説明

太陽電池パネル付き集合住宅

【課題】風による損傷を防止することが出来る太陽電池パネルを提供する。
【解決手段】ベランダのコンクリートスラブ2の下面2aに沿う位置(収納位置5A)と、コンクリートスラブ2の外方に突出される位置(突出位置5B)とを取ることができるように太陽電池パネル5を摺動自在に取り付け、風が強い場合(例えば、台風が接近しているような場合)には太陽電池パネル5を収納位置5Aに収納することにより、太陽電池パネル5の風による損傷を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベランダ及び外廊下の少なくとも一方に太陽電池パネルを備えてなる太陽電池パネル付き集合住宅に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、集合住宅のベランダ等に太陽電池パネルを取り付ける構造については種々のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図8(a) は、太陽電池パネル付き集合住宅の従来構造の一例を示す斜視図であり、図示の集合住宅においては太陽電池パネル101はベランダの外壁面100に取り付けられている。また、図8(b)
は、太陽電池パネル付き集合住宅の従来構造の他の例を示す断面図であり、符号105は、ヒンジ106を中心に矢印Jの方向に揺動可能となるようにベランダ外壁107に取り付けられたチャンネル材を示し、符号108は、該チャンネル材105を揺動するアクチュエータを示し、符号109は、該チャンネル材105に載置された回転軸を示し、符号110は、矢印Kの方向に回転自在となるように該回転軸109に取り付けられた太陽電池パネルを示し、符号111は、該太陽電池パネル110を該回転軸109の回りに回転させるためのモーターを示し、符号112は、太陽光が照射される方向を検知する太陽光センサーを示す。図8(b)
に示す装置では、太陽光が照射される方向を太陽光センサー112により検知して前記アクチュエータ108や前記モーター111を駆動し、前記太陽電池パネル110が自動的に太陽の方向に向くように構成されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−219814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、図8(a) や(b) に示す太陽電池パネル101,110はベランダ外方に常設されているため、風が強い場合(例えば、台風が接近しているような場合)には該太陽電池パネル101,110が風による損傷を受けるおそれがあった。また、図8(a)
に示す太陽電池パネル101の場合はベランダ外壁100に固定されていて太陽の位置に応じて角度を変更できないため、発電効率が悪くなるおそれがあった。一方、図8(b)
に示す太陽電池パネル110の場合は太陽光センサー112等を必要とするため装置自体が高価になってしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、上述の問題を解消することのできる太陽電池パネル付き集合住宅を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、図3に例示するものであって、一の水平方向(以下、「第1水平方向」とする)(x)に連設された複数の住戸(A01,…)と、該複数の住戸(A01,…)に沿うように前記第1水平方向(x)に延設されたベランダ(V)及び/又は外廊下(U)と、該ベランダ(V)及び該外廊下(U)の少なくとも一方に配置された太陽電池パネル(図1(a) の符号5参照)と、を備えた太陽電池パネル付き集合住宅(1)において、
前記ベランダ(V)又は前記外廊下(U)におけるコンクリートスラブ(2)の下面(2a)に沿う方向であって前記第1水平方向(x)に略直交する方向(以下、「第2水平方向」とする)(y)に摺動自在となるように摺動部材(3)を支持する摺動ガイド部(4)、
を備え、
前記太陽電池パネル(5)は、前記摺動部材(3)を介して前記摺動ガイド部(4)に支持されることに基づき、前記コンクリートスラブ(2)の下面(2a)に沿って収納される収納位置(図4(b) の符号5A参照)と、太陽光を受けるように該コンクリートスラブ(2)の外方に突出される突出位置(5B)と、を選択的に取り得るように構成されたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記摺動ガイド部(4)の一部であって前記太陽電池パネル(5)が前記突出位置(5B)を取るように前記摺動部材(3)を支持する部分(図1(a) の符号4b参照)を「突出位置ガイド部」と定義した場合に、
該突出位置ガイド部(4b)は、前記第2水平方向(y)に突出された略円筒状又は略円柱状の部分であり、
前記摺動部材(3)は、該突出位置ガイド部(4b)に外嵌される形状であり、
該摺動部材(3)を介して該突出位置ガイド部(4b)に支持される前記太陽電池パネル(5)は、該突出位置ガイド部(4b)の軸心(図5(a) の符号M参照)を中心として揺動可能となるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記太陽電池パネル(5)を所定の揺動位置に停止させるためのロック装置(図7(a) (b) の符号8参照)、を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の発明において、前記ロック装置は、前記太陽電池パネル(5)が係止されるように前記集合住宅(1)の外壁に形成された凹部及び/又は凸部であることを特徴とする。
【0011】
請求項5に係る発明は、図6(a) (b) に例示するものであって、請求項3に記載の発明において、前記ロック装置が、前記集合住宅(1)の外壁(1a)に取り付けられた被係止部材(7)と、前記太陽電池パネル(5)に支持されると共に前記被係止部材(7)に係止可能に構成された係止部材(図6(b) の符号5b,5c参照)と、を有し、
前記係止部材(5b,5c)が前記被係止部材(7)に係止されることに基づき、前記太陽電池パネル(5)が所定の揺動位置に停止されるように構成されたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る発明は、図2(a) (b) に例示するものであって、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明において、前記摺動部材(3)には、前記第1水平方向(x)と略平行な方向に延設された棒状の部材(以下、「軸部材」とする)(9)が固設され、
該軸部材(9)には管状部材(10)が回転自在に外嵌され、
前記太陽電池パネル(5)は、前記管状部材(10)に取り付けられることにより前記軸部材(9)の回りに揺動可能となるように構成されたことを特徴とする。
【0013】
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明によれば、風が強い場合(例えば、台風が接近しているような場合)には前記太陽電池パネルを前記収納位置に収納して該パネルの風による損傷を防止することが出来る。
【0015】
請求項2,3,5及び6に係る発明によれば、前記太陽電池パネルの角度を太陽の位置(季節や時間によって異なる太陽の位置)に応じて変更することが出来、発電効率を高めることが出来る。
【0016】
請求項4に係る発明によれば、前記集合住宅の外壁の一部をロック装置に兼用することが出来、専用のロック装置を設ける必要が無いので、その分、コストを低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1(a) は、太陽電池パネルの取付構造の一例を示す分解断面図であり、同図(b) は、その要部詳細を示す拡大断面図である。
【図2】図2(a) は、太陽電池パネルの取付構造の一例を示す平面図であり、同図(b) は、そのC−C端面図である。
【図3】図3は、本発明に係る集合住宅の概略構造の一例を示す水平断面図である。
【図4】図4(a) は、太陽電池パネルをベランダ外方に引き出す状態の一例を示す斜視図であり、同図(b) は、太陽電池パネルを引き出した状態の一例を示す斜視図である。
【図5】図5(a) は、太陽電池パネルをベランダ外方に引き出した状態の一例を示す斜視図であり、同図(b) は、太陽電池パネルを揺動させた状態の一例を示す斜視図である。
【図6】図6(a) は、ロック装置の構造の一例を示す正面図であり、同図(b) は、同図(a) のH部を示す拡大斜視図である。
【図7】図7(a) は、ロック装置の形状の一例を示す正面図であり、同図(b) は、ロック装置の断面形状を示す拡大断面図である。
【図8】図8(a) は、太陽電池パネル付き集合住宅の従来構造の一例を示す斜視図であり、同図(b) は、太陽電池パネル付き集合住宅の従来構造の他の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図1乃至図7に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
本発明に係る太陽電池パネル付き集合住宅は、図3に符号1で例示するものであって、一の水平方向(以下、「第1水平方向」とする)xに連設された複数の住戸A01,A02,…を備えており、該複数の住戸A01,…に沿うようにベランダV及び/又は外廊下Uが前記第1水平方向xに延設されている。なお、本発明に係る太陽電池パネル付き集合住宅はベランダ及び外廊下の少なくとも一方を備えていれば足り、図3に例示するようにベランダV及び外廊下Uの両方を備えている集合住宅だけでなく、外廊下の代わりに内廊下を備えている集合住宅(つまり、ベランダV及び内廊下を備えた集合住宅)や、外廊下を備えているがベランダを備えていない集合住宅を含む概念である。
【0020】
そして、図1(a) に示すように、前記ベランダV及び前記外廊下Uの少なくとも一方のコンクリートスラブ2の下面2aに沿う位置には、該下面2aに沿う方向であって前記第1水平方向xに略直交する方向(以下、「第2水平方向」とする)yに摺動自在となるように摺動部材3を支持する摺動ガイド部4が配置されており、該摺動部材3には太陽電池パネル5が取り付けられている。この太陽電池パネル5は、前記摺動部材3を介して前記摺動ガイド部4に支持されることに基づき、図4(a)
(b) に示すように、
・ 前記コンクリートスラブ2の下面2aに沿って収納される収納位置5Aと、
・ 太陽光Lを受けるように該コンクリートスラブ2の外方(側方)に突出される突出位置5Bと、
を選択的に取り得るように構成されている。この場合、前記摺動部材3や前記太陽電池パネル5にはレバー部材(図1(a) (b) の符号6参照)を取り付けておいて、該レバー部材6を操作することにより前記太陽電池パネル5を前記収納位置5Aや前記突出位置5Bに手動で移動できるようにすると良い。本発明によれば、風が強い場合(例えば、台風が接近しているような場合)には前記太陽電池パネル5を前記収納位置5Aに収納して該パネル5の風による損傷を防止することが出来る。
【0021】
ところで、前記摺動ガイド部4の一部であって前記太陽電池パネル5が前記突出位置5Bを取るように前記摺動部材3を支持する部分(図1(a) に符号4bで示す部分)を「突出位置ガイド部」と定義した場合に、該摺動部材3を介して該突出位置ガイド部4bに支持される前記太陽電池パネル5は、該突出位置ガイド部4bの軸心(図5(a)
の符号M参照)を中心として揺動可能となるように構成すると良い。また、前記太陽電池パネル5を所定の揺動位置(例えば、図5(b) に示すような揺動位置や、図6(a)
に破線や二点鎖線で示すような揺動位置)に停止させるためのロック装置を設けておくと良い。そのように構成した場合には、該太陽電池パネル5の角度を太陽の位置(季節や時間によって異なる太陽の位置)に応じて変更することが出来、発電効率を高めることが出来る。該太陽電池パネル5の揺動は上述したレバー部材6を操作することにより手動で行えば良い(図6(a)
の矢印P,Q参照)。太陽電池パネル5を手動で揺動するようにした場合には、図8(b) に示すように太陽電池パネル110の角度を自動調整する場合に比べて部品点数を低減することが出来、装置自体を安価にすることができる。
【0022】
なお、前記集合住宅1の外壁1aに取り付けた部材(以下、“被係止部材”とする)に、前記太陽電池パネル5に支持された部材(以下、“係止部材”とする)を係止可能に構成しておいて、該係止部材が該被係止部材に係止されることに基づき前記太陽電池パネル5が所定の揺動位置に停止されるように構成しても良い。この場合、該被係止部材と該係止部材とがロック装置を構成することとなる。前記被係止部材としては、図6(b) に符号7で示すようなレール部材(例えば、いわゆる角型のレール部材)であって、図6(a) に示すように円弧状に配置したものを挙げることが出来る。そして、前記係止部材は、図6(b)
に詳示するように、ネジ部材5aの雄ねじ部Eに螺合されてなる第1ナット部材5b及び第2ナット部材5cにより構成すると良い。そして、前記レール部材7の一部を挟み込む位置に前記第1ナット部材5b及び第2ナット部材5cを配置しておき、前記第1ナット部材5bを回転させて前記第2ナット部材5cの側に締め付けることにより該ナット部材5b、5cを前記レール部材7に係止させるようにすると良い。この場合、前記ネジ部材5aは、太陽電池パネル5側の部材(例えば、後述する軸部材9)に取り付けておくと良い。また、前記第1ナット部材5bには、不図示のチェーンを巻き掛けておいて、人が該チェーンを引っ張ることにより該第1ナット部材5bが締め付け方向又は緩み方向に回転されるようにすると良い。
【0023】
なお、図6(a) に示す例では、前記摺動部材3を中心として左右対称となるように太陽電池パネル5が配置され、同じく左右対称となるようにレール部材7が配置されているが、もちろんこれに限られるものではない。例えば、前記摺動部材3を中心として左右対称となるように太陽電池パネル5は配置するがレール部材7は両側に配置するのではなく片側だけに(例えば、前記摺動部材3の右側だけに)配置するようにしても、或いは、太陽電池パネル5及びレール部材7の両方を左右対称ではなく片側だけに(例えば、前記摺動部材3の右側だけに)配置するようにしても良い。
【0024】
いま、前記摺動ガイド部4の一部であって前記太陽電池パネル5が前記収納位置5Aを取る際に前記摺動部材3を支持する部分(図1(a) に符号4aで示す部分)を「収納位置ガイド部」と定義した場合に、該収納位置ガイド部4a及び前記突出位置ガイド部4bを前記第2水平方向yに突出された棒状(略円筒状又は略円柱状)とし、前記摺動部材3は該収納位置ガイド部4a及び該突出位置ガイド部4bに外嵌される形状(例えば、図2(b)
に示すような略筒状)にすると良い。
【0025】
一方、前記太陽電池パネル5の端縁が係止されるような凹部(図7(a) (b) の符号8参照)を前記集合住宅1の外壁1a(つまり、揺動される前記太陽電池パネル5の端縁が近接する外壁)に形成しておいて、該凹部8に前記太陽電池パネル5の端縁を係止させることにより該凹部8を前記ロック装置として使用しても良い。また、凹部8ではなく凸部(不図示)を形成しておいて、該凸部に前記太陽電池パネル5の端縁を係止させることにより該凸部を前記ロック装置として使用しても良い。そのようにした場合には、前記集合住宅1の外壁1aの一部をロック装置に兼用することが出来、専用のロック装置(専用の部材で構成するロック装置)を設ける必要が無いので、その分、コストを低減することが出来る。また、前記レバー部材6を操作して図7(b)
の矢印F及びGの方向に前記太陽電池パネル5を移動させれば該パネル5のロック/アンロックを行うことが出来るので、ロック/アンロックの操作も簡単に行うことができる。一方、上述の凹部8(或いは凸部)は、図7(a)
に符号Dで示すように長く設けると良い。上述の凹部8(或いは凸部)を長く設ければ設ける程押圧力(前記太陽電池パネル5が前記凹部8や凸部から受ける応力)を小さく出来、前記太陽電池パネル5のロックを確実なものとすることが出来る。
【0026】
また一方、図2(a) に示すように、前記第1水平方向xと略平行な方向に延設された棒状の部材(以下、「軸部材」とする)9を前記摺動部材3に固設しておいて、該軸部材9には管状部材10を回転自在に外嵌しておき、前記太陽電池パネル5が、前記管状部材10に取り付けられることにより前記軸部材9の回りに揺動可能となるように構成すると良い。そのようにした場合には、前記太陽電池パネル5は前記軸部材9を中心とした回転が可能となり、該太陽電池パネル5の角度を太陽の位置(季節や時間によって異なる太陽の位置)に応じて変更することが出来、発電効率を高めることが出来る。
【符号の説明】
【0027】
1 太陽電池パネル付き集合住宅
1a 集合住宅の外壁
2 コンクリートスラブ
2a コンクリートスラブの下面
3 摺動部材
4 摺動ガイド部
4b 突出位置ガイド部
5 太陽電池パネル
5A 収納位置
5B 突出位置
8 ロック装置
9 軸部材
10 管状部材
01,… 住戸
M 突出位置ガイド部の軸心
U 外廊下
V ベランダ
x 第1水平方向
y 第2水平方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一の水平方向(以下、「第1水平方向」とする)に連設された複数の住戸と、該複数の住戸に沿うように前記第1水平方向に延設されたベランダ及び/又は外廊下と、該ベランダ及び該外廊下の少なくとも一方に配置された太陽電池パネルと、を備えた太陽電池パネル付き集合住宅において、
前記ベランダ又は前記外廊下におけるコンクリートスラブの下面に沿う方向であって前記第1水平方向に略直交する方向(以下、「第2水平方向」とする)に摺動自在となるように摺動部材を支持する摺動ガイド部、
を備え、
前記太陽電池パネルは、前記摺動部材を介して前記摺動ガイド部に支持されることに基づき、前記コンクリートスラブの下面に沿って収納される収納位置と、太陽光を受けるように該コンクリートスラブの外方に突出される突出位置と、を選択的に取り得るように構成された、
ことを特徴とする太陽電池パネル付き集合住宅。
【請求項2】
前記摺動ガイド部の一部であって前記太陽電池パネルが前記突出位置を取るように前記摺動部材を支持する部分を「突出位置ガイド部」と定義した場合に、
該突出位置ガイド部は、前記第2水平方向に突出された略円筒状又は略円柱状の部分であり、
前記摺動部材は、該突出位置ガイド部に外嵌される形状であり、
該摺動部材を介して該突出位置ガイド部に支持される前記太陽電池パネルは、該突出位置ガイド部の軸心を中心として揺動可能となるように構成された、
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネル付き集合住宅。
【請求項3】
前記太陽電池パネルを所定の揺動位置に停止させるためのロック装置、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池パネル付き集合住宅。
【請求項4】
前記ロック装置は、前記太陽電池パネルが係止されるように前記集合住宅の外壁に形成された凹部及び/又は凸部である、
ことを特徴とする請求項3に記載の太陽電池パネル付き集合住宅。
【請求項5】
前記ロック装置は、前記集合住宅の外壁に取り付けられた被係止部材と、前記太陽電池パネルに支持されると共に前記被係止部材に係止可能に構成された係止部材と、を有し、
前記係止部材が前記被係止部材に係止されることに基づき、前記太陽電池パネルが所定の揺動位置に停止されるように構成された、
ことを特徴とする請求項3に記載の太陽電池パネル付き集合住宅。
【請求項6】
前記摺動部材には、前記第1水平方向と略平行な方向に延設された棒状の部材(以下、「軸部材」とする)が固設され、
該軸部材には管状部材が回転自在に外嵌され、
前記太陽電池パネルは、前記管状部材に取り付けられることにより前記軸部材の回りに揺動可能となるように構成された、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の太陽電池パネル付き集合住宅。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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