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外装部品構造
説明

外装部品構造

【課題】他の部材と使用する際の不具合を未然に解消することができる外装部品構造を提供する。
【解決手段】フロントプロテクター1の部品本体41を透明樹脂で成型し、表面をフロントバンパー12と同色であって透光性を有した表面側塗装層43を設ける。部品本体41の裏面に表示形成部52を設定し、表示形成部52を除いた部位に裏面層53を設ける。裏面層53を、部品本体41の裏面に積層された裏面側塗装層61と、裏面側塗装層61に積層された遮光層62で構成し、裏面側塗装層61を表面側塗装層43と同色又は同系色で形成する。フロントプロテクター1の裏側に光源ユニット71を設け、表示形成部52を照明する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられた外装部品における外装部品構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の前部には、フロントグリルが設けられており、このフロントグリルとしては、夜間等に発光するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このフロントグリルの部品本体は、透明色の樹脂で形成されており、その表面には、金属調加飾シートがインサート形成されている。そして、この金属調加飾シートの一部には、スリットが設けられている。
【0004】
これにより、当該フロントグリルの後部から照らされた光を前記スリットを介して透過することで、当該部分を光らせるように構成されている。
【0005】
また、フロントパネルの表面に金属微粒子を蒸着するとともに、当該フロントパネルの裏面に表示体を設け、その後方から照射された光を前記表示体を介して前記フロントパネルより透過するものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
これらの従来技術の場合、表面が金属色で構成されるため、使用箇所がフロントグリルやフロントパネル等に限られてしまう。
【0007】
一方、透光性の成形品の表面に遮光層を設け、遮光層に開口部を部分的に設けて透光部を形成するとともに、基体シートで覆う加飾成形品が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
【0008】
これにより、裏側の光源からの光を前記透光部を介して透光できるように構成されており、その表面色は、前記基体シートにより定められるため、金属色で無い箇所でも可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2008−105566公報
【特許文献2】特開2008−105556公報
【特許文献3】特開2001−347539公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、このような従来品にあっては、透光性を有した基体シートの裏面に色の濃い不透明な遮光層が設けられており、透光性を有する基体シート表面には、当該基体シートの色と前記遮光層の色とが合成された色が現れてしまう。
【0011】
このため、この構造を単独で使用する際には問題ないが、他の部材と組み合わせて使用する際には、色の差が目立つという問題が生じてしまう。
【0012】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、他の部材と使用する際の見栄えの向上を図ることができる外装部品構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の外装部品構造にあっては、車両側部材に連続的に取り付けられる外装部品の外装部品構造において、前記外装部品の部品本体を透明性を有した樹脂で構成し、該部品本体の表面に前記車両側部材と同色であって透光性を有した表面側塗装層を設けるとともに、前記部品本体の裏面において表示形成部を除いた箇所に裏面層を設け、該裏面層を、前記裏面に積層され前記表面側塗装層と同色又は同系色の裏面側塗装層で構成する一方、前記外装部品の裏側に前記表示形成部を照明する光源ユニットを設けた。
【0014】
すなわち、この外装部品の部品本体は、透明性を有した樹脂で構成されており、その表面には、当該外装部品と連続的に取り付けられる車両側部材と同色であって透光性を有した表面側塗装層が設けられている。ここで、この透光性を有した表面層は、一般的な車体色の塗料で構成することができる。
【0015】
このとき、前記車両側部材は、一般的に不透明な基材で構成されており、当該車両側部材と同色の前記表面側塗装層が設けられた前記外装部品は、透明性を有した樹脂で構成されている。このため、この状態では、前記車両側部材の表面色と前記外装部品の表面色とに、差が生じてしまう。
【0016】
そこで、前記部品本体の裏面には、裏面層が設けられており、該裏面層は、前記部品本体の前記裏面に積層された裏面側塗装層を備えている。そして、この裏面側塗装層は、前記表面側塗装層と同色又は同系色で構成されている。このため、前記外装部品の表面に表出される表面色は、前記車両側部材の表面色と同色となる。
【0017】
このため、透光性を有した前記部品本体の裏面に色の濃い不透明な遮光層を直接設けた場合と比較して、透光性を有した前記表面側塗装層の表面に、当該表面側塗装層の色と前記遮光層の色とが合成された色が現れてしまうといった不具合を解消することができる。
【0018】
一方、前記裏面層は、表示形成部を除いた箇所に設けられており、当該外装部品の裏側には、表示形成部を照明する光源ユニットが設けられている。
【0019】
このため、該光源ユニットからの光は、前記裏面層の前記遮光層で遮断される一方、透明性を有した前記部品本体と透光性を有した前記表面側塗装層とを介して、当該外装部品の表面に透過される。
【0020】
これにより、当該外装部品に表面には、前記表示形成部が構成する表示が発光した状態で表出される。
【0021】
また、請求項2の外装部品構造においては、前記部品本体の前記裏面に形成された前記裏面側塗装層に遮光性を有する遮光層を積層した。
【0022】
すなわち、この外装部品の部品本体は、透明性を有した樹脂で構成されており、その表面には、当該外装部品と連続的に取り付けられる車両側部材と同色であって透光性を有した表面側塗装層が設けられている。ここで、この透光性を有した表面層は、一般的な車体色の塗料で構成することができる。
【0023】
このとき、前記車両側部材は、一般的に不透明な基材で構成されており、当該車両側部材と同色の前記表面側塗装層が設けられた前記外装部品は、透明性を有した樹脂で構成されている。このため、この状態では、前記車両側部材の表面色と前記外装部品の表面色とに、差が生じてしまう。
【0024】
そこで、前記部品本体の裏面には、裏面層が設けられており、該裏面層は、前記部品本体の前記裏面に積層された裏面側塗装層を備えている。そして、この裏面側塗装層は、前記表面側塗装層と同色又は同系色で構成されている。このため、前記外装部品の表面に表出される表面色は、前記車両側部材の表面色と同色となる。
【0025】
また、前記裏面側塗装層には、遮光性を有した遮光層が積層されており、裏面からの光の透過が防止される。これにより、前記車両側部材と同様に不透明な基材に前記表面側塗装層を設けた場合と同様の効果が得られ、当該外装部品の表面色が前記車両側部材の表面色と同色に維持される。
【0026】
このとき、前記部品本体と前記遮光層との間には、前記表面側塗装層と同色又は同系色の前記裏面側塗装層が設けられている。このため、透光性を有した前記部品本体の裏面に色の濃い不透明な遮光層を直接設けた場合と比較して、透光性を有した前記表面側塗装層の表面に、当該表面側塗装層の色と前記遮光層の色とが合成された色が現れてしまうといった不具合を解消することができる。
【0027】
一方、前記裏面層は、表示形成部を除いた箇所に設けられており、当該外装部品の裏側には、表示形成部を照明する光源ユニットが設けられている。
【0028】
このため、該光源ユニットからの光は、前記裏面層の前記遮光層で遮断される一方、透明性を有した前記部品本体と透光性を有した前記表面側塗装層とを介して、当該外装部品の表面に透過される。
【0029】
これにより、当該外装部品に表面には、前記表示形成部が構成する表示が発光した状態で表出される。
【0030】
さらに、請求項3の外装部品構造では、前記部品本体と前記光源ユニットの光源との間に有色のフィルムを配設した。
【0031】
すなわち、前記光源ユニット非点灯時には、前記表示形成部を介して内部を透視できる恐れがある。
【0032】
そこで、前記部品本体と前記光源ユニットの光源との間に有色のフィルムを配設することで、前記表示形成部を介して内部が透けて見える事が防止される。
【発明の効果】
【0033】
以上説明したように本発明の請求項1の外装部品構造にあっては、部品本体の表面に車両側部材と同色の表面側塗装層を設けるとともに、当該部品本体裏面の裏面層を、前記裏面に積層された裏面側塗装層で構成し、かつ該裏面側塗装層を前記表面側塗装層と同色又は同系色とすることで、前記外装部品の表面色を前記車両側部材の表面色と同色にすることができる。
【0034】
このため、透光性を有した基体シートの裏面に色の濃い不透明な遮光層を設けた従来のように、基体シートの色と遮光層の色とが合成された色が現れてしまい、色の差が目立つといった不具合を解消することができ、見栄えの向上を図ることができる。
【0035】
このため、車両側部材に連続して取り付けられる外装部品において、その連続部分での色の差の発生を防止することができる。これにより、前記車両側部品と前記外装部品とでの外見上での連続性を維持することができ、外観品質を高めることができる。
【0036】
そして、前記裏面層は、表示形成部を除いた箇所に設けられており、当該外装部品の裏側には、前記表示形成部を照明する光源ユニットが設けられている。
【0037】
このため、該光源ユニットからの光は、透明性を有した前記部品本体と透光性を有した前記表面側塗装層とを介して、当該外装部品の表面に透過させることができる。
【0038】
これにより、当該外装部品に表面に、前記表示形成部が構成する表示を発光させた状態で表出することができ、前述した不具合を解消しつつ、デザイン性の向上を図ることができる。
【0039】
また、本発明の請求項2の外装部品構造においては、部品本体の表面に車両側部材と同色の表面側塗装層を設けるとともに、当該部品本体裏面の裏面層を、前記裏面に積層された裏面側塗装層と、該裏面側塗装層に積層された遮光層で構成し、かつ前記裏面側塗装層を前記表面側塗装層と同色又は同系色とすることで、前記外装部品の表面色を前記車両側部材の表面色と同色にすることができる。
【0040】
このため、透光性を有した基体シートの裏面に色の濃い不透明な遮光層を設けた従来のように、基体シートの色と遮光層の色とが合成された色が現れてしまい、色の差が目立つといった不具合を解消することができ、見栄えの向上を図ることができる。
【0041】
このため、車両側部材に連続して取り付けられる外装部品において、その連続部分での色の差の発生を防止することができる。これにより、前記車両側部品と前記外装部品とでの外見上での連続性を維持することができ、外観品質を高めることができる。
【0042】
このとき、前記車両側部材は、一般的に不透明な基材で構成される一方、当該車両側部材と同色の表面側塗装層が設けられた前記外装部品は、透明性を有した樹脂で構成されている。しかし、当該外装部品の裏面には、遮光性を有した遮光層が設けられ、裏面からの光の透過が防止される。
【0043】
このため、不透明な基材に前記表面側塗装層を設けた場合と同様の効果が得られ、裏面側の明るさの状態による表面への影響を排除することができ、当該外装部品の表面色を前記車両側部材の表面色と同色に維持することができる。
【0044】
そして、前記裏面層は、表示形成部を除いた箇所に設けられており、当該外装部品の裏側には、前記表示形成部を照明する光源ユニットが設けられている。
【0045】
このため、該光源ユニットからの光は、前記裏面層の前記遮光層で遮断される一方、透明性を有した前記部品本体と透光性を有した前記表面側塗装層とを介して、当該外装部品の表面に透過させることができる。
【0046】
これにより、当該外装部品に表面に、前記表示形成部が構成する表示を発光させた状態で表出することができ、前述した不具合を解消しつつ、デザイン性の向上を図ることができる。
【0047】
さらに、請求項3の外装部品構造においては、前記部品本体と前記光源ユニットの光源との間に有色のフィルムを配設することで、前記光源ユニット非点灯時であっても、前記表示形成部を介して内部が透けて見える事を確実に防止することができる。
【0048】
このため、前記表示形成部から前記光源ユニットが見えてしまう場合と比較して、外観品質をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の一実施の形態を示す説明図で、(a)は使用を示す斜視図であり、(b)は(a)のA−A線に相当する断面図である。
【図2】図1の矢示B部に相当する拡大図でり、(a)は点灯時、(b)は非点灯時を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
以下、本発明の一の実施の形態を図に従って説明する。
【0051】
図1は、本実施の形態にかかる外装部品構造を備えた外装部品を示す図であり、外装部品の一例としてフロントプロテクター1が示されている。
【0052】
すなわち、車両11の車両前方Fには車両側部材としてのフロントバンパー12が設けられており、該フロントバンパー12の下部には、外装部品としての前記フロントプロテクター1が設けられている。該フロントプロテクター1は、図1の(a)に示すように、前記フロントバンパー12に適合する長さに設定されており、図1の(b)に示すように車両後方R側に開口した断面コ字状に形成されている。
【0053】
このフロントプロテクター1の上縁部は、前記フロントバンパー12に形成された段部21上に重ねられた状態で配置されており、前記フロントバンパー12表面と面一となるように構成されている。これにより、外装部材を構成する前記フロントプロテクター1は、車両側部材を構成する前記フロントバンパー12に連続的に取り付けられており、前記フロントプロテクター1は、この状態において前記フロントバンパー12及び車体に固定され一体化されている。
【0054】
前記フロントバンパー12は、有色で不透明な一般樹脂部品で構成されており、その表面には、車両11の応じた色で塗装が施され、バンパー塗装層31が形成されている。
【0055】
前記フロントプロテクター1の部品本体41は、図2にも示すように、透明性を有した樹脂で成型されており、光を透過できるように構成されている。この部品本体41の表面42には、前記フロントバンパー12と同色で塗装されており、前記フロントバンパー12と同色であって透光性を有した表面側塗装層43が一般的な車体色の塗料によって全面に渡って設けられている。
【0056】
なお、本実施の形態では、前記表面側塗装層43は、前記バンパー塗装層31を形成したものと同じ自動車塗料で形成されている。
【0057】
また、前記部品本体41の裏面51には、予め設定された文字や形や図形等からなる表示を形成する為の表示形成部52が設定されており、該表示形成部52を除いた部位の全面に裏面層53が設けられている。
【0058】
この裏面層53は、前記部品本体41の裏面51に積層され裏面側塗装層61と、該裏面側塗装層61に積層された遮光層62とで構成されており、例えば前記表示形成部52にマスキングを施した状態で、前記裏面側塗装層61を形成する為の塗装と、前記遮光層62を形成する為の塗装とを順に行うことで形成されている。
【0059】
なお、本実施の形態では、前記裏面側塗装層61も前記表面側塗装層43と同様に、前記バンパー塗装層31を形成したものと同じ自動車塗料で形成されている。
【0060】
前記裏面側塗装層61は、前記表面側塗装層43と同色又は同系色で形成されており、本実施の形態では、前記表面側塗装層43と同様に、前記フロントバンパー12と同色で塗装されている。また、前記遮光層62は、遮光性を有する塗料で塗装されて形成されており、例えば黒色の塗料で塗装されている。
【0061】
なお、本実施の形態では、前記遮光層62を塗装により形成した場合に付いて説明するが、これに限定されるもので無く、前記裏面側塗装層61上に遮光フィルムを積層して前記遮光層62を形成しても良い。
【0062】
前記フロントプロテクター1の裏側には、前記表示形成部52を照明する光源ユニット71を設けられている。該光源ユニット71は、前記表示形成部52の裏側に配置された面発光式の光源72を備えており、該光源72と前記遮光層62間には、黒色の壁部73によって包囲され、内部への光の進入が防止されている。
【0063】
前記部品本体41と前記光源ユニット71の前記光源72との間には、有色フィルム81が配設されている。これにより、前記表示形成部52と前記光源72との間には、前記有色フィルム81が介在しており、前記表示形成部52から前記光源72への光の進入と、前記表示形成部52を介して内部が透けて見える事、すなわち前記光源72が見えることを防止できるように構成されている。
【0064】
以上の構成にかかる本実施の形態において、外装部品を構成するフロントプロテクター1の部品本体41は、透明性を有した樹脂で構成されており、その表面42には、当該フロントプロテクター1が連続的に取り付けられる車両側部材としてのフロントバンパー12と同色であって透光性を有した表面側塗装層43が設けられている。
【0065】
このとき、前記フロントバンパー12は、不透明な樹脂基材で構成される一方、当該フロントバンパー12と同色の前記表面側塗装層43が設けられた前記フロントプロテクター1は、透明性を有した樹脂で構成されている。このため、この状態では、前記フロントバンパー12の表面色と前記フロントプロテクター1の表面色とに、差が生じてしまう。
【0066】
そこで、前記部品本体41の裏面51には、裏面層53が設けられており、該裏面層53は、前記部品本体41の前記裏面51に積層された裏面側塗装層61を備えている。そして、この裏面側塗装層61は、前記表面側塗装層43と同色又は同系色で構成されている。このため、前記フロントプロテクター1の表面に表出される表面色を、前記フロントバンパー12の表面色と同色とすることができる。
【0067】
また、前記裏面側塗装層61には、遮光性を有した遮光層62が積層されており、部品本体41裏側からの光の透過が防止される。これにより、前記フロントバンパー12と同様に不透明な樹脂基材に前記表面側塗装層43を設けた場合と同様の効果が得られ、当該フロントプロテクター1の表面色を、前記フロントバンパー12の表面色と同色に維持できる。
【0068】
このとき、前記部品本体41と前記遮光層62との間には、前記表面側塗装層43と同色又は同系色の前記裏面側塗装層61が設けられている。このため、透光性を有した前記部品本体41の裏面51に色の濃い不透明な遮光層62を直接設けた場合と比較して、透光性を有した前記表面側塗装層43の表面に、当該表面側塗装層43の色と前記遮光層62の色とが合成された色が現れてしまうといった不具合を解消することができる。
【0069】
このように、前記部品本体41の表面42にフロントバンパー12と同色の前記表面側塗装層43を設けるとともに、当該部品本体41裏面51の前記裏面層53を、前記裏面51に積層された裏面側塗装層61と、該裏面側塗装層61に積層された前記遮光層62とで構成し、かつ前記裏面側塗装層61を前記表面側塗装層43と同色又は同系色とすることで、前記フロントプロテクター1の表面色を前記フロントバンパー12の表面色と同色にすることができる。
【0070】
このため、透光性を有した基体シートの裏面に色の濃い不透明な遮光層を設けた従来のように、基体シートの色と遮光層の色とが合成された色が現れてしまい、色の差が目立つといった不具合を解消することができる。
【0071】
このため、前記フロントバンパー12に連続して取り付けられる前記フロントプロテクター1において、その連続部分での色の差の発生を防止することができる。これにより、前記フロントバンパー12と前記フロントプロテクター1とでの外見上での連続性を維持することができ、外観品質を高めることができる。
【0072】
このとき、前記フロントバンパー12は、不透明な樹脂基材で構成される一方、当該フロントバンパー12と同色の前記表面側塗装層43が設けられた前記フロントプロテクター1は、透明性を有した樹脂で構成されている。しかし、当該フロントプロテクター1の裏面51には、遮光性を有した前記遮光層62が設けられ、裏側からの光の透過を防止することができる。
【0073】
このため、不透明な基材に前記表面側塗装層43を設けた場合と同様の効果が得られ、裏側の明るさの状態による表側への影響を排除することができ、当該フロントプロテクター1の表面色を前記フロントバンパー12の表面色と同色に維持することができる。
【0074】
そして、前記裏面層53は、表示形成部52を除いた箇所に設けられており、当該フロントプロテクター1の裏側には、前記表示形成部52を照明する光源ユニット71が設けられている。
【0075】
このため、該光源ユニット71からの光101は、前記裏面層53の前記遮光層62で遮断される一方、透明性を有した前記部品本体41と透光性を有した前記表面側塗装層43とを介して、当該フロントプロテクター1の表面に透過される。
【0076】
これにより、当該フロントプロテクター1に表面に、前記表示形成部52が構成する表示102を発光させた状態で表出することができ、前述した不具合を解消しつつ、デザイン性の向上を図ることができる。
【0077】
一方、前記光源ユニット71非点灯時には、前記表示形成部52を介して内部を透視できる恐れがある。
【0078】
そこで、本実施の形態では、前記部品本体41と前記光源ユニット71の前記光源72との間に有色フィルム81を配設した。これにより、前記光源ユニット71非点灯時であっても、前記表示形成部52を介して内部が透けて見える事を確実に防止することができる。
【0079】
このため、前記表示形成部52から前記光源ユニット71内部の光源72が見えてしまう場合と比較して、外観品質をさらに高めることができる。
【0080】
なお、本実施の形態では、前記裏面側塗装層61に遮光層62を積層した場合に付いて説明したが、これに限定されるものではない。
【0081】
すなわち、車体色に合わせた前記裏面側塗装層61の色によっては前記遮光層62を設けなくても良い。
【符号の説明】
【0082】
1 フロントプロテクター(外装部品)
12 フロントバンパー(車両側部材)
41 部品本体
42 表面
43 表面側塗装層
51 裏面
52 表示形成部
53 裏面層
61 裏面側塗装層
62 遮光層
71 光源ユニット
72 光源
81 有色フィルム
102 表示

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両側部材に連続的に取り付けられる外装部品の外装部品構造において、
前記外装部品の部品本体を透明性を有した樹脂で構成し、該部品本体の表面に前記車両側部材と同色であって透光性を有した表面側塗装層を設けるとともに、前記部品本体の裏面において表示形成部を除いた箇所に裏面層を設け、該裏面層を、前記裏面に積層され前記表面側塗装層と同色又は同系色の裏面側塗装層で構成する一方、
前記外装部品の裏側に前記表示形成部を照明する光源ユニットを設けたことを特徴とする外装部品構造。
【請求項2】
前記部品本体の前記裏面に形成された前記裏面側塗装層に遮光性を有する遮光層を積層したことを特徴とする請求項1記載の外装部品構造。
【請求項3】
前記部品本体と前記光源ユニットの光源との間に有色のフィルムを配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の外装部品構造。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−210861(P2012−210861A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−77254(P2011−77254)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(000128544)株式会社オーテックジャパン (183)
【出願人】(504136889)株式会社ファルテック (57)
【Fターム(参考)】