説明

密閉シート固定補助具

【課題】円筒形の本体及び屋根部からなる貯水タンクの屋根部の改修又は補修に際して、貯水空間を密閉保護するために本体内上部に架設する円形の密閉シートの周縁部を容易かつ簡便に本体内壁に密着させ、塵埃などの異物の侵入を防いで、貯水空間を確実に保護することができる密閉シート固定補助具を提供する。
【解決手段】円筒形の本体及び屋根部からなる貯水タンクの屋根部の改修又は補修に際して、貯水空間を密閉保護するために本体内上部に架設する円形の密閉シートの周縁部を本体内壁に密着させる密閉シート固定補助具であって、可撓性シート製の中空管の環状体よりなることを特徴とする密閉シート固定補助具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、密閉シート固定補助具に関する。さらに詳しくは、本発明は、円筒形の本体及び屋根部からなる貯水タンクの屋根部の改修又は補修に際して、貯水空間を密閉保護するために本体内上部に架設する円形の密閉シートの周縁部を容易かつ簡便に本体内壁に密着させ、塵埃などの異物の混入を防いで、貯水空間を確実に保護することができる密閉シート固定補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
飲料水や工業用水などを貯留する貯水タンクは、円筒形の本体及び屋根部からなる構造のものが多い。タンクの本体は円形の底板と円筒形の側壁とからなり、従来より、側壁はプレストレストコンクリートにより構築され、屋根部は鉄筋コンクリートによりドーム状に構築されていた。屋根部の厚さは側壁の厚さより薄く、水中の塩素により侵されるためにコンクリートの劣化が進行し、本体は継続して使用し得るが、屋根部は使用に耐えないような状態が生ずる。このような場合には、屋根部を補修し、あるいは、屋根部を解体し、アルミニウム合金製のドーム屋根に取り替えて改修するなどにより、貯水タンクの耐用年数を延長することが行われる。
貯水タンクの改修又は補修に際しては、タンクの使用を一時中断する必要が生ずる。しかし、飲料水は毎日利用するものであり、タンクの使用を中断すると給水が不可能になる。このために、貯水タンクを使用し、給水を続けながら、屋根部を改修又は補修することができる工法の開発が進められている。
例えば、タンクを利用しながらも、貯蔵水の水質を悪化させることなく、既存屋根部を改修、解体することのできるタンクの屋根部改修方法として、貯蔵水の上側の貯蔵空間を密閉するように、水に接触しても水質を悪化させる物質を放出しない仮設密閉構造体を架設し、この仮設密閉構造体の上側の貯蔵空間に、仮設密閉構造体を損傷させる落下物を遮断する仮設張力構造体を架設したのち、既存屋根部を改修するタンクの屋根部改修方法が提案されている(特許文献1)。
図17は、この改修方法の説明図である。円筒形の本体35及び屋根部36からなる貯水タンク37の本体内上部に貯水空間を密閉保護するための円形の密閉シート38が架設され、その上側に落下物を遮断する仮設張力構造体39が仮設されている。この状態で、密閉シートは落下物の衝撃から保護され、貯水空間は外部環境から保護されているので、貯留水の水質の悪化を招くことなく屋根部の工事を行うことができる。
図18は、密閉シートとタンク本体内壁との接合状態の説明図である。タンクの側壁40にアンカーボルト41の一部が埋め込まれ、密閉シート38の周縁部に開けられた穴がアンカーボルトに挿通される。密閉シートの周縁部は、アンカーボルトに挿通された押さえプレート42により押えられ、螺合ボルト43により締結される。このような構成により、密閉シートはタンク本体内壁に固定されるが、密閉シートと本体内壁の間の隙間から塵埃などが混入するおそれがある。隣接するアンカーボルトの間隔を狭めることにより、密閉シートと本体内壁の隙間を減少することはできるが、塵埃混入の懸念を完全に払拭することはできず、また、アンカーボルトの本数を増すことは、そのまま作業工数の増大につながる。
【特許文献1】特開2001−171788号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、円筒形の本体及び屋根部からなる貯水タンクの屋根部の改修又は補修に際して、貯水空間を密閉保護するために本体内上部に架設する円形の密閉シートの周縁部を容易かつ簡便に本体内壁に密着させ、塵埃などの異物の侵入を防いで、貯水空間を確実に保護することができる密閉シート固定補助具を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、密閉シートをタンク本体内壁に固定するアンカーボルトを密閉シート面よりも上方に設け、本体内壁の直径に等しい外径を有する可撓性シート製の中空管の環状体を密閉シート上に載置し、中空管内に気体を圧入して環状体を膨張させることにより、密閉シートの周縁部は本体内壁に押し付けられて隙間が生ずることがなく、さらに、可撓性シート製の線状の中空管の一端を他端に挿入して環状体を形成することにより、中空管の製造が容易になり、1本の中空管を用いて寸法の異なる多数の貯水タンクに使用し得る環状体を形成し得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)円筒形の本体及び屋根部からなる貯水タンクの屋根部の改修又は補修に際して、貯水空間を密閉保護するために本体内上部に架設する円形の密閉シートの周縁部を本体内壁に密着させる密閉シート固定補助具であって、可撓性シート製の中空管の環状体よりなることを特徴とする密閉シート固定補助具、
(2)可撓性シート製の線状の中空管の一端を他端に挿入することにより環状体を形成してなる(1)記載の密閉シート固定補助具、及び、
(3)中空管の両端に面ファスナを有する(2)記載の密閉シート固定補助具、
を提供するものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明の密閉シート固定補助具を用いることにより、円筒形の本体及び屋根部からなる貯水タンクの屋根部の改修又は補修に際して、貯水空間を密閉保護するために本体内上部に架設する円形の密閉シートの周縁部を容易かつ簡便に本体内壁に密着させ、貯水空間を確実に保護して、安全に屋根部の工事を行うことができる。さらに、環状体を形成する線状の中空管は、製造が容易であり、中空管の一端を他端に挿入して環状体を形成することにより、1本の中空管を用いて寸法の異なる多数の貯水タンクに使用し得る環状体とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の密閉シート固定補助具は、円筒形の本体及び屋根部からなる貯水タンクの屋根部の改修又は補修に際して、貯水空間を密閉保護するために本体内上部に架設する円形の密閉シートの周縁部を本体内壁に密着させる密閉シート固定補助具であって、可撓性シート製の中空管の環状体よりなる。本発明において、密閉とは、貯留水への塵埃などの異物の混入を防止する状態を意味し、気密状態を意味するものではない。
図1は、本発明の密閉シート固定補助具の一態様の膨張状態を示す平面図であり、図2は、その中空管のA−A線切断部の端面、気体充填口の側面及び固縛テープの側面を示す説明図である。図1に示す態様の密閉シート固定補助具は、2個の気体充填口1と18本の固縛テープ2を有する。気体充填口から気体を吹き込んで可撓性シート製の中空管を膨張させると、密閉シート固定補助具は図1に示す環状体となる。環状体の中心軸を通る平面で切断した中空管の断面は、ほぼ円形であることが好ましい。密閉シート固定補助具が膨張して形成される環状体の外径は、屋根部の改修工事又は補修工事を行う貯水タンクの内径とほぼ等しくする。
【0007】
図3〜10は、本発明の密閉シート固定補助具の使用方法の一態様の説明図である。円形の密閉シートの周縁部に密閉シート固定補助具を固縛テープにより固縛し、2個の気体充填口が両端に位置するように、密閉シートを直線状に巻き込んでおく。図3に示すように、工事を行う貯水タンク3の屋根部4の対面する2か所にマンホール5を開けておく。巻き込んだ密閉シート6の端部に引き込みロープ7を取り付け、密閉シートを吊りロープ8により吊り上げる。マンホールから貯水タンク内に入ったダイバー9が引き込みロープを受け取り、引き込みロープの端を対面するマンホールまで運ぶ。ダイバーの代わりに、膨張性のボートをマンホールから入れ、ボートに乗って作業することもできる。
図4に示すように、対面するマンホールまで運ばれた引き込みロープ7は、マンホールから引き出される。次いで、図5に示すように、引き込みロープをマンホールから引き出すことにより、直線状に巻き込まれた密閉シート6を貯水タンクの中に引き込む。密閉シート固定補助具の一方の気体充填口に送気ホース10を取り付け、密閉シートを貯水タンク内に完全に引き込む。さらに、図6に示すように、密閉シート固定補助具の他方の気体充填口にも送気ホース10を取り付け、2個の気体充填口から気体を送り込む。
【0008】
図7に示すように、気体の送入により密閉シート固定補助具は膨張して広がり、密閉シート固定補助具に固縛された密閉シート6は、密閉シート固定補助具とともに貯水タンク3の中で広がる。密閉シート固定補助具が完全に膨張して図1に示す環形状となると、図8に示すように、密閉シート6が完全に開き、密閉シートの周縁部が密閉シート固定補助具により貯水タンクの内壁に押し付けられた状態となる。この状態で、密閉シート固定補助具への送気を停止する。
次いで、図9に示すように、密閉シートのボルト止め作業を行うために、屋根部の外周に穿孔11を開ける。図10に示すように、密閉シートのボルト部2か所をロープ12で固定し、作業者がゴンドラクレーン13に乗り、貯水タンク本体壁面にボルト孔を開け、ボルトに密閉シートと押え板を挿通してボルトを壁面のボルト孔に挿入し、貯水タンクの外側からナットを螺合して締結する。
【0009】
図11は、密閉シートのボルトによる固定方法の説明図である。押え板15と密閉シート14を挿通してボルト16を壁面のボルト孔に挿入し、貯水タンク17の外側からナット18を螺合して締結する。密閉シートの端部のボルト挿通箇所は、強度を高めるために、図に示すように折り返して二重とすることが好ましい。押え板の材質に特に制限はないが、密閉シートの損傷を避けるために、アラミド樹脂などのエンジニアリングプラスチックを用いることが好ましい。ボルトによる密閉シートの固定作業が終了したのち、さらに密閉シート固定補助具19に送気して内圧を上昇し、膨張させることにより、密閉シートの周縁部を本体内壁に強く密着させることができる。本態様の密閉シートの固定方法によれば、密閉シートの面は、ボルト止め位置より下方に存在し、かつ密閉シートの周縁部は密閉シート固定補助具により貯水タンク本体内壁へ押し付けられているので、貯留水への塵埃などの混入を防止する効果に優れている。
本発明の密閉シート固定補助具を用いる場合、密閉シートに通気チューブを設けることが好ましい。本発明の密閉シート固定補助具を用いると、密閉シートの周縁部は貯水タンクの本体内壁にほとんど気密状態に密着するので、密閉シートに通気チューブを設けることにより、貯留水量の増減に応じて通気チューブから空気を出入させ、密閉シートと貯留水面の間の空間を大気圧に保つことができる。通気チューブの構造に特に制限はなく、例えば、可撓性シート製のチューブの一端を密閉シートに開けた穴に取り付け、他端を貯水タンクの外側に出して、塵埃などの異物の侵入を防ぐために開口部を下向きとすることができる。必要に応じて、通気チューブに異物侵入防止用のフィルターを設けることができる。
【0010】
本発明の密閉シート固定補助具は、可撓性シートの線状の中空管の一端を他端に挿入することにより環状体を形成することができる。図12は、本発明の密閉シート固定補助具の他の態様の説明図である。本図は、可撓性シート製の線状の中空管の一端を他端に挿入した状態を断面として示す。線状の中空管の一端20は真直ぐなままとし、線状の中空管の他端21は内側に折り返しておく。真直ぐなままの一端を、内側に折り返した他端に挿入することにより、線状の中空管の両端を結合して環状体を形成することができる。
図13は、本発明の密閉シート固定補助具の他の態様の膨張状態を示す平面図であり、図14は、その中空管のB−B線切断部の端面、気体充填口の側面及び固縛テープの側面を示す説明図である。図13に示す態様の密閉シート固定補助具は、図12に示す状態で、線状の中空管の一端20が、線状の中空管の他端21に挿入され、両端が結合して環状体を形成している。図13に示す態様の密閉シート固定補助具は、2個の気体充填口1と18本の固縛テープ2を有する。気体充填口から気体を吹き込んで可撓性シート製の中空管を膨張させると、密閉シート固定補助具は環形状となる。最初に中空管の一端を他端に挿入するとき、形成される環状体の外径を貯水タンクの本体内径よりわずかに小さくしておくと、気体を吹き込んで中空管を膨張させたとき、挿入された一端は他端からずり出して環状体の外径が大きくなり、環状体の外径部が貯水タンクの本体内壁に密着した状態となって停止する。
【0011】
図1に示す態様の密閉シート固定補助具は、密閉シート固定補助具が膨張して形成される環状体の外径が、屋根部の改修工事又は補修工事を行う貯水タンクの内径とほぼ等しいので、内径の異なる貯水タンクに共通に使用することは不可能であり、密閉シート固定補助具を再度使用するためには、環状体を切断して延長又は短縮する必要がある。図13に示す態様の密閉シート固定補助具は、線状の中空管の一端の他端への挿入長さを調整することにより、外径寸法の異なる環状体を形成することができ、1本の中空管を用いて寸法の異なる貯水タンクの改修工事又は補修工事を行うことができる。また、図1に示す態様の環状体よりなる密閉シート固定補助具に比べて、図13に示す態様の線状の中空管よりなる密閉シート固定補助具は構造が簡単であり、経済的に製造することができる。
【0012】
本発明の線状の中空管よりなる密閉シート固定補助具は、両端に面ファスナを設けることができる。図15は、本発明の密閉シート固定補助具の他の態様の部分平面図及び該補助具の両端の結合状態を示す部分断面図である。本態様の密閉シート固定補助具は、線状の中空管の一端20に面ファスナ22を備え、線状の中空管の他端21に面ファスナ23、24、25及び26を備えている。本図においては、所望の外径を有する環状体を形成するために、線状の中空管の他端21が内側に折り返され、線状の中空管の一端20が挿入され、面ファスナ22と面ファスナ25が接着されている。線状の中空管に気体を充填して膨張させると、中空管の他端21の内側に折り返された部分は中空管の一端20の方へ押し返されるが、図15においては、理解を容易にするために、中空管の他端21を内側に折り返されたままの状態で示す。線状の中空管の他端の折り返し長さを変えて、面ファスナ22と接着する中空管の他端の面ファスナを選択することにより、形成される環状体の外径を変化させることができる。線状の中空管の両端に面ファスナを設けて接着することにより、線状の中空管の両端を安定に結合することができる。
【0013】
図16は、本発明の密閉シート固定補助具の他の態様の部分平面図及び該補助具の両端の結合状態を示す部分断面図である。本態様の密閉シート固定補助具は、線状の中空管の一端20に面ファスナ27、28、29及び30を備え、線状の中空管の他端21に面ファスナ31、32、33及び34を備えている。本図においては、所望の外径を有する環状体を形成するために、線状の中空管の他端21が内側に折り返され、線状の中空管の一端20が挿入され、面ファスナ27と31、22と32、29と33がそれぞれ接着されている。線状の中空管の他端の折り返し長さを変えることにより、形成される環状体の外径を変化させることができる。線状の中空管の両端に複数個の面ファスナを設けて接着することにより、線状の中空管の両端を強固に安定して結合することができる。
本発明に用いる面ファスナの種類に特に制限はなく、例えば、JIS L 3416に規定されるフックテープとループテープが対になった1種面ファスナ、フックテープとナッピングテープが対になった2種面ファスナ、マッシュルームテープとループテープが対になった3種面ファスナ、マッシュルームテープとナッピングテープが対になった4種面ファスナなどを挙げることができる。
【0014】
本発明に用いる可撓性シートとしては、例えば、ゴム引布、ゴムシート、プラスチック引布、プラスチックシートなどを挙げることができる。ゴム引布又はプラスチック引布の基布の材質に特に制限はなく、例えば、綿織物、ポリエステル織物、ポリアミド織物などを挙げることができる。本発明に用いるゴム引布又はゴムシートの材質に特に制限はなく、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、水素化ニトリル−ブタジエンゴム、EPDMエラストマーなどを挙げることができる。本発明に用いるプラスチック引布又はプラスチックシートの材質に特に制限はなく、例えば、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体などを挙げることができる。
本発明の密閉シート固定補助具を用いて屋根部の改修工事又は補修工事を行うことができる貯水タンクの大きさに特に制限はないが、直径10〜40m、容量1,000〜10,000m3の貯水タンクの工事に好適に適用することができる。本発明の密閉シート固定補助具の中空管の膨張時の直径は、150〜500mmであることが好ましく、220〜400mmであることがより好ましい。中空管の膨張時の直径が150mm未満であると、密閉シートの周縁部を貯水タンクの本体内壁に押し付ける力が不足するおそれがある。中空管の膨張時の直径が500mmを超えると、タンク内作業に支障をきたすおそれがある。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明の密閉シート固定補助具を用いることにより、円筒形の本体及び屋根部からなる貯水タンクの屋根部の改修又は補修に際して、貯水空間を密閉保護するために本体内上部に架設する円形の密閉シートの周縁部を容易かつ簡便に本体内壁に密着させ、塵埃などの異物の侵入を防ぎ、貯水空間を確実に保護して、安全に屋根部の工事を行うことができる。さらに、環状体を形成する線状の中空管は、製造が容易であり、中空管の一端を他端に挿入して環状体を形成することにより、1本の中空管を用いて寸法の異なる多数の貯水タンクに使用し得る環状体とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の密閉シート固定補助具の一態様の平面図である。
【図2】図1の密閉シート固定補助具の説明図である。
【図3】本発明の密閉シート固定補助具の使用方法の一態様の説明図である。
【図4】本発明の密閉シート固定補助具の使用方法の一態様の説明図である。
【図5】本発明の密閉シート固定補助具の使用方法の一態様の説明図である。
【図6】本発明の密閉シート固定補助具の使用方法の一態様の説明図である。
【図7】本発明の密閉シート固定補助具の使用方法の一態様の説明図である。
【図8】本発明の密閉シート固定補助具の使用方法の一態様の説明図である。
【図9】本発明の密閉シート固定補助具の使用方法の一態様の説明図である。
【図10】本発明の密閉シート固定補助具の使用方法の一態様の説明図である。
【図11】密閉シートのボルトによる固定方法の説明図である。
【図12】本発明の密閉シート固定補助具の他の態様の説明図である。
【図13】本発明の密閉シート固定補助具の他の態様の平面図である。
【図14】図13の密閉シート固定補助具の説明図である。
【図15】本発明の密閉シート固定補助具の他の態様の部分平面図及び部分断面図である。
【図16】本発明の密閉シート固定補助具の他の態様の部分平面図及び部分断面図である。
【図17】従来の貯水タンクの改修方法の説明図である。
【図18】従来の密閉シートとタンク本体内壁との接合状態の説明図である。
【符号の説明】
【0017】
1 気体充填口
2 固縛テープ
3 貯水タンク
4 屋根部
5 マンホール
6 密閉シート
7 引き込みロープ
8 吊りロープ
9 ダイバー
10 送気ホース
11 穿孔
12 ロープ
13 ゴンドラクレーン
14 密閉シート
15 押え板
16 ボルト
17 貯水タンク
18 ナット
19 密閉シート固定補助具
20 中空管の一端
21 中空管の他端
22 面ファスナ
23 面ファスナ
24 面ファスナ
25 面ファスナ
26 面ファスナ
27 面ファスナ
28 面ファスナ
29 面ファスナ
30 面ファスナ
31 面ファスナ
32 面ファスナ
33 面ファスナ
34 面ファスナ
35 本体
36 屋根部
37 貯水タンク
38 密閉シート
39 仮設張力構造体
40 側壁
41 アンカーボルト
42 押さえプレート
43 螺合ボルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒形の本体及び屋根部からなる貯水タンクの屋根部の改修又は補修に際して、貯水空間を密閉保護するために本体内上部に架設する円形の密閉シートの周縁部を本体内壁に密着させる密閉シート固定補助具であって、可撓性シート製の中空管の環状体よりなることを特徴とする密閉シート固定補助具。
【請求項2】
可撓性シート製の線状の中空管の一端を他端に挿入することにより環状体を形成してなる請求項1記載の密閉シート固定補助具。
【請求項3】
中空管の両端に面ファスナを有する請求項2記載の密閉シート固定補助具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2007−69951(P2007−69951A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−259043(P2005−259043)
【出願日】平成17年9月7日(2005.9.7)
【出願人】(000003148)東洋ゴム工業株式会社 (2,711)
【出願人】(000174943)三井住友建設株式会社 (346)
【Fターム(参考)】