説明

多重自動ロック式紙箱

【課題】 奥行きに対する幅の比率が大きい場合にも、コストアップを伴うことなく自動ロックが可能で、かつ充填後には収容物の抜き取りや改ざんを防止可能な多重自動ロック式紙箱を提供する。
【解決手段】 箱を起こした後に逆方向に戻らないようにロックし合うことにより底板を平面状に保持するとともに箱形を維持するためのタブ64、74は、完成した箱形における底面のセンター位置からいずれか一方の端に近づく方向にずれた位置でロックし合うように各底板フラップ60、70から突出しており、さらにセンター位置から他方の端に近づく方向にずれた間の位置で係止し合うように各底板フラップ60、70にはそれぞれ係止突起66、係止溝76が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動ロック式紙箱に関し、特に奥行きに対する幅の比率が大きい場合にも自動ロックが可能で、かつ充填後には収容物の抜き取りや改ざんを防止可能な多重自動ロック式紙箱に関する。
【背景技術】
【0002】
本件発明者は既存ラインで使用可能であり、かつ充填後の収容物の抜き取りや改ざんを防止することのできる自動ロック式紙箱を考案し、実用新案登録第3107562号公報において開示した。この自動ロック式紙箱は、平面視側方向の長さが端方向の長さより長い長方形であって、相互に対向する一対の左右側板と、各左右側板と側縁同士が接続された相互に対向する一対の前後端板と、いずれか一つ以上の左右側板及び前後端板に上縁において接続された蓋板と、各左右側板の各下縁にそれぞれ接続された一対の底板フラップと、いずれか一方の底板フラップに接着され、各前後端板の各下縁においてそれぞれ接続された一対の接着フラップとが相互に部分的に重なり合ってなる底板とから形成される箱形である。そして、各板が平面的な折り畳み状態から、立体的な箱形を形成するために各左右側板と前後端板とが直角になる方向に起こすと、各底板フラップから突出した一組のタブが相互に接近していき、さらにすれ違って、逆方向に戻らないようにロックし合うことにより底板を平面状に保持するとともに箱形が維持される。各タブの根本にスライド縁を設けるとともに、タブの形状を調整して、紙箱の底面を押し込んだとしても各スライド縁同士がスライドしてタブまたは底板フラップを破壊しない限り底を開くことができないように構成されている。
【0003】
このような自動ロック紙箱は、タブによるロック位置が底板のセンターなので、平面視側方向の長さ(幅)と端方向の長さ(奥行き)との比が3:1を超えるような横長タイプの紙箱に適用した場合、ロック位置から両端までの間の距離が長くなるため、その間で2枚の底板フラップの間に隙間が生ずることが懸念された。これを解決するために、底板フラップの長さを長くしたり筋罫を入れて立ち上げたりする対策が考えられた。しかし用紙が多く必要となるために、コストアップを伴っていた。
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3107562号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
よって本発明の目的は、特に奥行きに対する幅の比率が大きい場合にも、コストアップを伴うことなく自動ロックが可能で、かつ充填後には収容物の抜き取りや改ざんを防止可能な多重自動ロック式紙箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、平面視側方向の長さが端方向の長さの3倍以上である長方形であって、相互に対向する一対の左右側板と、各左右側板と側縁同士が接続された相互に対向する一対の前後端板と、いずれか一つ以上の左右側板及び前後端板に上縁において接続された蓋板と、各左右側板の各下縁にそれぞれ接続された一対の底板フラップと、いずれか一方の底板フラップに接着され、各前後端板の各下縁においてそれぞれ接続された一対の接着フラップとが相互に部分的に重なり合ってなる底板とから形成される箱形であって、各板が平面的な折り畳み状態から、立体的な箱形を形成するために各左右側板と前後端板とが直角になる方向に起こすと、各底板フラップから突出した一組のタブが相互に接近していき、さらにすれ違って、逆方向に戻らないようにロックし合うことにより底板を平面状に保持するとともに箱形が維持される自動ロック式紙箱において、一組のタブは、完成した箱形における底面のセンター位置からいずれか一方の端に近づく方向にずれた位置でロックし合うように各底板フラップから突出しており、センター位置から他方の端に近づく方向にずれた間の位置で係止し合うように各底板フラップの一方には係止突起を設け、他方には係止溝を設けて多重自動ロック式紙箱を構成した。
【0007】
本発明に係る多重自動ロック式紙箱においては、一組のタブがセンター位置からいずれか一方の端に近づく方向にずれた位置でロックし合い、係止突起と係止溝とがセンター位置から他方の端に近づく方向にずれた位置で係止し合っているので、2枚の底面フラップの間に隙間が生じることはない。
【0008】
係止突起及び係止溝は、一組のタブとは反対の方向について係止し合うように構成することが好ましい。これにより、タブと係止突起及び係止溝との組み合わせがそれぞれ逆方向に2枚の底板フラップのずれを規制することになり、底板フラップがより強固に固定され、また箱の立ち上げ時のオーバーランが防止される。
【0009】
また、係止溝は、同じ底板フラップに設けられた一組のタブの一方から他方の端に向かって延びる重畳縁に設けられており、係止突起は、同じ底板フラップに設けられた一組のタブの他方から他方の端に向かって延びるセンター縁に設けられているように構成することができる。これにより、一組のタブの他方から他方の端に向かって延びるセンター縁と、一組のタブと一方の他方の端との間の重畳縁との間は、深く重なり合うことになり、隙間が生じにくい。
【0010】
さらにまた、係止溝は、同じ底板フラップに設けられた一組のタブの一方から他方の端に向かって延びる重畳縁に設けられており、係止突起は、同じ底板フラップに設けられた一組のタブの他方から他方の端に向かって延びるセンター縁に設けられており、係止突起が設けられている底板フラップと、他方の端に接続されている一方の接着フラップとは、完成した箱形における底面において、一方の接着フラップがいずれの底板フラップよりも外側に重なるように相互に接着され、係止突起が設けられている底板フラップが、一方の接着フラップと係止溝が設けられている底板フラップとの間に挟まれるように延びているように構成されていてもよい。これによって係止突起が設けられている底板フラップは、一方の接着フラップと係止溝が設けられている底板フラップとの間に挟持されるので、2枚の底板フラップの間に隙間が生じにくい。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、本発明に係る多重自動ロック式紙箱によると、奥行きに対する幅の比率が大きい場合にも、コストアップを伴うことなく自動ロックが可能で、かつ充填後には収容物の抜き取りや改ざんを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
奥行きに対する幅の比率が大きい場合にも、コストアップを伴うことなく自動ロックが可能で、かつ充填後には収容物の抜き取りや改ざんを防止する多重自動ロック式紙箱を実現することができる。
【実施例1】
【0013】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る多重自動ロック式紙箱の実施例について詳細に説明する。なお、以下の説明は発明をより深く理解するためのものであって、特許請求の範囲を限定するためのものではない。
【0014】
図1は、本発明に係る多重自動ロック式紙箱の実施例1を示す展開図である。
【0015】
同図において、実施例1の多重自動ロック式紙箱は左側板10、右側板20、前端板30、後端板40、蓋板50、左底板フラップ60、右底板フラップ70、前接着フラップ80及び後接着フラップ90からなる。
【0016】
左側板10と右側板20とは側方(図1視左右方向)の長さは同じで、左側板10の左側縁には糊代12が接続されている。前端板30と後端板40とは同一の形状であるが、紙厚の分だけ前端板30の方が後端板40よりも側方の長さが短くなっている。左側板10と右側板20の側方は、前端板30と後端板40の端方(図1視左右方向)より長いので、箱形が形成されたときには平面視側方(幅)が端方(奥行き)より長い長方形となる。幅と奥行きとの比率は、約3.5対1である。左側板10及び各端板30、40の上縁に接続された各蓋板50は箱形が形成されたときに各側板10、20及び各端板30、40より形成される上面開口部を閉塞する。
【0017】
各側板10、20の各下縁には一対の左底板フラップ60、右底板フラップ70がそれぞれ接続されている。左底板フラップ60と右底板フラップ70には、接着片62、72、タブ64、74及び係止突起66、係止溝76が形成されている。
【0018】
左底板フラップ60のタブ64は、左底板フラップ60の左側縁から側方向に沿って延びる重畳縁68とセンター縁69との間に設けられている。係止突起66は、左底板フラップ60の接着片62から側方向に沿って延びるセンター縁69の間に設けられている。左側板10の下縁からセンター縁69までの長さは紙厚分を考慮して底面の端方向の長さのほぼ2分の1である。左側板10の下縁から重畳縁68までの長さは、センター縁69までのそれよりも長くなっている。後に詳述する図4、5によく示されているように、センター縁69は箱形の底面外側において端方向の中心線にほぼ沿って延び、重畳縁68は箱形の底面内側において右底板フラップ70と重畳している。
【0019】
右底板フラップ70のタブ74は、右底板フラップ70の接着片72から側方向に沿って延びるセンター縁79と重畳縁78との間に設けられている。係止溝76は重畳縁78の途中に凹状に設けられており、係止突起66が紙箱の内面に入り込むことができるようになっている。右側板20の下縁からセンター縁79及び重畳縁78までの長さは、左底板フラップ60のそれらと同様である。
【0020】
各端板30、40の各下縁には一対の前接着フラップ80、後接着フラップ90が接続されており、右底板フラップ70の接着片72の図1視裏面が前接着フラップ80の図1視表面に、左底板フラップ60の接着片62の図1視裏面が後接着フラップ90の図1視表面に接着されて、平面的な状態から起こして箱形を形成するときに底板フラップ60、70と接着フラップ80、90が協働して姿勢を変え、重なり合って一枚の長方形形状を構成するようになっている。
【0021】
図1のような多重自動ロック式紙箱は厚さ0.5mmの厚紙製であって、外形が裁断され、各板の境界には折り目が施され、タブ64、74及び接着片62、72と各底板フラップ60、70との境界には、タブ64、74及び接着片62、72が図1視紙面の下方に向かう方向に折れやすいようにリード罫が施される。次に、通常のサックマシンにより、各底板フラップ60、70及び接着フラップ80、90が図1視紙面の下方に向かう方向に折り返され、接着片62と後接着フラップ90、及び接着片72と前接着フラップ80とが接着され、続いて糊代12と前端板30とが接着されて、保存や運搬に適した平面的な折り畳み状態の多重自動ロック式紙箱が完成する。このような製造工程においては、なんら特殊な工程や特別な治具を必要とすることはない。
【0022】
図2〜4は、図1の多重自動ロック式紙箱が展開状態からサックマシンにより接着された平面的な折り畳み状態から、充填ラインにおいて立体的な箱形の状態に形成される過程を説明するための図であって、それぞれ各蓋板50を省略して示す上面方向から視た一点透視図である。
【0023】
図2は、保存や運搬に適した各板が平面的な折り畳まれた状態から約50%起こした状態を示す。すなわち折り畳み状態では、左側板10と前端板30、及び右側板20と後端板40とがそれぞれほぼ一つの平面になって各板が重畳している。この状態から、隣り合う各側板10、20と端板30、40のそれぞれの間の角度を直角に近づけていくと、各側板10、20及び端板30、40の間に折り畳まれていた各底板フラップ60、70及び接着フラップ80、90が徐々に起きあがり、タブ64、74及び係止突起66、係止溝76がそれぞれ相互に接近していき、タブ64、74は既に相互に接している。このとき、タブ64、74は相互に接することによりそれぞれ底板フラップ60、70よりも上向き方向に折れ曲がっている。
【0024】
図3はさらに進行して、タブ64、74がすれ違ってロックする寸前の状態を示す。係止突起66と係止溝76はかなり接近し、係止突起66は係止溝76の中に入り込んでいる。このとき各底板フラップ60、70はほぼ同一平面を形成しつつあり、隣り合う側板10、20と端板30、40とのそれぞれの間はほぼ90°に近づいている。
【0025】
図4、5は完全な箱形を形成した状態を、各蓋板50を省略して示す上面方向から視た一点透視図及び底面図である。タブ64、74はすれ違って相互にロックしており、係止突起66と係止溝76とは相互に係止し合っている。2枚の底板フラップ60、70はセンター付近にて重畳し合っており、図4では重畳縁68、78が現れるが、図5ではセンター縁69、79及び係止溝76が現れる。
【0026】
以上のような実施例1の多重自動ロック式紙箱によると、それぞれセンターから端方向にずれた位置において、タブ64、74の組のほかに係止突起66と係止溝76によっても各底板フラップ60、70をロックしているので、センター縁69、79に隙間が生じにくい。よって、コストアップを伴うことなく、充填ラインにおいて使用可能であり、かつ改ざんや抜き取りを防止できる紙箱を得ることができる。また、各タブの組は相互に逆方向に各底板フラップ60、70がずれないようにロックするので、より強固に相互に固定され、また起箱時のオーバーランを防止できる。
【実施例2】
【0027】
図6は、本発明に係る多重自動ロック式紙箱の実施例2を示す図1と同様の図である。実施例1と同様の機能を果たす部材には、同じ符号を付して示してある。
【0028】
実施例1と実施例2との相違は、実施例2がいわゆるインターロック式紙箱で、後接着フラップ190と左底板フラップ160との接着方法が異なるため、実施例1における係止溝の形状が異なる点にある。すなわち、完成した箱形(後述の図9、10参照)における底面において、後接着フラップ190が左底板フラップ160よりも外側に重なるように相互に接着され、右底板フラップ170が後接着フラップ190と左底板フラップ160との間に挟まれる。
【0029】
構成上、実施例2と異なる点を挙げる。後接着フラップ190には接着片192が設けられており、左底板フラップ160には接着片が設けられていない。右底板フラップ170の係止溝176は凹状ではなく、係止溝176から後端に向かっては第2センター縁177が設けられている。左底板フラップ160の係止突起166から後端に向かっては、接着片がない分、第2重畳縁167が後端近くまで長く延びている。後接着フラップ190の接着片192の図10視裏面は、左底板フラップ160の表面と接着される。
【0030】
図7〜10は実施例1についての図2〜5と同様の図である。実施例2の多重自動ロック式紙箱を起こしていくと、図7に示すようにタブ164、174は相互に接触し、係止突起166と係止溝176とは相互に接近していく。左底板フラップ160の第2重畳縁167近辺の部分は、図2と比較すると明らかなように、後接着フラップ190よりも上方に重なっている。図8では、タブ164、174は相互にすれ違い、係止突起166と係止溝176とはさらに接近している。このとき、右底板フラップ170の第2センター縁177近辺の部分は、左底板フラップ160の第2重畳縁167が延びているため、左底板フラップ160と後接着フラップ190との間に挟まれる。
【0031】
図9、10の箱形が完成した状態では、箱の内面側にはそれぞれ重畳縁168、178、第2重畳縁167が現れ、底面にはセンター縁169、179、第2センター縁177が現れている。後接着フラップ190は底面に露出している。
【0032】
実施例2の多重自動ロック式紙箱によると、実施例1と同様の効果が得られる。但し実施例1においては係止溝76の形状を凹状にしてセンター縁78と係止突起66とを深く重ね合わせることにより隙間の発生を防止しているのに対し、実施例2においては右底板フラップ170を左底板フラップ160と後接着フラップ190との間で挟持することにより隙間が発生しないようにしている。
【0033】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、適宜変形実施が可能であることは言うまでもない。
【0034】
例えば、実施例1、2では係止突起と係止溝との組は一組であるが、紙箱が細長い場合等には2組以上設けてもよく、タブ2組と係止突起と係止溝1組、またはタブ2組と係止突起と係止溝2組を設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】図1は、本発明に係る多重自動ロック式紙箱の実施例1を示す展開図である。
【図2】図2は、図1の多重自動ロック式紙箱が、平面的な折り畳み状態から、充填ラインにおいて立体的な箱形に形成される過程を説明するための図であって、各蓋板を省略して示す上面方向から視た一点透視図である。
【図3】図3は、図2と同様の図であって、図2よりも箱形の形成が進んだ状態を示す。
【図4】図4は、図1の多重自動ロック式紙箱が箱形を形成した状態を示す図であって、各蓋板を省略して示す上面方向から視た一点透視図である。
【図5】図5は、図4と同じ状態の多重自動ロック式紙箱を示す底面図である。
【図6】図6は、本発明に係る多重自動ロック式紙箱の実施例2を示す展開図である。
【図7】図7は、図6の多重自動ロック式紙箱についての図2と同様の図である。
【図8】図8は、図6の多重自動ロック式紙箱についての図3と同様の図である。
【図9】図9は、図6の多重自動ロック式紙箱についての図4と同様の図である。
【図10】図10は、図6の多重自動ロック式紙箱についての図5と同様の図である。
【符号の説明】
【0036】
10 左側板
20 右側板
30 前端板
40 後端板
60 左底板フラップ
70 右底板フラップ
64、74 タブ
66 係止突起
76 係止溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視側方向の長さが端方向の長さの3倍以上である長方形であって、相互に対向する一対の左右側板と、各左右側板と側縁同士が接続された相互に対向する一対の前後端板と、いずれか一つ以上の左右側板及び前後端板に上縁において接続された蓋板と、各左右側板の各下縁にそれぞれ接続された一対の底板フラップと、いずれか一方の底板フラップに接着され、各前後端板の各下縁においてそれぞれ接続された一対の接着フラップとが相互に部分的に重なり合ってなる底板とから形成される箱形であって、
各板が平面的な折り畳み状態から、立体的な箱形を形成するために各左右側板と前後端板とが直角になる方向に起こすと、各底板フラップから突出した一組のタブが相互に接近していき、さらにすれ違って、逆方向に戻らないようにロックし合うことにより底板を平面状に保持するとともに箱形が維持される自動ロック式紙箱において、
一組のタブは、完成した箱形における底面のセンター位置からいずれか一方の端に近づく方向にずれた位置でロックし合うように各底板フラップから突出しており、
センター位置から他方の端に近づく方向にずれた間の位置で係止し合うように各底板フラップの一方には係止突起を設け、他方には係止溝を設けたことを特徴とする多重自動ロック式紙箱。
【請求項2】
係止突起及び係止溝は、一組のタブとは反対の方向について係止し合う請求項1に記載の多重自動ロック式紙箱。
【請求項3】
係止溝は、同じ底板フラップに設けられた一組のタブの一方から他方の端に向かって延びる重畳縁に設けられており、
係止突起は、同じ底板フラップに設けられた一組のタブの他方から他方の端に向かって延びるセンター縁に設けられている請求項2に記載の多重自動ロック式紙箱。
【請求項4】
係止溝は、同じ底板フラップに設けられた一組のタブの一方から他方の端に向かって延びる重畳縁に設けられており、
係止突起は、同じ底板フラップに設けられた一組のタブの他方から他方の端に向かって延びるセンター縁に設けられており、
係止突起が設けられている底板フラップと、他方の端に接続されている一方の接着フラップとは、完成した箱形における底面において、一方の接着フラップがいずれの底板フラップよりも外側に重なるように相互に接着され、係止突起が設けられている底板フラップが、一方の接着フラップと係止溝が設けられている底板フラップとの間に挟まれるように延びている請求項2に記載の多重自動ロック式紙箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−315709(P2006−315709A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−138760(P2005−138760)
【出願日】平成17年5月11日(2005.5.11)
【出願人】(592211806)新村印刷株式会社 (4)
【Fターム(参考)】