説明

大口径樹脂袋用原反の製造方法及び製造装置

【課題】 大口径樹脂袋用原反が容易かつ安価に製造できる大口径樹脂袋用原反の製造装置を提供する。
【解決手段】 成形機本体3により溶融加圧された熱可塑性樹脂を、サーキュラダイ4により筒状に押し出しながら圧縮空気により膨張冷却して筒状樹脂フィルム7に成形する少なくとも2基のインフレーション成形機1と、複数の筒状樹脂フィルムを平板状に折り畳み、各筒状樹脂フィルムの一側縁が互いに近接して排出されるよう配置された複数の折込み手段10と、折込み手段より搬入された筒状樹脂フィルムの送り速度を同期させる同期手段12と、重ね代L1,L2を切り離した後の切り離し端7c,7dと重ね代とを互いに重ねた状態で熱溶着することにより、各筒状樹脂フィルムを筒状に接続して大口径樹脂袋用原反7fを形成する溶着手段14とから構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大型かつ大口径の樹脂袋を製作する際に使用する大口径樹脂袋用原反の製造方法及び製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来ゴミ袋やレジ袋等のポリエチレン樹脂や塩化ビニール樹脂等の熱可塑性樹脂よりなる樹脂袋は、例えば特許文献1ないし3に記載のインフレーション樹脂フィルムの製造方法等により製造された筒状の樹脂フィルムを原反として使用している。
前記特許文献1に記載の円筒状フィルムの冷却装置は、熱可塑性樹脂が筒状に押し出される口金の下流側に、外方から円筒状フィルム周面に冷却水を連続的に供給する冷却リングを上下複数段同軸に設け、各上段リングと下段リングとの間を減圧吸引ポンプに連通した円筒状減圧室により連結したもので、円筒状フィルムの外径の変動を少なくした状態で高速で引き取りが可能となる効果を有している。
【0003】
また前記特許文献2に記載のインフレーションフィルムの成形方法は、環状ダイスから押し出されたバブルに、バブルの進行方向に対し向流になるように下向きに第1の冷却ガスを吹き付け、次いでバブル進行方向に対して並流になるように上向きに第2の冷却ガスを吹き付けた後、さらに上向きに第3の冷却ガスを吹き付けるようにしたもので、冷却環で均一に予冷することによりバブルの溶融粘度を高めた状態で緩冷却を行うことにより、厚みむらや、しわ、寸法変動のない透明性に優れたフィルムを成形することができる効果を有している。
【0004】
さらに前記特許文献3に記載のインフレーションフィルムの成形方法は、成形ダイより吐出されるバルブの外周を第1空冷リング、第2空冷リング、この両者を連結する円筒壁、第2空冷リングの上に設けられた環状整流筒を備えた冷却装置で、バルブ内面の冷却を円冷筒を用いて行なうことにより、変形回復性、透明性、高光沢性に優れたフィルムを成形している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特公昭62−6489号公報
【特許文献2】特開平3−40689号公報
【特許文献3】特開平6−122150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ゴミ袋やレジ袋等に使用する樹脂袋は比較的口径が小さいことから、前記特許文献1ないし3に記載のインフレーション樹脂フィルムの製造方法で製造されたインフレーション樹脂フィルムを原反にして樹脂袋を製作するのに適している。
しかし例えば植樹する樹木全体を覆って樹木の養生に使用する樹脂袋や、塗装工事のマスキング等に使用する樹脂袋、荷物等の梱包用に使用する包装用樹脂袋等のような大型かつ大口径の樹脂袋に使用する原反を、前記特許文献1や2に記載の方法で製造する場合次のような問題がある。
すなわち前記特許文献1ないし3に記載のインフレーション樹脂フィルムの製造方法は、インフレーション成形機により加熱溶融した樹脂材料を、環状のダイ(サーキュラダイ)より円筒状に押し出して樹脂チューブとし、この樹脂チューブの内部に空気を吹き込んで樹脂チューブを膨張させながら外周面に空気や水を吹き付けて冷却することにより、筒状の樹脂フィルムを製造している。
【0007】
このため得られた樹脂フィルムを原反として樹脂袋を製造する場合、樹脂袋の口径は樹脂フィルムを製造する際に使用するサーキュラダイの口径により決定されることになり、大口径の樹脂袋を製造しようとすると大口径のサーキュラダイを使用する必要がある。
しかしサーキュラダイを大口径にすると、サーキュラダイより押し出す溶融樹脂の加圧力が増加するため、サーキュラダイととものインフレーション成形機自体も大型となる上、新たに大型のインフレーション成形機を製造しなければならないため、インフレーション成形機が高価となる問題がある。
【0008】
またサーキュラダイより押し出される樹脂チューブの口径が大きくなると、これを冷却する冷却手段も大型となるため、インフレーション成形機及び冷却手段が大型化して、樹脂袋の原反となる樹脂フィルムを製造する装置全体が高価となり、その結果樹脂袋の単価が上がる等の問題がある。
本発明はかかる問題を改善するためになされたもので、大口径樹脂袋用の原反が容易かつ安価に製造できる大口径樹脂袋用原反の製造方法及び製造装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の大口径樹脂袋用原反の製造方法は、少なくとも2基のインフレーション成形機の成形機本体により溶融加圧された熱可塑性樹脂を、サーキュラダイにより筒状に押し出しながら圧縮空気により膨張冷却して筒状樹脂フィルムに成形する工程と、インフレーション成形機により成形された複数の筒状樹脂フィルムを複数の折込み手段により平板状に折り畳み、各筒状樹脂フィルムの一側縁が互いに近接するようにして排出する工程と、折込み手段より搬入された筒状樹脂フィルムの送り速度を同期手段により同期させる工程と、同期手段により送り速度が同期された筒状樹脂フィルムの互いに近接する一側縁より重ね代だけ残して筒状樹脂フィルムをスリット手段により切開する工程と、重ね代を切り離した後の切り離し端と重ね代とを互いに重ねた状態で溶着手段により熱溶着することにより、各筒状樹脂フィルムを筒状に接続して大口径樹脂袋用原反を形成する工程と、大口径樹脂袋用原反を巻き取り手段により巻き取る工程とを具備したことを特徴とするものである。
【0010】
前記方法により、例えば植樹する樹木全体を覆って樹木の養生に使用する樹脂袋や、塗装工事のマスキング等に使用する樹脂袋、荷物等の梱包用に使用する包装用樹脂袋等のような大型かつ大口径の樹脂袋用原反を連続的に生産できるため、生産性が向上する。
またインフレーション成形機や、サーキュラダイより押し出される樹脂チューブを冷却する冷却手段に既存のものが使用できるため設備費の削減と、これに伴う生産コストの削減により樹脂袋が安価に得られるようになる。
【0011】
本発明の大口径樹脂袋用原反の製造装置は、成形機本体により溶融加圧された熱可塑性樹脂を、サーキュラダイにより筒状に押し出しながら圧縮空気により膨張冷却して筒状樹脂フィルムに成形する少なくとも2基のインフレーション成形機と、インフレーション成形機により成形された複数の筒状樹脂フィルムを平板状に折り畳み、各筒状樹脂フィルムの一側縁が互いに近接して排出されるよう配置された複数の折込み手段と、折込み手段より搬入された筒状樹脂フィルムの送り速度を同期させる同期手段と、同期手段により送り速度が同期された筒状樹脂フィルムの互いに近接する一側縁より重ね代だけ残して筒状樹脂フィルムを切開するスリット手段と、重ね代を切り離した後の切り離し端と重ね代とを互いに重ねた状態で熱溶着することにより、各筒状樹脂フィルムを筒状に接続して大口径樹脂袋用原反を形成する溶着手段と、大口径樹脂袋用原反を巻き取る巻き取り手段とから構成したものである。
【0012】
前記構成により、例えば植樹する樹木全体を覆って樹木の養生に使用する樹脂袋や、塗装工事のマスキング等に使用する樹脂袋、荷物等の梱包用に使用する包装用樹脂袋等のような大型かつ大口径の樹脂袋用原反を連続的に生産できるため、生産性が向上する。
またインフレーション成形機や、サーキュラダイより押し出される樹脂チューブを冷却する冷却手段に既存のものが使用できるため設備費の削減と、これに伴う生産コストの削減により樹脂袋が安価に得られるようになる。
【0013】
本発明の大口径樹脂袋用原反の製造装置は、筒状樹脂フィルムの互いに対向する一側縁より重ね代だけ残した位置で筒状樹脂フィルムを切開するカッタと、切開された重ね代を平面に押し開く傾斜側面とからなる第1スリッタ及び第2スリッタとからスリッタ手段を構成すると共に、溶着手段の上流側に、重ね代を切り離した後の切り離し端と重ね代とを互いに重ねた状態で溶着手段へ搬入するガイド手段を設けたものである。
【0014】
前記構成により、少なくとも2基のインフレーション成形機により成形された複数の筒状樹脂フィルムを切開し、かつ切開された重ね代を平面に押し開いて溶着手段の上流側で重ね代を切り離した後の切り離し端と重ね代とを互いに重ね合わせる動作が高速かつ連続的に行えるため、生産性が向上する。
【0015】
本発明の大口径樹脂袋用原反の製造装置は、溶着手段の下流側に、溶着手段により溶着された大口径樹脂袋用原反をさらに中央部分から折り畳んで、大口径樹脂袋用原反の折込み幅を約半分にする折込み手段を設置したものである。
【0016】
前記構成により、折り畳み幅Wを約半分にすることにより、コンパクトに巻き取ることができるため、輸送や保管が容易となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の大口径樹脂袋用原反の製造方法及び製造装置によれば、例えば植樹する樹木全体を覆って樹木の養生に使用する樹脂袋や、塗装工事のマスキング等に使用する樹脂袋、荷物等の梱包用に使用する包装用樹脂袋等のような大型かつ大口径の樹脂袋用原反を連続的に生産できるため、生産性が向上する。
またインフレーション成形機や、サーキュラダイより押し出される樹脂チューブを冷却する冷却手段に既存のものが使用できるため設備費の削減と、これに伴う生産コストの削減により樹脂袋が安価に得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を構成するサーキュラダイ及び冷却手段部分を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を構成する折込み手段の拡大正面図である。
【図4】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を構成する折込み手段の拡大平面図である。
【図5】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を構成する折込み手段の三角板付近を示す拡大正面である。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図7】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を構成する折込み手段及びスリッタ手段の拡大平面図である。
【図8】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を構成する同期手段とスリッタ手段及び溶着手段の概略構成図である。
【図9】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を構成するスリッタ手段を示す拡大正面図である。
【図10】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を構成するスリッタ手段を示す拡大側面図である。
【図11】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置に設けられたガイド手段により筒状樹脂フィルムの切り離し端と重ね代とを互いに重ねた状態を示す説明図である。
【図12】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置を構成する溶着手段の拡大側面図面である。
【図13】図12のE方向からの矢視図である。
【図14】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置に設けられた溶着手段により筒状樹脂フィルムの切り離し端と重ね代とを互いに溶着している状態を示す説明図である。
【図15】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置により製造された大口径樹脂袋用原反の巻き取り形態を示す説明図である。
【図16】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置により製造された大口径樹脂袋用原反を収納箱に収納している状態の説明図である。
【図17】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置の変形例を示す説明図である。
【図18】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置により製造された大口径樹脂袋用原反をさらに折り畳んで、折込み幅を約半分にする変形例を示す説明図である。
【図19】本発明の実施の形態になる大口径樹脂袋用原反の製造装置により製造された大口径樹脂袋用原反をさらに折り畳んで、折込み幅を約半分にした変形例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は複数基、例えば2基のインフレーション成形機1を左右に離間し、かつ対向させて設置することにより構成した大口径樹脂袋用原反の製造装置を示すもので、左右のインフレーション成形機1は、ほぼ同一構成となっている。
各インフレーション成形機1は、床面2に設置された成形機本体3と、成形機本体3より押し出された溶融樹脂を、筒状樹脂フィルム7に成形するサーキュラダイ4と、筒状樹脂フィルム7を冷却する冷却手段5とからなり、冷却手段5の最上部に設けられたの筒状樹脂フィルム排出口5aが互いに対向するようにして、各インフレーション成形機1が床面2に設置されている。
【0020】
成形機本体3は、水平に設けられた筒状のケーシング3aを有していて、加熱手段により加熱されて溶融状態となった熱可塑性樹脂を押し出すスクリュウ(ともに図示せず)が内部に収容されており、ケーシング3aの一端側には、スクリュウを駆動する電動機6と、ポリエチレン樹脂や塩化ビニール樹脂等の熱可塑性樹脂よりなる原料を投入するホッパ3bが設けられている。
ケーシング3aの他端側、すなわち溶融樹脂押し出し側には、上方に向けて溶融樹脂押し出し口3cが突出されていて、この溶融樹脂押し出す口3cにサーキュラダイ4が接続されている。
【0021】
サーキュラダイ4は、成形機本体3の溶融樹脂押し出し口3cより押し出された溶融樹脂を図2に示すように円筒状に押し出す環状ノズル4aを有していて、環状ノズル4aより円筒状に押し出された溶融樹脂は、サーキュラダイ4の中心部に設けられた空気吹き出し口4bより吹き出される圧縮空気により膨張されて、筒状樹脂フィルム7に延伸されながら冷却手段5を上昇するようになっている。
冷却手段5は、塔状の架台5bを有していて、架台5bの上部には、筒状樹脂フィルム7の両縁部を図2の矢印Aに示すようにほぼM字形状に折り畳むガイド板5cがほぼハの字形に設けられており、ガイド板5cの上方に筒状樹脂フィルム7を連続的に引き上げる一対の第1ピンチローラ8が設けられている。
【0022】
サーキュラダイ4には、延伸されながら架台5b内を上昇する筒状樹脂フィルム7の外周面に向けて冷却空気を吹き出す環状の空気吹き出し口4cが設けられていて、この環状の空気吹き出し口4cとサーキュラダイ4の中心部に設けられた空気吹き出し口4bより吹き出される圧縮空気によりガイド板5cに達する前に筒状樹脂フィルム7が冷却固化されるようになっている。
ガイド板5c上方の第1ピンチローラ8は、架台5bの最上部に設置されていて、架台5bに取り付けられた電動機9により回転駆動されるようになっており、第1ピンチローラ8により引き上げられた筒状樹脂フィルム7は、平板状に折り畳まれた状態で筒状樹脂フィルム排出口5aより折込み手段10へ排出されるようになっている。
【0023】
折込み手段10は各インフレーション成形機1毎に設けられていて、架台5bの上部間に横架された上段床5d上に設置されており、左右の折込み手段10の間に、同期手段12とスリッタ手段13及び溶着手段14が収容された筐体15が設置されている。
折込み手段10は、図3及び図4に示すようにほぼ立方体状に形成された枠体10aに、筒状樹脂フィルム7をほぼ中央部よりさらに2つ折する三角板10bと、2つ折された筒状樹脂フィルム7の進行方向を方向変換する上部方向変換ローラ10c及び下部方向変換ローラ10gからなる。
折込み手段10の三角板10bは、筒状樹脂フィルム排出口5a側を底辺とするほぼ正三角形状となっていて、底辺側が高く、そして頂部側が低くなるよう枠体10aに固定されており、両側縁には、上部側より下部側へ順次幅広となる側板10cが折り曲げ形成されている。
【0024】
そして筒状樹脂フィルム排出口5aより排出された筒状樹脂フィルム7が三角板10bの下面に沿って進行する際、三角板10bの先端部により筒状樹脂フィルム7のほぼ中央部分が2つ折されるようになっている。
上部方向変換ローラ10dは、筒状樹脂フィルム7の進行方向に対して45°傾斜された傾斜ローラ10eと、筒状樹脂フィルム7の進行方向と平行する平行ローラ10fとが対になっていて、筒状樹脂フィルム7の進行方向を45°変更するようになっている。
下部方向変換ローラ10gも上部方向変換ローラ10dと同様に、筒状樹脂フィルム7の進行方向に対して45°傾斜された傾斜ローラ10hと、筒状樹脂フィルム7の進行方向と平行する平行ローラ10iとが対になっていて、筒状樹脂フィルム7の進行方向を45°変更するようになっている。
【0025】
三角板10bにより2つ折りされた筒状樹脂フィルム7は、下部方向変換ローラ10gにより進行方向が45°変更さると同時に上方向へ方向変換され、さらに上部方向変換ローラ10dにより筒状樹脂フィルム排出口5aの排出方向と同じ方向変換された後、枠体10aの上部に設けられた第2ピンチローラ10jにより引かれて同期手段12とスリッタ手段13及び溶着手段14が収容された筐体15内に引き込まれるようになっており、筐体15内に引き込まれる際に、左側の折込み手段10より排出される筒状樹脂フィルム7の一側縁7aと右側の折込み手段10より排出される筒状樹脂フィルム7の一側縁7bとが近接するように左右の折込み手段10が図7に示すように位相をずらして配置されている。
【0026】
同期手段12は、左右の折込み手段10より搬出される筒状樹脂フィルム7の送り速度に速度差が生じた場合、この速度差を吸収してスリッタ手段13へ同速度で筒状樹脂フィルム7が進入するようにしたもので、図8の矢印Dに示すように上下方向に移動しながら速度差を吸収する速度差吸収ローラ12aを有しており、速度差吸収ローラ12aにより左右の送り速度が同期された左右筒状樹脂フィルム7は、スリッタ手段13へ送られるようになっている。
スリッタ手段13の左側に位置する第1スリッタ13aと右側に位置する第2スリッタ13bは、図8及び図9に示すように左右対称となるように設置されていて、対向位置に設けられたガイドローラ13cによりガイドされる左右筒状樹脂フィルム7の互いに対向する一側縁より重ね代L1,L2だけ残した位置で第1スリッタ13aにより左側の筒状樹脂フィルム7の上面が、そして第2スリッタ13bにより右側の筒状樹脂フィルム7の下面が切開されるようになっている。
【0027】
第1スリッタ13a及び第2スリッタ13bは、図9及び図10に示すように下方向へ進行する筒状樹脂フィルム7内に位置するように固定された薄板よりなるブラケット13dを有している。
各ブラケット13dの上流側先端部にはエッジが形成されていて、左側の第1スリッタ13aは高速で進行する筒状樹脂フィルム7の上面を切り離すことにより重ね代L1を形成し、右側の第2スリッタ13bは高速で進行する筒状樹脂フィルム7の下面を切り離すことにより重ね代L2を形成するようになっており、ブラケット13dからほぼ垂直に立設されたカッタ取り付け部13eに、上流側が低くかつ下流側が高くなるように形成された直角三角形状のカッタ13fが取り付けられている。
【0028】
そしてカッタ13fにより切開された重ね代L1,L2は、ブラケット13dの一側に立ち上げ形成された傾斜側面13gによりそれぞれ平面に押し開かれた後、左側筒状樹脂フィルム7の重ね代L1は、重ね代L2から切り離された右側筒状樹脂フィルム7の切り離し端7dに、また右側筒状樹脂フィルム7の重ね代L2は、重ね代L1から切り離された左側筒状樹脂フィルム7の切り離し端7cに、溶着手段14の上流側に設けられたガイド手段14aにより図11に示すようにそれぞれ重ね合わされるようになっている。
【0029】
溶着手段14は、左右筒状樹脂フィルム7の重ね代L1,L2が切り離された後の切り離し端7c,7dと重ね合わされた重ね代L1,L2とを圧着して両者をヒートシールするもので、ガイド手段14aの下流側に設けられた一対の圧着板14bと、複数の加熱ローラ14cとからなる。
圧着板14bは図12及び図13に示すように、溶着手段14の中央部を上から下へ高速で通過する左右筒状樹脂フィルム7の内側に進行方向と平行するよう設けられていて、左右筒状樹脂フィルム7の高速走行を阻害しないよう圧着面側の周縁部に傾斜面14mが形成されており、各圧着板14bの圧着面は、筒状樹脂フィルム7の切り離し端7c,7dと重ね代L1,L2の重合面に、左右筒状樹脂フィルム7の内側から当接するようになっている。
【0030】
各圧着板14bの背面は、まだ溶着されていない筒状樹脂フィルム7の切り離し端7c,7dと重ね代L1,L2との隙間から左右筒状樹脂フィルム7内に挿入された支持部材14dの一端側に固着されており、筒状樹脂フィルム7の切り離し端7c,7dと重ね代L1,L2との隙間から筒状樹脂フィルム7の外側に延出された支持部材14dの他端側は、ほぼクランク状に屈曲されていて、他端部は溶着手段14を構成する枠体14eに取り付けられている。
【0031】
溶着手段14は、各圧着板14bの圧着面と対向する位置に断面がほぼコ字型のガイド部材14fが筒状樹脂フィルム7の進行方向と平行するように設けられており、各ガイド部材14fの背面は枠体14eに支持部材14eと隣接するように取り付けられている。
ガイド部材14f背面には、筒状樹脂フィルム7の進行方向に離間して一対のガイドピン14gが水平方向に摺動自在に支承されており、ガイドピン14gの一端はガイド部材14fの開口部に嵌合された軸受部材14hの背面に植設されている。
ガイドピン14gの一端側には、ガイド部材14f背面と軸受部材14h背面との間に位置するように、コイルばねよりなる付勢手段14iが嵌装されていて、これら付勢手段14iにより軸受部材14hが圧着板14b方向へ付勢されていると共に、ガイドピン14gの他端側には、ガイドピン14gが支持部材14eより抜け出すのを防止するストッパ14jが螺装されている。
【0032】
そして軸受部材14hに、複数例えば3個の加熱ローラ14cが左右樹脂フィルム7の進行方向に対し一直線状となるようピン14kにより回転自在に支承されている。
各加熱ローラ14cは、図示しないヒータにより樹脂の溶融温度にまで加熱されていて、圧着板14bの圧着面と加熱ローラ14cとの間を高速で通過する筒状樹脂フィルム7の切り離し端7c,7dと重ね代L1,L2の重合面を図14に示すように圧着して両者を熱溶着することにより、折り畳み状態となった大口径樹脂袋用原反7fが製造されるようになっている。
折り畳み状態で製造された大口径樹脂袋用原反7fは、筐体15の下方に設置された搬送手段16により下方へ引かれるようになっている。
搬送手段16は、冷却手段5の架台5b間に横架された中段床5f上に設置されており、搬送手段16と右側の架台5bとの間には、必要に応じて大口径樹脂袋用原反7fをさらに折り畳む際に使用する折込み手段18が設置されている。
【0033】
搬送手段16は、筐体16a内に大口径樹脂袋用原反7fを牽引する第3ピンチローラ16bと、第3ピンチローラ16bにより筐体16a内に引き込まれた大口径樹脂袋用原反7fを左側の架台5b方向へガイドする複数のガイドローラ16cが設けられている。
そして複数のガイドローラ16cにより搬送手段16より送り出された大口径樹脂袋用原反7fは、架台5bに設置された複数のガイドローラ19を経て架台5bの下部に設けられた第4ピンチローラ20に達し、第4ピンチローラ20により床面2上に設置された巻き取り手段21へ搬入されるようになっている。
巻き取り手段21は、大口径樹脂袋用原反7fをロール状に巻き取るもので、図示しない駆動手段により回転駆動される巻き芯21aが着脱自在に装着されており、巻き芯21aに所定量の大口径樹脂袋用原反7fが巻き取られると、新たな巻き芯21aに交換されて、再び巻き芯21aに大口径樹脂袋用原反7fが巻き取られるようになっている。
なお図1中25はインフレーション成形機1を操作する操作盤、26はインフレーション成形機1の各部の温度を制御したり、表示する温度制御盤である。
【0034】
次に前記構成された大口径樹脂袋用原反の製造装置を使用して大口径樹脂袋用原反7fを製造する方法を説明する。
大口径樹脂袋用原反7fを製造するに当たって、まずポリエチレン樹脂や塩化ビニール樹脂等の熱可塑性樹脂原料を成形機本体3のホッパ3bへ投入し、2基のインフレーション成形機1の運転を同時に開始する。
インフレーション成形機1の運転開始とともに、成形機本体3のケーシング3a内で樹脂原料がヒータにより加熱溶融されると同時に、ケーシング3a内に設けられたスクリュウが電動機6により回転されて、ケーシング3a内の溶融樹脂がスクリュウにより加圧されながら溶融樹脂押し出す口3cよりサーキュラダイ4へと押し出される。
【0035】
サーキュラダイ4へ押し出された溶融樹脂は、サーキュラダイ4の環状ノズル4aより上方へ向けて図2に示すように円筒状に押し出されると共に、環状ノズル4aより押し出された溶融樹脂は、サーキュラダイ4の中心部に設けられた空気吹き出し口4bより吹き出される圧縮空気により膨張されて、筒状樹脂フィルム7に延伸されながら冷却手段5を上昇される。
圧縮空気により延伸及び冷却されながら冷却手段5を上昇した筒状樹脂フィルム7は、架台5bの上部に設けられた一対のガイド板5cに達する前に冷却固化された後、ガイド板5cにより筒状樹脂フィルム7の両縁部がほぼM字形状に折り畳まれながら、ガイド板5cの上方に設けられた第1ピンチローラ8により連続的に引き上げる。
そして第1ピンチローラ8により引き上げられた筒状樹脂フィルム7は、平板状に折り畳まれた状態で筒状樹脂フィルム排出口5aより折込み手段10へ排出される。
【0036】
折込み手段10に連続的に搬入された筒状樹脂フィルム7は、三角板10bの下面に沿って図5に示す矢印C方向へ進行する際、三角板10bの先端部により筒状樹脂フィルム7のほぼ中央部分が2つ折される。
ほぼ中央部部分から2つ折りされた筒状樹脂フィルム7は、下部方向変換ローラ10gにより進行方向が45°変更さると同時に上方向へ方向変換され、さらに上部方向変換ローラ10dにより筒状樹脂フィルム排出口5aの排出方向と同じ方向変換された後、枠体10aの上部に設けられた第2ピンチローラ10jにより引かれて同期手段12とスリッタ手段13及び溶着手段14が収容された筐体15内に引き込まれる。
そして込み手段10より搬出される筒状樹脂フィルム7の送り速度に速度差が生じている場合、図8の矢印Dに示すように上下方向に移動しながら速度差を吸収する速度差吸収ローラ12aにより速度差が吸収されて、筒状樹脂フィルム7が同速度でスリッタ手段13へ進入される。
【0037】
速度差吸収ローラ12aにより左右の送り速度が同期されてスリッタ手段13へ搬入された筒状樹脂フィルム7は、ガイドローラ12b,12cにガイドされてスリッタ手段13の上方に達し、ガイドローラ13cを迂回した後、第1スリッタ13aにより左側の筒状樹脂フィルム7の上面が、そして第2スリッタ13bにより右側の筒状樹脂フィルム7の下面が切開される。
すなわちスリッタ手段13の左側に位置する第1スリッタ13aにより、上下に設けられたガイドローラ13cによりガイドされる左右筒状樹脂フィルム7の互いに対向する一側縁7aより重ね代L1だけ残した位置で筒状樹脂フィルム7の上面が図9に示すように切開され、同時に右側に位置する第2スリッタ13bにより、左右筒状樹脂フィルム7の互いに対向する一側縁7bより重ね代L2だけ残した位置で筒状樹脂フィルム7の下面が切開される。
【0038】
そしてカッタ13fにより切開された重ね代L1,L2は、ブラケット13dの一側に立ち上げ形成された傾斜側面13gにより平面に押し開かれた後、溶着手段14の上流側に設けられたガイド手段14aにより左右の筒状樹脂フィルム7が寄せられて、左側筒状樹脂フィルム7の重ね代L1は、重ね代L2から切り離された後の右側筒状樹脂フィルム7の切り離し端7dに、また右側筒状樹脂フィルム7の重ね代L2は、重ね代L1から切り離された後の左側筒状樹脂フィルム7の切り離し端7cに図11に示すようにそれぞれ重ね合わされる。
【0039】
溶着手段14は図14に示すように、ヒータにより樹脂の溶融温度にまで加熱された複数個の加熱ローラ14により互いに重ね合わされた切り離し端7dと重ね代L1及び切り離し端7cと重ね代L2を圧着し、両者をヒートシールすることによって両側が折り畳み状態となった大口径樹脂袋用原反7fを形成する。
折り畳み状態で形成された大口径樹脂袋用原反7fは、筐体15の下方に設置された搬送手段16の第3ピンチローラ16bにより筐体16a内に引き込まれた後、左側の架台5b方向へガイドする複数のガイドローラ16cによりガイドされて、搬送手段16より送り出される。
搬送手段16より送り出された大口径樹脂袋用原反7fは、架台5bに設置された複数のガイドローラ19を経て架台5bの下部に設けられた第4ピンチローラ20に達し、第4ピンチローラ20により床面2上に設置された巻き取り手段21へ搬入される。
そして駆動手段により回転駆動される巻き芯21aに大口径樹脂袋用原反7fが巻き取られると共に、巻き芯21aに所定量の大口径樹脂袋用原反7fが巻き取られると、新たな巻き芯21aに交換されて、再び巻き芯21aに大口径樹脂袋用原反7fが巻き取られる。
【0040】
以上のように、2基のインフレーション成形機1により同時に成形された筒状樹脂フィルム7は、スリッタ手段13により左右筒状樹脂フィルム7の互いに対向する一側縁より重ね代L1,L2だけ残した位置で筒状樹脂フィルム7が切開された後、左側筒状樹脂フィルム7の重ね代L1は、重ね代L2から切り離された後の右側筒状樹脂フィルム7の切り離し端7dに、また右側筒状樹脂フィルム7の重ね代L2は、重ね代L1から切り離された後の左側筒状樹脂フィルム7の切り離し端7cにそれぞれ重ね合わされ、溶着手段14のヒータにより樹脂の溶融温度にまで加熱された加熱ローラ対14cによりヒートシールされて、両側が折り畳み状態となった大口径樹脂袋用原反7fを連続的に製造するようにしたことにより、例えば植樹する樹木全体を覆って樹木の養生に使用する樹脂袋や、塗装工事のマスキング等に使用する樹脂袋、荷物等の梱包用に使用する包装用樹脂袋等のような大型かつ大口径の樹脂袋用原反が容易かつ効率よく得られるようになる。
【0041】
なお前記方法により製造された大口径樹脂袋用原反を使用して大口径の樹脂袋を製造する方法は、従来の製袋機により樹脂袋を製造する方法と同様なので、その説明は省略する。
また前記実施の形態では、巻き取り手段21に巻き芯21aを装着して、この巻き芯21aに折り畳まれた状態の幅広樹脂フィルムシート7cを巻き取るようにしたが、図15に示すようなかせ21bを装着して、このかせ21bに折り畳まれた状態の大口径樹脂袋用原反7fを巻き取り、巻き取り後かせ21bを抜き取ることにより、巻き取られた
大口径樹脂袋用原反7fを押し潰した状態で収納することができるため、嵩張ることが少ない。
さらに図16に示すように巻き取り手段21の巻き芯21a位置に収納箱22を設置して、この収納は箱2に大口径樹脂袋用原反7fをジグザグ状に折り畳みながら収納してもよい。
また前記実施の形態では、スリット手段13と溶着手段14を同じ筐体15内に設けたが、溶着手段14が大型になる場合は、スリット手段13と溶着手段14を別に設けてもよい。
【0042】
一方図17は、搬送手段16と架台5bの間に設置した折込み手段18により、搬送手段16より送り出された大口径樹脂袋用原反7fをさらに中央部分から図18に示すように折り畳んで、大口径樹脂袋用原反7fの折込み幅を前記実施の形態の折込み幅Wの約半分にした変形例を示すもので、図19に折り畳まれた状態の大口径樹脂袋用原反7fを示す。
このように折り畳み幅Wを約半分のW/2にすることにより、コンパクトに巻き取ることができるため、輸送や保管が容易となる効果が得られる。
なお前記変形例に使用する折込み手段18の構成は、前記実施の形態で説明した折込み手段10と同様なので、その説明は省略する。
【符号の説明】
【0043】
1 インフレーション成形機
3 成形機本体
4 サーキュラダイ
7 筒状樹脂フィルム
7a 筒状樹脂フィルム7の一側縁
7b 筒状樹脂フィルム7の一側縁
7c 筒状樹脂フィルム7の切り離し端
7d 筒状樹脂フィルム7の切り離し端
7f 大口径樹脂袋用原反
10 折込み手段
12 同期手段
13 スリッタ手段
13a 第1スリッタ
13b 第2スリッタ
13f カッタ
13g 傾斜側面
14 溶着手段
14a ガイド手段
18 折込み手段
21 巻き取り手段
L1 重ね代
L2 重ね代

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2基のインフレーション成形機の成形機本体により溶融加圧された熱可塑性樹脂を、サーキュラダイにより筒状に押し出しながら圧縮空気により膨張冷却して筒状樹脂フィルムに成形する工程と、前記インフレーション成形機により成形された複数の筒状樹脂フィルムを複数の折込み手段により平板状に折り畳み、各筒状樹脂フィルムの一側縁が互いに近接するようにして排出する工程と、前記折込み手段より搬入された前記筒状樹脂フィルムの送り速度を同期手段により同期させる工程と、前記同期手段により送り速度が同期された前記筒状樹脂フィルムの互いに近接する一側縁より重ね代だけ残して前記筒状樹脂フィルムをスリット手段により切開する工程と、前記重ね代を切り離した後の切り離し端と前記重ね代とを互いに重ねた状態で溶着手段により熱溶着することにより、各筒状樹脂フィルムを筒状に接続して大口径樹脂袋用原反を形成する工程と、前記大口径樹脂袋用原反を巻き取り手段により巻き取る工程と、を具備したことを特徴とする大口径樹脂袋用原反の製造方法。
【請求項2】
成形機本体により溶融加圧された熱可塑性樹脂を、サーキュラダイにより筒状に押し出しながら圧縮空気により膨張冷却して筒状樹脂フィルムに成形する少なくとも2基のインフレーション成形機と、前記インフレーション成形機により成形された複数の筒状樹脂フィルムを平板状に折り畳み、各筒状樹脂フィルムの一側縁が互いに近接して排出されるよう配置された複数の折込み手段と、前記折込み手段より搬入された前記筒状樹脂フィルムの送り速度を同期させる同期手段と、前記同期手段により送り速度が同期された前記筒状樹脂フィルムの互いに近接する一側縁より重ね代だけ残して前記筒状樹脂フィルムを切開するスリット手段と、前記重ね代を切り離した後の切り離し端と前記重ね代とを互いに重ねた状態で熱溶着することにより、各筒状樹脂フィルムを筒状に接続して大口径樹脂袋用原反を形成する溶着手段と、前記大口径樹脂袋用原反を巻き取る巻き取り手段と、を具備したことを特徴とする大口径樹脂袋用原反の製造装置。
【請求項3】
筒状樹脂フィルムの互いに対向する一側縁より重ね代だけ残した位置で筒状樹脂フィルムを切開するカッタと、切開された前記重ね代を平面に押し開く傾斜側面とからなる第1スリッタ及び第2スリッタとから前記スリッタ手段を構成すると共に、前記溶着手段の上流側に、前記重ね代を切り離した切り離し端と前記重ね代とを互いに重ねた状態で前記溶着手段へ搬入するガイド手段を設けてなる請求項2に記載の大口径樹脂袋用原反の製造装置。
【請求項4】
前記溶着手段の下流側に、前記溶着手段により溶着された前記大口径樹脂袋用原反をさらに中央部分から折り畳んで、大口径樹脂袋用原反の折込み幅を約半分にする折込み手段を設置してなる請求項2または3に記載の大口径樹脂袋用原反の製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2012−796(P2012−796A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−135709(P2010−135709)
【出願日】平成22年6月15日(2010.6.15)
【出願人】(593216066)鈴木化工株式会社 (2)
【Fターム(参考)】