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天井取付用照明器具
説明

天井取付用照明器具

【課題】低コストで透光カバーの落下を防止することができる天井取付用照明器具を提供する。
【解決手段】天井に取り付けられて、光源を有する照明器具本体と、照明器具本体に下方から装着される透光カバーと、両端部に鉤部が形成された一対のアーム部を有し、中央部に透光カバーへの取付け部が形成された略V字状の線ばねと、を備え、照明器具本体に、線ばねのアーム部が挿通される一対の貫通孔を形成するとともに、貫通孔の裏側に鉤部を係合するばね受け部を形成し、線ばねのアーム部を貫通孔に挿通させた状態で透光カバーを照明器具本体に向けて押し込むことにより、線ばねの弾性で線ばねを貫通孔に保持させて透光カバーを照明器具本体に取り付けるようにした天井取付用照明器具において、ばね受け部15に、上向きの凸壁17を設け、線ばね30のアーム部の鉤部側端部に、凸壁17に係止される係止凹部34を形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、天井に取り付けられた照明器具本体に対して透光カバーが着脱可能とされた天井取付用照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
天井に取り付けられて、光源を有する照明器具本体と、照明器具本体に下方から装着される透光カバーと、両端部に鉤部が形成された一対のアーム部を有し、中央部に透光カバーへの取付け部が形成された略V字状のばね体(Vばね、戻りばね)と、を備え、照明器具本体に、ばね体のアーム部が挿通される一対の貫通孔を形成するとともに、貫通孔の裏側に鉤部を係合するばね受け部を形成し、ばね体のアーム部を貫通孔に挿通させた状態で透光カバーを照明器具本体に向けて押し込むことにより、ばね体の弾性でばね体を貫通孔に保持させて透光カバーを照明器具本体に取り付けるようにした天井取付用照明器具として、特許文献1,2に示されるような構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−339539号公報
【特許文献2】特開2009−9709号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような天井取付用照明器具においては、ばね体が破断することがある。ばね体が破断しても透光カバーが落下しないように、一般的には、透光カバーと照明器具とをつなぐ紐が設けられている。しかし、紐を組み付ける分、製造時の組立の手間がかかる上、透光カバーの重量に耐えうる紐を用いる必要があるのでコストがかかる、という問題があった。
そこで、本発明では、低コストで透光カバーの落下を防止することができる天井取付用照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明では、天井に取り付けられて、光源を有する照明器具本体と、前記照明器具本体に下方から装着される透光カバーと、両端部に鉤部が形成された一対のアーム部を有し、中央部に前記透光カバーへの取付け部が形成された略V字状の線ばねと、を備え、前記照明器具本体に、前記線ばねのアーム部が挿通される一対の貫通孔を形成するとともに、前記貫通孔の裏側に前記鉤部を係合するばね受け部を形成し、前記線ばねのアーム部を前記貫通孔に挿通させた状態で前記透光カバーを前記照明器具本体に向けて押し込むことにより、前記線ばねの弾性で線ばねを前記貫通孔に保持させて前記透光カバーを前記照明器具本体に取り付けるようにした天井取付用照明器具において、前記ばね受け部に、上向きの凸壁を設け、前記線ばねのアーム部の前記鉤部側端部に、前記凸壁に係止される係止凹部を形成したことを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明によれば、線ばねが破断したとしても、アーム部が貫通孔を抜け落ちる際に、係止凹部が貫通孔のすぐ脇に設けた凸壁に係止される。これにより、透光カバーの落下が確実に停止して、透光カバーが完全に落下するおそれはないものとなる。
【0007】
また、請求項2の発明では、前記係止凹部は、前記アーム部と鉤部との間で前記凸壁の頂点部を挟み込むように、前記アーム部の前記鉤部側端部を外側に開いて形成された拘束部を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明によれば、透光カバーが落下した際にも、凸壁が拘束部を確実に保持するので、透光カバーを安定的に支持することが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、低コストで透光カバーの落下を防止することができる天井取付用照明器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態にかかる天井取付用照明器具を下から見た斜視図
【図2】図1に示す天井取付用照明器具を斜め上から見た斜視図
【図3】図1に示す天井取付用照明器具の分解図
【図4】図1に示す天井取付用照明器具の線ばねの拡大図
【図5】図1に示す天井取付用照明器具のばね受け部の拡大図
【図6】線ばねをばね受け部に装着した状態の、天井取付用照明器具の側面図
【図7】透光カバーを照明器具本体に装着した状態の側面図
【図8】従来の線ばねが破断した際に、投光カバーが落下する様子を説明する図
【図9】本発明の一実施形態にかかる線ばねが破断した際に、透光カバーの落下を防止する構造を説明する図
【図10】本発明の実施形態の変形例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符合を付して重複する説明は省略する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態にかかる天井取付用照明器具を下から見た斜視図であり。図2はこの天井取付用照明器具を斜め上から見た斜視図、図3は天井取付用照明器具の分解図、図4は線ばねの拡大斜視図、図5はばね受け部の拡大図である。
【0013】
図1〜3に示すように、天井取付用照明器具は、浴室などの天井に取り付けられて、光源を有する照明器具本体10(以下、本体10と記す)と、本体10に下方から装着される透光カバー20と、を備えている。
【0014】
また、本体10と透光カバー20とは、図2に示すように、略V字状の線ばね30で連結されている。
図4に示すように、線ばね30は、略V字状をなす一対のアーム部31を有しており、アーム部31の基端部に透光カバー20への取付け部32が形成され、一対のアーム部31の両先端部に鉤部33が形成されている。なお、透光カバー20のうち、対称となる2箇所に、それぞれ線ばね30が取り付けられている。
【0015】
本体10には、透光カバー20に取り付けられた線ばね30を挿通させて、アーム部31や鉤部33を本体10の上方に配置するための貫通孔13が形成されている。そして、貫通孔13のすぐ脇には、ばね受け部15が設けられている。ばね受け部15の貫通孔13寄りには、上向きの凸壁17が設けられている。
【0016】
透光カバー20を本体10に装着する際には、まず、線ばね30のアーム部31の先端、すなわち鉤部33を、線ばね30を弾性変形させながら貫通孔13を挿通させて、本体10の上方に到達させて、図6の状態にする。その状態では、鉤部33はばね受け部15に当接しており、透光カバー20は本体10から落下しないように支持されている。
この状態から、透光カバー20を持ち上げると、線ばね30の広がりが貫通孔13によって圧縮されるようにして線ばね30のアーム部31が貫通孔13を挿通する。そして、透光カバー20を完全に持ち上げると、アーム部31のほぼ全体が本体10の上方に到達する(図7の状態)。線ばね30は、アーム部31の基端部から先端部にかけて広がる形状であるから、この状態で線ばね30は貫通孔13による圧縮変形が解除されて、アーム部31は貫通孔13の上方で広がっている。これにより、線ばね30は貫通孔13に弾性的に保持され、透光カバー20が落下しないようになる。このようにして、透光カバー20が本体10に装着される。
【0017】
本体10から透光カバー20を外す際には、透光カバー20を下方向に引き下げる。すると本体10に形成された貫通孔13に挿通された線ばね30が貫通孔13に案内されて圧縮変形して貫通孔13を下方に挿通し、透光カバー20が下降していく。そして、線ばね30の先端に形成された鉤部33が、本体10に形成した貫通孔13のばね受け部15に係止されて、透明カバー20及び線ばね30は下降しなくなる(図6の状態)。この状態で線ばね30のアーム部31を手で強制的にすぼめて貫通孔13から抜けば、透光カバー20を本体10から完全に外すことができる。
【0018】
さて、線ばね30は金属製であるが、長年使用することによって、経年変化により線ばね30の途中が破断することがある。線ばね30の破断によって透光カバー20が落下する恐れがあったが、本実施形態の天井取付用照明器具では線ばね30が破断しても透光カバー20の落下を防止することができる。以下、図に基づいて説明する。
【0019】
図8は、従来の線ばねが破断した際に、投光カバーが落下する様子を説明する図である。また、図9は、本実施形態における線ばねが破断した際に、透光カバーの落下を防止する構造を説明する図である。
図8(a)、(b)に示すように、従来の線ばね30が破断する場合、線ばね30は破断点A又は破断点Bで折れて破断する。この場合、図8(c)に示すように、線ばね30が破断すると、線ばね30が貫通孔13に弾性的に保持されていた状態が解除され、線ばね30は貫通孔13から落下し始める。この際、線ばね30の落下の勢いにより、ばね受け部15で線ばね30の鉤部33を受け止めることができず、線ばね30は貫通孔13から抜け落ちてしまう。
【0020】
本実施形態においては、本体10のばね受け部15の貫通孔寄りに上向きの凸壁17を設けている。また、線ばね30のアーム部31の鉤部側端部に、凸壁17に係止される係止凹部34を形成している。なお、係止凹部34は、アーム部31の先端部を外向きに曲げ加工された部位である。
そのため図9に示すように、線ばね30が貫通孔13を抜け落ちる際に、係止凹部34が貫通孔13のすぐ脇に設けた凸壁17に係止されることになる。この際、係止凹部34は、アーム部31を外向きに曲げ加工しているので、破断した線ばね30が貫通孔13の端部から離れて落下しても係止凹部34は凸壁17に確実に係止されることとなる。
これによれば、たとえ線ばね30が破断したとしても、線ばね30の係止凹部34が本体10の凸壁17に確実に係止されて透光カバー20の落下が停止するので、透光カバー20が完全に落下するおそれはなくなる。
【0021】
なお、係止凹部34と鉤部33とで、凸壁17の頂点部を挟むこむことが可能な鋭角の拘束部35を形成している(図4,5参照)。これにより、透光カバー20が落下した際にも、凸壁17が拘束部35を確実に保持するので、透光カバー20を安定的に支持することが可能となる。
【0022】
次に、本発明の実施の形態の変形例について説明する。
図10は、本発明の実施の形態の変形例を示す図である。
この変形例では、前述した実施形態に対して線ばねの先端の鉤部と係止凹部の形態を変形させている。
図10(a)に示すように、この変形例の線ばね130は、一対のアーム部131の先端部を外向きに約90度屈曲させ、さらにその先端を約90度下向きに屈曲させている。この線ばね130においては、下向きの屈曲部133が、前述の実施形態における鉤部に相当し、外向きの屈曲部134の下部が係止凹部に相当する。
このような形状であっても、図10(b)に示すように、線ばね130の破断後も本体10に形成したばね受け部15の凸壁17に線ばね130の係止凹部134が確実に係止するので、透光カバー20が完全に落下するおそれはないものとなる。
【符号の説明】
【0023】
10…照明器具本体
11…光源
13…貫通孔
15…ばね受け部
17…凸壁
20…透光カバー
30…線ばね
31…鉤部
32…アーム部
33…取付け部
34…係止凹部
35…拘束部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井に取り付けられて、光源を有する照明器具本体と、
前記照明器具本体に下方から装着される透光カバーと、
両端部に鉤部が形成された一対のアーム部を有し、中央部に前記透光カバーへの取付け部が形成された略V字状の線ばねと、
を備え、
前記照明器具本体に、前記線ばねのアーム部が挿通される一対の貫通孔を形成するとともに、前記貫通孔の裏側に前記鉤部を係合するばね受け部を形成し、
前記線ばねのアーム部を前記貫通孔に挿通させた状態で前記透光カバーを前記照明器具本体に向けて押し込むことにより、前記線ばねの弾性で線ばねを前記貫通孔に保持させて前記透光カバーを前記照明器具本体に取り付けるようにした天井取付用照明器具において、
前記ばね受け部に、上向きの凸壁を設け、
前記線ばねのアーム部の前記鉤部側端部に、前記凸壁に係止される係止凹部を形成したことを特徴とする天井取付用照明器具。
【請求項2】
前記係止凹部は、前記アーム部と鉤部との間で前記凸壁の頂点部を挟み込むように、前記アーム部の前記鉤部側端部を外側に開いて形成された拘束部を設けたことを特徴とする請求項1記載の天井取付用照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−73927(P2013−73927A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−214795(P2011−214795)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】