説明

完全ヒト抗VEGF抗体および使用方法

本明細書では、ヒトVEGFと特異的に結合し、VEGFのVEGF−R1およびVEGF−R2への結合を阻害し、それにより、VEGFシグナル伝達を阻害する完全ヒト抗体およびその抗原結合フラグメントが開示される。本明細書に開示される抗体および抗原結合フラグメントは、例えば、in vivoおよびin vitroの双方で脈管形成および脈管形成に関連する疾患を処置するために用い得る。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)配列番号6、配列番号7および配列番号8を含んでなる重鎖可変領域;
b)配列番号9、配列番号10および配列番号11を含んでなる軽鎖可変領域;
c)配列番号12、配列番号13および配列番号14を含んでなる軽鎖可変領域;
d)配列番号6、配列番号7および配列番号15を含んでなる重鎖可変領域;
e)配列番号6、配列番号7および配列番号16を含んでなる重鎖可変領域;
f)配列番号6、配列番号7および配列番号17を含んでなる重鎖可変領域;
g)配列番号6、配列番号7および配列番号18を含んでなる重鎖可変領域;
h)配列番号6、配列番号7および配列番号19を含んでなる重鎖可変領域;
i)配列番号3で示されるXPA.10.072軽鎖のLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含んでなる軽鎖;
j)配列番号5で示されるXPA.10.064軽鎖のLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含んでなる軽鎖;
k)配列番号2で示されるXPA.10.072重鎖のHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含んでなる重鎖;
l)配列番号4で示されるXPA.10.064重鎖のHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含んでなる重鎖;
m)配列番号20で示されるXPA.10.064.03重鎖のHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含んでなる重鎖;
n)配列番号21で示されるXPA.10.064.04重鎖のHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含んでなる重鎖;
o)配列番号22で示されるXPA.10.064.06重鎖のHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含んでなる重鎖;
p)配列番号23で示されるXPA.10.064.07重鎖のHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含んでなる重鎖;
q)配列番号24で示されるXPA.10.064.10重鎖のHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含んでなる重鎖;
からなる群から選択される1または複数のメンバーを含んでなる、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項2】
a)配列番号2を含んでなる重鎖;
b)配列番号3を含んでなる軽鎖;
c)配列番号4を含んでなる重鎖;
d)配列番号5を含んでなる軽鎖;
e)配列番号20を含んでなる重鎖;
f)配列番号21を含んでなる重鎖;
g)配列番号22を含んでなる重鎖;
h)配列番号23を含んでなる重鎖;および
i)配列番号24を含んでなる重鎖
からなる群から選択される1または複数のメンバーを含んでなる、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項3】
VEGFと特異的に結合し、かつ、以下の特性:
a)hVEGF165に対する結合のKが約10−10M;
b)hVEGF165に対する結合のkが約1.89×10
c)hVEGF165に対する結合のkが約1.73×10−5
d)hVEGF165に対するベバシズマブの結合親和性の約4.25高いhVEGF165に対する結合親和性;
e)約154pMのIC50でHUVEC細胞増殖を阻害する;
f)ベバシズマブの約56%のIC50でHUVECの細胞増殖を阻害する;
g)hVEGF165に対する結合のKが約1.97×10−10M〜約3.49×10−11Mに範囲;
h)hVEGF165に対する結合のkが約1.5×10〜約2.16×10Mの範囲;
i)hVEGF165に対する結合のkが約6.65×10−6〜約2.94×10−5Mの範囲;
j)HUVEC細胞の増殖を約129pM〜約174pMの範囲のIC50で阻害する;
k)hVEGFに対する結合親和性が、mVEGFに対する抗体またはその抗原結合フラグメントの親和性よりも少なくとも約10倍大きい;
i)hVEGF165との結合をめぐってベバシズマブと競合する;
m)同じ用量またはより低い用量で投与した際に、腫瘍成長を腫瘍成長阻害率%の関数としてベバシズマブと同じか、またはより高い程度まで阻害する;および
n)ベバシズマブと同じ用量またはより低い用量で投与した際に、ベバシズマブよりも長い時間、腫瘍成長を特定の大きさに遅延させる;
の1または複数を含んでなる、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項4】
a)配列番号20で示されるアミノ酸配列を含んでなる重鎖可変領域と、
b)配列番号5で示されるアミノ酸配列を含んでなる軽鎖可変領域
を含んでなる、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項5】
a)配列番号21で示されるアミノ酸配列を含んでなる重鎖可変領域と、
b)配列番号5で示されるアミノ酸配列を含んでなる軽鎖可変領域
を含んでなる、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項6】
a)配列番号22で示されるアミノ酸配列を含んでなる重鎖可変領域と、
b)配列番号5で示されるアミノ酸配列を含んでなる軽鎖可変領域
を含んでなる、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項7】
a)配列番号23で示されるアミノ酸配列を含んでなる重鎖可変領域と、
b)配列番号5で示されるアミノ酸配列を含んでなる軽鎖可変領域
を含んでなる、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項8】
a)配列番号24で示されるアミノ酸配列を含んでなる重鎖可変領域と、
b)配列番号5で示されるアミノ酸配列を含んでなる軽鎖可変領域
を含んでなる、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項9】
モノクローナル抗体である、請求項1〜8のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項10】
ポリクローナル抗体、二重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、組換え抗体、完全ヒト抗体、標識抗体、二価抗体または抗イディオタイプ抗体である、請求項1〜8のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項11】
ラクダ化単一ドメイン抗体、ダイアボディー、scFv、scFv二量体、dsFv、 (dsFv)、dsFv−dsFv’、Fvフラグメント、Fab、Fab’、F(ab’)、dsダイアボディー、ナノボディー、ドメイン抗体または二価ドメイン抗体である、請求項1〜8のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項12】
免疫グロブリン定常領域をさらに含んでなる、請求項1〜8のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項13】
前記免疫グロブリン定常領域がκ軽鎖、γ1重鎖、γ2重鎖、γ3重鎖またはγ4重鎖定常領域である、請求項12の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項14】
ベバシズマブの2倍低い用量で投与した際に、腫瘍成長を腫瘍成長阻害率%の関数としてベバシズマブと同じ程度またはより高い程度まで阻害する、請求項1〜13のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項15】
ベバシズマブの3倍低い用量で投与した際に、腫瘍成長を腫瘍成長阻害率%の関数としてベバシズマブと同じ程度またはより高い程度まで阻害する、請求項14の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項16】
ベバシズマブの4倍低い用量で投与した際に、腫瘍成長を腫瘍成長阻害率%の関数としてベバシズマブと同じ程度またはより高い程度まで阻害する、請求項15の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項17】
ベバシズマブの5倍低い用量で投与した際に、腫瘍成長を腫瘍成長阻害率%の関数としてベバシズマブと同じ程度またはより高い程度まで阻害する、請求項16の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項18】
ベバシズマブと同じ用量またはより低い用量で投与した際にベバシズマブの持続時間の少なくとも2倍の間、腫瘍成長を特定の大きさに阻害する、請求項1〜13のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項19】
ベバシズマブと同じ用量またはより低い用量で投与した際にベバシズマブの持続時間の少なくとも3倍の間、腫瘍成長を特定の大きさに阻害する、請求項1〜13のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項20】
ヒトVEGF165と≦200pMのKで結合する、請求項1〜13のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項21】
ベバシズマブにより結合されるエピトープと少なくとも部分的に重複する、ヒトVEGF165上のエピトープと結合する、請求項1〜13のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項22】
ヒトVEGF165とVEGF−R1またはVEGF−R2との結合をブロックする、請求項1〜13のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項23】
ヒトVEGF165と、ネズミVEGF165との結合に関する抗体または抗原結合フラグメントのKが数値において少なくとも10倍低いKで結合する、請求項1〜13のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項24】
ヒトVEGF165と、ネズミVEGF165との結合に関する抗体または抗原結合フラグメントのKが数値において少なくとも50倍低いKで結合する、請求項23の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項25】
ヒトVEGF165と、ネズミVEGF165との結合に関する抗体または抗原結合フラグメントのKが数値において少なくとも100倍低いKで結合する、請求項24の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項26】
請求項1〜25のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメントと1または複数の生理学上許容される成分とを含んでなる医薬組成物。
【請求項27】
前記1または複数の生理学上許容される成分が1または複数の薬学上許容される担体を含んでなる、請求項26の医薬組成物。
【請求項28】
前記1または複数の生理学上許容される成分が1または複数の抗酸化剤を含んでなる、請求項27の医薬組成物。
【請求項29】
前記1または複数の抗酸化剤がメチオニン、アスコルビン酸、EDTA、チオ硫酸ナトリウム、白金、カタラーゼ、クエン酸、システイン、チオグリセロール、チオグリコール酸、チオソルビトール、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエンおよび/または没食子酸プロピルから選択される、請求項28の医薬組成物。
【請求項30】
1または複数の付加的化学療法薬と結合された、または組み合わされた請求項1〜25のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメントを含んでなる医薬組成物。
【請求項31】
前記付加的化学療法薬がエベロリムス、トラベクテジン、アブラキサン、TLK 286、AV−299、DN−101、プラゾパニブ、GSK690693、RTA 744、ON 0910.Na、AZD 6244(ARRY−142886)、AMN−107、TKI−258、GSK461364、AZD 1152、エンザスタウリン、バンデタニブ、ARQ−197、MK−0457、MLN8054、PHA−739358、R−763、FLT−3阻害剤、VEGF−R阻害剤、EGFR TK阻害剤、オーロラキナーゼ阻害剤、PIK−1 モジュレーター、Bcl−2阻害剤、HDAC阻害剤、c−MET阻害剤、PARP阻害剤、Cdk阻害剤、EGFR TK阻害剤、IGFR−TK阻害剤、抗HGF抗体、PI3キナーゼ阻害剤、AKT阻害剤、JAK/STAT阻害剤、チェックポイント−1または2阻害剤、接着斑キナーゼ阻害剤、MAPキナーゼキナーゼ(MEK)阻害剤、VEGF捕捉抗体、ペメトレキセド、エルロチニブ、ダサチニブ、デカタニブ(decatanib)、パニツムマブ、アムルビシン、オレゴボマブ、Lep−etu、ノラトレキセド、azd2171、バタブリン、オファツムマブ、ザノリムマブ、エドテカリン、テトランドリン、ルビテカン、テスミリフェン、オブリメルセン、チシリムマブ、イピリムマブ、ゴシポール、ゴシポール酢酸、Bio 111、131−I−TM−601、ALT−110、BIO 140、CC 8490、シレンジチド、ギマテカン、IL13−PE38QQR、INO 1001、IPdR、KRX−0402、ルカントン、LY 317615、ノイラジアブ(neuradiab)、ビテスパン(vitespan)、Rta 744、Sdx 102、タランパネル、アトラセンタン、Xr 311、ロミデプシン、ADS−100380、CG−781、CG−1521、SB−556629、クラミドシン、JNJ−16241199、ボリノスタット、エトポシド、ゲムシタビン、ドキソルビシン、リポソームドキソルビシン、5’−デオキシ−5−フルオロウリジン、ビンクリスチン、テモゾロマイド、ZK−304709、セリシクリブ; PD0325901、AZD−6244、カペシタビン、L−グルタミン酸、N−[4−[2−(2−アミノ−4,7−ジヒドロ−4−オキソ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチル]ベンゾイル]−、二ナトリウム塩、七水和物、カンプトテシン、イリノテカン;イリノテカンと5−フルオロウラシルとロイコボリンの組合せ、PEG標識イリノテカン、FOLFOXレジメン、タモキシフェン、クエン酸トレミフェン、アナストラゾール、エキセメスタン、レトロゾール、DES(ジエチルスチルベストロール)、エストラジオール、エストロゲン、結合型エストロゲン、ベバシズマブ、ヒトIGF1Rと特異的に結合する単離抗体、IMC−1C11、CHIR−258、3−[5−(メチルスルホニルピペラジンメチル)−インドリル]−キノロン、バタラニブ、AG−013736、AVE−0005、酢酸ゴセレリン、酢酸ロイプロリド、パモ酸トリプトレリン、スニチニブ、リンゴ酸スニチニブ、酢酸メドロキシプロゲステロン、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、ラロキシフェン、ビカルタミド、フルタミド、ニルタミド、酢酸メゲストロール、CP−724714;TAK−165、HKI−272、エルロチニブ、ラパタニブ(lapatanib)、カネルチニブ、ABX−EGF抗体、エルビタックス、EKB−569、PKI−166、GW−572016、ロナファルニブ、BMS−214662、チピファーニブ;アミフォスチン、NVP−LAQ824、スベロイルアナリドヒドロキサム酸(suberoyl analide hydroxamic acid)、バルプロ酸、トリコスタチンA、FK−228、SU11248、ソラフェニブ、KRN951、アミノグルテチミド、アムサクリン、アナグレライド、L−アスパラギナーゼ、カルメット・ゲラン菌(BCG)ワクチン、ブレオマイシン、ブセレリン、ブスルファン、カルボプラチン、カルムスチン、クロラムブシル、シスプラチン、クラドリビン、クロドロネート、シクロホスファミド、シプロテロン、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ジエチルスチルベストロール、エピルビシン、フルダラビン、フルドロコルチゾン、フルオキシメステロン、フルタミド、ヒドロキシ尿素、イダルビシン、イフォスファミド、イマチニブ、ロイコボリン、ロイプロリド、レバミゾール、ロムスチン、メクロレタミン、メルファラン、6−メルカプトプリン、メスナ、メトトレキサート、マイトマイシン、ミトタン、ミトキサントロン、ニルタミド、オクトレオチド、オキサリプラチン、パミドロン酸、ペントスタチン、プリカマイシン、ポルフィマー、プロカルバジン、ラルチトレキセド、リツキシマブ、ストレプトゾシン、テニポシド、テストステロン、サリドマイド、デキサメタゾンと組み合わせたサリドマイド、チオグアニン、チオテパ、トレチノイン、ビンデシン、13−シス−レチノイン酸、フェニルアラニンマスタード、ウラシルマスタード、エストラムスチン、アルトレタミン、フロクスウリジン、5−デオキシウリジン、シトシンアラビノシド、6−メカプトプリン(6-mecaptopurine)、デオキシコホルマイシン、カルシトリオール、バルルビシン、ミトラマイシン、ビンブラスチン、ビノレルビン、トポテカン、ラゾキシン、マリマスタット、COL−3、ネオバスタット、BMS−275291、スクアラミン、エンドスタチン、SU5416、SU6668、EMD121974、インターロイキン−12、IM862、アンジオスタチン、ビタキシン、ドロロキシフェン、イドキシフェン、スピロノラクトン、フィナステリド、シミチジン(cimitidine)、トラスツズマブ、デニロイキン、ディフチトクス、ゲフィチニブ、ボルテジミブ(bortezimib)、パクリタキセル、クレモフォール不含パクリタキセル、ドセタキセル、エピチロンB、BMS−247550、BMS−310705、ドロロキシフェン、4−ヒドロキシタモキシフェン、ピペンドキシフェン、ERA−923、アルゾキシフェン、フルベストラント、アコルビフェン、ラソフォキシフェン、イドキシフェン、TSE−424、HMR−3339、ZK186619、トポテカン、PTK787/ZK 222584、VX−745、PD 184352、ラパマイシン、40−O−(2−ヒドロキシエチル)−ラパマイシン、テムシロリムス、AP−23573、RAD001、ABT−578、BC−210、LY294002、LY292223、LY292696、LY293684、LY293646、ワートマニン、ZM336372、L−779,450、PEG−フィルグラスチム、ダルベポエチン、5−フルオロウラシル、エリスロポエチン、顆粒球コロニー刺激因子、ゾレンドロネート、プレドニゾン、セツキシマブ、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、ヒストレリン、ペグ化インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2a、ペグ化インターフェロンα−2b、インターフェロンα−2b、アザシチジン、PEG−L−アスパラギナーゼ、レナリドマイド、ゲムツズマブ、ヒドロコルチゾン、インターロイキン−11、デクスラゾキサン、アレムツズマブ、全トランスレチノイン酸、ケトコナゾール、インターロイキン−2、メゲストロール、ナイトロジェンマスタード、メチルプレドニゾロン、イブリツモマブチウキセタン(ibritgumomab tiuxetan)、アンドロゲン、デシタビン、ヘキサメチルメラミン、ベキサロテン、トシツモマブ、三酸化ヒ素、コルチゾン、エジトロネート(editronate)、ミトタン、シクロスポリン、リポソームダウノルビシン、Edwina−アスパラギナーゼ、ストロンチウム89、カソピタント、ネツピタント、NK−1受容体アンタゴニスト、パロノセトロン、アプレピタント、ジフェンヒドラミン、ヒドロキシジン、メトクロプラミド、ロラゼパム、アルプラゾラム、ハロペリドール、ドロペリドール、ドロナビノール、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プロクロルペラジン、グラニセトロン、オンダンセトロン、ドラセトロン、トロピセトロン、ペグフィルグラスチム、エリスロポエチン、エポエチンαおよびダルベポエチンα、
【化1】

【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

【化7】


からなる群から選択される、請求項30の組成物。
【請求項32】
ヒトVEGFまたはヒトVEGFのフラグメントと結合された請求項1〜25のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメントを含んでなる複合体。
【請求項33】
配列番号2〜5および20〜24からなる群から選択される1または複数のアミノ酸配列を含んでなる単離されたポリペプチド
【請求項34】
請求項33のポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチド。
【請求項35】
請求項34のポリヌクレオチドを含んでなる単離されたベクター。
【請求項36】
請求項35のベクターを含んでなる単離された宿主細胞。
【請求項37】
請求項36の単離された宿主細胞を請求項34のポリヌクレオチドが発現される条件下で培養することを含む、配列番号2〜5および20〜24からなる群から選択される1または複数のアミノ酸配列を含んでなるポリペプチドを発現させる方法。
【請求項38】
前記ポリヌクレオチドがCMVプロモーターと作動可能なように連結され、前記宿主細胞がチャイニーズハムスター卵巣細胞である、請求項37の方法。
【請求項39】
それを必要とする哺乳類対象において脈管形成を阻害する方法であって、該対象に、所望により1または複数の付加的化学療法薬と結合された、または組み合わされた治療上有効な量の請求項1〜25のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメントを投与することを含む、方法。
【請求項40】
それを必要とする哺乳類対象において異常な脈管形成に関連する疾患を処置する方法であって、該対象に、所望により1または複数の付加的化学療法薬と結合された、または組み合わされた治療上有効な量の請求項1〜25のいずれかに記載の抗体または抗原結合フラグメントを投与することを含む、方法
【請求項41】
それを必要とする哺乳類対象においてVEGFシグナル伝達に関連する炎症性疾患を処置する方法であって、該対象に、所望により1または複数の付加的化学療法薬と結合された、または組み合わされた治療上有効な量の請求項1〜25のいずれかに記載の抗体または抗原結合フラグメントを投与することを含む、方法。
【請求項42】
前記疾患が関節リウマチ、乾癬、硬皮症、慢性閉塞性肺疾患および喘息からなる群から選択される、請求項41の方法。
【請求項43】
それを必要とする哺乳類対象において湿潤型急性黄斑変性または糖尿病性網膜症を処置する方法であって、該対象に治療上有効な量の請求項1〜25のいずれかに記載の抗体または抗原結合フラグメントを投与することを含む、方法
【請求項44】
それを必要とする哺乳類対象において増強されたVEGFシグナル伝達に関連する癌を処置する方法であって、該対象に、所望により1または複数の付加的化学療法薬と結合された、または組み合わされた治療上有効な量の請求項1〜25のいずれかに記載の抗体または抗原結合フラグメントを投与することを含む、方法
【請求項45】
前記癌が癌腫、芽細胞腫、肉腫、生殖細胞腫瘍、白血病、リンパ腫もしくは多発性骨髄腫などの血液またはリンパ系の悪性疾患、扁平上皮細胞癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、肺の腺癌もしくは肺の扁平上皮癌などの肺癌、腹膜癌、肝細胞癌腫/肝細胞腫などの肝臓癌、胃腸癌などの胃癌、膵臓癌、膠芽腫/多形性膠芽腫、非膠芽腫脳腫瘍もしくは髄膜腫などの脳腫瘍、脳室上衣細胞腫、星状細胞腫、未分化星状細胞腫、乏突起神経膠腫もしくは乏突起星状細胞腫などの混合神経膠腫などの神経膠腫、子宮頸癌、卵巣癌、肝芽細胞腫、肝細胞癌腫/肝細胞腫もしくは肝臓癌腫などの肝臓癌、尿路上皮癌などの膀胱癌、乳癌、結腸癌、結腸直腸癌、直腸癌、子宮内膜または子宮癌腫、唾液腺癌腫、腎臓のラブドイド腫瘍などの腎臓癌、前立腺癌、陰門癌、陰茎癌、肛門扁平上皮癌などの肛門癌、甲状腺癌、鼻咽頭癌などの頭頸部癌、黒色腫もしくは扁平上皮癌などの皮膚癌、骨肉腫、ユーイング肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、繊維肉腫、カポジ肉腫などの軟組織肉腫、カルチノイド癌、網膜芽細胞腫などの眼癌、中皮腫、急性リンパ性/リンパ芽球性白血病などのリンパ性/リンパ芽球性白血病、慢性リンパ芽球性/リンパ性白血病、急性骨髄性/骨髄芽球性白血病(肥満細胞白血病を含む)、慢性骨髄性/骨髄球性/骨髄芽球性白血病、ヘアリー細胞白血病、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、慢性骨髄単球性白血病、濾胞性リンパ腫、びまん性大B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、菌状息肉腫、セザリー徴候群、皮膚T細胞リンパ腫、肥満細胞新生物、髄芽細胞腫、腎芽細胞腫、孤立性形質細胞腫、骨髄異形成徴候群、慢性および非慢性骨髄増殖性障害、中枢神経系腫瘍、下垂体腺腫、前庭神経鞘腫、原始神経外胚葉性腫瘍、脳室上衣細胞腫、脈絡膜叢乳頭腫、真性赤血球増加症、血小板血症、ならびに特発性骨髄繊維症からなる群から選択される、請求項44の方法
【請求項46】
請求項1〜25のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合フラグメントと該抗体または抗原結合フラグメントの使用に関する説明書を含んでなるキット。
【請求項47】
配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18および配列番号19からなる群から選択されるアミノ酸配列を含んでなる重鎖可変領域を含んでなる、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図8C】
image rotate

【図8D】
image rotate

【図9A】
image rotate

【図9B】
image rotate

【図9C】
image rotate

【図9D】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28A】
image rotate

【図28B】
image rotate

【図29A】
image rotate

【図29B】
image rotate

【図30A】
image rotate

【図30B】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32】
image rotate


【公表番号】特表2011−500086(P2011−500086A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−531152(P2010−531152)
【出願日】平成20年10月20日(2008.10.20)
【国際出願番号】PCT/US2008/080531
【国際公開番号】WO2009/055343
【国際公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【出願人】(506233391)ゾーマ テクノロジー リミテッド (7)
【Fターム(参考)】