女性生殖疾病及び状態の核酸に基づく調節
【課題】血管内皮成長因子(VEGF)および血管内皮成長因子レセプターの発現のレベルに関連する疾病または状態の治療のための方法および試薬を提供する。
【解決手段】血管内皮成長因子レセプター(VEGF)および/または血管内皮成長因子レセプター(VEGFr)遺伝子の発現を調節する核酸分子,例えば,dsRNA,siRNA,アンチセンス,2,5−Aキメラ,アプタマー,および酵素的核酸分子,例えば,ハンマーヘッドリボザイム,DNAザイム,およびアロザイム。
【解決手段】血管内皮成長因子レセプター(VEGF)および/または血管内皮成長因子レセプター(VEGFr)遺伝子の発現を調節する核酸分子,例えば,dsRNA,siRNA,アンチセンス,2,5−Aキメラ,アプタマー,および酵素的核酸分子,例えば,ハンマーヘッドリボザイム,DNAザイム,およびアロザイム。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式II:(配列番号5978)
5'-usascs asau ucU GAu Gag gcg aaa gcc Gaa Aag aca aB-3'
[式中,各aは2’−O−メチルアデノシンヌクレオチドであり,各gは2’−O−メチルグアノシンヌクレオチドであり,各cは2’−O−メチルシチジンヌクレオチドであり,各uは2’−O−メチルウリジンヌクレオチドであり,各Aはアデノシンであり,各Gはグアノシンであり,各sは,独立して,ホスホロチオエートヌクレオチド間結合を表し,Uは2’−デオキシ−2’−C−アリルウリジンであり,およびBは反転デオキシ無塩基成分である]
を有する化合物。
【請求項2】
請求項1記載の化合物および薬学的に許容しうる担体または希釈剤を含む組成物。
【請求項3】
細胞に請求項1記載の化合物を投与する方法であって,前記細胞を前記投与に適した条件下で化合物と接触させることを含む方法。
【請求項4】
前記細胞が哺乳動物細胞である,請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記細胞がヒト細胞である,請求項3記載の方法。
【請求項6】
前記投与がデリバリー試薬の存在下で行われる,請求項3記載の方法。
【請求項7】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記脂質がリン脂質である,請求項7記載の方法。
【請求項10】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項6記載の方法。
【請求項11】
請求項1記載の化合物を1またはそれ以上の他の薬剤とともに細胞に投与する方法であって,前記細胞を前記投与に適した条件下で化合物および他の薬剤と接触させることを含む方法。
【請求項12】
被験者において眼性新脈管形成を阻害する方法であって,前記被験者を前記阻害に適した条件下で請求項1記載の化合物と接触させる工程を含む方法。
【請求項13】
前記新脈管形成が糖尿病性網膜症に伴うものである,請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記新脈管形成が加齢関連糖尿病性網膜症に伴うものである,請求項12記載の方法。
【請求項15】
KDR RNAの配列を含むRNAを切断する方法であって,請求項1記載の化合物を前記RNAの切断に適した条件下で前記RNAと接触させることを含む方法。
【請求項16】
前記切断が2価カチオンの存在下で行われる,請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記2価カチオンがMg2+である,請求項16記載の方法。
【請求項18】
哺乳動物に請求項1記載の化合物を投与する方法であって,前記哺乳動物を前記投与に適
した条件下で化合物と接触させることを含む方法。
【請求項19】
前記哺乳動物がヒトである,請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記投与がデリバリー試薬の存在下で行われる,請求項18記載の方法。
【請求項21】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項18記載の方法。
【請求項22】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項21記載の方法。
【請求項23】
前記脂質がリン脂質である,請求項21記載の方法。
【請求項24】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項20記載の方法。
【請求項25】
子宮内膜症を有する被験者を治療する方法であって,前記被験者を前記治療に適した条件下で,VEGF,VEGFR1,および/またはVEGFR2の発現を調節する核酸分子と接触させることを含む方法。
【請求項26】
前記核酸分子が酵素的核酸分子である,請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記核酸分子がアンチセンス核酸分子である,請求項25記載の方法。
【請求項28】
前記核酸分子がdsRNA核酸分子である,請求項25記載の方法。
【請求項29】
前記核酸分子が核酸アプタマーである,請求項25記載の方法。
【請求項30】
前記核酸分子が配列番号5977を有する配列を含む,請求項25記載の方法。
【請求項31】
前記酵素的核酸分子が,VEGFR1および/またはVEGFR2遺伝子によりコードされるRNAを切断するエンドヌクレアーゼ活性を有する,請求項26記載の方法。
【請求項32】
前記酵素的核酸分子がハンマーヘッドコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項33】
前記酵素的核酸分子がイノザイムコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項34】
前記酵素的核酸分子がチンザイムコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項35】
前記酵素的核酸分子がDNAザイムコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項36】
前記酵素的核酸分子がG切断剤コンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項37】
前記酵素的核酸分子がアンバーザイムコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項38】
前記酵素的核酸分子がアロザイムである,請求項26記載の方法。
【請求項39】
前記核酸分子が化学的に合成されたものである,請求項25記載の方法。
【請求項40】
前記核酸分子が少なくとも1つの2’−糖修飾を含む,請求項25記載の方法。
【請求項41】
前記核酸分子が少なくとも1つの核酸塩基修飾を含む,請求項25記載の方法。
【請求項42】
前記核酸分子が少なくとも1つのリン酸骨格修飾を含む,請求項25記載の方法。
【請求項43】
前記被験者がヒトである,請求項25記載の方法。
【請求項44】
子宮内膜症を有する被験者を治療する方法であって,前記治療に適した条件下でVEGF,VEGFR1,および/またはVEGFR2の発現を調節する核酸分子を被験者に投与することを含む方法。
【請求項45】
前記投与がデリバリー試薬の存在下で行われる,請求項44記載の方法。
【請求項46】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項45記載の方法。
【請求項47】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項46記載の方法。
【請求項48】
前記脂質がリン脂質である,請求項46記載の方法。
【請求項49】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項45記載の方法。
【請求項50】
1またはそれ以上の他の薬剤を投与することをさらに含む,請求項44記載の方法。
【請求項51】
前記他の薬剤が,GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アゴニスト,リュープロンデポ(酢酸リュープロリド),シナレル(酢酸ナフェラリン),ゾロデックス(酢酸ゴセレリン),スプレファクト(酢酸ブセレリン),ドナゾール,および経口避妊薬から選択される,請求項50記載の方法。
【請求項52】
式I:(配列番号5977)
5'-gsasgsusugcUGAuGagg ccgaaa ggccGaaAgucugB-3'
[式中,各aは2’−O−メチルアデノシンヌクレオチドであり,各gは2’−O−メチルグアノシンヌクレオチドであり,各cは2’−O−メチルシチジンヌクレオチドであり,各uは2’−O−メチルウリジンヌクレオチドであり,各Aはアデノシンであり,各Gはグアノシンであり,各sは,独立して,ホスホロチオエートヌクレオチド間結合を表し,Uは2’−デオキシ−2’−C−アリルウリジンであり,およびBは反転デオキシ無塩基成分である]
を有する化合物。
【請求項53】
請求項52記載の化合物を薬学的に許容しうる担体または希釈剤中に含む組成物。
【請求項54】
細胞に請求項52記載の化合物を投与する方法であって,前記細胞を前記投与に適した条件下で化合物と接触させることを含む方法。
【請求項55】
前記細胞が哺乳動物細胞である,請求項54記載の方法。
【請求項56】
前記細胞がヒト細胞である,請求項54記載の方法。
【請求項57】
前記投与が,デリバリー試薬の存在下で行われる,請求項54記載の方法。
【請求項58】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項57記載の方法。
【請求項59】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項58記載の方法。
【請求項60】
前記脂質がリン脂質である,請求項58記載の方法。
【請求項61】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項57記載の方法。
【請求項62】
請求項52記載の化合物を化学療法剤とともに細胞に投与する方法であって,前記細胞を前記投与に適した条件下で化合物および化学療法剤と接触させることを含む方法。
【請求項63】
前記化学療法剤が5−フルオロウリジンである,請求項62記載の方法。
【請求項64】
前記化学療法剤がロイコボリンである,請求項62記載の方法。
【請求項65】
前記化学療法剤が,イリノテカン,CAMPTOSAR(登録商標);CPT−11,カンプトテシン−11,またはカンプトから選択される,請求項62記載の方法。
【請求項66】
前記化学療法剤がパクリタキセルである,請求項62記載の方法。
【請求項67】
前記化学療法剤がカルボプラチンである,請求項62記載の方法。
【請求項68】
請求項52記載の化合物を含む哺乳動物細胞。
【請求項69】
前記哺乳動物細胞がヒト細胞である,請求項68記載の哺乳動物細胞。
【請求項70】
被験者において新脈管形成を阻害する方法であって,前記被験者を前記阻害に適した条件下で請求項52記載の化合物と接触させる工程を含む方法。
【請求項71】
前記新脈管形成が腫瘍新脈管形成である,請求項70記載の方法。
【請求項72】
VEGFレセプターのレベルの増加に伴う状態を有する被験者を治療する方法であって,前記被験者の細胞を前記治療に適した条件下で請求項52記載の化合物と接触させることを含む方法。
【請求項73】
1またはそれ以上の薬剤療法を前記治療に適した条件下で使用することをさらに含む,請求項72記載の方法。
【請求項74】
VEGFR1(flt−1)の配列を含むRNAを切断する方法であって,請求項52記載の化合物を前記RNAの切断に適した条件下で前記RNAと接触させることを含む方法。
【請求項75】
前記切断が2価カチオンの存在下で行われる,請求項74記載の方法。
【請求項76】
前記2価カチオンがMg2+である,請求項75記載の方法。
【請求項77】
前記状態が癌である,請求項72記載の方法。
【請求項78】
前記癌が乳癌である,請求項77記載の方法。
【請求項79】
前記癌が肺癌である,請求項77記載の方法。
【請求項80】
前記癌が結腸直腸癌である,請求項77記載の方法。
【請求項81】
前記癌が腎臓癌である,請求項77記載の方法。
【請求項82】
前記癌が黒色腫である,請求項77記載の方法。
【請求項83】
前記癌が膵臓癌である,請求項77記載の方法。
【請求項84】
前記肺癌が非小細胞肺癌腫である,請求項79記載の方法。
【請求項85】
前記腎臓癌が腎細胞癌である,請求項81記載の方法。
【請求項86】
前記他の療法が5−フルオロウリジンである,請求項73記載の方法。
【請求項87】
前記他の療法がロイコボリンである,請求項73記載の方法。
【請求項88】
前記他の療法がイリノテカン,CAMPTOSAR(登録商標),CPT−11,カンプトテシン−11,またはカンプトである,請求項73記載の方法。
【請求項89】
前記他の療法がパクリタキセルである,請求項73記載の方法。
【請求項90】
前記他の療法がカルボプラチンである,請求項73記載の方法。
【請求項91】
請求項52記載の化合物を哺乳動物に投与する方法であって,前記哺乳動物を前記投与に適した条件下で化合物と接触させることを含む方法。
【請求項92】
前記哺乳動物がヒトである,請求項91記載の方法。
【請求項93】
前記投与がデリバリー試薬の存在下で行われる,請求項91記載の方法。
【請求項94】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項93記載の方法。
【請求項95】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項94記載の方法。
【請求項96】
前記脂質がリン脂質である,請求項94記載の方法。
【請求項97】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項93記載の方法。
【請求項98】
請求項52記載の化合物を化学療法剤とともに哺乳動物に投与する方法であって,前記哺乳動物を前記投与に適した条件下で化合物および化学療法剤と接触させることを含む方法。
【請求項99】
前記化学療法剤が5−フルオロウリジンである,請求項98記載の方法。
【請求項100】
前記化学療法剤がロイコボリンである,請求項98記載の方法。
【請求項101】
前記化学療法剤が,イリノテカン,CAMPTOSAR(登録商標),CPT−11,カンプトテシン−11,またはカンプトである,請求項98記載の方法。
【請求項102】
前記化学療法剤がパクリタキセルである,請求項98記載の方法。
【請求項103】
前記化学療法剤がカルボプラチンである,請求項98記載の方法。
【請求項1】
式II:(配列番号5978)
5'-usascs asau ucU GAu Gag gcg aaa gcc Gaa Aag aca aB-3'
[式中,各aは2’−O−メチルアデノシンヌクレオチドであり,各gは2’−O−メチルグアノシンヌクレオチドであり,各cは2’−O−メチルシチジンヌクレオチドであり,各uは2’−O−メチルウリジンヌクレオチドであり,各Aはアデノシンであり,各Gはグアノシンであり,各sは,独立して,ホスホロチオエートヌクレオチド間結合を表し,Uは2’−デオキシ−2’−C−アリルウリジンであり,およびBは反転デオキシ無塩基成分である]
を有する化合物。
【請求項2】
請求項1記載の化合物および薬学的に許容しうる担体または希釈剤を含む組成物。
【請求項3】
細胞に請求項1記載の化合物を投与する方法であって,前記細胞を前記投与に適した条件下で化合物と接触させることを含む方法。
【請求項4】
前記細胞が哺乳動物細胞である,請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記細胞がヒト細胞である,請求項3記載の方法。
【請求項6】
前記投与がデリバリー試薬の存在下で行われる,請求項3記載の方法。
【請求項7】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記脂質がリン脂質である,請求項7記載の方法。
【請求項10】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項6記載の方法。
【請求項11】
請求項1記載の化合物を1またはそれ以上の他の薬剤とともに細胞に投与する方法であって,前記細胞を前記投与に適した条件下で化合物および他の薬剤と接触させることを含む方法。
【請求項12】
被験者において眼性新脈管形成を阻害する方法であって,前記被験者を前記阻害に適した条件下で請求項1記載の化合物と接触させる工程を含む方法。
【請求項13】
前記新脈管形成が糖尿病性網膜症に伴うものである,請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記新脈管形成が加齢関連糖尿病性網膜症に伴うものである,請求項12記載の方法。
【請求項15】
KDR RNAの配列を含むRNAを切断する方法であって,請求項1記載の化合物を前記RNAの切断に適した条件下で前記RNAと接触させることを含む方法。
【請求項16】
前記切断が2価カチオンの存在下で行われる,請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記2価カチオンがMg2+である,請求項16記載の方法。
【請求項18】
哺乳動物に請求項1記載の化合物を投与する方法であって,前記哺乳動物を前記投与に適
した条件下で化合物と接触させることを含む方法。
【請求項19】
前記哺乳動物がヒトである,請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記投与がデリバリー試薬の存在下で行われる,請求項18記載の方法。
【請求項21】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項18記載の方法。
【請求項22】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項21記載の方法。
【請求項23】
前記脂質がリン脂質である,請求項21記載の方法。
【請求項24】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項20記載の方法。
【請求項25】
子宮内膜症を有する被験者を治療する方法であって,前記被験者を前記治療に適した条件下で,VEGF,VEGFR1,および/またはVEGFR2の発現を調節する核酸分子と接触させることを含む方法。
【請求項26】
前記核酸分子が酵素的核酸分子である,請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記核酸分子がアンチセンス核酸分子である,請求項25記載の方法。
【請求項28】
前記核酸分子がdsRNA核酸分子である,請求項25記載の方法。
【請求項29】
前記核酸分子が核酸アプタマーである,請求項25記載の方法。
【請求項30】
前記核酸分子が配列番号5977を有する配列を含む,請求項25記載の方法。
【請求項31】
前記酵素的核酸分子が,VEGFR1および/またはVEGFR2遺伝子によりコードされるRNAを切断するエンドヌクレアーゼ活性を有する,請求項26記載の方法。
【請求項32】
前記酵素的核酸分子がハンマーヘッドコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項33】
前記酵素的核酸分子がイノザイムコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項34】
前記酵素的核酸分子がチンザイムコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項35】
前記酵素的核酸分子がDNAザイムコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項36】
前記酵素的核酸分子がG切断剤コンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項37】
前記酵素的核酸分子がアンバーザイムコンフィギュレーションのものである,請求項26記載の方法。
【請求項38】
前記酵素的核酸分子がアロザイムである,請求項26記載の方法。
【請求項39】
前記核酸分子が化学的に合成されたものである,請求項25記載の方法。
【請求項40】
前記核酸分子が少なくとも1つの2’−糖修飾を含む,請求項25記載の方法。
【請求項41】
前記核酸分子が少なくとも1つの核酸塩基修飾を含む,請求項25記載の方法。
【請求項42】
前記核酸分子が少なくとも1つのリン酸骨格修飾を含む,請求項25記載の方法。
【請求項43】
前記被験者がヒトである,請求項25記載の方法。
【請求項44】
子宮内膜症を有する被験者を治療する方法であって,前記治療に適した条件下でVEGF,VEGFR1,および/またはVEGFR2の発現を調節する核酸分子を被験者に投与することを含む方法。
【請求項45】
前記投与がデリバリー試薬の存在下で行われる,請求項44記載の方法。
【請求項46】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項45記載の方法。
【請求項47】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項46記載の方法。
【請求項48】
前記脂質がリン脂質である,請求項46記載の方法。
【請求項49】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項45記載の方法。
【請求項50】
1またはそれ以上の他の薬剤を投与することをさらに含む,請求項44記載の方法。
【請求項51】
前記他の薬剤が,GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アゴニスト,リュープロンデポ(酢酸リュープロリド),シナレル(酢酸ナフェラリン),ゾロデックス(酢酸ゴセレリン),スプレファクト(酢酸ブセレリン),ドナゾール,および経口避妊薬から選択される,請求項50記載の方法。
【請求項52】
式I:(配列番号5977)
5'-gsasgsusugcUGAuGagg ccgaaa ggccGaaAgucugB-3'
[式中,各aは2’−O−メチルアデノシンヌクレオチドであり,各gは2’−O−メチルグアノシンヌクレオチドであり,各cは2’−O−メチルシチジンヌクレオチドであり,各uは2’−O−メチルウリジンヌクレオチドであり,各Aはアデノシンであり,各Gはグアノシンであり,各sは,独立して,ホスホロチオエートヌクレオチド間結合を表し,Uは2’−デオキシ−2’−C−アリルウリジンであり,およびBは反転デオキシ無塩基成分である]
を有する化合物。
【請求項53】
請求項52記載の化合物を薬学的に許容しうる担体または希釈剤中に含む組成物。
【請求項54】
細胞に請求項52記載の化合物を投与する方法であって,前記細胞を前記投与に適した条件下で化合物と接触させることを含む方法。
【請求項55】
前記細胞が哺乳動物細胞である,請求項54記載の方法。
【請求項56】
前記細胞がヒト細胞である,請求項54記載の方法。
【請求項57】
前記投与が,デリバリー試薬の存在下で行われる,請求項54記載の方法。
【請求項58】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項57記載の方法。
【請求項59】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項58記載の方法。
【請求項60】
前記脂質がリン脂質である,請求項58記載の方法。
【請求項61】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項57記載の方法。
【請求項62】
請求項52記載の化合物を化学療法剤とともに細胞に投与する方法であって,前記細胞を前記投与に適した条件下で化合物および化学療法剤と接触させることを含む方法。
【請求項63】
前記化学療法剤が5−フルオロウリジンである,請求項62記載の方法。
【請求項64】
前記化学療法剤がロイコボリンである,請求項62記載の方法。
【請求項65】
前記化学療法剤が,イリノテカン,CAMPTOSAR(登録商標);CPT−11,カンプトテシン−11,またはカンプトから選択される,請求項62記載の方法。
【請求項66】
前記化学療法剤がパクリタキセルである,請求項62記載の方法。
【請求項67】
前記化学療法剤がカルボプラチンである,請求項62記載の方法。
【請求項68】
請求項52記載の化合物を含む哺乳動物細胞。
【請求項69】
前記哺乳動物細胞がヒト細胞である,請求項68記載の哺乳動物細胞。
【請求項70】
被験者において新脈管形成を阻害する方法であって,前記被験者を前記阻害に適した条件下で請求項52記載の化合物と接触させる工程を含む方法。
【請求項71】
前記新脈管形成が腫瘍新脈管形成である,請求項70記載の方法。
【請求項72】
VEGFレセプターのレベルの増加に伴う状態を有する被験者を治療する方法であって,前記被験者の細胞を前記治療に適した条件下で請求項52記載の化合物と接触させることを含む方法。
【請求項73】
1またはそれ以上の薬剤療法を前記治療に適した条件下で使用することをさらに含む,請求項72記載の方法。
【請求項74】
VEGFR1(flt−1)の配列を含むRNAを切断する方法であって,請求項52記載の化合物を前記RNAの切断に適した条件下で前記RNAと接触させることを含む方法。
【請求項75】
前記切断が2価カチオンの存在下で行われる,請求項74記載の方法。
【請求項76】
前記2価カチオンがMg2+である,請求項75記載の方法。
【請求項77】
前記状態が癌である,請求項72記載の方法。
【請求項78】
前記癌が乳癌である,請求項77記載の方法。
【請求項79】
前記癌が肺癌である,請求項77記載の方法。
【請求項80】
前記癌が結腸直腸癌である,請求項77記載の方法。
【請求項81】
前記癌が腎臓癌である,請求項77記載の方法。
【請求項82】
前記癌が黒色腫である,請求項77記載の方法。
【請求項83】
前記癌が膵臓癌である,請求項77記載の方法。
【請求項84】
前記肺癌が非小細胞肺癌腫である,請求項79記載の方法。
【請求項85】
前記腎臓癌が腎細胞癌である,請求項81記載の方法。
【請求項86】
前記他の療法が5−フルオロウリジンである,請求項73記載の方法。
【請求項87】
前記他の療法がロイコボリンである,請求項73記載の方法。
【請求項88】
前記他の療法がイリノテカン,CAMPTOSAR(登録商標),CPT−11,カンプトテシン−11,またはカンプトである,請求項73記載の方法。
【請求項89】
前記他の療法がパクリタキセルである,請求項73記載の方法。
【請求項90】
前記他の療法がカルボプラチンである,請求項73記載の方法。
【請求項91】
請求項52記載の化合物を哺乳動物に投与する方法であって,前記哺乳動物を前記投与に適した条件下で化合物と接触させることを含む方法。
【請求項92】
前記哺乳動物がヒトである,請求項91記載の方法。
【請求項93】
前記投与がデリバリー試薬の存在下で行われる,請求項91記載の方法。
【請求項94】
前記デリバリー試薬が脂質である,請求項93記載の方法。
【請求項95】
前記脂質がカチオン性脂質である,請求項94記載の方法。
【請求項96】
前記脂質がリン脂質である,請求項94記載の方法。
【請求項97】
前記デリバリー試薬がリポソームである,請求項93記載の方法。
【請求項98】
請求項52記載の化合物を化学療法剤とともに哺乳動物に投与する方法であって,前記哺乳動物を前記投与に適した条件下で化合物および化学療法剤と接触させることを含む方法。
【請求項99】
前記化学療法剤が5−フルオロウリジンである,請求項98記載の方法。
【請求項100】
前記化学療法剤がロイコボリンである,請求項98記載の方法。
【請求項101】
前記化学療法剤が,イリノテカン,CAMPTOSAR(登録商標),CPT−11,カンプトテシン−11,またはカンプトである,請求項98記載の方法。
【請求項102】
前記化学療法剤がパクリタキセルである,請求項98記載の方法。
【請求項103】
前記化学療法剤がカルボプラチンである,請求項98記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−106(P2009−106A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−149684(P2008−149684)
【出願日】平成20年6月6日(2008.6.6)
【分割の表示】特願2003−500106(P2003−500106)の分割
【原出願日】平成14年5月29日(2002.5.29)
【出願人】(500203684)サーナ・セラピューティクス・インコーポレイテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】Sirna Therapeutics,Inc.
【出願人】(500104392)ノバルティス バクシンズ アンド ダイアグノスティックス,インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月6日(2008.6.6)
【分割の表示】特願2003−500106(P2003−500106)の分割
【原出願日】平成14年5月29日(2002.5.29)
【出願人】(500203684)サーナ・セラピューティクス・インコーポレイテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】Sirna Therapeutics,Inc.
【出願人】(500104392)ノバルティス バクシンズ アンド ダイアグノスティックス,インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】
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