家屋用断熱部材
【課題】汎用性が高く、繊維状断熱材の飛散の問題がない家屋用断熱部材を提供すること。
【解決手段】家屋用断熱部材１を、ブロック形状した繊維状断熱材１１を、合成樹脂シート製の袋１２に収容し、その外表面を布からなるカバー材１３で覆って構成する。
【解決手段】家屋用断熱部材１を、ブロック形状した繊維状断熱材１１を、合成樹脂シート製の袋１２に収容し、その外表面を布からなるカバー材１３で覆って構成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、家屋用断熱部材に関し、特に、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、家屋の床下空間を有効に利用して、食品や調味料等を保存収納することができるようにした床下収納庫が汎用されている。
この床下収納庫は、床面と面一になるようにした蓋体を備えるとともに、蓋体には、家屋の断熱性を高めるために、発泡樹脂製断熱材やグラスウール、ロックウール等の繊維状断熱材が装着されている（例えば、特許文献１−２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】実開昭６１−２０１４３７号公報
【特許文献２】特開２００４−２９３０４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、発泡樹脂製断熱材は、成形型を必要とするため、汎用性が低いという問題があった。
一方、繊維状断熱材は、そのままでは飛散の問題があるため、強固な合成樹脂製のカバーを設けたり、合成樹脂シート製の袋に収容して使用するのが一般的であるが、強固な合成樹脂製のカバーを用いる場合は、カバーの成形に成形型を必要とするため、汎用性が低いという問題が、また、合成樹脂シート製の袋を用いる場合は、袋が損傷を受けないように取り扱いに注意を要するという問題があった。
また、発泡樹脂製断熱材や繊維状断熱材を強固な合成樹脂製のカバーを設けて使用する場合、枠部材によって区画された空間部に装着したときに隙間が生じやすく断熱性能を損ねたり、結露を生じる等の問題があった。
【０００５】
そして、上記問題点は、床下収納庫に用いられる断熱材のほか、天井点検口や床下点検口に用いられる断熱材についても、共通する問題であった。
【０００６】
本発明は、上記従来の断熱材の有する問題点に鑑み、汎用性が高く、繊維状断熱材の飛散の問題がない家屋用断熱部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するため、本第１発明の家屋用断熱部材は、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、ブロック形状した繊維状断熱材を、合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなることを特徴とする。
【０００８】
また、同じ目的を達成するため、本第２発明の家屋用断熱部材は、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、複数のブロック形状した繊維状断熱材を、それぞれ合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなる家屋用断熱部材であって、前記複数の合成樹脂シート製の袋に収容した繊維状断熱材の一辺同士を、カバー材を介して連結したことを特徴とする。
【０００９】
この場合において、家屋用断熱部材を、枠部材によって区画された空間部より大きく形成し、該空間部に圧縮した状態で装着するようにすることができる。
【発明の効果】
【００１０】
本第１発明の家屋用断熱部材によれば、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、ブロック形状した繊維状断熱材を、合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにすることにより、断熱部材の形状を任意に設定することができ、断熱部材自体が収縮性を有することと相俟って、形状の自由度が大きく、汎用性が高いだけでなく、布からなるカバー材が合成樹脂シート製の袋が損傷を受けることを防止し、繊維状断熱材の飛散の問題をなくすることができる。
【００１１】
本第２発明の家屋用断熱部材によれば、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、複数のブロック形状した繊維状断熱材を、それぞれ合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなる家屋用断熱部材であって、前記複数の合成樹脂シート製の袋に収容した繊維状断熱材の一辺同士を、カバー材を介して連結するようにすることにより、断熱部材の形状を任意に設定することができ、断熱部材自体が収縮性を有することと相俟って、形状の自由度が大きく、汎用性が高いだけでなく、布からなるカバー材が合成樹脂シート製の袋が損傷を受けることを防止し、繊維状断熱材の飛散の問題をなくすることができる。
そして、複数の合成樹脂シート製の袋に収容した繊維状断熱材の一辺同士を連結するカバー材の位置で、断熱部材を折り曲げることによって、形状を大きく変えることができ、これにより、天井点検口等への装着を簡易に行うようにすることができる。
【００１２】
さらに、家屋用断熱部材を、枠部材によって区画された空間部より大きく形成し、該空間部に圧縮した状態で装着するようにすることにより、枠部材によって区画された空間部に装着したときに隙間が生じず、断熱性能を損ねたり、結露を生じる等の問題をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１３】
【図１】本発明の家屋用断熱部材を床下収納庫に適用した一実施例を示す説明図である。
【図２】本発明の家屋用断熱部材を天井点検口に適用した一実施例を示す断熱部材の説明図である。
【図３】同断熱部材を天井点検口に適用する方法を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１４】
以下、本発明の家屋用断熱部材の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例１】
【００１５】
図１に、本発明の家屋用断熱部材を床下収納庫に適用した一実施例を示す。
この家屋用断熱部材１は、枠部材としての床下収納庫Ｓの収納容器２に装着される中蓋に適用するようにしたもので、ブロック形状した繊維状断熱材１１を、合成樹脂シート製の袋１２に収容し、その外表面を布からなるカバー材１３で覆うようにしたものである。
【００１６】
この場合において、繊維状断熱材１１は、グラスウールやロックウールを所定のブロック形状に形成したものを用いることができる。
【００１７】
また、繊維状断熱材１１を収容する合成樹脂シート製の袋１２は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、フッ素樹脂樹脂等の任意の樹脂製のものを用いることができる。
【００１８】
また、カバー材１３は、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の合成繊維や綿繊維等からなる織布や編布を用いることができる。
【００１９】
この場合、家屋用断熱部材１を、枠部材としての床下収納庫Ｓの収納容器２によって区画された収納容器２の開口部より大きく形成し、収納容器２の開口部に圧縮した状態で装着するようにすることができる。
これにより、家屋用断熱部材１を収納容器２の開口部に装着したときに隙間が生じず、断熱性能を損ねたり、結露を生じる等の問題をなくすることができる。
【００２０】
この家屋用断熱部材１を、床下収納庫Ｓの収納容器２に装着される中蓋に使用することにより、断熱部材の形状を任意に設定することができ、断熱部材自体が収縮性を有することと相俟って、形状の自由度が大きく、汎用性が高いだけでなく、布からなるカバー材１３が合成樹脂シート製の袋１２が損傷を受けることを防止し、繊維状断熱材１１の飛散の問題をなくすることができる。
【実施例２】
【００２１】
図２〜図３に、本発明の家屋用断熱部材を天井点検口に適用した一実施例を示す。
この家屋用断熱部材１は、天井点検口Ｔの枠部材３に装着される断熱部材に適用するようにしたもので、ブロック形状した繊維状断熱材１１を、合成樹脂シート製の袋１２に収容し、その外表面を布からなるカバー材１３で覆うようにしたものである。
【００２２】
この場合、家屋用断熱部材１は、図２（ａ）に示すように、複数のブロック形状した繊維状断熱材１１を、それぞれ合成樹脂シート製の袋１２に収容し、その外表面を布からなるカバー材１３で覆うようにし、複数の合成樹脂シート製の袋１２に収容した繊維状断熱材１１の一辺同士を、カバー材１３を介して連結するようにするようにしている。
これにより、断熱部材の形状を任意に設定することができ、断熱部材自体が収縮性を有することと相俟って、形状の自由度が大きく、汎用性が高いだけでなく、布からなるカバー材１３が合成樹脂シート製の袋が損傷を受けることを防止し、繊維状断熱材１１の飛散の問題をなくすることができる。
【００２３】
そして、この家屋用断熱部材１は、図２（ｂ）に示すように、複数の合成樹脂シート製の袋１２に収容した繊維状断熱材１１の一辺同士を連結するカバー材１３の位置で、断熱部材を折り曲げることによって、形状を大きく変えることができ、これにより、図３に示すように、天井点検口Ｔの開口よりも大きく、かつ、厚みのある家屋用断熱部材１を、折り曲げた状態で天井点検口Ｔの開口から挿入し、天井裏で展げることによって、天井点検口Ｔに容易に装着することができる。
【００２４】
なお、本実施例の家屋用断熱部材１のその他の構成及び作用は、図１に記載した実施例の家屋用断熱部材１と同様である。
【００２５】
以上、本発明の家屋用断熱部材について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、また、適用対象も、実施例に記載した床下収納庫や天井点検口のほか、床下点検口等にも用いることができる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【００２６】
本発明の家屋用断熱部材は、汎用性が高く、繊維状断熱材の飛散の問題がないことから、家屋用断熱部材の用途に好適に用いることができる。
【符号の説明】
【００２７】
１ 家屋用断熱部材
１１ 繊維状断熱材
１２ 合成樹脂シート製の袋
１３ 布からなるカバー材
Ｓ 床下収納庫
Ｔ 天井点検口
【技術分野】
【０００１】
本発明は、家屋用断熱部材に関し、特に、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、家屋の床下空間を有効に利用して、食品や調味料等を保存収納することができるようにした床下収納庫が汎用されている。
この床下収納庫は、床面と面一になるようにした蓋体を備えるとともに、蓋体には、家屋の断熱性を高めるために、発泡樹脂製断熱材やグラスウール、ロックウール等の繊維状断熱材が装着されている（例えば、特許文献１−２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】実開昭６１−２０１４３７号公報
【特許文献２】特開２００４−２９３０４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、発泡樹脂製断熱材は、成形型を必要とするため、汎用性が低いという問題があった。
一方、繊維状断熱材は、そのままでは飛散の問題があるため、強固な合成樹脂製のカバーを設けたり、合成樹脂シート製の袋に収容して使用するのが一般的であるが、強固な合成樹脂製のカバーを用いる場合は、カバーの成形に成形型を必要とするため、汎用性が低いという問題が、また、合成樹脂シート製の袋を用いる場合は、袋が損傷を受けないように取り扱いに注意を要するという問題があった。
また、発泡樹脂製断熱材や繊維状断熱材を強固な合成樹脂製のカバーを設けて使用する場合、枠部材によって区画された空間部に装着したときに隙間が生じやすく断熱性能を損ねたり、結露を生じる等の問題があった。
【０００５】
そして、上記問題点は、床下収納庫に用いられる断熱材のほか、天井点検口や床下点検口に用いられる断熱材についても、共通する問題であった。
【０００６】
本発明は、上記従来の断熱材の有する問題点に鑑み、汎用性が高く、繊維状断熱材の飛散の問題がない家屋用断熱部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するため、本第１発明の家屋用断熱部材は、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、ブロック形状した繊維状断熱材を、合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなることを特徴とする。
【０００８】
また、同じ目的を達成するため、本第２発明の家屋用断熱部材は、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、複数のブロック形状した繊維状断熱材を、それぞれ合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなる家屋用断熱部材であって、前記複数の合成樹脂シート製の袋に収容した繊維状断熱材の一辺同士を、カバー材を介して連結したことを特徴とする。
【０００９】
この場合において、家屋用断熱部材を、枠部材によって区画された空間部より大きく形成し、該空間部に圧縮した状態で装着するようにすることができる。
【発明の効果】
【００１０】
本第１発明の家屋用断熱部材によれば、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、ブロック形状した繊維状断熱材を、合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにすることにより、断熱部材の形状を任意に設定することができ、断熱部材自体が収縮性を有することと相俟って、形状の自由度が大きく、汎用性が高いだけでなく、布からなるカバー材が合成樹脂シート製の袋が損傷を受けることを防止し、繊維状断熱材の飛散の問題をなくすることができる。
【００１１】
本第２発明の家屋用断熱部材によれば、枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、複数のブロック形状した繊維状断熱材を、それぞれ合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなる家屋用断熱部材であって、前記複数の合成樹脂シート製の袋に収容した繊維状断熱材の一辺同士を、カバー材を介して連結するようにすることにより、断熱部材の形状を任意に設定することができ、断熱部材自体が収縮性を有することと相俟って、形状の自由度が大きく、汎用性が高いだけでなく、布からなるカバー材が合成樹脂シート製の袋が損傷を受けることを防止し、繊維状断熱材の飛散の問題をなくすることができる。
そして、複数の合成樹脂シート製の袋に収容した繊維状断熱材の一辺同士を連結するカバー材の位置で、断熱部材を折り曲げることによって、形状を大きく変えることができ、これにより、天井点検口等への装着を簡易に行うようにすることができる。
【００１２】
さらに、家屋用断熱部材を、枠部材によって区画された空間部より大きく形成し、該空間部に圧縮した状態で装着するようにすることにより、枠部材によって区画された空間部に装着したときに隙間が生じず、断熱性能を損ねたり、結露を生じる等の問題をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１３】
【図１】本発明の家屋用断熱部材を床下収納庫に適用した一実施例を示す説明図である。
【図２】本発明の家屋用断熱部材を天井点検口に適用した一実施例を示す断熱部材の説明図である。
【図３】同断熱部材を天井点検口に適用する方法を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１４】
以下、本発明の家屋用断熱部材の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例１】
【００１５】
図１に、本発明の家屋用断熱部材を床下収納庫に適用した一実施例を示す。
この家屋用断熱部材１は、枠部材としての床下収納庫Ｓの収納容器２に装着される中蓋に適用するようにしたもので、ブロック形状した繊維状断熱材１１を、合成樹脂シート製の袋１２に収容し、その外表面を布からなるカバー材１３で覆うようにしたものである。
【００１６】
この場合において、繊維状断熱材１１は、グラスウールやロックウールを所定のブロック形状に形成したものを用いることができる。
【００１７】
また、繊維状断熱材１１を収容する合成樹脂シート製の袋１２は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、フッ素樹脂樹脂等の任意の樹脂製のものを用いることができる。
【００１８】
また、カバー材１３は、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の合成繊維や綿繊維等からなる織布や編布を用いることができる。
【００１９】
この場合、家屋用断熱部材１を、枠部材としての床下収納庫Ｓの収納容器２によって区画された収納容器２の開口部より大きく形成し、収納容器２の開口部に圧縮した状態で装着するようにすることができる。
これにより、家屋用断熱部材１を収納容器２の開口部に装着したときに隙間が生じず、断熱性能を損ねたり、結露を生じる等の問題をなくすることができる。
【００２０】
この家屋用断熱部材１を、床下収納庫Ｓの収納容器２に装着される中蓋に使用することにより、断熱部材の形状を任意に設定することができ、断熱部材自体が収縮性を有することと相俟って、形状の自由度が大きく、汎用性が高いだけでなく、布からなるカバー材１３が合成樹脂シート製の袋１２が損傷を受けることを防止し、繊維状断熱材１１の飛散の問題をなくすることができる。
【実施例２】
【００２１】
図２〜図３に、本発明の家屋用断熱部材を天井点検口に適用した一実施例を示す。
この家屋用断熱部材１は、天井点検口Ｔの枠部材３に装着される断熱部材に適用するようにしたもので、ブロック形状した繊維状断熱材１１を、合成樹脂シート製の袋１２に収容し、その外表面を布からなるカバー材１３で覆うようにしたものである。
【００２２】
この場合、家屋用断熱部材１は、図２（ａ）に示すように、複数のブロック形状した繊維状断熱材１１を、それぞれ合成樹脂シート製の袋１２に収容し、その外表面を布からなるカバー材１３で覆うようにし、複数の合成樹脂シート製の袋１２に収容した繊維状断熱材１１の一辺同士を、カバー材１３を介して連結するようにするようにしている。
これにより、断熱部材の形状を任意に設定することができ、断熱部材自体が収縮性を有することと相俟って、形状の自由度が大きく、汎用性が高いだけでなく、布からなるカバー材１３が合成樹脂シート製の袋が損傷を受けることを防止し、繊維状断熱材１１の飛散の問題をなくすることができる。
【００２３】
そして、この家屋用断熱部材１は、図２（ｂ）に示すように、複数の合成樹脂シート製の袋１２に収容した繊維状断熱材１１の一辺同士を連結するカバー材１３の位置で、断熱部材を折り曲げることによって、形状を大きく変えることができ、これにより、図３に示すように、天井点検口Ｔの開口よりも大きく、かつ、厚みのある家屋用断熱部材１を、折り曲げた状態で天井点検口Ｔの開口から挿入し、天井裏で展げることによって、天井点検口Ｔに容易に装着することができる。
【００２４】
なお、本実施例の家屋用断熱部材１のその他の構成及び作用は、図１に記載した実施例の家屋用断熱部材１と同様である。
【００２５】
以上、本発明の家屋用断熱部材について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、また、適用対象も、実施例に記載した床下収納庫や天井点検口のほか、床下点検口等にも用いることができる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【００２６】
本発明の家屋用断熱部材は、汎用性が高く、繊維状断熱材の飛散の問題がないことから、家屋用断熱部材の用途に好適に用いることができる。
【符号の説明】
【００２７】
１ 家屋用断熱部材
１１ 繊維状断熱材
１２ 合成樹脂シート製の袋
１３ 布からなるカバー材
Ｓ 床下収納庫
Ｔ 天井点検口
【特許請求の範囲】
【請求項１】
枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、ブロック形状した繊維状断熱材を、合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなることを特徴とする家屋用断熱部材。
【請求項２】
枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、複数のブロック形状した繊維状断熱材を、それぞれ合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなる家屋用断熱部材であって、前記複数の合成樹脂シート製の袋に収容した繊維状断熱材の一辺同士を、カバー材を介して連結したことを特徴とする家屋用断熱部材。
【請求項３】
家屋用断熱部材を、枠部材によって区画された空間部より大きく形成し、該空間部に圧縮した状態で装着するようにしたことを特徴とする請求項１又は２記載の家屋用断熱部材。
【請求項１】
枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、ブロック形状した繊維状断熱材を、合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなることを特徴とする家屋用断熱部材。
【請求項２】
枠部材によって区画された空間部に装着される家屋用断熱部材において、複数のブロック形状した繊維状断熱材を、それぞれ合成樹脂シート製の袋に収容し、その外表面を布からなるカバー材で覆うようにしてなる家屋用断熱部材であって、前記複数の合成樹脂シート製の袋に収容した繊維状断熱材の一辺同士を、カバー材を介して連結したことを特徴とする家屋用断熱部材。
【請求項３】
家屋用断熱部材を、枠部材によって区画された空間部より大きく形成し、該空間部に圧縮した状態で装着するようにしたことを特徴とする請求項１又は２記載の家屋用断熱部材。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２０１２−２０００（Ｐ２０１２−２０００Ａ）
【公開日】平成２４年１月５日（２０１２．１．５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−１３９２０５（Ｐ２０１０−１３９２０５）
【出願日】平成２２年６月１８日（２０１０．６．１８）
【出願人】（３９２０３４７４６）吉川化成株式会社 (22)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年１月５日（２０１２．１．５）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年６月１８日（２０１０．６．１８）
【出願人】（３９２０３４７４６）吉川化成株式会社 (22)
【Ｆターム（参考）】
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