説明

外部接続端子の角度調整構造及び電子機器

【課題】接続ケーブルの配線がスムーズで外観を損なうことのない電子機器の外部接続端子を提供する。
【解決手段】接続ケーブル103を接続する外部接続端子部104を保持する可動支持部Bと、電子機器本体の背面に設けられ、可動支持部Bを保持するベース部Aと、ベース部Aに対して可動支持部Bを回転軸107を支点として回転させる回転機構と、回転機構により可動支持部Bを回転軸107を支点として回転させて外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を、電子機器本体の設置角度に応じて調整する調整機構とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、卓上電子機器等に配置される外部接続端子の角度調整構造及び電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の電子機器には、例えば、LAN、PC、USB、電源等の外部接続端子を多く搭載した電子機器が増えてきており、これら電子機器にケーブルを接続する場合には、ケーブルのスペースを確保することが困難となったり、電子機器のデザインや設置形態にも影響することがある。
【0003】
また、これら電子機器は卓上載置や壁掛け状態等で使用されることも多く、電子機器を設置する角度によってはケーブル配線が困難になることがある。更に、電子機器を壁掛けで使用する場合には、ケーブルの引き回しのスペースを確保できないことがあり、新たな部品を追加する必要があったり、ケーブル配線によって機器のデザインが損なわれてしまうことも多い。
【0004】
一方、特許文献1には、LCD表示装置100の本体内から引出配線C1を集約して収納保持するユニットケース11のT字形状の腕部11c、11dを、LCD表示装置100の背面筐体101にねじ止めされた軸受部材102に回動可能に軸受けさせて、引出配線C2を接続するユニットケース11の基部11eを回動可能に支持する構造が開示されている(図4、図5等参照)。
【0005】
また、特許文献2には、プリンタ装置本体4の下部背面に電源コード6を接続するインプレット7が設けられ、このインプレット7はプリンタ装置本体に対して回転可能に支持されたホルダ8に固定され、更にホルダ8の周面に凹部12、13を90度の間隔で形成してこれら凹部にクリック14が係合することでホルダ8の位置を固定する構造が開示されている(図3〜図6等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−045596号公報
【特許文献2】特開平08−095328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の構造では、例えば、装置本体に対してケーブルを垂直方向に配線する場合には、接続ユニット部が装置本体の背面側に飛び出し、外観デザインに影響してしまう。また、その分、接続ユニット部の設置面積も大きくなるため、設置場所にデットスペースが発生したり、或いは装置本体と接続ユニット部を結合するには軸受部品やねじ等が使用され、構造が複雑化してしまうほか、可動部が任意の位置に固定されない等の課題がある。
【0008】
特許文献2の構造では、装置本体にケーブルが可動する範囲に穴が開けられているため(図3参照)、外観に大きく影響するばかりでなく、品質的にも粉塵や虫が混入(特に静電気の影響)することがある。また、回転するホルダ部が固定されておらず、ケーブルを外した場合にホルダ部が回ってしまい、更に、接続部が奥まっているため接続作業が難しい等の課題がある。
【0009】
本発明の目的は、接続ケーブルの配線がスムーズで外観を損なうことがなく、しかも、簡単な構造で接続作業も容易な外部接続端子の角度調整構造及び電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る外部接続端子の角度調整構造は、接続ケーブルを接続する外部接続端子部を保持するための可動支持部と、電子機器本体の背面に設けられ、前記可動支持部を保持するためのベース部と、前記ベース部に対して前記可動支持部を回転軸を支点として回転させるための回転機構と、前記回転機構により前記可動支持部を前記回転軸を支点に回転させて前記外部接続端子部の接続ケーブル差し込み口の角度を、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整する調整機構と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る電子機器は、接続ケーブルを接続するための外部接続端子部を有する電子機器であって、前記外部接続端子部を保持するための可動支持部と、電子機器本体の背面に設けられ、前記可動支持部を保持するためのベース部と、前記ベース部に対して前記可動支持部を回転軸を支点として回転させるための回転機構と、前記回転機構により前記可動支持部を前記回転軸を支点に回転させて前記外部接続端子部の前記接続ケーブル差し込み口の角度を、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整する調整機構と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、接続ケーブルの配線がスムーズで外観を損なうことがなく、しかも、簡単な構造で接続作業も容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る電子機器の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る外部接続端子の構造の一実施形態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る電子機器の設置角度を変えて設置した場合の設置状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る電子機器を壁掛け状態で設置した場合の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る電子機器の一実施形態を示す斜視図である。本発明は、電子機器の背面に設けられたベース部(BASE部品)に外部接続端子部を搭載した可動支持部品を組み込み、可動支持部品に設けられた回転軸を電子機器背面のベース部の回転軸穴に嵌合させることで、可動支持部品をベース部に対して回転軸を中心に回転可能に保持する。外部接続端子部は、接続ケーブルを接続して電子機器内部のユニットと接続するものである。
【0015】
一方、ベース部には、複数の角度調整穴が列状に形成され、可動支持部にはベース部の角度調整穴に係合する角度調整用の突起が形成され、可動支持部をベース部に対して回転軸を支点として回転させて可動支持部の角度調整用の突起が係合する角度調整用穴を切り替えることで外部接続端子部の接続ケーブル差し込み口の角度を、電子機器本体の設置角度に合わせて調整する。
【0016】
図1(A)は本発明に係る電子機器の表面側の外観を示す斜視図、図1(B)は電子機器の底面側(背面側)の外観を示す斜視図である。図1(B)では本発明に係る外部接続端子部に接続ケーブルが接続された状態を示す。
【0017】
図中101は電子機器、102は電子機器101の底面側に設けられた脚部である。図1では、電子機器101として電話機等の卓上電子機器の例を示す。脚部102は電子機器101を支持するものであり、ユーザが所望の角度に調整した位置で安定する。このように脚部102の角度を任意の角度に調整することで電子機器101を所望の角度に設置することが可能である。
【0018】
103は外部機器(図示せず)と接続するための接続ケーブル、104は外部接続端子部である。接続ケーブル103は外部接続端子部104に接続される。外部接続端子部104は後述するように可動支持部品Bに保持され、可動支持部品Bは電子機器101の底面側に設けられたBASE部品Aに組み込まれる。
【0019】
図2は本発明に係る外部接続端子部の構造を示す斜視図である。図2(A)は本発明に係るBASE部品Aを示す斜視図、図2(B)は本発明に係る可動支持部Bを分解して示す斜視図である。図2(A)に示すように電子機器101の底面側にBASE部品Aが設けられている。
【0020】
BASE部品Aには、左右一対の支持部105が一定間隔をおいて配置され、この左右一対の支持部105にそれぞれ回転軸穴106が開けられている。また、一対の支持部105には、それぞれ複数の角度調整穴108が列状に開けられている。回転軸穴106は左右で同じ位置に開けられ、複数の角度調整穴108もそれぞれ左右で同じ位置に開けられている。
【0021】
また、可動支持部品Bの両側には、それぞれ回転軸107と角度調整用の突起109が設けられている。回転軸107は一対の支持部105の回転軸穴106にはめ込まれ、角度調整用の突起109は支持部105に列状に開けられた角度調整穴108に係合する構成である。
【0022】
一対の支持部105の間には、図2(B)に示す可動支持部品Bが組み込まれるが、可動支持部品Bの内部には、接続ケーブル103を接続するためのコネクタ110が設けられている。また、このコネクタ110の各端子と接続されるフラットケーブル等の接続部材112が配置されている(図2(B)では機器本体のユニットへ接続112と表記しているが、112はフラットケーブル等の接続部材である)。
【0023】
可動支持部品B内には図2(B)に示すように外部接続端子部104が組み込まれ、図1に示すように外部接続端子部104のコネクタ110に接続ケーブル103が接続される。接続ケーブル103は図2(A)の裏面側から挿入され、外部接続端子部104のコネクタ110からフラットケーブル等の接続部材112を介して電子機器内部のユニット(不図示)に接続される。
【0024】
可動支持部品Bを支持部105間に組み込む場合には、一対の支持部105に開けられた回転軸穴106に可動支持部品Bの両側に設けられた回転軸107がはめ込まれ、可動支持部品BはBASE部品Aに対して回転軸107を支点に回転可能に保持される。一方、可動支持部品Bの両側には、角度調整用の突起109が設けられ、この角度調整用の突起109が一対の支持部105にそれぞれ列状に配置された、いずれかの角度調整穴108に内側から係合する。
【0025】
つまり、可動支持部品Bが回転軸107を支点に回転すると、可動支持部品Bに設けられた左右の角度調整用の突起109が、一対の支持部105にそれぞれ列状に開けられた角度調整用穴108に順次係合していく。その際、角度調整用の突起109が係合する角度調整用穴108を切り替えることで、外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を、電子機器101の設置角度に合わせて調整することが可能となる。
【0026】
図3は所定の角度毎に電子機器101を設置した状態を示す。図3(A)、図3(B)、図3(C)の順に机等の設置面に対する電子機器101の設置角度が大きくなっている。電子機器101の設置角度を変える場合には、ユーザが電子機器101の底面側に配置された脚部102の角度を調整するが、それに応じてユーザは外部接続端子部104の角度を調整する。図3(A)、図3(B)、図3(C)には可動支持部品Bの内部における可動支持部品Bの回転状態を一部切欠して示す。
【0027】
図3(A)に示す状態では、電子機器101の設置角度が小さく、それに応じて外部端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度も小さく調整されている。外部端子部104の角度を調整する場合には、図3に示すアーム111を指で上方向に持ち上げるように押す、或いは下方向に押し下げるように押すことで外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を調整する。
【0028】
例えば、図3(A)に示す状態でユーザが指でアーム111を上方向に持ち上げるように押すと、可動支持部品Bが回転軸107を支点に時計回りに回転し、それに伴い角度調整用の突起109が現在係合している角度調整穴108から外れ、次の角度調整穴108と係合する。つまり、ユーザがアーム111を上方向に持ち上げるように押す動作に応じて角度調整用の突起109が係合する角度調整用穴108が順次切り替えられ、図3(B)に示すように外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を、電子機器101の設置角度に合わせて調整することが可能となる。
【0029】
また、図3(B)に示す状態からユーザが更にアーム111を上方向に持ち上げるように押すと、図3(C)に示すように電子機器101の設置角度に合わせて外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を更に大きく調整することができる。なお、図3に示すアーム111は図2では見えないため図示していないが、図2(B)に示す可動支持部品Bの図面上右側裏面に配置されている。
【0030】
反対に、ユーザが図3(C)に示す状態から指でアーム111を下方向に押し下げるように押すと、可動支持部品Bが回転軸107を支点に反時計回りに回転し、図3(B)に示すように電子機器101の設置角度に応じて外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を小さく調整することができる。更に、図3(B)に示す状態からユーザがアーム111を下方向に押し下げるように押すことによって、図3(A)に示すように電子機器101の設置角度に応じて外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を更に小さく調整することができる。
【0031】
図4は電子機器101の壁掛け時の設置状態を示す。壁掛け状態では電子機器101の設置角度は机等の設置面に対して垂直である。図3(C)に示す状態からユーザが更にアーム111を下方向に押動することによって、図4に示すように電子機器101の壁掛け状態に応じて外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を上向きに調整することができる。
【0032】
本実施形態では、図3、図4から明らかなように電子機器101の設置角度に応じて外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を調整することにより、接続ケーブル103の配線がスムーズで外観を損なうことなく、ケーブル配線が可能となる。例えば、図3(A)に示すように電子機器101を機器設置面に対して小さい角度に設置した場合でも、それに応じて外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を小さく調整することによって、外観を損なうことなく、接続ケーブル103をスムーズに配線することが可能となる。
【0033】
また、図4に示すように電子機器101を壁掛け状態に設置してもそれに応じて外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度をほぼ上向きに調整することにより、同様に外観を損なうことなく、接続ケーブル103をスムーズに配線することが可能となる。また、接続ケーブル103の接続方向が変化しても電子機器本体の外形寸法内で収まる位置に外部接続端子部104の回転軸107を設けているため、外観に影響せず、デットスペースも発生しない。
【0034】
更に、外部接続端子部104が可動しても電子機器内部が見えない構造となっており、外観、粉塵や虫混入による品質の課題も解消することが可能となる。更に、BASE部品Aで可変保持形状を一体成形する構造であるため、構成部品が少なく、また、可動支持部品BをBASE部品Aにはめ込むだけの単純な構造であるため、構成が簡単で低コストで済む。
【0035】
また、可動支持部品Bを回転させて外部接続端子部104の接続ケーブル差し込み口の角度を調整する場合、可動支持部品Bの角度調整用の突起109が支持部105の角度調整用穴108に係止するため、可動支持部品BはBASE部品Aに固定され、外部接続端子部104が回転する等の不具合は発生しない。また、図3に示すように電子機器101の底面側の表面近くに外部接続端子部104が配置されているため、接続ケーブル103の接続作業も容易となる。
【0036】
なお、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限らない。
【0037】
(付記1)接続ケーブルを接続する外部接続端子部を保持するための可動支持部と、
電子機器本体の背面に設けられ、前記可動支持部を保持するためのベース部と、
前記ベース部に対して前記可動支持部を回転軸を支点として回転させるための回転機構と、
前記回転機構により前記可動支持部を前記回転軸を支点に回転させて前記外部接続端子部の接続ケーブル差し込み口の角度を、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整する調整機構と、
を備えたことを特徴とする外部接続端子の角度調整構造。
【0038】
(付記2)前記回転機構は、前記ベース部に所定間隔離して配置された一対の支持部が配置され、前記一対の支持部に各々設けられた回転軸穴に前記可動支持部に設けられた前記回転軸がはめ込まれていることを特徴とする付記1に記載の外部接続端子の角度調整構造。
【0039】
(付記3)前記調整機構は、前記ベース部に所定間隔離して配置された一対の支持部と、前記一対の支持部にそれぞれ列状に設けられた複数の角度調整用穴と、前記可動支持部に設けられた角度調整用の突起とを含み、前記角度調整用の突起が係合する前記角度調整用穴を切り替えて前記外部接続端子部の接続ケーブル差し込み口の角度が、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整されることを特徴とする付記1に記載の外部接続端子の角度調整構造。
【0040】
(付記4)接続ケーブルを接続するための外部接続端子部を有する電子機器であって、
前記外部接続端子部を保持するための可動支持部と、
電子機器本体の背面に設けられ、前記可動支持部を保持するためのベース部と、
前記ベース部に対して前記可動支持部を回転軸を支点として回転させるための回転機構と、
前記回転機構により前記可動支持部を前記回転軸を支点に回転させて前記外部接続端子部の前記接続ケーブル差し込み口の角度を、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整する調整機構と、
を備えたことを特徴とする電子機器。
【0041】
(付記5)前記回転機構は、前記ベース部に所定間隔離して配置された一対の支持部を有し、前記一対の支持部に各々設けられた回転軸穴に、前記可動支持部に設けられた前記回転軸がはめ込まれていることを特徴とする付記4に記載の電子機器。
【0042】
(付記6)前記調整機構は、前記ベース部に所定間隔離して配置された一対の支持部と、前記一対の支持部にそれぞれ列状に設けられた複数の角度調整用穴と、前記可動支持部に設けられた角度調整用の突起とを含み、前記角度調整用の突起が係合する前記角度調整用穴を切り替えるて前記外部接続端子部の接続ケーブル差し込み口の角度が、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整されることを特徴とする付記4に記載の電子機器。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、特に、電話機、PC等、接続ケーブルを接続する卓上電子機器に好適に使用することができる。
【符号の説明】
【0044】
101 電子機器
102 脚部
103 接続ケーブル
104 外部接続端子部
105 支持部
106 回転軸穴
107 回転軸
108 角度調整穴
109 角度調整用の突起
110 コネクタ
111 アーム
112 接続部材
A BASE部品
B 可動支持部品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続ケーブルを接続する外部接続端子部を保持するための可動支持部と、
電子機器本体の背面に設けられ、前記可動支持部を保持するためのベース部と、
前記ベース部に対して前記可動支持部を回転軸を支点として回転させるための回転機構と、
前記回転機構により前記可動支持部を前記回転軸を支点に回転させて前記外部接続端子部の接続ケーブル差し込み口の角度を、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整する調整機構と、
を備えたことを特徴とする外部接続端子の角度調整構造。
【請求項2】
前記回転機構は、前記ベース部に所定間隔離して配置された一対の支持部が配置され、前記一対の支持部に各々設けられた回転軸穴に前記可動支持部に設けられた前記回転軸がはめ込まれていることを特徴とする請求項1に記載の外部接続端子の角度調整構造。
【請求項3】
前記調整機構は、前記ベース部に所定間隔離して配置された一対の支持部と、前記一対の支持部にそれぞれ列状に設けられた複数の角度調整用穴と、前記可動支持部に設けられた角度調整用の突起とを含み、前記角度調整用の突起が係合する前記角度調整用穴を切り替えて前記外部接続端子部の接続ケーブル差し込み口の角度が、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整されることを特徴とする請求項1に記載の外部接続端子の角度調整構造。
【請求項4】
接続ケーブルを接続するための外部接続端子部を有する電子機器であって、
前記外部接続端子部を保持するための可動支持部と、
電子機器本体の背面に設けられ、前記可動支持部を保持するためのベース部と、
前記ベース部に対して前記可動支持部を回転軸を支点として回転させるための回転機構と、
前記回転機構により前記可動支持部を前記回転軸を支点に回転させて前記外部接続端子部の前記接続ケーブル差し込み口の角度を、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整する調整機構と、
を備えたことを特徴とする電子機器。
【請求項5】
前記回転機構は、前記ベース部に所定間隔離して配置された一対の支持部を有し、前記一対の支持部に各々設けられた回転軸穴に、前記可動支持部に設けられた前記回転軸がはめ込まれていることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記調整機構は、前記ベース部に所定間隔離して配置された一対の支持部と、前記一対の支持部にそれぞれ列状に設けられた複数の角度調整用穴と、前記可動支持部に設けられた角度調整用の突起とを含み、前記角度調整用の突起が係合する前記角度調整用穴を切り替えるて前記外部接続端子部の接続ケーブル差し込み口の角度が、前記電子機器本体の設置角度に応じて調整されることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−8514(P2013−8514A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−139433(P2011−139433)
【出願日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)