説明

完全な分量の重量検出システムおよび方法によるフライステーション

食品分量準備ステーション100は、分量制御方法で使用するように構成された完全な分量の重量検出システム110を有する。完全な分量の重量検出機能を有するフライリボンシステムは、選択された分量サイズのフレンチフライ112のような食べ物の個別注文品を計量する重量センサおよびソフトウェアを含み、オペレータが容器に食べ物を加えるとき、過剰分量による不要な損失を避けながらも、満杯の注文品または分量が顧客に提供されることをオペレータに示す瞬間表示がディスプレイ120に与えられ、それによりレストラン所有者の利幅を保つことができる。食べ物は、スコップを使用して、保持領域102から取り出されて、指定された重量に対応する選択された分量サイズを有する容器内に移動される。フライリボン構造は重量センサ208Aを組み込んでおり、顧客への取り出しおよび給仕のために、計量された分量の各々は、リボン領域103により規定される待ち行列に沿って横方向に移動される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分量制御システムのための新規な方法および装置、並びに、市販食品サービスおよびクイックサービス方式のレストランのセットの調理食品を分配する方法に関するものである。
【0002】
優先権主張および関連出願の引用
本出願は、関連する共同所有された、2008年11月17日に出願された米国仮特許出願第61/193,317号の優先権を主張する。この出願の開示全体は、引用により本明細書に援用されるものである。
【背景技術】
【0003】
従来より、顧客の注文品あるいは袋詰めされた注文品の内容を確認してそれが的確であるかどうかを判定するための重量確認システムが知られている。発明の名称を“Computerized method and system for fulfillment of an itemized food order from a quick−service restaurant menu”とする米国特許第5,937,386号は、袋詰めされた注文品の重量を量ることにより的確な食品内容を確認するように構成されたコンピュータシステムに、顧客の注文が入力される方法およびシステムを記載している。レストランのスタッフは、注文された全品目についての所定の重量範囲と比較した場合にパッケージ化された注文品が重量超過または重量不足であるときに、コンピュータシステムにより警告される。米国特許第5,937,386号のシステムおよび方法は、正しい品目が顧客に与えられたことを確認するのに非常に適している。
【0004】
フレンチフライは、多くのクイックサービスまたは“ファーストフード”レストランで提供される最も一般的な品目である。良く知られたあるファーストフード・フランチャイズ組織では、何億もの注文品が毎年売られる。これらのクイックサービスレストラン(“QSR”)は、品質管理および教育で有名であるが、それらは、顧客に対して、地球上のどのレストランにおいても同一の食事体験を保証するものである。フレンチフライに関して、各QSRは、フレンチフライの標準サイズの注文品の平均重量として、選択された重量(例えば、2.6オンス)を定めて、チェーンは、このパフォーマンス周囲で、それらの値付け、利益および歩留まりの計算の基礎とする。
【0005】
フレンチフライの長さは2インチ未満から6インチと長さが一定していないため、QSR店舗の人々が一人前の分量を管理することは難しい。店舗は、個々のサービング(給仕品)を計量する分量測定スケールを使用することができるが、それらスケールは、生産プロセスに追加ステップを加え、複雑さを加え、繁忙またはピークの給仕期間中に効率を低下させることとなるため、通常は使用されていない。
【0006】
店舗運営に詳しいオーナおよびその他の者により検証された共通の結論は、顧客の不満を最低限にするとともに作業の速度を速めるために、店舗スタッフが視覚的にサービングを満たして、各バッグまたは容器に必要以上のフライを残し、その結果、2−3%の歩留まりの典型的な不足をもたらすというものである。典型的な店舗は、1日当たり400−500ポンドの冷凍フライを使用するが、これは、1日当たり提供される1600−2000の注文に置き換えられる。歩留まりを1%改善することは、1日当たり販売される16−20人分のサービングの追加をもたらし、1店舗当たり19−26ドルの毎日の利益の増加、1月当たりでは600ドル以上の利益の増加をもたらす。よって、フレンチフライの歩留まりの改善は、QSRまたは“ファーストフード”レストランの最終的な収益を改善する、1つの最も明白であらゆる状況に対応する機会を提示する。
【0007】
各サービングについて一人前の分量または重量を正確に判定する解決策であって、サービスまたは既存のフライ準備プロセスの速度を落とすことのない解決策が必要とされている。
【0008】
新たな熱いフライは、一般的にはステンレス鋼製の“フライステーション”で準備される。各ステーションは、高温のフライを一時的に格納するための1または2の容器の貯蔵部を含む“フライタブ”と、商品を高温(140−165F)に保つためにステーションの上方に配置される赤外線加熱ランプと、3サイズすべての紙製のサービング容器を取り出すための1または複数の棚と、“フライリボン”とにより構成されている。フライリボンは、タブの上方に設置される特別な金属の格子/柵であり、個々のサービングを保持するとともに、落下したフライが下方のタブ内に落ちるように設計されている。一般的なファーストフードレストランは、長年にかけて発展し、これからも変化し続けるであろう特徴を有するフライステーションを恐らくは使用する。フライリボンのデザインはこの数年に亘って何回も変わっており、今後もそれが続くこととなるため、数多くの様々なサイズおよび形状が存在する。一般的な準備・サービングプロセスは、以下の通りとなる。
【0009】
1.熱いフライが揚げバスケットからタブ内に放り込まれる。
2.オペレータがフライに塩を加える。
3.オペレータがフライリボン上に空の小袋、バッグまたは容器を置くか、その手で容器を掴み、フライスコップを使用してフライを加える。必要に応じて、フライ注文品(すなわち、サービングまたは分量)を計量して調節する。調整が不要な場合(すなわち、フライの注文品が品質または重量の基準を満たす場合)には、注文品が、顧客への“先入れ先出し”分配のために、一方の側に配置(またはスライド)される(例えば、表面に沿ってパッケージを左に横方向にスライドさせる)。
4.オペレータが、次の空の容器で、このプロセスを繰り返す。
5.準備した各サービングをフライリボン上に載せる。一般的には、オペレータは、水平な列に小さいサービングを置き、標準(または中)のサービングおよび大きいサービングをフライリボンの別の列に置く。
6.より多くのサービングが準備されるに連れて、オペレータは左の方に準備したサービングをスライドさせる。
7.顧客に提供するために顧客の注文品が集められるときに、フライサービングが左側から取り出される(先入れ先出し手順)。
【0010】
この手順は、教育と人々の習慣に深く根付いているため、QSRオペレータが分量制御装置または方法の改善を採用する場合に、この手順が相対的に影響を受けずに保たれる必要がある。このため、レストランまたはファーストフードのセットで使用するための、個々のパッケージ化されたフレンチフライのサービングまたは分量の自動的な計量を行う、有用で、フレキシブルで、安価で、かつ目立たないシステムおよび方法に対する必要性がある。なお、フレンチフライは、顧客への(望ましくは)迅速な販売および提供のために分配またはパッケージ化される前に、大量に用意され、調理され、または揚げられることが多い食品または食べ物であり、その他の食品が同じ課題を提示することに留意されたい。このため、レストランまたはファーストフードのセットで使用するために、個別にパッケージ化されたその他の食品のサービングまたは分量の自動的な分配または計量に対する必要性もある。この必要性を満たすために、システムおよび方法は、時間効率的で、相対的に信頼できる測定方法および装置を可能にして、顧客が正確な量の商品を受け取ることを保証し、レストランの利益水準を低下させるような余分な割当てを避けるものでなければならない。
【発明の概要】
【0011】
要約した上記背景は、本発明に関連しており、本発明の内容を説明する。これに関して、本発明の目的および利点も考慮することが有益である。
【0012】
本発明の目的は、レストランの利益水準を減少させるような過剰な分量を避けながらも、顧客が正確な量の商品を受け取ることを保証する、時間効率的で信頼性のある測定方法および装置を提供する新規な方法を提供することである。
【0013】
また、本発明の目的は、クイックサービスレストラン(“QSR”)またはファーストフードのセットにおいて、個別のパッケージ化された食品のサービングまたは分量の自動的な分配または計量を行うための有用で、フレキシブルで、安価で、かつ目立たないシステムおよび方法を提供することにより、レストランの利益水準を改善することである。
【0014】
本発明のシステムおよび方法は、レストランの利益水準を減少させるような過剰な分量を避けながらも、顧客が正確な量の商品を受け取ることを保証する、時間効率的な測定を提供する。
【0015】
フレンチフライで使用するのに適した例示的な実施形態を説明することとするが、この実施形態は、個々の分量に分けられて携帯型の容器で売られる前に、一般的に非常に大量に迅速に調理される(例えば、揚げられる、焼かれる、蒸されるまたは煮られる)その他の食品での使用にも容易に適合する原理および特徴を示している。
【0016】
本発明によれば、完全な分量(integral portion)の重量の検出機能を有するフライリボンシステムは、選択された分量サイズ(一人前分量)のフレンチフライの個々の注文品の重さを量る重量センサおよびソフトウェアを含み、その結果、過剰分量による不要な損失を避けながらも、満杯の注文品または分量が顧客に提供されて、それにより、レストランのオーナの利益幅を維持することができる。フライは、スコップを使用して移動されて、保持エリアから取り出されて、指定された分量に対応する、選択された分量サイズを有する容器に入れられる。フライリボン構造は、重量センサを組み込んでおり、重さを量られる各分量が、取り出しおよび1または複数の顧客に対するサービスのために、加熱ランプの下で待ち行列に沿って移動される。
【0017】
重量検出部分は、フライリボン構造内に一体化されており、有線によって接続することができるか、あるいはコンピュータまたは端末との無線通信に適したものとすることができ、コンピュータまたは端末は、与えられた分量が(a)的確、(b)軽過ぎ、または(c)重過ぎであることの可視的または可聴的な指示を与えるように構成されている。また、分量制御端末またはコンピュータは、重量センサデータを格納するように構成され、時間とともにそのデータの記録を取り、分量サイズに関連する統計、利益/損失情報および損失防止情報についてのレポートをレストランのマネージャに与えるようにプログラム化されている。
【0018】
フライスケールまたは重量センサの条件には、環境への適応が含まれる。具体的には、フライリボン温度が加熱ランプにより160°F周辺で通常は維持されるため、システムを高温で長期間作動させる必要がある。塩、フライ油またはグリースにも連続的に曝されることとなり、それらがフライリボンの作業エリアにどうしても浸透する。システムは、NSF認証条件に適合させる必要があり、水に浸す必要は無いが、洗剤の拭き掃除による水洗いが日々行われるであろう。重量検出部分は、好ましくは、工具を用いることなく、フライタブから(例えば、清掃のために、シンクに)簡単に移動できるように構成された着脱自在なブリッジまたはモジュールとして構成される。システムのヒューマンインターフェースは、フライステーションのオペレータと、その4−6フィート後方に立つマネージャとにより、容易に見られるようにする必要がある。
【0019】
上述したように、フレンチフライの処理について本発明を説明するが、当然のことながら、大幅な修正を加えることなく、幅広い様々なフライ食品の処理に同様に適用でき、そのような食品には、個々の分量に分割されて携帯用の容器で売られる前に、大量に迅速に調理されるチキンナゲット、クラムストリップ、フライドシュリンプおよびオニオンリングが含まれる。
【0020】
本発明の上記のおよび更なる目的、特徴および利点が、特に添付図面と併用して、本発明の具体的な実施形態の以下の詳細な説明を考慮することにより、明らかとなるであろう。ここでは、様々な図面における同様の符号が同様の構成要素を指定するために利用されている。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】図1は、本発明に係るリボンスケール分量重量検出システムの第1実施形態を有するフライステーションを示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係る、フライリボンに右側で隣接する分量重量検出システム(またはリボンスケール)の第2実施形態を有するフライタブを示す平面図の詳細である。
【図3】図3は、本発明に係る、図2に示される位置に沿った、フライタブ上のリボンスケールを示す端面断面図である。
【図4】図4は、本発明に係る、満たされたフレンチフライ容器とともに、図2および図3のリボンスケールの一部に隣接するフライリボンの一部を示す拡大斜視詳細図である。
【図5】図5は、本発明に係る分量制御出力ディスプレイを示す正面図である。
【図6】図6は、本発明に係る、リボンスケールシステムを有するフライステーションの使用方法を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明に係る、食べ物調理装置に関連する図1のフライステーションの向きおよび配置を示す斜視図である。
【図8】図8は、本発明に係る、図1乃至図7のフライステーション用の信号発生および信号分配要素を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の例示的な実施形態および方法について詳細に説明する前に、本発明は、以下の説明に記載されている、または図面に示されている構造の詳細または構成要素の配置への適用に限定されるものではないことを理解すべきである。本発明は、その他の実施形態が可能であり、様々な方法で実施および実行することが可能である。また、本明細書で使用される語法および用語は、説明を目的とするものであり、限定とみなされるべきではないことを理解すべきである。
【0023】
図1乃至図8を参照すると、上述したように、完全な分量の重量検出機能を有するフライステーションシステム100は、重量センサ(例えば、検出された食品の分量に応答して重量信号を生成する1またはそれ以上のロードセル、選択された分量サイズのフレンチフライの個々の注文品の重さを量るための、ソフトウェアで予めプログラムされたコントローラまたはコンピュータなど)を含み、その結果、過剰分量による不要な損出を避けながらも、満杯の注文品または分量が顧客に提供されて、それにより、レストランのオーナの利益幅を維持することができる。
【0024】
上述したように、フレンチフライの処理について本明細書に示される例示的な実施形態を説明するが、当然のことながら、本発明のシステムおよび方法は、大幅な修正を加えることなく、幅広い様々なフライ食品の処理に同様に適用でき、そのような食べ物には、均等な寸法を有するクイックサービス食品容器またはパッケージで提供される場合に、チキンナゲット、クラムストリップ、フライドシュリンプおよびオニオンリングが含まれる。例えば、フレンチフライ、オニオンリング、クラムストリップまたはその他の食べ物は、複数の指定された分量サイズで提供することができ、その場合、任意には、各分量サイズは、固有の容器、バッグまたはカートンを有するものとなる。例示的なカートンは、米国特許第3,845,897号(引用により本明細書に援用される)に示されており、この特許は、充填の前または後に開放して立たせることができる、壁部(例えば、パネル部材401)および基部(底部407)を与えるように構成された食品容器を記載および開示している。また、紙袋または小袋も、適切にサイズ設定された分量の食べ物を収容および支持するように容易に構成できる。容器112(図1、図3、図4および図7において最も良く見られる)は、上述した米国特許第3,845,897号に記載されているような容器、あるいは新たに調理した食べ物の制御された分量を携帯容器で提供する、クイックサービスレストラン(“QSR”)またはその他の大容量または商用食品サービス組織で一般に使用される種類の容器とすることができる。
【0025】
図1は、本発明のフライステーション100を示しており、このステーションは、フライリボンの中間準備位置103と、この中間準備位置103に直接隣接して、フライタブ102の一部の上にあるリボンスケール110とを有する。フライタブ102は、調理(例えば、フライ)プロセスから直接的に高温の食べ物を受け入れるように構成され、そこでは、調理の直後、分配の前に、食べ物を味付けして水気を切ることができる。
【0026】
後で詳細に示すように、フライステーション100は、有利なことに、フライタブ102の近傍、フライステーションの側部(例えば、右側)に配置することができる深くて平らな揚げ鍋と共に使用するのに非常に適した構成を有している。
【0027】
3つの異なるサイズ(112S、112Mおよび112L)のフライ分量容器は、フライリボン103の幾つかの列に示されている。1つのコンテナ112UUTは、リボンスケール110上に示されており、検査中のユニット(“UUT”)と呼ぶことができる。出力ディスプレイ120は、リボンスケール110上の112UUTで分量の重さを示すように構成および配置され、フライステーションキャビネットの後壁から上方に突出する垂直柱支持部上に取り付けられ、立っているフライステーションオペレータと、その後方に6フィート離れて立っているQSRマネージャによる視認を容易にするために、選択された高さ(例えば、床から40−72インチ上方)で取り付けられている。若しくは、ディスプレイ120は、フライステーションオペレータおよびマネージャの使い易いビュースケープ内の領域の任意の位置に配置することができる。垂直に突出する支持レールまたはバー104は、フライリボン103上でほぼ直立姿勢で容器(例えば、112M)が支持された状態に保つ。
【0028】
再び図1を参照すると、フライステーション100は、上部作業面または調理台表面を有し、これがフライリボン分配作業領域130を規定し、作業領域130の最も左側の部分が、待ち行列を規定して、レールまたはバー104で規定されてフライリボン103上で直立姿勢で容器112S,112M,112Lを保持するための複数の垂直突出サポートフェンスまたは壁部セグメントを含む。例示の実施形態では、複数(例えば、7)のほぼ平行なレール104が、互いに選択された間隔(例えば、2−4インチ)を空けて配置された壁またはフェンスセグメントを規定し、隣接する平行なレール間の間隔または距離が、フライリボン分配作業領域130上で所望配置で選択した容器(112S,112M,112L)を受け入れるようにサイズ調節された受入チャネル140を規定する。図1に示す実施形態では、7本の平行なレール104は、その間に、6の受入チャネル140のアレイを規定し、それらが、図示のように、満たされた容器を直立位置または姿勢で支持し、それにより、分量調節されたサービングを完全なままの状態に保つのを保証する。
【0029】
リボンスケール110は、計量領域150を規定する上部作業面を有し、計量領域も、レールまたはバー154で構成されてフライリボン103上で直立姿勢で容器112S,112M,112Lを保持するための複数の垂直突出支持フェンスまたは壁セグメントを含む。例示の実施形態(図1および図7)では、適合する複数(7)のほぼ平行なレール154が、互いに選択された同じ間隔(例えば、2−4インチ)を空けて配置された壁またはフェンスセグメントを規定して待ち行列領域130のレール104と整列し、隣接する平行なレール間の間隔または距離が、リボンスケール110がフライタブ102内に配置されてフライリボン分配作業領域130の待ち行列領域に隣接するときに、待ち行列領域のチャネル140と整列するようにサイズ調節された受入チャネル160を規定する。また、リボンスケールのレール154およびチャネル160は、フライリボン分配作業領域130上で所望配置で選択した容器(112S,112M,112L)を受け入れる。図1に示す実施形態では、7本の平行なレール154は、その間に、6の受入チャネル160のアレイを規定し、それらが、図示のように、直立位置または姿勢で、選択された分量(例えば、112UUT)で充填されるときに容器を支持し、それにより、充填される間に、分量調節されたサービングを完全なままの状態に保つのを保証する。
【0030】
各レール(例えば、104および154)および各受入チャネル(例えば、106および160)の構成は、それらの個々のパッケージまたは容器内の個々の食べ物(例えば、フレンチフライ)のサービングが、リボンレール104および154の過大なギャップまたは切れ目、あるいは受入チャネル140および160におけるギャップまたは途切れからの干渉または崩壊を生じることなく、リボンスケール110の計量領域150から左側のリボン領域または待ち行列領域にほぼ直線的な(または曲線をなす)動作で横方向に容易にスライドできるのを保証するように、サイズ調節および位置合わせされている。上述した構成要素のすべては、望ましくはステンレス鋼合金から作製される。
【0031】
図2、図3および図4は、本発明の第2実施形態の詳細を示している。図1は、平行な受入チャネル160のアレイを規定する複数の平行垂直突出支持バー154を使用するリボンスケール110の一実施形態を示しており、図2、図3および図4の実施形態は、起伏のある連続シート金属上面211を使用してリボンスケール210の計量領域を規定する異なる実施形態を示している。これは、図3の断面図に示すように、列を規定して、フライ食品(例えば、フレンチフライ)115で満たされた容器112を支持する好ましい実施形態である。
【0032】
リボンスケール210は、計量領域250を規定する上部作業面を有し、計量領域も、充填前、充填中および充填後に、ほぼ直立に容器(例えば、112S,112M,112L)を保持するための複数の垂直突出支持フェンスまたは壁セグメント254を含む。例示の実施形態(図2、図3および図4)では、適合する複数のほぼ平行な壁またはフェンスセグメント254が、互いに選択された同じ間隔(例えば、2−4インチ)を空けて配置されて、フライステーションの待ち行列領域130内でレール104と整列する傾斜した支持面を提供し、隣接する平行なレール間の間隔または距離が、リボンスケール210がフライステーションのフライタブ102内に配置されてフライリボン分配作業領域130の待ち行列領域内に隣接するときに、フライステーションの待ち行列領域でチャネル140と整列するようにサイズ調節された互いに間隔の空いた受入チャネル260を規定する。また、リボンスケールの壁またはフェンスセグメント254およびチャネル260は、フライリボン分配作業領域130とともに使用するために所望配置で選択した容器(112S,112M,112L)を受け入れる。図3に示す実施形態では、平行なフェンスまたは壁セグメント254は、その間に、6の受入チャネル260のアレイを規定し、それらが、図示のように、ほぼ直立位置または姿勢で、選択された分量(例えば、112UUT)で充填されるときに容器(例えば、112M)を支持し、それにより、測定(すなわち、計量)および充填される間に、分量調節されたサービングを完全なままの状態に保つのを保証する。
【0033】
各壁またはフェンスセグメント(例えば、104および154)および各受入チャネル(例えば、106および160)の構成は、それらの個々のパッケージまたは容器内の個々の食べ物(例えば、フレンチフライ)のサービングが、壁またはフェンスセグメント104および154の過大なギャップまたは切れ目、あるいは受入チャネル140および260におけるギャップまたは途切れからの干渉または崩壊を生じることなく、リボンスケール210の計量領域250から左側のリボン領域または待ち行列領域にほぼ直線的な(または曲線をなす)動作で横方向に容易にスライドできるのを保証するように、サイズ調節および位置合わせされている。
【0034】
図2および図4は、作業領域130の表面の構成を示しており、この領域は、平行な受入チャネル140と交互に配置された支持バー104の平行なアレイを含む。例示の実施形態では、各受入チャネルがその内部に、開放中心スロット105を規定しており、そのスロットが、それた食べ物(例えば、フレンチフライ)115が下方のフライタブ102内に落ちるのを許容するようにサイズ調節された、選択された前後幅(例えば、1インチ)を有する。リボンスケール210の構成要素も、ステンレス鋼合金から作製することが望ましい。
【0035】
リボンスケール(すなわち、図1の110および図2の210)の例示の実施形態の各々は、フライリボン103上の作業領域130の列に位置合わせされた列を規定するようにサイズ調節された構造的特徴を有する表面(111または211)を有し、それにより、食べ物の分量の計量の一連のステップが完了した後に、リボンスケール(例えば、110または210)からフライリボン103の待ち行列領域に、分量112を横方向に簡単に移動または左にスライドさせることができる。なお、計量された分量112は、注文のフルフィルメントがフライリボン103上の分量の適切な年齢順(製造順)を維持するように、最も左またはその反対のサービスエンド116(図4)から提供または取り出される。
【0036】
1またはそれ以上のロードセルまたは重量検出要素を有する構成を用いることができるが、例示の実施形態では、本発明のリボンスケール(図3に示すように、110または210)が第1および第2ロードセル208A,208B上にあり、その各々が、硬質面211の端部またはセグメントを支持している。第1ロードセル108Aは、近位の横支持ブラケット209A上に載置されるように取り付けられて、構成され、そのブラケットが、近位で、フライタブ102の前部または第1エッジで支持されている。同様に、第2ロードセル208Bは、遠位の横支持ブラケット209B上に載置されるように取り付けられて、構成され、そのブラケットが、遠位で、フライタブ102の後部または第2エッジで支持されている。図3に例示される実施形態では、各ロードセル(208Aおよび208B)が、横支持ブラケット209Aおよび209Bが支持されるときに、表面211に与えられる力に応答して重量信号を生成し、第1ロードセル重量信号および第2ロードセル重量信号が望ましくは変調されて、コントローラ300に送信される。コントローラは、バッテリ駆動のデータテレメトリ送信ユニットまたは無線データ送信機280を使用して信号を受信するように構成されており、送信機は、分量計測のためのリボンスケールの使用と干渉することのない保護された位置で、リボンスケール上に取り付けられている。
【0037】
このように、本発明のリボンスケール(110または210)は、掃除またはサービスのために、フライタブ102上から容易に持ち上げることができる。なお、図示のように、表面211がブリッジ部材として機能するには硬さが不十分である場合には、底面を跨ぐ補強支持レールを加えることができる。2つのロードセル208Aおよび208Bを使用する際に、リボンスケール110の任意の列における満たされた容器112の適切な重量は、2つのロードセルの示度を合計して、風袋重量(すなわち、支持構造の固定重量)を差し引くことにより、検出されて、計算されて、取得される。
【0038】
使用に際して、油で揚げた食べ物115は、スコップ(またはスコップ形状の容器)を使用して、保持領域(例えば、フライタブ102)から移動され、食べ物は、指定された重量に対応する、選択された分量サイズを有する容器(例えば、112S,112M,112L)内に入れられる。検査中の分量(112UUT)は、リボンスケール(110または210)上で重量が調節され、分量が正しく分配されたと見なされた後、計量された分量は、チャネルに沿って横方向に移動され、取り出しおよび顧客または消費者へのサービスのために、望ましくは加熱ランプ(図示省略)の下方にある待ち行列内に移動される。
【0039】
ロードセルまたは重量センサ(例えば、208A,208B)は、生産分量が分量支持面(例えば、211)上に配置されることに応答して重量信号を生成し、よってリボンスケールの重量検出領域250は、フライリボン構成のフライリボン分配作業領域(図1−図7に示すように)の一体部分として使用される。重量センサは、任意には、接続されたワイヤを介して分量重量信号を送信することができ、あるいは重量信号は、無線通信を介してコントローラ300に送信することができる。コンピュータまたはコントローラ330は、重量信号に応答して可視または可聴指示を与えるように構成およびプログラム化されている。より詳細には、コンピュータまたはコントローラ300は、(例えば、キーパッドまたはデータインプット330を介して)好ましくはプログラム化され、3つの可能性のある状態の指示、すなわち、(1)その際にリボンスケール上に与えられた分量(112UUT)が所定の許容範囲内の重量である状態、(2)リボンスケール上に与えられた分量があまりにも軽い状態、または(3)リボンスケール上に与えられた分量があまりにも軽い状態を提供するように構成されている(図1および図5に示すように、それら状態の視認可能な印が、例えばインジケータ120において生成される)。
【0040】
フライステーションシステム100は、分量制御端末、コントローラまたはコンピュータ(例えば、300)を含み、これが、好ましくは重量センサデータを格納し、時間とともにその重量センサデータの記録を取るように構成され、分量に関連する統計、利益/損失情報および損失防止情報についてのレポートを与えるようにプログラム化されている。
【0041】
図3で概要が最も良く見られるように、リボンスケール(例えば、110または210)は、QSRまたはファーストフード環境における使用に適した少なくとも1のロードセル、スケールまたは重量センサを含むことが好ましい。具体的には、スケールシステム(例えば、110または210)は、フライリボンの温度が通常は加熱ランプにより160°F付近で維持されるため、高温で長い期間運転する必要がある。また、フライステーション環境は、塩、その他の調味料およびフライ油またはグリースに連続的に曝され、それが、フライリボン作業領域をどうしても浸透する。システム(例えば、110または210)は、国際衛生科学財団(“NSF”)およびANSI認証の基準に準拠する必要があり、標準的な清掃が必要とされ、水に浸す必要は無いが、洗剤の拭き掃除による水洗いが日々行われるであろう。計量モジュール(例えば、110または210)は、清掃のために、工具を用いることなく、フライタブ102からシンクに簡単に移動できるようにする必要があり、システムのヒューマンインターフェースディスプレイ120は、フライステーションのオペレータと、その4−6フィート後方に立つマネージャとにより、容易に見られるようにする必要がある。
【0042】
ここで例示的な実施形態の特徴を検討すると、図3で最も良く見られるように、リボンスケールシステム210は、平行な近位および遠位の横矩形梁209A,209Bのリボンスケールを支持するロードセル構成要素208A,208Bを有する。リボンスケール(110または210)の一方の実施形態は、フライタブ領域102に架かるブリッジとして使用され、そのため、フライタブ開口部(例えば、約20インチ)についての前後の距離と同じ長さ(前部から後部)であり、おおよそ1つの容器の全幅(例えば、112L)の幅(例えば、約4インチ幅)となっている。典型的なフライステーション構成に関して、スケール計量領域(150または250)は、好ましくは、フライリボン分配作業領域の最も右側の4インチに一体化されており、その結果、スケール(150または250)の上を向く面の領域が、16インチ幅×20インチ深さに及ぶフライリボン分配作業領域130内で、概略4インチ幅で20インチの深さがある。
【0043】
第2の態様のフライステーションの実施形態については、リボン分配作業領域が前後に広いが、深くはない。この第2または代替的な実施形態(図示省略)では、スケール計量領域がフライリボン分配作業領域の最も右の4インチに組み込まれ、このため、スケールは、36インチの幅で6インチの深さに及ぶリボン分配作業領域内で、概略で4インチの幅、6インチの深さがある。
【0044】
個々の食べ物(例えば、フレンチフライ)のサービングは、リボンレール108の切れ目またはそれらの間に規定された受入チャネルの途切れからの干渉または崩壊を生じることなく計量領域から左側のリボン領域に横方向に容易にスライドする個々のパッケージまたは容器内に分配する必要がある。
【0045】
図5には、例示的なヒューマンインタフェースまたは可視表示ディスプレイ120が示されている。デジタルディスプレイは、6フィート離れたところから容易に判読できるように構成された7セグメントのアルファベット・数字の分量サイズまたは重量の表示121を含むことが好ましい。また、オペレーションの人間工学および速度の改善およびユーザ理解のために、サービングサイズ重量が増加したときに、アナログカラー・インジケータのアレイ(LED表示セグメントのバンドを有するデジタル速度計に類似)が左から右に作動される。代替的には、図示のような個々のLEDインジケータ25の列を使用することができる。図5に示す実施形態を再び参照すると、ディスプレイ120は、コントローラまたはコンピュータ300により伝送される増加の重量信号に応答して、重量の増加を示すために、漸次照らされるアレイで使用されるLEDのような赤色のインジケータの直線的なアレイまたはバンドを含むことが好ましい。例示的な実施形態では、複数(例えば、3)のアレイが、予めプログラムされた複数の分量サイズ(例えば、小さい“S”、中間の“M”および大きい“L”)に対して与えられて、各アレイが、色分けされた順序で、少なくとも3のLEDインジケータを備える。
【0046】
図5に示すディスプレイの実施形態においては、第1アレイ122が、食べ物の“小”の分量の瞬間的な重量または分量サイズを示すために使用されるとともに、オペレータが分量に加えている初期時間の間に、第1表示(単一の最も左の赤LED)を与えるものであり、分量のサイズおよび重量が増えたときに、重量センサが検出して増加の重量センサ信号を生成し、コントローラが、予めプログラムされた分量基準と比較するようにプログラムされており、測定された分量が、“小”の分量の許容範囲内であると検出されると、第2表示(中央の緑LED)が点灯される。オペレータが、検出中の分量に過度の量の食べ物を加えた場合には、第3表示(右の赤LED)が点灯され、それにより、検出中の分量が現時点で多過ぎるまたは重過ぎることをオペレータに知らせる。
【0047】
同様に、第2アレイ123が、食べ物の“中”の分量の瞬間的な重量または分量サイズを示すために使用されるとともに、オペレータが分量に加えている初期時間の間に、第1表示(単一の最も左の赤LED)を与えるものであり、分量のサイズおよび重量が増えたときに、重量センサが検出して増加の重量センサ信号を生成し、コントローラが、予めプログラムされた分量基準と比較するようにプログラムされており、測定された分量が、“中”の分量の許容範囲内であると検出されると、第2表示(中央の緑LED)が点灯される。オペレータが、検出中の分量に過度の量の食べ物を加えた場合には、第3表示(右の赤LED)が点灯され、それにより、検出中の分量が現時点で多過ぎるまたは重過ぎることをオペレータに知らせる。
【0048】
第3アレイ124は、食べ物の“大”の分量の瞬間的な重量または分量サイズを示すために使用されるとともに、オペレータが分量に加えている初期時間の間に、第1表示(単一の最も左の赤LED)を与えるものであり、分量のサイズおよび重量が増えたときに、重量センサが検出して増加の重量センサ信号を生成し、コントローラが、予めプログラムされた分量基準と比較するようにプログラムされており、測定された分量が、“大”の分量の許容範囲内であると検出されると、第2表示(中央の緑LED)が点灯される。オペレータが、検出中の分量に過度の量の食べ物を加えた場合には、第3表示(右の赤LED)が点灯され、それにより、検出中の分量が現時点で多過ぎるまたは重過ぎることをオペレータに知らせる。
【0049】
図5の例示的な実施形態では、サービング重量が、小122、普通(または“中”)123、大124サービングの最適重量に達したときに、3つの緑のLEDセグメントが点灯または作動するようにプログラムされている。“過剰充填された”小または中サービングと“過少充填された”次に大きいサイズとの間に重量のギャップが存在する場合には、2つの隣接する赤LEDインジケータが点灯されて、意図した分量サイズの決定において曖昧さを示すこととなる。
【0050】
制御装置(例えば、キーパッド330)は隠すことが望ましい。較正のために、ZEROボタンを設けるようにしてもよい。その他の制御装置は、スケールを較正し、各サービングタイプの初期サイズを変更し、代替的な測定単位(例えば、オンスの代わりにグラム)で表示し、コントローラまたはコンピュータ300に同様に応答する音響トランスデューサにより生成される様々な可聴指示(例えば、ブザーまたはチャイム)を選択または可能にすることが望ましい場合がある。
【0051】
望ましい実施形態では、リボンスケールが最大6列×1サービングを保持し、このため、最大能動負荷の例は40オンスまたは2.2ポンドである。死荷重にはリボン表面構造が含まれ、その重さは約4ポンドである。スケール容量は5ポンド×0.1オンスであり、応答速度(計量と表示の組合せ)は約0.5秒であることが好ましい。過負荷保護は必要である。スケールモジュール(例えば、110または210)を含むシステムは、テーブルの高さからコンクリートの床への落下にダメージを受けることなく耐えることができるように、頑丈に作られている。較正は、ヒューマンインターフェースまたはディスプレイモジュール120よりは、スケールモジュール(例えば、110または210)と一緒であることが望ましい。異なるスケール(例えば、110または210)は、好ましくは、ペアの較正を必要とすることなく、ヒューマンインターフェースモジュール120とともに機能するように構成することができる。
【0052】
使用する際に、スケール(例えば、110または210)は、安定性を検出すると、ゼロを自動的に取得する。次いで、スケール(例えば、110または210)は、計量操作を開始して、動作中、現在の重量を表示し、安定性を検知すると、重量がサービングサイズ重量の限度内にある場合には、スケールは、選択した表示間隔(例えば、1秒)、緑インジケータと連動する。オペレータは、配分されたサービング容器に充填して移動させると、それらを、動作中の検出スケール面(例えば、150または250)からリボン表面の待ち行列領域上に横方向にスライドさせる。各スケール(例えば、110または210)は、安定性が検知されると、初期のゼロ示度を自動的に再取得するようにプログラムされている。食べ物(例えば、フレンチフライ)112の分量は、計量中は、オペレータによって移動させるべきではない。何故なら、サービング測定操作中に、サービングの何れかがスケールからリボンに移動されると、その動作によって不正確な重量示度が表示されるからである。
【0053】
上述したように、各スケール(例えば、110または210)は、好ましくはバッテリ駆動されるか、清掃と再取付のためにスケールを容易に取り除くことができるようにフライステーションから急速着脱できるように構成されている。充電式バッテリを含むスケール電源装置は、18時間の最低限の電池寿命と、6時間の完全再充電時間を有することが望ましい。
【0054】
ヒューマンインタフェースディスプレイ120は、データを無線またはケーブルを介して受信することができ、図1に示し、かつ上述したように、フライステーションに取り付けることが望ましい。ヒューマンインタフェースディスプレイ120も、バッテリ駆動されることが望ましいが、スケール(例えば、110または210)と同じ源から電力を得ることもできる。
【0055】
図6は、注文処理のために食べ物(例えば、フライ)の分量を用意する際の本発明のフライステーション101とオペレータの間の相互の遣り取りを示すフローチャートである。プログラム320で規定された本発明の方法によれば、分量の測定と分量制御プロセスが、食べ物を保持して提供するために使用される容器(例えば、112M)のための基準重量を測定または入力することから開始される。この例では、容器の重量は“風袋重量”の一部である。風袋重量は、空荷時の重量と呼ばれることもあるが、空の容器の重量である。総測定重量(荷を有するときの重量)から風袋重量を差し引くことにより、運ばれる商品の重量(純重量または実際の食べ物部分の重量)を判定することができる。リボンスケール(例えば、110または210)は、連続的に重量を検出し、一連の測定結果は、一連の重量測定値で示される。
【0056】
フライタブ102は、揚げバスケットから投入(ロード)される。オペレータは、最初に、選択された容器(例えば、112M)に最初の量の食べ物を載せ、その後、満たされた容器が計量されて、第1重量信号が与えられる。コントローラまたはコンピュータ300は、第1重量信号を受け取り、それを、プログラム320の一部として予めプログラムされた許容重量の範囲と比較する。一人前の分量が重過ぎる場合または軽過ぎる場合には、コントローラは、分量サイズの調整が必要であることを(例えば、図5のディスプレイを使用して)示し、これに応答して、オペレータは、検出中の分量が予めプログラムされた許容重量の範囲内であると判定されるまで、検出中の分量(112UUT)に食べ物を加えるか、その分量から食べ物を取り出す。
【0057】
その後、適切にサイズ設定された食べ物の容器112は、ユニバーサルのリボンスケールの検出領域(150または250)から、左側のリボン待ち行列中間準備またはサービング領域103に横方向に移動される。
【0058】
図7は、揚げ鍋200近傍に配置された本発明のフライステーション100を示している。揚げ鍋は、揚げまたは調理プロセス中に食べ物を受け入れて拘束する揚げ容器およびバスケット204を含む。揚げ鍋は、例示的な食べ物の調理道具であり、大量の食物の調理に適している。適当な揚げ鍋200の一例として、モデル40S煙管ガスフライヤのようなFrialator(商標)ブランドのフライヤの1つが挙げられる。
【0059】
フライステーションのオペレータは、右側または未加工の食べ物の入力側(右端のオペレータの領域320に対応する、鍋200の右側の近傍)と左側または分量調節される食べ物の分配領域(左端のオペレータの領域310に対応する)との間の横方向距離におよぶ領域300で作業する。このため、未調理の食べ物を、調理装置200内に、調理された食べ物用の集積容器(例えば、フライタブ102)に、そして分量測定計量領域(例えば、ユニバーサルリボンスケール計量領域150または250)に、その後、容器内の分量調節された食べ物が顧客への提供または分配を待つ待ち行列領域(リボン103の作業領域130)上へと置いていく十分な横方向の行程が存在する。
【0060】
フライリボン中継準備または待ち行列領域130は最も左にあり、リボンスケール(例えば、110または210)は、フライリボン中継準備領域103の近傍であって、フライタブ102の左部分の上に配置され、フライタブの右側は、覆われずに開放されている。フライタブ102は、揚げ鍋200から熱い食べ物を直接受け入れるように構成されるとともに、バスケット204から放り出されたときにフライを都合良く受け入れるようにサイズ調節されている。フライまたはその他の食物は、フライタブ102にあるときに、味付けを行い、水気を切ることができる。
【0061】
フライステーション100は、揚げ鍋とともに使用するのに非常に適した構成を有している。揚げ鍋は、有利なことに、フライステーションの右側、フライタブ102の近傍に配置することができる。
【0062】
食べ物(例えば、フレンチフライ)は、望ましくは、複数の指定または選択された分量サイズの1つで出される。QSR外食環境では、例示的なプリンシパルは次のとおりである。
1.外観は重量と同じくらい重要である。容器(例えば、バッグまたは箱112M)は、常に満杯に見えるようにしなければならない。
2.小のサービングは、2.4オンス(42本のフレンチフライ)を含むことができる。
3.普通のサービングは、4オンス(62本のフレンチフライ)を含むことができる。
4.大のサービングは、6オンス(93本のフレンチフライ)を含むことができる。
【0063】
オペレータおよびその他のQSRスタッフが正確な重量の分量を確実かつ迅速に提供することを可能にするために、フライリボンシステム100は、好ましくは、1またはそれ以上のロードセルと、フライの個々の注文を保持する遠隔地に配置されたフライリボンまたはフライステーションからロードセル重量信号を受信するように構成された応答信号処理回路とを含む電子機器の本体とともに構成されるか、組み立てられている。ロードセルまたはスケール(例えば、110または210)は、コントローラまたはコンピュータ300に重量信号またはデータを送信し、コントローラまたはコンピュータは、計量データを処理し、保存し、望ましくは図5に最も良く見られるように、色分けされた表示インジケータ120で、表示するようにプログラムされている。表示インジケータは、例えば、小、中または大の分量について重量が正しいことの更なる表示を有する。また、ディスプレイ120も、検査中の分量(例えば、112UUT)が設定された分量サイズについての許容範囲または重量範囲内にあることを示すために、作動されることとなる。
【0064】
本発明の方法によれば、分量がリボンスケール(例えば、110または210)の計量領域内にあるときに、フライステーションのインジケータ120を観察しながら、検査中の分量に食べ物(例えば、ポテトストランド)を加えるか、除くことにより、仕様または許容範囲の中から任意の分量を調節することができる。
【0065】
上述したように、レストランで使用される典型的なフライステーションは、数多くの様々な寸法および形状のうちの何れかとすることができ、フライステーションの設計は、この数年にわたって何度も変わってきており、これからもそれが続くであろう。任意の非従来型の設計においては、本発明に係るフレキシブルまたはサイズ調節可能な構成のリボンスケール(例えば、110または210)が有用であろう。
【0066】
上述したように、フレンチフライは、(願わくは)顧客に直ちに販売して提供するために分配またはパッケージ化される前に準備、調理または揚げられることが多い例示的な食品または食べ物であるが、その他の食べ物も同様にして顧客に分配および提供される。このため、本発明のシステムおよび方法は、レストランまたはファーストフードのセットで使用するために、その他の食べ物の個々のパッケージ化されたサービングまたは分量の自動的な分配または計量に容易に適用される。例示的なその他の食べ物には、フライドまたはベークド・オニオンリング、フライドまたはベークド・ポップコーンシュリンプ、蒸しシュリンプ、フライドまたはベークド・チキンナゲット、フライドまたはベークド・クラムストリップ、フライドまたはベークド・コーンフリッター、フライドまたはベークドテイタートッツおよび様々なその他の食品が含まれ、それらは、典型的には、数多くの個々の分量に分割される前であって、水気を切り、任意には食塩を加え、味付けをし、または香料添加剤、粉末コーティングなどで処理した後に、大量に調理されるものである。
【産業上の利用可能性】
【0067】
当業者には、本発明のシステムおよび方法が、商用食品サービスまたはクイックサービスレストランのセットにおいて調理された食品を分配する、改善された分量制御システムおよびより容易かつ確実な方法を与えることが認識されるであろう。概して、本発明の装置は、大量に新たに調理された食べ物から複数の個別分量を用意する食品サービス分量制御システム100であり、このシステムは、食べ物の単一分量の容器(例えば、112S、112M、112L)を複数受け入れるように構成された食品サービス準備・支持装置を備え、食品サービス準備面130が、容器レールまたは支持部(例えば、154または254)と、重量信号を発する少なくとも1の重量センサ(例えば、208A)とを含むリボンスケール(例えば、110または210)を備え、食品サービス準備・支持装置が、コントローラ(例えば、300)をさらに含み、このコントローラが、重量信号に応答するものであり、(プログラム320にあるように)検査中の分量の重量信号と、選択された分量サイズの食べ物の個別注文品についての予め選択された重量とを比較して、ディスプレイ120または可聴アラーム340用に分量重量状態信号を生成するように予めプログラムされている。リボンスケールの支持部は、2またはそれ以上の容器または食べ物のパッケージ化された分量を実質的に直立した姿勢で支持するように構成され、食品サービス準備・支持装置は、分量(112UUT)を用意するためにリボンスケール上に載せた容器に食べ物を加えるときにオペレータが気付くことができるアラームまたはインジケータをさらに含む。リボンスケールモジュール(例えば、110または210)は、食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域130の近傍に着脱自在に取り付けられるように構成されており、満たされた容器を直立に保つようにサイズ調節された複数の平行な横方向レールまたは支持部104を含み、リボンスケールの支持部(例えば、154または254)は、オペレータが、リボンスケール表面(150または250)から食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域(103の左側)に、直立して充填または分量調節された容器を横方向に容易に移動させることができるように、待ち行列領域の支持部104と実質的に整列するように構成されている。
【0068】
新規で改良された方法および装置の望ましい実施形態を述べてきたが、本明細書に記載の教示を考慮すれば、その他の修正、変形および変更が当業者に示唆されることとなる。よって、当然のことながら、そのような変形、修正および変更のすべてが請求項に記載の本発明の範囲内に含まれると考えられる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
大量に新たに調理された食べ物から複数の個別分量を用意する食品サービス分量制御システムであって、
食べ物の単一分量の容器を複数受け入れるように構成された食品サービス準備・支持装置を備え、食品サービス準備面が、容器支持部と、重量信号を発する少なくとも1の重量センサとを有するリボンスケールを含み、
前記食品サービス準備・支持装置が、コントローラをさらに含み、このコントローラが、前記重量信号に応答するものであり、当該重量信号と、選択された分量サイズの食べ物の個別注文品についての予め選択された重量とを比較して、分量重量状態信号を生成するように予めプログラムされ、
前記リボンスケールの支持部が、2またはそれ以上の容器または食べ物のパッケージ化された分量を実質的に直立した姿勢で支持するように構成され、
前記食品サービス準備・支持装置が、分量を用意するために前記リボンスケール上に載せた容器に食べ物を加えるときにオペレータが気付くことができるアラームまたはインジケータをさらに含み、
前記リボンスケールが、満たされた容器を直立に保つようにサイズ調節された複数の支持部を有する食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域の近傍に、着脱自在に取り付けられるように構成されており、
前記リボンスケールの支持部が、前記待ち行列領域の支持部と実質的に位置合わせされ、その結果、オペレータが、前記リボンスケールから前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域に、分量調節された容器を容易に移動させることができることを特徴とする食品サービス分量制御システム。
【請求項2】
請求項1に記載の食品サービス分量制御システムにおいて、
前記容器が、外壁と、実質的に閉じた底部と反対側の開放された上部とを有し、前記容器が、満たされたときに、選択された前後の厚さを有することを特徴とする食品サービス分量制御システム。
【請求項3】
請求項2に記載の食品サービス分量制御システムにおいて、
前記リボンスケールが、その内部に規定された傾斜壁セグメントを有する連続面として構成され、
前記壁セグメントが、前記容器の前後の厚さをスライド可能に受け入れるようにサイズ調節された幅を有するチャネルを規定するように構成されていることを特徴とする食品サービス分量制御システム。
【請求項4】
請求項2に記載の食品サービス分量制御システムにおいて、
前記リボンスケールが、そこから上方に突出する複数の横方向レール支持部を有する実質的に平坦な支持面として構成され、
前記レール支持部が、前記容器の前後の厚さをスライド可能に受け入れるようにサイズ調節された幅を有するチャネルを規定するように構成されていることを特徴とする食品サービス分量制御システム。
【請求項5】
請求項2に記載の食品サービス分量制御システムにおいて、
前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域が、そこから上方に突出する複数の横方向レール支持部を有する実質的に平坦な支持面として構成されるとともに、前記容器の前後の厚さをスライド可能に受け入れるようにサイズ調節された幅を有するチャネルを規定するように構成されていることを特徴とする食品サービス分量制御システム。
【請求項6】
請求項5に記載の食品サービス分量制御システムにおいて、
前記リボンスケールの横方向レール支持部およびチャネルが、前記待ち行列領域の横方向レール支持部およびチャネルと実質的に位置合わせされ、その結果、オペレータが、前記リボンスケールのチャネルから前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域のチャネルに、分量調節された容器を容易に移動させることができることを特徴とする食品サービス分量制御システム。
【請求項7】
携帯用容器によるサービスのために大量に調理された食べ物を分配する方法であって、
(a)食べ物の単一分量の容器を複数受け入れるように構成された食品サービス準備・支持装置を提供するステップであって、食品サービス準備面が、容器支持部と、重量信号を発する少なくとも1の重量センサとを有するリボンスケールを含み、前記食品サービス準備・支持装置が、コントローラをさらに含み、このコントローラが、前記重量信号に応答するもので、当該重量信号と、選択された分量サイズの食べ物の個別注文についての予め選択された重量とを比較して、分量重量状態信号を生成するように予めプログラムされており、前記リボンスケールの支持部が、2またはそれ以上の容器または食べ物のパッケージ化された分量を実質的に直立した姿勢で支持するために、2またはそれ以上の平行な列を有するように構成され、前記食品サービス準備・支持装置が、分量を用意するために前記リボンスケール上に載せた容器に食べ物を加えるときにオペレータが気付くことができるアラームまたはインジケータをさらに含み、前記リボンスケールが、満たされた容器を直立に保つようにサイズ調節された複数の支持部を有する食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域の近傍に着脱自在に取り付けられるように構成されるステップと、
(b)前記リボンスケールの支持部が前記待ち行列領域の支持部と実質的に位置合わせされるように、前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域の近傍に前記リボンスケールを設置するステップと、
(c)前記リボンスケール上の前記容器支持部の間に容器を置くステップと、
(d)食べ物の適正に分量調節された容器を与えるために、前記リボンスケール上にあるときに、前記容器に食べ物を加えながら前記容器の重量を量るステップと、
(e)前記リボンスケールから前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域に、分量調節された容器をスライドさせるステップとを備えることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法において、
ステップ(d)がさらに、
(d1)前記インジケータを観察しながら、少量ずつ食べ物を加えるステップと、
(d2)前記インジケータが、食べ物の適正に分量調節された容器が与えられたことを示すように知覚されるまで、前記リボンスケール上の前記容器に食べ物を加えながら、前記容器の重量を連続的に量るステップとを備えることを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項7に記載の方法において、
ステップ(c)がさらに、
(c1)前記指定された分量サイズに合わせて構成されたサイズ指定容器を選択するステップと、
(c2)前記リボンスケール上の対応するサイズ指定列の前記容器支持部間に、前記サイズ指定容器を置くステップとを備えることを特徴とする方法。
【請求項10】
大量に新たに調理された食べ物から複数の個別分量を用意する食品サービス分量制御システムであって、
容器を直立姿勢で支持するようにサイズ調節された複数の容器受入列を規定する複数の支持部を有する計量領域を含むフライリボンスケールシステムを備え、
前記フライリボンスケールシステムが、選択された分量サイズの食べ物の個別注文品を計量するように構成された分量重量センサを含み、その結果、過剰分量による不要な損失を避けながらも、満杯の注文品または分量が顧客に提供されることを特徴とする分量制御システム。
【請求項11】
請求項10に記載の分量制御システムにおいて、
食べ物の単一分量の容器を複数受け入れるように構成された食品サービス準備・支持装置をさらに備え、
前記食品サービス準備・支持装置が、コントローラをさらに含み、このコントローラが、前記重量センサに応答するとともに、当該重量センサからの重量測定値と、選択された分量サイズの食べ物の個別注文品についての予め選択された重量とを比較して、分量重量状態信号を生成するように予めプログラムされており、
前記食品サービス準備・支持装置が、分量を用意するために前記リボンスケール上に載せた容器に食べ物を加えるときにオペレータが気付くことができるアラームまたはインジケータをさらに含み、
前記スケールが、満たされた容器を直立に保つようにサイズ調節された複数の支持部を有する食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域の近傍に着脱自在に取り付けられるように構成されており、
前記スケールの支持部が、前記待ち行列領域の支持部と実質的に位置合わせされ、その結果、オペレータが、前記リボンスケールから前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域に、分量調節された容器を容易に移動させることができることを特徴とする分量制御システム。
【請求項12】
請求項11に記載の分量制御システムにおいて、
前記容器が、外壁と、実質的に閉じた底部と反対側の開放された上部とを有し、前記容器が、満たされたときに、選択された前後の厚さを有することを特徴とする分量制御システム。
【請求項13】
請求項12に記載の分量制御システムにおいて、
前記リボンスケールが、その内部に規定された傾斜壁セグメントを有する連続面として構成され、
前記壁セグメントが、前記容器の前後の厚さをスライド可能に受け入れるようにサイズ調節された幅を有するチャネルを規定するように構成されていることを特徴とする分量制御システム。
【請求項14】
請求項12に記載の分量制御システムにおいて、
前記リボンスケールが、そこから上方に突出する複数の横方向レール支持部を有する実質的に平坦な支持面として構成され、
前記レール支持部が、前記容器の前後の厚さをスライド可能に受け入れるようにサイズ調節された幅を有するチャネルを規定するように構成されていることを特徴とする分量制御システム。
【請求項15】
請求項12に記載の分量制御システムにおいて、
前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域が、そこから上方に突出する複数の横方向レール支持部を有する実質的に平坦な支持面として構成されるとともに、前記容器の前後の厚さをスライド可能に受け入れるようにサイズ調節された幅を有するチャネルを規定するように構成されていることを特徴とする分量制御システム。
【請求項16】
請求項15に記載の分量制御システムにおいて、
前記リボンスケールの横方向レール支持部およびチャネルが、前記待ち行列領域の横方向レール支持部およびチャネルと実質的に位置合わせされ、その結果、オペレータが、前記リボンスケールのチャネルから前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域のチャネルに、分量調節された容器を容易に移動させることができることを特徴とする分量制御システム。
【請求項17】
請求項15に記載の分量制御システムにおいて、
前記リボンスケールが、大量の食品集積領域またはフライタブと前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域との間にある中央構成要素として構成されていることを特徴とする分量制御システム。
【請求項18】
請求項17に記載の分量制御システムにおいて、
前記リボンスケールが、前記食品サービス準備・支持装置の待ち行列領域の近傍で、前記フライタブを規定する開口部の一部にわたるブリッジ構造体として構成されていることを特徴とする分量制御システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−509065(P2012−509065A)
【公表日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−536578(P2011−536578)
【出願日】平成21年11月17日(2009.11.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/064696
【国際公開番号】WO2010/057147
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(511115929)レストラン,アキュラシー システムズ,エルエルシー (1)
【氏名又は名称原語表記】RESTAURANT ACCURACY SYSTEMS,LLC
【Fターム(参考)】