【目的】この発明は、接着剤塗布素材の多様形状化に関するものである。
【構成】多様形状素材とそれに塗布する接着剤

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】
【０００１】
この発明は、多様形状接着剤塗布素材に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の接着剤塗布素材の形状は、セロテープ、ビニールテープ、梱包用の紙テープや布テープなどに代表される様に、いずれもロール形式でのみ市販されている。これらは、使用の際は必ずどこかで切断作業を要する。また、その接着作用の用途は、梱包用の封、被覆、接着のりの代用などだけで、ロール形式が限定している。
【発明が解決しようとする課題点】
【０００３】
本発明は、既存のロール形式の接着剤塗布素材形状を変えることで、限定的な接着用途を拡大する事及び接着固定維持の用途に限定しない効能用途を見出すこと。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
用途に相応した多様形状の接着剤塗布素材とする。
接着に加えて、接着後の剥離よる効果に着目する。
【作用】
【０００５】
素材の多様形状化によりその利便性が高まり、接着用途が拡大される。
接着後の剥離操作の有用性が認識され、新用途が開発される。
実施例での用途は、剥離による効果の１例である。
相手素材上にある物質を相応形状の本素材の接着、剥離によって、本素材上に移動させ、捕獲することである。
【実施例】
【０００６】
「掃除用具」としての用途として実施する。
相応形状（この場合四角形、５ｃｍ×７．５ｃｍ）の本各素材を、他素材に接着せしめ、剥離することで他素材上にある以下の物質を本素材上に確保した。
１．洋服や枕、布団に付着した毛髪（紙素材、静電的付着に効果）
２．洋服に付いた糸くず（紙素材）
３．食卓上のパンくず（紙素材）
４．机上の消しゴムかす（紙素材）
５．微細ガラス片（布素材３枚重ね）
掃除機では取れない静電的に付着している毛髪や編み目に入った毛髪も本法により容易に除去できた。
【発明の効果】
【０００７】
（１）形状
素材を用途に相応した形状にしたことで、接着に利便性をもたらした。
予め、用途別の形状にした製品として提供されればその有用性は高まる。
（２）効能
素材を剥離する操作で新しい効能を見出した。
実施例では、素材の掃除用途について有用性が確認された。
掃除対象物として、毛髪、糸くず、消しゴムかす、食卓上の食品くず（パンくず、ふりかけ内容物）、ガラス微細片で実施したが、対象物はこれらだけではない。
接着剤を塗布した素材の用途別形状化および接着剤の固定概念を変えた剥離（接着分離）という発想は、生活用品、事務用品などへの応用が可能で、用途は多岐に及ぶ。
また、本発明は、
（イ）本形状は、テープ形状以外の全ての形状を含む
（ロ）接着剤塗布素材は、紙、布、ビニール等の石油化学製品及び生物由来物から成るものである。
（ハ）素材への接着剤の塗布は全面に限定されるものではない。
（ニ）剥離による効能は、接着により目隠ししていたものを、剥離によって開示することを含む。
【図面の簡単な説明】
【図１】素材重層構造図
【符号の説明】
１は１枚目表（非接着剤塗布面）
２は１枚目裏（接着剤塗布面）
３は２枚目表（非接着剤塗布面）
４は剥がし代

【特許請求の範囲】
【請求項１】
多様形状の接着剤塗布素材
（イ）１枚構成の素材
（ロ）重層構成の素材
【請求項２】
接着後剥離操作する請求項１
【特許請求の範囲】
【請求項１】
２枚以上の重層構成からなる多様形状の接着剤塗布素材

【図１】

【公開番号】特開２００６−２７４２３０（Ｐ２００６−２７４２３０Ａ）
【公開日】平成１８年１０月１２日（２００６．１０．１２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−１２５６３７（Ｐ２００５−１２５６３７）
【出願日】平成１７年３月２８日（２００５．３．２８）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．セロテープ
【出願人】（５０５１５１０８１）
【Ｆターム（参考）】