説明

大型部材用溶接装置

【課題】トーチヘッドに接続されるケーブル類の処理を簡潔にし、トーチヘッドの移動があった場合のケーブル類の追従を容易にし、ケーブル類に伸びや捩れが発生しない様にし、溶接の安定化、溶接の高速化を可能とする装置の提供。
【解決手段】先端17aがケーブル支持アーム8に又、基端がケーブルダクトの基端にそれぞれ固定された屈曲自在な第1ケーブルサポート17とを具備し、トーチヘッド10、フィラーワイヤ供給装置15に接続されたケーブル類は第1ケーブルガイド17に掛回された後弛み26を形成して第2ケーブルガイド22に掛渡り、更にケーブル支持アーム18に沿って第1ケーブルサポート17迄配線され、更に該第1ケーブルサポート17に沿って前記基端迄配線された。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大型部材を自動溶接可能な大型部材用溶接装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
大型部材を自動溶接可能な大型部材用溶接装置にあって、例えばアーク溶接用のトーチヘッドでは、トーチヘッドが3次元に移動可能に支持されると共に3次元の位置制御でトーチヘッドが移動され、所要の溶接がなされる。
【0003】
又、トーチヘッドには電力供給ケーブル、シールドガス供給管が接続され、トーチヘッドにアーク発生用の電力が供給されると共にシールドガスが供給される。更にトーチヘッドにはフィラーワイヤ供給装置からフィラーワイヤが供給される様になっており、フィラーワイヤ供給装置には電力供給用のケーブルが接続されている。
【0004】
従って、トーチヘッドは種々のケーブルを引きずり乍ら3次元の移動、場合によっては回転を伴う移動により、溶接を行っている。この為、ケーブル類の重量、及びケーブル類の伸び、捩りによるケーブル類からの反力がトーチヘッドに作用することになり、更に又ケーブル類の伸び、捩りにより、シールドガス等の供給が不安定となり、安定した溶接が困難となる。
【0005】
更に又、近年ではレーザ溶接を並行して実施するハイブリッド溶接法が普及しているが、レーザ溶接用のトーチを具備した場合は、トーチヘッドにレーザを導く為の光ファイバが接続され、一層煩雑なケーブル処理を強いられている。この為、従来の大型部材用溶接装置ではトーチヘッドの高速移動ができないという問題を有していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平10−272570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は斯かる実情に鑑み、トーチヘッドに接続されるケーブル類の処理を簡潔にし、トーチヘッドの移動があった場合のケーブル類の追従を容易にし、ケーブル類に伸びや捩れが発生しない様にし、溶接の安定化、溶接の高速化を可能とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、X方向に延出するX方向ガイドと、該X方向ガイドに垂直に設けられ、該X方向ガイドに沿って移動可能な移動ビームと、該移動ビームに設けられ、Y方向に移動可能なZスライダと、該Zスライダに設けられたトーチヘッドと、該Zスライダに設けられたフィラーワイヤ供給装置と、前記Zスライダの上端に設けられた第1ケーブルガイドと、該第1ケーブルガイドと対応し、前記移動ビームに設けられた第2ケーブルガイドと、前記移動ビームに設けられ、前記X方向ガイドを越えてX方向ガイドの反対側に延出するケーブル支持アームと、X方向ガイドの反対側にX方向ガイド全長に亘って設けられたケーブルダクトと、該ケーブルダクトに収納可能であり、U字状に屈曲され、先端が前記ケーブル支持アームに又、基端が前記ケーブルダクトの基端にそれぞれ固定された、屈曲自在な第1ケーブルサポートとを具備し、前記トーチヘッド、前記フィラーワイヤ供給装置に接続されたケーブル類は前記第1ケーブルガイドに掛回された後弛みを形成して第2ケーブルガイドに掛渡り、更に前記ケーブル支持アームに沿って前記第1ケーブルサポート迄配線され、更に該第1ケーブルサポートに沿って前記基端迄配線された大型部材用溶接装置に係るものである。
【0009】
又本発明は、前記移動ビームの上面にU字状に屈曲されて設けられた屈曲自在な第2ケーブルサポートを具備し、前記Zスライダに給電する給電ケーブルは前記第2ケーブルサポートに沿って配線され、更に前記ケーブル支持アームに沿って配線されて前記先端部に至り、前記第1ケーブルサポートに沿って前記基端に至る様に配線された大型部材用溶接装置に係り、更に又本発明は、前記ケーブル支持アームに溶接電源が設けられ、該溶接電源からの電源ケーブルは前記ケーブル支持アームに沿って前記先端部に至り、前記第1ケーブルサポートに沿って前記基端に至る様に配線された大型部材用溶接装置に係るものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、X方向に延出するX方向ガイドと、該X方向ガイドに垂直に設けられ、該X方向ガイドに沿って移動可能な移動ビームと、該移動ビームに設けられ、Y方向に移動可能なZスライダと、該Zスライダに設けられたトーチヘッドと、該Zスライダに設けられたフィラーワイヤ供給装置と、前記Zスライダの上端に設けられた第1ケーブルガイドと、該第1ケーブルガイドと対応し、前記移動ビームに設けられた第2ケーブルガイドと、前記移動ビームに設けられ、前記X方向ガイドを越えてX方向ガイドの反対側に延出するケーブル支持アームと、X方向ガイドの反対側にX方向ガイド全長に亘って設けられたケーブルダクトと、該ケーブルダクトに収納可能であり、U字状に屈曲され、先端が前記ケーブル支持アームに又、基端が前記ケーブルダクトの基端にそれぞれ固定された、屈曲自在な第1ケーブルサポートとを具備し、前記トーチヘッド、前記フィラーワイヤ供給装置に接続されたケーブル類は前記第1ケーブルガイドに掛回された後弛みを形成して第2ケーブルガイドに掛渡り、更に前記ケーブル支持アームに沿って前記第1ケーブルサポート迄配線され、更に該第1ケーブルサポートに沿って前記基端迄配線されたので、前記トーチヘッドがX,Y,Zの何れの方向に移動しても、該トーチヘッドと前記フィラーワイヤ供給装置とは一体に移動し、フィラーワイヤの供給が安定しており、シールドガス等の供給、導光が安定し、安定した溶接が可能となり、更にケーブル類は、溶接装置を構成する部材に沿って配線されているので、まとまりがよく、配線が溶接作業の障害になることはないという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施例に係る大型部材用溶接装置の正面から見た斜視図である。
【図2】同前大型部材用溶接装置の背面から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
【0013】
図1、図2は本発明に係る大型部材用溶接装置の一例を示しており、1は門型フレームであり、該門型フレーム1の水平ビーム2の一方の側面にはX方向ガイド3が設けられている。前記水平ビーム2には前記X方向ガイド3に沿って移動可能な移動ビーム4が設けられる。該移動ビーム4は水平方向に延出し、前記水平ビーム2に垂直となっている。前記移動ビーム4の一面はY方向ガイド5となっており、該Y方向ガイド5にYスライダ6が移動可能に設けられ、該Yスライダ6にZスライダ7が昇降可能に設けられている。
【0014】
前記移動ビーム4の上面には前記水平ビーム2を越えて延出するケーブル支持アーム8が取付けられ、該ケーブル支持アーム8の上面には溶接電源9が設置されている。
【0015】
前記Zスライダ7の下部には、トーチ取付け部材11が設けられ、該トーチ取付け部材11にトーチヘッド10が取付けられる。本実施例はハイブリッド溶接装置であるので、前記トーチヘッド10はアーク溶接トーチ12及びレーザ溶接トーチ13を有し、該アーク溶接トーチ12及び前記レーザ溶接トーチ13がそれぞれ前記トーチ取付け部材11に取付けられている。又、前記Zスライダ7には棚板14が設けられ、該棚板14にフィラーワイヤ供給装置15が設置されている。
【0016】
前記水平ビーム2のX方向ガイド3とは反対側の面には、水平に延びるケーブルダクト16が前記水平ビーム2の全長に亘って設けられている。前記ケーブルダクト16の断面は上端が開口する凹形状であり、該ケーブルダクト16には第1ケーブルサポート17が収納可能となっている。
【0017】
該第1ケーブルサポート17は合成樹脂製の板が鎖状に屈伸自在に連結され、前記ケーブルダクト16と略同等の全長を有している。前記第1ケーブルサポート17の基端17bは前記ケーブルダクト16の基端に固着され、U字状に折返されると共に先端が前記ケーブル支持アーム8の下面に固着されている。従って、前記第1ケーブルサポート17は、U字屈曲部より下側が前記ケーブルダクト16に収納され、前記ケーブル支持アーム8の移動と共にU字屈曲部が移動する構成となっている。
【0018】
後述する様に、前記第1ケーブルサポート17に沿ってケーブル類(後述)が配設され、ケーブル類は所要箇所で前記第1ケーブルサポート17に固定され、前記第1ケーブルサポート17の変形に追従して変形する様になっている。
【0019】
前記移動ビーム4の上面には、第2ケーブルサポート18が設けられ、該第2ケーブルサポート18は基端が前記ケーブル支持アーム8の取付け部位近傍に固定され、U字状に屈曲された部位の先端は前記Yスライダ6に設けられたサポート支持部19に固着されている。尚、該第2ケーブルサポート18は前記第1ケーブルサポート17と同様な構造を有している。
【0020】
前記Zスライダ7の上端にはL字形のケーブルガイド支持棒21が立設され、該ケーブルガイド支持棒21にはケーブルガイド22が枢支されている。該ケーブルガイド22は凹字断面を有し、半円弧状に形成されており、垂直軸心を中心に回転可能となっている。
【0021】
又、前記移動ビーム4の上面、長手方向の中間位置にケーブルガイド支持柱23が立設され、該ケーブルガイド支持柱23の上端にはケーブルガイド24が枢着されている。該ケーブルガイド24は前記ケーブルガイド22と同一形状であり、垂直軸心を中心に回転可能となっている。
【0022】
次に、ケーブル類の処理について説明する。
【0023】
前記レーザ溶接トーチ13に接続された光ファイバケーブル25は前記ケーブルガイド22に掛回され、弛み26が形成された後、前記ケーブルガイド24に掛回され、更にケーブル支持アーム8に沿って延出され、前記水平ビーム2を越えて前記第1ケーブルサポート17の先端部17aに至る。尚、前記光ファイバケーブル25は前記ケーブルガイド22、前記ケーブルガイド24、前記ケーブル支持アーム8、前記先端部17a等に適宜固定される。
【0024】
前記光ファイバケーブル25は、更に前記第1ケーブルサポート17の内面側に沿って配線され、前記第1ケーブルサポート17の基端17bに固定される。尚、前記光ファイバケーブル25は前記第1ケーブルサポート17の所要箇所に適宜固定される。
【0025】
前記フィラーワイヤ供給装置15に給電する為の給電ケーブル27も、前記ケーブルガイド24と同様な経路で配線され、前記ケーブルガイド22、前記ケーブルガイド24、前記ケーブル支持アーム8、前記第1ケーブルサポート17を経て前記先端部17a等に適宜固定される。
【0026】
前記Zスライダ7を昇降させる為のアクチュエータ、例えば電動モータ、電動シリンダ等に給電する給電ケーブル28は、前記サポート支持部19で固定された後、前記第2ケーブルサポート18に沿って配線され、該第2ケーブルサポート18の所要箇所に適宜固定され、第2ケーブルサポート18の基端に至る。該基端から前記ケーブル支持アーム8に沿って引回され、前記水平ビーム2を越えて前記先端部17aに至る。該先端部17aから前記第1ケーブルサポート17に沿って配線され、前記基端17bに至り、該基端17bで固定される。前記給電ケーブル28についても前記第1ケーブルサポート17の所要箇所で適宜固定される。
【0027】
前記溶接電源9に給電する溶接給電ケーブル29は前記ケーブル支持アーム8に沿って配線され、前記先端部17aに固定された後、前記第1ケーブルサポート17に沿って配線され、前記基端17bで固定される。又、該溶接給電ケーブル29についても、他のケーブル25,27,28と同様、前記第1ケーブルサポート17の所要箇所で適宜固定される。
【0028】
尚、前記アーク溶接トーチ12にシールドガスを供給するガスホースは、特に図示していないが、前記給電ケーブル27と同様な処理で配線される。
【0029】
又、上記したケーブル類は、1本1本固定してもよいが、或は束ねた後固定する様にしてもよい。更に、前記基端17bで固定されたケーブル類は、更に主電源、ガス源、レーザ発光源(何れも図示せず)等に接続される。
【0030】
以下、本発明が実施される大型部材用溶接装置の作動について説明する。
【0031】
先ず、前記トーチヘッド10をX方向に移動させる場合は、前記移動ビーム4が前記X方向ガイド3に沿って移動する。前記移動ビーム4に前記溶接電源9、前記Zスライダ7が設けられているので、前記溶接電源9、前記トーチヘッド10、前記フィラーワイヤ供給装置15は一体に移動する。
【0032】
前記ケーブル支持アーム8の移動と共に前記先端部17aが移動し、前記第1ケーブルサポート17はU字屈曲部が移動する変形をし、ケーブル類も前記第1ケーブルサポート17の変形に追従する。
【0033】
又、前記Zスライダ7がY方向に移動すると、該Zスライダ7への前記給電ケーブル28は、前記第2ケーブルサポート18の変形にあわせて、サポート支持部19の移動に追従する。
【0034】
前記光ファイバケーブル25、前記給電ケーブル27については、前記ケーブルガイド支持棒21が前記ケーブルガイド24に対して水平方向に相対移動するが、移動は前記弛み26によって吸収され、更に前記ケーブルガイド22、前記ケーブルガイド24が前記Zスライダ7の移動に対して回転し、前記ケーブルガイド22と前記ケーブルガイド24間の角度変位を吸収する。
【0035】
前記Zスライダ7がZ方向に移動すると、前記ケーブルガイド22と前記ケーブルガイド24とは上下方向に相対変位する。従って、前記光ファイバケーブル25、前記給電ケーブル27について、前記Zスライダ7と前記移動ビーム4間の上下方向の相対変位は前記弛み26によって吸収される。
【0036】
上記した様に、前記Zスライダ7、即ちトーチヘッド10がX,Y,Zの何れの方向に移動しても、該トーチヘッド10と前記フィラーワイヤ供給装置15及び図示していないが、シールドガスホースとは一体に移動し、前記レーザ溶接トーチ13にレーザを導く光ファイバケーブル25は前記Zスライダ7と一体に移動する構成であるので、フィラーワイヤの供給、シールドガスの供給、及びレーザ光線の光路は安定しており、シールドガス等の供給、導光が安定し、安定した溶接が可能となる。
【0037】
上記説明では、X方向の動き、Y方向の動き、Z方向の動きに分割して説明したが、実際では、X方向の動き、Y方向の動き、Z方向の動きが合成された3次元の動きとなる。一方、ケーブル類は、各部位に於いて一方向のみの追従となる。即ち、上記ケーブル類の引回しに於いて、X方向の動き、Y方向の動き、Z方向の動きにそれぞれ分離してケーブル類が追従する様に構成しているので、ケーブル類に捩り、引張り等現象が生じない。
【0038】
又、ケーブル類は、溶接装置を構成する部材に沿って配線されているので、まとまりがよく、配線が溶接作業の障害になることはない。
【符号の説明】
【0039】
1 門型フレーム
2 水平ビーム
3 X方向ガイド
4 移動ビーム
5 Y方向ガイド
6 Yスライダ
7 Zスライダ
8 ケーブル支持アーム
9 溶接電源
10 トーチヘッド
12 アーク溶接トーチ
13 レーザ溶接トーチ
15 フィラーワイヤ供給装置
16 ケーブルダクト
17 第1ケーブルサポート
17a 先端部
17b 基端
18 第2ケーブルサポート
19 サポート支持部
22 ケーブルガイド
24 ケーブルガイド
25 光ファイバケーブル
26 弛み
27 給電ケーブル
28 給電ケーブル
29 溶接給電ケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
X方向に延出するX方向ガイドと、該X方向ガイドに垂直に設けられ、該X方向ガイドに沿って移動可能な移動ビームと、該移動ビームに設けられ、Y方向に移動可能なZスライダと、該Zスライダに設けられたトーチヘッドと、該Zスライダに設けられたフィラーワイヤ供給装置と、前記Zスライダの上端に設けられた第1ケーブルガイドと、該第1ケーブルガイドと対応し、前記移動ビームに設けられた第2ケーブルガイドと、前記移動ビームに設けられ、前記X方向ガイドを越えてX方向ガイドの反対側に延出するケーブル支持アームと、X方向ガイドの反対側にX方向ガイド全長に亘って設けられたケーブルダクトと、該ケーブルダクトに収納可能であり、U字状に屈曲され、先端が前記ケーブル支持アームに又、基端が前記ケーブルダクトの基端にそれぞれ固定された、屈曲自在な第1ケーブルサポートとを具備し、前記トーチヘッド、前記フィラーワイヤ供給装置に接続されたケーブル類は前記第1ケーブルガイドに掛回された後弛みを形成して第2ケーブルガイドに掛渡り、更に前記ケーブル支持アームに沿って前記第1ケーブルサポート迄配線され、更に該第1ケーブルサポートに沿って前記基端迄配線されたことを特徴とする大型部材用溶接装置。
【請求項2】
前記移動ビームの上面にU字状に屈曲されて設けられた屈曲自在な第2ケーブルサポートを具備し、前記Zスライダに給電する給電ケーブルは前記第2ケーブルサポートに沿って配線され、更に前記ケーブル支持アームに沿って配線されて前記先端部に至り、前記第1ケーブルサポートに沿って前記基端に至る様に配線された請求項1の大型部材用溶接装置。
【請求項3】
前記ケーブル支持アームに溶接電源が設けられ、該溶接電源からの電源ケーブルは前記ケーブル支持アームに沿って前記先端部に至り、前記第1ケーブルサポートに沿って前記基端に至る様に配線された請求項1の大型部材用溶接装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−284699(P2010−284699A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−141252(P2009−141252)
【出願日】平成21年6月12日(2009.6.12)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【出願人】(000198318)株式会社IHI検査計測 (132)
【Fターム(参考)】