説明

密封袋とその製造方法及び装置

【課題】ソース等を充填した密封袋の角部が使用者に当たっても不快感を与えないようにする。
【解決手段】一辺に折り返し部が生じるようにフィルム状包材が折り畳まれ、この折り畳まれたフィルム状包材の重畳体の四辺がヒートシール部8,9,10,11で閉じられることにより、内容物が封入される。上記一辺の折り返し部に、この一辺の両端間を貫通するパイプ状の非ヒートシール部12が残るように、ヒートシール部9が形成され、上記一辺の対向辺に、この対向辺の両端間にわたって非ヒートシール部13が残るように、ヒートシール部8が形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流動体、粘稠(ねんちゅう)体、粉体等を充填しヒートシール部で密封した密封袋とその製造方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スープ、ソースのような流動体、練りからしのような粘稠体等を充填し密封するには、フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離すようにしている(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0003】
図1(B)及び図2(B)はこのようにして得られた密封袋の一例を示す。密封袋1を構成するフィルム状包材15の四辺は縦ヒートシール部2,3と横ヒートシール部4,5でそれぞれ閉じられ、内部にはスープ等の内容物Aが密封されている。この密封袋1は、例えば弁当に添付され、弁当を購入した者により喫食に際して開封され使用される。
【0004】
また、従来、密封袋の角が使用者の手に当たっても使用者に不快感を与えないようにするため、密封袋の辺や角にパイプ状又はヒレ状の非ヒートシール部を設けることが提案されている(例えば、特許文献3、4参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−354210号公報
【特許文献2】特開2002−104310号公報
【特許文献3】特開2007−99364号公報
【特許文献4】特開2009−73504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図1(B)に示したように、従来の密封袋1は、折り返し部と反対側のヒートシール部2では非ヒートシール部13が耳状に形成されるが、折り返し部では縦横のヒートシール部3,4,5の存在により尖った角部6が形成される。この角部6が使用者に当たると使用者に不快感を与えることになる。また、この角部6が他の包装品等に当たると、他の包装品等の包装が傷付けられるおそれがある。
【0007】
上述したように密封袋の辺や角にパイプ状又はヒレ状の非ヒートシール部を設けることで密封袋の尖った角部は解消されるが、引用文献3の密封袋はヒレ状又はパイプ状の非ヒートシール部が天側と底側とにおけるヒートシール部によって潰れているので、天側及び底側の各角には尖った角部が依然として存在し、根本的な解決策とはなっていない。
【0008】
引用文献4の袋にもヒレ状の非ヒートシール部が形成されるが、引用文献4の図1に示されるように、二枚のフィルムの両側にヒレ状の非ヒートシール部が正確に形成されるよう二枚のフィルムを重ねてヒートシールするのは面倒である。また、引用文献4の図8に示される袋はその一辺にヒレ状の非ヒートシール部を有するのみであり、その対向辺上には尖った角部が依然として存在し、根本的な解決策とはなっていない。
【0009】
本発明はこのような問題点を解消することができる密封袋を提供することを目的とする。また、この密封袋の製造に適した製法及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
【0011】
すなわち、請求項1に係る発明は、図1(A)に例示されるように、一辺に折り返し部が生じるようにフィルム状包材が折り畳まれ、この折り畳まれたフィルム状包材の重畳体の四辺がヒートシール部で閉じられることにより、内容物が封入された密封袋において、上記一辺の折り返し部に、この一辺の両端間を貫通するパイプ状の非ヒートシール部が残るように、ヒートシール部が形成され、上記一辺の対向辺に、この対向辺の両端間にわたって非ヒートシール部が残るように、ヒートシール部が形成された密封袋を採用する。
【0012】
請求項2に係る発明は、図5に例示されるように、一辺に折り返し部が生じるようにフィルム状包材が折り畳まれ、この折り畳まれたフィルム状包材の重畳体の四辺が折り返し部とヒートシール部で閉じられることにより、内容物が封入された密封袋において、上記一辺の折り返し部の両端における角部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、この一辺の折り返し部に交差する二辺にヒートシール部が各々形成され、上記一辺の対向辺に、この対向辺の両端間にわたって非ヒートシール部が残るように、ヒートシール部が形成された密封袋を採用する。
【0013】
請求項3に係る発明は、図7に例示されるように、対向する二辺に折り返し部が生じるようにフィルム状包材が折り畳まれ、この折り畳まれたフィルム状包材の重畳体における両折り返し部間の合掌状開放縁にヒートシール部が形成され、他の対向する二辺がヒートシール部で閉じられることにより、内容物が封入された密封袋において、上記両折り返し部の各々の両端における角部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記他の対向する二辺のヒートシール部が各々形成された密封袋を採用する。
【0014】
請求項4に係る発明は、図1(A)に例示される密封袋の製造方法であり、フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造方法において、上記フィルム状包材の長さ方向に沿った折り返し部に、長さ方向に貫通するパイプ状の非ヒートシール部が残るように、他の縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記折り返し部の対向辺に、非ヒートシール部が残るように、上記筒状の重畳体を形成するための縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成する密封袋の製造方法を採用する。
【0015】
請求項5に係る発明は、図5に例示される密封袋の製造方法であり、フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造方法において、上記フィルム状包材の長さ方向に沿った折り返し部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記折り返し部の対向辺に、非ヒートシール部が残るように、上記縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記横ヒートシール部上での切り離しを、上記気泡状の非ヒートシール部を分断するように行う密封袋の製造方法を採用する。
【0016】
請求項6に係る発明は、図7に例示される密封袋の製造方法であり、フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な二本の線上で折り返しつつ、対向する二辺に合掌状開放縁を形成し、この合掌状開放縁に縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、上記長さ方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造方法において、上記重畳体の両折り返し部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記横ヒートシール部上での切り離しを、上記気泡状の非ヒートシール部を分断するように行う密封袋の製造方法を採用する。
【0017】
請求項7に係る発明は、図1(A)に例示する密封袋の製造装置であり、フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造装置において、上記フィルム状包材の長さ方向に沿った折り返し部に、長さ方向に貫通するパイプ状の非ヒートシール部が残るように、他の縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記折り返し部の対向辺に、非ヒートシール部が残るように、上記筒状の重畳体を形成するための縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成する縦ヒートシール手段及び横ヒートシール手段が設けられた密封袋の製造装置を採用する。
【0018】
請求項8に係る発明は、図5に例示する密封袋の製造装置であり、フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造装置において、上記フィルム状包材の長さ方向に沿った折り返し部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記折り返し部の対向辺に、非ヒートシール部が残るように、上記縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成する縦ヒートシール手段及び横ヒートシール手段と、上記横ヒートシール部上での切り離しを、上記気泡状の非ヒートシール部を分断するように行う切断手段とを具備した密封袋の製造装置を採用する。
【0019】
請求項9に係る発明は、図7に例示する密封袋の製造装置であり、フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な二本の線上で折り返しつつ、対向する二辺に合掌状開放縁を形成し、この合掌状開放縁に縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、上記長さ方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造装置において、上記重畳体の両折り返し部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記上下の横ヒートシール部を形成する横ヒートシール手段と、上記横ヒートシール部上での切り離しを、上記気泡状の非ヒートシール部を分断するように行う切断手段とを具備した密封袋の製造装置を採用する。
【発明の効果】
【0020】
本発明の密封袋によれば、密封袋の四隅から尖端が解消され、その結果密封袋の角部が使用者の皮膚に当たったとしても使用者に違和感、不快感を与えない。また、密封袋が他の包装フィルム等に当たっても包装を傷付けることがない。
【0021】
また、本発明の密封袋の製造方法及び装置によれば、上記密封袋を簡易かつ適正に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】(A)は本発明に係る密封袋の斜視図、(B)は従来の密封袋の斜視図である。
【図2】(A)は図1(A)中、IIA−IIA線矢視断面図、(B)は図1(B)中、IIB−IIB線矢視断面図である。
【図3】密封袋の製造装置の正面図である。
【図4】密封袋の製造装置の左側面図である。
【図5】密封袋の第二の形態を示す斜視図である。
【図6】図5に示す密封袋の製造途中を示す斜視図である。
【図7】密封袋の第三の形態を示す斜視図である。
【図8】図7に示す密封袋の製造途中を示す斜視図である。
【図9】密封袋の製造装置の概略立面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
<実施の形態1>
図1(A)及び図2に示すように、この密封袋7は、一辺に折り返し部が生じるようにフィルム状包材15を二つ折りすることにより形成される。フィルム状包材15が二つ折りで扁平に折り畳まれ、この折り畳まれた重畳体の開放縁を含む全周縁である四辺が縦横のヒートシール部8,9,10,11で閉じられることにより密封袋7とされる。密封袋7内には重畳体の一辺の開放縁が開放された状態にあるときに、そこからスープ等の液状の内容物Aが充填される。その後この開放縁がヒートシール部7で閉じられることにより密封袋7が完成する。
【0025】
また、この密封袋7においてこの密封袋7を構成する重畳体の四つの角部14には非ヒートシール部が設けられる。具体的には、図1(A)中、折り返し部に沿ったヒートシール部9は、一辺の折り返し部にこの一辺の両端間を貫通する一本のパイプ状の非ヒートシール部12が残るように形成され、折り返し部に対向する辺のヒートシール部8は二条のヒレ状の非ヒートシール部13が残るように形成され、これら縦方向のヒートシール部8,9に直交する横方向の二条のヒートシール部10,11は両端が上記非ヒートシール部12,13を残すように形成される。非ヒートシール部12,13はヒートシール部8,9の幅に比し幅狭に形成される。このようにして設けられたパイプ状の非ヒートシール部12とヒレ状の非ヒートシール部13により、密封袋7の四つの角部14から尖端が解消され、その結果密封袋7の角部14が使用者の皮膚に当たったとしても使用者に違和感、不快感を与えないことになる。
【0026】
次に、上記密封袋の製造方法及び装置について説明する。
【0027】
(1)図3及び図4に示すように、フィルム状包材15を巻き取ったロール(図示せず)からフィルム状包材15が繰り出され、この繰り出されたフィルム状包材15が各種ガイドローラ16,17により長さ方向に案内される。フィルム状包材15は長さ方向に送られながらガイドバー18により同方向に平行な線上で折り返され二つ折りの重畳体とされる。
【0028】
(2)二つ折りされたフィルム状包材15は、その片側の折り返し部と反対側の開放部をそれぞれ縦ヒートシール部9,8によりシールされ、扁平な筒状の重畳体とされる。
【0029】
この二本の縦ヒートシール部9,8は、重畳体の両側が表裏からヒートシール車20a,20b,20c(20dは図示せず)に挟まれることにより形成される。各ヒートシール車20a,20b,20c,20dには、図示しない電気ヒータが組み込まれ、重畳体に接する箇所が加熱されるようになっている。
【0030】
二本の回転軸21の両側にそれぞれ一つずつ固定されたヒートシール車20a,20b,20c,20dが、重畳体の表裏両面側に一対ずつ配置され、対向するヒートシール車20a,20c間に重畳体の開放部が挟み込まれ、対向するヒートシール車20b,20d間に重畳体の折り返し部が挟み込まれる。また、ヒートシール車20a,20b,20c,20dは、重畳体の両側の折り返し部と開放部にそれぞれ上記非ヒートシール部12,13が生じるように重畳体の両側よりやや内側に配置される。
【0031】
ヒートシール車20a,20b,20c,20dの回転軸21が駆動され図4中矢印方向に回転することにより、重畳体の両側にはヒートシール部9,8が形成され、同時に折り返し部側に長さ方向に貫通するパイプ状の非ヒートシール部12が形成され、開放部側にはヒレ状の非ヒートシール部13が形成される。
【0032】
ヒートシール車20a,20b,20c,20dは連続回転し、重畳体はヒートシール車20a,20b,20c,20d間を連続走行することにより両側に連続的に縦ヒートシール部9,8が形成される。もちろん、ヒートシール車20a,20b,20c,20dに代えて板状のヒートシール盤を用いることも可能である。その場合は、縦ヒートシール部9,8を間欠的に形成するので、重畳体もヒートシール盤間を間欠走行することになる。
【0033】
(3)両側が縦ヒートシール部9,8で閉じられた重畳体は、その長さ方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部22により下流側で閉じられる。横ヒートシール部22は図1(A)に示す上下の横ヒートシール部11,10が重畳体の長さ方向に連なった形状及び大きさに形成される。
【0034】
この横ヒートシール部22は、重畳体の両側が表裏から一対のヒートシールローラ23a,23bに挟まれることにより形成される。一対のヒートシールローラ23a,23bはそれぞれ回転軸24に固定され、上記ヒートシール車20a,20b,20c,20dよりも下流側において重畳体を表裏から挟むように対向配置される。
【0035】
各ヒートシールローラ23a,23bの表面には横ヒートシール部22に対応してヒートシールバー25が回転軸24と平行に固定される。ヒートシールバー25は密封袋7の長さに応じてヒートシールローラ23a,23bの表面に回転軸24と平行に一本又は複数本固定される。各ヒートシールローラ23a,23bには、図示しない電気ヒータが組み込まれ、各ヒートシールバー25が加熱されるようになっている。また、ヒートシールバー25はヒートシールローラ23a,23bの表面に固定ネジ等により着脱可能に固定され、密封袋7の幅に応じて適宜交換可能である。
【0036】
ヒートシールローラ23a,23bは、重畳体の両側の折り返し部と開放部にそれぞれ形成された上記非ヒートシール部12,13をヒートシールしないように形成される。すなわち、ヒートシールバー25は、望ましくはその長さが両側の縦ヒートシール部9,8の領域内に留まるように形成される。食み出たとしても両側の非ヒートシール部12,13が残るように形成される。
【0037】
ヒートシールローラ23a,23bの回転軸24が駆動され図4中矢印方向に回転することにより、重畳体の下流側には横ヒートシール部22が形成される。
【0038】
ヒートシールローラ23a,23bは連続回転し、重畳体はヒートシールローラ23a,23b間を連続走行することにより一密封袋7分のピッチごとに横ヒートシール部22で閉じられる。もちろん、ヒートシールローラ23a,23bに代えて一対の板状のヒートシール盤を用いることも可能である。その場合は、重畳体を間に挟んで一対のヒートシール盤を間欠的に接離運動させ、重畳体をヒートシール盤間で間欠走行させることになる。
【0039】
(4)重畳体の下流側が横ヒートシール部22で閉じられると、この横ヒートシール部22の上に液状の内容物Aが流入する。
【0040】
内容物Aを供給する導管26は重畳体間に侵入して左右のヒートシール車20a,20bの間をヒートシールローラ23a,23bへと伸び、その先端のノズル口26aが一対のヒートシールローラ23a,23bのヒートシールバー25,25同士が対向する箇所に向かって開口している。内容物Aはノズル口26aから一定流量で連続的に流出し、先行する横ヒートシール部22の上に内容物Aが溜まると、図4に示すように、ヒートシールバー25,25同士が対向して液体を上下に分断するように重畳体に横ヒートシール部22を形成する。
【0041】
この実施の形態1では内容物Aは連続的に吐出されるが、横ヒートシール部22が形成される都度一定量ずつ間欠的に充填するようにしてもよい。
【0042】
(5)重畳体における内容物が充填された箇所が密封袋7の一ピッチ分だけ降下すると、ヒートシールローラ23a,23b上の次のヒートシールバー25,25同士が重畳体の上流側に他の横ヒートシール部22を形成する。これにより重畳体に内容物を密封した密封袋7が連続的に形成される。
【0043】
他の横ヒートシール部22は内容物Aが液体である場合、上述したように充填された内容物の自由表面からやや下方に形成されるので、密封袋7内への空気の混入が防止される。
【0044】
(6)ヒートシール車20a,20b,20c,20d及びヒートシールローラ23a,23bの回転により、密封袋7が重畳体に連続的に形成され、ヒートシールローラ23a,23bよりも下流側において横ヒートシール部22上で切り離され、個々の密封袋7とされる。この密封袋7の切り離しは、ヒートシールローラ23a,23bよりも下流側に設置された切り離し手段であるロータリカッター27により行われる。ロータリカッター27は回転刃27aとこの回転刃27aに対向する固定刃27bとを有する。回転刃27aは固定刃27bとの間で重畳体を挟み込む剪断作用により、重畳体から密封袋7を横ヒートシール部22の上で切り離すようになっている。ロータリカッター27の回転刃27aは重畳体から密封袋7を横ヒートシール部22の上で切り離す時点でのみ回転する。
【0045】
もちろん、回転刃27aは重畳体の走行と同期的に連続回転させて重畳体から密封袋7を横ヒートシール部22の上で切り離すようにしてもよい。また、このロータリカッター27に代えて例えばギロチン式の切断機を設けることも可能である。この切断機は重畳体が密封袋7のピッチごとに間欠送りされる場合に適する。
【0046】
<実施の形態2>
図5に示すように、この密封袋29は、実施の形態1の場合と同様に、一辺が折り返し部であり、三辺が開放縁であるフィルム状包材15(図2参照)の重畳体で形成され、折り返し部に対向する辺の開放縁がヒートシール部8で閉じられる。このヒートシール部8は、実施の形態1と同様に、ヒレ状の非ヒートシール部13が残るように形成される。
【0047】
この密封袋29の折り返し部に交差する方向における二辺の開放縁は、実施の形態1の場合と異なる構造のヒートシール部30,31により閉じられる。すなわち、これらのヒートシール部30,31は、フィルム状包材15の折り返し部の両端における角部14に気泡状の非ヒートシール部32が残るように形成される。
【0048】
この気泡状の非ヒートシール部32は例えば四半円形に形成される。この非ヒートシール部32は、四半円形の他、三角形、四角形等に形成することも可能である。この非ヒートシール部32は、非ヒートシール部32に対応したヒートシールバーの一部を切除するなどの方法により形成することができる。
【0049】
このように密封袋29に設けられた気泡状の非ヒートシール部32とヒレ状の非ヒートシール部13とにより、密封袋29の四つの角部14から尖端が解消され、その結果密封袋29の角部14が使用者の皮膚に当たったとしても使用者に違和感、不快感を与えないことになる。
【0050】
この密封袋29の製造方法について説明すると、実施の形態1と同様にして、フィルム状包材15を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部8を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる図6に示すような横ヒートシール部33により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部33により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部33,33間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋29を横ヒートシール部33上で切り離すようにする。横ヒートシール部33は、図5に示した上下の横シール部30,31を重畳体の長さ方向に連接した形状及び大きさを有する。図6中、符号34で示す二点鎖線は、横ヒートシール部33の中央を通る切り離し線を示し、この切り離し線34で密封袋29が切り離されることにより、横ヒートシール部33が上下の横ヒートシール部30,31に分断される。
【0051】
図6に示すように、この製造方法において、縦ヒートシール部8は、実施の形態1の場合と同様に、重畳体の折り返し部と反対側の側縁に幅狭のヒレ状の非ヒートシール部13が残るように形成するが、実施の形態1の場合とは異なり、横ヒートシール部33は、折り返し部内の密封袋29の切り離し線34下に気泡状の非ヒートシール部32が残り、かつ折り返し部と反対側の側縁に幅狭の非ヒートシール部13が残るように形成する。
【0052】
この製造方法において、内容物Aは横ヒートシール部33を形成する都度定量充填することとし、上流側の横ヒートシール部33を形成する位置は、充填された液体等の表面よりも上側に設定することで非ヒートシール部32内への内容物Aの封入を回避することができる。また、内容物がポテトチップスのような固形物である場合も液体の場合と同様に間欠的に充填することで適正に密封袋を作ることができる。
【0053】
横ヒートシール部33は、図3及び図4に示したヒートシールローラ23a,23bのヒートシールバー25を図6に示した横ヒートシール部33に対応した形状を有するものに付け替えることにより形成することができる。また、図3及び図4に示した左右一対のヒートシール車20a,20b,20c,20dのうち、右側の縦ヒートシール部9に対応したものは単なる摩擦車と交換するか、内蔵ヒータへの通電を遮断するか、あるいは重畳体に接しない位置へと移動させることで、重畳体を安定して走行させることができる。
【0054】
なお、この実施の形態2において実施の形態1におけるものと同じ部分には同一符号を用いて示すことで重複した説明を省略する。
【0055】
<実施の形態3>
図7に示すように、実施の形態1、2の場合と異なり、この密封袋35におけるフィルム状包材の重畳体は、対向する二辺に折り返し部を有し、両折り返し部の中間に合掌状に重なり合った開放縁をシールするヒートシール部36を有する。
【0056】
また、この密封袋35の折り返し部に交差する方向における二辺の開放縁は、実施の形態1、2の場合と異なる構造のヒートシール部37,38により閉じられる。すなわち、これらのヒートシール部37,38は、左右の折り返し部の両端における角部14に気泡状の非ヒートシール部39が残るように形成される。
【0057】
このように密封袋35の各隅に設けられた気泡状の非ヒートシール部39により、密封袋35の四つの角部14から尖端が解消され、その結果密封袋35の角部14が使用者の皮膚に当たったとしても使用者に違和感、不快感を与えないことになる。
【0058】
この密封袋の製造方法について説明すると、フィルム状包材を長さ方向に送りながら筒状にし、開放縁を合掌状に重ね合わせて縦ヒートシール部36を形成し、続いて扁平な重畳体にし、図8に示すような上記長さ方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部40により重畳体を下流側で閉じる。
【0059】
横ヒートシール部40は、両側の折り返し部内における密封袋35の切り離し線34下に気泡状の非ヒートシール部39が残るように形成する。
【0060】
この横ヒートシール部40は、図3及び図4に示したヒートシールローラ23a,23bのヒートシールバー25を図8に示した横ヒートシール部40に対応した形状を有するものに付け替えることにより形成することができる。また、図3に示した左右一対のヒートシール車20a,20b,20c,20dは単なる摩擦車と交換するか、内蔵ヒータへの通電を遮断するか、あるいは重畳体に接しない位置へと移動させることで、重畳体を扁平な筒体として安定して走行させることができる。
【0061】
重畳体の下流側が横ヒートシール部40で閉じられると、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部40により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部40,40間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋35を横ヒートシール部40上の切り離し線34で切り離すようにする。
【0062】
なお、この製造方法において、上流側の横ヒートシール部40を形成する位置は、充填された液体等の表面よりも上側に設定することで非ヒートシール部39内への内容物の封入を回避することができる。
【0063】
その他、この実施の形態3において実施の形態1、2の場合と同じ部分には同一符号を用いて示すことで重複した説明を省略する。
【0064】
<実施の形態4>
図9に示すように、上記密封袋の製造装置は、フィルム状包材の殺菌部41と、製袋部42とを具備したものとして構成することができる。
【0065】
殺菌部41の無菌室52内には、フィルム状包材15の巻取りロール15aから繰り出されるフィルム状包材15の走行路に沿って、その上流側から下流側へと、ヒータ43、殺菌剤吐出ノズル44、ミスト排気ダクト45、温風ノズル46、冷風ノズル47等が順に配置される。この実施の形態4では、フィルム状包材15は下から上へと垂直に走行するようになっており、そのためヒータ43から冷風ノズル47に至る部分も垂直方向に配列される。巻取りロール15aとヒータ43との間には、フィルム状包材15の通過する開口を有した隔壁48が必要に応じて設けられる。また、ミスト排気ダクト45と温風ノズル46との間にも、フィルム状包材15の通過する開口を有した隔壁49が設けられる。各隔壁48,49の開口は図示しないシャッターによりそれぞれ開閉可能である。
【0066】
巻取りロール15aから繰り出されたフィルム状包材15は、各種ローラ50を経てヒータ43に至り予備加熱される。予備加熱の熱により後の殺菌剤によるフィルム状包材15の殺菌効果が高められる。予備加熱されたフィルム状包材15は、殺菌剤吐出ノズル44から殺菌剤としての過酸化水素水のミストを吹き付けられる。このミストは、過酸化水素の水溶液を噴霧し、沸点以上に加熱して気化させ、微細な粒子に凝縮させることにより生成される。殺菌剤は過酸化水素に限らず、殺菌作用を有する各種の薬液が使用可能である。ミストが吹き掛けられることにより、フィルム状包材15の表面が殺菌される。ミストの余剰分は、ミスト排気ダクト45から回収される。殺菌されたフィルム状包材15は、隔壁49を通過して温風ノズル46から温風を吹き付けられ、その熱により表面に付着した殺菌剤が気化され除去される。殺菌剤を除去されたフィルム状包材15は冷風ノズル47から冷風を吹き付けられ、これにより殺菌剤の除去が促進される。
【0067】
殺菌部41で殺菌されたフィルム状包材15は、各種ローラ51を経て次の製袋部42へと送られ、内容物Aの包装に供される。
【0068】
本発明は以上説明したように構成されるが、上記実施の形態1,2,3,4に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々変更可能である。
【符号の説明】
【0069】
A…内容物
7,29,35…密封袋
8,9,10,11,30,31,37,38…ヒートシール部
12,13,32,39…非ヒートシール部
14…角部
15…フィルム状包材
22,33,40…横ヒートシール部
34…切り離し線
36…縦ヒートシール部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一辺に折り返し部が生じるようにフィルム状包材が折り畳まれ、この折り畳まれたフィルム状包材の重畳体の四辺がヒートシール部で閉じられることにより、内容物が封入された密封袋において、上記一辺の折り返し部に、この一辺の両端間を貫通するパイプ状の非ヒートシール部が残るように、ヒートシール部が形成され、上記一辺の対向辺に、この対向辺の両端間にわたって非ヒートシール部が残るように、ヒートシール部が形成されたことを特徴とする密封袋。
【請求項2】
一辺に折り返し部が生じるようにフィルム状包材が折り畳まれ、この折り畳まれたフィルム状包材の重畳体の四辺が折り返し部とヒートシール部で閉じられることにより、内容物が封入された密封袋において、上記一辺の折り返し部の両端における角部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、この一辺の折り返し部に交差する二辺にヒートシール部が各々形成され、上記一辺の対向辺に、この対向辺の両端間にわたって非ヒートシール部が残るように、ヒートシール部が形成されたことを特徴とする密封袋。
【請求項3】
対向する二辺に折り返し部が生じるようにフィルム状包材が折り畳まれ、この折り畳まれたフィルム状包材の重畳体における両折り返し部間の合掌状開放縁にヒートシール部が形成され、他の対向する二辺がヒートシール部で閉じられることにより、内容物が封入された密封袋において、上記両折り返し部の各々の両端における角部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記他の対向する二辺のヒートシール部が各々形成されたことを特徴とする密封袋。
【請求項4】
フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造方法において、上記フィルム状包材の長さ方向に沿った折り返し部に、長さ方向に貫通するパイプ状の非ヒートシール部が残るように、他の縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記折り返し部の対向辺に、非ヒートシール部が残るように、上記筒状の重畳体を形成するための縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成することを特徴とする密封袋の製造方法。
【請求項5】
フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造方法において、上記フィルム状包材の長さ方向に沿った折り返し部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記折り返し部の対向辺に、非ヒートシール部が残るように、上記縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記横ヒートシール部上での切り離しを、上記気泡状の非ヒートシール部を分断するように行うことを特徴とする密封袋の製造方法。
【請求項6】
フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な二本の線上で折り返しつつ、対向する二辺に合掌状開放縁を形成し、この合掌状開放縁に縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、上記長さ方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造方法において、上記重畳体の両折り返し部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記横ヒートシール部上での切り離しを、上記気泡状の非ヒートシール部を分断するように行うことを特徴とする密封袋の製造方法。
【請求項7】
フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造装置において、上記フィルム状包材の長さ方向に沿った折り返し部に、長さ方向に貫通するパイプ状の非ヒートシール部が残るように、他の縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記折り返し部の対向辺に、非ヒートシール部が残るように、上記筒状の重畳体を形成するための縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成する縦ヒートシール手段及び横ヒートシール手段が設けられたことを特徴とする密封袋の製造装置。
【請求項8】
フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な線上で折り返しつつ、同方向に伸びる縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、同方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造装置において、上記フィルム状包材の長さ方向に沿った折り返し部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記上下の横ヒートシール部を形成し、上記折り返し部の対向辺に、非ヒートシール部が残るように、上記縦ヒートシール部及び上記上下の横ヒートシール部を形成する縦ヒートシール手段及び横ヒートシール手段と、上記横ヒートシール部上での切り離しを、上記気泡状の非ヒートシール部を分断するように行う切断手段とを具備したことを特徴とする密封袋の製造装置。
【請求項9】
フィルム状包材を長さ方向に送りながら同方向に平行な二本の線上で折り返しつつ、対向する二辺に合掌状開放縁を形成し、この合掌状開放縁に縦ヒートシール部を設けて筒状の重畳体を形成し、上記長さ方向に交差する方向に伸びる横ヒートシール部により重畳体を下流側で閉じ、上流側から内容物を重畳体内に充填し、他の横ヒートシール部により重畳体を上流側で閉じて上下の横ヒートシール部間に内容物を密封し、しかる後重畳体から密封袋を横ヒートシール部上で切り離す密封袋の製造装置において、上記重畳体の両折り返し部に気泡状の非ヒートシール部が残るように、上記上下の横ヒートシール部を形成する横ヒートシール手段と、上記横ヒートシール部上での切り離しを、上記気泡状の非ヒートシール部を分断するように行う切断手段とを具備したことを特徴とする密封袋の製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−51579(P2012−51579A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−193288(P2010−193288)
【出願日】平成22年8月31日(2010.8.31)
【出願人】(000116297)ヱスビー食品株式会社 (40)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【出願人】(393027121)株式会社ファブリカトヤマ (27)
【Fターム(参考)】