説明

多目的運搬車

【課題】左右の前輪2及び後輪3にて支持された走行フレーム4に,エンジン12を搭載するとともに,操縦ハンドル10及び座席9を有する運転キャビン8と,荷台27とを設けて成る多目的運搬車において,その小型・軽量化及び低重心化を図る。
【解決手段】前記走行フレームを,平面視で矩形の囲い枠に構成して前記前輪と後輪との間に配設したメインフレーム5と,このメインフレームから両前輪の間を前方に突出してエンジン及び両前輪を支持するフロントフレーム6と,前記メインフレームから両後輪の間を後方に突出して両後輪及び荷台を支持するリアフレーム7とで構成し,前記運転キャビン8を,前記メインフレーム5の上面に設ける一方,前記エンジンを,前記フロントフレームにそのクランク軸が横向きになるように横置きにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,飼料の運搬とか,或いは農作業等の多目的に使用される運搬車に係り,より詳しくは,前後車輪輪にて支持される走行フレームに,その動力源としてのエンジンを搭載するとともに,被運搬物を載せる荷台及び運転キャビンを設けて成る運搬車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
先行技術としての特許文献1には,左右の前輪及び後輪にて支持された走行フレームに,動力源としてのエンジンを搭載するとともに,操縦ハンドル及び運転座席を有する運転キャビンと,被運搬物を載せるための荷台とを設けて成る多目的運搬車が記載されている。
【特許文献1】特開2008−094179号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし,この特許文献1に記載の多目的運搬車においては,エンジンを運転キャビンの前部に,荷台を前記運転キャビンの後部に各々配設するという構成にしているものの,その走行フレームのうち前記運転キャビンが設けられる部分と前記エンジンが設けられる部分とを,前後の水平方向に延びる共通フレームに構成しているから, 前記エンジンまでの地上高さを,エンジンが地面に接触しないように設定すると,前記運転キャビンの床面までの地上高さが高くなるから,運転キャビンへの乗り降りが困難になるばかりか,運搬車の全体における重心が高くなり,走行の安定性が低下するという問題がある。
【0004】
しかも,前記運転キャビンの前部に配設するエンジンを,そのクランク軸が走行方向と平行になるように縦置きにしていることにより,前記エンジンが長さ方向に占める寸法が増大することになるから,運搬車の全長が予め決められているときには,荷台の前後長さを,エンジンを縦置きにする分だけ短くしなければならず,また,荷台の前後長さが予め決められていることには,運搬車の全長がエンジンを縦置きにする分だけ長くなるのであった。
【0005】
本発明は,これらの問題を解消した多目的運搬車を提供することを技術的課題とするもである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この技術的課題を達成するため請求項1は,
「左右の前輪及び後輪にて支持された走行フレームに,エンジンを搭載するとともに,操縦ハンドル及び座席を有する運転キャビンと,被運搬物を載せるための荷台とを設けて成る多目的運搬車において,
前記走行フレームは,平面視で矩形の囲い枠に構成して前記前輪と後輪との間に配設したメインフレームと,このメインフレームから前記両前輪の間を前方に突出して前記エンジン及び前記両前輪を支持するフロントフレームと,前記メインフレームから前記両後輪の間を後方に突出して前記両後輪及び前記荷台を支持するリアフレームとで構成され,前記運転キャビンは,前記メインフレームの上面に設けられている一方,前記エンジンは,前記フロントフレームにそのクランク軸が横向きになるように横置きにされている。」
ことを特徴としている。
【0007】
請求項2は,
「前記請求項1の記載において,前記フロントフレームは,左右一対のフロント部材を含み,前記エンジン及び前記両前輪は,前記フロントフレームにおける左右一対のフロント部材にて支持されている。」
ことを特徴としている。
【0008】
請求項3は,
「前記請求項1又は2の記載において,前記リアフレームは,左右一対のリア部材を含み,前記荷台及び前記両後輪は,前記リアフレームにおける左右一対のリア部材にて支持されている。」
ことを特徴としている。
【0009】
請求項4は,
「前記請求項1〜3のいずれかの記載において,前記エンジンは,そのクランク軸の方向から見て,当該エンジンにおけるシリンダボア軸線が前向きに傾斜するようにスラントしている。」
ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の記載によると,走行フレームを,平面視で矩形の囲い枠に構成して前記前輪と後輪との間に配設したメインフレームと,このメインフレームから前記両前輪の間を前方に突出して前記エンジン及び前記両前輪を支持するフロントフレームと,前記メインフレームから前記両後輪間を後方に突出して,前記両後輪及び前記荷台を支持するリアフレームとで構成したことにより,前記メインフレームにおける横幅,ひいては,このメインフレームの上面に設けられる運転キャビンにおける横幅寸法を,軽量化した状態のもとで,ワイドに構成することができる。
【0011】
その一方において,前記メインフレームの上面,ひいては,前記運転キャビンにおける床面を,前記エンジンを支持するフロントフレームにおける地上からの高さとは無関係に,低くできるから,運転キャビンへの乗り降りが容易になるとともに,運搬車における重心を下げて,その走行の安定性を向上できる。
【0012】
その上,前記エンジンが横置きであることにより,当該エンジンが長さ方向に占める寸寸法を,先行技術の場合よりも短くできるから,運搬車の全長が予め決められているときには,荷台の前後長さを,エンジンを横置きにする分だけ長くでき,また,荷台の前後長さが予め決められていることには,運搬車の全長を,エンジンを横置きにする分だけ短くできる。
【0013】
この場合,請求項2に記載によると,前記エンジン及び両前輪を,簡単な構造で確実に支持することができる。
【0014】
また,請求項3の記載によると,前記荷台及び両後輪を,簡単な構造で確実に支持することができる。
【0015】
更にまた,請求項4の記載よると,前記エンジンの頂面までの地上高さが,当該エンジンの前方へのスラントにて低くなることにより,運転キャビンから前方を見たときの視界が広くなるから,運転の操縦性を一層向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下,本発明の実施の形態を,図1〜図6の図面について説明する。
【0017】
この実施の形態における多目的運搬車1は,左右一対の前輪2a,2bと,同じく左右一対の後輪3a,3bとで支持された走行フレーム4を有する。
【0018】
この走行フレーム4は,前記両前輪2a,2bと両後輪3a,3bとの間に位置するメインフレーム5と,このメインフレーム5の前端から前方に突出するフロントフレーム6と,前記メインフレーム5の後端から後方に突出するリアフレーム7とによって構成されている。
【0019】
前記メインフレーム5は,少なくとも,前記両前輪2a,2bの後ろ側に横方向に延びるように配設した前部横部材5aと,前記両後輪3a,3bの前側に横方向に延びるように配設した後部横部材5bと,前記走行フレーム4の前後方向に延びて前記前部横部材5a及び後部横部材5bにおける右端の相互間を一体に連結する右縦部材5cと,前記走行フレーム4の前後方向に延びて前記前部横部材5a及び後部横部材5bにおける左端の相互間を一体に連結する左縦部材5dとによって,平面視(図2)において囲い枠に構成されている。
【0020】
前記メインフレーム5の上面には,運転キャビン8が設けられている。
【0021】
この運転キャビン8は,前記メインフレーム5の上面における左右両側に,側面視(図1)において門型に構成して立設したサイドフレーム8a,8bと,この両サイドフレーム8a,8b間の上面に装架した天井8cと,前記両サイドフレーム8a,8b間の前面に設けたフロントガラス8dとによって構成されている。
【0022】
この運転キャビン8の内部には,少なくとも三つの座席9が横方向に並べて設けられているほか,丸型の操縦ハンドル10が設けられている。
【0023】
なお,前記各座席9の各々は,前後方向に移動調節可能に構成されているほか,その各々における背もたれも,前後方向に傾斜調節可能に構成されている。
【0024】
前記フロントフレーム6は,図2及び図6に示すように,前記両前輪2a,2bの間を前後方向に延びる左右一対のフロント部材6a,6bを含む構成である。
【0025】
前記両前輪2a,2bの各々は,前記フロントフレーム6における両フロント部材6a,6bに対して,従来から良く知られているダブルウィシュボーン式,デュアルリンク式又はマクファーソンストラット式等の独立懸架装置11a,11bを介して弾性的に自在に上下動するように取付けられている。
【0026】
しかも,この両前輪2a,2bは,前記操縦ハンドル10の回動操作により,図示しないステアリングギヤー及びステアリング機構を介して左右に同時に旋回回動するように構成されており,これにより,前記運搬車1は,左右に旋回操縦される。
【0027】
前記フロントフレーム6の上面には,図2及び図6に示すように,動力源としてのエンジン(多気筒ディーゼルエンジン)12が,そのクランク軸12aを横向きとするように横置きにして搭載されている。
【0028】
このエンジン12は,図1及び図5に示すように,そのクランク軸線12aの方向から見て,当該エンジン12におけるシリンダボア軸線12bが前向きに適宜角度θだけ傾斜するようにスラントして,前記フロントフレーム6における両フロント部材6a,6bに取付けられている。
【0029】
なお,前記エンジン12は,その排気系部品12cを前向きにし,その吸気系部品12dを後ろ向きにすることにより,前進走行に際しての走行風が,前記排気系部品12cに吹き当たって,当該排気系部品12cの冷却を促進するように構成している。
【0030】
また,フロントフレーム6の上面のうち前記運転キャビン8と前記エンジン12との間の部分には,走行ミッションケース13が,その入力軸13aを横向きとするように横置きにして搭載され,しかも,この走行ミッションケース13は,前記エンジン12と同様に,前記フロントフレーム6における両フロント部材6a,6bに取付けられている。
【0031】
前記エンジン12における出力は,その出力軸12eと前記走行ミッションケース13の入力軸13aとの間に装架したチエン等の動力伝達機構14を介して前記走行ミッションケース13に伝達され,この走行ミッションケース13において適宜に変速されたのち,この走行ミッションケース13の左右から横方向に延びる前輪用車軸15a,15bを介して前記両前輪2a,2bに伝達されるとともに,前記両後輪3a,3bに,前記運転キャビン8の下面に前後方向に延びるように配設した後輪用車軸16,及び両後輪3に対する車軸式懸架装置17(後述する)を介して伝達され,これにより,前記運搬車1は,前記エンジン12にて前進走行又は後退走行される。
【0032】
また,前記運転キャビン8には,前記した操縦ハンドル10及び座席9に加えて,前記走行ミッションケース13を変速作動するための変速操作手段が設けられているほか,ブレーキペダル18,エンジン12の回転数を制御するためのアクセルペダル19及び前記エンジン12に対するキースイッチ20等が設けられている。
【0033】
前記エンジン12において,その出力軸12eと反対側の部位には,エンジン12に対する冷却用のラジエータ21と,このラジエータ21に対する通風用のフアン22とが配設されている一方,前記走行ミッションケース13の上部には,前記エンジン12に対する燃料タンク23とバッテリー24とが,横方向に並べて配設されている。なお,前記通風用フアン22は,エンジン12にて回転駆動するか,或いは,電動モータにて回転駆動するという構成である。
【0034】
この場合,前記燃料タンク23は,平面視(図2)において,前記エンジン12とラジエータ21との間の部位に位置して,前記エンジン12とラジエータ21との間の部位を後方に吹き抜けた走行風が当該燃料タンク23に当たって,これを冷却するように構成している。
【0035】
なお,前記フロントフレーム6の上面には,前記エンジン12,前記走行ミッションケース13,前記燃料タンク23及びバッテリー24等を開閉可能に覆うようにしたボンネットカバー25が設けられており,また,前記両前輪2a,2bに対しては,フェンダーカバー26a,26bが設けられている。
【0036】
一方,前記走行フレーム4のメインフレーム5から後方に突出する前記リアフレーム7の上面には,運搬する目的の荷物を載せるための荷台27が,水平又は略水平にして配設されている。
【0037】
前記リアフレーム7は,前記フロントフレーム6と同様に,図2に示すように,前記両後輪3a,3bの間を前後方向に延びる左右一対のリア部材7a,7bを含む構成であり,前記両後輪3a,3bの各々は,前記リアフレーム7における両リア部材7a,7bに対して,従来から良く知られている車軸式懸架装置17を介して弾性的に自在に上下動するように取付けられている。
【0038】
前記リアフレーム7における両リア部材7a,7bは,断面をコ字型にした溝型レールの構成であり,前記リアフレーム7の上面に配設した荷台27は,その下面に設けた複数個のローラ28を前記両リア部材7a,7bに嵌めることにより,前記リアフレーム7にて,後方向に自在に移動できるように支持されている。
【0039】
しかも,前記荷台27は,当該荷台27と前記メインフレーム5との間に装架した左右一対の復動型油圧シリンダ29にて,前後方向に往復移動するように構成されている。
【0040】
この場合,前記リアフレーム7は,側面視(図1)において,後端の部分を下向きに傾斜するように湾曲した形状にすることにより,前記荷台27を,前記油圧シリンダ29にて後方に移動したとき,前記荷台27は湾曲した前記リアフレーム7に沿って,図1に二点鎖線で示すように,水平の状態から後方に転倒するか,又は傾斜して,荷積み及び荷卸しが容易にできるように構成されている。
【0041】
また,前記両後輪3a,3bに対しても,フェンダーカバー30a,30bが設けられている。
【0042】
なお,前記リアフレーム7の後端には,前記荷台27が,その後方への移動の終点において接当して,これ以上の移動を阻止するようにしたストッパー31を設けている。
【0043】
前記したように,走行フレーム4を,平面視で矩形の囲い枠に構成して前記両前輪2a,2bと両後輪3a,3bとの間に配設したメインフレーム5と,このメインフレーム5から前記両前輪2a,2bの間を前方に突出するフロントフレーム6と,前記メインフレーム5から前記両後輪3a,3bの間を後方に突出するリアフレーム7とで構成したことにより,前記メインフレーム5における横幅W,ひいては,このメインフレーム5の上面に設けられる運転キャビン8における横幅寸法を,ワイドに構成できる。
【0044】
その一方において,前記メインフレーム5の上面,ひいては,前記運転キャビン8における床面を,エンジン12及び走行ミッションケース13を支持するフロントフレーム6における地上からの高さとは無関係に,低くすることができる。
【0045】
その上,前記エンジン12が横置きであることにより,当該エンジン12が長さ方向に占める寸法を,エンジン12を横置きにする分だけ短くできるから,運搬車1の全長が予め決められているときには,前記荷台27における前後長さを,エンジン12を横置きにする分だけ長くでき,また,前記荷台27における前後長さが予め決められていることには,運搬車1の全長を,エンジン12を横置きにする分だけ短くできる。
【0046】
しかも,前記走行ミッションケース13を,前記エンジン12と前記運転キャビン8との間の部位に前記フロントフレーム6にて支持するように配設する一方,前記荷台27を,前記メインフレーム5から後方に突出するリアフレーム7にて支持したことにより,前記荷台27の地上高さを,当該荷台27の下方に走行ミッションケースを配設しない分だけ,低くすることができるから,前記運転キャビン8における床面の地上高さを低くできることと相俟って,運搬車1の全体における重心を低くできて,走行の安定性を向上できる。
【0047】
また,前記エンジン12,両前輪2a,2b及び走行ミッションケース13は,前記フロントフレーム6を構成する左右一対のフロント部材6a,6bにて支持されていることにより,これらの支持を,簡単な構造で強固にできる。
【0048】
同様に,前記荷台27及び両後輪3a,3bは,前記リアフレーム7を構成する左右一対のリア部材7a,7bにて支持されていることにより,これらの支持を,簡単な構造で強固にできる。
【0049】
更にまた,前記エンジン12を,そのクランク軸線12aの方向から見て,当該エンジン12におけるシリンダボア軸線12bが前向きに適宜角度θだけ傾斜するようにスラントしたことにより,このエンジン12の頂面までの地上高さが低くなるから,運転キャビン8から前方を見たときの視界が広くなることに加えて,前記エンジンと運転キャビンとの間が広くなるから,前記燃料タンク23の容量を大きくすることができる。
【0050】
なお,前記した実施の形態は,エンジン12にて,両前輪2a,2b及び両後輪3a,3bを回転駆動するというように四輪駆動に構成した場合であったが,本発明は,これに限らず,両前輪2a,2bのみを回転駆動するというようにフロントドライブに構成するか,或いは,両後輪3a,3bのみを回転駆動するというようにリアドライブに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】実施形態の運搬車を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のIII −III 視断面図である。
【図4】図1のIV−IV視断面図である。
【図5】図1の要部拡大図である。
【図6】図5の平面図である。
【符号の説明】
【0052】
1 運搬車
2 前輪
3 後輪
4 走行フレーム
5 メインフレーム
5a 前部横部材
5b 後部横部材
5c,5d 左右縦部材
6 フロントフレーム
6a,6b フロント部材
7 リアフレーム
7a,7b リア部材
8 運転キャビン
9 座席
10 操縦ハンドル
12 エンジン
12a エンジンのクランク軸
12b エンジンのシリンダ軸線
13 走行ミッションケース
15a,15b 前輪用車軸
16 後輪用車軸
23 燃料タンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右の前輪及び後輪にて支持された走行フレームに,エンジンを搭載するとともに,操縦ハンドル及び座席を有する運転キャビンと,被運搬物を載せるための荷台とを設けて成る多目的運搬車において,
前記走行フレームは,平面視で矩形の囲い枠に構成して前記前輪と後輪との間に配設したメインフレームと,このメインフレームから前記両前輪の間を前方に突出して前記エンジン及び前記両前輪を支持するフロントフレームと,前記メインフレームから前記両後輪の間を後方に突出して前記両後輪及び前記荷台を支持するリアフレームとで構成され,前記運転キャビンは,前記メインフレームの上面に設けられている一方,前記エンジンは,前記フロントフレームにそのクランク軸が横向きになるように横置きにされていることを特徴とする多目的運搬車。
【請求項2】
前記請求項1の記載において,前記フロントフレームは,左右一対のフロント部材を含み,前記エンジン及び前記両前輪は,前記フロントフレームにおける左右一対のフロント部材にて支持されていることを特徴とする多目的運搬車。
【請求項3】
前記請求項1又は2の記載において,前記リアフレームは,左右一対のリア部材を含み,前記荷台及び前記両後輪は,前記リアフレームにおける左右一対のリア部材にて支持されていることを特徴とする多目的運搬車。
【請求項4】
前記請求項1〜3のいずれかの記載において,前記エンジンは,そのクランク軸の方向から見て,当該エンジンにおけるシリンダボア軸線が前向きに傾斜するようにスラントしていることを特徴とする多目的運搬車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−115989(P2010−115989A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−289470(P2008−289470)
【出願日】平成20年11月12日(2008.11.12)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】