多価キメラOSPCワクシノーゲンおよび診断用抗原
【課題】 ライム病に対するワクチンおよび診断薬を創る。
【解決手段】 ライム病のためのワクチンとして、また診断薬として用いるキメラ多価組換えタンパク質を提供する。このキメラタンパク質は、外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域および/またはアルファヘリックス5領域からのエピトープ類を含む。このOspCタイプ類は、哺乳類ボレリア感染と関連づけられ得る。
【解決手段】 ライム病のためのワクチンとして、また診断薬として用いるキメラ多価組換えタンパク質を提供する。このキメラタンパク質は、外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域および/またはアルファヘリックス5領域からのエピトープ類を含む。このOspCタイプ類は、哺乳類ボレリア感染と関連づけられ得る。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域、または両者からのエピトープ類を含むキメラ組換えタンパク質。
【請求項2】
前記OspCタイプ類がSmar、PLi、H13、PFiM、SL10、PMit、PKi、Pbes、HT22、Pko、PLj7、VS461、DK15、HT25、A、72a、F、E、M、D、U、I、L、H、Szid、PHez、PWa、B、K、N、およびCから構成される群から選択される請求項1記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項3】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項2記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項4】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類E、N、I、C、A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項2記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項5】
前記キメラ組換えタンパク質が、配列番号75または配列番号249によって表される一次アミノ酸配列を有する請求項1記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項6】
前記OspCタイプ類が侵襲性ボレリア(Borrelia)感染に関連している請求項1記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項7】
ボレリアに対する免疫応答を必要としている個体においてそれを惹起するための方法であって、
前記個体に対して2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域、または両者からのエピトープ類を含むキメラ組換えタンパク質を投与する過程を含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記OspCタイプ類がSmar、PLi、H13、PFiM、SL10、PMit、PKi、Pbes、HT22、Pko、PLj7、VS461、DK15、HT25、A、72a、F、E、M、D、U、I、L、H、Szid、PHez、PWa、B、K、N、およびCから構成される群から選択される請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項7記載の方法。
【請求項10】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類E、N、I、C、A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項7記載の方法。
【請求項11】
前記キメラ組換えタンパク質が、配列番号75または配列番号249によって表される一次アミノ酸配列を有する請求項7記載の方法。
【請求項12】
前記OspCタイプ類が侵襲性ボレリア(Borrelia)感染に関連している請求項7記載の方法。
【請求項13】
個体がボレリアに暴露したかまたはボレリアに感染したかまたはその両者であるかどうかを確認するための方法であって、
前記個体から生体サンプルを得る過程と、
前記生体サンプルを少なくとも1種の組換えキメラタンパク質、すなわち2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域、または両者からのエピトープ類を含む少なくとも1種の組換えキメラタンパク質に暴露させる過程と、
前記生体サンプル中における抗体類が前記少なくとも1種の組換えキメラタンパク質に結合するかどうかを決定する過程と
を含み、
抗体結合検出がボレリアに対する過去の暴露または感染を表すことを特徴とする方法。
【請求項14】
前記OspCタイプ類がSmar、PLi、H13、PFiM、SL10、PMit、PKi、Pbes、HT22、Pko、PLj7、VS461、DK15、HT25、A、72a、F、E、M、D、U、I、L、H、Szid、PHez、PWa、B、K、N、およびCから構成される群から選択される請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項13記載の方法。
【請求項16】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類E、N、I、C、A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項13記載の方法。
【請求項17】
前記キメラ組換えタンパク質が、配列番号75または配列番号249によって表される一次アミノ酸配列を有する請求項13記載の方法。
【請求項18】
前記OspCタイプ類が侵襲性ボレリア(Borrelia)感染に関連している請求項13記載の方法。
【請求項19】
2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域または両者からのエピトープ類を含むキメラ組換えタンパク質に対する抗体。
【請求項20】
前記OspCタイプ類がSmar、PLi、H13、PFiM、SL10、PMit、PKi、Pbes、HT22、Pko、PLj7、VS461、DK15、HT25、A、72a、F、E、M、D、U、I、L、H、Szid、PHez、PWa、B、K、N、およびCから構成される群から選択される請求項19記載の抗体。
【請求項21】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項19記載の抗体。
【請求項22】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類E、N、I、C、A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項19記載の抗体。
【請求項23】
前記キメラ組換えタンパク質が、配列番号75または配列番号249によって表される一次アミノ酸配列を有する請求項19記載の抗体。
【請求項24】
前記OspCタイプ類が侵襲性ボレリア(Borrelia)感染に関連している請求項19記載の抗体。
【請求項25】
前記抗体がポリクローナルである請求項19記載の抗体。
【請求項26】
前記抗体がモノクローナルである請求項19記載の抗体。
【請求項27】
前記抗体がボレリアスピロヘータ類に対して殺菌性である請求項19記載の抗体。
【請求項28】
キメラ組換えタンパク質類の免疫原性カクテルであって、前記カクテル中の各キメラ組換えタンパク質が2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域または両者からのエピトープ類を含むことを特徴とするカクテル。
【請求項1】
2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域、または両者からのエピトープ類を含むキメラ組換えタンパク質。
【請求項2】
前記OspCタイプ類がSmar、PLi、H13、PFiM、SL10、PMit、PKi、Pbes、HT22、Pko、PLj7、VS461、DK15、HT25、A、72a、F、E、M、D、U、I、L、H、Szid、PHez、PWa、B、K、N、およびCから構成される群から選択される請求項1記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項3】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項2記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項4】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類E、N、I、C、A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項2記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項5】
前記キメラ組換えタンパク質が、配列番号75または配列番号249によって表される一次アミノ酸配列を有する請求項1記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項6】
前記OspCタイプ類が侵襲性ボレリア(Borrelia)感染に関連している請求項1記載のキメラ組換えタンパク質。
【請求項7】
ボレリアに対する免疫応答を必要としている個体においてそれを惹起するための方法であって、
前記個体に対して2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域、または両者からのエピトープ類を含むキメラ組換えタンパク質を投与する過程を含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記OspCタイプ類がSmar、PLi、H13、PFiM、SL10、PMit、PKi、Pbes、HT22、Pko、PLj7、VS461、DK15、HT25、A、72a、F、E、M、D、U、I、L、H、Szid、PHez、PWa、B、K、N、およびCから構成される群から選択される請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項7記載の方法。
【請求項10】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類E、N、I、C、A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項7記載の方法。
【請求項11】
前記キメラ組換えタンパク質が、配列番号75または配列番号249によって表される一次アミノ酸配列を有する請求項7記載の方法。
【請求項12】
前記OspCタイプ類が侵襲性ボレリア(Borrelia)感染に関連している請求項7記載の方法。
【請求項13】
個体がボレリアに暴露したかまたはボレリアに感染したかまたはその両者であるかどうかを確認するための方法であって、
前記個体から生体サンプルを得る過程と、
前記生体サンプルを少なくとも1種の組換えキメラタンパク質、すなわち2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域、または両者からのエピトープ類を含む少なくとも1種の組換えキメラタンパク質に暴露させる過程と、
前記生体サンプル中における抗体類が前記少なくとも1種の組換えキメラタンパク質に結合するかどうかを決定する過程と
を含み、
抗体結合検出がボレリアに対する過去の暴露または感染を表すことを特徴とする方法。
【請求項14】
前記OspCタイプ類がSmar、PLi、H13、PFiM、SL10、PMit、PKi、Pbes、HT22、Pko、PLj7、VS461、DK15、HT25、A、72a、F、E、M、D、U、I、L、H、Szid、PHez、PWa、B、K、N、およびCから構成される群から選択される請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項13記載の方法。
【請求項16】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類E、N、I、C、A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項13記載の方法。
【請求項17】
前記キメラ組換えタンパク質が、配列番号75または配列番号249によって表される一次アミノ酸配列を有する請求項13記載の方法。
【請求項18】
前記OspCタイプ類が侵襲性ボレリア(Borrelia)感染に関連している請求項13記載の方法。
【請求項19】
2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域または両者からのエピトープ類を含むキメラ組換えタンパク質に対する抗体。
【請求項20】
前記OspCタイプ類がSmar、PLi、H13、PFiM、SL10、PMit、PKi、Pbes、HT22、Pko、PLj7、VS461、DK15、HT25、A、72a、F、E、M、D、U、I、L、H、Szid、PHez、PWa、B、K、N、およびCから構成される群から選択される請求項19記載の抗体。
【請求項21】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項19記載の抗体。
【請求項22】
前記キメラ組換えタンパク質が、OspCタイプ類E、N、I、C、A、B、KおよびDからのエピトープ類を含む請求項19記載の抗体。
【請求項23】
前記キメラ組換えタンパク質が、配列番号75または配列番号249によって表される一次アミノ酸配列を有する請求項19記載の抗体。
【請求項24】
前記OspCタイプ類が侵襲性ボレリア(Borrelia)感染に関連している請求項19記載の抗体。
【請求項25】
前記抗体がポリクローナルである請求項19記載の抗体。
【請求項26】
前記抗体がモノクローナルである請求項19記載の抗体。
【請求項27】
前記抗体がボレリアスピロヘータ類に対して殺菌性である請求項19記載の抗体。
【請求項28】
キメラ組換えタンパク質類の免疫原性カクテルであって、前記カクテル中の各キメラ組換えタンパク質が2種以上の外表面タンパク質C(OspC)タイプ類のループ5領域またはアルファヘリックス5領域または両者からのエピトープ類を含むことを特徴とするカクテル。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図13E】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図20C】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図25C】
【図25D】
【図25E】
【図25F】
【図25G】
【図25H】
【図25I】
【図25J】
【図26】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図13E】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図20C】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図25C】
【図25D】
【図25E】
【図25F】
【図25G】
【図25H】
【図25I】
【図25J】
【図26】
【公表番号】特表2009−519244(P2009−519244A)
【公表日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−543571(P2008−543571)
【出願日】平成18年11月29日(2006.11.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/061327
【国際公開番号】WO2007/065098
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(502066627)ヴァージニア コモンウェルス ユニバーシティ (5)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月29日(2006.11.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/061327
【国際公開番号】WO2007/065098
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(502066627)ヴァージニア コモンウェルス ユニバーシティ (5)
【Fターム(参考)】
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