状構造物を配置するためのアセンブリが提供される。このアセンブリは、アンビルアセンブリおよび管状本体部分を有する環状の外科用ステープル留めデバイスであって、このアンビルアセンブリがアンビル部材およびアンビルシャフトを有し、上記管状本体部分が環状形態にある複数の外科用ステープルを保持し、この管状本体部分が外科用ステープルの半径方向の内方に配置される連結部材を有し、上記アンビル部材のアンビルシャフトがこの管状本体の連結部材に取り付け可能である。このアセンブリは、さらに、その中に該アンビルシャフトを選択的に受容するための管腔をそれを通って規定する中央スリーブ、およびこの中央スリーブから半径方向に延びる環状構造物を含むハブであって、ここで、このハブが上記アンビルシャフト上に配置され、この環状構造物が上記アンビルシャフトの長軸方向軸に対して同心に位置される。
【0017】
本開示のなお別の局面によれば、隣接する組織セクション間に環状構造物を配置する方法が提供される。この方法は、a)アンビルアセンブリおよび本体部分を含む外科用ステープル留めデバイスを提供する工程であって、このアンビルアセンブリが、アンビルシャフト上に支持されたアンビル部材ならびに複数の外科用ステープルおよびナイフを保持する本体部分を含む工程;b)隣接する組織セクション間に環状構造物を位置するためのハブを提供する工程であって、このハブが、その中にこのアンビルアセンブリのシャフトを選択的に受容するような形態でかつ適合されている管腔を規定する中央スリーブ、およびこの中央スリーブに作動可能に連結され、そしてこの中央スリーブから半径方向の外方に延びる環状構造物を含む工程;c)上記アンビルアセンブリを、第1の組織セクション中に挿入する工程;およびd)上記ハブを上記アンビルシャフト上に、上記環状構造物が上記アンビルシャフトの長軸方向軸に対して同心に位置されるように、そして上記環状構造物が上記第1の組織セクションに隣接して位置決めされるように位置決めする工程を包含する。
【0018】
この方法はさらに、a)上記本体部分を第2の組織セクション中に挿入する工程;b)上記アンビルアセンブリおよび上記本体部分を、上記第1の組織セクションの端部部分、上記第2の組織セクションの端部部分および前記環状構造物が、上記アンビル部材と上記本体部分との間に配置されるように互いに接近する工程であって、ここで、上記環状構造物が上記第1の組織セクションと上記第2の組織セクションとの間に配置される工程;c)上記本体部分から上記ステープルを展開する工程;およびd)上記第1の組織セクション、上記第2の組織セクション、および上記環状構造物を上記ナイフで切断する工程、をさらに包含する。
【0019】
上記ハブは、上記中央スリーブと一体に形成され、そしてこの中央スリーブから延びる環状フランジを含み得る。このフランジは、上記中央スリーブの第1の端部から延び得る。
【0020】
上記中央スリーブは、その周縁の周りに形成される、複数の長軸方向に延びるスロットを含み得る。この中央スリーブの1つの端部を通って各々の細長いスロットが延び得る。この複数のスロットは、複数の可撓性の指によって規定され得る。
【0021】
上記環状構造物は、生体吸収性材料および生体非吸収性材料の少なくとも1つから製作され得る。上記環状構造物は、接着剤、封止剤、止血剤および医薬からなる群から選択される材料を含み得ることが想定される。
【0022】
上記環状構造物は、上記中央スリーブの外径より大きな寸法を有する中央開口部を規定する外側環状ディスク、およびこのディスクを上記中央スリーブに相互連結するウェブを含み得る。
【0023】
本開示のなお別の局面によれば、上記ハブが、上記中央スリーブと一体に形成され、そして該中央スリーブから延びる環状フランジを含むアセンブリが、提供される。
【0024】
本開示のなお別の局面によれば、上記フランジが、上記中央スリーブの第1の端部から延びるアセンブリが、提供される。
【0025】
本開示のなお別の局面によれば、上記中央スリーブが、その周縁の周りに形成される、複数の長軸方向に延びるスロットを含む、請求項9に記載のアセンブリが提供される。
【0026】
本開示のなお別の局面によれば、上記中央スリーブの1つの端部を通って各々の細長いスロットが延び、上記複数のスロットが複数の可撓性の指によって規定されるアセンブリが、提供される。
【0027】
本開示のなお別の局面によれば、上記環状構造物が、生体吸収性材料および生体非吸収性材料の少なくとも1つから製作されるアセンブリが、提供される。
【0028】
本開示のなお別の局面によれば、上記環状構造物が、接着剤、封止剤、止血剤および医薬からなる群から選択される材料を含むアセンブリが、提供される。
【0029】
本開示のなお別の局面によれば、上記環状構造物が、上記中央スリーブの外径より大きな寸法を有する中央開口部を規定する外側環状ディスク、およびこのディスクを中央スリーブに相互連結するウェブを含むアセンブリが、提供される。
【0030】
本開示のなお別の局面によれば、隣接する組織セクション間に環状構造物を配置するシステムであって、このシステムは:
a)アンビルアセンブリおよび本体部分を含む外科用ステープル留めデバイスであって、このアンビルアセンブリが、アンビルシャフト上に支持されたアンビル部材および複数の外科用ステープルおよびナイフを保持する本体部分を含む、外科用ステープル留めデバイス;
b)隣接する組織セクション間に環状構造物を位置するためのハブであって、このハブが、その中にこのアンビルアセンブリのシャフトを選択的に受容するような形態でかつ適合されている管腔を規定する中央スリーブ、およびこの中央スリーブに作動可能に連結され、そしてこの該中央スリーブから半径方向の外方に延びる環状構造物を含む、ハブ;
を備え、
ここで、このアンビルアセンブリは、このアンビルアセンブリが第1の組織セクション中に挿入され得るように構成され、そしてこのハブは、このハブがアンビルシャフト上に位置決めされて、環状構造物がアンビルシャフトの長軸方向軸に対して同心に位置され、かつ環状構造物が第1の組織セクションに隣接して位置決めされるように構成されるシステムが、提供される。
【0031】
本開示のなお別の局面によれば、上記システムはさらに、上記本体部分が第2の組織セクション中に挿入され得るように構成され、そして上記アンビルアセンブリおよび本体部分は、上記第1の組織セクションの端部部分、第2の組織セクションの端部部分および上記環状構造物が、上記アンビル部材と本体部分との間に配置されるように互いに接近され得、ここで、この環状構造物がこの第1の組織セクションとこの第2の組織セクションとの間に配置され、
さらに、第1の組織セクション、第2の組織セクション、および環状構造物が上記ナイフで切断され得るように、この本体部分から上記ステープルを展開するための手段を備えるシステムが、提供される。
【0032】
本開示のなお別の局面によれば、上記ハブが、上記中央スリーブと一体に形成され、そしてこの中央スリーブから延びる環状フランジをシステムが、提供される。
【0033】
本開示のなお別の局面によれば、上記フランジが、上記中央スリーブの第1の端部から延びるシステムが、提供される。
【0034】
本開示のなお別の局面によれば、上記中央スリーブが、その周縁の周りに形成される、複数の長軸方向に延びるスロットを含むシステムが、提供される。
【0035】
本開示のなお別の局面によれば、各々のスロットが、上記中央スリーブの1つの端部を通って延びるシステムが、提供される。
【0036】
本開示のなお別の局面によれば、上記環状構造物が、生体吸収性材料および生体非吸収性材料の少なくとも1つから製作されるシステムが、提供される。
【0037】
本開示のなお別の局面によれば、上記環状構造物が、接着剤、封止剤、止血剤および医薬からなる群から選択される材料を含むシステムが、提供される。
【0038】
本開示のなお別の局面によれば、上記環状構造物が、上記中央スリーブの外径より大きな寸法を有する中央開口部を規定する外側環状ディスク、およびこのディスクをその中央スリーブに相互連結するウェブを含むシステムが、提供される。
【発明の効果】
【0039】
本開示により、切開された対向する組織に対して構造物を適正に位置決めすることを可能にするデバイスが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0040】
添付の図面は、本明細書に援用され、そして本明細書の一部を構成し、本開示の実施形態を例示し、上記で与えられる本開示の一般的説明、および以下で与えられる実施形態の詳細な説明ととともに、本開示の原理を説明するために供される。
【図1】図1は、例示の環状外科用ステープル留めデバイスの斜視図である。
【図2】図2は、図1の外科用ステープル留めデバイスとの使用のための本開示の実施形態によるハブの斜視図である。
【図3】図3は、図2のハブの斜視図であり、それと作動可能に関連する環状構造を含む。
【図4】図4は、図1の環状外科用ステープル留めデバイスを用いる方法を示す、患者の腸領域の斜視図である。
【図5】図5は、図4のアンビルアセンブリの拡大側方正面図であり、そのアンビルロッド上に位置決めされた図3のハブを示す。
【発明を実施するための形態】
【0041】
現在開示される中央ハブの実施形態は、ここで、描写する図面を参照して詳細に説明され、ここで、同様の参照番号は、類似または同一の要素を識別する。本明細書で用いられるとき、用語「遠位」は、使用者から最も遠いその部分をいい、その一方、用語「近位」は、使用者に最も近いその部分をいう。
【0042】
はじめに図1を参照して、本明細書に開示される環状の接着構造との使用のための、環状外科用ステープル留めデバイスは、全体的に10として指定される。外科用ステープル留めデバイス10は、少なくとも1つの回動可能に作動するハンドル部材14、および前進部材16を有するハンドルアセンブリ12を含む。ハンドル部材12から延びて、その長さに沿って湾曲した形状を有するように構築され得る環状の本体部分20が提供される。本体部分20は、ステープルカートリッジアセンブリ22で終了し、これは、ステープル受容スロット36の各々の1つ中に配置されたステープル(図示せず)を有する、ステープル受容スロット36の一対の環状アレイを含む。この本体部分20は、それから遠位方向に延びる連結部材40を含む。アンビルアセンブリ30は、アンビル部材26、およびそれと作動可能に関連するアンビルロッド28を有する。このアンビルロッド28は、アンビルアセンブリ30を連結部材40に取り外し可能に連結し、その結果、アンビルアセンブリ30は、ステープル留めデバイス10のステープルカートリッジアセンブリ22の遠位方向に位置される。
【0043】
ステープルカートリッジアセンブリ22は、管状本体部分20の遠位端に固定して連結され得るか、または管状本体部分20の遠位端内に同心に適合するような形態であり得る。代表的には、ステープルカートリッジアセンブリ22は、ほぼ円錐台形状を有する近位部分、および各々の1つが個々のステープル受容スロット36内に受容される周縁に間隔を置いた指(図示されず)の2つの同心リングを規定する遠位部分を含むステープルプッシャーを含む。
【0044】
代表的には、そのリムがナイフエッジを規定する実質的に開放カップの形態にあるナイフ(図示されず)が、ステープルカートリッジアセンブリ22内に配置され、そしてステープルプッシャー(図示されず)の遠位面に取り付けられる。このナイフエッジは、ステープルの環状アレイの対の半径方向の内方に配置される。従って、使用において、このステープルプッシャーが前進されるとき、このナイフもまた軸方向の外方に前進される。
【0045】
環状ステープルデバイス10の詳細な論議については、その全体の内容が本明細書中に参考として援用されるViolaらによる米国特許第5,915,616号への参照がなされ得る。
【0046】
ここで、図2および3を参照して、本開示の実施形態によるハブ100が示され、以下に説明される。ハブ100は、上記に記載のように、ステープル留めデバイス10とともに用いられることが意図される。ハブ100は、アンビルアセンブリ30のアンビルロッド28に対して環状構造物200を位置し、そして固定することが意図される。
【0047】
図2および3に見られるように、ハブ100は、中央管腔104および長軸方向軸「X」を規定する中央スリーブ102を含む。ハブ100は、中央スリーブ102の第1の端部102aから半径方向の外方に延びる環状フランジ106を含む。図2および3に見られるように、フランジ106は、長軸方向「X」軸に対して直交して配向され得る。フランジ106は、望ましくは、中央スリーブ102と一体に形成される。中央スリーブ102は、それを通ってアンビルアセンブリ30のアンビルロッド28を選択的に受容するような形態および寸法である。
【0048】
中央スリーブ102は、外科用ステープル留めデバイス10に連結するための連結部分を形成する。中央スリーブ102は、それを通って形成された複数の長軸方向に配向された細長いスロット108を含む。1つの実施形態では、各々の細長いスロット108は、中央スリーブ102の第2の端部102bを通って延びる。細長いスロット108は、それらの間に複数の指110を規定する。図2および3に見られるように、各々の細長いスロット108は、中央スリーブ102の第1の端部102aを通って延び得る。このようにして、各指110は、可撓性であり、そして/または半径方向の内方または半径方向の外方のいずれかに屈曲可能である。
【0049】
ハブ100は、ハブ100をアンビルアセンブリ30のアンビルシャフト28に対して正確に位置するように適切に剛直性であり、そして指110が上記に記載された様式で必要に応じて屈曲することを可能にするような適切に可撓性である材料から製作され得る。さらに、ハブ100は、エチレンオキシド(EtO)および/またはγ線殺菌のために適切な材料から製作され得る。ハブ100は、制限されずに、アクリロニトリロブタジエンスチレン(ABS)、ガラス充填ポリプロピレンまたはそれらの特定の組み合わせから製作され得る。ハブ100は、プラスチック射出成形、または、例えば、機械加工、打ち抜き加工などのような当業者に公知の任意のその他の適切な方法から製造され得ることが想定される。
【0050】
図3を特に参照して、ハブ100は、それと作動可能に関連する環状構造物200を有して示される。環状構造物200は、中央開口部202aを規定する外側円形ディスク202、およびディスク202の中央開口部202aの半径方向の内方に延び、そして開口部204aで終わるウェブ204を含む。1つの実施形態では、中央開口部202aは、ハブ100のフランジ106の外径より大きい寸法を有する。図3に見られるように、ウェブ204は、ディスク202からハブ100のフランジ106まで延び得る。
【0051】
1つの実施形態では、環状構造物200のディスク202は、その外側エッジ202bがステープルカートリッジアセンブリ32のステープル保持ポケット36を超えて半径方向の外方に延びるようなサイズである。さらに、環状構造物200のディスク202は、開口部204aが、ディスク202がステープルカートリッジアセンブリ32のステープル保持ポケット36を超えて半径方向の内方に延びるようなサイズであるような、サイズである。
【0052】
環状構造物200のディスク202は、外科用グレードの生体適合性の非吸収性(すなわち、永久的)材料;望ましくは、接着剤、封止剤および/または創傷処置材料で浸漬されたメッシュから製作され得るか、またはそれらを含み得ることが企図される。例えば、ディスク202は、DuPont de Nemours&Co.によって所有される登録商標である「TEFLON(登録商標)」から製作され得る。ディクス202は、生体適合性のポリマー発泡体、フェルト、ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)、ゼラチン、織物など、または任意のその他の生体適合性材料から製作され得ることがさらに企図される。
【0053】
ディスク202のために用いられる非吸収性材料は、制限されずに、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライドなどのようなポリマーから製作されている材料を含む。さらなる非吸収性材料は、制限されないで、ステンレス鋼、チタンなどを含む。
【0054】
1つの実施形態では、環状構造物200のディスク202は、望ましくは、接着剤、封止剤、および/またはその他の創傷処置材料(例えば、医薬)で浸漬されている生体吸収性材料から製作され得る。従って、環状構造物200の封止剤成分は、組織から生じ得る任意の出血を遅らせるために用いられ得、環状構造物200の接着剤成分は、接近した組織を一緒に固定するために用いられ得、そして環状構造物200の生体吸収性は、環状構造物200が所定長さの時間の後に身体中に吸収されることを可能にする。例えば、環状構造物200は、環状構造物200が身体中に吸収される前に吻合が十分に治癒するように約2〜3週間身体中でその場に残り得る。その他の実施形態では、環状構造物200は、吸収性である少なくとも1つの部分、および吸収性でない少なくとも1つの部分を有する。
【0055】
環状構造物200のディスク202のために用いられる生体吸収性の材料は、制限されないで、グリコリド、グリコール酸、ラクチド、乳酸、p−ジオキサノン、α−カプロラクトンおよびトリメチレンカーボネートからなる群から選択される1つ以上のモノマーから得られるホモポリマー、コポリマーまたはブレンドから製作されるような材料を含む。その他の生体吸収性材料は、制限されずに、例えば、ポリグリコール酸(PGA)およびポリ乳酸(PLA)を含む。1つの実施形態では、ディスク202は、生体吸収性フェルト、ePTFE、ゼラチンまたは任意のその他の生体吸収性材料から製作され得る。
【0056】
上記接着剤は、制限されないで、組織接触の際に硬化する接着剤、紫外(UV)光への曝露の際に硬化する接着剤、互いから隔離されて維持され、そして互いと接触する際に硬化する二成分系である接着剤、感圧性である接着剤、それらの任意の組み合わせ、またはその他の公知の適切な接着剤を含む生体適合性の接着剤であることが企図される。1つの実施形態では、約10〜15秒の硬化時間を有する接着剤が用いられ得ることが企図される。別の実施形態では、約30秒の硬化時間を有する接着剤が用いられ得ることが企図される。
【0057】
環状構造物200のディスク202は、予備硬化された接着剤または封止剤で浸漬され得ることが想定される。この予備硬化された接着剤または封止剤は、湿度および/または身体組織の熱と反応し、それによって、この封止剤または接着剤の封止および/または接着性質を活性化する。この予備硬化された接着剤または封止剤は、ヒドロゲルなどであり得ることが想定される。
【0058】
上記創傷処置材料「W」は、制限されないで、接着剤、止血剤、封止剤、凝固剤、収斂剤、および医薬の1つまたは組み合わせを含むことが想定される。外科用ステープラを含む外科器具中に使用され得るか、またはそれによって付与され得るその他の外科的生体適合性創傷処置材料「W」は、その機能が器官、組織または構造物を取り付けるかまたは保持することである接着剤;流体の漏れを防ぐ封止剤;出血を止めるかまたは防ぐ止血剤;凝固剤、収斂剤(例えば、アルミニウムの硫酸塩)および医薬を含む。採用され得る接着剤の例は、タンパク質由来の接着材料、アルデヒド由来の接着材料、例えば、Cryolife,Inc.によって、BioGlue(商標)の商標名の下で販売される市販され入手可能なアルブミン/グルタルアルデヒド材料、およびTyco Healthcare Group,LPおよびEthicon Endosurgery,Inc.によって商標名Indermil(商標)およびDerma Bond(商標)の下でそれぞれ販売されるシアノアクリレートを基礎にした材料を含む。採用され得る封止剤の例は、フィブリン封止剤、およびコラーゲンを基礎にした封止剤、および合成ポリマーを基礎にした組織封止剤を含む。市販され利用可能な封止剤は、Cohesion TechnologiesおよびBaxter International,Inc.によって商標名CoSeal(商標)の下で販売される合成のポリエチレングリコールを基礎にした材料、ヒドロゲル材料である。採用され得る止血材料の例は、フィブリンを基礎にした止血剤、コラーゲンを基礎にした止血剤、酸化再生セルロースを基礎にした止血剤およびゼラチンを基礎にした局所的止血剤を含む。市販され、利用可能な止血剤材料の例は、Tyco
Healthcare Group,LPによって商標名CoStasis(商標)の下、およびBaxter International,Inc.によってTisseel(商標)の下で販売されるフィブリノーゲン−トロンビン組み合わせ材料である。
【0059】
上記創傷処置材料は、上記環状構造物、組織または両方と反応する架橋材料および/または反応剤を含み得る。得られる材料は、非吸収性であるシールまたは組織接続材料として作用する。例えば、上記創傷処置材料は、その全体の内容が本明細書中に参考として援用される米国特許番号第6,566、406号中に開示されるような、インサイチュで反応および架橋し得る親電子基および求核基を有する水溶性前駆体から形成される生体適合性の架橋ポリマーに基づき得る。
【0060】
上記創傷処置材料は、環状構造物200上に配置され得るか、または環状構造物200中に含浸され得る。医薬は、薬物、酵素、成長因子、ペプチド、タンパク質、色素、診断薬または止血剤、モノクローナル抗体、または狭窄の予防で用いられる任意のその他の薬剤のような1つ以上の医療的および/または外科的に有用な物質を含み得る。
【0061】
創傷処置材料「W」は、粘弾性フィルム形成性材料、架橋反応剤、およびエネルギー硬化可能接着剤を含み得る。創傷処置材料「W」、そして特に接着剤は、それに、水および/またはグリセリン(例えば、グリセロールおよびグリセリンとしても知られる1,2,3−プラナテトリオール)の付与で硬化され得る。このようにして、水および/またはグリセリンは、接着剤を硬化し、そして創傷を水和する。
【0062】
この創傷処置材料「W」は、例えば、組成物および/または化合物の粒子が外科的修復部位に付与されるか、または曝されるとき、治癒プロセスを加速または有利に改変する組成物および/または化合物を含み得ることがさらに企図される。例えば、このこの創傷処置材料「W」は、修復部位で堆積される治療薬であり得る。この治療薬は、その抗微生物性質、修復または再構築および/または新たな組織成長を促進する能力のために選択され得る。組織中にゆっくりと放出される広域スペクトル抗生物質(硫酸ゲンタマイシン、エリスロマイシンまたは誘導体化糖ペプチド)のような抗微生物剤が、このようにして付与され得、組織修復部位における臨床および無症状の感染と戦闘する際に支援する。修復および/または組織成長を促進するために、創傷処置材料「W」は、1つ以上の成長促進因子、例えば、線維芽細胞成長因子、骨成長因子、上皮成長因子、血小板由来成長因子、マクロファージ由来成長因子、肺胞由来成長因子、単球由来成長因子、マガイニン(magainin)などを含み得る。いくつかの治療適応症は:血栓症を引き起こすための組織プラスミノーゲンアクチベーターまたは腎臓プラスミノーゲンアクチベーターをともなうグリセロール、組織を損傷するフリーラジカルを除去するスーパーオキシドジムターゼ、癌治療のための腫瘍壊死因子、または免疫系を高めるためのコロニー刺激因子およびインターフェロン、インターロイキン2またはその他のリンホカインである。
【0063】
1つの実施形態では、環状構造物200のディスク202は、2部分接着剤の第1の成分で含浸され得、そしてこのデバイスには、この2部分接着剤の第2の成分が配備される。例えば、外科用ステープラ10では、ステープルカートリッジアセンブリ22のステープル受容スロット36中に保持されているステープルは、2部分接着剤の第2の成分(例えば、反応体)で被覆され得る。このようにして、この接着剤の第1の成分は、ステープルが、外科用ステープルデバイス10の発射シークエンスの間に環状構造物200のディクス202を貫通し、そしてそれを捕捉するとき、活性化され、そしてこの接着剤の2つの成分は互いに接触する。
【0064】
環状構造物200は、生体吸収可能であるか、または生体吸収可能でない材料の均一なアレイ、または生体吸収可能であるか、そして/または生体吸収可能でない材料の不均一アレイを含む単一層のディスク202を含み得ることがさらに想定される。特定の実施形態では、ディスク202は、ディスク202をそれらの間に配置して組織の隣接する層が接近されるとき活性化される感圧接着剤で含浸され得る。
【0065】
代替の実施形態では、環状構造物200は、少なくとも2つの層を有する層構造の本体部分を含み得ることが企図される。この実施形態では、各層は、生体吸収可能および/または生体吸収可能でない材料の均一または不均一アレイを含み得る。各層は、外科的手順の前に互いから分離され得ることが想定される。特定の実施形態では、この環状構造物200は、米国特許出願第11/241,267号および同第11/248,846号に開示される構造を含み、これらの開示は、本明細書によってそれらの全体が本明細書中に援用される。
【0066】
図3を継続して参照し、ウェブ204は、任意の適切なメッシュなどから製作され得る。図3に見られるように、環状構造物200のウェブ204は、ハブ100のフランジ106に、ディスク202が中央スリーブ102と、および長軸方向「X」軸と同心である様式で固定される。
【0067】
ここで、図4および5を参照して、腸セクション66および68の接続を行う吻合手順における外科用ステープル留めデバイス10およびハブ100の使用が示される。この吻合手順は、代表的には、腹腔鏡手段および器具使用を含む最小侵襲性の外科的技法を用いて実施される。図4に示される手順における点で、疾患腸セクションは先に除去され、アンビルアセンブリ30が、外科的切開を通るか、または肛門を経由して手術部位に導入され、そして腸セクション68内に位置決めされ、そして外科用ステープルデバイス10の管状本体部分20が、肛門を経由して腸セクション66中に挿入されている。腸セクション66および68はまた、巾着紐縫合糸「P」のような従来手段によって、それらの個々の構成要素(例えば、アンビルアセンブリ30のシャフト28、および管状本体部分20の遠位端)の周りで一時的に固定されて示されている。
【0068】
図5に見られるように、ハブ100は、アンビルアセンブリ30の管状本体部分20の遠位端への連結の前に、そしてこのアンビルアセンブリが腸セクション68に固定される前または後のいずれかで、アンビルアセンブリ30のシャフト28上に取り付けられる。特に、アンビルアセンブリ30のシャフト28は、中央スリーブ102の第1の端部102aを通って中央スリーブ102の管腔104中に挿入される。この位置で、環状構造物200は、腸セクション68に隣接して位置される。アンビルアセンブリ30のシャフト28上へのハブ100の位置決めの後、外科医は、アンビルアセンブリ30を、シャフト28の近位端が外科用ステープル留めデバイス10の連結部材40に連結されるまで操縦し、ここで、取り付け構造(図示されず)が、シャフト28を係合し、連結を行う。図5に示されるように、アンビルアセンブリ30のシャフト28は、ハブ100による係合のために、突出部または窪みまたはフランジ101のような特徴を有する。上記指110は、望ましくは、可撓性であり、ハブ100および環状構造物200をシャフト28上に支援する。その他の実施形態では、本体部分20と関連するシャフトは、ハブ100による係合のための特徴を有している。
【0069】
その後、環状構造物200のディスク202が半径方向の外方に延びることを確実にしながら、アンビルアセンブリ30および管状本体部分20が接近され、腸セクション66、68を接近し、そして環状構造物200のディスク202をそれらの間に捕獲する。環状構造物200のディスク202を腸セクション66、68の間に捕獲して、外科用ステープル留めデバイス10は発射され得、それによって、腸セクション66、68を互いにステープル留めし、環状構造物200のディスク202を腸セクション66、68間に固定し、そして組織の部分とナイフの半径方向の内方に配置された環状構造物200とを切断し、吻合を終了する。
【0070】
ハブ100は、手術部位からの外科用ステープル留めデバイス10の引き抜きに際し、この手術部位から除去される。ハブ100は、環状構造物200を、外科用ステープル留めデバイス10上に、それが接続されている組織の部分に対して所望の位置に位置決めされるように位置する。この手順は、環状構造物200が患者身体の内側のシャフト28上に位置決めされる必要がないかも知れないという点で単純化されている。
【0071】
現在開示されている外科用ステープル留め装置、ならびに上記に記載の種々の分与システムおよび方法の実施形態に、種々の改変がなされ得ることが理解される。例えば、上記ハブおよび環状構造物は、ステープルを展開しない環状構造物を位置決めするための外科用デバイス上で用いられ得る。このような外科用デバイスは、創傷処置材料分与装置を取り込み得る。従って、上記の説明は、制限するものとして解釈されるべきではなく、好ましい実施形態の単なる例示である。当業者は、本開示の範囲および思想内でその他の改変を想定し得る。
【0072】
(要約)
隣接する腸セクション間に吻合を形成するための装置が提供される。この装置は、管状本体部分に選択的に取り付け可能であるシャフト;および隣接する腸セクション間に環状構造物を位置するためのハブを有するアンビルアセンブリを含む吻合デバイスを含む。このハブは、上記アンビルアセンブリのシャフトをその中に受容するための管腔を規定する中央スリーブ含む。この中央スリーブは、上記吻合デバイス上の特徴と係合し、そして上記ハブを上記デバイスに連結するための連結部分を形成する。この装置は、上記スリーブに作動可能に連結し、そしてそれから半径方向の外方に延びる環状構造物を含む。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本開示により、環状構造物およびこれを位置決めするためのデバイスが提供される。特に、隣接する腸セクション間に吻合を形成するための装置が提供される。この装置は、漏れ、出血および/または狭窄の発生を減少させるために、円形のステープル留めデバイスと組み合わせて用いるための環状構造、ガスケットなどを位置決めするためのハブを備える。
【符号の説明】
【0074】
10 外科用ステープル留めデバイス
12 ハンドルアセンブリ
14 ハンドル部材
16 前進部材
20 本体部分
22 ステープルカートリッジアセンブリ
26 アンビル部材
28 アンビルロッド
30 アンビルアセンブリ
36 ステープル受容スロット
40 連結部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書に記載の発明。

【図1】
image rotate

【図3】
image rotate

【図2】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2013−10004(P2013−10004A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−208541(P2012−208541)
【出願日】平成24年9月21日(2012.9.21)
【分割の表示】特願2007−30769(P2007−30769)の分割
【原出願日】平成19年2月9日(2007.2.9)
【出願人】(501289751)タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ (320)
【Fターム(参考)】