説明

安全まな板

【課題】調理中にまな板の横に包丁の持ち手の部分を手前にして仮置きをすると、乳幼児の手が容易に届く。
乳幼児に危険であることを学習させることは不可能であった。
本発明は乳幼児に安全なだけでなく、老若男女にも安全である為のまな板を提供する。
【解決手段】まな板をセットした状態でまな板の最奥部に包丁の刃のみを、はめ込むために溝を設けたまな板。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は乳幼児に対してやさしいまな板に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来主婦等がまな板の上で食材を調理中、包丁を手放した時に主に右(右利きの場合)に置く場合が多く、そのとき持ち手はまな板、もしくは調理台の手前端に位置する。
包丁を仮置きする器具は知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−38367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
調理中に包丁の持ち手の部分を手前にして仮置きすると、乳幼児の手が容易に届く。
乳幼児に危険である事を学ばせるのは不可能だった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
対向する2辺が直線状となるまな板の表面に、所定の深さの溝を左右両側部に達するように設け、その溝の底部に複数の穴を設け、裏面にも表面と対称となる位置に溝と穴を施したことを特徴とする安全まな板。
【発明の効果】
【0006】
従来、乳幼児に対して危険とされていた包丁を安全に置くことができるように本発明は乳幼児に安全なだけでなく、老若男女にも安全であり、又、包丁を仮置きするための器具がないから邪魔にならない。
一時的に手放した包丁を真横に置くことがなく、持ち手の部分(6)に触れることがないから全ての人に安全である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の使用状態を示す斜視図
【図3】その他実施形態の斜視図
【図4】まな板の断面図
【発明を実施する為の形態】
【0008】
以下本発明の実施の形態について説明する。
(イ)長方形状、方形状、または対向する2辺が直線状である。まな板の直線状となる1辺の周縁部に沿って両側部まで達する溝を設ける。
(ロ)溝の底部に水捌け用にまな板裏面まで貫通した複数の穴を設ける。
(ハ)まな板の裏面に上述した溝と対称の位置の1辺の周縁部に沿って両側部まで達する溝を設け、前記溝にまな板の底部まで貫通した穴を設ける。
(二)穴(3)を設け、また溝の底面は、左右両側部まで傾斜させている為、水捌けが良い。
本発明は以上のような構成である。
【0009】
本発明を使用するときは、一時的に手放した包丁(4)の刃の部分(5)をまな板(1)の周縁部に設けた溝(2)にはめ込む。
一時的に手放した包丁を真横に置くことがなく、持ち手の部分(6)に触れることがないので全ての人に安全である。
【符号の説明】
【0010】
(1)まな板 (2)溝 (3)穴 (4)包丁 (5)包丁の刃の部分 (6)持ち手

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向する2辺が直線状となるまな板の1辺の周縁部に両側部まで達する溝を設け、その底部に複数の裏面まで貫通した穴を設け、まな板の裏面にも前記溝と対称の位置に溝と複数の裏面まで貫通した穴を設けたことを特徴とする安全まな板。
【請求項2】
溝の底面は左右両側部まで傾斜をさせていることを特徴とした請求項1記載の安全まな板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−217835(P2012−217835A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−102202(P2011−102202)
【出願日】平成23年4月12日(2011.4.12)
【出願人】(511107773)
【Fターム(参考)】