説明

安定な石鹸を基盤とする洗浄システム

液体石鹸組成物であって、(a)約1重量%〜約50重量%の脂肪酸塩;(b)約0.1重量%〜約10重量%の架橋したアルカリ膨張可能なアクリルエマルジョンポリマー;および(c)約0.1重量%〜約20重量%の酸性化剤を含む液体石鹸組成物が開示される。この液体石鹸組成物は、昇温貯蔵温度において良好な安定性を示す。本発明の一般的な実施形態に従うと、液体洗浄石鹸は脂肪酸塩石鹸ベース、架橋したアルカリ膨張可能なアクリルエマルジョンポリマーおよび酸性化剤を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の分野)
本発明は、液体皮膚洗浄組成物に関する。より具体的には、本発明は、脂肪酸石鹸、アクリレートを基盤とするコポリマーおよび酸性化剤(acidifying agent)を含む相安定な液体皮膚洗浄組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
(背景)
脂肪酸液体石鹸組成物は当該分野で公知である。この石鹸は、有効かつ一般的なすべての目的における身体洗浄剤として長年にわたり幅広く使用されてきた。脂肪酸液体石鹸は、所望の洗浄効果および必須の物理的性能パラメーターを得るために種々の異なる成分によって調合され、その結果、この石鹸は従来の様式で簡単に貯蔵され得、および分配され得る。脂肪酸液体石鹸は、製品コンテナーから分配されるときに流動可能であるが、身体に適用されるときに皮膚から流れ出ない十分な粘性であるという適切なレオロジー特性を有しなければならない。さらに、今日の消費者は、従来の液体石鹸製品により成し遂げられた基礎洗浄効果を超えるさらなる利益をますます求めている。調合物に種々の付加物(例えば、保湿剤(moisturizer)、皮膚軟化剤、着色剤、乳白剤、香料、抗酸化剤、抗菌物質およびいくつか示される同類のもの)を組み入れることによって製品の機能および審美性を改善する努力が絶えずなされている。また、皮膚への活性物の送達および製品の審美性のために、水に不溶性の部分(例えば、マイクロカプセル、ビーズおよびパール光沢剤(pearlescent agent))を液体石鹸組成物中に組み入れることもますます一般的になっている。
【0003】
所望のレオロジー特性を達成するために、および種々の異なる成分を石鹸組成物中に分散させるために、レオロジー改変性合成ポリマーおよび合成界面活性剤が、ある期間中および幅広い範囲の温度で粘性および視覚上の相均一性に関して安定である組成物を得るための試みに使用されてきた。これらのパラメーターは特に液体組成物に重要であり、ここで調合物中の大量の水は、特にこの調合物中に実質的に水に不溶性の付加物が分散されている場合、安定な組成物の作成をより困難にさせる。
【0004】
特許文献1(公開日2004年7月22日)は、(A)脂肪酸塩;(B)硫酸エステル界面活性剤;および(C)メタクリル酸、アクリル酸、マレイン酸およびアルキルメタクリレート、アルキルアクリレートより選択される少なくとも1つのモノマーの重合より得られるコポリマーを含む洗浄組成物を開示する。
【0005】
特許文献2(公開日1999年7月13日)は、(A)脂肪酸塩;(B)多価アルコール;および(C)アルキルアクリレートコポリマーを含む洗浄剤に関する。
【0006】
これらの組成物は代表的に周囲温度で安定であるが、このタイプの石鹸調合物の構造は、約40〜50℃の昇温にさらされる場合、崩壊する傾向がある。したがって、これらの製品を世界の温暖地域および熱帯地域において輸送および貯蔵するときに注意されなければならない。
【0007】
脂肪酸石鹸の代わりに合成界面活性剤を使用することは、水に不溶な付加物を懸濁し得る貯蔵に安定な組成物を達成するのに提案されてきた。特許文献3は、アニオン性界面活性剤およびキレート剤、ビタミンマイクロカプセルおよびこのマイクロカプセルの均一な懸濁のための架橋したアルカリ膨張可能な(alkali−swellable)アクリルエマルジョンポリマーより調合される洗浄ベースを含む液体石鹸組成物を開示する。しかし、合成界面活性剤は脂肪酸石鹸よりも高価であり、そして合成界面活性剤は目および皮膚を刺激し得る。さらに、皮膚に適用される場合、界面活性剤は水分を吸収し、膨張し、および皮膚にあざけるようなまたはねばねばした感触を残す傾向を有する。
【特許文献1】特開2004−204153号公報
【特許文献2】特開平11−189785号公報
【特許文献3】米国特許第6,846,785号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、従来の液体石鹸の穏やかさおよび感覚特質よりも優れた穏やかさおよび感覚特質を有しながら、幅広い範囲の温度において良好なレオロジー特性、構造、および視覚上の審美性を維持する脂肪酸ベースの液体石鹸組成物の必要性がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
(例示的な実施形態の説明)
本発明の一般的な実施形態に従って、液体洗浄石鹸は脂肪酸塩石鹸ベース、架橋したアルカリ膨張可能なアクリルエマルジョンポリマーおよび酸性化剤を含む。組成物は、架橋したアルカリ膨張可能なアクリルエマルジョンポリマーによって粘性および相一体性に関して安定化され、ならびに酸性化剤によって、後に酸戻し処理され(back−acid treated)、幅広い範囲の温度において貯蔵安定および相安定な組成物を達成する。
【0010】
本発明の1つの例示的な実施形態において、上記液体石鹸組成物は以下を含む:
(a)約1重量%〜約50重量%の脂肪酸塩;
(b)約0.1重量%〜約10重量%の架橋したアクリルエマルジョンポリマー;
(c)約0.1重量%〜約20重量%の酸性化剤;
(d)任意の界面活性剤であって、脂肪酸塩:界面活性剤の重量比が約1:39〜約39:1に及ぶ界面活性剤;
(e)約1重量%〜約20重量%の任意の湿潤剤;
(f)約1重量%〜約15重量%の任意の皮膚軟化剤;および
(g)残りの水。
【0011】
前述の成分に加えて、上記組成物は、液体石鹸において従来的に使用される他の任意の付加物を含み得る。これらとしては、例えば1つ以上の防腐剤、1つ以上の粘性調整剤、1つ以上の皮膚調整剤、抗菌物質、1つ以上の抗酸化剤、1つ以上の香料、1つ以上の着色剤、1つ以上のキレート剤(錯化剤)ならびに1つ以上の不溶性材料が挙げられる。これらの任意の材料は以下により詳細に記載される。
【0012】
前述の成分の選択および量は、本発明の所望される液体石鹸最終製品に依存する。例えば、ハンドソープ、身体洗浄液、および洗顔料は異なる成分ならびに異なる量の同じ成分を含み得る。本発明の調合組成物における成分の選択および量は、製品およびその製品の機能に依存して変化し、このことは調合分野の当業者に周知である。液体石鹸組成物を作製する種々の成分の重量範囲のオーバーラップは、本発明の種々の実施形態のために示されるが、上記組成物中のそれぞれの構成要素の特定の量は開示される範囲より選択され、その結果、それぞれの構成要素の所望の量は、上記液体石鹸組成物中のすべての構成要素の合計が全体で100重量%になるように調整される、ということは容易に明確であるべきである。
【0013】
(脂肪酸石鹸)
本発明の1つの局面において、上記液体石鹸組成物は、約8〜約22個の炭素原子を含む脂肪酸石鹸を少なくとも1つ含む。本発明の他の局面において、上記液体石鹸組成物は約12〜約18個の炭素原子を含む脂肪酸石鹸を少なくとも1つ含む。上記石鹸に利用される脂肪酸は、飽和および不飽和であり得、ならびに合成供給源ならびに脂肪および天然油の加水分解より得られ得る。例示的な飽和脂肪酸としては、以下に限定されないが、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ノナデカン酸、アラキジン酸、ベヘン酸など、およびこれらの混合物が挙げられる。例示的な不飽和脂肪酸としては、以下に限定されないが、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸など、およびこれらの混合物が挙げられる。上記脂肪酸は、動物脂肪(例えば、獣脂)または野菜油(例えば、ココナッツ油、赤油、パーム核油、パーム油、綿実油、オリーブ油、大豆油、ピーナッツ油、コーン油およびこれらの混合物)から得られ得る。
【0014】
上記石鹸は、種々の周知の手段(例えば、脂肪酸もしくはその混合物の直接的中和、または適切な塩基による適切な脂肪および天然油またはそれらの混合物のけん化)によって調製され得る。例示的な塩基としては、水酸化カリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウムおよびトリエタノールアミンが挙げられる。一般的に、上記脂肪酸または油は液化するまで加熱され、そして水性塩基の水溶液がそこに加えられる。このシステムのpHは、適切な手段(例えば脂肪酸または塩基の追加)で調整され、1つの局面においては、約8.5〜約14.0の範囲内にし、本発明の他の局面においては、約9.0〜約12.0の範囲内にし、本発明のさらに他の局面においては、約9.5〜約11.0の範囲内にする。pH範囲の上限は、使用者の皮膚に対して穏やかさを確実にするように作成され、そして下限は脂肪酸の中和またはけん化を確実にするように与えられる。
【0015】
液体石鹸組成物に使用される脂肪酸石鹸の量は、1つの局面において、全組成物の約1重量%〜約50重量%に及び、ならびに本発明の他の局面において、約10重量%〜約35重量%に及ぶ。
【0016】
本発明の1つの局面において、上記脂肪酸石鹸はアルカリ金属脂肪酸石鹸である。本発明の他の局面において、上記脂肪酸石鹸は脂肪酸のカリウム塩である。
【0017】
(架橋したアクリルエマルジョンポリマー)
本発明のアクリルエマルジョンポリマーは、3つの重合可能なモノマー構成要素を含むモノマー混合物から重合される。第1のモノマー構成要素は、約3〜約10個の炭素原子を全体で有する1つ以上の不飽和カルボン酸含有モノマーおよびその塩から選択される。このようなモノマーの例としては、以下に限定されないが、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、マレイン酸またはアコニット酸が挙げられる。さらに、ポリ酸(例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸またはアコニット酸など)のC〜Cアルカノール半エステル(half ester)も、特にこの半エステルがアクリル酸またはメタクリル酸と組み合わせて少量使用されるときに、使用され得る。前述のモノマーの塩(例えば、ナトリウム塩およびカリウム塩)が使用され得る。
【0018】
このようなカルボン酸モノマーの量は、このモノマーの全重量を基準として、1つの局面において、一般的に約20重量%〜80重量%であり、他の局面において、約25重量%〜約70重量%であり、さらなる局面において、約35重量%〜約65重量%である。
【0019】
第2のモノマー構成要素は、以下の式に示される1つ以上のビニルモノマーから選択される:
1)CH=CXY、
(式中、XはHであり、そしてYは−C(O)OR、−CR’、−CN、−C(O)NH、−Cl、−NCO、−NH(CHC(O)OH、−NHC(O)CH、−C(O)NHC(CH、−C(O)N(CHであり、
または、XはCHであり、そしてYは−C(O)OR、−CR’、−CNまたは−CH=CHであり;
または、XはClであり、そしてYはClであり、そして
RはC−C18アルキルまたはヒドロキシC−C18アルキルであり、
R’はHまたはC−C18アルキルである);
2)CH=CHOC(O)R
(式中、RはC−C18アルキルである);または
3)CH=CHまたはCH=CHCH
【0020】
このようなビニルモノマーまたはモノマーの混合物の代表としては、種々のアクリレートエステルまたはヒドロキシアクリレートエステルであり、このエステル部分は1〜10個の炭素原子を有し、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、または種々のビニルアセテート、またはスチレン、または塩化ビニル、または塩化ビニリデン、またはアクリロニトリル、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、t−ブチル−アクリルアミド、およびこれらのメタクリレート類似物が挙げられる。
【0021】
このような酸ではないビニルモノマーの量は、このモノマーの全重量を基準として、1つの局面において、一般的に約80重量%〜約15重量%であり、他の局面において、約75重量%〜約25重量%であり、さらなる局面において、約65重量%〜約35重量%である。
【0022】
上記架橋したアクリルエマルジョンポリマーを形成する第3のモノマー構成要素は、1つ以上のポリ不飽和架橋モノマーである。重合が起こる前、間または後に形成したコポリマーが架橋されることを引き起こし得る反応基を有するモノマー性不飽和化合物もまた使用され得る。
【0023】
上記ポリ不飽和化合物は、部分的に架橋した三次元ポリマー性網目構造か実質的に架橋した三次元ポリマー性網目構造のいずれかを生成するのに利用される。ポリ不飽和とは、架橋モノマーが少なくとも2つの重合可能な二重結合を含み、この二重結合が前述の不飽和カルボン酸含有モノマーおよびビニルモノマーと反応性があることを意味する。このようなポリ不飽和化合物の例は、スクロースまたはポリアルコールのポリアルケニレンエーテル;ジアリルフタレート、ジビニルベンゼン、アリル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、メチレンビスアクリルアミド、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ジアリルイタコネート、ジアリルフマレート、ジアリルマレアート、亜鉛(メタ)アクリレート、ヒマシ油誘導体またはエチレン性(ethylenically)不飽和カルボン酸などから作製されたポリオール誘導体、グリシジルメタクリレート、N−メチロールアシルアミドまたはN−アルコキシメチルアクリルアミド、C−C18のアルコールを有するアルコキシ;ヒドロキシ(メタ)アクリレートで末端修飾された(end−capped)カプロラクトン、あるいは(メタ)アクリレートで末端修飾されたカプロラクトンが挙げられる。
【0024】
不飽和誘導体を作製する当業者のための、反応スキームはまた本発明の範囲内にあり、ここでこの反応スキームとしては、例えば、エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドまたはこれらの組み合わせから作製されるポリオールと、不飽和酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸)とのエステル化反応、または不飽和無水物(例えば、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無水イタコン酸)とのエステル化反応、または不飽和イソシアネート(例えば、3−イソプロペニル−α−α−ジメチルベンゼンイソシアネート(TMI))との付加反応が挙げられる。
【0025】
本明細書中で使用される場合、用語「(メタ)アクリル酸((meth)acrylic acid)」および「(メタ)アクリレート((meth)acrylate)」は、対応するアクリル酸および対応するアルキルアクリレートのメチル誘導体を含むことを意味する。例えば、「(メタ)アクリル酸」は、アクリル酸および/またはメタクリル酸を示し、「(メタ)アクリレート」は、アルキルアクリレートおよび/またはアルキルメタクリレートを示す。
【0026】
第3の構成要素は、モノマー構成要素すべての全重量を基準として、1つの局面において、約0.01重量%〜約5重量%の量で使用され得、他の局面において、約0.03重量%〜約3重量%の量で使用され得、さらなる局面において、約0.05重量%〜約1重量%の量で使用され得る。
【0027】
さらに、架橋したコポリマーアクリルエマルジョンは、結合性モノマー(associative monomer)(すなわち、共重合可能な界面活性剤)から導かれる任意の部分をほぼ含まない。ほぼ含まないとは、1つの局面において約1重量%より少なく、他の局面において約0.5重量%より少なく、本発明のさらなる局面において約0.2重量%より少なく含まれるとして定義される。
【0028】
本発明の架橋したアクリルエマルジョンポリマーは一般的に、乳化重合技術によって調製され得る。この乳化重合は一般的に、約2.5〜約5.0のpHで、少なくとも3つの必須の上記に記載のエチレン性不飽和構成要素を用いて実施される。これらのモノマーは、従来の界面活性剤の非特異的な疎水性結合と類似の、非特異的な疎水性結合をし得る共重合可能な界面活性剤である結合性モノマーではない。
【0029】
本発明の架橋したアクリルエマルジョンポリマーは、任意の従来の様式、例えば米国特許第4,138,380号または同第4,110,291号(これらの全体を参考として援用する)に記載の様式により作製され得る。一般的に、上記に記載のカルボン酸モノマー、ビニルモノマー、およびポリ不飽和モノマーのうち1つ以上のモノマーが水を備える反応容器に加えられる。適切な量の従来のまたは代表的な乳化重合界面活性剤(例えば、ナトリウムラウリルスルフェート)ならびにエマルジョン型開始剤(例えば、ナトリウムパースルフェート、またはカリウムパースルフェート)、酸化還元開始剤などが加えられる。この反応容器はまた、連鎖移動剤を含み得る。温度は次に約60℃から約100℃に上げられ、そして重合が開始する。必要に応じて、反応の間に追加のモノマーは、ある期間をかけて添加される。このモノマーの添加が完了すると、重合は一般的に追加の開始剤を添加することで完了に達することが可能となる。架橋したアルカリ膨張可能なアクリルエマルジョンポリマーは、同時係属中の2005年3月17日に出願された米国特許出願第11/083,243号に開示され、これを本明細書中で参考として援用する。
【0030】
1つの実施形態において、本発明の液体石鹸組成物での使用に適切な架橋したアクリルエマルジョンコポリマーは、Noveon,Inc.,Cleveland,Ohioより市販されており、商品名Carbopol(登録商標)Aqua SF−1で販売されている。Carbopol Aqua SF−1ポリマーは、約30重量%のポリマー固形物を含むアルカリ膨張可能なアクリルエマルジョンポリマー組成物である。このポリマーは、アクリル酸および/またはメタクリル酸より選択されたpHに敏感な第1のモノマーの少なくとも1つ、およびアクリル酸またはメタクリル酸のC〜Cアルキルエステルより選択された第2のモノマーの少なくとも1つ、より作製された分枝して少し架橋したコポリマーである。
【0031】
酸性pHでは、ポリマーバックボーン上のカルボキシル官能基はプロトン化状態にあり、そしてこのポリマーは任意の粘性を構築する特性を示さない。しかし、このポリマーを、約8.5〜約14.0の範囲のpH特性を有するアルカリ性石鹸組成物に加えることによりこのポリマーを中和した後は、上記ポリマーバックボーン上のカルボキシル基はイオン化し、このポリマーの膨張および粘性の増加を引き起こす。
【0032】
液体石鹸組成物中に使用される架橋したアクリルエマルジョンコポリマーの量は、組成物の全重量を基準として、1つの局面において、一般的に全組成物の約0.1重量%〜約10重量%に及び、他の局面において、約0.15重量%〜約5重量%に及び、さらなる局面において、活性(正味の)ポリマーの約0.3重量%〜約4重量%に及ぶ。
【0033】
(酸性化剤)
驚くべきことに、液体石鹸組成物のpHが、架橋したアルカリ膨張可能なアクリルエマルジョンコポリマーレオロジー改変剤の添加の後に下げられる場合、組成物の粘度および降伏値は一般的に変化しないか、しばしば実際に増加する、ということがわかった。この調合技術は「酸戻し(back−acid)」シックニングとして言及される。この酸戻しシックニング技術は、実際に組成物のpHを下げることによって、アルカリpH範囲で調合された組成物の粘度および安定性をさらに増加するのに使用され得る。
【0034】
本発明の1つの局面において、最終的な標的pH(酸戻し調合の後)は、システムの初期pHより少なくとも約0.5〜7pH単位以下であるべきである。他の局面において、この標的pHは、初期pHより少なくとも約0.75〜5pH単位下であり、そしてさらなる他の局面において、この標的pHは、石鹸組成物の初期pHより少なくとも約1〜4pH単位下である。
【0035】
酸性化剤は組成物のpHを下げるために添加される。上記酸性化剤は有機酸(例えば、クエン酸、酢酸、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、サリチル酸、乳酸、グリコール酸、天然フルーツ酸、またはこれらの組み合わせ)であり得る。さらに、無機酸(例えば、塩酸、硝酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、およびこれらの組み合わせ)が組成物のpH値を下げるために利用され得る。このような酸の量は、安定化された組成物の全重量を基準として、ある局面において、一般的に約0.1重量%〜約20重量%であり、他の局面において、約0.2重量%〜15重量%であり、さらなる局面において、約0.25重量%〜約10重量%である。
【0036】
本発明の組成物を安定化するのに所望のpHは、所望される比粘度および穏やかさ(mildness)のパラメーターに明らかに依存する。本発明の1つの実施形態において、上記液体石鹸組成物は、約7.8〜約9.8の所望される最終pH範囲を有する。他の実施形態において、上記液体石鹸組成物の最終pH範囲は、約8.0〜約9.5の範囲であり得、そしてさらなる実施形態において、上記pHは約8.2〜約9.2の範囲であり得る。
【0037】
(界面活性剤)
本発明の脂肪酸石鹸組成物は、アニオン性、両性、両性イオン性、非イオン性およびこれらの組み合わせから選択される任意の界面活性剤を含み得る。
【0038】
上記アニオン性界面活性剤は、水性界面活性組成物の当該分野で公知のまたは以前より使用されるアニオン性界面活性剤のうち任意のものであり得る。適切なアニオン性界面活性剤としては、以下に限定されないが、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルカリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルコイルサルコシネート(alkoyl sarcosinate)、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレート、アルキルアミノ酸、アルキルペプチド、アルコイルタウレート、カルボン酸、アシルグルタメートおよびアルキルグルタメート、アルキルイセチオネート(isethionate)、およびα−オレフィンスルホネート、特にこれらのナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩およびモノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、およびトリエタノールアミン塩が挙げられる。上記アルキル基は一般的に8〜18個の炭素原子を含み、ならびに不飽和であり得る。上記アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホフェートおよびアルキルエーテルカルボキシレートは、1分子に対して1〜10個のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位を含み得、ならびに好ましくは1分子に対して1〜3個のエチレンオキシド単位を含む。
【0039】
適切なアニオン性界面活性剤の例としては、ナトリウムラウリルエーテルスルフェートおよびアンモニウムラウリルエーテルスルフェート(1、2および3モルのエチレンオキシドを含む)、ナトリウムラウリルスルフェート、アンモニウムラウリルスルフェートおよびトリエタノールアミンラウリルスルフェート、ジナトリウムラウレス(laureth)スルホスクシネート、ナトリウムココイル(cocoyl)イセチオネート、ナトリウムC12−14オレフィンスルホネート、ナトリウムラウレス−6カルボキシレート、ナトリウムC12−15パレススルフェート、ナトリウムメチルココイルタウレート、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート、ナトリウムココイルサルコシネート、およびトリエタノールアミンモノラウリルホスフェート、が挙げられる。
【0040】
両性界面活性剤および両性イオン性界面活性剤は、酸か塩基かのどちらかとしてふるまう能力を有する化合物である。これらの界面活性剤は、水性界面活性組成物の当該分野において公知のまたは以前より使用されている界面活性剤のうち任意のものであり得る。適切な材料としては、以下に限定されないが、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンフォプロピオネート(amphopropionate)、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン(hydroxysultaine)、アシルタウレートおよびアシルグルタメートが挙げられ、ここで上記アルキル基およびアシル基は8〜18個の炭素原子を有する。例としては、コカミドプロピル(cocamidopropyl)ベタイン、ナトリウムココアンフォアセテート(cocoamphoacetate)、コカミドプロピルヒドロキシスルタインおよびナトリウムコカンフォプロピオネート(cocamphopropionate)が挙げられる。
【0041】
非イオン性界面活性剤は、水性界面活性組成物の当該分野において公知のまたは以前より使用されている非イオン性界面活性剤のうち任意のものであり得る。適切な非イオン性界面活性剤としては、以下に限定されないが、脂肪族(C〜C18)第一級または第二級の鎖状もしくは分枝鎖の酸、アルコールもしくはフェノール、アルキルエトキシレート、アルキルフェノールアルコキシレート(特にエトキシレートおよびエトキシ/フロポキシの混合物)、アルキルフェノールのブロックアルキレンオキシド縮合物、アルカノールのアルキレンオキシド縮合物、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー、半極性の非イオン性物(例えば、アミンオキシドおよびホスフィンオキシド)ならびにアルキルアミンオキシド、が挙げられる。他の適切な非イオン性物としては、モノアルキルアルカノールアミドまたはジアルキルアルカノールアミド、およびアルキルポリサッカリド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールエステル、ポリオキシエチレン酸およびポリオキシエチレンアルコールが挙げられる。適切な非イオン性界面活性剤の例としては、ココモノエタノールアミドまたはココジエタノールアミド、ココジグルコシド、アルキルポリグルコシド、コカミドプロピルオキシドおよびラウラミン(lauramine)オキシド、ポリソルベート20、エトキシ化鎖状アルコール、セテアリール(cetearyl)アルコール、ラノリンアルコール、ステアリン酸、グリセリルステアレート、PEG−100ステアレート、およびオレス(oleth)20、が挙げられる。
【0042】
本発明において使用され得る他の界面活性剤は、WO 99/21530、米国特許第3,929,678号、同第4,565,647号、同第5,720,964号および同第5,858,948号により詳細に記載される。他の適切な界面活性剤は、McCutcheon’s Emulsifiers and Detergents (North American and International Editions, by Schwartz, Perry and Berch)に記載され、本明細書においてこの全体を参考として援用する。
【0043】
本発明の1つの実施形態において、界面活性剤が存在する場合、その界面活性剤の量は、幅広く変化し得る。しばしば利用される量は、一般的に、組成物の全重量を基準として、1つの局面において約1重量%〜約80重量%の範囲であり、他の局面において約5重量%〜約65重量%の範囲であり、さらに他の局面において約6重量%〜約30重量%の範囲であり、本発明のさらなる局面において約8重量%〜約20重量%の範囲である。
【0044】
他の実施形態において、組成物において利用される界面活性剤の量は、液体洗浄組成物中に存在する脂肪酸石鹸の量を基準とし得、ならびに界面活性剤に対する脂肪酸石鹸の比率として表現され得る。本発明の1つの局面において、脂肪酸石鹸:界面活性剤の比は、約39:1〜約1:39(wt./wt.)の範囲であり、他の局面において、石鹸:界面活性剤の比は約10:1〜約1:10の範囲であり、そしてさらなる局面において、石鹸:界面活性剤の比は約5:1〜約1:5の範囲である。
【0045】
(湿潤剤)
本発明の脂肪酸液体石鹸組成物は、必要に応じて少なくとも1つの湿潤剤を含む。適切な湿潤剤としては、アラントイン;ピロリドンカルボン酸およびその塩、ヒアルロン酸およびその塩、ソルビン酸およびその塩、尿素、リシン、アルギニン、シトシン、グアニジン、および他のアミノ酸、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ヘキサントリオール、エトキシジグリコール、ジメチコンコポリオールおよびソルビトールのようなポリヒドロキシアルコールおよびこれらのエステル、ポリエチレングリコール、グリコール酸およびグリコール酸塩(例えば、アンモニウムおよび四級アルキルアンモニウム)、乳酸および乳酸塩(例えば、アンモニウムおよび四級アルキルアンモニウム)、糖類およびデンプン;糖類誘導体およびデンプン誘導体(例えば、アルコキシ化グルコース);dl−パンテノールのようなパンテノール;ラクトアミドモノエタノールアミン;アセトアミドモノエタノールアミンなど、およびこれらの混合物が挙げられる。1つの実施形態において、湿潤剤としては、C〜Cジオールおよびトリオール、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ヘキサントリオールなど、およびこれらの混合物が挙げられる。このような適切な湿潤剤は、代表的に、液体石鹸組成物の全重量を基準として、本発明の1つの局面において約1重量%〜約20重量%を構成し、他の局面において約2重量%〜約10重量%を構成し、さらなる局面において約3重量%〜約5重量%を構成する。
【0046】
(皮膚軟化剤)
本発明の脂肪酸液体石鹸組成物は、必要に応じて少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む。適切な皮膚軟化剤としては、鉱油;野菜油;硬化野菜油、ステアリン酸;脂肪アルコール(例えば、セチルアルコール、セテアリールアルコール、ミリスチルアルコール、べへニルアルコール、およびラウリルアルコール)、アセチル化ラノリンアルコール中のセチルアセテート、ベンゾエートエステル(例えば、C12〜C15アルキルベンゾエート)、イソステアリルベンゾエート、ジカプリリルマレアート、ペトロラタム、ラノリン、ココバター、シアバター、蜜蝋およびそのエステル、エトキシ化脂肪アルコールエステル(例えば、セテアレス(ceteareth)−20、オレス−5およびセテス(ceteth)−5)、アルコキシ化メチルグルコースエーテル(例えば、グルセス(gluceth)−20)、アルコキシ化脂肪酸エステル(例えば、ポリエチレングリコール400 プロポキシ化モノラウレート)、アボカド油またはグリセリド、ゴマ油またはグリセリド、ベニバナ油またはグリセリド、ヒマワリ油またはグリセリド、ならびに他の天然野菜油および植物油のモノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリド(例えば、カプリル酸トリグリセリド、カプリン酸トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、およびカプリル酸/カプリン酸/ラウリン酸トリグリセリド)、ゲルベ(Guerbet)エステル(例えば、Noveon,Inc.より販売されるG−20、G−36、G−38およびG−66)、植物種子油、揮発性シリコーン油、不揮発性皮膚軟化剤など;ならびにこれらの混合物、が挙げられる。適切な不揮発性皮膚軟化剤としては、脂肪酸エステルおよび脂肪アルコールエステル、高次に分枝した炭化水素など、およびこれらの混合物が挙げられる。このような脂肪酸エステルおよび脂肪アルコールエステルとしては、デシルオレアート、ブチルステアレート、オクチルステアレート、ミリスチルミリテート、オクチルドデシルステアロイルステアレート、オクチルヒドロキシステアレート、ジ−イソプロピルアジペート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、エチルヘキシルパルミテート、イソデシルネオペンタノエート、C12〜C15アルコールベンゾエート、ジエチルヘキシルマレアート、PPG−14ブチルエーテルプロピオネートおよびPPG−2ミリスチルエーテルプロピオネート、セテアリールオクタノエートなど、およびこれらの混合物が挙げられる。適切な高次に分枝した炭化水素としては、イソヘキサデカンなど、およびこれらの混合物が挙げられる。皮膚軟化剤が単独で、または組み合わせて存在する場合、この皮膚軟化剤は、液体石鹸組成物の全重量を基準として、代表的に、1つの局面において約1重量%〜約15重量%を構成し、他の局面において約2重量%〜約10重量%を構成し、さらなる局面において約3重量%〜約5重量%を構成する。
【0047】
(他の追加の構成要素)
本発明の脂肪酸液体石鹸組成物は、洗浄組成物をより所望のものにするために適切な、種々の他の従来の追加の構成要素を含み得る。このような追加の構成要素は、液体石鹸組成物の調合の当業者に周知である。これらとしては、例えば、1つ以上のアルカリ性pH調整剤および酸性pH調整剤、1つ以上の防腐剤、1つ以上の粘性調整剤、1つ以上の皮膚調整剤、1つ以上の抗菌物質、1つ以上の抗酸化剤、1つ以上の香料、1つ以上の着色剤、植物抽出物、および1つ以上の不溶性材料が挙げられる。
【0048】
アルカリ性pH調整剤の非限定的な例としては、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム);水酸化アンモニウム;有機塩基(例えば、トリエタノールアミン、ジイソプロピルアミン、ドデシルアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、コカミン(cocamine)、オレアミン(oleamine))、モルホリン、トリアミルアミン、トリエチルアミン、トロメタミン(2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール)、およびテトラキス(ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン;および無機酸のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウムボレート(ホウ砂)、ナトリウムホスフェート、ナトリウムピロホスフェート(pyrophosphate)など、およびこれらの混合物)が挙げられる。酸性pH調整剤は、アミノ酸を含む有機酸、および無機鉱酸であり得る。酸性pH調整剤の非限定的な例としては、酢酸、クエン酸、フマル酸、グルタミン酸、グリコール酸、塩酸、乳酸、硝酸、リン酸、重硫酸ナトリウム、硫酸、酒石酸など、およびこれらの混合物が挙げられる。前述のpH調整剤は、液体石鹸組成物のpHを所望のpH値および範囲に調整するのに利用され得る。
【0049】
防腐剤が存在する場合、適切な防腐剤としては、ポリメトキシビサイクリックオキサゾリジン、メチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、安息香酸および安息香酸の塩(例えば、ナトリウムベンゾエート)、ベンジルトリアゾール、DMDMヒダントイン(1,3−ジメチル−5,5−ジメチルヒダントインとしても公知)、イミダゾリジニル尿素、フェノキシエタノール、フェノキシエチルパラベン、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、ベンゾイソチアゾリノン、トリクロサン、ソルビン酸、サリチル酸塩など、およびこれらの混合物が挙げられる。このような適切な防腐剤は、代表的に、本発明のパーソナルケア組成物の全重量の約0.01重量%〜約1.5重量%を構成する。
【0050】
粘性調節剤が存在する場合、適切な粘性調節剤は、有機化合物および無機化合物、ならびにこれらの組み合わせを含む。有機化合物の例としては、イソプロピルアルコール、エタノール、ソルビトール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジメチルエーテル、ブチレングリコールなど、およびこれらの混合物が挙げられる。無機化合物の例としては、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム、硝酸カリウムおよびこれらの混合物が挙げられる。このような適切な粘性調整剤は、代表的に、本発明の脂肪酸液体石鹸組成物の全重量の約0.1重量%〜約20重量%を構成する。
【0051】
皮膚調整ポリマーとしては、四級化の(quaternized)ガーゴム、四級化のセルロース、ポリクオタニウム(polyquaternium)4、ポリクオタニウム7、シリコーンクオタニウム8(アルキルアミドジメチルアミンと四級化したジメチコンコポリオール)、ポリクオタニウム10、ポリクオタニウム11、ポリクオタニウム39、ポリクオタニウム44など、およびこれらの混合物が挙げられる。皮膚調整剤が存在する場合、このような適切な皮膚調整剤は、代表的に、本発明の組成物の全重量の約0.01重量%〜約3重量%を構成する。
【0052】
適切なキレート剤としては、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)およびその塩(例えば、ジナトリウムEDTA)、クエン酸およびその塩、シクロデキストリンなど、およびこれらの混合物が挙げられる。キレート剤が存在する場合、このようなキレート剤は、代表的に液体石鹸組成物の全重量の約0.001重量%〜約3重量%を構成する。
【0053】
抗酸化剤が存在する場合、適切な抗酸化剤としては、BHAおよびBHTが挙げられ、ならびに組成物の全重量の約0.01重量%〜約1.5重量%のレベルで添加され得る。
【0054】
不溶性材料としては、パール光沢性および他の審美性視覚効果、知覚効果および/または有益な効果を液体石鹸組成物に与える材料を含む。いくつかの調合物は、その中にパール光沢材料を故意に組み込むことによって、化粧品として魅力的な真珠のような外観(パール光沢(pearlescence)として公知)を達成するために不透明化される。当業者は、パール光沢調合物の一貫した調製による調合物が直面する問題に気づいている。詳しい議論は、論文「Opacifiers and pearling agents in shampoos」by Hunting,Cosmetic and Toiletries,Vol.96,ページ65〜78(1981年7月)に見出され、この論文を本明細書中で参考として援用する。
【0055】
パール光沢材料としては、二酸化チタンコートされた雲母、酸化鉄コートされた雲母、エチレングリコールモノ−ステアレート、エチレングリコールジステアレート、ポリエチレングリコールジステアレート、ビスマスオキシクロリドコートされた雲母、ミリスチルミリステート、グアニン、グリッター(ポリエステルまたは金属の)およびこれらの混合物が挙げられる。他のパール光沢材料は、米国特許第4,654,207号および同第5,019,376号中に見出され得、これらの本明細書中で参考として援用する。
【0056】
改善されたまたは増強されたパール光沢外観は、本発明の組成物を酸戻し調合する際に観察されている。そのうえ、この調合技術は、パール光沢材料の堆積または沈殿を防ぎ、従ってこのパール光沢外観の「光沢を消す(flatten out)」ことをかなり減少させる。さらに、ポリマーレオロジー改変剤は、パール光沢粒子またはプレートリットを、最高のパール光沢外観のためにその最適配置で保持するように働く、と考えられている。
【0057】
パール光沢材料の量は、組成物の全重量を基準にして、約0.05重量%〜約10重量%、および望ましくは、約0.15重量%〜約3重量%の量で、一般的に使用され得る。
【0058】
上記のほぼ不溶性の化合物に加えて、非常に多くの他の追加の実質的に不溶性の安定化が必要な化合物が、組成物に利用され得る。このような他の不溶性の化合物の例としては、二酸化チタン;軽石;炭酸カルシウム、タルク、じゃがいもデンプン、タピオカデンプン、ホホバビーズ、ポリエチレンビーズ、くるみ殻、へちま、アプリコット種子;アーモンド粉、とうもろこし粉、パラフィン、麦ぬか/麦殻、ゼラチンビーズ、アルギナートビーズ、ステンレス鋼ファイバー、酸化鉄顔料、気泡(air bubble)、酸化鉄コートされた雲母、カオリンクレイ、サリチル酸、ゼオライト、スチロフォームビーズ(styrofoam bead)、ホスフェート、シリカなど、が挙げられる。他のほぼ不溶性の化合物としては、チャノキ粉、マイクロスポンジ、Confetti(united guardian companyの商品名)、タルク、蜜蝋など、が挙げられる。安定化が必要な種々の不溶性の化合物の量は、その目的、所望される最終結果およびそれらの効力に依存して変化し得る。したがって、量は幅広く変化し得るが、しばしば石鹸組成物の全重量を基準として、約0.1重量%〜約20重量%の一般的な範囲内にある。
【0059】
水(しばしば脱イオン化されている)のような希釈剤が使用され得、ならびに代表的に、1つの局面において、脂肪酸石鹸組成物の全重量の、約5重量%〜約95重量%を構成し、他の局面において、約10重量%〜約75重量%を構成し、さらなる局面において、約15重量%〜約50重量%を構成する。
【0060】
以下の実施例は、本明細書中に開示される本発明をより詳しく説明する目的のために示される。しかし、これらの実施例は、いかなる様式においても本発明を限定するように解釈されない。割愛された調合物は例示の様式で記載され、そして他の液体石鹸組成物およびそれらの調合物は、本発明の範囲内にあることが理解される。他の方法で明記されない場合、すべての成分の量は、組成物の重量を基準として重量%として与えられる。
【0061】
(方法の詳細)
(粘度)
それぞれのポリマー含有組成物の報告された粘度は、Brookfield回転スピンドル粘度計(Brookfield,Model RVT)を使用して、約20毎分回転数(rpm)で、約20〜25℃の周囲室温で、ミリパスカル秒(mPa・s)で測定された(これ以降、Brookfield粘度として言及する)。粘度は、新たに調製された組成物で測定され(「初期粘度」として言及される)、そして組成物を少なくとも約24時間周囲室温で放置した後に再測定された(「24時間後粘度」として言及される)。1つの粘性値のみ示されている場合、他に述べられない限り、この粘性値は24時間後粘度である。
【0062】
(降伏値)
降伏値は、降伏応力としても言及されるが、応力下での流れに対する初期の抵抗として本明細書中で定義される。降伏値は、多くの技術を使用して(例えば、一定応力レオメーターを使用して、またはBrookfield粘度計を用いた外挿によって)、測定され得る。これらの技術および降伏値測定の有用性はさらに、Technical Data Sheet Number 244(Noveon,Inc.より入手可能)により説明され、これを本明細書中で参考として援用する。
【0063】
(安定性)
本発明の、実質的に架橋したアルカリ膨張可能なアクリレートコポリマーレオロジー改変剤を用いて作製された、種々の液体石鹸組成物は安定である。特定の組成物の安定性に対する要件は、最終的な市場での用途ならびにその組成物が売買される土地によって変化する。受容される「貯蔵寿命」は、後にそれぞれの組成物において決定される。これは、組成物が通常の貯蔵状況および扱われる状況において安定であるべき時間量に言及し、組成物が製造されるときと最終的に消費者に販売されるときとの間が測定される。
【0064】
1年を超える安定性研究を実施する必要性を除外するために、組成物の貯蔵寿命を予測するための安定性試験はストレスのある条件で実施される。代表的に、加速試験は静的な昇温条件で、通常は45〜50℃で実施される。組成物は、少なくとも2週間、望ましくは1ヶ月、好ましくは2または3ヶ月、最も好ましくは4または5ヶ月、45℃で安定であるべきである。さらに、冷凍−解凍循環がしばしば実施され、ここで組成物は冷凍温度、通常0℃と周囲温度、通常20〜25℃との間を循環させられる。組成物は、最低で1回の冷凍−解凍サイクルを通るべきであり、好ましくは3サイクル、および最も好ましくは5サイクルを通るべきである。
【0065】
本発明に従って作製される製品または組成物は、以下の基準を1つ以上満たす場合は、安定であると考えられる:
1.組成物において、相分離がなく、いかなる材料の沈澱またはクリーミングがない。この組成物は、その塊を通して完全に均一性を保持すべきである。本明細書中で、分離は、調合物中で任意の構成要素の2つ以上の別個の層または相が視覚的に存在することと定義され、ここで構成要素としては、以下に限定されないが、不溶性物質、可溶性物質、油性物質などが挙げられる。
【0066】
2.組成物の粘度が、期間を通して大幅に、一般的には50%以上、好ましくは35%以上、および最も好ましくは20%以上、増加または減少しない。
【0067】
3.組成物のpHが、2pH単位より多く、好ましくは1pH単位より多く、および最も好ましくは0.5pH単位より多く、増加または減少しない。
【0068】
4.組成物のレオロジーおよびテクスチャが、受容できなくなるまでの期間を通して大幅に変化しない。
【0069】
本明細書に従い作製された製品および組成物は、上記に列挙された基準を1つ以上満たさない場合、不安定であると考えられる。
【実施例】
【0070】
(実施例1)
液体石鹸組成物は、以下の処方を利用した酸戻し調合技術によって調製される。
【0071】
【化1】

アクリレートコポリマーエマルジョン(30%活性)(Noveon,Inc.)(アクリル酸および/またはメタクリル酸とアクリル酸のC〜Cアルキルエステルとの架橋したコポリマー)
メチルイソチアゾリノン(Rohm and Haas)。
【0072】
要素Aを、脱イオン水に水酸化カリウムを溶解して、ならびにこの組成物を80℃に加熱することで調製する。要素Bを、グリセリンとレオロジー改変剤とを撹拌しながら脱イオン(D.I.)水に加えることで、別個に調製する。上記脂肪酸(成分番号3、4および5)を上記グリセリン/レオロジー改変剤/水の混合物に撹拌しながら加え、そして温度を80℃に上げる。脂肪酸が溶解し、均一に混合したら、他の要素Bの成分をこの組成物に加える。温度を80℃に保持しながら、要素Aを要素Bに加える。要素AB組成物を30〜60分撹拌する。均一な混合物が得られたら、この要素AB組成物を周囲室温まで冷ます。40℃まで冷まして、成分番号9をこの要素ABに加える。この調合物を撹拌しながら周囲室温まで冷ます。粘度および降伏値を調合物の初期pHで測定する。続いて、このpHをクエン酸による酸戻し処理によって下げる。続いて液体石鹸組成物のpH値を下げた後の粘度および降伏値を以下の表に報告する。
【0073】
【表1】

(実施例2)
液体石鹸/界面活性剤ブレンド組成物を、以下の処方を利用して、酸戻し調合技術により調製する。
【0074】
【化2】

アクリレートコポリマーエマルジョン(30%活性)(Noveon,Inc.)
メチルイソチアゾリノン(Rohm and Haas)。
【0075】
要素Aを、脱イオン水に水酸化カリウムを溶解して、ならびに80℃に加熱することで調製する。要素Bの成分を撹拌しながら溶解するまでゆっくり加熱し、そしてさらに温度が80℃に達するまで加熱する。成分AおよびBを撹拌しながら混合する。要素Cを80℃を維持する混合した要素AB組成物に加え、溶解するまで撹拌する。混合された要素ABC組成物を周囲室温まで冷まし、要素DおよびEの成分を撹拌しながら番号順に加える。液体石鹸組成物の粘度を10g塩化ナトリウムを加えて調整する。組成物の初期pH、粘度および降伏値を測定する。初期pHにおける粘度および降伏値を測定した後、続いて水酸化カリウム(85%溶液)によってpHをpH9.5まで上げて、さらにクエン酸(25%溶液)による酸戻し技術によってpH8.6まで下げる。液体石鹸組成物の初期の粘度および降伏値、ならびに続くpHの上げ下げ後の粘度および降伏値を以下の表に報告する。
【0076】
【表2】

(実施例3〜6)
液体石鹸組成物を、酸戻し調合技術を利用して、以下に記載の成分より調合する。
【0077】
【化3】

アクリレートコポリマーエマルジョン(30%活性)(Noveon,Inc.)
メチルイソチアゾリノン(Rohm and Haas)。
【0078】
要素Aを、脱イオン水に水酸化カリウムを溶解し、80℃に加熱して調製する。要素Bの成分を撹拌しながら溶解するまでゆっくり加熱し、さらに温度が80℃に達するまで加熱する。要素Aを要素Bと混合し、30〜60分撹拌する。混合物の温度を80℃に維持する。均一な混合物が得られたら、この要素AB組成物をゆっくり冷ます。要素Cを、レオロジー改変剤とグリセリンをD.I水に撹拌しながら加えて、別個に調合する。要素AB組成物が60〜70℃の間の範囲の温度に達すると、要素Cをそれに加え、撹拌する。要素Dの成分を次に要素ABC組成物に番号順に加える。組成物の初期pH、粘度および降伏値を測定する。それぞれの調合物のpHを、一度水酸化カリウム(85%溶液)で上げ、次に一度クエン酸(25%溶液)による酸戻し技術によって下げる。それぞれのpH値での粘度および降伏値データを以下の表に記載する。
【0079】
【表3】

(実施例7)
液体石鹸組成物を、酸戻し調合技術を利用して、以下に記載の成分より調合する。
【0080】
【化4】

アクリレートコポリマーエマルジョン(30%活性)(Noveon,Inc.)
メチルイソチアゾリノン(Rohm and Haas)。
【0081】
要素Aを、脱イオン水に水酸化カリウムを溶解し、80℃に加熱して調製する。要素Bの成分を撹拌しながら溶解するまでゆっくり加熱し、さらに温度が80℃に達するまで加熱する。要素Aを要素Bと混合し、30〜60分撹拌する。混合物の温度を80℃に維持する。均一な混合物が得られたら、この要素AB組成物をゆっくり冷ます。要素AB組成物が60〜70℃の間の範囲の温度に達したら、成分番号9を加え、均一になるまで撹拌する。成分番号10および11を順番に加え、混合する。組成物が40℃に達したら、成分番号12〜15を番号順に組成物に加え、撹拌する。この組成物をクエン酸による酸戻し処理をして液体石鹸製品を得る。
【0082】
(性質)
外観: パール光沢のある粘性液体
pH: 8.80〜9.00
粘度(mPa・s): 5000〜8000
安定性: 45℃で2ヶ月経過
5冷凍/解凍サイクル通過

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体石鹸組成物であって、該組成物が、
A)少なくとも1つの脂肪酸塩;
B)モノマー組成物より重合された少なくとも1つの架橋したアクリルエマルジョンポリマー;
C)酸性化剤;
D)アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤およびそれらの混合物より選択される追加の界面活性剤;
を含み、該モノマー組成物が、
i)約3〜約10個の炭素原子を全体で有する、1つ以上の不飽和カルボン酸含有モノマーおよびそれらの塩;
ii)以下の式:
a)CH=CXY、
(式中、XはHであり、そしてYは−COOR、−CR’、−CN、−CONH、−Cl、−NCO、−NH(CHCOOH、−NHCOCH、−CONHC(CH、−CO−N(CHである、
または、XはCHであり、そしてYは−COOR、−CR’、−CNまたは−CH=CHである、
または、XはClであり、そしてYはClである、ならびに
RはC−C18アルキル、またはヒドロキシC−C18アルキルであり、
R’はHまたはC−C18アルキルである);
b)CH=CHOC(O)R
(式中、RはC−C18アルキルである);ならびに
c)CH=CHまたはCH=CHCH
より選択される、1つ以上のビニルモノマー;ならびに
iii)1つ以上のポリ不飽和モノマー;
を含む、液体石鹸組成物。
【請求項2】
前記脂肪酸塩が、C〜C22脂肪酸のアルカリ金属塩および/またはエタノールアミン塩より選択される、請求項1に記載の液体石鹸組成物。
【請求項3】
前記脂肪酸塩が、けん化された動物脂肪、けん化された野菜油およびそれらの混合物より誘導される、請求項2に記載の液体石鹸組成物。
【請求項4】
前記脂肪酸塩が、塩基で中和した脂肪酸より誘導される、請求項2に記載の液体石鹸組成物。
【請求項5】
前記不飽和カルボン酸含有モノマーが、アクリル酸および/またはメタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、マレイン酸、アコニット酸、ポリ酸のC〜Cアルカノール半エステル、およびそれらの混合物より選択される、請求項1に記載の液体石鹸組成物。
【請求項6】
前記架橋したアクリルエマルジョンポリマーが、アクリル酸および/メタクリル酸とC〜Cアルキルアクリレートおよび/またはメタクリレートとから重合される、請求項1に記載の液体石鹸組成物。
【請求項7】
前記酸性化剤が、有機酸、無機酸およびそれらの混合物より選択される、請求項1に記載の液体石鹸組成物。
【請求項8】
前記酸性化剤が、クエン酸、酢酸、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、サリチル酸、乳酸、グリコール酸、天然フルーツ酸、塩酸、硝酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸およびそれらの組み合わせより選択される、請求項7に記載の液体石鹸組成物。
【請求項9】
前記液体石鹸組成物が、pH調整剤、防腐剤、粘性調整剤、皮膚調整剤、抗菌物質、抗酸化剤、香料、着色剤、キレート剤、湿潤剤、皮膚軟化剤、不溶性材料、パール光沢材料、希釈剤およびそれらの組み合わせのうちの1つ以上より選択される、追加の構成要素をさらに含む、請求項1に記載の液体石鹸組成物。
【請求項10】
前記組成物が、
A)約1重量%〜約50重量%の少なくとも1つの脂肪酸塩;
B)約0.1重量%〜約10重量%の架橋したアクリルエマルジョンポリマー;
C)約0.1重量%〜約20重量%の酸性化剤;
D)界面活性剤であって、該脂肪酸塩:該界面活性剤の重量比が約1:39〜約39:1の範囲である、界面活性剤;
E)約1重量%〜約20重量%の追加の湿潤剤;および
F)約1重量%〜約15重量%の追加の皮膚軟化剤
を含む、請求項8に記載の液体石鹸組成物。
【請求項11】
安定な液体石鹸組成物を作製する方法であって、該方法が、
A)少なくとも1つのC〜C22脂肪酸塩を含む、脂肪酸石鹸組成物を提供する工程;
B)適切な塩基を加えることで、脂肪酸石鹸のpHを必要に応じて上げる工程;
C)(A)または(B)より得られた脂肪酸石鹸組成物を、架橋したアクリルエマルジョンポリマーと混合する工程;および
D)酸性化剤を加えることによって、(C)より得られた組成物のpHを少なくとも0.5〜7pH単位下に下げる工程、
を含む、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記モノマー組成物より重合された架橋したアクリルエマルジョンポリマーが、
i)約3〜約10個の炭素原子を全体で有する、1つ以上の不飽和カルボン酸含有モノマーおよびそれらの塩;
ii)以下の式:
a)CH=CXY、
(式中、XはHであり、そしてYは−COOR、−CR’、−CN、−CONH、−Cl、−NCO、−NH(CHCOOH、−NHCOCH、−CONHC(CH、−CO−N(CHである、
またはXはCHであり、そしてYは−COOR、−CR’、−CNまたは−CH=CHである、
またはXはClであり、YがClである、および
RはC−C18アルキル、またはヒドロキシC−C18アルキルであり、
R’はHまたはC−C18アルキルである);
b)CH=CHOC(O)R
(式中、RはC−C18アルキルである);および
c)CH=CHまたはCH=CHCH
より選択される、1つ以上のビニルモノマー;ならびに
iii)1つ以上のポリ不飽和モノマー
を含む、方法。
【請求項13】
前記不飽和カルボン酸含有モノマーが、アクリル酸および/またはメタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、マレイン酸、アコニット酸、ポリ酸のC〜Cアルカノール半エステル、およびそれらの混合物より選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記架橋したアクリルエマルジョンポリマーが、(メタ)アクリル酸とC〜Cアルキル(メタ)アクリレートとから重合される、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記酸性化剤が、有機酸、無機酸およびそれらの混合物より選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記酸性化剤が、クエン酸、酢酸、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、サリチル酸、乳酸、グリコール酸、天然フルーツ酸、塩酸、硝酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸およびそれらの組み合わせより選択される、請求項11に記載の方法。

【公表番号】特表2009−529588(P2009−529588A)
【公表日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−558516(P2008−558516)
【出願日】平成19年3月7日(2007.3.7)
【国際出願番号】PCT/US2007/063473
【国際公開番号】WO2007/103968
【国際公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(506347528)ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド (74)
【Fターム(参考)】