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学習システム及びプログラム
説明

学習システム及びプログラム

【課題】記入されたストロークの広がりに応じて表示範囲をコントロールすること。
【解決手段】学習システムは、複数の電子ペン1の各々から送信されたユーザ毎に受信された記入情報に基づいて、表示手段26に表示されたストロークの広がりに応じて、複数のユーザ毎のユーザストローク情報表示領域621〜625の表示範囲を算出する。そして、学習システムは、表示範囲が算出されたユーザストローク情報表示領域621〜625において、各ユーザの記入情報に基づいて描画されるストローク群を表示手段26に表示させる制御を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子ペンにより用紙に記入された内容を記憶するシステムにおいて、複数の用紙に記入された内容を端末装置に表示することが可能な、学習システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
記入した情報を電子化する電子ペンが開発されており、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」が知られている。アノトペンは、所定のドットパターンが印刷された専用紙とともに使用される。アノトペンは、ペン先部に、文字などを書くための通常のインクカートリッジに加えて、専用紙に印刷されたドットパターンを撮像するための小型カメラと、撮像したドットパターンから専用紙における位置座標を演算するプロセッサと、演算された位置座標などを外部機器へ送信するデータ通信ユニットとを搭載している。ユーザが専用紙上にアノトペンで文字などを書いたり、専用紙上に図案化されている画像にチェックマークを記入したりすると、ペンの移動に伴って小型カメラが専用紙に印刷されたドットパターンを撮像し、プロセッサによって演算された連続する位置座標から、ユーザが書き込んだ文字、画像などの記入情報が認識される。そして、この記入情報が、データ通信ユニットによりアノトペンから近くのパーソナルコンピュータや携帯電話などのコンピュータ装置に送信される(例えば、特許文献1参照)。また、ドットパターンに対向する電子ペンの角度に起因するドットの画像上の配列を補正する回転補正処理機能については、例えば特許文献2に記載されている。
【0003】
このような電子ペンやコンピュータ装置などで構成されるシステムを、授業に適用する技術が、特許文献3に開示されている。即ち、特許文献3によれば、各受講生は、授業の内容を、電子ペンで専用紙にそれぞれ記入する。このとき、各受講生毎に、電子ペンから記入情報がコンピュータ装置に逐次送信され、これらの記入情報に基づいて、専用紙への記入内容を示すストロークがそれぞれ描画されて、スクリーンなどに表示される。具体的には、先生がコンピュータ装置に対して所定の操作をすると、予めサイズが一律に固定された、受講生毎の各記入領域の中に、専用紙への記入内容を示すストロークがそれぞれ描画され、これらの受講生毎の各記入領域が羅列された一覧がスクリーンなどに表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3872498号公報
【特許文献2】特表2003−529853号公報
【特許文献3】特開2009−586479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1〜3に係る技術では、専用紙への記入内容を示すストロークが、予めサイズが一律に固定された各記入領域に一覧で表示されるため、記入されたストロークの広がりに応じて表示範囲をコントロールすることはできなかった。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、電子ペンにより用紙に記入された内容を記憶するシステムにおいて、記入されたストロークの広がりに応じて表示範囲をコントロールすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る学習システムは、コード化パターンが設けられた、複数のユーザの各々により使用され得る複数の用紙と、コード化パターンを読み取り、コード化パターンに関する情報を記入情報として送信する、前記複数のユーザの各々により使用され得る複数の電子ペンと、前記複数の電子ペンの各々から記入情報を受信して電子ペンごとに表示領域を分けてストロークを描画する処理を実行するコンピュータ装置と、を備える学習システムであって、前記コンピュータ装置は、各電子ペンから送信される記入情報を受信する受信手段と、各電子ペンからの記入情報に基づいて描画されるストローク群が表示されるユーザストローク情報表示領域についての可変する表示範囲を、前記受信手段により受信された各電子ペンからの記入情報に基づき前記複数のユーザ毎にそれぞれ算出する表示範囲算出手段と、前記表示範囲算出手段により前記表示範囲が算出された前記ユーザストローク情報表示領域の各々を、各電子ペンからの記入情報に基づいてそれぞれ描画されたストローク群を含めて表示させる制御を実行する表示制御手段と、を備え、前記表示範囲算出手段は、各電子ペンからの前記記入情報により把握されるストローク群の広がりに応じて、前記複数のユーザ毎の表示範囲をそれぞれ算出し、拡大していくことを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、ユーザによりコード化パターンが設けられた用紙に電子ペンで記入されると、電子ペンからコード化パターンに関する情報が記入情報として送信される。コンピュータ装置の受信手段は、電子ペンから送信された記入情報を受信する。表示範囲算出手段は、受信された各電子ペンからの記入情報に基づきストローク群が表示されるユーザストローク情報表示領域の表示範囲をそれぞれ算出する。表示制御手段は、表示範囲が算出されたユーザストローク情報表示領域において、描画されたストローク群を含めて、複数のユーザ毎のユーザストローク情報表示領域を表示させる制御を実行する。この場合に、表示範囲算出手段は、各電子ペンからの記入情報により把握されるストローク群の広がりに応じて、複数のユーザ毎のユーザストローク情報表示領域の表示範囲が可変して表示される。
したがって、ユーザの記入に基づいて描画されるストローク群の広がりに応じて各ユーザのユーザストローク情報表示領域の表示範囲が可変することから、ユーザである受講生は、ユーザストローク情報表示領域が変化することで他の受講生の記入の進行度合いを認識することができる。
【0009】
上記学習システムにおいて、前記表示範囲算出手段は、各ユーザにより電子ペンで前記用紙に記入されたストロークのX座標方向またはY座標方向の最大値に応じて、前記複数のユーザ毎の表示範囲を算出し、拡大していくよう構成するとよい。
この構成によれば、各ユーザのうちX座標方向またはY座標方向に最も広くストローク群を記入したものの進行度合いに合わせて他のユーザのユーザストローク情報表示領域の表示範囲を算出する。これにより、他のユーザは、自分のストローク群が表示された状態と、ユーザストローク情報表示領域の表示範囲とを見比べることによって、最も早く記載したユーザは、どの程度の進行度合いであるかを容易に把握することができる。
【0010】
また、上記学習システムにおいて、前記表示範囲算出手段は、前記表示制御手段により前記複数のユーザ毎に表示が制御された前記ストローク群が所定の方向に表示されていく速度に応じて、前記複数のユーザ毎の表示範囲を可変して算出するよう構成とするとよい。
この構成によれば、複数のユーザにより記入されたストローク群が所定の方向に表示されていく速度に応じて、ユーザストローク情報表示領域の表示範囲が変化する。これにより、ユーザは、自分のストローク群が表示された量と、ユーザストローク情報表示領域の表示範囲が可変する速度を見比べることによって、他のユーザは、どの程度の進行度合いであるかを容易に把握することができる。
【0011】
また、本発明に係るプログラムは、上記学習システムにおけるコンピュータ装置として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、用紙に電子ペンで記入したストロークの広がりに応じてストロークの表示範囲をコントロールすることできる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施形態における学習システムのシステム構成図である。
【図2】本実施形態における解答用紙を示す模式図である。
【図3】本実施形態における解答用紙、電子ペンと受講者(記入者)の対応について説明する図である。
【図4】ドットパターンにおけるドットの配置と変換される値との関係を示す説明図である。
【図5】(A)は、ドットパターンを模式的に示し、(B)は、それに対応する情報の例を示す図である。
【図6】電子ペンの構造を示す概略図である。
【図7】本実施形態に係る集約装置及び転送装置の機能ブロック図である。
【図8】本実施形態に係る記憶手段に記憶される構成を説明する図である。
【図9】本実施形態に係る記憶手段に記憶される学習データのファイル形式の概略的な構造を示す図である。
【図10】描画アプリケーションの実行による集約処理手段の表示手段への表示例を示す図である。
【図11】本実施形態に係る集約装置により機能する機能メニューの設定項目を示す図である。
【図12】描画アプリケーションの実行による集約処理手段のユーザ情報表示領域への表示例を示す図である。
【図13】描画アプリケーションの実行による集約処理手段のユーザ情報表示領域への表示例を示す図である。
【図14】描画アプリケーションの実行による集約処理手段のユーザ情報表示領域への表示例を示す図である。
【図15】解答用紙への記入とYnMAXとの関係を示す図である。
【図16】本実施形態に係る集約装置が実行する拡大表示モード処理の一連の流れを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0015】
[学習システムの構成]
図1は、本実施形態に係る学習システム10の構成を示す。図1に示すように、本実施形態に係る学習システム10は、電子ペン1−1〜1−nと、集約装置2と、必要に応じて設けられる転送装置3と、プロジェクタ4と、解答用紙5−1〜5−nと、スクリーン6とを有する。
なお、以下、電子ペン1−1〜1−nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて単に「電子ペン1」と呼ぶ。同様に、以下、解答用紙5−1〜5−nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて単に「解答用紙5」と呼ぶ。
【0016】
受講者(利用者)には、1本の電子ペン1と、複数枚の解答用紙5のセット(ノートの形態でもよい)とがそれぞれ配布される。電子ペン1としては、アノトペンが採用されており、解答用紙5には、ドットパターンが印刷されている。
これにより、受講者(利用者)は、解答用紙5に対して、電子ペン1で手書きのストローク群(解答)を記入することができる。当該手書きのストローク群の記入中に電子ペン1からは、逐次記入情報が、Bluetooth(登録商標)により、原則として集約装置2に無線送信される。なお、「原則として」としたのは、後述するように、記入情報は、転送装置3を介して集約装置2に無線送信される場合があるからである。
なお、電子ペン1のさらなる詳細については、図6などを用いて、解答用紙5のさらなる詳細については、図2などを用いて、それぞれ後述する。
【0017】
集約装置2は、ラップトップ型のパーソナルコンピュータ(Personal computer)などのコンピュータ装置で構成される。集約装置2は、電子ペン1からの記入情報を受信すると、当該記入情報に基づいて、解答用紙5上に手書きで記入されているものと同様のストローク群を描画して記録するとともに、プロジェクタ4を通じてスクリーン6に表示させる。
【0018】
なお、集約装置2は、電子ペン1−1〜1−nから、記入情報を無線通信により直接受信することができる。ただし、記入される解答用紙5−1〜5−nが多いために記入情報を送信する電子ペン1−1〜1−nの本数nが多い場合や、受講者が解答する会場が離れているなどにより集約装置2の無線通信の範囲外となるような場合は、転送装置3が学習システム10にさらに設けられる。
転送装置3は、ラップトップ型のパーソナルコンピュータなどで構成され、電子ペン1−1〜1−nのうちの少なくとも一部から送信される記入情報を中継して集約装置2へ転送する。このとき、転送装置3から集約装置2へのデータの送信は、例えばLAN(Local Area Network)経由でTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)の通信方式で行うとよい。
【0019】
プロジェクタ4は、集約装置2から画面の表示内容を示す情報を受信して、当該情報に基づいて、集約装置2の画面をスクリーン6へ投影表示する。
【0020】
[解答用紙]
図2は、記入用紙としての解答用紙5を示す模式図である。
受講生には、1枚の解答用紙5のみでもよいが、本実施形態では、複数枚の解答用紙5のセットが配布される。ここで、複数枚の解答用紙5の各々を、上方から順に、1枚目、2枚目、3枚目、…、m枚目(mは、2以上の任意の整数値)の各解答用紙5と呼ぶ。この場合、1枚目、2枚目、3枚目、…、m枚目の各解答用紙5の各々には、その略全面に、相異なるパターンのドットパターン(コード化パターン)が印刷されている(つまり、相異なる座標範囲が設定されている)。ドットパターンは、赤外線を吸収するカーボンを含んだインクにより印刷され、記入枠を示す線は、赤外域に吸収性を持たないインクにより印刷される。このようなドットパターンがそれぞれ印刷された各解答用紙5には、ユーザエリア51が規定されている(詳細については、図7を参照して後述する)。また、図示はしないが、各解答用紙5には、所属(クラス)や名前を記入する記入欄や、問題(文字列)、解答欄などが、赤外域に吸収性を持たないインクにより印刷されていてもよい。
なお、各受講生のそれぞれに配布される解答用紙5−1〜5−nについては、同一のk枚目(kは、1〜mの範囲内の任意の整数値)である場合には同一のドットパターンが印刷されている(同一の座標範囲が設定されている)。
【0021】
〔解答用紙、電子ペンと受講者の対応など〕
図3は、解答用紙5、電子ペン1、及び受講者(記入者)の対応について説明する図である。
解答用紙5、電子ペン1、及び受講者(記入者)の対応などについては、本実施形態では、図3に示すように、受講者「一郎」が、電子ペン1−1を用いて解答用紙5−1に解答を記入する。受講者「次郎」が、電子ペン1−2を用いて解答用紙5−2に解答を記入する。受講者「三郎」が、電子ペン1−3を用いて解答用紙5−3に解答を記入する。受講者「四郎」が、電子ペン1−4を用いて解答用紙5−4に解答を記入する。受講者「五郎」が、電子ペン1−5を用いて解答用紙5−5に解答を記入する。また、講師(利用者)「花子」が、集約装置2を操作する。
【0022】
[ドットパターン]
続いて、解答用紙5−1〜5−nに形成されるアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について説明する。
【0023】
図4は、ドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図4に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。即ち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、解答用紙5上の位置座標が決定されるよう構成されている。
【0024】
図5(A)は、あるドットパターンの配列を示している。図5(A)に示すように、縦横約2mmの範囲内に6×6個のドットが、解答用紙5上のどの部分から6×6ドットを取ってもユニークなパターンとなるように配置されている(ただし、本実施形態では解答用紙5−1〜5−nを含む全解答用紙5の同一ページには同一のドットパターンが配置されている)。これら36個のドットにより形成されるドットパターンは位置座標を保持している。図5(B)は、図5(A)に示す各ドットを、格子の基準位置からのシフト方向によって、図4に示す規則性に基づいて対応付けられた値に変換したものである。この変換は、ドットパターンの画像を撮影する電子ペン1によって行われる。
【0025】
[電子ペン]
次に電子ペン1について説明する。図6に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPUなどにより構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナなどにより構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端は、インクを備えるペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103を解答用紙5上に当接させて、文字などのストローク(手書きのストローク)を記入したり、タップ(ペン先部103による解答用紙5への軽叩)したりする。ここで、電子ペン1のペン先部103が解答用紙5に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形などは、1つ又は複数個のストロークからなる。また、電子ペン1のペンダウンからペンアップまでにペン先部103から解答用紙5上に流出するインクにより、ストロークと略同一軌道の軌跡が解答用紙5上に描かれる。
【0026】
バッテリー112は、電子ペン1内の各部品に電力を供給するためのものであり、例えば電子ペン1のキャップ(図示せず)の脱着により電子ペン1自体の電源のオン/オフを行うよう構成させてもよい。リアルタイムクロック110は、現在時刻(タイムスタンプ)を示す時刻情報を発信し、プロセッサ108に供給する。圧力センサ107は、ユーザが電子ペン1により解答用紙5に文字やマークを書いたりタップしたりする際にペン先部103からインクカートリッジ104を通じて与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、その値をプロセッサ108へ伝送する。
【0027】
プロセッサ108は、圧力センサ107から与えられる筆圧データに基づいて、LED105及びCMOSカメラ106のスイッチのオン/オフを切り替える。即ち、ユーザが電子ペン1で解答用紙5に設問に対する解答の文字などを書くと、ペン先部103に筆圧がかかり、圧力センサ107によって所定値以上の筆圧が検出されたときに、プロセッサ108は、ユーザが記入を開始したと判定して、LED105及びCMOSカメラ106を作動させる。そして、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンダウン情報と、後述するペンIDとを関連付けて、記入情報として集約装置2(又は転送装置3を介して集約装置2)へ送信する。また、ユーザが1つのストロークを記入し終えて電子ペン1を解答用紙5から離すと、圧力センサ107は、所定値以上の筆圧が検出されなくなることでペンアップを検出する。すると、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンアップ情報とペンIDとを関連付けて、記入情報として集約装置2(又は転送装置3を介して集約装置2)へ送信する。
【0028】
LED105とCMOSカメラ106は、電子ペン1のペン先部103付近に取り付けられており、筐体101におけるLED105及びCMOSカメラ106と対向する部分には、開口部102が形成されている。LED105は、解答用紙5上のペン先部103近傍に向けて赤外線を照明する。その領域は、ペン先部103が解答用紙5に接触する位置とはわずかにずれている。CMOSカメラ106には、赤外線を透過し赤外線以外を遮断する赤外線透過フィルタが設けられており、CMOSカメラ106は、LED105によって照明された領域内におけるドットパターンを撮影し、そのドットパターンの画像データをプロセッサ108に供給する。ここで、ドットのインク素材は、赤外線を吸収するため、LED105によって照射された赤外線は、ドットによって吸収される。そのため、ドットの部分は、赤外線の反射量が比較的少なく、ドット以外の部分は赤外線の反射量が比較的多い。CMOSカメラ106の撮影により、赤外線の反射量の違いから閾値を設けることによって、ドットの領域とそれ以外の領域を区別することができる。なお、CMOSカメラ106による撮影領域は、図5(A)に示すような約2mm×約2mmの大きさを含む範囲であり、CMOSカメラ106の撮影は毎秒50〜100回程度の定間隔で行われる。また、CMOSカメラ106は、ドットを鮮明に撮影するため、十分な被写界深度を有している。
【0029】
プロセッサ108は、ユーザの記入が行われる間、CMOSカメラ106によって供給される画像データのドットパターンから、ユーザが記入するストローク(筆跡)の解答用紙5上におけるX,Y座標(単に「位置座標」、「座標情報」とも呼ぶ)を連続的に演算していく。即ち、プロセッサ108は、CMOSカメラ106によって供給される、図5(A)に示されるようなドットパターンの画像データを図5(B)に示すデータ配列に変換し、さらに、X座標ビット値・Y座標ビット値に変換して、そのデータ配列から所定の演算方法によりX,Y座標データを演算する。なお、プロセッサ108は、ドットパターンに対向する電子ペン1の角度に起因するドットの画像上の配列を補正する回転補正処理機能を備えており、座標演算の際、その機能を実行させる。そして、プロセッサ108は、リアルタイムクロック110から発信される現在時刻(タイムスタンプ:記入された時刻情報)、筆圧データ及びX,Y座標データを関連付ける。以後、これらの関連付けたデータを、まとめて「座標属性情報」と呼ぶ。なお、解答用紙5−1〜5−nの各々における6×6のドットパターンは、その解答用紙5内で重複することはないため、ユーザが、その解答用紙5−1〜5−nを電子ペン1でタップしたり文字などを記入すると、タップ又は記入された位置が、解答用紙5−1〜5−nのうち、どの位置に当たるかを、プロセッサ108による座標演算により特定することができる。同様に、解答用紙5における6×6のドットパターンは、その解答用紙5内で重複することはないため、ユーザが、解答用紙5にタップしたり電子ペン1で文字などを記入すると、記入された位置が、どの解答用紙5のどの位置に当たるかを、プロセッサ108による座標演算により特定することができる。
【0030】
メモリ109には、電子ペン1を識別するための「pen01」といったペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョンなどのプロパティ情報が記憶されている。そして、通信ユニット111は、ペンIDと、座標属性情報(時刻情報と、筆圧データと、X、Y座標データ)とを関連付けて、記入情報として集約装置2(又は転送装置3を介して集約装置2)へ送信する。通信ユニット111による集約装置2への送信は、Bluetooth(登録商標)などの無線送信によって、即時的かつ逐次的に行われる。ここで、電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に生成されて集約装置2に送信された1個又は複数個の記入情報(座標属性情報)は、集約装置2によりストローク情報として記憶される。換言すると、1つのストロークは、1個又は複数個のX,Y座標(座標点)に基づいて描画されるため、集約装置2は、ペンダウン情報及びペンアップ情報によって、1つのストロークを描画するために必要な1個又は複数個の座標属性情報を認識する。このように、ユーザの1つのストロークの記入により、電子ペン1によって生成される座標属性情報の集合を「ストローク情報」と呼ぶ。また、ペン先部103は、筆圧をインクカートリッジ104を介して圧力センサ107に伝達する。
【0031】
[集約装置2及び転送装置3の構成]
次に、集約装置2及び転送装置3の構成について説明する。
集約装置2及び転送装置3の各々は、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPUなどのプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボードなどを含むパーソナルコンピュータなどで構成される。
【0032】
図7は、集約装置2及び転送装置3の機能ブロック図である。
【0033】
[転送装置]
転送装置3は、転送受信手段31と、転送送信手段32とを備える。転送装置3は、電子ペン1から受信した記入情報を集約装置2へ転送する処理を行う。
【0034】
転送受信手段31は、電子ペン1からBluetooth(登録商標)の無線通信方式で送信される記入情報を受信する。
転送送信手段32は、転送受信手段31により受信された記入情報を集約装置2に送信する。転送送信手段32による集約装置2への記入情報の送信の方式は、本実施形態ではLAN経由でTCP/IPの通信方式により行われる。
【0035】
[集約装置]
集約装置2は、集約個別受信手段(受信手段)20と、集約転送受信手段(受信手段)21と、範囲指定手段22と、入力手段23と、記憶手段24と、集約処理手段(処理手段)25と、表示手段26と、送信手段27とを備える。
【0036】
集約個別受信手段20は、受信回路などにより構成され、電子ペン1から送信された記入情報を直接受信する。そして、集約個別受信手段20は、受信した当該記入情報を集約処理手段25に供給する。
集約転送受信手段21は、アンテナや受信回路などにより構成され、電子ペン1からの記入情報が転送装置3により転送されてくると、当該記入情報を受信する。そして、集約転送受信手段21は、受信した当該記入情報を集約処理手段25に供給する。
【0037】
範囲指定手段22は、マウスなどのポインティング・デバイスとその操作を検知する手段によって構成される。範囲指定手段22を構成するマウスなどは、表示手段26の画面におけるボタンのクリック操作や、任意の位置かつ任意の大きさの長方形状の画面範囲を指定するユーザのドラッグ操作を受け付ける。範囲指定手段22は、受け付けた操作内容を集約処理手段25に供給する。
入力手段23は、処理や表示の種別を含む処理態様の指示として入力された内容を受け付ける。入力手段23は、キーボードなどとその操作を検知する手段によって構成される。
なお、マウスは、その操作によって範囲指定手段22と入力手段23とを兼ねることができる。
【0038】
記憶手段24は、ROMやRAM、ハードディスクなどのメモリによって構成され、解答用紙5における各ユーザエリア51と位置座標とを関連付けた情報を記憶する。
また、図8に示すように、記憶手段24は、電子ペン1が保持する固有のペンIDに対して、ユーザIDとユーザ名とをユーザ定義情報として関連付けて記憶する。図8において、例えば、ペンID「pen01」には、ユーザID「U01」とユーザ名「一郎」とが予め関連付けられたユーザ定義情報が記憶されている。以下同様に、ペンID「pen02」には、ユーザID「U02」とユーザ名「次郎」とが予め関連付けられたユーザ定義情報が記憶されている。ペンID「pen03」には、ユーザID「U03」とユーザ名「三郎」とが予め関連付けられたユーザ定義情報が記憶されている。ペンID「pen04」には、ユーザID「U04」とユーザ名「四郎」とが予め関連付けられたユーザ定義情報が記憶されている。ペンID「pen05」には、ユーザID「U05」とユーザ名「五郎」とが予め関連付けられたユーザ定義情報が記憶されている。
さらに、記憶手段24は、各電子ペン1によって送信されてきた記入情報を、ペンID毎にストローク情報として記憶する。
【0039】
さらに、記憶手段24には、記入情報及びユーザ定義情報に基づいて、集約処理手段25による描画アプリケーション(プログラム)が実行されることにより、ファイル形式で学習データが保存される。
【0040】
図9を参照して、記憶手段24に記憶される学習データのファイル形式について説明する。図9は、学習データのファイル形式の概略的な構造を示している。
図9に示すように、学習データは、ファイル属性情報と、ユーザID別の個人学習データとを有する。ファイル属性情報には、作成日時情報が含まれている。また、個人学習データには、ユーザIDと、当該ユーザIDに対応する電子ペン1から送信された記入情報の位置座標情報などをストローク単位で含むストローク情報(以下、「ユーザストローク情報」と呼ぶ)と、解答内容などに応じてカテゴライズのために操作者によって設定されるユーザ色(分類)情報やキーワード情報などが含まれている。ユーザIDは、集約処理手段25により、記入情報に含まれるペンIDに基づいて、記憶手段24に予め記憶されたユーザ定義情報を参照することで特定され、当該記入情報に基づくユーザストローク情報と対応付けられる。ユーザストローク情報は、電子ペン1が演算した位置座標(XY座標)情報、記入されたときの時刻情報、及び筆圧情報が含まれる。ファイルデータを読み込む際には、操作者が、入力手段23によって、ユーザID、ユーザ色情報、キーワード情報などを所定の入力エリアに入力することで、集約処理手段25によって特定のデータを検索させ、ユーザストローク情報により描画されるストロークを表示手段26に再現させることができる。
【0041】
図7の集約処理手段25は、電子ペン1からの記入情報を集約して処理する。集約処理手段25は、アプリケーションプログラムの実行により機能を発揮するCPUなどのプロセッサによって構成されている。集約処理手段25は、情報処理手段251と、表示範囲算出手段252と、表示制御手段253とを備える。
【0042】
情報処理手段251は、集約個別受信手段20又は集約転送受信手段21により受信された、電子ペン1からの位置座標及びペンIDなどを含む記入情報を逐次取得する。情報処理手段251は、ペンID毎に、即ちユーザID毎に、記入情報群からなるユーザストローク情報を記憶手段24に記憶させる。
【0043】
表示範囲算出手段252は、表示手段26の画面に設けられる後述のストローク情報表示領域501(図12〜14参照)に対して、一ユーザストローク情報表示領域(図12〜14参照)を含めて配置する場合に、ユーザストローク情報表示領域の表示範囲を算出する。ここで、所定のユーザについてのユーザストローク情報表示領域とは、当該所定のユーザのユーザIDに対応するユーザストローク情報に基づき描画されるストローク群が表示される領域をいう。
表示範囲算出手段252による表示範囲の算出は、複数のユーザ毎のユーザストローク情報(記入情報群)に基づき行われる。この場合、表示制御手段253により表示が制御されるストローク群の量に応じて、複数のユーザ毎の表示範囲が可変して算出される。表示範囲算出手段252は、算出した表示範囲の情報を表示制御手段253へ供給する。
【0044】
表示制御手段253は、表示範囲算出手段252により表示範囲が算出された複数のユーザ毎のユーザストローク情報表示領域の各々に、複数のユーザ毎に描画されたストローク群を含めて表示手段26に表示させる制御を実行する。詳細には、表示制御手段253は、ペンID毎に関連付けられた記入情報群からなるユーザストローク情報により描画されたストローク群を表示手段26に表示させる。具体的には、表示制御手段253は、範囲指定手段22のマウス操作でドラッグにより指定された各範囲に対応する各解答用紙5における記入情報群からなるユーザストローク情報を、記憶手段24からそれぞれ抽出して、各解答用紙5毎のストローク群として表示手段26に一覧表示させるなど、様々な処理を行う。
また、表示制御手段253は、解答用紙5についての記入情報を含む学習データに基づいて、表示手段26に記入内容(ストローク群)を表示させるとともに、電子ペンIDに対応するユーザIDにより特定されるユーザ名を表示させる。表示手段26に電子ペン1による記入内容(ストローク群)とユーザ名とが表示されるため、操作者である講師「花子」は、受講者(記入者)とその者による記入内容とを合わせて認識することができる。また、表示制御手段253は、表示手段26と同じ内容を同期させて、プロジェクタ4からスクリーン6へ投影表示させるため、表示手段26に対する表示信号と同じ内容の信号を送信手段27に対してプロジェクタ4へ向けて送信させる。すると、各受講者も、プロジェクタ4からスクリーン6へ投影表示された記入内容とその記入者とを合わせて認識することができる。
【0045】
送信手段27は、表示手段26に表示される内容と同じ内容をプロジェクタ4からスクリーン6(図1参照)へ投影表示させるため、表示手段26への表示信号を同期してプロジェクタ4へ送信する。
【0046】
〔描画アプリケーションによる画面表示〕
次に、描画アプリケーションの実行による表示制御手段253の表示手段26への表示処理について図10を参照しつつ説明する。
図10は、描画アプリケーションの実行による表示制御手段253の表示手段26への表示例を示す図である。
【0047】
電子ペン1で解答用紙5に記入された際に生成された記入情報に基づいて、集約装置2で記憶手段24に個別学習データに含めて記憶されたユーザストローク情報を用いて、集約処理手段25によって描画されたストローク群は、表示手段26のストローク情報表示領域501に描画される。
集約処理手段25の情報処理手段251は、ユーザストローク情報に基づいて描画されるストローク群が、拡大表示などでストローク情報表示領域501よりも大きい場合、横スクロールバー502及び縦スクロールバー503を有効とする。そして、表示制御手段253は、利用者のマウス操作によってストローク情報表示領域501をスクロールして、描画対象のストローク群の全体を複数回に分けて表示できるようにする。
【0048】
また、集約処理手段25は、表示手段26に表示される画面上部に、複数の機能ボタンを表示させる。機能ボタンは、選択ユーザ表示ボタン511、比較一覧表示ボタン512、再生表示ボタン513、選択画像出力ボタン514、表示サイズ変更リスト515、縮小表示ボタン516、拡大表示ボタン517、ページ送りボタン518,519、回転表示ボタン520,521、ユーザコントロール表示ボタン522などにより構成される。集約処理手段25の情報処理手段251は、利用者によるマウス操作に基づく各機能ボタンの選択により、それぞれに割り当てられた機能を発揮させるための処理を実行する。
【0049】
選択ユーザ表示ボタン511には、後述するユーザ選択リスト531から選択された1つのユーザ名についてのユーザストローク情報に対応するストローク群を表示する機能が割り当てられている。
比較一覧表示ボタン512には、全ユーザ名の各々についてのユーザストローク情報に対応するストロークの各々を同時に並べて一覧表示する機能が割り当てられている。
再生表示ボタン513には、1つのユーザストローク情報に対応する1ストロークずつ再生表示する機能が割り当てられている。
選択画像出力ボタン514には、任意の選択範囲がある場合にその選択範囲内のストローク群を、画像データとして外部出力する機能が割り当てられている。
これらの機能を設けることで、各受講生の記入情報から、参考となる模範解答集などを容易に作成できるようになる。
【0050】
表示サイズ変更リスト515は、現在、ストローク情報表示領域501に表示されるストローク群の表示サイズを示すリストである。ユーザがマウスを用いてプルダウンメニューの中から表示サイズを任意に選択し、変更できる。
縮小表示ボタン516には、ストローク情報表示領域501に表示されるストローク群の表示サイズを、現在設定されている表示サイズから所定の割合で縮小する機能が割り当てられている。
拡大表示ボタン517には、ストローク情報表示領域501に表示されるストローク群の表示サイズを、現在設定されている表示サイズから所定の割合で拡大する機能が割り当てられている。
ページ送りボタン517,518の各々には、解答用紙5の複数枚からなるセットが用いられる場合に、異なるページアドレス(用紙ドットパターン)の複数枚の解答用紙5の中から、表示対象の1枚を選択する機能が割り当てられている。
回転表示ボタン519,520の各々には、ストローク情報表示領域501に表示されるストローク群を90度ずつ回転させる機能が割り当てられている。このような機能を設けることで、表示上の用紙向きを簡単に変更できる。
ユーザコントロール表示ボタン522には、ユーザコントロールリスト530の表示・非表示を切り替える機能が割り当てられている。非表示にすることで、ストローク情報表示領域501が拡大される。
【0051】
ユーザコントロールリスト530には、ユーザ選択リスト531、色分類ボタン551〜556、名簿順ソートボタン561、色順ソートボタン562、分類グラフ表示ボタン563、リロードボタン564などが表示される。なお、ユーザコントロールリスト530によりコントロール対象となるユーザとは、本実施形態では、電子ペン1を有する受講生である。
【0052】
ユーザ選択リスト531は、ストローク情報表示領域501に表示されるストローク群を、ユーザ名で選択するためのリストであり、Gr(グループ)欄541、ユーザ名欄542、キーワード欄543を有する。
集約処理手段25は、色分類ボタン551〜556によって選択されたユーザ色(分類)情報を、Gr(グループ)欄541に表示する。また、集約処理手段25は、電子ペン1から取得されて記憶手段24に個別学習データに含められて記憶されたユーザストローク情報毎に関連付けられているユーザIDに対応するユーザ名をユーザ名欄542に表示する。また、集約処理手段25は、問題の解き方を端的に表したキーワードをキーワード欄543に表示する。
【0053】
操作者が、入力手段23のマウスを操作して、ユーザ選択リスト531から所望のユーザを選択して、選択ユーザ表示ボタン511をクリックすると、集約処理手段25は、選択されたユーザのストローク情報に基づいて、解答用紙5の記載内容に対応するストローク群を、ストローク情報表示領域501に画像として表示する。
【0054】
色分類ボタン551〜556の各々には、ユーザ選択リスト531に表示されているユーザ毎のGr(グループ)欄541に対して、ユーザ色(分類)情報を設定する機能が割り当てられている。
色分類ボタン551には赤色に、色分類ボタン552には青色に、色分類ボタン553には黄色に、色分類ボタン554には緑色に、色分類ボタン555には茶色に、色分類ボタン556には白色に、それぞれ設定する機能が割り当てられている。
集約装置2の操作者(講師)は、マウスによって、ユーザ選択リスト531内の特定のユーザ名(受講生の名前)を選択し、色分類ボタン551〜556のうち所望のボタンを選択する。すると、集約処理手段25は、ユーザ選択リスト531内の選択されたユーザ名のGr(グループ)欄541を、選択された色で表示する。この機能により、操作者である講師が、ストローク情報表示領域501に表示される受講者(ユーザ)の解答内容を見て、その考え方などをカテゴリー分けして色をつけ、見易くすることができる。なお、ユーザ色(分類)情報は、未設定時は、白色に設定しておくとよい。
【0055】
名簿順ソートボタン561は、ユーザ選択リスト531に表示されているユーザ一覧を、名簿番号順に並べ替えるためのボタンである。本第1実施形態では、図8に示すユーザID順を名簿番号順としている。
色順ソートボタン562は、ユーザ選択リスト531に表示されているユーザ一覧を、ユーザ色情報順に並べ替える機能が割り当てられている。色順ソートボタン562が選択されることにより、色分類ボタン551〜556の操作によって付された色情報、即ち、Gr(グループ)欄541に設定された色情報が、同じユーザ同士が連続して配列されるようになる。
分類グラフ表示ボタン563には、色分類ボタン551〜556の操作によって付されたユーザ色情報別のユーザ数を、ストローク情報表示領域501に棒グラフなどで表示する機能が割り当てられている。
【0056】
リロードボタン564には、ユーザ選択リスト531において選択されているユーザのユーザストローク情報を、学習データファイル保存時の状態まで戻す機能が割り当てられている。
集約処理手段25は、操作者である講師により、リロードボタン564がマウスにより選択されると、前回のファイル保存以降に電子ペン1より受信して記憶手段24の格納領域に記憶されたユーザストローク情報をクリアする。格納領域に記憶されたユーザストローク情報の特定は、選択されているユーザに関連付けられているユーザIDに基づいて行われる。そして、集約処理手段25は、前回のファイル保存の時点までのユーザストローク情報を読み出し、ストローク群を描画してストローク情報表示領域501に表示する。この機能は、個々のユーザが解答をやり直したい場合などに活用できる。
【0057】
また、ファイルデータの保存やアプリケーションの設定などは、一般的なアプリケーションと同様に、機能メニューとして用意することができる。
図11は、機能メニューの設定項目を示す図である。
【0058】
図11(A)に示すように、ファイルメニュー571のプルダウンメニューとして、メニュー581〜586が備えられている。
メニュー581,582の各々には、学習データに必要なファイルデータの読み込み・保存を実行する機能が割り当てられている。
メニュー583,584の各々には、表示中の画像を画像データの形式で保存する機能が割り当てられている。
メニュー585の各々には、表示中の画像を印刷する機能が割り当てられている。
メニュー586には、アプリケーションの終了を実行する機能が割り当てられている。
これらのメニュー581〜586など、アプリケーションの全般的な管理に関する実行機能を一覧で用意しておくと便利である。これらのメニューが選択されると、集約処理手段25により各機能を実現させる処理が実行される。
【0059】
また、ファイルデータの保存に関するファイル形式を、ユーザ別のユーザストローク情報と設定情報を関連付けた構造としているので、ファイルデータを読み込む際、ユーザID、ユーザ色情報、キーワード情報などから特定のデータを検索し、検索されたユーザストローク情報に基づいてストローク群を描画してストローク情報表示領域501に表示することができる。ここで、図9のキーワード情報は、図10に示すキーワード欄543に表されたキーワードに対応している。
【0060】
図11(B)に示すように、表示メニュー572のプルダウンメニューとして、ウィンドウ枠を隠し、アプリケーションの表示領域を最大限拡大する全画面表示メニュー591など、アプリケーションの表示に関する実行機能を一覧で用意しておくと便利である。
【0061】
図11(C)に示すように、ツールメニュー573のプルダウンメニューとして、徐々拡大表示メニュー601、ペン管理メニュー602、用紙管理メニュー603、このアプリケーションについてメニュー604が備えられている。
徐々拡大表示メニュー601には、ストローク情報表示領域501(図12参照)において表示される後述の各ユーザ毎のユーザストローク情報表示領域621〜625(図12参照)を、所定の条件により徐々に拡大して表示する機能が割り当てられている。
ペン管理メニュー602には、電子ペン1の接続経由状況(例えば転送装置3のIPアドレスなど)を表示する機能が割り当てられている。
用紙管理メニュー603には、ストローク群を表示する背景となる解答用紙5の画像を設定する機能が割り当てられる。
このアプリケーションについてメニュー604は、アプリケーションのバージョンやプロパティ情報などを表示する機能が対応付けられている。これらのメニューなどを、アプリケーションの設定に関する実行機能を一覧として用意しておくと便利である。
【0062】
次に、図12〜図14を参照して、ストローク情報表示領域501の表示例について説明する。
図12〜図14は、描画アプリケーションの実行による集約処理手段25のストローク情報表示領域501の表示例を示す図である。
【0063】
図12〜図14に示すように、ストローク情報表示領域501には、各ユーザに対応するユーザ名表示領域611〜615と、各ユーザが解答用紙5記入した内容に対応するストローク群が含まれるユーザストローク情報表示領域621〜625とが表示される。
ユーザ名表示領域611〜615の各々には、ユーザ選択リスト531のユーザ名欄542に表示されている各ユーザ名がそれぞれ表示される。ユーザストローク情報表示領域621〜625には、ユーザ名表示領域611〜615の各々に表示された各ユーザが電子ペン1で解答用紙5−1〜5−5の各々に記入した内容に対応するストローク群の各々が表示される。
図12〜図14では、ユーザ選択リスト531に表示されている全てのユーザ名が選択されている。そして、ストローク情報表示領域501には、各ユーザ「一郎」「次郎」「三郎」「四郎」「五郎」によって各電子ペン1を用いて記入された記入内容に対応する各ストローク群がそれぞれ表示されている。
また、ユーザは、ユーザ選択リスト531のキーワードの欄に、入力手段23のキーボードを用いて直接文字を入力することができる。集約処理手段25の情報処理手段251は、入力手段23により入力された文字を、個人学習データファイルのキーワード情報として記憶手段24におけるユーザID別の格納領域に記憶する(図9参照)。
【0064】
ここで、ユーザストローク情報表示領域621〜625は、基準座標と相対的な座標(Xvar,Yvar)とにより表される所定の表示範囲により形成されている。本実施形態においては、各ユーザストローク情報表示領域621〜625毎に基準となる基準座標(X,Y),(X,Y),…,(X,Y)が設定されている。この基準座標は、各ユーザの解答用紙(図2参照)のドットパターンが印刷された左上角に対応する。したがって、ユーザストローク情報表示領域621の表示範囲は、(X,Y)と(X+Xvar,Y+Yvar)とを対頂角とする長方形により表される。同様に、ユーザストローク情報表示領域622の表示範囲は、(X,Y)と(X+Xvar,Y+Yvar)とを対頂角とする長方形により表される。同様に、ユーザストローク情報表示領域623の表示範囲は、(X,Y)と(X+Xvar,Y+Yvar)とを対頂角とする長方形により表される。ユーザストローク情報表示領域624の表示範囲は、(X,Y)と(X+Xvar,Y+Yvar)とを対頂角とする長方形により表される。ユーザストローク情報表示領域625の表示範囲は、(X,Y)と(X+Xvar,Y+Yvar)とを対頂角とする長方形により表される。本実施形態においては、横書きで解答用紙5に記入していくため、Xvarは固定値(例えば解答用紙5のユーザエリア51の横幅に対応する長さ)としているため、実質的には、Yvarのみが可変となる。ただし、縦書きで解答用紙5に記入していくような場合には、Yvarを解答用紙5のユーザエリア51の縦幅に対応する長さとして固定し、Xvarのみを可変としてもよいし、あるいはXvar及びYvarの何れも可変としてもよい。
また、表示範囲算出手段252は、表示範囲を変えていく過程で、ストローク情報表示領域501上において、ユーザストローク情報表示領域621〜625同士が重ならないように、必要に応じて、各基準座標(X,Y),(X,Y),…(X,Y)を移動させる。
【0065】
図15は、表示範囲算出手段252が各電子ペン1から受信した記入情報に基づいて表示範囲を算出するための図を示している。図15に示すように、各基準座標は、各ユーザの解答用紙のドットパターンが印刷されたユーザエリア51の左上角に対応する。そして、解答用紙5は横書きであるため、X座標の拡大方向は右方向とし、Y座標の拡大方向は下方向としている。
【0066】
表示範囲算出手段252は、各電子ペン1から受信し、ユーザストローク情報表示領域621〜625に表示されるストローク群に対応する記入情報のY座標の拡大方向の最大値YnMAX(nは電子ペン1を識別するサフィックス)を抽出する。なおここでは、図15に示すように、表示範囲算出手段252は、YnMAXは、解答用紙5のユーザエリア51の上辺からの相対的な長さを求める。
【0067】
ユーザ「一郎」によって記入されたストローク群について、表示範囲算出手段252は、電子ペン1−1から受信した記入情報からY座標の最大値Y1MAXを求める(略2行目の位置)。
同様に、ユーザのうち、「次郎」、「三郎」、「四郎」、及び「五郎」の各々が記入したストローク群についても、表示範囲算出手段252は、各電子ペン1−2〜1−5から受信した記入情報からそれぞれY座標の最大値Y2MAX,Y3MAX,Y4MAX,Y5MAXを求める。さらに、表示範囲算出手段252は、各Y座標最大値Y1MAX〜Y5MAXの中における最大値であるMAX(YnMAX)を求める。図15に示す例では、Y2MAXが最大値となっている。
そして、表示範囲算出手段252は、MAX(YnMAX)に対応するユーザストローク情報表示領域621〜625上の長さを、Yvarする。
【0068】
ここで、図12〜図14により、表示範囲算出手段252による表示拡大機能により、ユーザストローク情報表示領域621〜625が徐々に拡大される様子を説明する。
図12は、各受講生による解答が開始されて、ある時間が経過したときの表示手段26に表示された画面を示す。図12では、ユーザ「四郎」が記入したストローク群のY方向の最大値Y4MAXが最も大きいため、Y4MAXに対応するユーザストローク情報表示領域624上の長さがYvarとされ、ユーザストローク情報表示領域621〜625が拡大されている。
図13は、図12に示す表示時点からさらにある程度の時間が経過したときの表示手段26に表示された画面を示す。図13では、ユーザ「次郎」が記入した解答に対応するストローク群のY方向の最大値Y2MAXが最も大きいため、Y2MAXに対応するユーザストローク情報表示領域622上の長さがYvarとされ、ユーザストローク情報表示領域621〜625がさらに拡大されている。
図14は、図13に示す表示時点からさらにある程度の時間が経過したときの表示手段26に表示された画面を示す。図14に示すように、各ユーザに対応する各ユーザストローク情報表示領域621〜625の表示範囲は、ユーザ「次郎」が記入した解答の内容に対応するストローク群のY方向の最大値Y2MAXが続けて最も大きいため、Y2MAXに対応するユーザストローク情報表示領域622上の長さがYvarとされ、ユーザストローク情報表示領域621〜625がさらに拡大されている。
【0069】
[集約装置の処理フロー]
次に、図16を参照して、集約装置2の拡大表示モードの処理フローについて説明する。
図16は、集約装置2が実行する拡大表示モード処理の一連の流れを説明するフローチャートである。
【0070】
記憶手段24には、電子ペン1が保持する固有のペンIDに対して、各ユーザIDとユーザ名とが定義情報として関連付けられて記憶されている。したがって、集約装置2は、各電子ペン1から受信した記入情報に含まれるペンIDにより、ユーザごとに記入情報を区別することができる。また、集約装置2は、ユーザのマウス操作により、徐々拡大表示メニュー601がクリックされて、拡大表示モードであるとする。
このような前提の下、各ユーザが、所定の解答用紙5に対して、各電子ペン1でタップしたり手書きのストロークを記入すると、電子ペン1は、生成した各記入情報を集約装置2(又は転送装置3を介して集約装置2)へ送信する。具体的には、電子ペン1は、ペンダウン時には、ペンダウン情報及び各ペンIDを関連付けた各記入情報を生成して、生成した各記入情報を集約装置2(又は転送装置3を介して集約装置2)へ送信する。電子ペン1は、手書きのストロークの記入などにより電子ペン1の解答用紙5への当接状態が継続すると、ドットパターンを撮像して演算した座標情報を含む座標属性情報と、各ペンIDとを関連付けた各記入情報を連続的に生成して、集約装置2(又は転送装置3を介して集約装置2)へ逐次送信する。電子ペン1は、ペンアップ時には、ペンアップ情報及び各ペンIDを関連付けた各記入情報を生成して集約装置2(又は転送装置3を介して集約装置2)へ送信する。
【0071】
そして、集約装置2では、通信手段33が電子ペン1との通信可能状態となったことを契機として1回目の処理が開始され、それ以降、登録ペンIDの記入情報が電子ペン1から送信されてくる毎に図16に示す処理フローが繰り返して実行される。
情報処理手段251は、各電子ペン1から送信された記入情報を、集約個別受信手段20又は集約転送受信手段21に受信させて、記憶手段24に記憶させる(ステップS11)。
【0072】
次に、表示範囲算出手段252は、受信した記入情報に基づいてユーザストローク情報表示領域621〜625の表示範囲を算出する。
すなわち、表示範囲算出手段252は、各電子ペン1からの記入情報につき、最大値YnMAXを求めたうえで、さらに、各最大値YnMAXの中における最大値MAX(YnMAX)を求める。そして、表示範囲算出手段252は、MAX(YnMAX)に対応するユーザストローク情報表示領域621〜625上の長さを、Yvarとし、必要に応じて、ユーザストローク情報表示領域621〜625同士が重ならないように、各基準座標(X,Y),(X,Y),…(X,Y)を移動させる。
このように、表示範囲算出手段252は、各基準座標やXvar,Yvarに基づいて算出した表示範囲を、現在のユーザストローク情報表示領域621〜625の表示範囲として更新する(ステップS12)。
【0073】
次に、表示制御手段253は、ステップS12において表示範囲が更新された各ユーザストローク情報表示領域621〜625に、記入情報(各ユーザストローク情報)に基づいて、各ユーザの記入内容に対応するストローク群の各々を描画し表示手段26に表示する。これにより、集約装置2による処理は終了になる。
【0074】
[本実施形態による作用効果]
以上説明したように本実施形態によれば、各ユーザにより、コード化パターンが設けられた解答用紙5に電子ペン1で記入されると、コード化パターンに関する情報が記入情報として送信される。そして、電子ペン1から送信された記入情報は、集約装置2の集約個別受信手段20(又は転送装置3を介して集約装置2の集約転送受信手段21)により受信される。
そして、集約装置2の表示範囲算出手段252は、ユーザ毎に受信された記入情報に基づいて、ユーザストローク情報表示領域621〜625の表示範囲を複数のユーザ毎に算出する。このため、集約装置2の表示範囲算出手段252は、表示手段26に表示されたストローク群の広がり状態に応じて、各ユーザストローク情報表示領域621〜625の表示範囲を算出する。
集約装置2の表示制御手段253は、表示範囲が算出されたユーザストローク情報表示領域621〜625において、各ユーザの記入情報に基づいて描画されるストローク群を表示手段26に表示させる制御を実行する。
このように、複数のユーザにより記入された記入情報に応じて、ユーザストローク情報表示領域621〜625の表示範囲が可変する。このことから、受講生は、ユーザストローク情報表示領域621〜625の広がりや解答内容を確認することで、各受講生の記載内容や進行度合いを把握することができる。
【0075】
[変形例]
なお、本発明は、上記実施形態に限られない。
上記実施形態においては、横書きで解答用紙5に記入していくため、表示範囲算出手段252は、Xvarを固定値とし、Yvarを可変として、ユーザストローク情報表示領域に表示されるストローク群に対応する記入情報のY座標の拡大方向の各最大値YnMAXにおける最大値のユーザストローク情報表示領域上の長さとしたがこれに限られない。例えば、解答用紙5の解答欄が縦書きである場合には、表示範囲算出手段252は、Yvarを固定とし、Xvarを可変として、X座標方向が拡大するように、表示範囲を算出してもよい。
【0076】
また、表示範囲算出手段は、ユーザストローク情報表示領域に表示されるストローク群に対応する記入情報の座標の拡大方向の各最大値YnMAXにおける最大値のユーザストローク情報表示領域上の長さをYvarとして表示範囲を算出していたがこれに限られない。例えば、各ユーザのユーザストローク情報表示領域に表示されるストローク群に対応する記入情報の各最大値YnMAXの平均値のユーザストローク情報表示領域上の長さをYvarとして全てのユーザのユーザストローク情報表示領域の表示範囲を各々算出してもよい。この場合、表示範囲算出手段252は、各ユーザのユーザストローク情報表示領域に表示されたストローク群に対応する記入情報の座標の拡大方向のそれぞれの最大値Y1MAX,Y2MAX,Y3MAX,Y4MAX,Y5MAXの平均値YAVEを算出する。そして、表示範囲算出手段252は、算出した座標の平均値YAVEのユーザストローク情報表示領域上の長さをYvarとして、ユーザストローク情報表示領域621〜625の表示範囲を算出する。あるいは、平均値の代わりに、各最大値YnMAXの最大値の所定割合(6〜8割程度)や、各最大値YnMAXの最小値を、Yvarの指標として採用してもよい。
このように、各最大値YnMAXの平均値や所定割合(6〜8割程度)、あるいは最小値をYvarの指標として採用すると、電子ペン1で解答用紙5に記入されたストロークのすべてをユーザストローク情報表示領域に描画するのではなく、一部を未表示にすることができる。これにより、受講生に、他人の解答のすべてを把握させずに、解答の進行度合いを把握させることができる。
【0077】
また、上記実施形態では、表示範囲算出手段252は、各電子ペン1から受信した記入情報に基づいて表示範囲を算出していたが、その代わりに、記入情報を各ユーザストローク情報表示領域621〜625にストロークとして描画した場合における、ストロークが広がるY方向の最大値等(各最大値における最大値、各最大値の平均値、または各最大値の最小値)に基づいて、表示範囲を算出してもよい。
【0078】
また例えば、表示範囲算出手段252は、表示制御手段253により表示が制御されたストローク群が所定の方向に表示されていく速度に応じて、複数のユーザ毎のユーザストローク情報表示領域621〜625の表示範囲を算出してもよい。
【0079】
また、上記実施形態では、電子ペン1を用いる対象は、解答用紙5とされたが、特にこれに限られず、アノト式のドットパターンが印刷された任意の書き込み媒体であればよい。また、コード化パターンや、記入情報、電子ペンは、アノト方式に限られなくともよい。
【0080】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
【0081】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【符号の説明】
【0082】
1…電子ペン
2…集約装置
21…集約転送受信装置
22…範囲指定手段
23…入力手段
24…記憶手段
25…集約処理手段
251…情報処理手段
252…表示範囲算出手段
253…表示制御手段
26…表示手段
27…送信手段
3…転送装置
31…転送受信手段
32…転送送信手段
4…プロジェクタ
5…解答用紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コード化パターンが設けられた、複数のユーザの各々により使用され得る複数の用紙と、
コード化パターンを読み取り、コード化パターンに関する情報を記入情報として送信する、前記複数のユーザの各々により使用され得る複数の電子ペンと、
前記複数の電子ペンの各々から記入情報を受信して、電子ペンごとに表示領域を分けてストロークを描画する処理を実行するコンピュータ装置と、を備える学習システムであって、
前記コンピュータ装置は、
各電子ペンから送信される記入情報を受信する受信手段と、
各電子ペンからの記入情報に基づいて描画されるストローク群が表示されるユーザストローク情報表示領域についての可変する表示範囲を、前記受信手段により受信された各電子ペンからの記入情報に基づき前記複数のユーザ毎にそれぞれ算出する表示範囲算出手段と、
前記表示範囲算出手段により前記表示範囲が算出された前記ユーザストローク情報表示領域の各々を、各電子ペンからの記入情報に基づいてそれぞれ描画されたストローク群を含めて表示させる制御を実行する表示制御手段と、
を備え、
前記表示範囲算出手段は、各電子ペンからの前記記入情報により把握されるストローク群の広がりに応じて、前記複数のユーザ毎の表示範囲をそれぞれ算出し、拡大していくことを特徴とする学習システム。
【請求項2】
前記表示範囲算出手段は、各ユーザにより電子ペンで前記用紙に記入されたストロークのX座標方向またはY座標方向の最大値に応じて、前記複数のユーザ毎の表示範囲を算出し、拡大していくことを特徴とする請求項1に記載の学習システム。
【請求項3】
前記表示範囲算出手段は、前記表示制御手段により前記複数のユーザ毎に表示が制御された前記ストローク群が所定の方向に表示されていく速度に応じて、前記複数のユーザ毎の表示範囲を可変して算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の学習システム。
【請求項4】
請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の学習システムにおけるコンピュータ装置として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−97668(P2013−97668A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−241233(P2011−241233)
【出願日】平成23年11月2日(2011.11.2)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】