説明

安定化される農薬固型製剤

【課題】 新規な農薬固型製剤を提供する。
【解決手段】 ピラゾスルフロンエチル、メソトリオン、疎水性液体および酸を含有する農薬固型製剤。疎水性液体と酸を含有することによりピラゾスルフロンエチルとメソトリオンの分解が抑制され安定化される。酸としては、クエン酸が好ましい。農薬固型製剤としては、ジャンボ剤または粒剤が好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、除草活性成分であるピラゾスルフロンエチルとメソトリオンの分解を抑制し、安定化される農薬固型製剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
除草活性成分であるピラゾスルフロンエチルとメソトリオン自体は、殆ど分解されず安定であるが、通常の農薬固型製剤、例えば顆粒水和剤、粒剤、ジャンボ剤等に製剤化した場合にはその製剤の保存中に分解される場合がある。そのため、ピラゾスルフロンエチルとメソトリオンの分解を抑制し安定化させる技術が要望されている。
【0003】
従来、スルホニルウレア系除草活性成分の分解を抑制し安定化させる方法として、酸化亜鉛を添加する方法(特許文献1)、平均分子量が2000〜50000のポリアクリル酸ナトリウムと塩基性ホワイトカーボンを添加する方法(特許文献2)、水中懸濁性農薬組成物に油脂を添加する方法(特許文献3)が知られている。
【0004】
また、メソトリオンの分解を抑制し安定化させる方法としては、メソトリオン水性プレミックス懸濁液に電解質を添加する方法(特許文献4)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−225416号公報
【特許文献2】特開平11−269016号公報
【特許文献3】特表2010−502561号公報
【特許文献4】特表2008−504354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は上記の通りであり、本発明の目的はピラゾスルフロンエチルとメソトリオンを共に安定化させる農薬固形製剤の技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような要望に鑑み、本発明者らがピラゾスルフロンエチルとメソトリオンの新規な安定化方法を鋭意検討したところ、疎水性液体及び酸を添加することによりこれら活性成分が顕著に安定化されることを見出した。
【0008】
即ち、本発明は、以下の〔1〕〜〔7〕に記載された農薬固型製剤(以下、本発明製剤と称する。)に関するものである。
【0009】
〔1〕 ピラゾスルフロンエチル、メソトリオン、疎水性液体および酸を含有する農薬固型製剤。
〔2〕 酸が、クエン酸である上記〔1〕記載の農薬固型製剤。
【0010】
〔3〕 農薬固型製剤に対する疎水性液体の含有率が、1〜20重量%である上記〔1〕または〔2〕に記載の農薬固型製剤。
【0011】
〔4〕 農薬固型製剤に対する酸の含有率が、0.05〜10重量%である上記〔1〕ないし〔3〕から選ばれるいずれかに記載の農薬固型製剤。
【0012】
〔5〕 固型製剤がジャンボ剤または粒剤である上記〔1〕ないし〔4〕から選ばれるいずれかに記載の農薬固型製剤。
〔6〕 疎水性液体が、流動パラフィンである上記〔1〕ないし〔5〕から選ばれるいずれかに記載の農薬固型製剤。
【0013】
〔7〕 流動パラフィンが、ノルマルパラフィンまたはイソパラフィンである上記〔6〕記載の農薬固型製剤。
【発明の効果】
【0014】
農薬固型製剤において、ピラゾスルフロンエチルとメソトリオンの分解を抑止し、安定化できる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明で用いる疎水性液体としては、キシレン、アルキル(CまたはC10等)ベンゼン、フェニルキシリルエタンおよびアルキル(CまたはC等)ナフタレン等の芳香族炭化水素類、マシン油、流動パラフィンおよびナフテン等の脂肪族炭化水素類、ケロシン等の芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素の混合物、脂肪酸メチルエステル、コハク酸ジアルキルエステル、グルタミン酸ジアルキルエステル、アジピン酸ジアルキルエステルおよびフタル酸ジアルキルエステル等のエステル、大豆油、コメ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油、綿実油およびヒマシ油等の油脂などが挙げられる。
【0016】
本発明で用いる疎水性液体は、好ましくは流動パラフィンであり、ノルマルパラフィンおよびイソパラフィン等が挙げられる。
本発明で用いる酸としては、有機酸や無機酸が挙げられる。有機酸の好ましい例としては、アスコルビン酸およびエリソルビン酸などのラクトン、クエン酸、酒石酸およびリンゴ酸などのカルボン酸であり、好ましくはクエン酸である。また無機酸としては、硫酸、亜硫酸および重亜硫酸などが挙げられる。
【0017】
本発明の農薬固型製剤の剤型は、粒剤、水面に浮上し拡散する粒を水溶性フィルムで包装したジャンボ剤、使用時に水に希釈する水和剤や顆粒水和剤等を挙げることができる。この中では、粒剤およびジャンボ剤が特に好ましい。
【0018】
本発明製剤は各剤型の通常の製造法に従って製造することができる。本発明の疎水性液体および酸の添加法には特に制限はなく、農薬活性成分と混合して添加しても、別々に添加しても良い。例えば練り込み粒剤の場合は、農薬活性成分、疎水性液体、酸および他の補助剤を混合し、適当の水を混合し混練後、押し出し造粒などの方法で成型し、乾燥、整粒、篩分する方法が挙げられる。
【0019】
本発明の農薬固型製剤において、ピラゾスルフロンエチルおよびメソトリオンの含有量は、農薬固型製剤100重量部に対して、各々0.05〜10重量部である。
【0020】
疎水性液体の含有量は、農薬固型製剤100重量部に対して、1〜20重量部が好ましく、より好ましくは4〜10重量部である。
酸の含有量は、農薬固型製剤100重量部に対して、0.05〜10重量部が好ましく、より好ましくは1〜5重量部である。
【0021】
また、本発明の農薬固型製剤は、ピラゾスルフロンエチルおよびメソトリオン以外の農薬活性成分を含有してもよい。本発明製剤に含有できるピラゾスルフロンエチルおよびメソトリオン以外の農薬活性成分はとしては、以下のものが挙げられる。
【0022】
除草剤:メタゾスルフロン(metazosulfuron)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron methyl)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron methyl)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、シノスルフロン(cinosulfuron)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、ピラクロニル(pyraclonil)、テフリルトリオン(tefuryltirone)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、ペノキススラム(penoxsulam)、アミノピラリド(aminopyralid)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、モノスルフロン(monosulfuron)、モノスルフロンメチル(monosulfuron-methyl)、ピノキサデン(pinoxaden)、プロポキシカルバゾンナトリウム塩(propoxycarbazone-sodium)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone)、ピロキシスラム(pyroxsulam)、テンボトリオン(tembotrione)、チエンカルバゾンメチル(thiencarbazone-methyl)、トプラメゾン(topramezon)、エスプロカルブ(esprocarb)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、モリネート(molinate)、ジメピペレート(dimepiperate)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、メフェナセット(mefenacet)、ブタクロール(butachlor)、プレチラクロール(pretilachlor)、テニルクロール(thenylchlor)、ブロモブチド(bromobutide)エトベンザニド(etobenzanid)、ダイムロン(dymron)、クミルロン(cumyluron)、ベンタゾン(bentazone)、ベンタゾンの塩、2,4−D、2,4−Dの塩、2,4−Dのエステル、MCP、MCPの塩、MCPのエステル、MCPB、MCPBの塩、MCPBのエステル、フェノチオール(MCPA-thioethyl)、クロメプロップ(clomeprop)、ナプロアニリド(naproanilide)、オキサジアゾン(oxadiazon)、ピラゾレート(pyrazolate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、ジメタメトリン(dimethametryn)、シメトリン(simetryn)、ピペロホス(piperophos)、アニロホス(anilofos)、ブタミホス(butamifos)、ベンスリド(bensulide)、ジチオピル(dithiopyr)、ピリミノバックメチル(pyriminobac methyl)、CNP、クロメトキシニル(chlormethoxynil)、シハロホップブチル(cyhalofop butyl)、ビフェノックス(bifenox)、カフェンストロール(cafenstrole)、ペントキサゾン(pentoxazone)、インダノファン(indanofan)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、フェントラザミド(fentrazamide)、ブテナクロール(butenachlor)、ACN、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンフレセート(benfuresate)、シンメチリン(cimmethylin)、シマジン(simazine)、ジクロベニル(dichlobenil)、ジウロン(diuron)、クロロIPC(chlorpropham)、アトラジン(atrazine)、アラクロール(alachlor)、イソウロン(isouron)、クロルフタリム(chlorphtalim)、シアナジン(cyanazin)、トリフルラリン(trifluralin)、ブタミホス(butamifos)、プロピザミド(propyzamide)、プロメトリン(prometryn)、ペンディメタリン(pendimethalin)、メトラクロール(metolachlor)、メトリブジン(metribuzin)、リニュロン(linuron)、レナシル(lenacil)、プロパニル(propanil)、MCPA、アイオキシニル(ioxynil octanoate)、アシュラム(asulam)、キザロホップエチル(quizalofop-ethyl)、プロパキザホップ(propaquizafop)、キザロホップテフリル(quizalofop-tefuryl)、セトキシジム(sethoxydim)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron-methyl)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop-ethyl)、フェンメディファム(phenmedipham)、フルアジホップブチル(fluazifop-butyl)、ベンタゾン(bentazone)、SAP(bensulide)、TCTP(chlorthal-dimethyl,tetorachlorothiophene)、アミプロホスメチル(amiprophosmethyl)、アメトリン(ametryn)、イソキサベン(isoxaben)、オルベンカーブ(orbencarb)、カルブチレート(karbutilate)、ジチオピル(dithiopyr)、シデュロン(siduron)、チアザフルロン(thiazafluron)、ナプロパミド(napropamide)、プロジアミン(prodiamine)、ベスロジン(benefin)、メチルダイムロン(methyl dymron)、2,4−PA、MCPPA、フラザスルフロン(flazasulfuron)、メトスルフロンメチル(metsulfuron-methyl)、イマザキン(imazaquin)、イマザピル(imazapyr)、テトラピオン(flupropanate)、テブティウロン(tebuthiuron)、ブロマシル(bromacil)、ヘキサジノン(hexazinone)、グリホサートアンモニウム塩(glyphosate-ammonium)、グリホサートイソプロピルアミン塩(glyphosate-iso-propylammonium)、グリホサートトリメシウム塩(glyphosate-trimesium)、グリホサートナトリウム塩(glyphosate-sodium)、グリホサートカリウム塩(glyphosate-potassium)、ビアラホス(bialaphos)、グルホシネート(glufosinate-ammonium)、MCC。
【0023】
殺菌剤:アシベンゾラール(acibenzolar)、アムプロピルホス(ampropyfos)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンザマクリル(benzamacril)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ビテルタノール(bitertanol)、ベトキサジン(bethoxazine)、ボルドー液(bordeaux mixture)、ブラストサイジン−S(blasticidin-S)、ブロモコナゾール(bromoconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、カルシウムポリスルフィド(calcium polysulfide)、キャプタフォール(captafol)、キャプタン(captan)、カッパーオキシクロリド(copper oxychloride)、カルプロパミド(carpropamid)、カルベンダジン(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロルフェナゾール(chlorfenazol)、クロロネブ(chloroneb)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、クフラネブ(cufraneb)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazol)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、デバカルブ(debacarb)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロブトラゾール(diclobutrazol)、ジクロフラニド(diclhlofluanid)、ジクロメジン(diclomedine)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジクロシメット(diclocymet)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジフルメトリン(diflumetorim)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール−M(diniconazole-M)、ジノカップ(dinocap)、ジフェニルアミン(diphenylamine)、ジピリチオン(dipyrithione)、ジタリムホス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、ドラゾクソロン(drazoxolon)、エデフェノホス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、エチリモル(ethirimol)、エトリジアノール(etridiazole)、ファモキサゾン(famoxadone)、フェナリモル(fenarimol)、フェブコナゾール(febuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチン(fentin)、フェルバン(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルオロイミド(fluoroimide)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアフォール(flutriafol)、フォルペット(folpet)、フォセチル−アルミニウム(fosetyl-aluminium)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フェナミドン(fenamidone)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、グアザチン(guazatine)、ヘキサクロロベンゼン(hexachlorobenzene)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazol)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イミノクタジン(iminoctadine)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンホス(iprobenfos)、イプロジオン(iprodione)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、カスガマイシン(kasugamycin)、クレソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、マンカッパー(mancopper)、マンゼブ(mancozeb)、マンネブ(maneb)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メトコナゾール(metconazole)、メチラム(metiram)、メトミノストロビン(metominostrobin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ナバム(nabam)、ニッケルビス(ジメチルジチオカーバメート)(nickel bis(dimethyldithiocarbamate))、ニトロタール−イソプロピル(nitrothal-isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、オクチリノン(octhilinone)、オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキポコナゾールフマール酸塩(oxpoconazole fumarate)、ペフラゾエート(pefurzoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、フタライド(phthalide)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン(polyoxins)、プロベナゾール(probenazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb hydrochloride)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キントゼン(quintozene)、硫黄(sulfur)、スピロキサミン(spiroxamine)、テブコナゾール(tebuconazole)、テクナゼン(tecnazene)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネート−メチル(thiophanate-methyl)、チラム(thiram)、トルクロホス−メチル(tolclofos-methyl)、トリルフラニド(tolylfluanid)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアジメノール(toriadimenol)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリホリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、バリダマイシン(validamycin)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)、オキシン銅(oxine-copper)。
【0024】
殺バクテリア剤:ストレプトマイシン(streptomycin)、オキシテトラサイクリン(oxyterracycline)、オキソリニックアシド(oxolinic acid)。
【0025】
殺線虫剤:アルドキシカルブ(aldoxycarb)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フォスチエタン(fosthietan)、オキサミル(oxamyl)、フェナミホス(fenamiphos)。
【0026】
殺ダニ剤:シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyfulmetofen)等のアクリロニトリル系化合物、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、ピリダベン(pyridaben)、アミトラズ(amitraz)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、チノメチオネート(chinomethionat)、クロロベンジラート(chlorobezilate)、クロフェンテジン(clofentezine)、サイヘキサチン(cyhexatine)、ジコフォール(dicofol)、ジエノクロール(dienochlor)、エトキサゾール(etoxazole)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチンオキシド(fenbutatin oxide)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンプロキシメート(fenproximate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ミルベメクチン(milbemectin)、プロパルギット(propargite)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)。
【0027】
殺虫剤:アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセタミピリド(acetamipirid)、アジンホス−メチル(azinphos-methyl)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ビフェントリン(bifenthrin)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトカルボキシン(butocarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロチアニジン(clothianidin)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロピリホス−メチル(chlorpyrifos-methyl)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、シハロトリン(cyhalothrin)、ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ダイアジノン(diazinon)、ジアクロデン(diacloden)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ジメトエート(dimethoate)、EPN、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトリムホス(etrimfos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカーブ(fenoxycarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェノクスウロン(flufenoxuron)、フルフェンプロックス(flufenprox)、タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、ホノホス(fonophos)、フォルメタネート(formetanate)、フォルモチオン(formothion)、フラチオカルブ(furathiocarb)、ハロフェノジド(halofenozide)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イソフェンホス(isofenphos)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、ルフェヌウロン(lufenuron)、マラチオン(malathion)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メタクリホス(methacrifos)、メタルカルブ(metalcarb)、メソミル(methomyl)、メソプレン(methoprene)、メトキシクロール(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、モノクロトホス(monocrotophos)、ムスカルーレ(muscalure)、ニテンピラム(nitenpyram)、オメトエート(omethoate)、オキシデメトン−メチル(oxydemeton-methyl)、オキサミル(oxamyl)、パラチオン(parathion)、パラチオン−メチル(parathion-methyl)、ペルメトリン(permethrin)、フェントエート(phenthoate)、フォキシム(phoxim)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミホス−メチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ロテノン(rotenone)、スルプロホス(sulprofos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スルホテップ(sulfotep)、テブフェノジド(tebfenozide)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthorin)、テルブホス(terbufos)、テトラクロロビンホス(tetrachlorvinphos)、チオジカルブ(thiodicarb)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメスリン(tralomethrin)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリアズロン(triazuron)、トリフルムロン(triflumuron)、バミドチオン(vamidothion)等があげられる。
【0028】
上記の農薬活性成分の中で、ハロスルフロンメチルとメタゾスルフロンは、ピラゾスルフロンエチルに化学構造的に類似するため、本発明製剤に含有した場合にはピラゾスルフロンエチルと同様に分解が抑止される。
【0029】
これらピラゾスルフロンエチルおよびメソトリオン以外の農薬活性成分は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。本発明製剤中のピラゾスルフロンエチルおよびメソトリオン以外の農薬活性成分の含有量は適宜選択できるが、本発明製剤100重量部に対して0.1〜50重量部の範囲が好ましい。
【0030】
本発明製剤には、更に各種補助剤を含有させることができる。使用できる補助剤としては、界面活性剤、結合剤、増粘剤、糖、微小中空体、固体担体および溶剤等があり、下記のものが挙げられる。
【0031】
界面活性剤としては、以下の(A)、(B)、(C)、(D)および(E)が挙げられる。
【0032】
(A)ノニオン性界面活性剤:
(A-1)ポリエチレングリコール型界面活性剤:例えば、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテル、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマー、アルキル(C8〜18)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、アルキル(C8〜12)フェニルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンビスフェニルエーテル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C8〜18)モノエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C8〜18)ジエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、グリセロール脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物、ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、硬化ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、アルキル(C8〜18)アミンエチレンオキサイド付加物および脂肪酸(C8〜18)アミドエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
【0033】
(A-2)多価アルコール型界面活性剤:例えば、グリセロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸(C8〜18)エステル、ソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、ショ糖脂肪酸エステル、多価アルコールアルキルエーテルおよび脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
【0034】
(A-3)アセチレン系界面活性剤:例えば、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物およびアセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
【0035】
(A-4)その他の界面活性剤:例えば、アルキルグリコシド等が挙げられる。
【0036】
(B)アニオン性界面活性剤:
(B-1)カルボン酸型界面活性剤:例えば、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリマレイン酸、ポリ無水マレイン酸、マレイン酸または無水マレイン酸とオレフィン(例えばイソブチレンおよびジイソブチレン等)との共重合物、アクリル酸とイタコン酸の共重合物、メタアクリル酸とイタコン酸の共重合物、マレイン酸または無水マレイン酸とスチレンの共重合物、アクリル酸とメタアクリル酸の共重合物、アクリル酸とアクリル酸メチルエステルとの共重合物、アクリル酸と酢酸ビニルとの共重合物、アクリル酸とマレイン酸または無水マレイン酸の共重合物、N−メチル−脂肪酸(C8〜18)サルコシネート、樹脂酸および脂肪酸(C8〜18)等のカルボン酸、並びにそれらカルボン酸の塩が挙げられる。
【0037】
(B-2)硫酸エステル型界面活性剤:例えば、アルキル(C8〜18)硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのポリマーの硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマーの硫酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの硫酸エステル、硫酸化油、硫酸化脂肪酸エステル、硫酸化脂肪酸および硫酸化オレフィン等の硫酸エステル、並びにそれら硫酸エステルの塩が挙げられる。
【0038】
(B-3)スルホン酸型界面活性剤:例えば、パラフィン(C8〜22)スルホン酸、アルキル(C8〜12)ベンゼンスルホン酸、アルキル(C8〜12)ベンゼンスルホン酸のホルマリン縮合物、クレゾールスルホン酸のホルマリン縮合物、α−オレフィン(C8〜16)スルホン酸、ジアルキル(C8〜12)スルホコハク酸、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテルスルホコハク酸ハーフエステル、ナフタレンスルホン酸、(モノまたはジ)アルキル(C1〜6)ナフタレンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、(モノまたはジ)アルキル(C1〜6)ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、クレオソート油スルホン酸のホルマリン縮合物、アルキル(C8〜12)ジフェニルエーテルジスルホン酸、イゲポンT(商品名)、ポリスチレンスルホン酸およびスチレンスルホン酸とメタアクリル酸の共重合物等のスルホン酸、並びにそれらスルホン酸の塩が挙げられる。
【0039】
(B-4)燐酸エステル型界面活性剤:例えば、アルキル(C8〜12)燐酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのポリマーの燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマーの燐酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの燐酸エステル、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールイミンおよび縮合燐酸(例えばトリポリリン酸等)等の燐酸エステル、並びにそれら燐酸エステルの塩が挙げられる。
【0040】
上記の(B-1)〜(B-4)における塩としては、アルカリ金属(リチウム、ナトリウムおよびカリウム等)、アルカリ土類金属(カルシウムおよびマグネシウム等)、アンモニウムおよび各種アミン(例えばアルキルアミン、シクロアルキルアミンおよびアルカノールアミン等)等が挙げられる。
【0041】
(C)カチオン性界面活性剤:
例えば、アルキルアミン、アルキル4級アンモニウム塩、アルキルアミンのエチレンオキサイド付加物およびアルキル4級アンモニウム塩のエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
【0042】
(D)両性界面活性剤:
例えば、ベタイン型界面活性剤およびアミノ酸型界面活性剤等が挙げられる。
【0043】
(E)その他の界面活性剤:
例えば、シリコーン系界面活性剤およびフッ素系界面活性剤等が挙げられる。
【0044】
これらの界面活性剤は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。本発明製剤中の界面活性剤の含有量は適宜選択できるが、本発明製剤100重量部に対して0.5〜20重量部の範囲が好ましい。
【0045】
結合剤としては、例えばデキストリン(焙焼デキストリンおよび酵素変性デキストリン等)、酸分解澱粉、酸化澱粉、アルファー化澱粉、エーテル化澱粉(カルボキシメチル澱粉、ヒドロキシアルキル澱粉およびカチオン澱粉等)、エステル化澱粉(酢酸澱粉およびリン酸澱粉等)、架橋澱粉およびグラフト化澱粉等の加工澱粉、例えばアルギン酸ナトリウム、アラビアガム、ゼラチン、トラガントガム、ローカストビーンガムおよびカゼイン等の天然物質、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム塩、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースおよびアセチルセルロース等のセルロース誘導体、ならびに例えばポリビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレンポリプロピレンブロック共重合体、ポリビニルアルコール、部分けん化酢酸ビニルとビニルエーテルの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンと酢酸ビニルの共重合物およびポリアクリルアミド等のその他の高分子が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、ザンサンガム(キサンタンガム)、ウェランガムおよびラムザンガム等のヘテロ多糖類、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウムおよびポリアクリルアミド等の合成水溶性高分子化合物、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ベントナイト、ベイデライト、ノントロナイト、サウコナイト、ステベンサイド、ラポナイト、マグネシウムアルミニウムシリケートおよび合成スメクタイト等のスメクタイト系粘土鉱物を挙げることができる。
糖としては、単糖類、二糖類、三糖類、四糖類や多糖類などが挙げられる。単糖類としてはグリセルアルデヒド、ジオキシアセトン等の三炭糖、トレオース、エリスルロース等の四炭糖、リボース、リキソース、キシルロース等の五炭糖、グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトース、ソルボース、タガトース等の六炭糖、マンノヘプトース、セドヘプツトース等の七炭糖、ソルビトール、マンニトール、グルクロン酸等の誘導単糖類を挙げることができる。オリゴ糖類としては、マルトース、セロビオース、トレハロース、ラクトース、スクロース等の二糖類、マルトトリオース等の三糖類、マルトテトラオース等の四糖類が挙げられる。また、多糖類としてはデキストリン等が挙げられる。
微小中空体としては、シラスバルーン、アクリロニトリルコポリマーマイクロバルーン、フェノール樹脂マイクロバルーン、ガラスバルーン、フライアッシュバルーン、パーライト等が挙げられる。
【0046】
固体担体としては、例えば石英、方解石、海泡石、ドロマイト、チョーク、カオリナイト、パイロフィライト、セリサイト、ハロサイト、メタハロサイト、木節粘土、蛙目粘土、陶石、ジークライト、アロフェン、シラス、きら、タルク、ベントナイト、活性白土、酸性白土、軽石、アタパルジャイト、ゼオライトおよび珪藻土等の天然鉱物質、例えば焼成クレー、パーライト、シラスバルーン、バーミキュライト、アタパルガスクレーおよび焼成珪藻土等の天然鉱物質の焼成品、例えば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸二水素アンモニウムおよび塩化カリウム等の無機塩類、例えばブドウ糖、果糖、しょ糖および乳糖などの糖類、例えば澱粉、粉末セルロースおよびデキストリン等の多糖類、例えば尿素、尿素誘導体、安息香酸および安息香酸の塩等の有機物、例えば木粉、トウモロコシ穂軸、クルミ殻およびタバコ茎等の植物類、フライアッシュ、ホワイトカーボンならびに肥料等が挙げられる。
【0047】
ベントナイトの具体例としては、例えばクニゲルVA(商品名/クニミネ工業(株)製)、クニゲルV2(商品名/クニミネ工業(株)製)、穂高ベントナイト(商品名/豊順洋行(株)製)、妙義ベントナイト(商品名/豊順洋行(株)製)、榛名ベントナイト(商品名/豊順洋行(株)製)、ベントナイトスーパークレイ(商品名/豊順洋行(株)製)および粒状ベントナイト(商品名/豊順洋行(株)製)等のナトリウムベントナイトならびにクニボンド(商品名/クニミネ工業(株)製)等のカルシウムベントナイトが挙げられる。
【0048】
ベントナイト以外の天然鉱物質の具体例としては、H微粉(商品名/啓和炉材(株)製)、ネオキャリアK(商品名/浅田製粉(株)製)、フバサミKクレー(商品名/フバサミクレー(株)製)および特雪Fクレー(商品名/昭和鉱業(株)製)等が挙げられる。
【0049】
炭酸カルシウムの具体例としては、ミクロカル250(商品名/青倉石灰工業((株)製)、ミクロカル100(商品名/青倉工業(株)製)、NS#100(商品名/日東粉化工業(株)製)、NS#200(商品名/日東粉化工業(株)製)、NS#3000(商品名/日東粉化工業(株)製)およびスーパーSS(商品名/丸尾カルシウム(株)製)等が挙げられる。
【0050】
ホワイトカーボンの具体例としては、例えばカープレックス#80D(商品名/塩野義製薬(株))、カープレックス#67(商品名/塩野義製薬(株))、カープレックス#1120(商品名/塩野義製薬(株))、カープレックス#XR(商品名/塩野義製薬(株))、ファインシールA(商品名/徳山曹達(株))、ファインシールE−50(商品名/徳山曹達(株))、ファインシールX−37(商品名/徳山曹達(株))、ファインシールK−41(商品名/徳山曹達(株))、ファインシールP−8(商品名/徳山曹達(株))、トクシールU(商品名/徳山曹達(株))、トクシールCU−N(商品名/徳山曹達(株))、トクシールP(商品名/徳山曹達(株))、トクシールNR(商品名/徳山曹達(株))、ニップシールNS(商品名/日本シリカ工業(株))、ニップシールNSK(商品名/日本シリカ工業(株))、ニップシールNA(商品名/日本シリカ工業(株))、サイロイド244(商品名/富士デヴィソン化学)、サイロイド65(商品名/富士デヴィソン化学)、サイロイド308(商品名/富士デヴィソン化学)、ミズカシルP−705(商品名/水沢化学(株))、ミズカシルP−802(商品名/水沢化学(株))、ミズカシルP−78(商品名/水沢化学(株))およびミズカシルP−832(商品名/水沢化学(株))等の含水シリカ、例えばカープレックスCS−5(商品名/塩野義製薬(株))、カープレックスCS−7(商品名/塩野義製薬(株))およびカープレックスCS−701(商品名/塩野義製薬(株))等の含水シリカの焼成品、例えばアエロジル130(商品名/日本アエロジル(株))、アエロジル200(商品名/日本アエロジル(株))、アエロジル380(商品名/日本アエロジル(株))およびアエロジルMOX80(商品名/日本アエロジル(株))等の無水シリカ、例えばフローライトR(商品名/徳山ソーダ(株))、フローライトRN(商品名/徳山ソーダ(株))、トヨヒーローTH(商品名/東洋電化工業(株))、ゾノライト(商品名/小野田化学)およびマイクロセルE(商品名/ジョンズ・マンビル)等の含水カルシウムシリケート、例えばSIPERNAT D17(商品名/日本アエロジル(株))、ニップシールSS−10(商品名/日本シリカ(株))、ニップシールSS−20(商品名/日本シリカ(株))およびニップシールSS−30P(商品名/日本シリカ(株))等の含水シリカを原料とした表面処理シリカ、例えばアエロジルR972(商品名/日本アエロジル(株))、アエロジルR202(商品名/日本アエロジル(株))およびアエロジルR812(商品名/日本アエロジル(株))等の無水シリカを原料とした表面処理シリカが挙げられる。
【0051】
溶剤としては、例えばキシレン、アルキル(CまたはC10等)ベンゼン、フェニルキシリルエタンおよびアルキル(CまたはC等)ナフタレン等の芳香族炭化水素類、マシン油、ノルマルパラフィン、イソパラフィンおよびナフテン等の脂肪族炭化水素類、ケロシン等の芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素の混合物、エタノール、イソプロパノール、シクロヘキサノール、フェノキシエタノールおよびベンジルアルコール等のアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール等の多価アルコール、プロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、フェニルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルおよびプロピレングリコールモノフェニルエーテル等のエーテル、アセトフェノン、シクロヘキサノンおよびγ−ブチロラクトン等のケトン、脂肪酸メチルエステル、コハク酸ジアルキルエステル、グルタミン酸ジアルキルエステル、アジピン酸ジアルキルエステルおよびフタル酸ジアルキルエステル等のエステル、N−アルキル(C、CまたはC12等)ピロリドン等の酸アミド、大豆油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油、綿実油およびヒマシ油等の油脂、ジメチルスルホキシドならびに水が挙げられる。
【実施例】
【0052】
次に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下において「部」は重量部を意味する。また、「ピリフタリド粉砕品」は純度が99.2%のピリフタリド91部と含水非晶系二酸化ケイ素(商品名:カープレックスXR、エボニック デグサ ジャパン製)9部の混合粉砕品である。
【0053】
〔実施例1〕 ピラゾスルフロンエチル粉砕品(純度99.1%)を0.814部、メソトリオン(純度76.7%)を2.93部、ピリフタリド粉砕品(純度90.2%)を4.16部、デキストリン(商品名:デキストリンNDS、日澱化学(株)製)を7.0部、カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名;セロゲン7AN、第一工業製薬製)を3.0部、含水非晶系二酸化ケイ素(商品名:カープレックスXR、エボニック デグサ ジャパン製)を4.6部、ガラスバルーン(商品名:グラスバブルズS38、住友スリーエム製)を20.0部、塩化カリウム(米山化学製)を6.3部、ベントナイト系鉱物質微粉(商品名:クニゲルV2、クニミネ(株)製)を20.0部、無水クエン酸を2.5部、珪藻土(商品名:ラヂオライト#200、昭和化学工業(株)製)7.5部を混合した。ここに、プレチラクロール(純度97.3%)の11.56部および流動パラフィン(商品名;モレスコホワイトP−70、(株)モレスコ製)の8.0部の混合液を加えて混合した。ここに、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム塩(商品名:エアロールCT-1L、東邦化学(株)製)の1.0部およびデカグリセリンモノラウレート(商品名;ポエムJ−0021、理研ビタミン製)の1.5部を水22部に溶解した混合液を加えて混合した。次いで口径1.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒後、60℃で乾燥した。乾燥物を整粒後、1,000〜2,000μmの篩でふるい分け、農薬粒剤を得た。
〔実施例2〕
ピラゾスルフロンエチル粉砕品(純度99.1%)を0.814部、メソトリオン(純度76.7%)を2.93部、ピリフタリド粉砕品(純度90.2%)を4.16部、デキストリン(商品名:デキストリンNDS、日澱化学(株)製)を5.0部、マグネシウムアルミニウムシリケート(商品名;ビーガムK、R.T.Vanderbilt Company,Inc,製)を1.0部、含水非晶系二酸化ケイ素(商品名:カープレックスXR、エボニック デグサ ジャパン製)を11.6部、ガラスバルーン(商品名:グラスバブルズS38、住友スリーエム製)を20.0部、塩化カリウム(米山化学製)を6.3部、グルコース(試薬一級、純正化学(株)製)を5.0部、無水クエン酸を2.5部、クレー系鉱物質微粉(商品名:ネオキャリアK、浅田製粉(株)製)21.4部を混合した。ここに、プレチラクロール(純度97.3%)の11.56部および流動パラフィン(商品名;モレスコホワイトP−70、(株)モレスコ製)の8.0部の混合液を加えて混合した。ここに、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム塩(商品名:エアロールCT-1L、東邦化学(株)製)の0.5部および脂肪酸グリコールエステル(商品名;ニューカルゲンTG30、竹本油脂(株)製)の0.5部を水20部に溶解した混合液を加えて混合した。次いで口径1.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒後、60℃で乾燥した。乾燥物を整粒後、1,000〜2,000μmの篩でふるい分け、農薬粒剤を得た。
〔実施例3〕
約5ミクロン程度に微粉砕したピラゾスルフロンエチル(純度99.1%)4.3部、H微粉(商品名、啓和炉材(株)製、二酸化ケイ素)65.7部および石油系パラフィンワックス(融点69〜72℃)30.0部を、約100℃でニーダーを用いて溶融、混練した。その後、約75℃まで冷却し、直径1.2mmの穴を有するスクリーンにて押出造粒し、これをピンミルで粉砕して、ピラゾスルフロンエチルパラフィンプレミックスを得た。
【0054】
このピラゾスルフロンエチルパラフィンプレミックスを7.14部、メソトリオン(純度76.7%)を1.17部、ピリフタリド粉砕品(純度90.2%)を1.66部、デキストリン(商品名:パインデックスY、松谷化学工業(株)製)を10.0部、含水非晶系二酸化ケイ素(商品名:カープレックスXR、エボニック デグサ ジャパン製)を5.0部、ベントナイト系鉱物質微粉(商品名:クニゲルV2、クニミネ(株)製)を25.0部、トリポリリン酸ナトリウム1.0部、無水クエン酸を1.0部、クレー系鉱物質微粉(商品名:ネオキャリアK、浅田製粉(株)製)39.99部を混合した。ここに、プレチラクロール(純度97.3%)の4.62部および流動パラフィン(商品名:モレスコホワイトP−70、(株)モレスコ製)の3.2部の混合液を加えて混合した。ここに、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム塩(商品名:エアロールCT-1L、東邦化学(株)製)の0.5部を水10部に溶解した混合液を加えて混合した。次いで口径1.0mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒後、60℃で乾燥した。乾燥物を整粒後、710〜1,400μmの篩でふるい分け、農薬粒剤を得た。
〔実施例4〕
前記の実施例3において、デキストリンを15.0部に増量し、クレー系鉱物質微粉を34.99部に減量したほかは実施例3と同様の処理を行った。
〔実施例5〕
前記の実施例4において、デキストリン15.0部をグルコース15.0部に変更したほかは実施例4と同様の処理を行った。
〔実施例6〕
前記の実施例3において、流動パラフィンを5.0部に増量し、含水非晶系二酸化ケイ素を7部に増量し、クレー系鉱物質微粉を36.19部に減量したほかは実施例3と同様の処理を行った。
〔実施例7〕
前記の実施例6において、流動パラフィンをトリアシルグリセロール(商品名:コメ白絞油、ボーソー油脂(株)製)に変更したほかは実施例6と同様の処理を行った。
〔実施例8〕
前記の実施例6において、流動パラフィンをフタル酸ジトリデシル(商品名:ビニサイザー 20、花王(株)製)に変更したほかは実施例6と同様の処理を行った。
〔実施例9〕
前記の実施例3において、流動パラフィンをオレイン酸メチル(商品名:エキセパール M−OL、花王(株)製)に変更したほかは実施例3と同様の処理を行った。
〔実施例10〕
前記の実施例6において、流動パラフィンをフェニルキシリルエタン(商品名:ハイゾールSAS、新日本石油(株)製)に変更したほかは実施例6と同様の処理を行った。
〔実施例11〕
前記の実施例6において、流動パラフィンをアジピン酸ジイソデシル(商品名:ビニサイザー 50、花王(株)製)に変更したほかは実施例6と同様の処理を行った。
〔実施例12〕
前記の実施例6において、流動パラフィンをトリメリット酸トリノルマルアルキル(商品名:トリメックス N−080、花王(株)製)に変更したほかは実施例6と同様の処理を行った。
〔実施例13〕
前記の実施例3において、流動パラフィンを2−エチルヘキサン酸セチル(商品名:エキセパール HO、花王(株)製)に変更したほかは実施例3と同様の処理を行った。
〔実施例14〕
前記の実施例3において、流動パラフィンをパルミチン酸2-エチルヘキシル(商品名:エキセパール EH−P、花王(株)製)に変更したほかは実施例3と同様の処理を行った。
〔実施例15〕
前記の実施例3において、流動パラフィンをミリスチン酸オクチルドデシル(商品名:エキセパール OD−M、花王(株)製)に変更したほかは実施例3と同様の処理を行った。
〔実施例16〕
前記の実施例3において、流動パラフィンをステアリン酸2−エチルヘキシル(商品名:エキセパール EH−S、花王(株)製)に変更したほかは実施例3と同様の処理を行った。
〔実施例17〕
前記の実施例3において、流動パラフィンをステアリン酸イソトリデシル(商品名:エキセパール TD−S、花王(株)製)に変更したほかは実施例3と同様の処理を行った。
【0055】

〔比較例1〕
前記の実施例1において、流動パラフィンを除き、珪藻土を15.5部に増量したほかは実施例1と同様の処理を行った。
〔比較例2〕
前記の実施例1において、クエン酸を除き、珪藻土を10.0部に増量したほかは実施例1と同様の処理を行った。
〔比較例3〕
前記の実施例2において、流動パラフィンを除き、クレー系鉱物質微粉を29.4部に増量したほかは実施例2と同様の処理を行った。
〔比較例4〕
前記の実施例2において、クエン酸を除き、クレー系鉱物質微粉を23.9部に増量したほかは実施例2と同様の処理を行った。
【0056】

〔試験例〕 過酷試験
実施例1〜2および比較例1〜4で得られた各粒剤を本試験に供試した。アルミ袋に試料を入れ、54℃の恒温器内に14日間保存し、過酷試験を行った。試験前および試験後の試料中の除草活性成分の含有量を測定し、下記式を用いて分解率を算出した。結果は第1表と第2表に示す。除草活性成分の含有量は、液体クロマトグラフィーによる内部標準法により定量した。
【0057】

分解率(%)=(R−S)/R×100
R:過酷試験前の試料中の除草活性成分の含有量
S:過酷試験後の試料中の除草活性成分の含有量

また、粒中水分は以下の方法により、カールフィッシャー水分計(京都電子工業(株)製)を用いて測定した。
各粒剤の約100mgを測定試料量として、水分気化温度120℃の条件において測定した。カールフィシャー試薬は、ハイドラナール・クーロマットAG (シグマアルドリッチ製)及びハイドラナール・クーロマットCG(シグマアルドリッチ製)を用いた。
【0058】


第1表
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
粒中水分(%) メソトリオンの分解率(%)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
実施例1 1.2 −0.3
実施例2 1.0 −0.4
実施例3 0.9 4.0
実施例4 1.4 2.7
実施例5 1.1 1.9
実施例6 1.3 2.2
実施例7 1.2 5.6
実施例8 1.1 3.3
実施例9 1.0 3.0
実施例10 1.7 4.9
実施例11 1.1 3.7
実施例12 1.1 4.3
実施例13 1.1 2.8
実施例14 1.3 2.3
実施例15 1.3 3.0
実施例16 1.1 3.2
実施例17 1.2 2.2
比較例1 1.3 2.6
比較例2 1.1 39.6
比較例3 1.2 1.9
比較例4 0.8 6.6
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第2表
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
粒中水分(%) ピラゾスルフロンエチルの分解率(%)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
実施例1 1.2 10.5
実施例2 1.0 8.4
実施例3 0.9 7.1
実施例4 1.4 9.6
実施例5 1.1 8.6
実施例6 1.3 10.7
実施例7 1.2 9.2
実施例8 1.1 7.0
実施例9 1.0 11.0
実施例10 1.7 6.5
実施例11 1.1 8.6
実施例12 1.1 9.6
実施例13 1.1 10.6
実施例14 1.3 10.2
実施例15 1.3 9.8
実施例16 1.1 10.9
実施例17 1.2 11.3
比較例1 1.3 18.1
比較例2 1.1 11.1
比較例3 1.2 22.1
比較例4 0.8 10.1
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第1表、第2表の結果より明らかな如く、疎水性液体およびクエン酸を添加した本発明の農薬固型製剤は、疎水性液体またはクエン無添加の比較例の製剤に比べてメソトリオンとピラゾスルフロンエチルの分解率が極めて抑制されていた。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明製剤は、雑草の防除に使用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピラゾスルフロンエチル、メソトリオン、疎水性液体および酸を含有する農薬固型製剤。
【請求項2】
酸が、クエン酸である請求項1記載の農薬固型製剤。
【請求項3】
農薬固型製剤に対する疎水性液体の含有率が、1〜20重量%である請求項1または2記載の農薬固型製剤。
【請求項4】
農薬固型製剤に対する酸の含有率が、0.05〜10重量%である請求項1ないし3から選ばれるいずれか1項記載の農薬固型製剤。
【請求項5】
固型製剤がジャンボ剤または粒剤である請求項1ないし4から選ばれるいずれか1項記載の農薬固型製剤。
【請求項6】
疎水性液体が流動パラフィンである請求項1ないし5から選ばれるいずれか1項記載の農薬固型製剤。
【請求項7】
流動パラフィンが、ノルマルパラフィンまたはイソパラフィンである請求項6項記載の農薬固型製剤。


【公開番号】特開2012−158566(P2012−158566A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−20630(P2011−20630)
【出願日】平成23年2月2日(2011.2.2)
【出願人】(000003986)日産化学工業株式会社 (510)
【Fターム(参考)】