説明

大型トラックの車体と振動防止器との連結装置

【課題】大型トラックの車体と振動防止器との連結装置の提供。
【解決手段】大型トラックの車体と振動防止器との連結装置は、特に、大型トラック底部の後方位置に左右二列で内側方向に口を開いたコ型フレームを配置し、一辺もしくは二辺のコ型フレームと左右後輪間に一つか二つの振動防止装置を設置し、同時に、大型トラックの底部の左右後輪に対応する箇所に係合する重ね板式弾力片を設け、振動防止装置と重ね板式弾力片によって、振動力を軽減し、走行の安全性を向上させることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の大型トラックの車体と振動防止器との連結装置は主に15トントラックの振動防止技術に応用するものである。
【背景技術】
【0002】
一般の小型トラックや中型トラック(15トン未満)には振動防止装置が装着してあるが、15トントラックだけには振動防止装置が装着されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、もし、一般に小型トラックや中型トラック(15トン未満)に装着して使用される型式の振動防止装置を、15トントラックに設置した場合は、重量が下方に掛かった時、運転中に内側タイヤのエッジを摩擦してしまい、タイヤ破裂やタイヤ内側の摩擦率を増加する故、その応用は適さず、やはり克服すべき問題点と欠点が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者は現在関連製品の製造、設計に従事しており、長年にわたる実務経験と心得を蓄積し、伝統的な大型トラックに小型トラックの振動防止装置を装着することにおける問題点と欠点に対し、積極的に創作と改良の精神を加え、完成したものが、本発明の大型トラックの車体と振動防止器との連結装置である。
【発明の効果】
【0005】
本発明の解決問題に応用する技術手段及び公知技術を対照とした効果は、次の通りである。即ち、大型トラック底部の後方位置箇所に左右両列で内側方向に口を開いたコ型フレームを配置し、実際の要望に応じて、一辺もしくは二辺のコ型フレームと後輪間に一つか二つの振動防止装置を設置し、同時に、大型トラックの底部の後輪に対応する箇所に係合する重ね板式弾力片を設け、振動防止装置と重ね板式弾力片の設置によって、次の六つの効果を達成する。
(1)荷台が空もしくは積載している時に関わらず、後輪の飛び跳ね力は大きくない。
(2)振動力を軽減し、走行の安全性を高める。
(3)エアバックより安全で、耐用性に優れる。
(4)デコボコの路面を走行しても安全で心配がない。
(5)曲がる場合の傾斜を助ける補助装置。
(6)大型トラック及び各種車両に適用し、安定性も高い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の組立図である。
【図2】本発明の分解図である。
【図3】本発明の平面組立図である。
【図4】本発明の使用状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本技術に熟知する者が本発明の装置内容と達成すべき効果を深く理解できるように、具体的な実施例を挙げ、並びに、図面を組み合わせた詳細説明を次に行う。
【0008】
大型トラックの車体と振動防止器との連結装置において、図1及び図2に、本発明の組立図と分解図を、図3に、平面組立図を示す。大型トラック10底部の後方位置に左右二列で内側方向に開口のあるコ型フレーム11を配置し、大型トラック10の左右の後輪20には底台21を設け、コ型フレーム11には連結台12を設け、連結台12と底台21のそれぞれには振動防止装置30を嵌着する為のネジ部13、ネジ部22を備え、ナットNで螺着して一体化し、コ型フレーム11の底部と底台21の間には重ね板式弾力片40を設ける。
【0009】
本発明の提供する装置で作製し形成した大型トラックの車体と振動防止器との連結装置を実際に使用操作する状態は、図4の使用状態図の通りとなる。大型トラック10がデコボコ道を走行する場合、振動防止装置30と重ね板式弾力片40によって後輪20の振動力を軽減し、走行の安全性を向上させる。
【0010】
前述した本発明は、大型トラックの車体と振動防止器との連結装置を提供するものであり、本発明者は実際に作製し繰り返しテスト操作した後、本発明の予期する機能と効果を確実に達成することが可能であることを証明し、現在の市場にはまだ見られない「最初の発明」であり、産業上の利用価値を備え、特許の成立要件を満たしている故、茲に特許法の規定に基づき、貴庁に対し特許の出願を行う。
【符号の説明】
【0011】
10 大型トラック
11 コ型フレーム
12 連結台
13 ネジ部
20 後輪
21 底台
22 ネジ部
30 振動防止装置
40 重ね板式弾力片
N ナット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
大型トラックの車体と振動防止器との連結装置において、大型トラック底部の後方位置に左右二列で内側方向に口を開き対称のコ型フレームを配置し、大型トラックの左右の後輪には底台を設け、コ型フレーム内部には連結台を設け、連結台と底台のそれぞれには振動防止装置を嵌着する為のネジ部を備え、ナットで螺着して一体化することを特徴とする大型トラックの車体と振動防止器との連結装置。
【請求項2】
前記大型トラックのコ型フレーム底部と底台間には更に、重ね板式弾力片を設けることを特徴とする請求項1記載の大型トラックの車体と振動防止器との連結装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−241300(P2010−241300A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−93154(P2009−93154)
【出願日】平成21年4月7日(2009.4.7)
【出願人】(509099143)
【Fターム(参考)】