説明

大引きの断熱構造

【課題】鋼製大引きの露出部を被覆材にて被覆し、その被覆材を装着状態に保持可能とすると共に、各大引き間に設置される床下断熱材をその被覆材によって保持可能として、高い床下断熱性能と結露防止性能を発揮可能とすることを目的とする。
【解決手段】床下換気式の住宅等の建物の床下部分における鋼製大引き1の露出部に断熱材を施工するに当たり、発泡プラスチック系断熱材を用いて断面形状ほぼ逆Πの字形で材長方向に樋状に成形すると共に、両側面のたとえば下部に水平方向に所定量延出しかつ材長方向に延びる凸部4aを備えた被覆材4を大引き1の下方から外挿して装着し、ついで、コの字形帯状の留め金具5を上方から外挿して爪部5bを被覆材4に食い込ませて被覆材4を保持する。一方、凸部4aは大引き1相互間に配置される床下断熱ボード14を保持することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、床下換気式の住宅等の建物の1階床下部分における鋼製または木製大引きの断熱構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、住宅その他の建物の床組に使用される鋼製大引きの構造に関する改良提案として、たとえば特開2000−73527号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この改良案では、亜鉛・アルミニウム合金による溶融メッキを施した防錆処理鋼板製の角管状に形成された大引きについて、その強度を向上しようとするものであり、大引きの両縦側壁部分に材長方向に2本の凹部を形成すると共に縦方向に複数の補強リブを設けている。また、大引きの上面中央に材長方向に凹溝を設け,上面の垂直剛性を向上している。
【0003】
しかし、鋼製大引きの表面が床下空間に露出した構成であるため、床下換気構造をとる住宅では、大引きが外気の影響、すなわち外気により冷却され、その結果、床合板を止めつけるねじによる冷橋が避けられず、ねじ頭、床上に結露を生じさせるおそれが生じる。
【0004】
また、鋼製大引きが冷却されて床下気温と同じ温度環境になると、床合板が鋼製大引きに沿って線状に冷却され、床全体の熱貫流抵抗が小さくなり室内温度が低くなるため、室内を快適温度に保持するためにはより強い暖房を必要とし、省エネルギーに反することも考えられる。
【0005】
鋼製大引きに対し、従来、木製大引きは、断熱性が高いので、むしろ床下空間に露出されて結露や室内の低温化が懸念されて、対策を要していたのは床合板の方であり、その下面に断熱材を配置する構造がとられていた。
【0006】
一方で、省エネ指向の高まりにより最近では次世代省エネ基準を満足する断熱性能を床面全体に要求されることになり、木製大引きにとっては先の床下断熱材を厚くすることと、場合によっては、木製大引きの断面を大きくすることしか解決の手段はなく、特に熱橋が懸念される鋼製大引きにとって、これを解決できる技術手段はなかった。
【0007】
具体的には、鋼製大引きを外気に露出させないような、たとえば下面への断熱材の取り付けは下向きの荷重に抵抗できる、つまり上から押されても外れて落下しない良好な構造がなかったことと、断熱材を複雑な構造に加工するのは従来技術ではコスト高であったことがあげられる。
【特許文献1】特開2000−73527号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、鋼製大引きの露出部を断熱被覆材にて被覆し、その被覆材を装着状態に保持可能とすると共に、各大引き間に設置される床下断熱材をその被覆材によって保持可能として、高い床下断熱性能を発揮可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、床下換気式の住宅等の建物の1階床下部分における鋼製または木製大引きの露出部に断熱材を施工するに当たり、発泡プラスチック系断熱材を用いて断面形状が上方に開口するコの字形で材長方向に樋状に成形した被覆材を大引きの下方から外挿し装着すると共に、帯状のコの字形留め金具を上方から外挿して被覆材を装着状態に保持することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、被覆材はその両側面の下部または高さ方向中間部に水平方向外方に所定量延出しかつ材長方向に延びる凸部を備え、大引き同士間に配設される床下断熱材を該凸部が保持可能であることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、被覆材を外挿し装着するに当たり、大引きとこれを支持する鋼製束との束支持部においては、該被覆材を材長方向所定長さに切断すると共に材幅方向に二分割し、かつ切り欠き部を形成してなる分割型束支持部被覆材を用いて、束支持部の干渉を避けて材幅方向の両側から束支持部被覆材を挟み込んで被覆することを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、被覆材を外挿し装着するに当たり、大引きとこれを支持する鋼製束との束支持部においては、該被覆材を材長方向所定長さに切断すると共に切り欠き部を形成してなる一体型束支持部被覆材を用いて、該束支持部被覆材との干渉を避けて被覆することを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、留め金具がコの字形の平行脚部の両内側に立設する爪部を備え、被覆材装着後にコの字形の平行脚部を一旦拡げて外挿し、ついで平行脚部を平行状態に復元させて爪部を被覆材に食い込ませて該被覆材の脱落を防止することを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、発泡プラスチック系断熱材が押出し法またはビーズ製法により成形される、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリスチレンフォーム断熱材であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、断熱被覆材により鋼製または木製の大引きの露出部を容易に被覆可能である。そして、被覆材の脱落防止を簡単な構造の留め金具で行えるので被覆材の施工が容易化され、安価でかつ長寿命である。また、被覆材の両側面に設けた凸部により床下断熱ボードを保持できるので、床下全体の断熱材の施工も容易化され、効率よく作業ができる。また、ポリスチレンフォーム断熱材を用いることにより分割被覆材のような複雑な形状になる断熱部材を成形可能となるので、断熱構造および結露防止構造を低コストで実現可能となる。また、万一補修工事が必要な場合が生じても、容易に対応が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明に係る鋼製または木製大引きの断熱構造は、以下のように実施される。
【実施例1】
【0017】
本発明の第1実施例を図1〜図3を参照して説明する。図1(a)〜(d)は断熱被覆された鋼製大引き1の断熱被覆構造の概要を示す説明図である。図1(a)は大引き1の被覆状態を示す外観図であるが、これを支持する鋼製束2の部材の図示は省略している。図1(d)は、平行に設置された2本の大引き1をその端部側から見た断面図である。図1(d)は大引き1の一般部3(支持部を除く位置を一般部という)における被覆状態を示す斜視図である。そして、図1(d)は被覆材4を保持する帯状の留め金具5の斜視図である。図2と図3は大引き1と鋼製束2との束支持部6における分割型と一体型のそれぞれの束支持部被覆材7,8の構造を示す説明図である。
【0018】
床下換気式住宅の床下部分における大引き1の被覆材4の構造および被覆方法を以下に説明する。図1(a)〜(d)に示すように、鋼製大引き1は断面長四角の管状にロール成形され、大引き1の下には、これを支持する鋼製束2が大引き1の材長方向に所定の間隔をおいて配設される。なお、大引き1は鋼製のものに限定されず、木製の大引きであってもよい。鋼製束2は土間コンクリート9上にターンバックル10の下端ねじ部11が固着され、上端ねじ部12(束支持部被覆材)が大引き1の下面部に一体化された補強板1a部に固着される。ターンバックル10の上下に回り止めナット13がそれぞれ取り付けられ、大引き1の取り付け高さ調整後に回り止めされる。
【0019】
大引き1の鋼製束2との束支持部6を除く一般部3には、図1(c)に示すように、例えばビーズ製法によるポリスチレンフォームを用いて、上方に開口するコの字形を呈する断面形状に成形され、長い樋状を呈すると共に両側面の高さ方向中間に水平方向外方に張り出した凸部4aが全長に亘って形成された被覆材4が下方から外挿されて、これにより大引き1が断熱被覆されている。そして、両側面の凸部4aは、図1(b) に示すように、大引き1同士の間に設置される断熱ボード14の両端部を支持している。
【0020】
被覆材4で大引き1を断熱被覆した状態で、図1(a)に示すように、所定の間隔を置いて複数個の留め金具5を上方から装着して被覆材4を保持している。図1(d)に示すように、帯状鋼板製の留め金具5のコの字の平行脚部5aの両内側にはとがった爪部5bが複数個設けられ、この爪部5bを被覆材4に食い込ませて被覆材4の脱落を防止する。留め金具5の詳細構造については後述する(図5)。
【0021】
鋼製束2と大引き1との束支持部6では、図2(e),(f) に示すように、補強板1aをカバーする長さ範囲を、図2(a)〜(d) に示す分割型束支持部被覆材7により被覆する。この分割型束支持部被覆材7もポリスチレンフォームを用いて成形される。
【0022】
図2(c)の断面図に示すように、分割型束支持部被覆材7は、被覆材4を材長方向に補強板1aをカバーする長さに切断されたものを、大引き1の材幅方向に(図で左右に)2分割された形状に形成されている。左右の両半部7a,7bの各底部7cにおける対向部には凸部7dと凹部7eがそれぞれ形成され、共に水平方向に延びて形成されている。
【0023】
そして、大引き1を左右から挟み込んで両半部7a,7bを装着したとき、凸部7dと凹部7eが係合する。図2(b)はこの装着状態を示す。なお、図2(a)は(b)図のa矢視図(平面図)であり、図2(d)は(b)図のb矢視図(側面図)である。
【0024】
この両半部7a,7bの装着時に、凸部7dと凹部7eが鋼製束2の上端ねじ部12と干渉するのを避けるため、それぞれに切り欠き部としての半円形の切り欠き7fが設けられている。図2(a),(b)は装着状態の切り欠き7fを示す。両半部7a,7bを装着した後、分割型束支持部被覆材7同士および一般部3の被覆材4との間に残った(生じた)露出部やすきま部分は埋め込み材等により完全に埋める。
【0025】
図3(a) 〜(d)は束支持部6の被覆材の設計変更例を示す。この変更例では、分割型束支持部被覆材7と異なり、一体物に形成されている。すなわち一体型束支持部被覆材8である。底部8aの一端側に切り欠き部としてのU字形の切り欠き8bが設けられている。装着に当たっては、一般部3を被覆する被覆材4を装着する前に、あらかじめ、一体型束支持部被覆材8のU字形切り欠き8bを鋼製束2の上端ねじ部12に向けて、大引き1の材長方向に差し込んで行う。装着後の露出部やすきまの処理は上記設計例の場合と同様に行う。図3(b)は(c)図のb矢視図(平面図)である。
【0026】
つぎに、被覆材4に用いた前記ビーズ製法によるポリスチレンフォームについて、以下に若干説明する。ビーズ法ポリスチレンフォームは、ポリスチレン樹脂と炭化水素系の発泡剤からなる原料ビーズを予備発泡させた後に、金型に充填し加熱することによって、任意かつ複雑な形状を、容易かつ短時間で成形することができる。発泡倍率は、押出し法の約30倍に対して、約30倍から80倍まで可能であり、原材料も少なくてすみ、独立気泡体も豊富で、安価かつ断熱性能も高い。型枠成形として同じく耐油・耐薬品性のポリプロピレンもあるが、コストが高い。一方、押出し法は、いわゆるボード形状のような矩形断面の断熱材を量産するのに適した製法であり、例えば外断熱工法などの外張り断熱材に用いられている。本発明のような複雑な形状を実現しようとすれば、一旦矩形断面を生産した後、切り出して成形することとなり、手間、材料歩留まり共大きくなり、コストも高価となる。ポリエチレンも押出し法に含まれる。
【0027】
こうして、本実施例によれば、束支持部6を被覆する一体型束支持部被覆材8および一般部3を被覆する被覆材4により、容易に鋼製大引き1の露出部を被覆可能である。そして、被覆材4の保持を簡単な構造の留め金具5を用いて行えるので被覆材4の施工が容易化され、安価でかつ長寿命である。
【0028】
また、被覆材4の両側面に設けた凸部4aにより床下断熱ボード14を保持できるので、床下全体の断熱材の施工も容易化され、効率よく作業ができる。また、ポリスチレンフォーム断熱材を用いることにより分割型束支持部被覆材7のような複雑な形状の断熱部材を成形可能となるので、断熱構造および結露防止構造が低コストで実現可能となる。また、万一補修工事が必要な場合が生じても、容易に対応が可能である。
【実施例2】
【0029】
本発明の第2実施例を図4、図5を参照して説明する。図4(a) 〜(c)は断熱被覆された鋼製大引き1の断熱被構造の概要を示す説明図であり、図4(a)は大引き1の被覆状態を示す外観図であるが、これを支持する鋼製束2部の図示を省略している。図4(b)は平行に設置された2本の大引き1をその端部側から見た断面図である。図4(c)は大引き1の一般部3(支持部を除く)における被覆状態を示す破断斜視図である。
【0030】
本実施例が上記第1実施例と相違する点は被覆材15の構造にあり、その他の構造は同じである。したがって、相違点を主体に説明し、重複する説明は省略する。
【0031】
図4(a)〜(c)に示すように、大引き1の一般部3は、図4(c)に示すように、底部15bの両側に水平方向に張り出した凸部15aが全長に亘って形成されている。大引き1とこれを支持する鋼製束2との束支持部6のたとえば一体型束支持部被覆材8にも同じく底部15bに凸部15aが形成されている。この点が上記第1実施例と相違し、その他の構造は同じである。
【0032】
図5は装着した被覆材4を保持する帯状の鋼製留め金具5の3面図である。留め金具5は上記第1実施例と同じ部材であるが、図5を参照して若干説明を補足する。図5(a)〜(c)に示すように、留め金具5は帯状の薄鋼板をコの字状に折り曲げて構成され、平行脚部5aにはV字形の切込み5cが入れられ、この部を内側へ直角に折り曲げ、爪部5bが2個ずつ形成されている(図5a,c)。そして、平行脚部5aの先端部は同様に直角に折り曲げられて、上記爪部5bよりも若干大きな三角形を呈する大爪部5dが形成されている(図5a,b)。
【0033】
こうして、被覆材4を保持すべく留め金具5を取り付ける際には、留め金具5の平行脚部5aの先端部を拡げて上方から被覆材4にかぶせ、その後、弾性復元力の作用で元のコの字状に復元させて、両側の爪部5b,大爪部5dを被覆材4に食い込ませる。このとき、平行脚部5aの先端部を拡げ易くし弾性復元力を調整するため上辺板部にV字形の切り欠き5eを設けている(図5a)。このようにして、本実施例によっても、上記第1実施例と同様の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】(a)は、本発明の第1実施例における、鋼製大引きの被覆状態を示す外観図、(b)は、2本の大引きをその端部側から見た断面図、(c)は、被覆状態を示す斜視図、(d)は、留め金具の斜視図である。
【図2】(a)〜(f)は第1実施例における、大引きと鋼製束との束支持部における分割型束支持部被覆材の構造を示す説明図である。
【図3】(a)〜(d)は第1実施例における、設計変更例で一体型束支持部被覆材を示す説明図である。
【図4】(a)は、本発明の第2実施例における、鋼製大引きの被覆状態を示す外観図、(b)は、2本の大引きをその端部側から見た断面図、(c)は、被覆状態を示す破断斜視図である。
【図5】(a)〜(d)は第1、第2実施例における留め金具の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
【0035】
1 大引き
1a 補強板
2 鋼製束
3 大引きの一般部
4 被覆材
4a 凸部
5 留め金具
5a 平行脚部
5b 爪部
5c V字形の切込み
5d 大爪部
5e V字形の切り欠き
6 束支持部
7 分割型束支持部被覆材
7a 左半部
7b 右半部
7c 分割型束支持部被覆材の底部
7d 凸部
7e 凹部
7f 半円形の切り欠き(切り欠き部)
8 一体型束支持部被覆材
8a 一体型束支持部被覆材の底部
8b U字形の切り欠き(切り欠き部)
9 土間コンクリート
10 ターンバックル
11 下端ねじ部
12 上端ねじ部(束支持部の部材)
13 回り止めナット
14 断熱ボード
15 被覆材
15a 凸部
15b 被覆材15の底部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床下換気式の住宅等の建物の1階床下部分における鋼製または木製大引きの露出部に断熱材を施工するに当たり、発泡プラスチック系断熱材を用いて断面形状が上方に開口するコの字形で材長方向に樋状に成形した被覆材を大引きの下方から外挿し装着すると共に、帯状のコの字形留め金具を上方から外挿して被覆材を装着状態に保持することを特徴とする大引きの断熱構造。
【請求項2】
前記被覆材はその両側面の下部または高さ方向中間部に水平方向外方に所定量延出しかつ材長方向に延びる凸部を備え、大引き同士間に配設される床下断熱材を該凸部が保持可能であることを特徴とする請求項1に記載の大引きの断熱構造。
【請求項3】
前記被覆材を外挿し装着するに当たり、大引きとこれを支持する鋼製束との束支持部においては、該被覆材を材長方向所定長さに切断すると共に材幅方向に二分割し、かつ切り欠き部を形成してなる分割型束支持部被覆材を用いて、束支持部被覆材との干渉を避けて材幅方向の両側から束支持部被覆材を挟み込んで被覆することを特徴とする請求項1または2に記載の大引きの断熱構造。
【請求項4】
前記被覆材を外挿し装着するに当たり、大引きとこれを支持する鋼製束との束支持部においては、該被覆材を材長方向所定長さに切断すると共に切り欠き部を形成してなる一体型束支持部被覆材を用いて、該束支持部被覆材との干渉を避けて被覆することを特徴とする請求項1または2に記載の大引きの断熱構造。
【請求項5】
前記留め金具がコの字形の平行脚部の両内側に立設する爪部を備え、被覆材装着後にコの字形の平行脚部を一旦拡げて外挿し、ついで平行脚部を平行状態に復元させて爪部を被覆材に食い込ませて該被覆材の脱落を防止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の大引きの断熱構造。
【請求項6】
前記発泡プラスチック系断熱材の製法としては押出し法またはビーズ製法によるものであり、材質としてはポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリスチレンフォームであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の大引きの断熱構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−45996(P2006−45996A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−231258(P2004−231258)
【出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【出願人】(000006655)新日本製鐵株式会社 (6,474)
【出願人】(593020175)一村産業株式会社 (12)
【Fターム(参考)】