説明

多面体玩具、多面体玩具プログラム及び記録媒体

【課題】ゲームの面白さを増大させることができる、多面体玩具、多面体玩具プログラム、及び多面体玩具プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】多面体玩具1は、立方体状に配置された六面の盤面2と、盤面2に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域3と、升目領域3の画像と同じ種類である少なくとも2種類の互いに同じ画像を表示可能に構成された端部領域4を備える。プレイヤーAの色画像11を表示する端部領域4に隣接すると共に第2の面2Bに設けられた升目領域3を、プレイヤーBが指でタッチする。タッチされた升目領域3は、プレイヤーBの色画像を表示する。プレイヤーAの色画像11を表示する端部領域4は、プレイヤーBの色画像12を表示する他の領域に隣接して挟まれるので、制御部によって、プレイヤーBの色画像12を表示することになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は多面体玩具、多面体玩具プログラム及び記録媒体に関する。詳しくは、例えばオセロ(登録商標)ゲームを行なうことができる多面体玩具、多面体玩具プログラム及び記録媒体に係るものである。
【背景技術】
【0002】
オセロ(登録商標)ゲームは、8×8の計64の升目で構成された盤面に、交互にコマを打ち、相手のコマを挟むと自分のコマの色に変わり、最終的にコマの多い側が勝者となるゲームである。
【0003】
コマの色が反転する点が面白いが、2人より多い人数での対戦ができない等の問題もあり、例えば特許文献1には、盤面上で用いるコマを正6面体として、2人以上が参加できるオセロ(登録商標)ゲームが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−225086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のコマを用いるゲームでは、ゲームの進行が難しく、また、オセロ(登録商標)ゲームにおいて盤面の四隅を押さえてしまうと、勝負がほぼ決まってしまい、四隅が押さえられた時点でゲームの面白さが激減してしまう。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、ゲームの面白さを増大させることができる、多面体玩具、多面体玩具プログラム、及び多面体玩具プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の多面体玩具は、立方体状に配置された六面の盤面と、該盤面に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域と、前記盤面それぞれの四隅に形成された三角形領域と、同三角形領域それぞれの一辺に囲まれて形成された三角形端面領域とで構成されると共に、同三角形領域及び同三角形端面領域が、前記升目領域の画像と同じ種類である少なくとも2種類の互いに同じ画像を表示可能に構成された端部領域とを備える。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、本発明の多面体玩具は、立方体状に配置された六面の盤面と、該盤面に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域とを備える。
【0009】
さらに、上記の目的を達成するために、本発明の多面体玩具プログラムは、電子計算機に、立方体状に配置された六面の盤面を表示する盤面表示機能と、複数の升目領域を前記盤面に表示する升目領域表示機能と、前記盤面それぞれの四隅に三角形領域を表示すると共に、同三角形領域それぞれの一辺に囲まれた三角形端面領域を表示して端部領域を表示する端部領域表示機能と、前記升目領域または前記端部領域が押された場合に、押された領域に、少なくとも2種類の画像のうち1つの画像を表示する画像表示機能とを付与する、電子計算機にインストールされるものである。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、本発明の記録媒体は、電子計算機に、立方体状に配置された六面の盤面を表示する盤面表示機能と、複数の升目領域を前記盤面に表示する升目領域表示機能と、前記盤面それぞれの四隅に三角形領域を表示すると共に、同三角形領域それぞれの一辺に囲まれた三角形端面領域を表示して端部領域を表示する端部領域表示機能と、前記升目領域または前記端部領域が押された場合に、押された領域に、少なくとも2種類の画像のうち1つの画像を表示する画像表示機能とを付与する多面体玩具プログラムを記録した電子計算機読み取り可能なものである。
【0011】
ここで、立方体状に配置された六面の盤面に設けられた(表示された)、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域よって、各盤面を使って同時に複数のプレイヤーが、例えばオセロ(登録商標)ゲームを行なうことができ、また、平面状の1つの盤面と異なり、各盤面の四隅の升目領域の画像も、他の盤面の升目領域の画像で挟むことができる。
【0012】
また、本発明の多面体玩具は、升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方が、一の画像を表示する他の領域に隣接して挟まれた場合に、挟まれた升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方に一の画像を表示させると共に、升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方が、他の画像を表示する他の領域に隣接して挟まれた場合に、挟まれた升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方に他の画像を表示させる制御部を備えるものとすることができる。
【0013】
この場合、例えばオセロ(登録商標)ゲームにおいて、挟まれた領域の画像を、挟んだ領域の画像に自動的に変えることができる。
【0014】
また、本発明の多面体玩具は、升目領域及び端部領域の画像の状態を記録する記録部を備える場合、ゲームを中断した後に、中断時の状態からゲームを再開することができたり、ゲーム開始からの展開を後で確認したりすることができる。
【0015】
また、本発明の多面体玩具は、画像を表示する領域の数を計数する計数部を備える場合、人が、画像を表示する領域の数を数えなくても、勝敗を判定できる。
【0016】
また、本発明の多面体玩具は、計数部が計数した結果を表示する表示部を有するコントローラを備える場合、ゲームの勝敗結果が一目で判り、ゲームの勝敗を把握しやすい。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る多面体玩具は、ゲームの面白さを増大させることができる。
本発明に係る多面体玩具プログラムは、ゲームの面白さを増大させることができる。
本発明に係る記録媒体は、ゲームの面白さを増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の多面体玩具の一例を示す概略図である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断された概略断面図である。
【図3】本発明の多面体玩具を用いて行なわれたゲームの第1状況図である。
【図4】図3に示す第1状況図において升目領域をタッチした直後の状態を示す概略図である。
【図5】本発明の多面体玩具を用いて行なわれたゲームの第2状況図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明の多面体玩具の一例を示す概略図である。また、図2は、図1のA−A線に沿って切断された概略断面図である。
【0020】
本発明の多面体玩具1は、立方体状に配置された六面の盤面2を備える。即ち、盤面2は、天面を構成する第1の面2Aと、第1の面2Aと略直角を成す状態で配置された第2の面2Bと、第1の面2Aや第2の面と略直角を成す状態で配置された第3の面2Cと、第1の面2Aと略直角を成す状態で配置された第4の面2Dと、底面を構成する第5の面2Eと、第2の面2Bと対向して配置された第6の面(図示せず。)とで構成される。
【0021】
また、本発明の多面体玩具1は、盤面2に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域3を備える。
【0022】
また、本発明の多面体玩具1は、盤面2それぞれの四隅に形成された三角形領域4Aと、三角形領域4Aそれぞれの一辺に囲まれて形成された三角形端面領域4Bとで構成されると共に、三角形領域4A及び三角形端面領域4Bが、升目領域3の画像と同じ種類である少なくとも2種類の互いに同じ画像を表示可能に構成された端部領域4を備える。
【0023】
また、升目領域3や端部領域4が表示する画像は、例えば、赤色や黒色などの色画像、文字画像、模様画像、キャラクター画像である。
【0024】
また、端部領域4を構成する、三角形領域4A及び三角形端面領域4Bは、升目領域3の画像と同じ種類である少なくとも2種類の互いに同じ画像を表示可能なので、例えば、升目領域3が、赤色と黒色の2種類の色画像を表示するのであれば、三角形領域4A及び三角形端面領域4Bも、赤色と黒色の2種類の色画像を表示し、さらに、三角形領域4A及び三角形端面領域4Bは、互いに同じ画像を表示するので、端部領域4は全体として、赤一色若しくは黒一色となる。
【0025】
また、本発明の多面体玩具1は、升目領域3及び端部領域4のうち少なくとも一方が、一の画像を表示する他の領域に隣接して挟まれた場合に、挟まれた升目領域3及び端部領域4のうち少なくとも一方に一の画像を表示させると共に、升目領域3及び端部領域4のうち少なくとも一方が、他の画像を表示する他の領域に隣接して挟まれた場合に、挟まれた升目領域3及び端部領域4のうち少なくとも一方に他の画像を表示させる制御部5を備える。
【0026】
例えば、赤色画像を表示する一つの升目領域が、黒色画像を表示する他の領域(2つの升目領域、若しくは升目領域と端部領域)に隣接して挟まれた場合、制御部5は、挟まれた升目領域に黒色画像を表示させる。
また例えば、赤色画像を表示する一つの升目領域と赤色画像を表示する一つの端部領域が連続しており、これら領域が、黒色画像を表示する他の領域(2つの升目領域)に隣接して挟まれた場合も、制御部5は、挟まれた升目領域と端部領域に黒色画像を表示させる。
【0027】
即ち、一つの領域が他の領域に挟まれた場合のみならず、複数の連続した領域が他の領域に挟まれた場合でも、挟まれた領域は、挟んだ他の領域の画像を表示させられる。
【0028】
また、本発明の多面体玩具1は、升目領域3及び端部領域4の画像の状態を記録する記録部6を備える。即ち、記録部6は、どの位置の升目領域3や端部領域4に、どのような画像が表示されているかを記録する。
【0029】
また、本発明の多面体玩具1は、画像を表示する領域の数を計数する計数部7を備える。即ち、例えば赤色画像を表示する領域の数や、黒色画像を表示する領域の数を計数する。
【0030】
また、図2に示すように、制御部5、記録部6、及び計数部7は、盤面2に囲まれた内側に配置されている。なお、図2では、便宜上、制御部5、記録部6、及び計数部7は、盤面2を構成する第3の面2Cにしか接続されていないが、第1の面〜第6の面の全てに接続して、六面全てについて、制御、記録、及び計数を行なう。
【0031】
また、本発明の多面体玩具1は、計数部7が計数した結果を表示する表示部9を有するコントローラ8を備える。
また、盤面2とコントローラ8は、無線で通信が可能であり、計数部7が計数した結果情報は、盤面2からコントローラ8へと送信される。
図1に示す例では、升目領域3も端部領域4も画像を表示していないので、コントローラ8の表示部9には、「0」が表示されている。
【0032】
また、本発明の多面体玩具1は、盤面2に囲まれた内側に搭載されたコンピュータ10を備えており、プレイヤーは、コンピュータと対戦することができる。
【0033】
コントローラ8の表示部9はタッチパネル式であり、表示部9に表示された設定ボタンを押すと、各種の設定画面が表示部9に表示される。
また、設定画面で設定した情報は、無線で盤面2に送信される。
【0034】
例えば、設定画面では、プレイヤー同士の対戦か、プレイヤー対コンピュータの対戦かを選択できる。
また、設定画面では、各プレイヤーの画像(色、模様、キャラクター)を選択できる。
また、設定画面では、コンピュータとの対戦時の難易度(初級、中級、上級)と、対戦数を選択できる。
【0035】
また、設定画面では、計数部7が計数した結果と、残り領域数とに基づいて、逆転不可能な場合にゲームを終了し、勝者を表示するよう設定できる。
【0036】
また、設定画面では、初級若しくは中級のコンピュータとの対戦において、コンピュータの一手を無効にできる(待ったをかけることができる)よう設定できる。
【0037】
また、設定画面では、各プレイヤーの持ち時間、コンピュータの持ち時間の有無の設定や、具体的な持ち時間を設定できる。
【0038】
また、コントローラ8でパスワードを入力すると、記録部6が、升目領域3及び端部領域4の画像の状態を記録し、ゲームを再開する場合には、パスワードを再度入力する。
【0039】
また、上級のコンピュータとの対戦に勝利した場合、上級よりも上の難易度(最上級)のコンピュータと対戦するための対戦パスワードが表示部9に表示され、対戦パスワードを入力すると、最上級のコンピュータと対戦できる。
【0040】
また、表示部9には、コントローラ8や盤面2等のバッテリー残量が表示される。
【0041】
図3は、本発明の多面体玩具を用いて行なわれたゲームの第1状況図である。また、図4は、図3に示す第1状況図において升目領域をタッチした直後の状態を示す概略図である。さらに図5は、本発明の多面体玩具を用いて行なわれたゲームの第2状況図である。
【0042】
図3に示すように、第1の面2Aの四隅の1つと、第2の面2Bの四隅の1つと、第3の面2Cの四隅の1つとに及んで位置する端部領域4は、プレイヤーAの色画像11を表示している。
【0043】
また、図3に示すように、プレイヤーAの色画像11を表示した端部領域4に隣接すると共に第1の面2Aに設けられた升目領域3が、プレイヤーBの色画像12を表示している。
【0044】
そして、プレイヤーBの順番であるとき、図3に示すように、プレイヤーAの色画像11を表示する端部領域4に隣接すると共に第2の面2Bに設けられた升目領域3を、プレイヤーBが指でタッチする。
【0045】
すると、図4に示すように、指でタッチされた升目領域3は、プレイヤーBの色画像12を表示する。
【0046】
このとき、プレイヤーAの色画像11を表示する端部領域4は、プレイヤーBの色画像12を表示する他の領域即ち、第1の面2Aに設けられた升目領域3と第2の面2Bに設けられた升目領域3とに隣接して挟まれたことになるので、図5に示すように、挟まれた端部領域4は、制御部によって、プレイヤーBの色画像12を表示することになる。
【0047】
また、本発明の多面体玩具プログラムを電子計算機にインストールすることで、インストールされた電子計算機が、本発明の多面体玩具と同様な機能を備え、以上のようなゲームを行なうことができるようになる。
【0048】
ここで、本発明の多面体玩具が、立方体状に配置された六面の盤面と、盤面に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域とを備えるのであれば、必ずしも盤面それぞれの四隅に形成された三角形領域と、三角形領域それぞれの一辺に囲まれて形成された三角形端面領域とで構成されると共に、三角形領域及び三角形端面領域が、升目領域の画像と同じ種類である少なくとも2種類の互いに同じ画像を表示可能に構成された端部領域を備えていなくてもよい。
【0049】
しかし、本発明の多面体玩具が、このような端部領域を備えていれば、端部領域がない場合よりも、盤面の角部の領域を挟むために選択できる升目領域の数が多いので、好ましい。
【0050】
また、本発明の多面体玩具が、立方体状に配置された六面の盤面と、盤面に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域とを備えるのであれば、必ずしも升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方が、一の画像を表示する他の領域に隣接して挟まれた場合に、挟まれた升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方に一の画像を表示させると共に、升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方が、他の画像を表示する他の領域に隣接して挟まれた場合に、挟まれた升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方に他の画像を表示させる制御部を備えなくてもよい。
【0051】
しかし、本発明の多面体玩具が、このような制御部を備えていれば、例えばオセロ(登録商標)ゲームにおいて、挟まれた領域の画像を、挟んだ領域の画像に自動的に変えることができるので、便利であり好ましい。
【0052】
また、本発明の多面体玩具が、立方体状に配置された六面の盤面と、盤面に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域とを備えるのであれば、必ずしも升目領域及び前記端部領域の画像の状態を記録する記録部を備えなくてもよい。
【0053】
しかし、本発明の多面体玩具が、升目領域及び前記端部領域の画像の状態を記録する記録部を備えていれば、ゲームを中断した後に、中断時の状態からゲームを再開することができたり、ゲーム開始からの展開を後で確認したりすることができるので好ましい。
【0054】
また、本発明の多面体玩具が、立方体状に配置された六面の盤面と、盤面に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域とを備えるのであれば、必ずしも画像を表示する領域の数を計数する計数部を備えなくてもよい。
【0055】
しかし、本発明の多面体玩具が、画像を表示する領域の数を計数する計数部を備えていれば、人が、画像を表示する領域の数を数えなくても、勝敗を判定できるので好ましい。
【0056】
また、本発明の多面体玩具が、立方体状に配置された六面の盤面と、盤面に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域とを備えるのであれば、必ずしもコントローラは、計数部が計数した結果を表示する表示部を有していなくてもよい。
【0057】
しかし、コントローラが、計数部が計数した結果を表示する表示部を有していれば、ゲームの勝敗結果が一目で判り、ゲームの勝敗を把握しやすいので好ましい。
【0058】
以上のように、本発明の多面体玩具は、立方体状に配置された六面の盤面に設けられた、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域を備えているので、各盤面を使って同時に複数のプレイヤーが、例えばオセロ(登録商標)ゲームを行なうことができ、また、平面状の1つの盤面と異なり、各盤面の四隅の升目領域の画像も、他の盤面の升目領域の画像で挟むことができる。
【0059】
また、本発明の多面体玩具プログラムや、多面体玩具プログラムが記録された記録媒体も、電子計算機に、立方体状に配置された六面の盤面を表示する盤面表示機能と、複数の升目領域を盤面に表示する升目領域表示機能を付与するので、平面状の1つの盤面と異なり、各盤面の四隅の升目領域の画像も、他の盤面の升目領域の画像で挟むことができる。
【0060】
従って、本発明の多面体玩具、本発明の多面体玩具プログラム、及び本発明の多面体玩具プログラムが記録された記録媒体は、従来の2次元のオセロ(登録商標)ゲームの枠を超えた遊び方を提供でき、ゲームの面白さを増大させることができる。
【符号の説明】
【0061】

2 盤面
2A 第1の面
2B 第2の面
2C 第3の面
2D 第4の面
2E 第5の面
3 升目領域
4 端部領域
4A 三角形領域
4B 三角形端面領域
5 制御部
6 記録部
7 計数部
8 コントローラ
9 表示部
10 コンピュータ
11 プレイヤーAの画像
12 プレイヤーBの画像

【特許請求の範囲】
【請求項1】
立方体状に配置された六面の盤面と、
該盤面に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域と、
前記盤面それぞれの四隅に形成された三角形領域と、同三角形領域それぞれの一辺に囲まれて形成された三角形端面領域とで構成されると共に、同三角形領域及び同三角形端面領域が、前記升目領域の画像と同じ種類である少なくとも2種類の互いに同じ画像を表示可能に構成された端部領域とを備える
多面体玩具。
【請求項2】
升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方が、一の画像を表示する他の領域に隣接して挟まれた場合に、挟まれた升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方に一の画像を表示させると共に、升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方が、他の画像を表示する他の領域に隣接して挟まれた場合に、挟まれた升目領域及び端部領域のうち少なくとも一方に他の画像を表示させる制御部を備える
請求項1に記載の多面体玩具。
【請求項3】
前記升目領域及び前記端部領域の画像の状態を記録する記録部を備える
請求項1または請求項2に記載の多面体玩具。
【請求項4】
画像を表示する領域の数を計数する計数部を備える
請求項1〜3のいずれか1つに記載の多面体玩具。
【請求項5】
前記計数部が計数した結果を表示する表示部を有するコントローラを備える
請求項4に記載の多面体玩具。
【請求項6】
立方体状に配置された六面の盤面と、
該盤面に設けられると共に、少なくとも2種類の画像を表示可能に構成された複数の升目領域とを備える
多面体玩具。
【請求項7】
電子計算機に、
立方体状に配置された六面の盤面を表示する盤面表示機能と、
複数の升目領域を前記盤面に表示する升目領域表示機能と、
前記盤面それぞれの四隅に三角形領域を表示すると共に、同三角形領域それぞれの一辺に囲まれた三角形端面領域を表示して端部領域を表示する端部領域表示機能と、
前記升目領域または前記端部領域が押された場合に、押された領域に、少なくとも2種類の画像のうち1つの画像を表示する画像表示機能とを付与する
前記電子計算機にインストールされる多面体玩具プログラム。
【請求項8】
電子計算機に、
立方体状に配置された六面の盤面を表示する盤面表示機能と、
複数の升目領域を前記盤面に表示する升目領域表示機能と、
前記盤面それぞれの四隅に三角形領域を表示すると共に、同三角形領域それぞれの一辺に囲まれた三角形端面領域を表示して端部領域を表示する端部領域表示機能と、
前記升目領域または前記端部領域が押された場合に、押された領域に、少なくとも2種類の画像のうち1つの画像を表示する画像表示機能とを付与する多面体玩具プログラムを記録した電子計算機読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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