説明

容器から桿状体を配送する装置及び方法並びに後続の搬送装置

本発明は、容器(1)から桿状体(2)、すなわち配送口(3)を有するホッパーからペットボトル用加工材料(プリフォーム)を配送する装置であって、配送口(3)に回転する円板(5)が備えられていることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器からの桿状体、特にホッパーからのペットボトル用中間加工品(プリフォーム)を配送する装置及びその方法並びに後続の搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
多数の製品は、時には、更に加工又は処理する前に大きな容器に一時保存される。例えば、繊維産業におけるコップ、特にブロー成形により製造するプラスチック・ボトルに必要な未加工のPETなど保存がこれに該当する。これらの容器は製品、特にプリフォーム又は後続加工装置用の材料の備蓄に供される。これらの容器の多くは繰り返し使用できる形状を有すると共にホッパーとして形成されている。ホッパーは、上部から下部へと大きな断面、錐状断面の移行部及び排出口を備えている。
【0003】
配送すべき製品、特にプリフォームは、大抵は細長く、従って嵩張っており、配送には好ましくない形状を有している。プリフォームを容器から取り出す際に互いに絡み合って、下方への移動が無いか又はブリッジの形成という問題が生ずることが多い。もしくは、多数の製品が配送口から雪崩のように一度に排出されることも問題である。従って、特に排出口の断面積が容器の大きな断面部よりも小さい場合、配送及び計量の制御が大きな問題である。
【0004】
本発明は、前工程において射出成形したプリフォームをブロー成形するペットボトルの製造に特に適用される。ペットボトル産業は、包装産業の先端技術分野である。コストを掛ければ、種々の形状、大きさ及び色彩のペットボトルが可能である。プリフォーム又はペットボトルは、個々の工程間を前後に搬送するか、時には処理することが必要となる。そのような設備の一部は、例えば特許文献1に記載されている。中空の円筒物体は、例えば、案内条、ベルト、キャリッジ、レールなどにより搬送される。例えば、加工機器が誤作動すると、著しい滞留が生ずる。この場合、従来は切換え機構により工程から抜き出して中間貯蔵器に貯蔵していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開第2007/028627A2号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、簡単に作動し、量の急激な変化に対応して製品流れを転送又は遮断できる装置及び方法を創成することにある。そのため、工程間のプリフォーム及びペットボトルの搬送を改善し且つ対象体を自在に扱うことによって高まる市場の要求に適合できる装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
配送口に回転する円板を備えることにより上記課題が解決される。
【0008】
回転する円板により、製品、特にプリフォームが容器から配送される。円板は径方向に上部構造を備えており、配送が確実に行なえるようにその回転数を制御することが好ましい。円板の回転数を変更することにより、配送すべきプリフォームの量を正確に制御できる可能性が開ける。円板の回転数を上げれば、配送量が増す。円板の回転を停止すると、プリフォームは配送されず、配送口は閉鎖される。
【0009】
円板の表面の上部構造は、プリフォームを配送口から掃きだすように作用する。上部構造を偏心させて配置することが、プリフォームの外方への移動の改善に適切であることが判明した。この上部構造は、例えば、径方向に真直ぐか又は湾曲して形成された仕切り条であってもよい。湾曲した仕切り条の場合には、湾曲が回転方向に追随するように形成して径方向への配送が促進されるように配慮すべきである。
【0010】
配送口と円板の間の円形又は多角形の環状開口部の幅が可変であることが本発明の他の特徴である。これによって、配送すべき種々の形状の製品に対応できる。配送すべき製品が厚いほど又は長いほど、環状開口部の幅を広くすべきである。簡単な実施例においては、配送口が形成された壁板か又は配送口を囲む壁板に、摺動可能な覆いを配置することにより種々に製品への対応ができる。
【0011】
円板の下方に分配板が備えられ、これにより製品、特にプリフォームがバラバラにされる。このような装置は、例えば国際公開第2006/084831A1号パンフレットに記載されている。
【0012】
現に、回転する円板により、プリフォームから緩やかに回転する柱が生成され、その柱が容器の内部へと伝播してプリフォームが滑って移動することが明らかになった。更に、回転する円板に、攪拌翼、例えば、配送口を通って容器内へ入り込んでいる螺旋状の攪拌棒を付加的に連結してもよい。桿状体を上方へ動かすように攪拌棒は勾配を有し、桿状体によるブリッジの形成を防ぐか、形成されたブリッジを解消させ、桿状体は確実に下方へ移動する。
【0013】
容器全体が貯蔵に利用できるので、上記のような桿状体の容器の使用は理想的である。最新の技術とは異なり、本発明ではブリッジを防ぐのに、かなりの空間を占める邪魔板など備えていない。その結果、配送が制御され、雪崩のような配送が起こらない。桿状体の配送は、回転する板への圧力には依存せず、種々の配送及び容器の高さによる配送が確実に行なえる。
【0014】
容器の内壁は、プリフォームの下方への移動が生じ易いように、波状に形成されることが好ましい。更に、人間の上半身が入るように容器の壁に大きな開口部が備えられている。これにより、別に製品に切換える前に、在留しているある製品用のプリフォームを簡単に取り除くことができる。
【0015】
特に、円板の回転数を制御することによって極めて正確且つ製品を傷めない計量が実現され、要望に応じて桿状体の供給に適合できる。
【0016】
課題を解決するために、更に少なくとも一部が中空の物体が、搬送装置に投入され、そこで空気空か及び/又は機械的に保持され、搬出装置により搬送装置から引出されるか又は吸引される。
【0017】
すなわち、プリフォーム及びペットボトルは、搬入装置又は搬出装置から完全に離れて搬送装置に個別に保持されるので、例えば搬入装置において滞留した際に、搬入装置に滞留圧を生成させずに搬出装置を停止できる。
【0018】
この装置のお陰で、プリフォームの流れに滞留圧が生ずることなく限定された状態を保って次の工程へ搬送が可能となる。また、プリフォームの流れを簡単な部材により受容することが可能である。
【0019】
搬送装置に円筒体を保持するのに、2つの可能性が考えられる。そのために、例えば、搬送装置の円筒状部材の孔内に吸引圧を生成させるか又は機械的に保持圧を生成させてもよい。
【0020】
このプリフォームの保持は、従来のようにプリフォームの頭部又はネックリング部を保持するのではなく、プリフォームの限定された本体の一部を保持することに特徴がある。これにより、保持が改善されると共に頭部又はネックリング部の変形が無くなる。
【0021】
加工及び搬送中プリフォーム又はペットボトルは本体の一部が保持されているので、物体に対する視野が制限されることはない。このため、搬送装置には必要な(例えば監視、排除する)作業機器を組合せることが可能となり、場合によっては、本発明の中心課題を解決する作業工程(プリフォームの待機)を組み込むことも可能となる。詳細は後述する。
【0022】
搬送装置において、保持されることが絶対に必要ではないが、搬送装置の表面に円筒体が入る凹部を形成してもよい。搬出装置に転送する直前に空気圧及び/又は機械的な保持を少なくとも部分的に高めてもよい。
【0023】
本発明において特に注目すべきは、円筒体が搬送装置に滞在中に、円筒体の処理又は光学的検査ができることである。搬送装置において円筒体は自在に扱えるので、処理手段を導入してもよい。例えば、円筒体内部の中空部に吹き込むとか、処理手段により噴霧してもよい。
【0024】
第一の実施例による装置では、軸の周りを回転する円筒状の車輪に孔は又凹部が備えられている。孔は、車輪の外部表面から径方向に内部へと通じており、段を備えている。この段により、孔の径が円筒体よりも小さな径へと狭められる。これにより、円筒体が孔内に深く引き込まれないようになる。孔は円錐状に形成してもよい。
【0025】
孔は、車輪の内部において、真空発生源に連結された分割された空間に通じている。この孔は常に分割された空間に連結されず、従って回転により真空発生源との連結が切れることが好ましい。そのため、空間は分割され環状空間の一部となっており、環状空間の他の部分は真空発生源とは通じないように構成される。環状空間の他の部分が孔を閉鎖するので、真空が及ばず円筒を孔から取り出すことができる。
【0026】
所望の目論みが達成できるように、分割された空間の大きさは可変であることが好ましい。遮蔽翼又は遮蔽スライドにより可変にできる。分割された空間を形成する部材を交換することも考えられる。
【0027】
機械的な保持についても多数考えられるが、ここでは数例にとどめる。一実施例では、2つの円盤が重なり合うか又は隣接して配置されている。円筒体は、搬入装置から2つの円板の間に取り込まれ、搬送装置へ渡される。少なくとも一方の円板は弾性に形成しているので、押圧部材により円筒体を所定の領域において押圧することができる。
【0028】
更に別の実施例では、円板は共通の軸は有しておらず、2つの回転軸がある角度に配置されている。このため、2つの円板による挟持力は角度全体に渉って同じではない。円筒体は2つの円板の間に穏やかに取り込まれ、しっかりと保持され、次の工程へと渡される。
【0029】
少なくとも一方、できれば2つの円板の内面を弾性リングで覆うと、円筒体の保持が更に改善される。リングは回転軸の周りに配置される。
【0030】
他の実施例では、少なくとも1つの円板上に、個々に分割された多数の板バネが回転軸の周りに配置されている。この場合、2つの円板は連結され、その間に円筒体を収容する空間を形成している。板バネにより、保持力が生成される。上記の弾性円板と同様に、円筒体を下方へ加圧する板バネの押圧部材が板バネの所定の領域に配置されている。この場合、一方の円板はストッパーとして作用し板バネに対する偏向角を制限する。
【0031】
多くの場合、円筒体が搬送装置に引き取られ、円筒体を後方へ、特に直線状に転送する付属の転送機構に保持されることが望ましい。この転送は、搬送装置の円筒状輪の孔と同調する開口部を備えたベルトにより実行される。ベルトは、搬送装置の円筒状輪の外周の大部分に渉って巻かれているので、円筒体は先ずベルトの開口部を通り次いで円筒状輪の孔へと入り込む。円筒体が搬送装置を離れる際には、ベルトにより孔より引き出され、ベルトの開口部に保持されたまま運ばれる。
【0032】
円筒体をより良く保持するために、ここで述べる実施例では、ベルトの開口部の側方に挟持板が備えられている。この挟持板は、円筒体が円筒状輪に深く入り込まないように働く。このことは、例えば円筒体のリングネックが挟持板により保持されることにより行われる。更に、円筒状輪の領域における挟持板はその角度が開いているので、円筒体を挟持板の間に押し込むことができる。その後、ベルトは再び直線状に走行するので、挟持板の角度は狭まり、円筒体は挟持板に保持された状態で搬送される。
【0033】
円筒状輪の外側面に歯を備えてベルトは歯付ベルトとして形成してもよい。これにより、ベルトの開口部と円筒状輪の孔とが同調するので、一つの工程とすることが可能となる。
【0034】
滞留圧に対向するため、搬送装置は滑りクラッチを介して駆動機構に連結されている。簡単な実施例では、輪又は円板の回転軸の周りにベルトが巻かれて滑りクラッチとして作用する。
【0035】
更に、搬送装置に処理装置を備えることもできる。プリフォーム又はペットボトルの処理装置の構成及び配置例は請求項28〜39に記載されている。上述のように、プリフォームの頭部及びプリフォームの開口部を自由に監視及びアクセスができることから、プリフォーム及び類似のペットボトルの内部を処理装置により洗浄(吹き込み)ができ、それにより増大する市場の要求に適切に対応できる可能性が開ける。洗浄に加えて、円筒体をイオン化及び/又は光学的に検査することも可能である。
【0036】
言うまでも無く、上述の円筒状輪の孔を減圧にして円筒体を吸引することにより、円筒体の外側にたまたま付着した汚れも取り除くことができる。それにより、後続のブロー成形においてペットボトルの表面の品質に影響を及ぼす汚れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明による桿状体を容器から配送するための装置の断面図
【図2】図1の装置の縮小断面図
【図3】図2の装置の使用状態を示す断面図
【図4】図1の装置の別の実施例を示す側面図
【図5】図4のV−Vに沿った断面図
【図6】図1の装置の展開された状態の一部を示す斜視図
【図7】図1の装置の展開された状態の一部を示す別の実施例の斜視図
【図8】図6の装置の分配板周りを示す平面図
【図9】図7の装置の分配板周りを示す平面図
【図10】本発明による円筒体を搬入装置から搬出装置へと搬送する装置の斜視図
【図11】図10の装置の水平断面図
【図12】本発明による装置の別の実施例の部分斜視図
【図13】図12の水平断面図
【図14】円筒状輪の別の実施例を示す水平断面図
【図15】図10の装置に相当する別の実施例を示す斜視図
【図16】図15の水平断面図
【図17】図10の装置に相当する更に別の実施例を示す斜視図
【図18】図17水平断面図
【図19】図11とは異なった物体を装着した装置を示す部分水平断面図
【図20】図10の装置に相当する別の実施例を示す斜視図
【図21】図20の側断面図
【図22】図10の装置に相当する別の実施例を示す斜視図
【図23】図22の側断面図
【図24】図10の装置に相当する装置の円筒状輪への拡張機構を示す斜視図
【図25】別の拡張機構を示す水平断面図
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、本発明の利点、特徴及び詳細について、図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0039】
図1に示すように、ホッパー1内に不規則に存在するプリフォーム2が配送口3を通って配送されるようになっている。配送口3は、ホッパー1の壁板4に囲まれている。配送口3の下方には、回転軸6に装着された円板5が備えられている。
【0040】
回転駆動機構8に連結された回転軸6は2つのベアリング7.1、7.2内で回転する。更に、回転軸6は、例えば円板状の分配板9に囲まれているが、拘束されてはいない。
【0041】
図6〜図9に示すように、円板5の表面10には上部構造物が取り付けられている。図6及び図8に示すように、上部構造とは真直ぐの仕切り条11のことで、円板5の中心Mから外れて取り付けられている。他方では、図7及び図9に示すように、円板5の表面10に湾曲した仕切り条12が取り付けられ、この仕切り条12の湾曲部は円板5の回転方向に追随している。
【0042】
図1から、円板5は回転軸6からの回転が伝わらない方法で取り付けられていることがわかる。回転軸6には延長軸13が連結され、そこには螺旋状の撹拌棒14が装着されている。撹拌棒14の一端は広がった形状で他端は先細りの形状となっている。
【0043】
更に、壁板4には、該壁板に沿って可動に覆い15が取り付けられている。覆い15の径dは、壁板4の径dよりやや大きい(図2参照)。配送口3の径dは、円板5の径dとほぼ同じである(図3参照)。図2、図3に示すように、覆い15が壁板4に沿って移動するに伴って、壁板4と円板5の間の環状開口部16の垂直方向の開口幅Wが変化する。
【0044】
図4及び5に示すように、分配板は平面状ではなく円錐状分配板9.1でもよい。
【0045】
以下に、ホッパーからのプリフォームの配送について説明する。
【0046】
不図示のプリフォーム生成装置から、桿状のプリフォーム2がホッパー1に到達する。プリフォーム2は、例えば欧州特許出願公開第05100893.6号明細書に記載の装置により、ホッパー1から配送及び分配される。分配の際に、平面状分配板9又は円錐状分配板9.1を回転させてもよい。
【0047】
回転駆動機構8により、円板5が回転方向zへと回転して配送が行われる。その際、回転軸6はその中心軸の周りを回転する。
【0048】
円板5の回転により、プリフォームは仕切り条11又は12に捕捉されて移動して円板5の表面10に載置される。円板5の回転の際に、プリフォームは仕切り条11又は12に沿って外方に移動し、環状開口部16を通って分配板9又は円錐状分配板9.1へと落下する。仕切り条12が回転方向zに追随して湾曲しているとプリフォームの外方への移動が促進されるので、少ない回転数でもよい。偏心した真直ぐな仕切り条11でも同様の効果が得られる。円板の回転数を変化させることにより、配送すべきプリフォームの量を正確に制御できる。最大の回転数では最大の排出量となる。回転数が0ではプリフォームが配送されず、排出が停止される。
【0049】
壁板4に沿って覆い15を移動させることにより、環状開口部16の大きさが変化する。短いプリフォームでは環状開口部16の幅を狭く設定する。長いプリフォーム又は厚いプリフォームでは幅を広く設定する。
【0050】
プリフォームの配送に加えて、円板5の回転がホッパーの内部まで伝わって緩やかに回転するプリフォームの柱が形成され、プリフォームが下方へ移動する。今までよりも大きく高い容器を構築して、試したところ充填量が増し充填高さが増しても配送及び下方への移動は同様に良好であった。
【0051】
壁板4において下方への移動が困難な場合には、更に装置を追加する。その場合には、ホッパー内に攪拌翼を設置することを意味する。例えば、回転駆動機構8の回転軸に連結された螺旋状の攪拌翼が好ましい。攪拌翼の傾き及び回転運動により、桿状体が上方へと移動するので桿状体によるブリッジの形成が抑えられ下方への移動が可能となる。
【実施例2】
【0052】
図10及び11に、本発明による第1の実施例である円筒形のプリフォームを移送する装置Pが示されている。特許文献1に記載されているように、回転円板101上において、搬入装置102と搬出装置103の間に搬送装置104が備えられている。この搬送装置104は円筒状輪107として形成され、回転軸105の周りを矢印106の方向に回転する。
【0053】
円筒状輪107は、多数の孔109が形成された外部側面108を有している。図11から明らかなように、孔109は、外部側面108から円筒状輪107の内部へと径方向に伸長している。ぞれぞれの孔109はやや楕円状に形成された開口部110を有し、その開口部には収容空間111が連結し、該収容空間は段112により孔部113へと連なっている。この孔部113の径は、収容空間111の径及びプリフォーム114の径よりも小さい。
【0054】
円筒状輪107の内部には、静止した円形の空間115が形成され、不図示の真空発生源に連結されている。空間115は、環状空間116の一部であり、該環状空間の周りを吸引空間107が回転する。環状空間116の空間115以外の部分は閉鎖されており、真空発生源には連結されていない。
【0055】
次に本実施例の作用を説明する。
【0056】
プリフォームは、特許文献1に記載されているように、回転円板101上においてばらされ、搬入装置102を離れる。プリフォーム114が回転している搬送装置104に達するとその一端が孔109に取り込まれる。プリフォームが取り込まれ易くするため、開口部110が楕円状に形成されている。真空源へ連結された円形の空間115を用いて、孔109への取り込みが実行される。これによってプリフォーム114は吸引状態に保たれて搬出装置に到達し、開放される。プリフォームは孔109に嵌合及び/又は係止された状態で保持される。
【0057】
孔に保持されたプリフォーム114は更に回転して搬出装置103に到達し、プリフォームのネックリング117の下方がレール条により受けられる。同時に孔109は区分けされた空間115域から環状空間116域に到達するので、真空による吸引が作用しなくなり、プリフォーム114が開放される。孔109の段112により、プリフォームが孔109所定の深さまで吸引されるので、プリフォームの孔から突出した部分の長さは常に同一となる。これにより、搬出装置への受け渡しが確実に実行される。
【実施例3】
【0058】
本発明の別の実施例による図12、13に示す装置Pは、円筒状輪107.1の外部側面108.1に、軸105に平行なプリフォームの外側面119を受けるように多数の凹部118が形成されている。孔109.1は、プリフォームを受け且つ吸引するのに供される。そのために、孔109.1は、真空発生源に連結されている空間115.1と連結可能に構成される。
【0059】
図14は、環状空間116内の空間115を区分けして、所望の孔109が吸引されるように位置を調整できる可能性を示している。減圧域として形成された空間115は、遮蔽翼121を軸105の周りを回転させて、摺動式開口部120を開閉させることにより真空域への連結を調整し所望の孔の減圧が可能となる。双方向矢印122で示すように、遮蔽翼121は空間115の隔壁123と共に回転する。
【実施例4】
【0060】
図15、16に示すように、別の実施例による円筒体を移送する装置Pでは、歯付ベルト124が円筒状輪107.2の一部に巻かれている。この歯付ベルト124は、円筒状輪107.2の外側部に形成された歯125と共動する。支持ローラ126により、円筒状輪107.2の歯状外側部は歯付ベルト124と常に噛合った状態となる。歯付ベルト124には、円筒状輪107.2に装着した際に孔109の位置に合うように開口部127が形成されている。
【0061】
本実施例は、移送装置、すなわち円筒状輪107.2が歯付ベルト124を外れると、プリフォーム114が孔109から引き出されることが特徴である。この装置では、プリフォームを直ちに搬出装置103に搬送することも、歯付ベルト124の開口部127内に所望の長さに渉って滞留させることも可能である。例えば、後述するように、そこでプリフォームを処理することもできる。
【実施例5】
【0062】
図17、18には、更に別の実施例を示す。ここに示される本発明による円筒体を移送する装置Pは、歯付ベルト124の開口部127に接して挟持板を備え、プリフォーム114は2つ挟持板128.1と128.2の間に保持される。挟持作用を強めるためにそれぞれの挟持板128.1、128.2は肉厚の先端部129を有している。
【0063】
歯付ベルト124が、歯125により円筒状輪107.2の周りを案内されると、挟持板128.1と128.2の角度が開くのでプリフォームが挟持板の間に押し込まれる。歯付ベルト124が直線となる部分では、開いた角度が狭められてプリフォームが挟持される。
【0064】
プリフォーム114の移送を改善するために、搬送部においては支持覆い130.1及び130.2を備え且つ後続の部分には支持条を備えている。特に、支持覆いはプリフォームのネックリングと嵌合し、孔にプリフォームが深く吸引されるのを防いでいる。
【0065】
図19は、円筒体、ここではボトル131が、円筒状輪107の孔109の開口部に受容された状態を示している。ここでは、ボトル131の首132が孔109内に差し込まれている。同様に、ボトル131の底部が、その大きさに対応した孔109に受容されてもよい。
【実施例6】
【0066】
図20、21には、円筒体を配送する装置Pが図示されている。配送装置には、それぞれの回転軸A、Bの周りを同調して回転する2つの円板133.1、133.2が備えられている。回転軸AとBは同一軸上ではなく、角度wを成している。すなわち、回転軸A、Bは互いに傾斜した状態にあり、プリフォームを挟持する間は互いに僅かな間隔を保っている。2つの円板の傾いた位置関係又は角度のために挟持力は、2つの円板が形成する角度全体に渉って同じではない。プリフォームは、円板133.1と133.2の間にしっかりとではあるが、柔らかく保持され且つ穏やかに搬送される。2つの円板は、それ自体を弾性素材で形成するか又はその内面134を弾性リング135で覆うことが好ましい。
【実施例7】
【0067】
図22、23には、別の実施例である円筒体を移送する装置Pが図示されている。本実施例は、2つの円板133.3と133.4が互いに連結されて軸105の周りを回転する構成であることが前述の実施例とは異なっている。2つの円板の間にプリフォーム114受ける環状空間136が形成されている。環状空間136の高さは、プリフォームの直径よりも大きいので、挟持する部材を備えることが必要である。そのため、上部の円板133.4、すなわち全体の構成と共に回転する板バネ137が備えられている。回転により板バネ137は、静止している押圧部材138に到達し、円板133.4に接するまで押圧部材を下方へ押圧する。それにより、板バネ137はその挟持端139において円板133.4に作用してプリフォーム114を押圧する。
【0068】
図23には、搬送装置104の駆動機構も図示されている。下の円板133.3の周囲に、円形ベルトを受ける溝140が形成されている。この円形ベルトは、モータに連結されている。例えば、本実施例による装置においてプリフォームが滞留し搬送装置まで戻されると、円形ベルトと円板133.3との連結が摩擦クラッチとして作用し、プリフォームの供給が停止する。
【0069】
本発明の思想は、搬送装置104内又は搬送後の物体を処理するか又はカメラを用いて光学的に制御することにも適用できる。図24にはその例が図示されている。例えば、プリフォーム114にイオン化された空気などを吹き込むノズルとしての処理装置141は、孔109内に在るプリフォームと共に回転する。処理装置141は、ブッシュ143により回転円板144に連結されたアーム142に取り付けられている。アーム142は、回転円板144と共に軸105の周りを回転する。軸105には、アーム142の処理装置141とは逆の端部に備えられた車輪146を支えるカム板145が固定されている。カム板145は、要望に応じて処理装置141をプリフォーム114へ挿入するか、取り出せるように構成されている。
【実施例8】
【0070】
図25には、プリフォームの後処理の実施例として、無限ベルト147に設置された処理装置141.1が図示されている。無限ベルトは、2つの回転ローラ148.1、148.2を巡って循環し且つ2つの支持部材149.1、149.2によりプリフォームへと案内される。支持部材149.1と149.2の間には、ノズル141.1を通してプリフォーム114の内部にイオン化された空気を吹き込む加圧空間150が備えられている。歯付ベルト124と無限ベルト147は互いに同期して回転する。
【0071】
図16において説明したように、プリフォーム114は、減圧領域151を通過する歯付ベルト124の開口部127内に在るので、プリフォーム114は歯付ベルト124の開口部127内に保持される。処理されたプリフォーム114は、案内条152により機械的に押出されて搬出装置103へと搬送される。本実施例において、減圧によって逆さの状態のプリフォームであっても歯付ベルト124に保持できることは明らかである。
【符号の説明】
【0072】
1 ホッパー
2 プリフォーム
3 配送口
4 壁板
5 円板
6 回転軸
7 ベアリング
8 回転駆動機構
9 分配板
10 表面
11 (真直ぐな)仕切り条
12 (湾曲した)仕切り条
13 延長軸
14 撹拌棒
15 覆い
16 環状開口部
101 円板
102 搬入装置
103 搬出装置
104 搬送装置
105 回転軸
106 回転方向
107 円筒状輪
108 外部側面
109 孔
110 開口部
111 収容空間
112 段
113 孔部
114 プリフォーム
115 空間
116 環状空間
117 ネックリング
118 凹部
119 外部側面
120 摺動式開口部
121 遮蔽翼
122 双方向矢印
123 隔壁
124 歯付ベルト
125 歯
126 支持ローラ
127 開口部
128 挟持板
129 先端部
130 支持覆い
131 ボトル
132 首
133 円板
134 内面
135 弾性リング
136 環状空間
137 板バネ
138 押圧部材
139 挟持端
140 溝
141 処理装置
142 アーム
143 ブッシュ
144 回転円板
145 カム板
146 車輪
147 無限ベルト
148 回転ローラ
149 支持部材
150 加圧空間
151 減圧領域
152 案内条
d 覆い15の径
壁板4の径
配送口3の径
円板5の径
w 角度
z 回転方向
A 円板133.1の回転軸
B 円板133.2の回転軸
M 円板5の中心点
P (円筒体の)配送装置
W 環状開口部16の開口幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器(1)から桿状体(2)、すなわち配送口(3)を有するホッパーからペットボトル用加工材料(プリフォーム)を配送する装置であって、
配送口(3)に回転する円板(5)が備えられていることを特徴とする装置。
【請求項2】
回転する円板(5)の径(d)がほぼ配送口(3)の径(d)と同一であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
回転する円板(5)の回転数が可変であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装置。
【請求項4】
回転する円板(5)の表面(10)は配送口(3)に面して上部構造(11、12)を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
上部構造(11)は偏心した仕切り条であることを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
上部構造(12)は回転方向(z)に追随して形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の装置。
【請求項7】
配送口(3)と円板(5)の間に覆い(15)が備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
覆い(15)は、配送口(3)の径(d)よりもやや大きい径(d)を有する環状体であることを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
覆い(15)は配送口(3)と円板(5)の間に可動に配置されていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の装置。
【請求項10】
覆い(15)により、配送口(3)と円板(5)の間の(円形又は多角形の)環状開口部(16)の幅(w)が変更されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
配送口(3)は、壁板(4)で囲まれ、該壁板に対し覆い(15)が可動であることを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
円板(5)は分配板(9、9.1)の上方に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
前記分配板は回転するか又は静止した円錐状分配板(9.1)であることを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項14】
撹拌翼(14)は、配送口(3)を通って容器(1)に挿入されていることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の装置。
【請求項15】
前記撹拌翼は螺旋状の撹拌棒(14)であることを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
螺旋状の攪拌棒(14)により円筒状の空間が形成されることを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
撹拌翼(14)は、回転軸(6)上に載置されていることを特徴とする請求項14ないし請求項16のいずれか1項に記載の装置。
【請求項18】
回転軸(6)には円板(5)も載置されていることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
円板(5)には回転駆動機構(8)が備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項18のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
プリフォーム又はペットボトルなどの中空の円筒体を搬入装置(102)から取り外し搬出装置(103)へと搬送する方法であって、
少なくとも一部の中空の円筒体(114、131)は搬送装置(104)に取り込まれて空気圧及び/又は機械的に保持され、搬出装置(103)により搬送装置(104)から引き取られることを特徴とする方法。
【請求項21】
搬送装置(104)内の円筒体(114、131)に吸引力が及ぼされることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
搬送装置(104)内の円筒体(114、131)に機械的な保持圧が及ぼされることを特徴とする請求項20又は請求項21に記載の方法。
【請求項23】
孔(109)に適合している円筒体の少なくとも一部が搬送装置(104)に引き取られることを特徴とする請求項20ないし請求項22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
円筒体の少なくとも一部が搬送装置の外部側面(108.1)に形成された凹部(118)に受けられていることを特徴とする請求項20ないし請求項22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
搬出装置(103)に渡される前に空気圧及び/又は少なくとも部分的に機械的保持が高められることを特徴とする請求項20ないし請求項24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
円筒体は搬送装置に滞在中及び/又は滞在後に処理されることを特徴とする請求項20ないし請求項25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
請求項20ないし請求項26のいずれか1項に記載の方法を実施する装置であって、
搬送装置(104)は、円筒体(114、131)の少なくとも一部を受容する孔(109)を備えていることを特徴とする装置。
【請求項28】
孔(109)内には、孔(109)の径を円筒体の径よりも狭める段(112)が形成されていることを特徴とする請求項27に記載の装置。
【請求項29】
請求項20ないし請求項26のいずれか1項に記載の方法を実施する装置であって、
搬送装置(104)の外部側面(108.1)に、円筒体を受けるために孔(109.1)を介して真空発生源に連結可能に凹部(118)が形成されていることを特徴とする装置。
【請求項30】
搬送装置は軸(105)の周りを回転する円筒状輪(107、107.1、107.2)として形成され、その円筒状輪(107、107.1、107.2)の外部側面(108、108.1)から内部に孔(109、109.1)が径方向に通じていることを特徴とする請求項27ないし請求項29のいずれか1項に記載の装置。
【請求項31】
孔(109、109.1)は真空発生源に連結可能であることを特徴とする請求項27ないし請求項30のいずれか1項に記載の装置。
【請求項32】
円筒状輪(107、107.1、107.2)の内部に、孔(109、109.1)と通じ真空発生源と連結されている部分的円形空間(115、115.1)が形成されていることを特徴とする請求項31に記載の装置。
【請求項33】
円筒状輪(107、107.1、107.2)の内部に環状空間(116)が形成され、該環状空間内部の真空発生源との連結を可変とする軸(105)の周りを回転可能な遮蔽翼(121)又は遮蔽弁が備えられてことを特徴とする請求項31に記載の装置。
【請求項34】
前記搬送装置は、重なり合うか又は隣り合った2つの円板(133.1、133.1;133.3、133.4)により構成され、各々の円板は軸(A、B)の周りを同期して回転することを特徴とする請求項20ないし請求項26のいずれか1項に記載の装置。
【請求項35】
2つの軸(A、B)はある角度(w)を成していることを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項36】
各々の円板(133.1、133.1;133.3、133.4)はその内面に回転軸(105)を巡って弾性リング(135)で覆われていることを特徴とする請求項34又は請求項35に記載の装置。
【請求項37】
多数の個々に分割された回転軸(105)の周りに配置された板バネ(137)が少なくとも一方の前記円板に備えられていることを特徴とする請求項34ないし請求項36のいずれか1項に記載の装置。
【請求項38】
少なくとも一部の板バネ(137)に押圧部材(138)が備えられていることを特徴とする請求項37に記載の装置。
【請求項39】
円板(133.4)は板バネ(137)に対しストッパーとして作用することを特徴とする請求項37又は請求項38に記載の装置。
【請求項40】
円筒状輪(107.2)の外部側面の少なくとも一部は、円筒状輪(107.2)の孔(109)と対応して開口部(127)を有するベルト(124)に巻かれことを特徴とする請求項30ないし請求項39のいずれか1項に記載の装置。
【請求項41】
ベルト(124)の開口部(127)の側方に挟持板(128.1、128.2)が取り付けられていることを特徴とする請求項40に記載の装置。
【請求項42】
各々の挟持板(128.1、128.2)は肉厚の先端部(129)を有していることを特徴とする請求項41に記載の装置。
【請求項43】
円筒状輪(107.2)の搬送領域に支持覆い(130.1、30.2)が備えられていることを特徴とする請求項40ないし請求項42のいずれか1項に記載の装置。
【請求項44】
円筒状輪(107.2)の外部側面は歯が形成され前記ベルトは歯付ベルト(124)として形成されていることを特徴とする請求項40ないし請求項43のいずれか1項に記載の装置。
【請求項45】
円筒状輪(107、107.1、107.2)又は円板(133.1、133.1、133.3、133.4)の回転駆動機構には駆動ベルトが備えられ、該円筒状輪又は該円板と共に滑りクラッチとして作用することを特徴とする請求項30ないし請求項44のいずれか1項に記載の装置。
【請求項46】
搬送装置(104)には、円筒体(114、131)を処理する装置(141、141.1)が備えられていることを特徴とする請求項27ないし請求項45のいずれか1項に記載の装置。
【請求項47】
搬送装置(104)には、円筒体(114、131)を処理する装置(141、141.1)が取り付けられていることを特徴とする請求項27ないし請求項46のいずれか1項に記載の装置。
【請求項48】
処理装置(141、141.1)は、円筒体の中空空間に配置されていることを特徴とする請求項46又は請求項47に記載の装置。
【請求項49】
処理装置(141)は旋回可能なアーム(142)に取り付けられていることを特徴とする請求項48に記載の装置。
【請求項50】
アーム(142)を連結するブッシュ(143)が、円筒状輪(107、107.1、107.2)又は円板(133.1、133.2;133.3、133.4)の軸(105)の周りを回転する回転円板(144)に備えられていることを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項51】
アーム(142)の処理装置(141)とは逆の端部は、回転軸(105)に固定されたカム板(145)に支えられていることを特徴とする請求項50に記載の装置。
【請求項52】
処理装置(141.1)は無限ベルト(147)に備えられ、該無限ベルトによって円筒体の中空空間へと案内されることを特徴とする請求項48に記載の装置。
【請求項53】
無限ベルト(147)2つの回転ローラ(148)及びその近辺の支持部材(149.1、149.2)を巡って循環することを特徴とする請求項52に記載の装置。
【請求項54】
処理装置(141.1)は加圧室(150)を通って循環することを特徴とする請求項52又は請求項53に記載の装置。
【請求項55】
搬送領域の後方の歯付ベルト(124)に減圧領域(151)が備えられていることを特徴とする請求項40ないし請求項54のいずれか1項に記載の装置。
【請求項56】
減圧領域(151)の終端に、中空体を歯付ベルト(124)から押出す案内条(152)が備えられていることを特徴とする請求項55に記載の装置。
【請求項57】
処理装置(141、141.1)は中空体内に処理剤を注入するノズルであることを特徴とする請求項48ないし請求項56のいずれか1項に記載の装置。
【請求項58】
前記処理剤はイオン化された空気であることを特徴とする請求項57に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公表番号】特表2010−500263(P2010−500263A)
【公表日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−524120(P2009−524120)
【出願日】平成19年8月15日(2007.8.15)
【国際出願番号】PCT/EP2007/007201
【国際公開番号】WO2008/019836
【国際公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願人】(508071353)A20 アーゲー (2)
【Fターム(参考)】