説明

女性用部屋着

【課題】
ブラジャーなど、胸用肌着を着用しなくても、胸が外から透けて見えたり、胸のでっぱりが目立ってしまうことを確実に防止し、急な来客や、ちょっとしたゴミだし等の外出にも安心して過ごすことができる。
また、暑い夏でも1枚のみで着られ、パットや胸当てが入っていないので、そのまま寝てもかさばらず快適に過ごせる。
【解決手段】
この女性用部屋着は、胸の部分の表側に複数段のギャザー入りフリルを有することを特徴とする。そのため、左右の胸に当接する部分の生地がもちあがり、ブラジャー等の胸用肌着を着用しなくても、胸が外から透けて見えたり、胸のでっぱりが目立ってしまうことを確実に防止でき、急な来客やちょっとした外出にも安心して過ごすことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パジャマなどの女性用部屋着に関し、パット・ポケット等かさばるものを使用しなくとも胸が外から透けて見えたり、胸のでっぱりが目立ってしまうことが防止された女性用部屋着に関する。
【背景技術】
【0002】
ブラジャー等の胸用肌着は胸を締め付けて圧迫するので自宅内や就寝時には外すことが多い。女性の約8割は自宅ではブラジャーを外している。(発明者調べ)
【0003】
しかしながら、ブラジャー等の胸用肌着を着用しないとなると、胸が透けたり、胸のでっぱりが衣類の生地に密着して目立ってしまうことがあった。
【0004】
このような場合、大半の女性はそのことを気にしている。同居人(家族)がいる場合などでも身内といえども、はずかしく思っている。透けるのがいやなので、薄手の肌着などをもう一枚着ている場合もあり、また、同居人がいない場合でも宅配便など急な来客があった場合や、ちょっとしたゴミだしなどで外に出るときなどは大変気になり、胸を張ることができず、前傾姿勢で対応するという場合もあった。
【0005】
従来このような問題点を解消するために左右の胸が当接する部分の表側及び裏側にポケットを有する女性用衣類が提案されている(特許文献1参照)。しかしこの衣類はデザイン等に劣る等の問題点があった。
【特許文献1】実用新案登録第3108604号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は胸が外から透けて見えたり、胸のでっぱりが目立ってしまうことを確実に防止し、同居人や急な来客などにも安心して対応できる女性用部屋着を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、前述の課題を解決するための手段として、次の(1)〜(5)に記載の女性用部屋着が提供される。
(1)左右の胸に当接する部分の表側に複数段のギャザー入りフリルを有することを特徴とする女性用部屋着
(2)複数段のギャザー入りフリルが、2段のギャザー入りフリルである上記(1)に記載の女性用部屋着
(3)ギャザー入りフリルが白地または着色されたものである(1)または(2)に記載の女性用部屋着
(4)パット等かさばるものを使用せず1枚で着られるものである(1)〜(3)のいずれかに記載の女性用部屋着
(5)女性用部屋着が女性用寝衣着である(1)〜(4)のいずれかに記載の女性用部屋着
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、女性用部屋着の左右の胸が当接する部分の表側に複数段のギャザー入りフリルを形成することで、このフリルの生地の部分がもちあがり、ブラジャー等の胸用肌着を着用しなくても、胸が外から透けて見えたり、胸のでっぱりが目立ったりすることを確実に防止できる。また、人目を気にする必要がなくなるので、自宅内に同居人がいても問題がない。この複数段のギャザー入りフリルは不透明である方が好ましい。
【0009】
更に、胸用肌着が不要となるので、胸の圧迫感がなくなり、1枚のみで過ごすことができ、パット等かさばるものがないのでそのまま快適に就寝したりでき、しかも、急な来客や宅配便の夜間配達があっても慌てることなく対応できる。また、病気や怪我などにより、病院などに入院している場合においても人目を気にせずリラックスして過ごすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図1に示すように、本発明の女性用部屋着は、左右の胸に当接する部分の表側に複数段のギャザー入りフリル3が形成されている。これにより、ギャザー入りフリルの生地の部分がもちあがり、ブラジャー等の胸用肌着を着用しなくても、胸が外から透けて見えたり、胸のでっぱりが目立ったりすることを確実に防止できる。
前記ギャザー入りフリルの段数については、特に限定されないが、好ましくは2〜5段、更に好ましくは2段である。また、ギャザー入りフリルが2段である場合、フリルの幅は3〜5cm程度であれば、十分胸をかくすことが可能である。
更に、図1に示すように、複数段のギャザー入りフリルは、一段目と二段目のフリルが少し重なるように形成されている。このように、複数段のギャザー入りフリルは重なるように形成させることが好ましい。これにより、胸が外から透けて見えたり、胸のでっぱりが目立ったりすることをより確実に防止することが可能となる。
【0011】
また、本発明の女性用部屋着は、図1に示すように上着とすることもできるし、ワンピースとすることもできる。更に、図1では頭から被るような形状のものを示したが、前開きの形状とすることもできる。




【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明は、胸が外から透けて見えたり、胸のでっぱりが目立ってしまうことを確実に防止し、急な来客等がある場合でも安心してすごせる女性用部屋着である。ギャザー入りフリルを胸の表面部分に取り付けるだけなので、コストもかからず、デザイン性もある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の女性用部屋着の正面図である。ギャザー入りフリル2段を有する女性用部屋着を示したものである。
【符号の説明】
【0014】
・ 女性用部屋着
・ 女性用部屋着本体
・ ギャザー入りフリル
・ 襟部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右の胸に当接する部分の表側に複数段のギャザー入りフリルを有することを特徴とする女性用部屋着
【請求項2】
複数段のギャザー入りフリルが、2段のギャザー入りフリルである請求項1記載の女性用部屋着
【請求項3】
ギャザー入りフリルが白地または着色されたものである請求項1または請求項2に記載の女性用部屋着
【請求項4】
パット等かさばるものを使用せず1枚で着られるものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の女性用部屋着
【請求項5】
女性用部屋着が女性用寝衣着である請求項1〜4のいずれか1項に記載の女性用部屋着


【図1】
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【公開番号】特開2009−84755(P2009−84755A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−257653(P2007−257653)
【出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(307035136)