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多葉花茎形質および蕾出荷形質を有するガーベラ
説明

多葉花茎形質および蕾出荷形質を有するガーベラ

【課題】多葉花茎形質および蕾出荷形質を有するガーベラを提供する。
【解決手段】花茎上に群葉を有する新規で独特で安定なガーベラ栽培品種。新規な多葉花茎ガーベラ栽培品種は、発育上の蕾ステージの間に包装されて輸送される能力を有してもよい。新規なガーベラ栽培品種は、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生する。該ガーベラ栽培品種の花茎上に産生される葉は、小型から超大型までのサイズの範囲にわたり、測定値は(a)少なくとも40mmまたはそれ以上の長さ、および(b)少なくとも4mmまたはそれ以上の幅という範囲にわたる。更に、多葉花茎形質を多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドに育種するための方法、ならびに花茎または植物体1つ当たりの群葉の程度を高めるための方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生するガーベラ(Gerbera L.)植物体の新規で独特で安定な栽培品種に関する。本発明のガーベラ栽培品種は、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生することができる。本発明のガーベラ栽培品種は、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を産生することができる。本発明のガーベラ栽培品種の花茎上に産生される葉は、小型から超大型までのサイズの範囲にわたる。本発明のガーベラ栽培品種の花茎上に産生される葉は、(a)少なくとも40mmまたはそれ以上の長さ、および(b)少なくとも4mmまたはそれ以上の幅というサイズの範囲にわたりうる。本発明のガーベラ栽培品種の花茎上に産生される葉は、(a)少なくとも40mm、約200mmまで、または200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4mm、約60mmまで、または60mmを上回る幅というサイズの範囲にわたりうる。本発明のガーベラ栽培品種の花茎によって産生される葉は、(a)少なくとも40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200mmの、または、40mmから200mmの間の任意の整数の、または、200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60mmの、または、4mmから60mmの間の任意の整数の、または、60mmを上回る幅というサイズの範囲にわたりうる。加えて、本発明のガーベラ栽培品種の花茎上に産生される葉は、花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している。さらに、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を呈する本発明のガーベラ栽培品種は、発育中の蕾ステージにある時に包装されて輸送できる可能性がある。
【0002】
本発明は、その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するガーベラ栽培品種から、花茎1つ当たり5枚未満の完全または部分的な葉しか含まない少葉(non-leafy)ガーベラ植物体に首尾よく遺伝子移入された、新たな多葉花茎形質に関する。本発明はさらに、植物体1つ当たり花茎1つ当たりの多葉花茎形質の程度を高めるための方法にも関する。多葉花茎特性はまた、開花の型、花の色、花のサイズ、花の形、花の品質、舌状花(ray floret)および筒状花(disc floret)の形およびサイズ、花茎の長さ、花茎の品質、花茎の生産性および花瓶での寿命といった多くの望ましいガーベラ形質とも組み合わされている。したがって、本発明の多葉花茎を有するガーベラ植物体は、ガーベラの商業市場に対して、商業市場の典型的なガーベラ植物体が有していない非常に望ましい新たな表現型を提供する。新たな多葉花茎形質を呈する本発明のガーベラ栽培品種は、ガーベラ銘柄GERFOLIA(商標)に属すると称される。
【0003】
本発明はさらに、その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するガーベラ栽培品種から、花茎1つ当たり5枚未満の完全または部分的な葉しか含まない少葉ガーベラ植物体に首尾よく遺伝子移入された蕾出荷形質に関する。新たな多葉花茎形質の発現は蕾出荷形質の発現をもたらすことから、多葉花茎形質を呈する本発明のガーベラ植物体は蕾出荷形質をも呈しうる。加えて、蕾出荷形質をも呈しうる本発明の多葉花茎を有するガーベラ植物体は、開花の型、花の色、花のサイズ、花の形、花の品質、舌状花および筒状花の形およびサイズ、花茎の長さ、花茎の品質、花茎生産性、ならびに花瓶での寿命といった、ガーベラの商業的な鑑賞植物市場において望ましいと考えられる特性も保持している。したがって、蕾出荷形質を発現しうる、本発明の多葉花茎を有するガーベラ植物体は、ガーベラの商業市場に対して、商業市場の典型的なガーベラ植物体が有していない非常に望ましい表現型を提供する。
【0004】
典型的な少葉ガーベラ植物体は開花出荷を必要とし、一方、本発明のガーベラ植物体の多葉花茎形質は、蕾出荷段階で包装されて輸送される能力を有しうる。本発明のGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体が発育中の蕾ステージの間に輸送される能力を潜在的に有する結果として、蕾ステージの間に出荷される新規GERFOLIA(商標)ガーベラ植物体の花は、開花ステージの間に出荷されなければならない典型的な少葉ガーベラ植物体と比較して、損傷を受けにくく、一般に保存寿命が長い。加えて、本発明のGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体にとっての蕾出荷段階の間での出荷は、ガーベラ植物体の花がより稠密でサイズが均一な時点での商業的な包装および輸送も可能にする。したがって、発育中の蕾ステージの間に出荷される能力を有する本発明のGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体は、少葉ガーベラ花茎と比較して、(i)花茎を包装および輸送のためにより早く収穫できること、ならびに(ii)輸送容器を満たすのにより多数の多葉ガーベラ花茎を包装できることから、成育させて商品化するのにより経済的である。加えて、本発明のGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の葉は花茎全体にわたる自然な防御の一形態を提供することから、包装および輸送の間の損傷が低減される。その上、発育中の蕾ステージの間に出荷される能力を有する本発明のGERFOLIA(商標)ガーベラは、(i)多葉花茎表現型、および(ii)消費者による購入後に花茎上の花が花瓶の中で完全に開く能力のために、新規で独特なガーベラ最終製品を商業市場に提供する。
【0005】
関連特許出願の相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み入れられる、2007年7月6日に提出された米国仮出願第60/948,380号の優先権を主張する。
【背景技術】
【0006】
本発明は概して、観賞用ガーベラ植物の分野に関する。ガーベラ属はキク科(Asteraceae/Compositae family)に属する。ガーベラには40を上回る異なる種があり、これには、G.アベルダリカ(G. aberdarica)、G.アビシニカ(G. abyssinica)、G.アンビグア(G. ambigua)、G.アナンドリア(G. anandria)、G.アスプレニイフォリア(G. aspleniifolia)、G.オーランティアカ(G. aurantiaca)、G.ボジェリ(G. bojeri)、G.ボナティアナ(G. bonatiana)、G.ブラクテアタ(G. bracteata)、G.ブレヴィペス(G. brevipes)、G.バーチェリイ(G. burchellii)、G.ブルマンニ(G. burmanni)、G.カンドレイ(G. candollei)、G.カヴァレリエイ(G. cavaleriei)、G.チレンシス(G. chilensis)、G.シネラリア(G. cineraria)、G.コンナータ(G. connata)、G.コンラティー(G. conrathii)、G.コルダタ(G. cordata)、G.コロノピフォリア(G. coronopifolia)、G.カーヴィスクアマ(G. curvisquama)、G.デラヴァイ(G. delavayi)、G.ディスカラー(G. discolor)、G.ディヴェルシフォリア(G. diversifolia)、G.エレガンス(G. elegans)、G.エリプティカ(G. elliptica)、G.エミルネンシス(G. emirnensis)、G.フェルギネア(G. ferruginea)、G.フラヴァ(G. flava)、G.ガルピニー(G. galpinii)、G.グランデュローサ(G. glandulosa)、G.ヘンリー(G. henryi)、G.ヒエラキオイデス(G. hieracioides)、G.ヒルスタ(G. hirsuta)、G.ヒポカエリドイデス(G. hypochaeridoides)、G.インテグラリス(G. integralis)、G.インテグリペタラ(G. integripetala)、G.ジャメソニイ(G. jamesonii)、G.ノリンギアナ(G. knorringiana)、G.コカニカ(G. kokanica)、G.クラウシー(G. kraussii)、G.クンゼアナ(G. kunzeana)、G.ラセイ(G. lacei)、G.ラガスカエ(G. lagascae)、G.ラヌギノサ(G. lanuginosa)、G.ラシオパス(G. lasiopus)、G.レアンドリイ(G. leandrii)、G.レイオカルパ(G. leiocarpa)、G.ロイコトリクッス(G. leucothrix)、G.リジアンゲンシス(G. lijiangensis)、G.リンチイ(G. lynchii)、G.マクロセファラ(G. macrocephala)、G.ネパレンシス(G. nepalensis)、G.ネルヴォサ(G. nervosa)、G.ニヴェア(G. nivea)、G.パルヴァ(G. parva)、G.ペレグリナ(G. peregrina)、G.ペリエリ(G. perrieri)、G.ペタシティフォリア(G. petasitifolia)、G.ピロセロイデス(G. piloselloides)、G.プランタギネア(G. plantaginea)、G.プリカタ(G. plicata)、G.ポドフィラ(G. podophylla)、G.プテロドンタ(G. pterodonta)、G.プルヴィナタ(G. pulvinata)、G.プミラ(G. pumila)、G.ランディー(G. randii)、G.ラファニフォリア(G. raphanifolia)、G.ルフィコマ(G. ruficoma)、G.サキサティリス(G. saxatilis)、G.セミフロスキュラリス(G. semifloscularis)、G.セロティナ(G. serotina)、G.スペシオサ(G. speciosa)、G.タナンティー(G. tanantii)、G.トメントサ(G. tomentosa)、G.ツベロサ(G. tuberosa)、G.ウシナタ(G. uncinata)、G.ヴィリディフォリア(G. viridifolia)、G.ウェルウィチー(G. welwitschii)、G.ライティー(G. wrightii)が含まれ、それらの種はアフリカからマダガスカル、熱帯アジア、および南アメリカまでに分布する。
【0007】
ガーベラは、鑑賞園芸において世界的に重要な作物である。異種交配により、ガーベラ種は表現型が多様であり、白、黄、橙色、ピンク、赤、紫、および二色を含む広範囲にわたる花の色を提供する。ガーベラの花は花瓶での寿命が比較的長いことから、ガーベラの花は商業園芸産業において広く用いられている。ガーベラの栽培品種は、切り花として、さらには鉢植え植物として成育させることができる。
【0008】
本発明は、切り花花茎の生産に主に適しているが、いくつかの栽培品種は鉢植え植物としても用いることができる。完全に新たな型のガーベラ花茎が生産されることから、本発明はガーベラの市場を拡大することを可能にする。花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生する多葉花茎形質を呈するガーベラ栽培品種の育種は、異なるガーベラ開花型の種と組み合わせることのできる独特で新たなガーベラ花茎形態を提供し、それによってこの人気のある園芸植物において利用できる表現型特性の範囲を拡大する。
【0009】
さらに、新たな型の多葉花茎が、少葉花茎を有するガーベラ栽培品種にとって慣例的である開花ステージではなく蕾ステージで出荷される能力を有しうることから、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生する多葉花茎形質を呈するガーベラ栽培品種の育種は、商業園芸産業において経済的な利点も提供する。第1に、蕾ステージで出荷することのできるGERFOLIA(商標)銘柄の花の束の表面積は、開花ステージで出荷される任意のガーベラ栽培品種の花の同じ数の束の表面積よりも小さい。したがって、蕾ステージで出荷されるGERFOLIA(商標)銘柄の花を含む標準的な商業包装は、開花ステージで出荷される任意のガーベラ栽培品種を含む標準的な商業包装と比較して充填密度が大きい。第2に、多葉花茎形質は、(i)より早期の切り取り/収穫時期によって全体的な生産コストが低下すること、および(ii)商業的な輸送および流通の許容時間を延長することにより、さらなる経済的な利点を提供する。多葉花茎上の群葉は、以後の成長(開花および葉の成長)のための栄養分を提供し、ひいては花茎の保持品質を高める。したがって、商品流通が、地方または地域市場から国際市場に広がる可能性があることから、蕾ステージで出荷される能力を表出するガーベラ銘柄GERFOLIA(商標)は、商業市場において有意な利点を有する潜在的な可能性を持つ。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の1つの目的は、多葉花茎形質および蕾出荷形質を有するガーベラを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
発明の概要
本発明の1つの目的は、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生するガーベラ植物体を提供することである。
【0012】
本発明のもう1つの目的は、植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する群葉を含む、ガーベラ植物体を提供することである。
【0013】
本発明のもう1つの目的は、植物体によって産生される花茎が、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する群葉を含み、花茎の葉が(i)(a)少なくとも40mmまたはそれ以上の長さ、および(b)少なくとも4mmまたはそれ以上の幅という範囲にわたる小型から超大型までのサイズであり、かつ(ii)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、ガーベラ植物体を提供することである。
【0014】
本発明のもう1つの目的は、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生するガーベラ植物体を提供することである。
【0015】
本発明のもう1つの目的は、植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する群葉を含む、ガーベラ植物体を提供することである。
【0016】
本発明のもう1つの目的は、植物体によって産生される花茎が、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する群葉を含み、花茎の葉が(i)(a)少なくとも40mm、約200mmまで、または200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4mm、約60mmまで、または60mmを上回る幅という範囲にわたる小型から超大型までのサイズであり、かつ(ii)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、ガーベラ植物体を提供することである。
【0017】
本発明のもう1つの目的は、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生するガーベラ植物体を提供することである。
【0018】
本発明のもう1つの目的は、植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を有する群葉を含む、ガーベラ植物体を提供することである。
【0019】
本発明のもう1つの目的は、植物体によって産生される花茎が、花茎1つ当たり、少なくとも5、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を有する群葉を含み、花茎の葉が(i)(a)少なくとも40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200mmの、または、40mmから200mmの間の任意の整数の、または、200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60mmの、または、4mmから60mmの間の任意の整数の、または、60mmを上回る幅という範囲にわたる小型から超大型までのサイズであり、かつ(ii)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、ガーベラ植物体を提供することである。
【0020】
本発明のもう1つの目的は、G.アベルダリカ、G.アビシニカ、G.アンビグア、G.アナンドリア、G.アスプレニイフォリア、G.オーランティアカ、G.ボジェリ、G.ボナティアナ、G.ブラクテアタ、G.ブレヴィペス、G.バーチェリイ、G.ブルマンニ、G.カンドレイ、G.カヴァレリエイ、G.チレンシス、G.シネラリア、G.コンナータ、G.コンラティー、G.コルダタ、G.コロノピフォリア、G.カーヴィスクアマ、G.デラヴァイ、G.ディスカラー、G.ディヴェルシフォリア、G.エレガンス、G.エリプティカ、G.エミルネンシス、G.フェルギネア、G.フラヴァ、G.ガルピニー、G.グランデュローサ、G.ヘンリー、G.ヒエラキオイデス、G.ヒルスタ、G.ヒポカエリドイデス、G.インテグラリス、G.インテグリペタラ、G.ジャメソニイ、G.ノリンギアナ、G.コカニカ、G.クラウシー、G.クンゼアナ、G.ラセイ、G.ラガスカエ、G.ラヌギノサ、G.ラシオパス、G.レアンドリイ、G.レイオカルパ、G.ロイコトリクッス、G.リジアンゲンシス、G.リンチイ、G.マクロセファラ、G.ネパレンシス、G.ネルヴォサ、G.ニヴェア、G.パルヴァ、G.ペレグリナ、G.ペリエリ、G.ペタシティフォリア、G.ピロセロイデス、G.プランタギネア、G.プリカタ、G.ポドフィラ、G.プテロドンタ、G.プルヴィナタ、G.プミラ、G.ランディー、G.ラファニフォリア、G.ルフィコマ、G.サキサティリス、G.セミフロスキュラリス、G.セロティナ、G.スペシオサ、G.タナンティー、G.トメントサ、G.ツベロサ、G.ウシナタ、G.ヴィリディフォリア、G.ウェルウィチーおよびG.ライティーからなる群より選択される多葉花茎ガーベラ植物体を提供することである。
【0021】
本発明のもう1つの目的は、多葉花茎形質を有するガーベラ植物体から、多葉花茎形質を有しない多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドへ、多葉花茎形質を育種するための方法を提供することである。
【0022】
本発明のもう1つの目的は、多葉花茎形質形質を有するガーベラ植物体から、多葉花茎形質を有しない多様な通常型およびミニガーベラ(MiniGerbera)型ガーベラの遺伝的バックグラウンドに、多葉花茎形質を育種するための方法を提供することである。
【0023】
本発明のもう1つの目的は、多葉花茎形質を有するガーベラ植物体から、多葉花茎形質を有しない多様な一重型、半八重型、八重型、多重弁型(double-multi-type)、および多花弁型(multi-petalled-type)ガーベラの遺伝的バックグラウンドに、多葉花茎形質を育種するための方法を提供することである。
【0024】
本発明のもう1つの目的は、1つまたは複数の花茎を産生する多葉花茎ガーベラ植物体を育種する方法を提供することであり、本方法は、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉の測定数として定義される花茎1つ当たりある程度の群葉を有する前記花茎を観察、測定および比較することを含み、以下の段階を含む:
(a)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第1の一重型ガーベラ植物体を、雄性または雌性の親株のいずれかとして、以下のものと交配する段階:
(i)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しないガーベラ植物体;または
(ii)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第2のガーベラ植物体;
(b)F1子孫をスクリーニングする段階;
(c)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF1子孫を選択する段階;
(d)前記F1子孫を以下のものと交配する段階:
(i)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第2のガーベラ植物体;または
(ii)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第3のガーベラ植物体;
(e)F2子孫をスクリーニングする段階;
(f)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF2子孫を選択する段階;
(g)前記F2子孫を以下のものと交配する段階:
(i)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第3のガーベラ植物体;または
(ii)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第4のガーベラ植物体;
(h)F3子孫をスクリーニングする段階;
(i)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF3子孫を選択する段階;
(j)前記F3子孫を以下のものと交配する段階:
(i)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第4のガーベラ植物体;または
(ii)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第5のガーベラ植物体;
(k)F4子孫をスクリーニングする段階;
(l)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF4子孫を選択する段階;
(m)前記F4子孫を以下のものと交配する段階:
(i)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第5のガーベラ植物体;または
(ii)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第6のガーベラ植物体;
(n)F5子孫をスクリーニングする段階;
(o)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF5子孫を選択する段階;
(p)前記F5子孫を以下のものと交配する段階:
(i)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第6のガーベラ植物体;または
(ii)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第7のガーベラ植物体;
(q)F6子孫をスクリーニングする段階;
(r)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF6子孫を選択する段階;
(s)前記F6子孫を以下のものと交配する段階:
(i)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第7のガーベラ植物体;または
(ii)その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第8のガーベラ植物体;
(t)F7子孫をスクリーニングする段階;および
(n)多葉花茎子孫を選択する段階。
その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7または第8のガーベラ植物体は、同じまたは異なる栽培品種である。
【0025】
本発明のもう1つの目的は、(a)小型から超大型までのサイズであり(少なくとも40mm、約200mmまで、または200mmを上回る長さ、および少なくとも4mm、約60mmまで、または60mmを上回る幅という範囲にわたる)、かつ(b)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を有するガーベラ植物体を提供し、本ガーベラ植物体は開示する方法によって生産される。
【0026】
本発明のもう1つの目的は、(a)小型から超大型までのサイズであり(少なくとも40mm以上、約200mmまで、または200mm以上の長さ、および少なくとも4mm以上、約60mmまで、または60mmを上回る幅という範囲にわたる)、かつ(b)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を有するガーベラ植物体を提供し、本ガーベラ植物体は開示する方法の1つによって生産される。
【0027】
本発明のもう1つの目的は、(a)小型から超大型までのサイズであり(少なくとも40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200mmの、または、40mmから200mmの間の任意の整数の、または、200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60mmの、または、4mmから60mmの間の任意の整数の、または、60mmを上回る幅の範囲にわたる)、かつ(b)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を有するガーベラ植物体を提供し、本ガーベラ植物体は開示する方法の1つによって生産される。
【0028】
より詳細には、本発明は以下を提供する:
本発明(1)は、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する、群葉を含む1つまたは複数の花茎を有するガーベラ植物体である。
本発明(2)は、植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する群葉を含む、本発明(1)の多葉花茎ガーベラ植物体である。
本発明(3)は、花茎の葉が、
(i)(a)少なくとも40mmまたはそれ以上の長さ、および(b)少なくとも4mmまたはそれ以上の幅という範囲にわたる小型から超大型までのサイズであり、かつ
(ii)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、
本発明(1)または(2)の多葉花茎ガーベラ植物体である。
本発明(4)は、花茎1つ当たりの葉の数量が、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉である、本発明(1)のガーベラ植物体である。
本発明(5)は、植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を含む、本発明(4)の多葉花茎ガーベラ植物体である。
本発明(6)は、花茎の葉が、
(i)(a)少なくとも40mm、約200mmまで、または200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4mm、約60mmまで、または60mmを上回る幅という範囲にわたる小型から超大型までのサイズであり、かつ
(ii)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、
本発明(4)または(5)の多葉花茎ガーベラ植物体である。
本発明(7)は、花茎1つ当たりの葉の数量が、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉である、本発明(1)のガーベラ植物体である。
本発明(8)は、植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を含む、本発明(7)の多葉花茎ガーベラ植物体である。
本発明(9)は、花茎の葉が、
(i)(a)少なくとも40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200mmの、または、40mmから200mmの間の任意の整数の、または、200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60mmの、または、4mmから60mmの間の任意の整数の、または、60mmを上回る幅という範囲にわたる小型から超大型までのサイズであり、かつ
(ii)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、
本発明(7)または(8)の多葉花茎ガーベラ植物体である。
本発明(10)は、植物体が、G.アベルダリカ、G.アビシニカ、G.アンビグア、G.アナンドリア、G.アスプレニイフォリア、G.オーランティアカ、G.ボジェリ、G.ボナティアナ、G.ブラクテアタ、G.ブレヴィペス、G.バーチェリイ、G.ブルマンニ、G.カンドレイ、G.カヴァレリエイ、G.チレンシス、G.シネラリア、G.コンナータ、G.コンラティー、G.コルダタ、G.コロノピフォリア、G.カーヴィスクアマ、G.デラヴァイ、G.ディスカラー、G.ディヴェルシフォリア、G.エレガンス、G.エリプティカ、G.エミルネンシス、G.フェルギネア、G.フラヴァ、G.ガルピニー、G.グランデュローサ、G.ヘンリー、G.ヒエラキオイデス、G.ヒルスタ、G.ヒポカエリドイデス、G.インテグラリス、G.インテグリペタラ、G.ジャメソニイ、G.ノリンギアナ、G.コカニカ、G.クラウシー、G.クンゼアナ、G.ラセイ、G.ラガスカエ、G.ラヌギノサ、G.ラシオパス、G.レアンドリイ、G.レイオカルパ、G.ロイコトリクッス、G.リジアンゲンシス、G.リンチイ、G.マクロセファラ、G.ネパレンシス、G.ネルヴォサ、G.ニヴェア、G.パルヴァ、G.ペレグリナ、G.ペリエリ、G.ペタシティフォリア、G.ピロセロイデス、G.プランタギネア、G.プリカタ、G.ポドフィラ、G.プテロドンタ、G.プルヴィナタ、G.プミラ、G.ランディー、G.ラファニフォリア、G.ルフィコマ、G.サキサティリス、G.セミフロスキュラリス、G.セロティナ、G.スペシオサ、G.タナンティー、G.トメントサ、G.ツベロサ、G.ウシナタ、G.ヴィリディフォリア、G.ウェルウィチーおよびG.ライティーからなる群より選択される、本発明(1)、(4)または(7)の多葉花茎ガーベラ植物体である。
本発明(11)は、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉の測定数として定義される花茎1つ当たりある程度の群葉を有する花茎を観察、測定および比較することを含む、1つまたは複数の花茎を産生する多葉花茎ガーベラ植物体を育種する方法であって、以下の段階を含む方法である:
a.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第1の一重型ガーベラ植物体を、雄性または雌性の親株のいずれかとして、以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しないガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第2のガーベラ植物体;
b.F1子孫をスクリーニングする段階;
c.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF1子孫を選択する段階;
d.該F1子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第2のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第3のガーベラ植物体;
e.F2子孫をスクリーニングする段階;
f.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF2子孫を選択する段階;
g.該F2子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第3のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第4のガーベラ植物体;
h.F3子孫をスクリーニングする段階;
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF3子孫を選択する段階;
j.該F3子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第4のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第5のガーベラ植物体;
k.F4子孫をスクリーニングする段階;
l.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF4子孫を選択する段階;
m.該F4子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第5のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第6のガーベラ植物体;
n.F5子孫をスクリーニングする段階;
o.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF5子孫を選択する段階;
p.該F5子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第6のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第7のガーベラ植物体;
q.F6子孫をスクリーニングする段階;
r.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF6子孫を選択する段階;
s.該F6子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第7のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第8のガーベラ植物体;および
t.F7子孫をスクリーニングする段階;
u.多葉花茎子孫を選択する段階。
本発明(12)は、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉の測定数として定義される花茎1つ当たりある程度の群葉を有する花茎を観察、測定および比較することを含む、1つまたは複数の花茎を産生する多葉花茎ガーベラ植物体を育種する方法であって、以下の段階を含む方法である:
a.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第1の一重型ガーベラ植物体を、雄性または雌性の親株のいずれかとして、以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第2のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するガーベラ植物体;
b.F1子孫をスクリーニングする段階;
c.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF1子孫を選択する段階;
d.該F1子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第3のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第2のガーベラ植物体;
e.F2子孫をスクリーニングする段階;
f.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF2子孫を選択する段階;
g.該F2子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第4のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第3のガーベラ植物体;
h.F3子孫をスクリーニングする段階;
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF3子孫を選択する段階;
j.該F3子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第5のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第4のガーベラ植物体;
l.F4子孫をスクリーニングする段階;
m.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF4子孫を選択する段階;
n.該F4子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第6のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第5のガーベラ植物体;
o.F5子孫をスクリーニングする段階;
p.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF5子孫を選択する段階;
q.該F5子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第7のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第6のガーベラ植物体;
r.F6子孫をスクリーニングする段階;
s.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF6子孫を選択する段階;
t.該F6子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するガーベラ植物体;および
u.F7子孫をスクリーニングする段階;
v.多葉花茎子孫を選択する段階。
本発明(13)は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7または第8のガーベラ植物体が、同じまたは異なる栽培品種である、本発明(11)または(12)の方法である。
本発明(14)は、本発明(11)または(12)の方法のうち1つによって生産される、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を有するガーベラ植物体である。
本発明(15)は、本発明(11)または(12)の方法のうち1つによって生産される、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を有するガーベラ植物体である。
本発明(16)は、蕾ステージ3の時点で収穫することおよびそれらを消費者が購入できるようにすることを含む、ガーベラの花を販売する方法である。
【発明の効果】
【0029】
本発明は、多葉花茎形質および蕾出荷形質を有するガーベラを提供する。
【0030】
[発明の詳細な説明]
1.定義
以下の説明および表では多くの用語が用いられる。本発明の明確で一貫した理解を提供するために、以下の定義を提供する。
【0031】
花序は、単一の構造内に複数の花がある花の型として定義される。
【0032】
頭状花は、一緒になって単一の花を形成するように見える、密な不定量の小さい個々の花(しばしば小花と呼ばれる)を含む複合花序型として定義される。小花の稠密な集合体は、無柄または亜無柄(subsessile)であり、時に頭状花序と呼ばれる複合花床上に密集している。頭状花は1つの花のみであるように見えるが、キク科の頭状花序は数百もの個々の花で構成されうる。
【0033】
花被は、生殖器官を取り囲む花の一部として定義され、一般に萼(萼片を含む)および花冠(花弁を含む)である。
【0034】
萼は、花の花被の最も外側の部分であると定義される。萼は通常小さくて緑色であるが、時に目立って鮮やかな色のこともある。花の萼は、萼片(花の真下に位置する小さい葉)から形成されて、蕾では花弁を包む。
【0035】
花冠は、花の花被の内側部分として定義される。花冠の構成単位が分離している場合、それらは花弁と呼ばれ、花冠は多弁であると言われる。
【0036】
冠毛は、複合花の花被を取りまく剛毛、歯状物、または芽鱗として定義される。
【0037】
花弁は、花冠の1つの構成単位として定義され、通常色付きであり、または多少なりとも目立つ。花が開いた時、花弁は萼片と花の生殖器官との間に位置する。頭状花では、花冠の花弁は同じ点から発生して、1つまたは複数の輪生と称される1つまたは複数の円を形成する。
【0038】
小花は、特にキク科のように密な花序の一部として、頭状花における非常に小さい個々の花として定義される。キク科の植物は典型的に、舌状花および筒状花の一方または両方の型の小花を含む。キク科植物の舌状花および筒状花は、放射相称である。
【0039】
舌状花は、長いストラップ状を特徴とする頭状花の「花弁様」部分として定義される(小舌とも呼ばれる)。キク科植物の頭状花において、「花弁様」小舌の最も外側の1つまたは複数の輪生は舌状花である。本発明において、舌状花は時に「外花弁」と呼ばれる。
【0040】
筒状花は、キク科植物の頭状花の内側の輪生に位置する筒状の花冠を有する小さい「花弁様」の花として定義される。本発明において、筒状花は時に「内花弁」と呼ばれる。ガーベラ花の中心の色は、筒状花(特に筒状花の色というわけではなく、むしろ特定の発育段階にある筒状花の高さ)と冠毛の色との組み合わせによって決定される。ガーベラ花の中心の色の強度は、筒状花に対する冠毛の位置によって決定される。ガーベラ花の中心の色は黒または緑/黄でありうる。
【0041】
栽培品種または品種とは、同じ種に属し、構造的特徴および性能によって同じ種内の他の品種と識別されうる類似した植物の群のことである。品種の2つの本質的な特徴はアイデンティティおよび繁殖性である。アイデンティティは、品種を認識し、作物種内の他の品種と識別するために必要である。識別的な特徴は、形態学的特徴、色の特色、生理的機能、疾患反応、または性能であってもよい。ほとんどの農業品種は、品種を特定するそれらの特性に関して純性である。繁殖性は、品種を特定する特徴が、子孫で再現されるために必要である。品種は系統に由来する;単一の遺伝子型または遺伝子型の混合物から増加させた集団は、系統、実験系統、または株と呼ばれる。ひとたび系統が優れていると特定されれば、それに名称を付け、増加させて、「栽培された品種」または「栽培品種」として販売してもよい。「品種」および「栽培品種」という語は互換的に用いられるが、栽培品種は科学文献において一般的に用いられ、品種は米国の農業者および種子業者によって用いられる用語である。
【0042】
消費者とは、商業市場にあるガーベラ花を購入する任意の実体のことを指し、個人または会社を問わない。消費者は、ガーベラ商業市場の流通業者または中間業者を指すことができる。消費者は地方または国際市場でガーベラ花を購入することができる。消費者はまた、それらが展示されている場所、すなわち家庭、店、ホテル、企業、ミュージアム、または園芸店のどこででもガーベラ花を購入することができる。
【0043】
ガーベラ栽培品種とは、ガーベラ属の任意の植物体のことを指し、これには、G.アベルダリカ、G.アビシニカ、G.アンビグア、G.アナンドリア、G.アスプレニイフォリア、G.オーランティアカ、G.ボジェリ、G.ボナティアナ、G.ブラクテアタ、G.ブレヴィペス、G.バーチェリイ、G.ブルマンニ、G.カンドレイ、G.カヴァレリエイ、G.チレンシス、G.シネラリア、G.コンナータ、G.コンラティー、G.コルダタ、G.コロノピフォリア、G.カーヴィスクアマ、G.デラヴァイ、G.ディスカラー、G.ディヴェルシフォリア、G.エレガンス、G.エリプティカ、G.エミルネンシス、G.フェルギネア、G.フラヴァ、G.ガルピニー、G.グランデュローサ、G.ヘンリー、G.ヒエラキオイデス、G.ヒルスタ、G.ヒポカエリドイデス、G.インテグラリス、G.インテグリペタラ、G.ジャメソニイ、G.ノリンギアナ、G.コカニカ、G.クラウシー、G.クンゼアナ、G.ラセイ、G.ラガスカエ、G.ラヌギノサ、G.ラシオパス、G.レアンドリイ、G.レイオカルパ、G.ロイコトリクッス、G.リジアンゲンシス、G.リンチイ、G.マクロセファラ、G.ネパレンシス、G.ネルヴォサ、G.ニヴェア、G.パルヴァ、G.ペレグリナ、G.ペリエリ、G.ペタシティフォリア、G.ピロセロイデス、G.プランタギネア、G.プリカタ、G.ポドフィラ、G.プテロドンタ、G.プルヴィナタ、G.プミラ、G.ランディー、G.ラファニフォリア、G.ルフィコマ、G.サキサティリス、G.セミフロスキュラリス、G.セロティナ、G.スペシオサ、G.タナンティー、G.トメントサ、G.ツベロサ、G.ウシナタ、G.ヴィリディフォリア、G.ウェルウィチー、G.ライティーを含む、40を上回る様々な種が含まれる。さらに、本発明において、ガーベラ栽培品種は、開花の型、花の形、花の色、花のサイズ、花の品質、舌状花および筒状花の形およびサイズ、花茎の長さ、花茎の品質、花茎の生産性、ならびに花瓶での寿命といった任意の望ましい形質を非限定的に含む、ガーベラ商業市場で入手可能な表現型特性の範囲にある任意の他の形質と組み合わせて、新たな多葉花茎形質を発現する。
【0044】
開花の型は、ガーベラ植物体の場合、ガーベラ植物体の1つまたは複数の花によって産生される完全または部分的な外花弁(舌状花)の数によって定義される。ガーベラ植物体の異なる開花の型には、以下に定義する一重、半八重、八重、多重弁および多花弁が含まれる。
【0045】
一重(s)または一重開花または一重型はそれぞれ、花1つ当たり少なくとも50個から約75個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有する1つもしくは複数の花を産生するガーベラ植物体、または少なくとも50個から約75個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有するガーベラ花として定義される。
【0046】
半八重(sd)または半八重開花または半八重型はそれぞれ、花1つ当たり少なくとも130個から約170個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有する1つもしくは複数の花を産生するガーベラ植物体、または少なくとも130個から約170個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有するガーベラ花として定義される。
【0047】
八重(d)または八重開花または八重型はそれぞれ、花1つ当たり少なくとも250個から約270個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有する1つもしくは複数の花を産生するガーベラ植物体、または少なくとも250個から約270個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有するガーベラ花と定義される。
【0048】
多重弁(dm)または多重弁開花または多重弁型はそれぞれ、花茎1つ当たり少なくとも270個から約350個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有する1つもしくは複数の花を産生するガーベラ植物体、または少なくとも270個から約350個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有するガーベラ花と定義される。すべての多重弁型は半製品である。
【0049】
多花弁(mp)または多花弁開花または多花弁型はそれぞれ、花茎1つ当たり少なくとも350個から約550個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有する1つもしくは複数の花を産生するガーベラ植物体、または少なくとも350個から約550個までの完全もしくは部分的な外花弁(舌状花)を有するガーベラ花と定義される。多花弁形質は2世代後までは完全な程度では発現されない。
【0050】
花の形は、ガーベラ植物体の場合、ガーベラ植物体の花序の全体的な形として定義される。ガーベラ植物体の花の形は、開花の型、ならびに外花弁(舌状花)の形およびサイズによって異なってもよい。ガーベラ植物体の外花弁(舌状花)の形は、以下の記述用語を参照してもよいが、それらに限定されない:平坦、幾分反り返った、フリル状(ギザギザまたは切れ切れに見える)、内巻き、完全内曲または捩れ。ガーベラ植物体の花の形は、以下の用語を参照してもよいが、それらに限定されない:平坦、デイジー状、八重花状、球状、スパイダー状またはモノブーケ(mono-bouquet)。
【0051】
花序の型は、ガーベラ植物体の場合、ガーベラ植物体の花序の直径サイズによって定義される。ガーベラ植物体の異なる花序の型には以下が含まれる:超小型(6cm〜7cm)、小型(7cm〜8cm)、中型(8cm〜10cm)、大型(10cm〜12cm)および超大型(giant)(12cmを上回る)。さらに、通常型ガーベラとは花序直径の測定値が約9cm〜12cmであるガーベラ栽培品種のことであり、ミニガーベラとは花序直径の測定値が約7cm〜9cmであるガーベラ栽培品種のことである。
【0052】
ガーベラ植物体の場合、花の品質および茎の品質は、表1に記載されているように、以下の5通りの評価の測定値として定義される:非常に良好、良好、平均的、不良、および非常に不良。
【0053】
(表1)

【0054】
花の品質
以下の特性によって定義される。
A 花弁の質感、5つのカテゴリーに分類
B 外花弁の層の量、言及される層の量
C 花の組成、隙間がある-稠密
D 脱水後の耐久力、5つのカテゴリーに分類
E 障害に対する耐久力、5つのカテゴリーに分類

【0055】
茎の品質
以下の特性によって定義される。
A 花茎の質感、中空または実体がある
B 厚さ、4つのカテゴリーに分類
C 48時間の脱水後の屈曲に対する感受性、5つのカテゴリーに分類
D 花茎の長さ、6つのカテゴリーに分類

【0056】
植物体1つ当たりの花瓶での寿命および生産性は以下のように定義される。

【0057】
異なる群葉の型のガーベラ植物体は、以下の表2から5に記載した6つのカテゴリー(0、1、2、3、4および5)に従って分類される。表2〜5は、ガーベラ植物体の花茎1つ当たりの群葉の数量、サイズ、形、および分布を記載している。
【0058】
(表2)カテゴリー0〜5別にみたガーベラの花茎1つ当たりの葉の説明の概要

【0059】
(表3)カテゴリー0〜5内の範囲別にみた花茎1つ当たりの葉の説明




【0060】
(表4)カテゴリー0〜5別にみた花茎1つ当たりの葉の分布



【0061】
(表5)開花ステージでの花茎に沿った異なる葉のサイズの分布(カテゴリー1〜5による)

【0062】
本出願において、群葉の型は、ガーベラ植物体の場合、表2から5に記載した6つのカテゴリー(0、1、2、3、4、および5)に従って、ガーベラ植物体の1つまたは複数の花茎によって産生される完全または部分的な葉の、(i)数量、(ii)サイズ、および(iii)分布によって定義される。典型的な少葉ガーベラ植物体は、(a)カテゴリー0として分類される、群葉が無い花茎;または(b)花茎の基部または頂部に分布する可能性があり、カテゴリー0または1として分類される、5枚未満の極めて小さい〜小さいサイズの完全または部分的な葉を有する花茎;のいずれかを産生する。典型的な多葉花茎ガーベラ植物体は、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する花茎を産生し、この葉は、カテゴリー2〜5によって分類され、カテゴリー2〜5によって分類される小型から超大型までのサイズであり、かつ花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布する。
【0063】
葉は、枝の側部に沿って、または植物体の花茎もしくは根茎から成長する、組織の広がりとして定義され、植物体の群葉を構成する植物体の部分の1つである。葉は、その付き方(無柄または有柄)、型(単葉または複葉)、配置(交互、対向、輪生、またはロゼット状/ロゼット)、ならびに葉身の形、サイズ、葉縁、質感、葉脈パターン、および色によってさまざまである。ほとんどの葉は葉柄上に支えられた葉身からなり、葉柄は主脈として葉身を貫いた上で枝分れして粗い質感を裏付ける葉脈(rib)および葉脈(vein)となる。ほとんどの葉は緑であって葉緑素を含み、日光および二酸化炭素を植物体のエネルギーに変換するプロセスである光合成を行う植物体の一部である。
【0064】
本発明において、GERFOLIA(商標)ガーベラ植物体の花茎上の葉は、GERFOLIA(商標)ガーベラ植物体の花茎上の成熟した葉のロゼット葉形態に基づき、「真の(real)」葉、ロゼット葉(円板状に配置された葉の集合体として定義され、時に植物体の基部にある)であって、苞葉(花または花集合体の基部にある変質した葉として定義され、しばしば通常の葉よりも小さく、変質(うろこ状、褐色、または異なる形)ではないとして定義される。
【0065】
本発明の育種プログラムの間には、多葉ガーベラ植物体の花茎上の完全または部分的な葉を、多葉ガーベラ植物体の花茎上の完全または部分的な苞葉または葉としてより正確に称してもよいかを決定するために、GERFOLIA(商標)ガーベラ植物体の花茎上の葉の発育を綿密に観察した。
【0066】
本発明のGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体の花茎上の葉の発育ステージの拡大図を、図4A〜4Gに示す。図4Aおよび図4Bは、花梗の初期発育中には防御性苞葉に覆われている発育中の頭状花序を密に取り囲む小さい葉の拡大図を示している。図4Cは、(急に)伸びる花梗の基部(下方)部分および互いに分かれ始めている葉の拡大図を示しており、図4Dはその後に(ゆっくり)伸びる花梗の上方部分の拡大図を示している。図4E、4Fおよび4Gは、花梗がその最終的な高さに伸びた時点での葉の拡大図を示している。図4Eおよび4Fは、成熟するとロゼット葉に似る、花梗上の比較的下方の比較的古い葉の拡大図を、図4Fに示す中央脈の描写を含めて示している。図4Gは、比較的小さくて苞葉に似て見える、花梗上の比較的上方の比較的若い(未熟な)葉の拡大図を示している。
【0067】
2006〜2008年の育種プログラムの年の間に、本発明者らは、選択したGERFOLIA(商標)ガーベラ実生の花茎上の葉が、ロゼット葉とますます形態的な類似性を示すことを観察し続けた。図19B、20B、21B、22B、23B、24Bおよび25Bは、本発明のGERFOLIA(商標)ガーベラ実生の成熟葉の、ロゼット葉との形態的な類似性の拡大図を示している。さらに、図24Bは、ロゼット葉に似るが苞葉には似ていない、GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ(Gerbera jamesonii)「BL07.790」の、総苞に近い成熟葉の拡大図を示している。加えて、実施例4〜10は、本発明のGERFOLIA(商標)ガーベラ実生の植物学的説明を、葉縁の広がりの存在に関する説明を含む、花茎上の葉の説明とともに提供している。
【0068】
花茎1つ当たりの群葉の程度は、少葉ガーベラ植物体上に花茎1つ当たりに典型的に産生される4枚の完全または部分的な葉を上回って産生される、花茎1つ当たりの余分な完全または部分的な葉の数の測定数として定義される。花茎1つ当たりの群葉の程度が大きいほど、花茎1つ当たりに産生される完全または部分的な葉の数は多い。
【0069】
植物体1つ当たりの群葉の程度は、少葉ガーベラ植物体上に花茎1つ当たりに典型的に産生される4枚の完全または部分的な葉を上回って産生される、ガーベラ植物体1つ当たりの花茎の数の測定数として定義される。ガーベラ植物体1つ当たりの群葉の程度が大きいほど、花茎1つ当たりに産生される4枚の完全または部分的な葉を上回って産生するガーベラ植物体1つ当たりの花茎のパーセンテージは高い。
【0070】
本発明の新規なガーベラ植物体は、実質的にすべて多葉花茎を有し、それぞれの花茎は花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有することが好ましい。本発明のガーベラ植物体は、花茎1つ当たり比較的均一な数の葉を有する花茎を産生し、この特性は無性生殖を通して安定である。または、本発明のガーベラ植物体は、花茎1つ当たり広範囲にわたる数の葉を有する花茎を産生してもよく、この特性は同じく無性生殖を通して安定である。
【0071】
商標は、別に銘柄としても知られており、その商品およびサービスを特定するため、ならびにそれらを他の商品およびサービスと識別するために採用され使用される、単語、名称、記号、図案(device)、デザイン、または語句であってよい。
【0072】
GERFOLIA(商標)銘柄の植物体は、多葉花茎形質を呈する本発明のガーベラ栽培品種である。本発明のGERFOLIA(商標)銘柄のガーベラ栽培品種は、多葉花茎形質および蕾出荷形質の両方を呈しうる。本発明のGERFOLIA(商標)銘柄の植物体は、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する花茎を産生する。本発明のGERFOLIA(商標)銘柄のガーベラ栽培品種は、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生することができる。本発明のGERFOLIA(商標)銘柄のガーベラ栽培品種は、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を産生することができる。本発明のGERFOLIA(商標)銘柄のガーベラ栽培品種の花茎上に産生される葉は、小型から超大型までのサイズの範囲にわたる。本発明のGERFOLIA(商標)銘柄のガーベラ栽培品種の花茎によって産生される葉は、(a)少なくとも40mmまたはそれ以上の長さ、および(b)少なくとも4mmまたはそれ以上の幅というサイズの範囲にわたりうる。本発明のGERFOLIA(商標)銘柄のガーベラ栽培品種の花茎によって産生される葉は、(a)少なくとも40mm、約200mmまで、または200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4mm、約60mmまで、または60mmを上回る幅というサイズの範囲にわたりうる。本発明のガーベラ栽培品種の花茎によって産生される葉は、(a)少なくとも40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200mmの、または、40mmから200mmの間の任意の整数の、または、200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60mmの、または、4mmから60mmの間の任意の整数の、または、60mmを上回る幅というサイズの範囲にわたりうる。加えて、本発明のガーベラ栽培品種の花茎上に産生される葉は、花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している。さらに、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を呈する本発明のガーベラ栽培品種は、発育上の蕾ステージにある時に包装されて輸送される能力を有してもよい。
【0073】
2.植物体の選択および育種
ガーベラ栽培品種の一般的な育種法は、Barigozzi, C. and L. Quagliotti, 1978, 「Current Research on Breeding of Gerbera」, Proceedings of the Eucarpia Meeting on Carnation and Gerbera, Allasio, pp. 57-68、およびVan Os, D.P.M., 1995, 「Stageverslag Gerbera Veredeling, Practical Period Agriculture」, University Wageningen, Dept. of Plant Breedingに記載されている。
【0074】
植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する群葉を含む、ガーベラ栽培品種の開発は、過去17年にわたる多くの選択を伴う段階的なプロセスであった。多葉花茎形質に関する育種および選択は1991年に始まり、本発明者らの目的は、花茎上にかなりの群葉を産生する新たなガーベラ栽培品種を開発することであった。
【0075】
育種プログラムにおける第1の交配は、現在のガーベラ植物体が呈しない新しい独特な多葉花茎形質を提供することによって、ガーベラ鑑賞植物市場の需要および規格に適合するように特別に設計された新規かつ特有な型のガーベラ植物体を開発しようとする取り組みの中で行われた。この育種プログラムにより、典型的なガーベラ栽培品種が持たない新しい独特な多葉花茎形質を呈する新たな型のガーベラ植物体が首尾よく生産された。加えて、育種プログラムにより、発育上の蕾ステージの間に出荷される能力を有する、いくつかの多葉花茎ガーベラ栽培品種も首尾よく生産された。発育上の蕾ステージの間に出荷される能力も有しうる、新たな多葉花茎型のガーベラ植物体は、ガーベラの商業的な鑑賞植物市場において望ましいと考えられる特性も維持しながら、望ましい新たな表現型を発現する。
【0076】
1999年
1991年から1999年まで、本発明者らは、オランダのクーデルスタット(Kudelstaart)において、多葉花茎を有する新たな型のガーベラ栽培品種に向けての育種プログラムを、非常に限られた規模で開始した。多葉花茎形質を呈するガーベラ実生の第1の選択は、小規模ではあるものの、1999年になされた。その時点で、本発明者らは、多葉花茎形質に商業的な可能性があると判断し、育種プログラムを拡大した。
【0077】
表6は、多葉花茎形質を呈する第1のガーベラ植物体を得るために、その特定の特性に基づいて使用および選択された、14種の最も重要な親株(すべてが、通常型ガーベラまたはミニガーベラから直接的に作出するか、またはそれらの間のさらにもう1つの世代を用いて作出された)に関する遺伝的基盤を示している。
【0078】
(表6)新たに導入される多葉花茎形質の基盤をなす親株の一覧

* サイズ:超小型=6〜7cm、小型=7〜8cm、中型=8〜10cm、大型=10〜12cm、超大型=>12cm。
** 型(開花の型):s=一重、sd=半八重、d=八重
** 1999年における初期選択は、多葉茎形質が開発されていなかったため、現在行われているようなカテゴリーおよび位置によっては記載されていない。表6に示された説明は、葉のサイズおよび位置に関して現在用いているカテゴリー別に書き換えられている。
【0079】
表7は、表6の交配から生じた最も重要な実生を示しており、それらをさらなる交配のために選択した。同系交配を避けるために、本発明者らは89件の交配を実施し、そのうち18件の交配により、新たな多葉花茎形質を呈する有望なガーベラ実生が生じた。本明細書で以後は実生符号3135と称し、花序の色が橙色-赤で、中心が黒で、開花の型が半八重で、群葉分布が0-0-0であって、頭状花の下位に非常に小さい疎な苞葉を産生する、ミニガーベラとして特徴づけられる、混在性実生集団からの新たなエントリーの導入により、別の6件の交配を追加した。
【0080】
選択したガーベラ実生の種子を収穫して播いた。1999年における選択手順の後に、多葉茎形質のさらなる遺伝子移入のために16個の実生を選択して符号を付した。実施した22件の交配のうち10件で許容される結果が得られた(45.5%)。
【0081】
(表7)1999〜2000年の育種プログラム-表6の親株交配から選択された有望な実生および交配情報

【0082】
交配の第1世代からの育種の結果は、以下のようにまとめることができる。0-0-1またはそれ未満の花茎葉分布を呈するガーベラ植物体と交配させた場合、結果は実生材料を選択するには不良であるが、低いパーセンテージながら、0-0-1の花茎葉分布を呈するガーベラ植物体を将来の育種のために選択することは可能である。
【0083】
多葉花茎形質の存在によるスクリーニングに加えて、選択のための基準では、花茎上の群葉の数およびサイズ、ならびに、花茎の長さ、花の品質、花瓶での寿命および生産性といったガーベラ育種に適用される他の望ましい商業的形質の存在も考慮した。したがって、交配から選択された実生がないことは、多葉花茎遺伝情報の子孫への移入がなかったことを示すのではなく、結果として得られた実生の全体としての特性の商業的成果が好適ではないと本発明者らによって判定されたことを示している。さらに、本発明者らは、実生をより発育した多葉花茎と交配させると、結果として得られた実生が、少なくとも同じであるかより増大した葉のサイズを呈することを見いだした。選択した実生BL00.509からは、花茎上の葉の分布が安定化されうることが判明した。その上、1999年の育種プログラムの選択したすべての実生から、花のサイズおよび花の色(舌状花および筒状花の色)が通常通りに移入すること、ならびに差異が集団内で維持されることが本発明者らに明らかとなった。
【0084】
2000年
2000年の育種プログラムに関する本発明者らの目標は、多葉花茎形質を呈する新たなガーベラ実生の花茎上の葉のサイズおよび葉の数の両方を増大させることであった。この育種プログラムを、花茎上の葉の分布を変更させる可能性について検討するためにさらに拡張した。
【0085】
(表8)2000〜2001年の育種プログラム-表7の交配からの有望な実生および交配情報

【0086】
2000〜2001年の育種プログラムの交配から、本発明者らは31個の実生を選択したが、それらはすべて、よりサイズの大きい、より多くの数の葉を有する多葉花茎を呈した。2000〜2001年の育種プログラムにおけるすべての交配は、1件を除いてBL符号間のものであり、結果として得られた選択した実生からは、27件の交配のうち14件で良好な結果が得られた(51.9%)。BL×BL交配における成功率の増加(1999年の45.5%から2000年の51.9%に)から、多葉花茎形質がガーベラ集団に首尾よく導入されたことが判明した。
【0087】
2001年
2001年までは、選択した実生の約90%は、クリーム、淡いピンク、淡い黄および淡い橙色といった淡色の花を有していた。2001年に、本発明者らは、多葉花茎形質を呈する新たなガーベラ実生の育種および選択に対して、次の2つの新たな目標を追加した:(1)橙色、赤および紫といった鮮やかな色の花に多葉花茎形質を遺伝子移入すること、ならびに(2)花茎1つ当たりの葉のサイズおよび葉の数を増大させること。
【0088】
第1の目標に関して、本発明者らは、鮮やかな花の色を有する多葉花茎形質の発現を増加させるために、多葉花茎形質および小型でミラージュ型(mirage)の頭状花型の両方を呈するガーベラ実生を組み合わせる交配を実施した。合計11件の交配を行い、222個の実生を入手して観察した。鮮やかな花の色および多葉花茎形質を呈する2つの有望な実生を選択したが、それを以下に記載する。
M97.508(Violetta)×BL00.504
5個の実生
1個を選択(BL02.518)(0-1-1)
BL00.516×MIR00.002
6個の実生
1個を選択(BL02.528)(0-3.5-1)
【0089】
このカテゴリーにおける交配の成功率は18%である。この2つの親株は多葉花茎形質がさらに除かれているため、意図する結果を達成するためには別の交配を要すると考えられる。しかし、この育種年の最も重要な発見は、交配およびその結果として得られた実生から、ガーベラ植物体の鮮やかな色の遺伝子型に多葉花茎形質を導入しうることが判明したことである。
【0090】
第2の目標に関して、本発明者らは、花茎1つ当たりの葉のサイズおよび葉の数を増大させるためには、過度の同系交配が起こらないように注意しながら、多葉ガーベラ型内で交配を行うことが必要であることを見いだした。合計23件の交配をBL符号間で行い、1048個の実生を入手して観察した。13件の交配から生じた(56.5%)、改善された多葉花茎形質を有する31個の実生を選択した(3%)。
【0091】
表9には、2001〜2002年に関する交配スケジュールが、結果として得られた選択した実生を含めて描写されている。結果として得られた選択した実生では、葉のサイズがカテゴリー1または2から2、3および3.5に増大した。結果として得られた実生集団では、形質に関する第3世代または第4世代の交配の結果として、多葉花茎形質の発現がさらに向上した。加えて、選択した実生は、すべての花の色および花序サイズ、ならびに一重、半八重および八重の開花の型を呈する。
【0092】
(表9)2001〜2002年の育種プログラム-表8の交配からの有望な実生および交配情報


*印を付けた選択した実生は、温室での栽培に関する問題のため、選択後に残念ながら枯死した。
【0093】
2002年
2002〜2003年の間に、本発明者らは、花の色の強度や花の品質の改良、ならびに引き続いて花茎1つ当たりの葉のサイズおよび葉の数の増大に集中して取り組んだ。2002〜2003年の育種年は第4世代または第5世代であるため、同系交配に悩まされることなく基盤を広げるために、1999年の育種プログラムからの当初の親株のいくつかを用いることが可能であった。
【0094】
これまでに選択されたガーベラ実生は、典型的な少葉ガーベラ品種と比べて、頭状花1つ当たりの舌状花が少なかった。このため、本発明者らは、多葉花茎型の遺伝子プールにおける花品質発現を向上させるため、交配により多くの八重型開花品種を用いた。
【0095】
(表10)2002〜2003年の育種プログラム-表9の交配からの有望な実生および交配情報

【0096】
少葉ガーベラの育種プログラムから選択し、交配物SP02.557×M01.506から生じた実生(BL03.713)を用いる新たなエントリーを作成した。BL03.713の花茎上の葉は非常に小さいものに過ぎないが、BL03.713の独特な純白な花の色は多葉ガーベラの遺伝子プールに導入するには困難な花の色である。その理由から、この実生を多葉ガーベラの遺伝子プールに追加した。
【0097】
実生95.145(Evergreen)は、以前の1999年に首尾よく導入された当初の祖先の1つである。95.145(Evergreen)の再エントリーは、この実生の花のサイズおよび花の品質が望ましい形質であることから行った。残念ながら種子は全く収穫されなかった。
【0098】
2001年には、少葉ミニガーベラ実生M98.507(Terra Gina)を用いる交配を行った。ガーベラの選択基準に全体として合致しなかったため、実生は選択されなかった。しかし、親株実生M98.507(Terra Gina)は多葉形質のために興味深い。その理由から、M98.507(Terra Gina)を共通の親株とする2つの子孫(M01.591およびM01.592)をこのスケジュールに用いた。M01.591の導入は交配として非常に好首尾であることが示されているものの、M01.592は残念ながら種子をもたらさなかった。
【0099】
花の品質の改善のために、親株M96.504(Icedance)、M98.502(Bandola)、M95.561(Cabaret)およびM98.514(Homerun)を用いた。この一覧のうち、M95.561(Cabaret)は初期の祖先の1つでもある。色の改良のためには、親株M98.502(Bandola)、M01.591およびM01.521が関心対象であった。M01.521の一方の親株は、2001年に好首尾な親株として既に用いられているM97.508(Violetta)である。
【0100】
合計8件の多葉×少葉ガーベラ交配のうち、4件の交配は種子をもたらさなかった。残りの4件の交配のうち、3件は好首尾であった。過去の育種年からの実生交配および反復的導入に関する知識が、少葉型ガーベラ植物体に多葉形質をより効果的に遺伝子移入するための助けになることが本発明者らには明らかとなった。
【0101】
合計するとBL×BL交配に関して成功率は80%に上昇し、結果として得られた実生において多葉花茎形質はより明白に存在し、他の商業的に望ましい形質とともに発現される。
【0102】
2002年に、本発明者らは、多葉×少葉遺伝子型を交配させた場合には75%の成功率、多葉×多葉遺伝子型を交配させた場合には80%の成功率を得た。多葉花茎形質はガーベラ遺伝子型内に十分に存在し、遺伝的基盤は一般的な市場の需要に対して目標をより高く置ける程度に十分に広範である。このため、2003年の育種プログラムに関する本発明者らの選択基準は、花の品質、生産性、茎の長さおよび品質に特に重点を置いた。
【0103】
2003年
2003年には、特に多葉花茎形質に関する4世代または5世代の育種の後、本発明者らが多葉花茎製品の販売段階に近づくに伴い、市場性のあるすべてのガーベラ形質の局面が重要性を増した。このため、市場性のある製品をできるだけ早く作製するために、交配の量を増やした。
【0104】
合計64件の交配を行い、62件で有望な実生が得られた。28件の交配は多葉型×多葉型であり、そのうち2件のみは実生をもたらさなかった。36件の交配は多葉型×少葉型であり、それらはすべて実生をもたらした。多葉×多葉交配はすべて子孫に多葉型を生じさせ、多葉型実生は5.6%から100%の範囲であり、平均は52%であった。最も低いパーセンテージ(5.6%)は2件で起こり、どちらの場合にも交配には2つの少葉型から生じた第1世代の実生BL03.713が用いられていた。
【0105】
36件の多葉×少葉型交配からの11件の交配は、カテゴリー0〜1のサイズの葉を全く示さなかった(30.6%)。7件の交配はカテゴリー0〜1のサイズの葉を示し(19.4%)、50%は明らかな葉を妥当な程度で有する良好な結果を示した。36個の選択した実生のうち3個はこれらの交配に由来した。
【0106】
(表11)2003〜2004年の育種プログラム-交配情報


「網掛けされていない」BLK符号=多葉×多葉交配(すなわち、1〜8)であり、
グレーの網掛け=多葉×少葉交配(すなわち、9〜13)である。
【0107】
実生3135は1999年にも用いられており、選択した実生2個をその時にもたらしている。2003年に実生3135を用いて行い、親株の組み合わせをさらに進展させた交配では、多葉花茎形質の発現の向上が示された。結果として得られた2個の実生を、改良した基準に基づいて選択した。
【0108】
交配物の全セットにおいて、結果の正確さおよび再現性を独立して確かめるために繰り返しを行った。交配物BLK16およびBLK48は同じ交配に由来する。どちらの場合にも、多葉花茎形質の高いパーセンテージでの遺伝が観察されている(それぞれ64.7%および76.5%)。どちらの場合にも、交配は実生の選択をもたらした(それぞれ2個および1個)。これらの結果から、再現性が良好であることが本発明者らに示された。
【0109】
BLK44の交配はわずかな同系交配係数を伴う。BL02.524の親株はBL93.002およびBL00.503である。BL03.715の親株はBL93.002およびBL02.511である。同系交配係数(F):
=Σ(1/2)(Nm+Nf+1)*(1+FA)
=Σ(1/2)(2+2+1)*(1+0)
=3.1%
は、ガーベラ内での同系交配の問題を本発明者らに示すには有意でない。同系交配係数のさらなる影響は、さらなる説明を行うほどには強くない。
【0110】
選択した実生は、表12に明示されているように、多葉花茎形質の発現に関して有意に改善された。
【0111】
(表12)2003〜2004年の育種プログラム-表11の交配からの有望な実生

【0112】
2004年
育種プログラムにおいて毎年、本発明者らは、新規GERFOLIA(商標)ガーベラ実生の花茎上の葉の数量およびサイズの両方を増大させることに集中して取り組んだ。2004〜2005年の育種プログラムに関する本発明者らの主目標は、新規GERFOLIA(商標)ガーベラ実生の花茎上の葉の数およびサイズの両方を増大させることであった。2004〜2005年の育種プログラムの54件の交配から、本発明者らは33個の有望な実生を選択したが、表13に提示されているように、それらはすべて、よりサイズの大きい、より多くの数の葉を有する多葉花茎を呈した。加えて、本発明者らは初めて、選択したガーベラ実生の多葉花茎上に、ロゼット葉に似た鈍鋸歯状の葉を観察した。
【0113】
(表13)2004〜2005年の育種プログラム-親株交配および有望な実生


【0114】
2005年
2005〜2006年の育種プログラムに関する本発明者らの主目標は、鮮やかな原色の頭状花を有するガーベラに多葉花茎形質を首尾よく遺伝子移入することによって、ガーベラ頭状花の色の範囲を拡げることであった。
【0115】
2005〜2006年の育種プログラムに関する本発明者らのもう1つの目標は、サイズがより大きく、頭状花を取り囲む、より多くの葉を産生させることであったが、これは頭状花の周りのより大きな葉は、束状になったガーベラ花のより優れた見栄えをもたらすためである。サイズがより大きく、頭状花を取り囲む、より多くの葉を産生させることには以下の2つの利点がある:(1)花束に追加する群葉が必要でなく、それによって花の売買コストの低下が得られること、および(2)ただ1つの切り花種が束になっているため、花瓶での寿命が向上するように最適に処理しうること。
【0116】
2005〜2006年の育種プログラムにおいて実施した43件の交配から、本発明者らは40個の有望なガーベラ実生を選択したが、表14に提示されているように、それらはすべて、よりサイズの大きい、より多くの数の葉を有する多葉花茎を呈した。花茎1つ当たり多くの大きなサイズの葉を産生するガーベラ植物体に多葉花茎形質を遺伝子移入することに本発明者らが成功したことは、(1)以前の生育年で可能であったよりも優れたGERFOLIA(商標)ガーベラ実生の型を選択すること、および(2)花茎1つ当たり少数の非常に小さいまたは小さいサイズの葉しか産生しないガーベラ実生を置き換えることの、両方を可能にした。
【0117】
(表14)2005〜2006年の育種プログラム-親株交配および有望な実生


【0118】
2006年
商業化を目的として、多葉花茎ガーベラ植物体をモノブーケの形態で販売しようとする場合には、頭状花および/または頭状花を近くで取り囲む葉が小さい場合には花束を満たすためにより多くの花茎が必要とされるため、頭状花の直径も、頭状花を近くで取り囲む葉のどちらも、小さくないことが有利である。加えて、頭状花の直径および/または頭状花を近くで取り囲む葉がより大きければ、多葉花茎ガーベラ植物体は、市場でより優れた見栄えを有する。したがって、2006〜2007年の育種プログラムに関する本発明者らの主目標は、頭状花の直径が12cmを上回るガーベラに多葉花茎形質を首尾よく遺伝子移入することによって入手可能なガーベラ頭状花のサイズの範囲を拡げることであり、二次的な目標は、花茎1つ当たりの葉、特にガーベラ頭状花を近くで取り囲む葉のサイズを増大させることであった。
【0119】
2006〜2007年の育種プログラムでは、109件以上の交配を行った。本発明者らは170個のガーベラ実生を選択したが、それらはすべて、よりサイズの大きい、より多くの数の葉を有する多葉花茎を呈した。この育種プログラムで選択された多葉花茎ガーベラ実生は、2006〜2007年の育種プログラムの結果として得られた多葉花茎ガーベラ実生と少葉ガーベラ実生との交配が約3世代で多葉花茎ガーベラ実生を導いていることから、花茎1つ当たり多くの非常に大きな葉を有する多葉花茎ガーベラ実生の好首尾な将来的な育種を可能にすると考えられる。
【0120】
表15は、多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を首尾よく移入させることが実証された2006〜2007年の育種プログラムにおける入手可能な遺伝子プールを示している。
【0121】
(表15)



【0122】
2007年から現在まで
本発明者らによって2007年から現在までに実施された育種プログラムは、重要なガーベラ商業的形質のいずれかを失うことも多様化を減じることもなしに、多葉花茎形質を呈し、かつ蕾出荷形質を呈する能力を有する新たなガーベラ植物体を作出することに集中して取り組み続けた。本発明者らは、多葉および少葉ガーベラ植物体の交配させて、新しく独特な多葉花茎形質の発現ならびに重要なガーベラ商業的形質の発現に基づいて有望なガーベラ実生を選択することを続けた。
【0123】
現在までに、育種プログラムにより、種々の(1)開花の型(一重、半八重、八重、多重弁および多花弁)、(2)すべての通常型ガーベラおよびミニガーベラの花序サイズ(7cm〜12cm超の範囲)、(3)すべての通常型ガーベラおよびミニガーベラの舌状花の色(白、クリーム、黄、橙色、赤、ピンク、紫および二色)、(4)すべての通常型ガーベラおよびミニガーベラの花の中心の色(黒および緑/黄)、ならびに(5)基本的なデイジー状、漏斗状、球状(GERRONDO(商標))およびモノブーケを呈するガーベラ植物体に多葉花茎形質が首尾よく遺伝子移入されており、そのほかの交配もスパイダー状ガーベラに関して実施されている。加えて、GERFOLIA(商標)ガーベラ栽培品種の天候耐性は、少葉ガーベラ栽培品種の天候耐性と一致し、GERFOLIA(商標)ガーベラ栽培品種の害虫/病害抵抗性および感受性は、通常型ガーベラおよびミニガーベラの害虫/病害抵抗性および感受性に一致する。
【0124】
1999年の育種プログラムを拡張して以来、本発明者らは、本発明の好ましい態様を呈するGERFOLIA(商標)ゲルフォリア(Gerfolia L.)植物体を得るためには、半同胞間の交配を含む、7世代の交配が必要であることを明らかにした。具体的には、7世代の交配は、(a)小型から超大型までのサイズであり(少なくとも40mmまたはそれ以上から約200mmまたはそれ以上までの長さ、および少なくとも4mmまたはそれ以上から約60mmまたはそれ以上までの幅という範囲にわたる)、かつ(b)花茎に沿って均等に、または花茎の上半分に沿って分布している、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生するガーベラ植物体の新規で独特で安定な栽培品種を作製するために必要である。しかし、この育種プログラムの選択された多葉花茎ガーベラ実生は、2006〜2007年の育種プログラムの結果として得られた多葉花茎ガーベラ実生と少葉ガーベラ実生との交配が約3世代で多葉花茎ガーベラ実生を導いていることから、花茎1つ当たり多くの非常に大きな葉を有する多葉花茎ガーベラ実生の好首尾な将来的な育種を可能にすると考えられる。
【0125】
多葉花茎表現型を制御する遺伝子を保有する植物体は、花茎1つ当たり少なくとも5枚の葉を有する1つまたは複数の花茎を有する植物体を同定することによって、任意のガーベラ集団から選択することができる。花茎1つ当たり少なくとも5枚の葉を有する1つまたは複数の花茎を有するガーベラ集団において同定されたいずれの植物体も、花茎1つ当たり少なくとも5枚の葉を有する1つまたは複数の花茎を産生することによって蕾出荷形質を発現しうる多葉花茎形質を呈する新たなガーベラ栽培品種を作製することを目標とする育種プログラムにおいて、多葉花茎形質に影響を及ぼす/それを制御する遺伝子の源として用いることができる。花茎または植物体当たりの群葉の程度は、本明細書に記載した方法を用いることによって、任意のガーベラバックグラウンドで、予測される通りに高めることができる。花茎1つ当たりの群葉の程度が高められた子孫に関する循環選択により、多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドにおける花茎または植物体当たりの群葉の程度は劇的に高められた。花茎1つ当たりの群葉数の増加を呈する優れた遺伝子型の相互交配(intermating)を世代を重ねて行うことにより、花茎および植物体当たりの群葉の程度が高まった栽培品種の選択がもたらされた。育種プログラムの間には、望ましい特性を導入するため、および近交弱勢を回避するために、定期的に異系交配が行われる。
【0126】
さらに、2005年には、多葉花茎形質は、挿し木および組織培養を介した無性繁殖後にも保たれることが実証された。多葉花茎形質を呈するすべてのGERFOLIA(商標)ガーベラ栽培品種は、挿し木および組織培養を介した無性繁殖を経ても安定であることが実証された。また、GERFOLIA(商標)ガーベラ栽培品種を有性交配からの子孫として作製して、種子として販売しうることも予想される。
【0127】
4.国際的寄託機関への種子の寄託
多葉花茎形質を含むガーベラ選択物からの種子を、American Type Culture Collection(ATCC), P.O. Box 1549, Manassas, VA 20108, U.S.A.に寄託し、ATCC寄託アクセッション番号PTA-8443を与えられた。925個の種子を2007年5月17日にATCCに寄託した。寄託した種子は、本明細書に記載した方法に従って、発育上の蕾ステージの間に出荷される能力を有しうる、多葉花茎形質を呈する新たなガーベラ選択物を再現性よく予想される通りに作製するために、雄性または雌性の親株として、一重型、半八重型、八重型、多重弁型または多花弁型のガーベラ種の多様な遺伝的バックグラウンドに交配させることのできるガーベラ植物体を生じる。
【0128】
5.蕾出荷形質
花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を産生する、多葉花茎形質を呈するガーベラ栽培品種の育種は、新たな型の多葉ガーベラ花茎が、少葉花茎を有するガーベラ栽培品種にとって典型的である開花ステージではなく蕾ステージで出荷される能力を有しうることから、商業園芸産業における経済的な利点を提供する。蕾ステージで出荷することのできるGERFOLIA(商標)ガーベラの花の、束の表面積は、開花ステージで出荷される任意の典型的なガーベラ栽培品種の花の、同じ数の束の表面積よりも小さい。したがって、蕾ステージで出荷される、GERFOLIA(商標)ガーベラの花を含む標準的な商業包装は、開花ステージで出荷される任意の典型的なガーベラ栽培品種を含む標準的な商業包装と比較して充填密度が大きい。第2に、多葉花茎形質は、(i)より早期の切り取り/収穫時期によって全体的な生産コストが低下すること、および(ii)商業的な輸送および流通の許容時間を延長することにより、さらなる経済的な利点を提供する。多葉花茎上の群葉は、以後の成長(開花)のための栄養分を提供し、ひいては花茎の保持品質を高める。その結果として、発育上の蕾ステージの間に出荷される能力を有するGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体は、商品流通を地方または地域市場から国際市場に広げる可能性があることから、商業市場において意味のある利点を有する潜在能力を持つ。
【0129】
GERFOLIA(商標)ガーベラの蕾の輸送および商取引のために意図している切り取り時点は、表16にステージ3として表示され、図8Aおよび8Gに示されているほか、拡大図が図9Aおよび9Bに示されている。他のステージは平均的な蕾の発育およびサイズを示すために描写されており、これらは表16に表示され、図8A〜8Jに示されている。ステージ3では、花の型に応じて、蕾のサイズは高さが約30mm〜40mm、幅が約25mm〜35mmの間で変化する。実生の植え付けからステージ3の蕾の発育までの時間は約21日である。実生の植え付けからステージ4/5の蕾の発育までの時間は約25日である。したがって、GERFOLIA(商標)ガーベラ栽培品種の、実生の植え付けから切り取りおよび輸送の準備が整うまでの工程所要時間は、典型的な少葉ガーベラ栽培品種の実生の植え付けから切り取りおよび輸送の準備が整うまでの工程所要時間と比較して、約4日間短縮される。
【0130】
(表16)蕾の発育の描写(ステージ1〜5)

【0131】
発育上の蕾ステージの間に出荷される能力を有するGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎は、開花ステージの間に出荷されなければならない典型的な少葉ガーベラ植物体と比較して、破損を受けにくく、一般に保存寿命が長い。この蕾出荷形質はまた、花茎がより稠密でサイズが均一な時点でGERFOLIA(商標)ガーベラ栽培品種を出荷することも可能にする。さらに、GERFOLIA(商標)ガーベラ栽培品種が発育上の蕾ステージの間に出荷される能力を有する場合には、少葉ガーベラ栽培品種と比較して容器を満たすのにより多数のGERFOLIA(商標)ガーベラ花茎を包装しうることから、ガーベラ花茎を生育させて加工するのがより経済的である。加えて、花茎上の葉によってもたらされる自然な防御という理由で出荷の間のGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎に対する損傷が減少し、これはさらに、GERFOLIA(商標)ガーベラ栽培品種を少葉ガーベラ栽培品種よりも経済的に有利なものとする。その上、発育上の蕾ステージの間に出荷される能力を有する本発明の多葉花茎ガーベラは、(i)多葉花茎表現型、および(ii)消費者による購入後に花茎上の花が花瓶の中で完全に開く能力のために、新規で独特なガーベラ最終製品を商業市場に提供する。
【0132】
表17および18は、乾式輸送および湿式輸送の両方における、Gerfolia(商標)ガーベラ栽培品種ならびに少葉性の通常型およびミニガーベラ栽培品種の間での包装密度の比較を示している。
【0133】
(表17)乾式輸送箱での数値比較

【0134】
(表18)湿式輸送(トラックによる)での比較

【0135】
6.植物の生育条件
本発明においては、GERFOLIA(商標)ガーベラの実生を、直径19cmの鉢の中でココピート混合物中にて生育させた。生育遅延剤は使用せず、ガーベラ植物材料を害虫および病害から防御するために典型的な化学物質のみを用いた。
【0136】
本発明においては、GERFOLIA(商標)ガーベラの分裂組織植物体を、平均気温が18℃〜20℃で、昼間の平均温度が約20℃、夜間の平均温度が約16℃である温室内で、直径19cmの鉢の中でココピート混合物中にて生育させた。植物体は人工光を加えた自然光条件下で生育させた。自然光が250W/m2未満の場合には、人工光を用いて光の強度を750W/m2に増加させた。自然光の強度が750W/m2を超える場合には、スクリーンを閉じるか、または高い強度が長く持続すると予想される場合には温室に水しっくいを塗った。植物体はココピートを基材とする土壌混合物中で生育させ、(i)0.8mmol/lのアンモニウム、1.0mmol/lのカリウム、0.9mmol/lのナトリウム、2.0mmol/lのカルシウム、0.5mmol/lのマグネシウム、0.2mmol/l未満のケイ素、1.0mmol/lの硝酸塩、0.5mmol/lの塩素、1.1mmol/lの硫酸塩、0.2mmol/l未満の重炭酸塩、0.5mmol/lの燐酸塩、10μmol/lの鉄、7.0μmol/lのマンガン、5.0μmol/lの亜鉛、25μmol/lのホウ素、1.3μmol/lの銅、および0.8μmol/lのモリブデンを含み、(ii)pHが5.5〜5.7であり、かつ(iii)ECが1.0mS/cmである溶液により、水やりを行った。
【0137】
ガーベラ植物体の多葉花茎形質に影響を及ぼす可能性のある環境ストレス因子には、生育過程における温度、水の入手可能性および/または光の条件の変化が含まれうる。多葉花茎形質を呈するガーベラ植物体において、ストレス因子を誘発するための実験、およびその影響を統計学的に判定するための実験は行っていない。しかし、多葉花茎形質を呈するガーベラ植物体の生育試験の間に、高温および弱光条件に関する以下の観察所見が観察されている。最大30℃の高温は、多葉花茎形質を呈するガーベラ植物体の試験段階において存在しており、葉の品質および量のいかなる違いをもたらすことも実証されていない。光の不足によるストレス因子は、より薄い花をもたらしたのみであった;この結果は典型的なガーベラ植物体の場合と同じである。
【0138】
以下の実施例は、本発明の特定の好ましい態様の代表として示される。これらの実施例は、本発明の範囲をいかなるようにも制限するとは解釈されるべきではない。本発明の趣旨および範囲にとどまりながら、多くの変更および改変が成され得ることが理解されるべきである。
【実施例】
【0139】
実施例1:遺伝的データ
ガーベラを用いた約7世代にわたる交配からのデータにより、多葉花茎形質が劣性複対立遺伝子形質であることが示されている。さらに、2006〜2007年の育種プログラムからのデータは、2006〜2007年の育種プログラムから得られたGERFOLIA(商標)ガーベラ実生と少葉ガーベラ実生との交配が約3世代でGERFOLIA(商標)ガーベラ実生を導くと考えられることから、この育種プログラムの選択されたGERFOLIA(商標)ガーベラの実生が、非常に多くの非常に大きな葉を有するGERFOLIA(商標)ガーベラ実生の好首尾な将来的な育種を可能にすると考えられることを示している。ガーベラにおける多葉花茎形質の制御に関する遺伝的基盤が何であるかにかかわらず、これらのデータは、公知の親株と交配させた場合に、多葉花茎形質を多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドに再現性よく予測される通りに遺伝子移入しうることを示している。
【0140】
実施例2:交配および自家受粉のデータ
多葉花茎形質を呈するガーベラ植物体の交配に関する予備的結果から、より大きなサイズの群葉を生じる子孫が明らかになっている。多葉花茎形質を呈するガーベラ植物体の自家受粉を、2007年以来、オランダのクーデルスタットで行った。
【0141】
本発明の育種プログラムにおいては、多葉花茎ガーベラ栽培品種における初期の遺伝子プールが限られることから、同系交配が高い確率で存在した。このため、育種プログラムで高い優先度を置いたのは、できるだけ広範な遺伝子プールを作り出すことによって同系交配を避けることであった。その結果、本発明の多葉茎形質は、多葉花茎ガーベラ栽培品種を、種々の(1)開花の型(一重、半八重、八重、多重弁および多花弁)、(2)すべての通常型ガーベラおよびミニガーベラの花序サイズ(7cm〜12cm超の範囲)、(3)すべての通常型ガーベラおよびミニガーベラの舌状花の色(白、クリーム、黄、橙色、赤、ピンク、紫および二色)、(4)すべての通常型およびミニガーベラの花の中心の色(黒および緑/黄)、ならびに(5)基本的なデイジー状、漏斗状、球状(GERRONDO(商標))およびモノブーケを呈するガーベラ栽培品種と交配させることによって、多様なガーベラのバックグラウンドに遺伝子移入された。
【0142】
本発明者らは、本発明者らが、本発明の多葉茎形質を多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドに首尾よく遺伝子移入できることを示して考察するために、特定のガーベラ交配物を選択した。表19は、これらの選択したガーベラ交配物の分布および種々の葉のサイズを提示している。これらのガーベラ交配物から、実生のより大規模な群の葉の分布を代表させるために実生を選択した(すなわち、図12Cに示された交配1:子孫1-1は、交配1からの14個の実生を代表している)。
【0143】
(表19)
表19は、多葉花茎形質を首尾よく移入することが実証されている、2006〜2007年の育種プログラムにおける入手可能な遺伝子プールを示している。

【0144】
交配1は、頭状花のサイズの測定値が直径10cmを上回る、2つの標準的な(大きな開花の)ガーベラ植物体の間で行われた。図12Aに示された母株実生「BL07.328」は多くの葉を有し、葉を有しない図12Bに示された父株実生「06.132」と交配された。交配1において、本発明者らは、多葉花茎形質を、標準的な(大きな開花の)ガーベラに首尾よく遺伝子移入させた。花茎1つ当たりの葉の量が最も多い親株とほぼ同じ程度の花茎1つ当たりの葉の量を有したのは子孫の22%に過ぎず、子孫の61%は花茎に葉を有さず、一方、花茎1つ当たりわずかな葉のみを有したのは子孫の17%に過ぎなかった。図12C、12Dおよび12Eは、交配1から得られたガーベラ実生を示している。
【0145】
これらの分離は、本発明者らによって実施された多くの同じような交配と同様である。子孫の大部分が花茎に葉を有しなかったことからみて、多葉花茎形質は優性ではないように思われる。交配1から、本発明者らは、花茎1つ当たり多くの大きなサイズの葉を有するGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体を本発明者らが選択するまでには約7世代を要するであろうと結論づけることができる。
【0146】
交配2は、頭状花のサイズの測定値が7cm〜9cmである、2つのミニガーベラ植物体の間で行われた。図13Aに示された母株実生「BL06.702」(商品名TERCARE)は花茎の頂部および中央部の両方に多くの葉を有し、葉を有しない、図13Bに示された父株実生「M06.587」と交配された。交配2において、本発明者らは、多葉花茎形質をミニガーベラに首尾よく遺伝子移入させた。花茎1つ当たり中程度の葉の量を有したのは子孫の13%に過ぎず、子孫の87%は花茎1つ当たりの葉がわずかまたは皆無であった。選択した実生のうち、花茎1つ当たりの葉の量が最も多い親株である母株「BL06.702」と同じ程度の花茎1つ当たりの葉の量を有したものはなかった。図13C、13Dおよび13Eは、交配2から得られたガーベラ実生を示している。
【0147】
交配2は、たとえ親株の一方が多くの葉を有していても、子孫の大部分は葉を有しておらず、葉を有するものも非常に小さい葉しか有しないことを示している。これらの分離は、本発明者らによって実施された多くの同じような交配と同様である。交配2から、本発明者らは、花茎1つ当たり多くの大きなサイズの葉を有するGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体を本発明者らが選択するまでには7世代よりも多く、おそらくは10〜15世代を要するであろうと結論づけることができる。
【0148】
交配3は、頭状花のサイズの測定値が7cm〜9cmである、2つのミニガーベラ植物体の間で再度行われた。図14Aに示された母株実生「BL06.702」(商品名TERCARE)は花茎の頂部および中央部の両方に多くの葉を有し、花茎の頂部に非常に小さい葉を有する図14Bに示された父株実生「M05.516」と交配された。交配3において、本発明者らは、多葉花茎形質をミニガーベラに首尾よく遺伝子移入させた。図14Cおよび14Dは、交配3から得られたガーベラ実生を示している。子孫の60%はわずかに葉を有し、40%はそれより少し多くの葉を有した。この40%という結果は交配2の13%という結果を上回る。このことから、本発明者らは、少数の小さい葉を有する父株実生を、葉を有しない父株の代わりに用いると、子孫のより多くが花茎上に葉を産生することから、結果はより優れるようであるということに気づいた。
【0149】
交配4は、頭状花のサイズの測定値が直径10cmを上回る、2つの標準的な(大きな開花の)ガーベラ植物体の間で行われた。母株実生は、図15Aに示されている、花茎の頂部、中央部および最下部にいずれも多数の大きな葉を有する「BL06.706」(商品名TERTRUE)であり、花茎に葉を有しない図15Bに示された父株実生「03.113」と交配された。交配4において、本発明者らは、多葉花茎形質を、標準的なガーベラに首尾よく遺伝子移入させた。図15C、15Dおよび15Eは、交配4から得られたガーベラ実生を示している。交配4からの子孫のうち、子孫の36%は花茎の頂部にのみ非常にわずかな葉を有した;別の36%は花茎全体にわたって位置するわずかな葉を有した;27%は花茎全体にわたって中程度の量の葉を有した。交配4の実生の結果から、花茎に葉を有しないガーベラ植物体に多葉花茎形質を遺伝子移入することが可能なことが明らかになった。しかし、交配4の分離は本発明者らによって実施された大部分の交配とは同様でなく、このことから本発明者らは多葉花茎形質が1つまたは複数の劣性遺伝子に基づくと予想している。
【0150】
交配5は、図16Aに示されている、葉を有しない母株実生「M01.548」(商品名TORPEDO)を用い、図16Bに示されている、花茎の頂部、中央部および最下部に多くの大きなサイズの葉を有する父株実生「BL07.774」と交配させる事によって行った。交配5において、本発明者らは、多葉花茎形質を首尾よく遺伝子移入させた。図16C、16Dおよび16Eは、交配5から得られたガーベラ実生を示している。交配5からの子孫のうち、44%は花茎全体にわたって少数の葉を有し、別の33%はそれよりも少し多くの葉を花茎の頂部および中央部に有し、22%は相当量の葉を花茎の頂部および中央部に有した。交配5の子孫の結果は交配4と同様な子孫の結果を示しており、本発明者らは、多くの葉を有するガーベラ植物体を母株または父株の実生のいずれとして交配に用いようと関係ないと結論づけることができる。加えて、本発明者らは、茎全体にわたって相当量の葉を有する親株実生を用いており、このことから本発明者らは、このような親株実生を用いることによって、GERFOLIA(商標)ガーベラ実生が約3世代で得られることに気づいた。
【0151】
交配6は、図17Aに示されている、葉を有しない母株実生「M06.509」を用い、図17Bに示されている、花茎の頂部および中央部に多くの大きなサイズの葉を有する父株実生「BL07.790」と交配させる事によって行った。交配6において、本発明者らは、多葉花茎形質を首尾よく遺伝子移入させた。図17Cおよび17Dは、交配6から得られたガーベラ実生を示している。交配5からの子孫のうち、子孫の78%はほぼ全く葉を有しておらず、22%はわずかに葉を有した。本発明者らは、交配6の親株実生および結果として得られた子孫を観察することで、多葉花茎形質は劣性の可能性が高いことに気づいた。
【0152】
(表20)花茎上の葉のサイズおよび存在別に分類してパーセンテージ(%)で表した交配1〜6の結果

【0153】
交配1、2および4は、多葉花茎ゲルフォリア実生と、花茎上に葉を有しないガーベラ実生との間で行われた。交配3は、多葉花茎ゲルフォリア実生と、花茎上に非常に小さな葉を呈する第1のゲルフォリア実生の1つとの間で行われた。交配3は戻し交配であり、ゲルフォリア実生の100%が花茎上に葉を有し、そのうち40%が大きな葉であったことから(上記の表20参照)、6件の交配の中で最も好首尾であった。交配5および6は、多葉花茎ゲルフォリア実生と、葉の無い花茎を有するゲルフォリア実生との間で行われた。交配5および6では、実生の100%および78%が花茎上に葉を有したことから(上記の表20参照)、より優れた結果が得られており、この結果は劣性形質であるとの予測を裏づけるものである。交配4では、交配5および6に匹敵する良好な結果が得られており、本発明者からみて、以前の世代のガーベラ「03.113」が花茎上に小さな葉を有していたとはとても考えられない。加えて、本発明者らは、図21Aおよび21Bに示されているように、多葉花茎形質をGERRONDO(商標)ガーベラにも首尾よく遺伝子移入させた。このように、上述した結果は、本発明者らが、多葉花茎形質を多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドに首尾よく遺伝子移入させうることを示している。
【0154】
実施例3:BLK06-11交配からの有望なGERFOLIA(商標)ガーベラ実生
表21は、BLK06-11交配から得られた有望なGERFOLIA(商標)ガーベラ実生の系譜を示している。BLK06-11交配から、22個の実生をさらなる試験のために選択し、最初の22個の実生から、7個の実生をさらなる試験のために選択した。BLK06-11交配からの実生BL07.777を、繁殖試験を含むさらなる試験のために選択し、これは、以下の実施例8に詳細に記載され、かつ図23Cにおけるその系譜を含めて図23Aおよび23Bに示されている。実生の選択は、他の望ましいガーベラ商業的形質とともに、個々の実生による新たな多葉花茎形質の発現に基づいて行った。図18A、18Bおよび18Cは、BLK06-11交配から得られた個々のGERFOLIA(商標)ガーベラ実生を示している。
【0155】
(表21)




【0156】
実施例4:「TERNOSTALGY」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ
本発明の本実施例は、栽培品種名「TERNOSTALGY」と呼ばれる、ガーベラ-ジャメソニイの新規で独特な栽培品種を含む。
【0157】
「TERNOSTALGY」は、2003年におけるオランダのクーデルスタットでの異種交配プログラムに由来する。母株は「BL03.709」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその一重の開花の型、平坦状の花序、8cmの直径、黄色い色を特徴とし、花茎の上半分に沿って花茎上に9〜12枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが8〜11cmで色は緑である。父株は「BL.02.510」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその一重の開花の型、平坦状の花序、8cmの直径、橙の色を特徴とし、花茎の頂部でのみ花茎上に5〜8枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが4〜6cmで色は緑である。この新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイは、2004年またはその前後にオランダのクーデルスタットにおける制御された環境で、記載した交配の子孫における一重開花植物体として、本発明者らによって選択された。
【0158】
「TERNOSTALGY」の最初の無性生殖は、2004年の4月にオランダのクーデルスタットにおいて栄養挿し木によって遂行された。この新たなガーベラ-ジャメソニイ「TERNOSTALGY」は現在、栄養挿し木および組織培養によって繁殖されている。2004年に開始された選択単位に関する園芸試験から、「TERNOSTALGY」に関して本明細書に開示された特性の組み合わせが定着しており、無性生殖によって継代して保持されることが実証されている。この新たなガーベラ-ジャメソニイは元の型通りに再生する。
【0159】
以下の形質は繰り返し観察されており、それらが組み合わされることでこのガーベラ-ジャメソニイを新規で独特な栽培品種として識別する、「TERNOSTALGY」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの特有な特性であると判断される:
1.直径の測定値が約10cmであって全体的に黄色の色調を有する(3メートルの距離から見て)、一重の開花の型の、内曲漏斗状の花序;
2.長さが約50〜150mmで幅が約4〜20mmであって花茎の上半分に分布している、花茎1つ当たり約15〜20枚の完全または部分的な葉を有する、1つまたは複数の多葉花茎;
3.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力;
4.植物体の高さが40cmであり、広がりが70cmである;
5.長さが70cmである強い茎;
6.開花反応期間が8〜9週である、および
7.特別な害虫/病害抵抗性/感受性は存在しない。
【0160】
「TERNOSTALGY」と命名された新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイは、可能性のあるすべての環境条件下で観察されるわけではない。「TERNOSTALGY」の表現型は、植物体の遺伝子型に全く変化がなくとも、温度、光の強度および日照時間といった環境の変動によって変化する可能性がある。以下の観察、測定および比較は、オランダのクーデルスタットにおいて、商業的慣行において一般に用いられる条件と非常に近い温室条件下で生育させた「TERNOSTALGY」の植物体について記述している。
【0161】
「TERNOSTALGY」の植物体は、特許を取得していない「BL.03.709」および「BL02.510」と命名されたガーベラ-ジャメソニイの植物体とは、以下の表22の特性の点で異なる。
【0162】
(表22)

【0163】
本発明者らに公知の多くのガーベラ商業栽培品種の中に、「TERNOSTALGY」と比較して類似している栽培品種はない。
【0164】
以下の説明において、色の言及は、通常の意味での一般的な色を用いる場合を除き、王立園芸協会のカラーチャート(Royal Horticultural Society Colour Chart)(RHS)に従って行われている。色の値は、オランダのクーデルスタットにおいて、温室内での人工光の下で、2008年6月30日の午前11時に決定した。記述した植物体の齢数は約9カ月齢である。
【0165】
I.花序:
A.頭状花:
型:頭状花序
開花の型:一重
直径:約9〜10cm
色(3メートルの距離からの全体的な色調):黄
形:内曲漏斗状
総苞:
総苞の付着点から頭状花の頂部までの高さ:約30mm
高さ:約20mm
直径:約30〜35mm
苞葉の数:約63枚
内列の縦軸:直線的
アントシアニン:無し、または先端に非常に弱く有り
毛茸:中程度
舌状花:
数:約28〜36個
全体的な形:倒卵形
外列の縦軸:直線的
内列の縦軸:無し、一重の花
雌性舌状花の縦軸:直線的
雄性舌状花の縦軸:外反
外部舌状花:
断面:平坦
長さ:約50mm
幅:約9〜12mm
縦方向の襞:中程度
先端の角度:鋭角
先端の形:鋭い
先端の切れ込み:0〜1
切れ込みの深さ:無し〜非常に浅い
色(上面):黄/橙色、RHS 23 A
色(下面):黄/橙色、RHS 16 B
内側の色の分布:均一
異なる色の縁:無し
縞:無し
爪状斑点:無し
B.筒状花:
数:350〜380個
花盤の直径:約32〜38mm
色(成熟、上面):黄/橙色、RHS 23 A
色(未熟、頂部):赤色、RHS 53 A
花冠上面の主な色:
雌花:黄/橙、RHS 23 A
雄花:橙、RHS 28 B
C.生殖器官:
花柱:先端部の主な色:緑/黄、RHS 1 A
柱頭:主な色:黄、RHS 2 A
葯:主な色:黄/橙色、RHS 23 B
頂部の色は他の部分に比して淡い
縦方向のストライプ無し
アントシアニン呈色の強度無し
冠毛:主な色:黄、RHS 4 B
頂部の色は他の部分に比して濃い
閉じた筒状花と比較した頂部の位置:非常に下位
受精能:受精能(雄性および雌性)ならびに種子の状況は適度
D.花柄:
長さ:約65〜75cm
断面:楕円
帯化の傾向:無し
厚さ:中程度
強さ:強い
毛茸:密
色:黄/緑、RHS 144 C
アントシアニン呈色:
基部:有り、弱、赤、RHS 48 C
頂部:無し
総苞片:有り-緑色、RHS 143 A
II.植物体:
A.全般的外観:
高さ:40〜45cm(いかなる花序も除く)
広がり:65〜70cm
B.群葉:
茎の上の葉身 表2「花茎1つ当たりの葉の説明の概要」、カテゴリー4を参照
花茎1つ当たりの部分的または完全な葉の数:最大で15〜20枚
葉の分布 花茎の上半分
長さ:30〜160mm、頭状花の近くでは30mm、花茎上に存在する最も低い葉では160mm
幅:4mm〜23mm、頭状花の近くでは4mm、花茎上に存在する最も低い葉では23mm
厚さ:薄い
凹凸:中程度
毛茸:有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:無し
中心部:無し、または非常に浅い
先端部:無し、または非常に浅い
色:
上面:緑、RHS 137 A
下面:緑、RHS 138 A
上面の光沢:弱い
先端の角度:非常に鋭角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:波状〜鋸歯状、頭状花の近くでは波状、花茎上に存在する最も低い葉では鋸歯状
葉縁の広がり:非常に小さい〜中程度
葉柄:
長さ:約3mm
色:緑、RHS 137 A
アントシアニン呈色:無し
C.病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
D.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
E.植物体上の葉身
長さ:45〜50cm
幅:13〜15cm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:上面(主脈を除外):有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:深い
中心部:深い
先端部:中程度
色:
上面:緑、RHS 137 A
下面:緑、RHS 138 A
上面の光沢:弱い
先端の角度:鋭角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:不規則
葉縁の広がり:小さい
葉柄:
長さ:約6cm
色:緑、RHS 144 B
アントシアニン呈色:有り-紫、RHS 183 B
病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
【0166】
実施例5:「TERZORG」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ
本発明の本実施例は、栽培品種名「TERZORG」と呼ばれる、ガーベラ-ジャメソニイの新規で独特な栽培品種を含む。
【0167】
「TERZORG」は、2005年におけるオランダのクーデルスタットでの異種交配プログラムに由来する。母株は「TERFANCY」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその一重の開花の型、内曲漏斗状の形、8cmの直径、赤-紫の色を特徴とし、花茎の上半分に沿って15〜18枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが30〜110mmで色は緑である。父株は「BL.05.701」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその一重の開花の型、漏斗状の花序を特徴とし、花茎上の葉は長さ10cmで色は黄であり、花茎の上半分のみに長さが40〜150mmで色が緑である12〜16枚の葉がある。この新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「TERZORG」は、2006年またはその前後にオランダのクーデルスタットにおける制御された環境で、記載した交配の子孫における一重開花植物体として、本発明者らによって選択された。
【0168】
「TERZORG」の最初の無性生殖は、2006年の4月にオランダのクーデルスタットにおいて栄養挿し木によって遂行された。この新たなガーベラ-ジャメソニイ「TERZORG」は現在、栄養挿し木および組織培養によって繁殖されている。2006年に開始された選択単位に関する園芸試験から、「TERZORG」に関して本明細書に開示された特性の組み合わせが定着しており、無性生殖によって継代して保持されることが実証されている。この新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「TERZORG」は元の型通りに再生する。
【0169】
以下の形質は繰り返し観察されており、それらが組み合わされることでこのガーベラ-ジャメソニイを新規で独特な栽培品種として識別する、「TERZORG」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの特有な特性であると判断される:
1.直径の測定値が約8cmであって全体的にピンクの色調を有する(3メートルの距離から見て)、一重の開花の型の、漏斗状の花序;
2.長さが約30〜130mmで幅が約4〜20mmであって花茎の上半分に分布している、花茎1つ当たり約15〜18枚の完全または部分的な葉を有する、1つまたは複数の多葉花茎;
3.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力;
4.植物体の高さが30〜35cmであり、広がりが40〜50cmである;
5.長さの測定値が約55〜65cmである強い茎;
6.開花反応期間が8〜9週である;
7.特別な害虫/病害抵抗性/感受性は存在しない。
【0170】
「TERZORG」と命名された新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイは、可能性のあるすべての環境条件下で観察されるわけではない。「TERZORG」の表現型は、植物体の遺伝子型に全く変化がなくとも、温度、光の強度および日照時間といった環境の変動によって変化する可能性がある。以下の観察、測定および比較は、オランダのクーデルスタットにおいて、商業的慣行において一般に用いられる条件と非常に近い温室条件下で生育させた「TERZORG」の植物体について記述している。
【0171】
「TERZORG」の植物体は、「TERFANCY」(特許非取得)および「BL.05.701」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイの植物体とは、以下の表23の特性の点で異なる。
【0172】
(表23)

【0173】
本発明者らに公知の多くのガーベラ商業栽培品種の中に、「TERZORG」と比較して類似している栽培品種はない。
【0174】
以下の説明において、色の言及は、通常の意味での一般的な色を用いる場合を除き、王立園芸協会のカラーチャート(RHS)に従って行われている。色の値は、オランダのクーデルスタットにおいて、温室内での人工光の下で、2008年6月30日の午前11時に決定した。記述した植物体の齢数は約9カ月齢である。
【0175】
I.花序:
A.頭状花:
型:頭状花序
開花の型:一重
直径:約7〜9cm
色(3メートルの距離からの全体的な色調):ピンク
形:内曲漏斗状
総苞:
総苞の付着点から頭状花の頂部までの高さ:約45mm
高さ:約25mm
直径:約25〜30mm
苞葉の数:約50枚
内列の縦軸:直線的
アントシアニン:無し、または先端に非常に弱く有り
毛茸:中程度
舌状花:
数:約40〜45個
全体的な形:倒卵形
外列の縦軸:内曲
内列の縦軸:無し、一重の花
雌性舌状花の縦軸:直線的
雄性舌状花の縦軸:直線的
外部舌状花:
断面:平坦
長さ:約40mm
幅:約8〜9mm
縦方向の襞:中程度
先端の角度:直角
先端の形:鋭い
先端の切れ込み:0〜1
切れ込みの深さ:無し〜非常に浅い
色(上面):赤/ピンク色、RHS 36 B
色(下面):赤/ピンク色、RHS 36 B
内側の色の分布:均一
異なる色の縁:無し
縞:無し
爪状斑点:非常に浅い、15%、RHS 36 D
B.筒状花:
数:250〜300個
花盤の直径:約20〜30mm
色(成熟、上面):黄/緑色、RHS 151 A
色(未熟、頂部):黄/緑色、RHS 154 B
花冠上面の主な色:
雌花:赤、RHS 36 B
雄花:赤、RHS 36 B
C.生殖器官:
花柱:先端部の主な色:赤、RHS 36 D
柱頭:主な色:赤、RHS 36 D
葯:主な色:黄/橙色、RHS 17 B
頂部の色は他の部分に比して淡い
縦方向のストライプ無し
アントシアニン呈色の強度無し
冠毛:主な色:黄、RHS 4 D
頂部の色は他の部分と比して同一
閉じた筒状花と比較した頂部の位置:非常に下位
受精能:受精能(雄性および雌性)ならびに種子の状況は適度
D.花柄:
長さ:約55〜65cm
断面:楕円
帯化の傾向:有り
厚さ:中程度
強さ:強い
毛茸:中程度
色:黄/緑、RHS 146 D
アントシアニン呈色:
基部:有り-グレー/紫 RHS 186 A
頂部:無し
総苞片:有り-緑、RHS 137 A
II.植物体:
A.全般的外観:
高さ:30〜35cm(いかなる花序も除く)
広がり:40〜50cm
B.群葉:
茎の上の葉身
花茎1つ当たりの部分的または完全な葉の数:15〜18枚まで
葉の分布 花茎の上半分
長さ:30〜130mm、頭状花の近くでは30mm、花茎上に存在する最も低い葉では130mm
幅:4mm〜20mm、頭状花の近くでは4mm、花茎上に存在する最も低い葉では20mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:無し
中心部:浅い
先端部:浅い
色:
上面:緑、RHS 137 A
下面:緑、RHS 138 A
上面の光沢:中程度
先端の角度:非常に鋭角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:鋸歯状
葉縁の広がり:頂部では無し、花茎上の最も低い葉では小さい
葉柄:
長さ:約1〜2mm
色:緑、RHS 139 D
アントシアニン呈色:無し
C.病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
D.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
E.植物体上の葉身
長さ:290〜320mm
幅:100〜140mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:上面(主脈を除外):有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:深い
中心部:深い
先端部:中程度
色:
上面:緑、RHS 137 A
下面:緑、RHS 137 A
上面の光沢:中程度
先端の角度:直角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:不規則
葉縁の広がり:中程度
葉柄:
長さ:約100〜120mm
色:緑、RHS 139 D
アントシアニン呈色:有り-グレー/紫、RHS 187 B
病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
【0176】
実施例6:「BL02.528」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ
本発明の本実施例は、栽培品種名「BL02.528」と呼ばれる、ガーベラ-ジャメソニイの新規で独特な栽培品種を含む。
【0177】
GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL02.528」は、2001年におけるオランダのクーデルスタットでの異種交配プログラムに由来する。母株は「BL00.516」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその半八重の開花の型、平坦状の花序、7cmの直径、ピンクの色を特徴とし、花茎の上半分に沿って花茎上に6〜8枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが20〜60mmで色は緑である。父株は特許を取得していない「BL00.002」と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその半八重の開花の型、平坦状の花序、12cmの直径、赤/紫の色を特徴とし、花茎の上1/4でのみ花茎上に3〜5枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが20〜40mmで色は緑である。この新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL02.528」は、2002年またはその前後にオランダのクーデルスタットにおける制御された環境で、記載した交配の子孫における一重開花植物体として、本発明者らによって選択された。
【0178】
「BL02.528」の最初の無性生殖は、2002年の4月にオランダのクーデルスタットにおいて栄養挿し木によって遂行された。この新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL02.528」は現在、栄養挿し木によって繁殖されている。2002年に開始された選択単位に関する園芸試験から、「BL02.528」に関して本明細書に開示された特性の組み合わせが定着しており、無性生殖によって継代して保持されることが実証されている。この新規ガーベラは元の型通りに再生する。
【0179】
以下の形質は繰り返し観察されており、それらが組み合わされることでこのガーベラ-ジャメソニイを新規で独特な栽培品種として識別する、「BL02.528」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの特有な特性であると判断される:
1.直径の測定値が約10cmであって全体的にピンクの色調を有する(3メートルの距離から見て)、多花弁性の開花の型の、球状の花序;
2.長さが約20〜20mmで幅が約2〜20mmであって花茎の上半分に分布している、花茎1つ当たり約10〜13枚の完全または部分的な葉を有する、1つまたは複数の多葉花茎;
3.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力;
4.植物体の高さが40〜45cmであり、広がりが65〜75cmである;
5.長さの測定値が約65〜70cmである強い茎、強い茎;
6.開花反応期間が8〜9週である;
7.および、特別な害虫/病害抵抗性/感受性は存在しない。
【0180】
「BL02.528」と命名された新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイは、可能性のあるすべての環境条件下で観察されるわけではない。「BL02.528」の表現型は、植物体の遺伝子型に全く変化がなくとも、温度、光の強度および日照時間といった環境の変動によって変化する可能性がある。以下の観察、測定および比較は、オランダのクーデルスタットにおいて、商業的慣行において一般に用いられる条件と非常に近い温室条件下で生育させた「BL02.528」の植物体について記述している。
【0181】
GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL02.528」の植物体は、「BL00.516」(特許非取得)および「BL.00.002」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイの植物体とは、以下の表24の特性の点で異なる。
【0182】
(表24)

【0183】
本発明者らに公知の多くのガーベラ商業栽培品種の中に、「BL02.528」と比較して類似している栽培品種はない。
【0184】
以下の説明において、色の言及は、通常の意味での一般的な色を用いる場合を除き、王立園芸協会のカラーチャート(RHS)に従って行われている。色の値は、オランダのクーデルスタットにおいて、温室内での人工光の下で、2008年6月30日の午前11時に決定した。記述した植物体の齢数は約9カ月齢である。
【0185】
I.花序:
A.頭状花:
型:頭状花序
開花の型:多花弁性
直径:約9〜10cm
色(3メートルの距離からの全体的な色調):ピンク
形:球状
総苞:
総苞の付着点から頭状花の頂部までの高さ:約35mm
高さ:約18mm
直径:約38〜42mm
苞葉の数:約70枚
内列の縦軸:内曲
アントシアニン:無し、または先端に非常に弱く有り
毛茸:中程度
舌状花:
数:約370〜400個
全体的な形:狭倒卵形
外列の縦軸:内曲
内列の縦軸:外反
雌性舌状花の縦軸:直線的
雄性舌状花の縦軸:直線的
外部舌状花:
断面:凹
長さ:約50mm
幅:約7〜8mm
縦方向の襞:強
先端の角度:直角
先端の形:鋭い
先端の切れ込み:0〜1
切れ込みの深さ:無し〜非常に浅い
色(上面):赤/紫色、RHS 58 D、頂部で4 D
色(下面) 黄/緑色、RHS 154 Cおよび4 Dおよび58 D
内側の色の分布:頂部ほど淡い
異なる色の縁:無し
縞:無し
爪状斑点:有り、5%、RHS 4 D
B.筒状花:
数:多花弁型の花、例えばGERRONDO(商標)では、筒状花が舌状花によって置き換えられる
花盤の直径:約35〜40mm
色(成熟、上面):赤/紫色、RHS 58 Dおよび4 D
色(未熟、頂部):黄/緑色、RHS 154 A
花冠上面の主な色:
雌花:赤/紫、RHS 58 B
雄花:赤/紫、RHS 58 B
C.生殖器官:
花柱:先端部の主な色:黄、RHS 11 D
柱頭:主な色:黄、RHS 11 C
葯:主な色:黄/橙色、RHS 17 A
頂部の色は他の部分に比して淡い
縦方向のストライプ無し
アントシアニン呈色の強度有り
冠毛:主な色:黄、RHS 4 D
頂部の色は他の部分と比較して同一
閉じた筒状花と比較した頂部の位置:非常に下位
受精能:受精能(雄性および雌性)ならびに種子の状況は非常に不良
D.花柄:
長さ:約65〜70cm
断面:楕円
帯化の傾向:有り
厚さ:中程度
強さ:強い
毛茸:中程度
色:黄/緑、RHS 144 A
アントシアニン呈色:
基部:有り-グレー/橙色 RHS 176 B
頂部:無し
総苞片:有り-黄、RHS 147 B
II.植物体:
A.全般的外観:
高さ:40〜45cm(いかなる花序も除く)
広がり:65〜75cm
B.群葉:
茎の上の葉身 表2「花茎1つ当たりの葉の説明の概要」、カテゴリー4を参照
花茎1つ当たりの部分的または完全な葉の数:最大で10〜13枚
葉の分布 花茎の上半分
長さ:20〜120mm、頭状花の近くでは20mm、花茎上に存在する最も低い葉では120mm
幅:2mm〜20mm、頭状花の近くでは2mm、花茎上に存在する最も低い葉では20mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:無し〜浅い
中心部:無し〜浅い
先端部:無し〜浅い
色:
上面:緑、RHS 137 A
下面:緑、RHS 137 C
上面の光沢:中程度
先端の角度:非常に鋭角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:鋸歯状
葉縁の広がり:小さい
葉柄:
長さ:約1〜2mm
色:緑/黄、RHS 144 A
アントシアニン呈色:無し
C.病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
D.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
E.植物体上の葉身
長さ:50+/-4mm
幅:20+/-3mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:上面(主脈を除外):有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:深い
中心部:深い
先端部:中程度
色:
上面:黄/緑、RHS 147 A
下面:緑、RHS 137 C
上面の光沢:中程度
先端の角度:直角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:鋸歯状
葉縁の広がり:小さい
葉柄:
長さ:約20+/-2mm
色:緑/黄、RHS 144 B
アントシアニン呈色:有り-グレー/紫、RHS 184 C
病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
【0186】
実施例7:「TERTRUE」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ
本発明の本実施例は、栽培品種名「TERTRUE」と呼ばれる、ガーベラ-ジャメソニイの新規で独特な栽培品種を含む。
【0187】
GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「TERTRUE」は、2005年におけるオランダのクーデルスタットでの異種交配プログラムに由来する。母株はガーベラ-ジャメソニイ「TERNOSTALGY」(特許非取得)であり、これはその一重の開花の型、漏斗状の花序、10cmの直径、黄色い色を特徴とし、花茎の上半分に沿って花茎上に15〜20枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが50〜150mmで色は緑である。父株は、特許を取得していない「BL05.707」と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその一重型の開花、漏斗状の花序、10cmの直径、赤い色を特徴とし、花茎の上半分でのみ花茎上に8〜10枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが25〜90mmで色は緑である。この新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「TERTRUE」は、2006年またはその前後にオランダのクーデルスタットにおける制御された環境で、記載した交配の子孫における一重開花植物体として、本発明者らによって選択された。
【0188】
「TERTRUE」の最初の無性生殖は、2006年の4月にオランダのクーデルスタットにおいて栄養挿し木によって遂行された。この新たなガーベラ「TERTRUE」は現在、栄養挿し木によって繁殖されている。2006年に開始された選択単位に関する園芸試験から、「TERTRUE」に関して本明細書に開示された特性の組み合わせが定着しており、無性生殖によって継代して保持されることが実証されている。この新規ガーベラは元の型通りに再生する。
【0189】
以下の形質は繰り返し観察されており、それらが組み合わされることでこのガーベラ-ジャメソニイを新規で独特な栽培品種として識別する、「TERTRUE」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの特有な特性であると判断される:
1.直径の測定値が約10cmであって全体的に橙色の色調を有する(3メートルの距離から見て)、一重の開花の型の、漏斗状の花序;
2.長さが約40〜140mmで幅が約3〜35mmであって花茎の上半分に分布している、花茎1つ当たり約10〜14枚の完全または部分的な葉を有する、1つまたは複数の多葉花茎;
3.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力;
4.植物体の高さが30〜35cmであり、広がりが60〜70cmである;
5.長さの測定値が約55〜60cmである強い茎、強い茎;
6.開花反応期間が8〜9週である;および
7.特別な害虫/病害抵抗性/感受性は存在しない。
【0190】
「TERTRUE」と命名された新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイは、可能性のあるすべての環境条件下で観察されるわけではない。「TERTRUE」の表現型は、植物体の遺伝子型に全く変化がなくとも、温度、光の強度および日照時間といった環境の変動によって変化する可能性がある。以下の観察、測定および比較は、オランダのクーデルスタットにおいて、商業的慣行において一般に用いられる条件と非常に近い温室条件下で生育させた「TERTRUE」の植物体について記述している。
【0191】
GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「TERTRUE」の植物体は、「TERNOSTALGY」(特許非取得)および「BL05.707」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイの植物体とは、以下の表25の特性の点で異なる。
【0192】
(表25)

【0193】
本発明者らに公知の多くのガーベラ商業栽培品種の中に、「TERTRUE」と比較して類似している栽培品種はない。
【0194】
以下の説明において、色の言及は、通常の意味での一般的な色を用いる場合を除き、王立園芸協会のカラーチャート(RHS)に従って行われている。色の値は、オランダのクーデルスタットにおいて、温室内での人工光の下で、2008年6月30日の午前11時に決定した。記述した植物体の齢数は約9カ月齢である。
【0195】
I.花序:
A.頭状花:
型:頭状花序
開花の型:一重
直径:約9〜11cm
色(3メートルの距離からの全体的な色調):橙
形:漏斗状
総苞:
総苞の付着点から頭状花の頂部までの高さ:約40mm
高さ:約25mm
直径:約30〜35mm
苞葉の数:約45枚
内列の縦軸:直線的
アントシアニン:無し、または先端に非常に弱く有り
毛茸:中程度
舌状花:
数:約50〜60個
全体的な形:倒卵形
外列の縦軸:直線的
内列の縦軸:無し、一重の花
雌性舌状花の縦軸:外反
雄性舌状花の縦軸:外反
外部舌状花:
断面:平坦
長さ:約55mm
幅:約9〜11mm
縦方向の襞:中程度
先端の角度:直角
先端の形:鋭い
先端の切れ込み:0
切れ込みの深さ:無し
色(上面):橙/赤色、RHS 33 A
色(下面) 橙/赤色、RHS 32 C
内側の色の分布:均一
異なる色の縁:無し
縞:無し
爪状斑点:無し
B.筒状花:
数:350〜380個
花盤の直径:約35〜40mm
色(成熟、上面):グレー/紫色、RHS 185 A
色(未熟、頂部):グレー/紫色、RHS 187 A
花冠上面の主な色:
雌花:橙/赤、RHS 32 A
雄花:橙/赤、RHS 43 A
C.生殖器官:
花柱:先端部の主な色:黄、RHS 3 A
柱頭:主な色:黄/緑、RHS 1 A
葯:主な色:黄/橙色、RHS 15 A
頂部の色は他の部分に比して淡い
縦方向のストライプ無し
アントシアニン呈色の強度無し
冠毛:主な色:赤、RHS 53 A
頂部の色は他の部分に比して濃い
閉じた筒状花と比較した頂部の位置:非常に下位
受精能:受精能(雄性および雌性)ならびに種子の状況は適度
D.花柄:
長さ:約55〜60cm
断面:楕円
帯化の傾向:無し
厚さ:厚い
強さ:強い
毛茸:密
色:グレー/赤、RHS 182 B
アントシアニン呈色:
基部:有り-グレー/橙色 RHS 176 B
頂部:無し
総苞片:有り-緑、RHS 143 A
II.植物体:
A.全般的外観:
高さ:30〜35cm(いかなる花序も除く)
広がり:60〜70cm
B.群葉:
茎の上の葉身 表2「花茎1つ当たりの葉の説明の概要」、カテゴリー4/5を参照
花茎1つ当たりの部分的または完全な葉の数:10〜14枚
葉の分布 花に沿って均等
長さ:40〜140mm、頭状花の近くでは40mm、花茎上に存在する最も低い葉では140mm
幅:3mm〜35mm、頭状花の近くでは3mm、花茎上に存在する最も低い葉では35mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:無し
中心部:浅い〜中程度
先端部:浅い
色:
上面:緑、RHS 137 A
下面:緑、RHS 137 C
上面の光沢:中程度
先端の角度:非常に鋭角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:鋸歯状
葉縁の広がり:無し〜小さい
葉柄:
長さ:約1〜2mm
色:緑、RHS 143 C
アントシアニン呈色:無し
C.病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
D.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
E.植物体上の葉身
長さ:40〜50mm
幅:11〜16mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:上面(主脈を除外):有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:深い
中心部:深い
先端部:中程度
色:
上面:緑、RHS 139 A
下面:緑、RHS 137 B
上面の光沢:中程度
先端の角度:直角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:歯状
葉縁の広がり:小さい〜中程度
葉柄:
長さ:約12〜15mm
色:緑/黄、RHS 144 B
アントシアニン呈色:有り-グレー/赤、RHS 182 B
病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
【0196】
実施例8:「BL07.777」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ
本発明の本実施例は、栽培品種名「BL07.777」と呼ばれる、ガーベラ-ジャメソニイの新規で独特な栽培品種を含む。
【0197】
GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL07.777」は、「BL07.777」は、2006年におけるオランダのクーデルスタットでの異種交配プログラムに由来する。母株は「TERZORG」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその一重の開花の型、内曲が漏斗状であること、8cmの直径、ピンクの色を特徴とし、花茎の上半分に沿って花茎上に15〜18枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが30〜110mmで色は緑である。父株は特許を取得していない「BL05.717」と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその半八重の開花の型、平坦状の花序、7cmの直径、赤い色を特徴とし、花茎上に均等に分布する12〜15枚の葉を花茎上に有し、花茎上の葉は長さが20〜90mmで色は緑である。この新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL07.777」は、2007年またはその前後にオランダのクーデルスタットにおける制御された環境で、記載した交配の子孫における一重開花植物体として、本発明者らによって選択された。
【0198】
「BL07.777」の最初の無性生殖は、2007年の4月にオランダのクーデルスタットにおいて栄養挿し木によって遂行された。この新たなガーベラ「BL07.777」は現在、栄養挿し木によって繁殖されている。2007年に開始された選択単位に関する園芸試験から、「BL07.777」に関して本明細書に開示された特性の組み合わせが定着しており、無性生殖によって継代して保持されることが実証されている。この新たなガーベラは元の型通りに再生する。
【0199】
以下の形質は繰り返し観察されており、それらが組み合わされることでこのガーベラ-ジャメソニイを新規で独特な栽培品種として識別する、「BL07.777」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの特有な特性であると判断される:
1.直径の測定値が約9cmであって全体的に橙色の色調を有する(3メートルの距離から見て)、一重の開花の型の、内曲漏斗状の花序;
2.長さが約40〜110mmで幅が約9〜18mmであって花茎の上半分に分布している、花茎1つ当たり約13〜16枚の完全または部分的な葉を有する、1つまたは複数の多葉花茎;
3.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力;
4.植物体の高さが35〜40cmであり、広がりが50〜55cmである;
5.長さの測定値が約50〜55cmである強い茎;
6.開花反応期間が8〜9週である;および
7.特別な害虫/病害抵抗性/感受性は存在しない。
【0200】
「BL07.777」と命名された新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイは、可能性のあるすべての環境条件下で観察されるわけではない。「BL07.777」の表現型は、植物体の遺伝子型に全く変化がなくとも、温度、光の強度および日照時間といった環境の変動によって変化する可能性がある。以下の観察、測定および比較は、オランダのクーデルスタットにおいて、商業的慣行において一般に用いられる条件と非常に近い温室条件下で生育させた「BL07.777」の植物体について記述している。
【0201】
「GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイBL07.777」の植物体は、「TERZORG」(特許非取得)および「BL05.717」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイの植物体とは、以下の表26の特性の点で異なる。
【0202】
(表26)

【0203】
本発明者らに公知の多くのガーベラ商業栽培品種の中に、「BL07.777」と比較して類似している栽培品種はない。
【0204】
以下の説明において、色の言及は、通常の意味での一般的な色を用いる場合を除き、王立園芸協会のカラーチャート(RHS)に従って行われている。色の値は、オランダのクーデルスタットにおいて、温室内での人工光の下で、2008年6月30日の午前11時に決定した。記述した植物体の齢数は約9カ月齢である。
【0205】
I.花序:
A.頭状花:
型:頭状花序
開花の型:一重
直径:約8〜9cm
色(3メートルの距離からの全体的な色調):橙
形:漏斗状
総苞:
総苞の付着点から頭状花の頂部までの高さ:約40mm
高さ:約20mm
直径:約28〜32mm
苞葉の数:約35枚
内列の縦軸:内曲
アントシアニン:無し、または先端に非常に弱く有り
毛茸:中程度
舌状花:
数:約45〜50個
全体的な形:倒卵形
外列の縦軸:内曲
内列の縦軸:無し、一重の花
雌性舌状花の縦軸:内曲
雄性舌状花の縦軸:直線的
外部舌状花:
断面:凹
長さ:約50mm
幅:約7〜10mm
縦方向の襞:中程度〜強
先端の角度:鋭角
先端の形:鋭い
先端の切れ込み:0〜1
切れ込みの深さ:無し〜非常に浅い
色(上面):橙/赤色、RHS 32 A
色(下面) 黄/赤色、RHS 22 B
内側の色の分布:均一
異なる色の縁:無し
縞:無し
爪状斑点:無し
B.筒状花:
数:300〜320個
花盤の直径:約23〜25mm
色(成熟、上面):グレー/紫色、RHS 185 A
色(未熟、頂部):グレー/紫色、RHS 187 A
花冠上面の主な色:
雌花:橙/赤、RHS 34 A
雄花:橙/赤、RHS 34 A
C.生殖器官:
花柱:先端部の主な色:黄、RHS 23 B
柱頭:主な色:黄、RHS 23 B
葯:主な色:黄、RHS 21 C
頂部の色は他の部分に比して淡い
縦方向のストライプ無し
アントシアニン呈色の強度無し
冠毛:主な色:黄、RHS 23 D
頂部の色は他の部分と比較して同一
閉じた筒状花と比較した頂部の位置:非常に下位
受精能:受精能(雄性および雌性)ならびに種子の状況は適度
D.花柄:
長さ:約50〜55cm
断面:楕円
帯化の傾向:有り
厚さ:中程度
強さ:強い
毛茸:密
色:黄/緑、RHS 146 B
アントシアニン呈色:
基部:有り-グレー/赤 RHS 182 B
頂部:無し
総苞片:有り-緑、RHS 143 A
II.植物体:
A.全般的外観:
高さ:35〜40cm(いかなる花序も除く)
広がり:50〜55cm
B.群葉:
茎の上の葉身 表2「花茎1つ当たりの葉の説明の概要」、カテゴリー4を参照
花茎1つ当たりの部分的または完全な葉の数:13〜16枚まで
葉の分布 花茎の上半分
長さ:40〜110mm
幅:9mm〜18mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:無し
中心部:浅い
先端部:浅い
色:
上面:緑RHS 147 A
下面:緑RHS 137 B
上面の光沢:中程度
先端の角度:鋭角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:鋸歯状
葉縁の広がり:小さい
葉柄:
長さ:約1〜2mm
色:黄/緑、RHS 144 A
アントシアニン呈色:無し
C.病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
D.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
E.植物体上の葉身
長さ:40〜50mm
幅:11〜16mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:上面(主脈を除外):有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:深い
中心部:深い
先端部:中程度
色:
上面:黄、RHS 147 A
下面:緑、RHS 137 C
上面の光沢:中程度
先端の角度:直角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:鋸歯状
葉縁の広がり:中程度
葉柄:
長さ:約14cm
色:緑/黄、RHS 146 C
アントシアニン呈色:有り-グレー/赤、RHS 185 A
病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
【0206】
実施例9:「BL07.790」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ
本発明の本実施例は、栽培品種名「BL07.790」と呼ばれる、ガーベラ-ジャメソニイの新規で独特な栽培品種を含む。
【0207】
GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL07.790」は、2006年におけるオランダのクーデルスタットでの異種交配プログラムに由来する。母株は「TEREAGER」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその一重の開花の型、平坦な花序の形、8cmの直径、赤い色を特徴とし、花茎の上半分に沿って花茎上に15〜18枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが40〜110mmで色は緑である。父株は「BL04.713」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその一重の開花の型、平坦な花序の形、7cmの直径、橙の色を特徴とし、花茎に沿って均等に分布する15〜20枚の葉を花茎上に有し、花茎上の葉は長さが20〜120mmで色は緑である。この新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL07.790」は、2007年またはその前後にオランダのクーデルスタットにおける制御された環境で、記載した交配の子孫における一重開花植物体として、本発明者らによって選択された。
【0208】
「BL07.790」の最初の無性生殖は、2007年の4月にオランダのクーデルスタットにおいて栄養挿し木によって遂行された。この新たなガーベラ「BL07.790」は現在、栄養挿し木によって繁殖されている。2007年に開始された選択単位に関する園芸試験から、「BL07.790」に関して本明細書に開示された特性の組み合わせが定着しており、無性生殖によって継代して保持されることが実証されている。この新規ガーベラは元の型通りに再生する。
【0209】
以下の形質は繰り返し観察されており、それらが組み合わされることでこのガーベラ-ジャメソニイを新規で独特な栽培品種として識別する、「BL07.790」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの特有な特性であると判断される:
1.直径の測定値が約8cmであって全体的に赤い色調を有する(3メートルの距離から見て)、一重の開花の型の、平坦な花序;
2.長さが約50〜150mmで幅が約8〜23mmであって花茎の上半分に分布している、花茎1つ当たり約16〜20枚の完全または部分的な葉を有する、1つまたは複数の多葉花茎;
3.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力;
4.植物体の高さが30〜35cmであり、広がりが55〜60cmである;
5.長さの測定値が約60〜65cmである強い茎;
6.開花反応期間が8〜9週である、および
7.特別な害虫/病害抵抗性/感受性は存在しない。
【0210】
「BL07.790」と命名された新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイは、可能性のあるすべての環境条件下で観察されるわけではない。「BL07.790」の表現型は、植物体の遺伝子型に全く変化がなくとも、温度、光の強度および日照時間といった環境の変動によって変化する可能性がある。以下の観察、測定および比較は、オランダのクーデルスタットにおいて、商業的慣行において一般に用いられる条件と非常に近い温室条件下で生育させた「BL07.790」の植物体について記述している。
【0211】
GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL07.790」の植物体は、「TEREAGER」(特許非取得)および「BL 04.713」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイの植物体とは、以下の表27の特性の点で異なる。
【0212】
(表27)

【0213】
本発明者らに公知の多くのガーベラ商業栽培品種の中に、「BL07.790」と比較して類似している栽培品種はない。
【0214】
以下の説明において、色の言及は、通常の意味での一般的な色を用いる場合を除き、王立園芸協会のカラーチャート(RHS)に従って行われている。色の値は、オランダのクーデルスタットにおいて、温室内での人工光の下で、2008年6月30日の午前11時に決定した。記述した植物体の齢数は約9カ月齢である。
【0215】
I.花序:
A.頭状花:
型:頭状花序
開花の型:一重
直径:約7〜8cm
色(3メートルの距離からの全体的な色調):赤
形:平坦
総苞:
総苞の付着点から頭状花の頂部までの高さ:約25mm
高さ:約20mm
直径:約20〜22mm
苞葉の数:約30枚
内列の縦軸:内曲
アントシアニン:無し、または先端に非常に弱く有り
毛茸:中程度
舌状花:
数:約30〜35個
全体的な形:倒卵形
外列の縦軸:強く内曲
内列の縦軸:無し、一重の花
雌性舌状花の縦軸:外反
雄性舌状花の縦軸:外反
外部舌状花:
断面:平坦
長さ:約30mm
幅:約11〜12mm
縦方向の襞:中程度
先端の角度:鈍角
先端の形:丸い
先端の切れ込み:0〜1
切れ込みの深さ:無し〜非常に浅い
色(上面):橙/赤色、RHS 33 A
色(下面) 橙/赤色、RHS 31 B
内側の色の分布:均一
異なる色の縁:無し
縞:無し
爪状斑点:有り 10% RHS 31 D
B.筒状花:
数:225〜250個
花盤の直径:約23〜26mm
色(成熟、上面):グレー/紫色、RHS 187 B
色(未熟、頂部):グレー/紫色、RHS 187 A
花冠上面の主な色:
雌花:橙/赤、RHS 35 A
雄花:橙/赤、RHS 34 A
C.生殖器官:
花柱:先端部の主な色:黄、RHS 4 A
柱頭:主な色:黄/緑、RHS 1 A
葯:主な色:黄、RHS 13 A
頂部の色は他の部分に比して淡い
縦方向のストライプ無し
アントシアニン呈色の強度無し
冠毛:主な色:グレー/紫、RHS 184 B
頂部の色は他の部分に比して濃い
閉じた筒状花と比較した頂部の位置:非常に下位
受精能:受精能(雄性および雌性)ならびに種子の状況は適度
D.花柄:
長さ:約60〜65cm
断面:楕円
帯化の傾向:無し
厚さ:中程度
強さ:強い
毛茸:密
色:黄/緑、RHS 144 A
アントシアニン呈色:
基部:有り-グレー/橙色 RHS 176 B
頂部:無し
総苞片:有り-緑、RHS 143 B
II.植物体:
A.全般的外観:
高さ:30〜35cm(いかなる花序も除く)
広がり:55〜60cm
B.群葉:
茎の上の葉身 表2「花茎1つ当たりの葉の説明の概要」、カテゴリー4/5を参照
花茎1つ当たりの部分的または完全な葉の数:16〜20枚
葉の分布 花に沿って均等
長さ:50〜150mm
幅:8mm〜23mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:無し
中心部:中程度
先端部:中程度
色:
上面:緑 RHS 137 A
下面:緑 RHS 137 C
上面の光沢:中程度
先端の角度:非常に鋭角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:鋸歯状
葉縁の広がり:中程度
葉柄:
長さ:約25+/-3cm
色:緑、RHS 143 C
アントシアニン呈色:無し
C.病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
D.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力:有り
E.植物体上の葉身:
長さ:35〜40cm
幅:15〜18cm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:上面(主脈を除外):有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:深い
中心部:深い
先端部:中程度
色:
上面:緑、RHS 139 A
下面:緑、RHS 137 C
上面の光沢:中程度
先端の角度:鈍角
先端の形:丸い
小葉の葉縁:鋸歯状
葉縁の広がり:中程度
葉柄:
長さ:約10cm
色:緑/黄、RHS 144 B
アントシアニン呈色:有り-グレー/紫、RHS 185 B
病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
【0216】
実施例10:「BL07.774」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ
本発明の本実施例は、栽培品種名「BL07.774」と呼ばれる、ガーベラ-ジャメソニイの新規で独特な栽培品種を含む。
【0217】
GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL07.774」は、2006年におけるオランダのクーデルスタットでの異種交配プログラムに由来する。母株は「BL06.730」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその一重の開花の型、漏斗状の花序、9cmの直径、ピンクの色を特徴とし、花茎の上半分に沿って8〜12枚の葉を有し、花茎上の葉は長さが30〜130mmで色は緑である。父株は特許を取得していない「BL05.724」と命名されたガーベラ-ジャメソニイであり、これはその半八重の開花の型、平坦状の花序、8cmの直径、赤/紫の色を特徴とし、花茎の上半分に分布する14〜17枚の葉を花茎上に有し、花茎上の葉は20〜110mmで色は緑である。この新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL07.774」は、2007年またはその前後にオランダのクーデルスタットにおける制御された環境で、記載した交配の子孫における一重開花植物体として、本発明者らによって選択された。
【0218】
「BL07.774」の最初の無性生殖は、2007年の4月にオランダのクーデルスタットにおいて栄養挿し木によって遂行された。この新たなガーベラ「BL07.774」は現在、栄養挿し木によって繁殖されている。2007年に開始された選択単位に関する園芸試験から、「BL07.774」に関して本明細書に開示された特性の組み合わせが定着しており、無性生殖によって継代して保持されることが実証されている。この新たなガーベラは元の型通りに再生する。
【0219】
以下の形質は繰り返し観察されており、それらが組み合わされることでこのガーベラ-ジャメソニイを新規で独特な栽培品種として識別する、「BL07.774」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの特有な特性であると判断される:
1.直径の測定値が約8cmであって全体的に赤/紫の色調を有する(3メートルの距離から見て)、一重の開花の型の、平坦な花序;
2.長さが約30〜180mmで幅が約5〜25mmであって花茎の上2/3に分布している、花茎1つ当たり約12〜15枚の完全または部分的な葉を有する、1つまたは複数の多葉花茎;
3.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力;
4.植物体の高さが25〜35cmであり、広がりが30〜40cmである;
5.長さの測定値が約50〜60cmである強い茎;
6.開花反応期間が8〜9週である、および
7.特別な害虫/病害抵抗性/感受性は存在しない。
【0220】
「BL07.774」と命名された新規GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイは、可能性のあるすべての環境条件下で観察されるわけではない。「BL07.774」の表現型は、植物体の遺伝子型に全く変化がなくとも、温度、光の強度および日照時間といった環境の変動によって変化する可能性がある。以下の観察、測定および比較は、オランダのクーデルスタットにおいて、商業的慣行において一般に用いられる条件と非常に近い温室条件下で生育させた「BL07.774」の植物体について記述している。
【0221】
GERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイ「BL07.774」の植物体は、「BL06.730」(特許非取得)および「BL05.724」(特許非取得)と命名されたガーベラ-ジャメソニイの植物体とは、以下の表28の特性の点で異なる。
【0222】
(表28)

本発明者らに公知の多くのガーベラ商業栽培品種の中に、「BL07.774」と比較して類似している栽培品種はない。
【0223】
以下の説明において、色の言及は、通常の意味での一般的な色を用いる場合を除き、王立園芸協会のカラーチャート(RHS)に従って行われている。色の値は、オランダのクーデルスタットにおいて、温室内での人工光の下で、2008年6月30日の午前11時に決定した。記述した植物体の齢数は約9カ月齢である。
【0224】
I.花序:
A.頭状花:
型:頭状花序
開花の型:一重
直径:約8〜9cm
色(3メートルの距離からの全体的な色調):赤/紫
形:平坦
総苞:
総苞の付着点から頭状花の頂部までの高さ:約30mm
高さ:約20mm
直径:約25〜30mm
苞葉の数:約35枚
内列の縦軸:内曲
アントシアニン:無し、または先端に非常に弱く有り
毛茸:中程度
舌状花:
数:約35〜40個
全体的な形:倒卵形
外列の縦軸:内曲
内列の縦軸:無し、一重の花
雌性舌状花の縦軸:直線的
雄性舌状花の縦軸:直線的
外部舌状花:
断面:平坦
長さ:約28mm
幅:約7〜8mm
縦方向の襞:中程度
先端の角度:直角
先端の形:鋭い
先端の切れ込み:0〜1
切れ込みの深さ:無し〜非常に浅い
色(上面):赤/紫色、RHS 57 C
色(下面) 赤/紫色、RHS 62 B
内側の色の分布:均一
異なる色の縁:無し
縞:無し
爪状斑点:無し
B.筒状花:
数:225〜275個
花盤の直径:約27〜30mm
色(成熟、上面):黄/緑色、RHS 153 B
色(未熟、頂部):黄/緑色、RHS 145 A
花冠上面の主な色:
雌花:赤/紫、RHS 57 D
雄花:赤/紫、RHS 57 B
C.生殖器官:
花柱:先端部の主な色:紫、RHS 75 D
柱頭:主な色:黄/緑、RHS 150 D
葯:主な色:黄、RHS 17 B
頂部の色は他の部分に比して淡い
縦方向のストライプ無し
アントシアニン呈色の強度無し
冠毛:主な色:黄、RHS 14 D
頂部の色は他の部分と比較して同一
閉じた筒状花と比較した頂部の位置:非常に下位
受精能:受精能(雄性および雌性)ならびに種子の状況は適度
D.花柄:
長さ:約50〜60cm
断面:楕円
帯化の傾向:無し
厚さ:中程度
強さ:強い
毛茸:密
色:黄/緑、RHS 144 A
アントシアニン呈色:
基部:有り-赤/紫 RHS 68 B
頂部:無し
総苞片:有り-緑、RHS 143 A
II.植物体:
A.全般的外観:
高さ:25〜35cm(いかなる花序も除く)
広がり:30〜40cm
B.群葉:
茎の上の葉身 表2「花茎1つ当たりの葉の説明の概要」、カテゴリー5を参照
花茎1つ当たりの部分的または完全な葉の数:最大で12〜15枚
葉の分布 茎の上2/3
長さ:30〜180mm
幅:5mm〜25mm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:無し
中心部:浅い
先端部:浅い
色:
上面:緑 RHS 147 A
下面:緑 RHS 147 B
上面の光沢:中程度
先端の角度:鋭角
先端の形:鋭い
小葉の葉縁:全縁〜波状
葉縁の広がり:無し
葉柄:
長さ:約12mm
色:緑、RHS 146 A
アントシアニン呈色:無し
C.病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
D.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
E.植物体上の葉身
長さ:29〜33cm
幅:8〜10cm
厚さ:中程度
凹凸:中程度
毛茸:上面(主脈を除外):有り
葉における切れ目または切れ込みの深さ:
基底部:中程度
中心部:中程度
先端部:浅い
色:
上面:緑、RHS 137 A
下面:緑、RHS 146 A
上面の光沢:中程度
先端の角度:鈍角
先端の形:丸い
小葉の葉縁:歯状
葉縁の広がり:小さい
葉柄:
長さ:約7〜10cm
色:緑/黄、RHS 146 D
アントシアニン呈色:有り-グレー/紫、RHS 185 B
C.病害/害虫抵抗性/感受性:特別な病害/害虫抵抗性/感受性は無い
D.発育上の蕾ステージの間に出荷される能力 有り
【0225】
本明細書に記載した実施例は、本発明を例示したものであり、本発明を限定することは意図していない。本発明の種々の態様が本発明に従って記載されている。記載および例示した方法および植物体に対しては、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなしに、多くの改変および変更を行うことができる。
【0226】
前記のものは特に好ましい態様を指すが、本発明がそのように限定されるわけではないことは理解されるであろう。開示の態様にさまざまな改変を行ってもよく、そのような改変が添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲に含まれると意図されることは当業者には想起されるであろう。本明細書において言及した刊行物および特許出願はすべて、本発明が属する分野の技術レベルを示すものである。
【0227】
すべての刊行物および特許出願は、それぞれの個々の刊行物または特許出願が特定的および個別的にその全体が参照により本明細書に組み入れられるのと同じ程度に、参照により本明細書に組み入れられる。
【図面の簡単な説明】
【0228】
本特許または出願ファイルは、カラーで作成された少なくとも1つの図面を含む。カラーの図面を有する本特許または特許出願刊行物のコピーは、要請に応じて必要な料金を支払えば特許庁によって提供されるであろう。
【0229】
【図1】表2のカテゴリー1〜5により記載されたガーベラの様々な葉の形およびサイズの上面図を示す。
【図2A】表3のカテゴリー0により記載されたガーベラの花茎上の典型的な葉の側面図を示す。
【図2B】表3のカテゴリー0により記載されたガーベラの花茎上の典型的な葉の拡大側面図を示す。
【図2C】表3のカテゴリー1により記載されたガーベラの花茎上の典型的な葉の側面図を示す。
【図2D】表3のカテゴリー1により記載されたガーベラの花茎上の典型的な葉の拡大側面図を示す。
【図2E】表3のカテゴリー2により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の典型的な葉の側面図を示す。
【図2F】表3のカテゴリー2により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の典型的な直線的な葉の拡大側面図を示す。
【図2G】表3のカテゴリー2により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の湾曲し、巻き付き、捩れている葉の拡大側面図を示す。
【図2H】表3のカテゴリー3により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の典型的な葉の側面図を示す。
【図2I】表3のカテゴリー3により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の典型的な葉の拡大側面図を示す。
【図2J】表3のカテゴリー4により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の典型的な葉の側面図を示す。
【図2K】表3のカテゴリー4により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の典型的な葉の拡大側面図を示す。
【図2L】表3のカテゴリー5により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の典型的な葉の側面図を示す。
【図2M】表3のカテゴリー5により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの花茎上の典型的な葉の拡大側面図を示す。
【図3A】表4のカテゴリー0により記載されたガーベラの蕾ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図3B】表4のカテゴリー0により記載されたガーベラの開花ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図3C】表4のカテゴリー1により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの蕾ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図3D】表4のカテゴリー1により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの開花ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図3E】表4のカテゴリー2により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの蕾ステージにおける典型的な葉の分布の第1の例の側面図を示す。
【図3F】表4のカテゴリー2により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの蕾ステージにおける典型的な葉の分布の第2の例の側面図を示す。
【図3G】表4のカテゴリー2により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの開花ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図3H】表4のカテゴリー3により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの蕾ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図3I】表4のカテゴリー3により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの開花ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図3J】表4のカテゴリー4により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの蕾ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図3K】表4のカテゴリー4により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの開花ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図3L】表4のカテゴリー5により記載されたGERFOLIA(商標)ガーベラの蕾ステージにおける典型的な葉の分布の側面図を示す。
【図4A】GERFOLIA(商標)ガーベラの多葉茎形質の発育ステージの拡大図を示す。図4Aは、花梗の初期発育中には防御性苞葉に覆われている発育中の頭状花序を密に取り囲む小さい葉の拡大図を示す。
【図4B】GERFOLIA(商標)ガーベラの多葉茎形質の発育ステージの拡大図を示す。図4Bは、花梗の初期発育中には防御性苞葉に覆われている発育中の頭状花序を密に取り囲む小さい葉の拡大図を示す。
【図4C】GERFOLIA(商標)ガーベラの多葉茎形質の発育ステージの拡大図を示す。図4Cは、(急に)伸びる花梗の基部(下方)部分および互いに分かれ始めている葉の拡大図を示す。
【図4D】GERFOLIA(商標)ガーベラの多葉茎形質の発育ステージの拡大図を示す。図4Dは、その後に(ゆっくり)伸びる花梗の上方部分の拡大図を示す。
【図4E】GERFOLIA(商標)ガーベラの多葉茎形質の発育ステージの拡大図を示す。図4Eは、花梗がその最終的な高さに伸びた時点での葉の拡大図を示す。図4Eは、成長するとロゼット葉に似る、花梗上の比較的下方の比較的古い葉の拡大図を、図4Fに示す中央脈の描写を含めて示す。
【図4F】GERFOLIA(商標)ガーベラの多葉茎形質の発育ステージの拡大図を示す。図4Fは、花梗がその最終的な高さに伸びた時点での葉の拡大図を示す。図4Fは、成長するとロゼット葉に似る、花梗上の比較的下方の比較的古い葉の拡大図を、図4Fに示す中央脈の描写を含めて示す。
【図4G】GERFOLIA(商標)ガーベラの多葉茎形質の発育ステージの拡大図を示す。図4Gは、花梗がその最終的な高さに伸びた時点での葉の拡大図を示す。図4Gは、比較的小さくて苞葉に似て見える、花梗上の比較的上方の比較的若い葉の拡大図を示す。
【図5】多葉花茎形質を遺伝子移入された60cm〜70cmという典型的な花茎の長さの差異の範囲のガーベラの側面斜視図を示す。
【図6】多葉花茎形質を遺伝子移入された典型的な頭状花のサイズおよび頭状花の色のガーベラの側面図を示す。
【図7A】多葉花茎形質を遺伝子移入された直径10cm〜12cmの範囲にわたる典型的な頭状花のサイズを有する通常ガーベラの拡大側面図を示す。
【図7B】多葉花茎形質を遺伝子移入された直径7cm〜9cmの範囲にわたる典型的な頭状花のサイズを有するミニガーベラの拡大側面図を示す。
【図8】図8A〜8Jは、GERFOLIA(商標)ガーベラの蕾の発育ステージの拡大図を示す。ステージ1におけるGERFOLIA(商標)ガーベラの蕾の発育の拡大側面図を図8Aに示し、ステージ2におけるものを図8Bに示し、ステージ3におけるものを図8Cに示し、ステージ3.5におけるものを図8Dに示す。ステージ1におけるGERFOLIA(商標)ガーベラの蕾の発育の拡大上面図を図8Eに示し、ステージ2におけるものを図8Fに示し、ステージ3におけるものを図8Gに示し、ステージ3.5におけるものを図8Hに示し、ステージ4におけるものを図8Iに示し、ステージ5におけるものを図8Jに示す。
【図9】図9Aは出荷および輸送のためのGERFOLIA(商標)ガーベラのステージ3の蕾の拡大側面図を示し、図9Bは拡大上面図を示す。
【図10】図10Aは、乾式輸送箱(10×30×12cm)内での通常ガーベラとGERFOLIA(商標)ガーベラとの間の充填密度の上面図での比較を示す。図10Bは、乾式輸送箱(100×20×10cm)内でのミニガーベラとGERFOLIA(商標)ガーベラとの間の充填密度の上面図での比較を示す。
【図11】図11Aは、湿式輸送容器内でのGERFOLIA(商標)ガーベラ、ミニガーベラ、および通常ガーベラの間の充填密度の側面図での比較を示す。図11Bは、湿式輸送容器内でのGERFOLIA(商標)ガーベラとミニガーベラとの間の充填密度の上面図での比較を示す。
【図12】図12A〜12Eは、多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドへの多葉茎形質の好首尾な遺伝子移入を示す、表19の交配1に提示した2個のガーベラ親株実生および3個の選択したガーベラ実生の拡大側面図を示す。図12Aは母株ガーベラ実生「07.328」を示し、図12Bは父株ガーベラ実生「06.132」を示し、図12Cは子孫1-1を示し、図12Dは子孫1-2を示し、図12Eは子孫1-3を示す。
【図13】図13A〜13Eは、多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドへの多葉茎形質の好首尾な遺伝子移入を示す、表19の交配2に提示した2個のガーベラ親株実生および3個の選択したガーベラ実生の拡大側面図を示す。図13Aは母株ガーベラ実生「BL06.702」(商品名TERCARE)を示し、図13Bは父株ガーベラ実生「M06.587」を示し、図13Cは子孫2-1を示し、図13Dは子孫2-2を示し、図13Eは子孫2-3を示す。
【図14】図14A〜14Dは、多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドへの多葉茎形質の好首尾な遺伝子移入を示す、表19の交配3に提示した2個のガーベラ親株実生および2個の選択したガーベラ実生の拡大側面図を示す。図14Aは母株ガーベラ実生「BL06.702」(商品名TERCARE)を示し、図14Bは父株ガーベラ実生「M05.516」を示し、図14Cは子孫3-1を示し、図14Dは子孫3-2を示す。
【図15】図15A〜15Eは、多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドへの多葉茎形質の好首尾な遺伝子移入を示す、表19の交配4に提示した2個のガーベラ親株実生および3個の選択したガーベラ実生の拡大側面図を示す。図15Aは母株ガーベラ実生「BL06.706」(商品名TERTRUE)を示し、図15Bは父株ガーベラ実生「03.113」を示し、図15Cは子孫4-1を示し、図15Dは子孫4-2を示し、図15Eは子孫4-3を示す。
【図16】図16A〜16Eは、多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドへの多葉茎形質の好首尾な遺伝子移入を示す、表19の交配5に提示した2個のガーベラ親株実生および3個の選択したガーベラ実生の拡大側面図を示す。図16Aは母株ガーベラ実生「M01.548」(商品名TORPEDO)を示し、図16Bは父株ガーベラ実生「BL07.774」を示し、図16Cは子孫5-1を示し、図16Dは子孫5-2を示し、図16Eは子孫5-3を示す。
【図17】図17A〜17Dは、多様なガーベラの遺伝的バックグラウンドへの多葉茎形質の好首尾な遺伝子移入を示す、表19の交配6に提示した2個のガーベラ親株実生および2個の選択したガーベラ実生の拡大側面図を示す。図17Aは母株ガーベラ実生「M06.509」を示し、図17Bは父株ガーベラ実生「BL07.790」を示し、図17Cは子孫6-1を示し、図17Dは子孫6-2を示す。
【図18A】温室条件下で生育させた、表21に記載したBLK06-11交配内の個々のGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体の蕾ステージにおける側面図を示す。
【図18B】温室条件下で生育させた、表21に記載したBLK06-11交配内の個々のGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体の開花ステージにおける側面図を示す。
【図18C】温室条件下で生育させた、表21に記載したBLK06-11交配内の個々のGERFOLIA(商標)ガーベラ植物体の側面図を示す。
【図19A】温室条件下で生育させた、5週齡での、「TERNOSTALGY」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の蕾ステージにおける側面図を示す。
【図19B】温室条件下で生育させた、6週齡での、「TERNOSTALGY」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の開花ステージにおける側面図を示す。
【図19C】「TERNOSTALGY」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの系譜を提示する。
【図20A】温室条件下で生育させた、5週齡での、「TERZORG」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の蕾ステージにおける側面図を示す。
【図20B】温室条件下で生育させた、6週齡での、「TERZOG」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の開花ステージにおける側面図を示す。
【図20C】「TERZOG」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの系譜を提示する。
【図21A】温室条件下で生育させた、5週齡での、「BL02.528」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の蕾ステージにおける側面図を示す。
【図21B】温室条件下で生育させた、6週齡での、「BL02.528」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の開花ステージにおける側面図を示す。
【図21C】「BL02.528」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの系譜を提示する。
【図22A】温室条件下で生育させた、5週齡での、「TERTRUE」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の蕾ステージにおける側面図を示す。
【図22B】温室条件下で生育させた、6週齡での、「TERTRUE」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の開花ステージにおける側面図を示す。
【図22C】「TERTRUE」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの系譜を提示する。
【図23A】温室条件下で生育させた、5週齡での、「BL07.777」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の蕾ステージにおける側面図を示す。
【図23B】温室条件下で生育させた、6週齡での、「BL07.777」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の開花ステージにおける側面図を示す。
【図23C】「BL07.777」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの系譜を提示する。
【図24A】温室条件下で生育させた、5週齡での、「BL07.790」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の蕾ステージにおける側面図を示す。
【図24B】温室条件下で生育させた、6週齡での、「BL07.790」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の開花ステージにおける側面図を示す。
【図24C】「BL07.790」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの系譜を提示する。
【図25A】温室条件下で生育させた、5週齡での、「BL07.774」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の蕾ステージにおける側面図を示す。
【図25B】温室条件下で生育させた、6週齡での、「BL07.774」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの個々の花序および花茎の開花ステージにおける側面図を示す。
【図25C】「BL07.790」と命名されたGERFOLIA(商標)ガーベラ-ジャメソニイの系譜を提示する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する、群葉を含む1つまたは複数の花茎を有する、ガーベラ(Gerbera L.)植物体。
【請求項2】
植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉を有する群葉を含む、請求項1記載の多葉花茎(leafy flower stem)ガーベラ植物体。
【請求項3】
花茎の葉が、
(i)(a)少なくとも40mmまたはそれ以上の長さ、および(b)少なくとも4mmまたはそれ以上の幅という範囲にわたる小型から超大型までのサイズであり、かつ
(ii)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、
請求項1または2記載の多葉花茎ガーベラ植物体。
【請求項4】
花茎1つ当たりの葉の数量が、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉である、請求項1記載のガーベラ植物体。
【請求項5】
植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を含む、請求項4記載の多葉花茎ガーベラ植物体。
【請求項6】
花茎の葉が、
(i)(a)少なくとも40mm、約200mmまで、または200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4mm、約60mmまで、または60mmを上回る幅という範囲にわたる小型から超大型までのサイズであり、かつ
(ii)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、
請求項4または5記載の多葉花茎ガーベラ植物体。
【請求項7】
花茎1つ当たりの葉の数量が、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉である、請求項1記載のガーベラ植物体。
【請求項8】
植物体によって産生される実質的にすべての花茎が、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を含む、請求項7記載の多葉花茎ガーベラ植物体。
【請求項9】
花茎の葉が、
(i)(a)少なくとも40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200mmの、または、40mmから200mmの間の任意の整数の、または、200mmを上回る長さ、および(b)少なくとも4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60mmの、または、4mmから60mmの間の任意の整数の、または、60mmを上回る幅という範囲にわたる小型から超大型までのサイズであり、かつ
(ii)花茎に沿って均等にまたは花茎の上半分に沿ってのいずれかで分布している、
請求項7または8記載の多葉花茎ガーベラ植物体。
【請求項10】
植物体が、G.アベルダリカ(G. aberdarica)、G.アビシニカ(G. abyssinica)、G.アンビグア(G. ambigua)、G.アナンドリア(G. anandria)、G.アスプレニイフォリア(G. aspleniifolia)、G.オーランティアカ(G. aurantiaca)、G.ボジェリ(G. bojeri)、G.ボナティアナ(G. bonatiana)、G.ブラクテアタ(G. bracteata)、G.ブレヴィペス(G. brevipes)、G.バーチェリイ(G. burchellii)、G.ブルマンニ(G. burmanni)、G.カンドレイ(G. candollei)、G.カヴァレリエイ(G. cavaleriei)、G.チレンシス(G. chilensis)、G.シネラリア(G. cineraria)、G.コンナータ(G. connata)、G.コンラティー(G. conrathii)、G.コルダタ(G. cordata)、G.コロノピフォリア(G. coronopifolia)、G.カーヴィスクアマ(G. curvisquama)、G.デラヴァイ(G. delavayi)、G.ディスカラー(G. discolor)、G.ディヴェルシフォリア(G. diversifolia)、G.エレガンス(G. elegans)、G.エリプティカ(G. elliptica)、G.エミルネンシス(G. emirnensis)、G.フェルギネア(G. ferruginea)、G.フラヴァ(G. flava)、G.ガルピニー(G. galpinii)、G.グランデュローサ(G. glandulosa)、G.ヘンリー(G. henryi)、G.ヒエラキオイデス(G. hieracioides)、G.ヒルスタ(G. hirsuta)、G.ヒポカエリドイデス(G. hypochaeridoides)、G.インテグラリス(G. integralis)、G.インテグリペタラ(G. integripetala)、G.ジャメソニイ(G. jamesonii)、G.ノリンギアナ(G. knorringiana)、G.コカニカ(G. kokanica)、G.クラウシー(G. kraussii)、G.クンゼアナ(G. kunzeana)、G.ラセイ(G. lacei)、G.ラガスカエ(G. lagascae)、G.ラヌギノサ(G. lanuginosa)、G.ラシオパス(G. lasiopus)、G.レアンドリイ(G. leandrii)、G.レイオカルパ(G. leiocarpa)、G.ロイコトリクッス(G. leucothrix)、G.リジアンゲンシス(G. lijiangensis)、G.リンチイ(G. lynchii)、G.マクロセファラ(G. macrocephala)、G.ネパレンシス(G. nepalensis)、G.ネルヴォサ(G. nervosa)、G.ニヴェア(G. nivea)、G.パルヴァ(G. parva)、G.ペレグリナ(G. peregrina)、G.ペリエリ(G. perrieri)、G.ペタシティフォリア(G. petasitifolia)、G.ピロセロイデス(G. piloselloides)、G.プランタギネア(G. plantaginea)、G.プリカタ(G. plicata)、G.ポドフィラ(G. podophylla)、G.プテロドンタ(G. pterodonta)、G.プルヴィナタ(G. pulvinata)、G.プミラ(G. pumila)、G.ランディー(G. randii)、G.ラファニフォリア(G. raphanifolia)、G.ルフィコマ(G. ruficoma)、G.サキサティリス(G. saxatilis)、G.セミフロスキュラリス(G. semifloscularis)、G.セロティナ(G. serotina)、G.スペシオサ(G. speciosa)、G.タナンティー(G. tanantii)、G.トメントサ(G. tomentosa)、G.ツベロサ(G. tuberosa)、G.ウシナタ(G. uncinata)、G.ヴィリディフォリア(G. viridifolia)、G.ウェルウィチー(G. welwitschii)およびG.ライティー(G. wrightii)からなる群より選択される、請求項1、4、または7記載の多葉花茎ガーベラ植物体。
【請求項11】
花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉の測定数として定義される花茎1つ当たりある程度の群葉を有する花茎を、観察、測定、および比較することを含む、1つまたは複数の花茎を産生する多葉花茎ガーベラ植物体を育種する方法であって、以下の段階を含む方法:
a.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第1の一重型ガーベラ植物体を、雄性または雌性の親株のいずれかとして、以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しないガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第2のガーベラ植物体;
b.F1子孫をスクリーニングする段階;
c.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF1子孫を選択する段階;
d.該F1子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第2のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第3のガーベラ植物体;
e.F2子孫をスクリーニングする段階;
f.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF2子孫を選択する段階;
g.該F2子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第3のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第4のガーベラ植物体;
h.F3子孫をスクリーニングする段階;
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF3子孫を選択する段階;
j.該F3子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第4のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第5のガーベラ植物体;
k.F4子孫をスクリーニングする段階;
l.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF4子孫を選択する段階;
m.該F4子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第5のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第6のガーベラ植物体;
n.F5子孫をスクリーニングする段階;
o.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF5子孫を選択する段階;
p.該F5子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第6のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第7のガーベラ植物体;
q.F6子孫をスクリーニングする段階;
r.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF6子孫を選択する段階;
s.該F6子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第7のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第8のガーベラ植物体;および
t.F7子孫をスクリーニングする段階;
u.多葉花茎子孫を選択する段階。
【請求項12】
花茎1つ当たり少なくとも5枚またはそれ以上の完全または部分的な葉の測定数として定義される花茎1つ当たりある程度の群葉を有する花茎を、観察、測定、および比較することを含む、1つまたは複数の花茎を産生する多葉花茎ガーベラ植物体を育種する方法であって、以下の段階を含む方法:
a.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第1の一重型ガーベラ植物体を、雄性または雌性の親株のいずれかとして、以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第2のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するガーベラ植物体;
b.F1子孫をスクリーニングする段階;
c.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF1子孫を選択する段階;
d.該F1子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第3のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第2のガーベラ植物体;
e.F2子孫をスクリーニングする段階;
f.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF2子孫を選択する段階;
g.該F2子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第4のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第3のガーベラ植物体;
h.F3子孫をスクリーニングする段階;
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF3子孫を選択する段階;
j.該F3子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第5のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第4のガーベラ植物体;
l.F4子孫をスクリーニングする段階;
m.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF4子孫を選択する段階;
n.該F4子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第6のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第5のガーベラ植物体;
o.F5子孫をスクリーニングする段階;
p.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF5子孫を選択する段階;
q.該F5子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有しない第7のガーベラ植物体;または
ii.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有する第6のガーベラ植物体;
r.F6子孫をスクリーニングする段階;
s.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するF6子孫を選択する段階;
t.該F6子孫を以下のものと交配する段階:
i.その遺伝的バックグラウンドに多葉花茎形質を有するガーベラ植物体;および
u.F7子孫をスクリーニングする段階;
v.多葉花茎子孫を選択する段階。
【請求項13】
第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7または第8のガーベラ植物体が、同じまたは異なる栽培品種である、請求項11または12記載の方法。
【請求項14】
請求項11または12記載の方法のうち1つによって生産される、花茎1つ当たり少なくとも5枚、約30枚まで、または30枚を上回る完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を有するガーベラ植物体。
【請求項15】
請求項11または12記載の方法のうち1つによって生産される、花茎1つ当たり、少なくとも5、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30枚の、または、5枚から30枚の間の任意の整数の、または、30枚を上回る、完全または部分的な葉を有する1つまたは複数の花茎を有するガーベラ植物体。
【請求項16】
蕾ステージ3の時点で収穫することおよびそれらを消費者が購入できるようにすることを含む、ガーベラの花を販売する方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図2F】
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【図2G】
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【図2H】
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【図2I】
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【図2J】
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【図2K】
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【図2L】
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【図2M】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図3F】
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【図3G】
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【図3H】
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【図3I】
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【図3J】
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【図3K】
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【図3L】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図4G】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図18C】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【図20A】
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【図20B】
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【図20C】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図22A】
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【図22B】
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【図22C】
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【図23A】
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【図23B】
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【図23C】
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【図24A】
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【図24B】
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【図24C】
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【図25A】
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【図25B】
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【図25C】
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