子宮頸癌の治療のための組成物および方法
本発明は、子宮頸癌の治療および子宮頸癌からの保護に関して使用するための、ヒトパピローマウイルス(HPV)E7抗原に融合された第1のペプチドを含む、組み換えリステリア株であって、該第1のペプチドが、(a)LLOタンパク質のN末端フラグメント、(b)ActAタンパク質、もしくはそのN末端フラグメント、および(c)PEST様配列含有ペプチドから選択される、組み換えリステリア株を提供する。本発明はまた、ヒト対象において抗E7 CTL応答を低減するための方法、ならびにHPV介在性疾患、疾病、および症状を治療するための方法における、該組み換えリステリア株の使用も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒト対象において子宮頸癌を治療するための組成物の調製のための、ヒトパピローマウイルス(HPV)E7抗原に融合された第1のペプチドを含む組み換えポリペプチドを含む、組み換えリステリア株の使用であって、前記第1のペプチドは、(a)LLOタンパク質のN末端フラグメント、(b)ActAタンパク質、もしくはそのN末端フラグメント、および(c)PEST様配列含有ペプチドから選択され、これによって、前記組み換えリステリア株は、前記E7抗原に対する免疫応答を誘導し、前記組み換えリステリア株は、1×109〜3.31×109の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、使用。
【請求項2】
子宮頸癌からヒト対象を保護するための組成物の調製における、ヒトパピローマウイルス(HPV)E7抗原に融合された第1のペプチドを含む組み換えポリペプチドを含む、組み換えリステリア株の使用であって、前記第1のペプチドは、(a)LLOタンパク質のN末端フラグメント、(b)ActAタンパク質、もしくはそのN末端フラグメント、および(c)PEST様配列含有ペプチドから選択され、これによって、前記組み換えリステリア株は、前記E7抗原に対する免疫応答を誘導し、前記組み換えリステリア株は、1×109〜3.31×1010の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、使用。
【請求項3】
ヒト対象において子宮頸癌に対する免疫応答を誘導するための組成物の調製のための、ヒトパピローマウイルス(HPV)E7抗原に融合された第1のペプチドを含む組み換えポリペプチドを含む、組み換えリステリア株の使用であって、前記第1のペプチドは、(a)LLOタンパク質のN末端フラグメント、(b)ActAタンパク質、もしくはそのN末端フラグメント、およびPEST様配列含有ペプチドから選択され、前記組み換えリステリア株は、1×109〜3.31×1010の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、使用。
【請求項4】
ヒト対象において抗E7細胞傷害性T細胞応答を誘導するための組成物の調製のための、ヒトパピローマウイルス(HPV)E7抗原に融合された第1のペプチドを含む組み換えポリペプチドを含む、組み換えリステリア株の使用であって、前記第1のペプチドは、(a)LLOタンパク質のN末端フラグメント、(b)ActAタンパク質、もしくはそのN末端フラグメント、および(c)PEST様配列含有ペプチドから選択され、前記組み換えリステリア株は、1×109〜3.31×1010の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、使用。
【請求項5】
前記LLOタンパク質のN末端フラグメントは配列番号1を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項6】
前記ActAタンパク質は配列番号2〜5を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項7】
前記組み換えリステリア株は、1×109の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項8】
前記組み換えリステリア株は、3.31×109の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項9】
前記組み換えリステリア株は、組み換えリステリア・モノサイトゲネス株である、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項10】
前記組み換えリステリア株は、動物宿主で継代されている、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項11】
前記組み換えポリペプチドは、前記組み換えリステリア株によって発現される、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項12】
前記組み換えリステリア株は、前記組み換えポリペプチドをコード化するプラスミドを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項13】
前記プラスミドは、細菌転写因子をコード化する遺伝子を含む、請求項12に記載の使用。
【請求項14】
前記プラスミドは、代謝酵素をコード化する遺伝子を含む、請求項12に記載の使用。
【請求項15】
前記E7抗原を含む、または前記E7抗原の発現を誘導する第2の組成物が、前記組み換えリステリア株と併用される、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項16】
前記組み換えリステリア株は、凍結または凍結乾燥された細胞バンクに保管されていたものである、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項17】
前記組み換えリステリア株は、解凍または再構成時に90%を上回る生存能力を呈する、請求項16のいずれかに記載の使用。
【請求項1】
ヒト対象において子宮頸癌を治療するための組成物の調製のための、ヒトパピローマウイルス(HPV)E7抗原に融合された第1のペプチドを含む組み換えポリペプチドを含む、組み換えリステリア株の使用であって、前記第1のペプチドは、(a)LLOタンパク質のN末端フラグメント、(b)ActAタンパク質、もしくはそのN末端フラグメント、および(c)PEST様配列含有ペプチドから選択され、これによって、前記組み換えリステリア株は、前記E7抗原に対する免疫応答を誘導し、前記組み換えリステリア株は、1×109〜3.31×109の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、使用。
【請求項2】
子宮頸癌からヒト対象を保護するための組成物の調製における、ヒトパピローマウイルス(HPV)E7抗原に融合された第1のペプチドを含む組み換えポリペプチドを含む、組み換えリステリア株の使用であって、前記第1のペプチドは、(a)LLOタンパク質のN末端フラグメント、(b)ActAタンパク質、もしくはそのN末端フラグメント、および(c)PEST様配列含有ペプチドから選択され、これによって、前記組み換えリステリア株は、前記E7抗原に対する免疫応答を誘導し、前記組み換えリステリア株は、1×109〜3.31×1010の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、使用。
【請求項3】
ヒト対象において子宮頸癌に対する免疫応答を誘導するための組成物の調製のための、ヒトパピローマウイルス(HPV)E7抗原に融合された第1のペプチドを含む組み換えポリペプチドを含む、組み換えリステリア株の使用であって、前記第1のペプチドは、(a)LLOタンパク質のN末端フラグメント、(b)ActAタンパク質、もしくはそのN末端フラグメント、およびPEST様配列含有ペプチドから選択され、前記組み換えリステリア株は、1×109〜3.31×1010の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、使用。
【請求項4】
ヒト対象において抗E7細胞傷害性T細胞応答を誘導するための組成物の調製のための、ヒトパピローマウイルス(HPV)E7抗原に融合された第1のペプチドを含む組み換えポリペプチドを含む、組み換えリステリア株の使用であって、前記第1のペプチドは、(a)LLOタンパク質のN末端フラグメント、(b)ActAタンパク質、もしくはそのN末端フラグメント、および(c)PEST様配列含有ペプチドから選択され、前記組み換えリステリア株は、1×109〜3.31×1010の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、使用。
【請求項5】
前記LLOタンパク質のN末端フラグメントは配列番号1を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項6】
前記ActAタンパク質は配列番号2〜5を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項7】
前記組み換えリステリア株は、1×109の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項8】
前記組み換えリステリア株は、3.31×109の生命体の用量で前記ヒト対象に投与される、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項9】
前記組み換えリステリア株は、組み換えリステリア・モノサイトゲネス株である、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項10】
前記組み換えリステリア株は、動物宿主で継代されている、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項11】
前記組み換えポリペプチドは、前記組み換えリステリア株によって発現される、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項12】
前記組み換えリステリア株は、前記組み換えポリペプチドをコード化するプラスミドを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項13】
前記プラスミドは、細菌転写因子をコード化する遺伝子を含む、請求項12に記載の使用。
【請求項14】
前記プラスミドは、代謝酵素をコード化する遺伝子を含む、請求項12に記載の使用。
【請求項15】
前記E7抗原を含む、または前記E7抗原の発現を誘導する第2の組成物が、前記組み換えリステリア株と併用される、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項16】
前記組み換えリステリア株は、凍結または凍結乾燥された細胞バンクに保管されていたものである、請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
【請求項17】
前記組み換えリステリア株は、解凍または再構成時に90%を上回る生存能力を呈する、請求項16のいずれかに記載の使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13A】
【図13B】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27A】
【図27B】
【図27C】
【図28】
【図29】
【図30A】
【図30B】
【図30C】
【図31】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13A】
【図13B】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27A】
【図27B】
【図27C】
【図28】
【図29】
【図30A】
【図30B】
【図30C】
【図31】
【公表番号】特表2010−532313(P2010−532313A)
【公表日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−552749(P2009−552749)
【出願日】平成20年3月7日(2008.3.7)
【国際出願番号】PCT/US2008/003067
【国際公開番号】WO2008/109155
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(500429103)ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア (102)
【出願人】(509250870)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年3月7日(2008.3.7)
【国際出願番号】PCT/US2008/003067
【国際公開番号】WO2008/109155
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(500429103)ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア (102)
【出願人】(509250870)
【Fターム(参考)】
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