説明

家畜動物用の同化剤として有用な複素環式化合物

式(I)の化合物および薬学的に許容できるその塩は、β2アドレナリン受容体におけるアゴニストである。それらは、家畜動物用の飼料添加物として有用である。
【化1】





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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩[式中、
Aは−CH−であり、
Bは、−CH−、−C(CH−、−O−、−CH−CH−、−CH−O−もしくは−O−CH−であるか、または
−A−B−は−CH=CH−であり、
およびRのうちの一方はCH、他方はHであり、
、R、R、RおよびRは、それぞれ独立に、H、RおよびRから選択されるか、または
およびRは、一緒になって、−O−CH−CH−、−CH−CH−O−または−O−CH−O−であり、R、RおよびRは、それぞれ独立に、H、RおよびRから選択され、
は、ハロ、−CN、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−CHOH、−O−(C〜Cアルキル)、−O−CH−(C〜C)シクロアルキル、−COH、−CO(C〜Cアルキル)、−CONH、−CONH(C〜Cアルキル)、−CONH(C〜Cハロアルキル)、−CONH(C〜Cシクロアルキル)またはNHであり、
は、−OH、−NHSO(C〜Cアルキル)、−NHCO(C〜Cアルキル)、−NHCO(C〜Cハロアルキル)、−NHSO(C〜Cハロアルキル)または−NHSO(フェニル)である]。
【請求項2】
−A−が−CH−であり、−B−が−CH−もしくは−C(CH−であるか、または
−A−B−が−CH=CH−である、
請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項3】
−A−が−CH−であり、−B−が−CH−である、請求項2に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項4】
がHであり、RがCHである、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項5】
C−1’、C−6およびC−7における絶対立体化学がR,R,Rである、請求項4に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項6】
、R、R、RおよびRが、それぞれ独立に、H、RおよびRから選択され、但し、R、R、R、RおよびRのうちの少なくとも2個はHであるか、または
およびRが、一緒になって、−O−CH−CH−、−CH−CH−O−または−O−CH−O−であり、R、RおよびRがHであり、
が、ハロ、−CN、C〜Cアルキル、−CF、−CHOH、−O−(C〜Cアルキル)または−O−CH−(C〜C)シクロアルキルであり、
が−OHまたは−NHSO(C〜Cアルキル)である、
請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項7】
、R、R、RおよびRのうちの1個がRまたはRであり、R、R、R、RおよびRのうちの別の2個がHまたはRであり、R、R、R、RおよびRのうちの残りの2個がHである、請求項6に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項8】
がRである、請求項7に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項9】
が−OHである、請求項8に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項10】
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{(1R)−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{(1S)−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{(1RS)−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{(1S)−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{(1R)−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{[(1R)−3−(2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{[(1S)−3−(2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{[(1RS)−3−(2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{[(1R)−3−(2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−7−ヒドロキシ−6−{[(1S)−3−(2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−6−{[(1R)−3−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−6−{[(1S)−3−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−6−{[(1RS)−3−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−6−{[(1R)−3−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−6−{[(1S)−3−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−6−{[(1R)−3−(4,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−6−{[(1S)−3−(4,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−6−{[(1RS)−3−(4,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、
(6R,7R)−6−{[(1R)−3−(4,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン、および
(6R,7R)−6−{[(1S)−3−(4,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1−メチルプロピル]アミノ}−7−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン−2(1H)−オン
から選択される、請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩を含む、家畜動物用の飼料添加物。
【請求項12】
家畜動物における肉量または肉質を改善する方法であって、有効量の請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩を、前記家畜動物に投与するステップを含む方法。
【請求項13】
請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩が、動物飼料中に投与される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩が、ステロイド、ウシまたはブタソマトトロピン、抗生物質、ポリエーテルイオノフォア、抗コクシジウム物質、他の同化剤、駆虫剤、重炭酸ナトリウム、アカルボースまたは他のアミラーゼもしくはグリコシダーゼ阻害剤、酵素、アミノ酸、ミネラルおよび他の栄養補助食品から選択される1種または複数の他の剤と組み合わせて投与される、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記家畜動物がウシまたはブタである、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記家畜動物がトリである、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
薬剤として使用するための、請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩。
【請求項18】
請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容できるそのプロドラッグ、または薬学的もしくは獣医学的に許容できる前記化合物もしくはプロドラッグの塩と、薬学的に許容できる担体とを含む、医薬組成物。


【公表番号】特表2010−505938(P2010−505938A)
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−531935(P2009−531935)
【出願日】平成19年10月3日(2007.10.3)
【国際出願番号】PCT/IB2007/003027
【国際公開番号】WO2008/044127
【国際公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【出願人】(597014501)ファイザー・リミテッド (107)
【氏名又は名称原語表記】Pfizer Limited
【住所又は居所原語表記】Ramsgate Road, Sandwich, Kent, England
【Fターム(参考)】