説明

大環状C型肝炎セリンプロテアーゼ阻害薬

【課題】新規な大環状化合物、および前記大環状化合物の使用方法に関する。
【解決手段】下記一般式(I)、もしくは(I’)の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグを、薬学的に許容できる担体または賦形剤と組み合わせて含む医薬組成物。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iもしくは式I’の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ
【化1】

[式中、
Jは、存在しない、置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいアルケニレン、置換されていてもよいアルキニレン、−C(O)−、−O−C(O)−、−N(R)−C(O)−、−C(S)−、−C(=NR)−、−S(O)−、−S(O)−または−N(R)−であり;
Aは、それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル;置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいアルコキシ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよい複素環または置換されていてもよい炭素環であり;
各Rは、独立に、
(i)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、−CN、−CF、−N、−NO、−OR、−SR、−SOR、−SO、−N(R)S(O)−R、−N(R)(SO)NR、−NR、−C(O)−OR、−C(O)R、−C(O)NRまたは−N(R)C(O)R
(ii)置換されていてもよいアリール;
(iii)置換されていてもよいヘテロアリール;
(iv)置換されていてもよい複素環;
(v)置換されていてもよい炭素環;または
(vi)それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル
から選択され、
Gは、−E−Rであり;
Eは、存在しない;それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいアルケニレン、置換されていてもよいアルキニレン;または−O−、−S−、−N(R)−、−N(R)S(O)−、−N(R)C(O)−、−N(R)C(O)S(O)−、−OS(O)−、−C(O)S(O)−もしくは−C(O)N(R)S(O)−であり;
pは、0、1または2であり、
は、H;それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル;置換されていてもよい炭素環、置換されていてもよい複素環、置換されていてもよいアリールまたは置換されていてもよいヘテロアリールであり;
およびRは、それぞれ独立に、出現するごとに、
それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル;置換されていてもよいアリール;置換されていてもよいヘテロアリール;置換されていてもよい複素環;置換されていてもよい炭素環;または水素から選択され;
Lは、存在しない、またはそれぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいアルケニレンまたは置換されていてもよいアルキニレンから選択され;
Yは、Nまたは−C(R”)−であり;
A、R、R’および/またはR”は、一緒になって環を形成することができ;
j=0、1、2、3または4であり;
k=0、1、2または3であり;
m=0、1または2であり;
nは、0、1、2、3または4であり;ならびに
【化2】

は、炭素−炭素単結合または二重結合を表し、
YがNであれば、R’は、置換されていてもよい複素環または置換されていてもよい炭素環であり、ならびに2つ以上の縮合環を含み、ならびにR’は、
【化3】

ではなく、
Yが−C(R”)−であれば、R’およびR”は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、それぞれの前記環は置換されていてもよい。]
但し、前記化合物は、tert−ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメートではない。
【請求項2】
R’がHであり、YがNであり、ならびにk=3、j=1であり、ならびにLが存在しない、請求項1の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項3】
が、水素またはハロゲンであり、Eが、−NHS(O)−または−NHS(O)−であり、ならびにRが、それぞれが置換されていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ピリジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはイミダゾリルである、請求項2の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項4】
Jが−C(O)−であり、ならびにAが、O、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい−C−Cアルキル;置換されていてもよいアリール、置換されていてもよい−C−Cアルコキシ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよい−C−C12シクロアルキルまたは置換されていてもよい−C−C12ヘテロシクロアルキルである、請求項2の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項5】
Yが−C(R”)−であり、ならびにR’およびR”が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、それぞれの前記環は置換されていてもよく、ならびにk=3、j=1であり、ならびにLが存在しない、請求項1の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項6】
が、水素またはハロゲンであり、Eが、−NHS(O)−または−NHS(O)−であり、ならびにRが、それぞれが置換されていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ピリジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはイミダゾリルである、請求項5の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項7】
Jが−C(O)−であり、ならびにAが、O、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい−C−Cアルキル;置換されていてもよいアリール、置換されていてもよい−C−Cアルコキシ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよい−C−C12シクロアルキルまたは置換されていてもよい−C−C12ヘテロシクロアルキルである、請求項5の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項8】
R’およびR”が、一緒になって、置換されていてもよいアリールを形成する、請求項5の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項9】
R’およびR”、ならびにそれぞれが結合している原子が、(Rで置換されたアリールを形成し、
各Rが、独立に、
(i)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、−CN、−CF、−N、−NO、−OR、−SR、−SOR、−SO、−NHS(O)−R、−NHS(O)NR、−NR、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NRまたは−N(R)C(O)R
(ii)置換されていてもよいアリール;
(iii)置換されていてもよいヘテロアリール;
(iv)置換されていてもよい複素環;
(v)置換されていてもよい炭素環;または
(vi)それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル
から選択され;
ならびにxが、0、1、2、3または4である、請求項5の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項10】
が、水素またはハロゲンであり、Eが、−NHS(O)−または−NHS(O)−であり、ならびにRが、それぞれが置換されていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ピリジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはイミダゾリルである、請求項5の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項11】
以下から選択される、請求項1の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ
(2)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(イソニコチンアミド)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(3)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(2−フルオロベンズアミド)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(4)N−((2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イル)−5−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド;
(5)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(5−メチルピラジン−2−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(6)N−((2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イル)イソオキサゾール−5−カルボキサミド;
(7)N−((2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イル)チアゾール−4−カルボキサミド;
(8)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(9)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−5,16−ジオキソ−6−(ピリミジン−4−カルボキサミド)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(10)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(11)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(3−フルオロベンズアミド)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(12)tert−ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾフラン−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメート;
(13)N−((2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾフラン−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イル)−5−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド;
(14)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾフラン−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(5−メチルピラジン−2−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(15)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾフラン−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(16)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾフラン−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;および
(17)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾフラン−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−N−(シクロプロピルスルホニル)−5,16−ジオキソ−6−(ピリミジン−4−カルボキサミド)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド。
【請求項12】
以下から選択される、請求項1の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグ
(24)tert−ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメート;
(25)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−N−(シクロプロピルスルホニル)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−6−(ピラジン−2−カルボキサミド)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(26)シクロペンチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメート;
(27)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(28)N−((2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イル)−5−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド;
(29)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(5−メチルピラジン−2−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(30)N−((2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イル)チアゾール−5−カルボキサミド;
(31)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(2−フルオロベンズアミド)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(32)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−N−(シクロプロピルスルホニル)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−6−(ピリダジン−4−カルボキサミド)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(33)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−N−(シクロプロピルスルホニル)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−6−(ピリミジン−4−カルボキサミド)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(34)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(35)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(36)(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−N−(シクロプロピルスルホニル)−6−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−14a−カルボキサミド;
(37)シクロペンチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−2−(2−フルオロフェナントリジン−6−イルオキシ)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメート;
(38)tert−ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−2−(2,9−ジフルオロフェナントリジン−6−イルオキシ)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメート;
(39)tert−ブチル(2R,6S,13aR,14aR,16aS)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)オクタデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメート;
(40)シクロペンチル(2R,6S,13aR,14aR,16aS)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)オクタデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメート;および
(41)tert−ブチル(2R,6S,13aR,14aR,16aS)−5,16−ジオキソ−2−(フェナントリジン−6−イルオキシ)−14a−(チオフェン−2−イルスルホニルカルバモイル)オクタデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメート。
【請求項13】
請求項1の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグの治療有効量を、薬学的に許容できる担体または賦形剤と組み合わせて含む医薬組成物。
【請求項14】
請求項1の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグの治療有効量を対象に投与することを含む、対象におけるウイルス感染の治療方法。
【請求項15】
請求項1の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグを製造する方法であり、
式II:
【化4】

[式中、
Jは、存在しない、置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいアルケニレン、置換されていてもよいアルキニレン、−C(O)−、−O−C(O)−、−N(R)−C(O)−、−C(S)−、−C(=NR)−、−S(O)−、−S(O)−または−N(R)−であり;
Aは、それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル;置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいアルコキシ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよい複素環または置換されていてもよい炭素環であり;
Gは、−E−Rであり;
Eは、存在しない;それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいアルケニレン、置換されていてもよいアルキニレン;または−O−、−S−、−N(R)−、−N(R)S(O)−、−N(R)C(O)−、−N(R)C(O)S(O)−、−OS(O)−、−C(O)S(O)−もしくは−C(O)N(R)S(O)−であり;
pは、0、1または2であり、
は、H;それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル;置換されていてもよい炭素環、置換されていてもよい複素環、置換されていてもよいアリールまたは置換されていてもよいヘテロアリールであり;
各Rは、独立に、出現するごとに、それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル;置換されていてもよいアリール;置換されていてもよいヘテロアリール;置換されていてもよい複素環;置換されていてもよい炭素環;または水素から選択され;
Lは、存在しない、またはそれぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいアルケニレンまたは置換されていてもよいアルキニレンから選択され;
j=0、1、2、3または4であり;
k=0、1、2または3であり;
m=0、1または2であり;ならびに
【化5】

は、炭素−炭素単結合または二重結合を表し、ならびに
LGは、脱離基である。]の化合物と、
式III:
【化6】

[式中、
各Rは、独立に、
(i)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、−CN、−CF、−N、−NO、−OR、−SR、−SOR、−SO、−N(R)S(O)−R、−N(R)S(O)NR、−NR、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NRまたは−N(R)C(O)R
(ii)置換されていてもよいアリール;
(iii)置換されていてもよいヘテロアリール;
(iv)置換されていてもよい複素環;
(v)置換されていてもよい炭素環;または
(vi)それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル
から選択され、
およびRは、それぞれ独立に、出現するごとに、
それぞれO、SもしくはNから選択される0、1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニルまたは置換されていてもよいアルキニル;置換されていてもよいアリール;置換されていてもよいヘテロアリール;置換されていてもよい複素環;置換されていてもよい炭素環;または水素から選択され;
nは、0、1、2、3または4であり;
Yは、Nまたは−CR”であり;
A、R、R’および/またはR”は、一緒になって環を形成することができ;
YがNであれば、R’は、置換されていてもよい複素環、または置換されていてもよい炭素環であり、ならびに2つ以上の縮合環を含み、ならびにR’は、
【化7】

でなく;
Yが−C(R”)−であれば、R’およびR”は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、それぞれの前記環は置換されていてもよい。]の化合物
(但し、前記化合物は、tert−ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)−2−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)キノキサリン−2−イルオキシ)−14a−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−5,16−ジオキソ−1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a−ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアザシクロペンタデシン−6−イルカルバメートではない。)とを反応させることによって式Iの化合物を製造する工程を含む、方法。
【請求項16】
請求項1に記載の式Iの化合物、またはその薬学的に許容できる塩、エステルもしくはプロドラッグの製造方法であり、
【化8】

[式中、
PGはアミノ保護基であり、PGはカルボン酸保護基である。]
を脱保護して、
【化9】

を形成し、次いでそれをH−Gと反応させて、前記化合物を形成することを含む方法。

【公開番号】特開2012−136546(P2012−136546A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−46166(P2012−46166)
【出願日】平成24年3月2日(2012.3.2)
【分割の表示】特願2009−208935(P2009−208935)の分割
【原出願日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【出願人】(503323970)エナンタ ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (25)
【Fターム(参考)】