説明

導波管接続方法

【課題】互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続する接続部の寸法を小さくするとともに、当該接続部における反射損失の周波数帯域の狭帯域化を抑止するようにした導波管接続方法を提供する。
【解決手段】第1の導波管と上記第1の導波管とは異なる位置に配置される第2の導波管とを、導波管内を伝播する電磁波の磁界面に沿って屈曲させながら接続する導波管接続方法において、上記第1の導波管と上記第2の導波管とをTE10Nモード、TE20NモードまたはTE30Nモードの矩形共振器を介して接続するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導波管接続方法に関し、さらに詳細には、互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続する際に用いて好適な導波管接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続するには、当該導波管同士を接続する接続部として、直角に曲がった導波管(以下、「直角に曲がった導波管」を「直角曲導波管」と適宜に称することとする。)を用いて接続する方法が知られている。
【0003】
図1には、こうした従来の技術の導波管接続方法において用いられる接続部として、H面(磁界面)に沿って曲げられた直角曲導波管(H面タイプの直角曲導波管)100(図1(a)を参照する。)とE面(電界面)に沿って曲げられた直角曲導波管(E面タイプの直角曲導波管)110(図1(b)を参照する。)とが示されている。
【0004】
この直角曲導波管100においては、開口部102、104に異なる位置に配置される導波管が接続されるものであるが、開口部102と開口部104との寸法は互いに同じ寸法に設計されており、かつ、接続される導波管の開口部も同じ寸法に設計されている。
【0005】
同様に、直角曲導波管110においては、開口部112、114に異なる位置に配置される導波管が接続されるものであるが、開口部112と開口部104との寸法は互いに同じ寸法に設計されており、かつ、接続される導波管の開口部も同じ寸法に設計されている。
【0006】
さらに、対象となる異なる位置に配置される導波管同士の配置位置によっては、直角曲導波管100同士を複数接続した形状の接続部や、直角曲導波管110同士を複数接続した形状の接続部を用いなければならない。
【0007】

ここで、互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続する接続部として、導波管内を伝播する電磁波を磁界面に沿って屈曲させて接続する場合には、例えば、直角導波管100を2つ用いて形成した接続部200(図2(a)(b)を参照する。)が用いられる。
【0008】
この接続部200は、直角曲導波管100の開口部104と直角曲導波管100と同じ寸法で形成された直角曲導波管100’の開口部104’とを接続し、接続していない開口部102と開口部102’とが互いに逆方向に向くようにして形成されている。
【0009】
こうした接続部200においては、入射するマイクロ波などの反射波を生じさせるために屈曲部分が必要となり、当該屈曲部分の屈曲角度を確保するために所定の長さの直線部分が必要となっていた(図2(b)を参照する。)。
【0010】
このため、開口部102の中心から開口部102’の中心までの長さL1を短くすることができなかった。
【0011】
また、接続部200は、2つの直角曲導波管100、100’とを接続して形成されているため、直線部分における長さL2は開口部104、104’の長辺の長さと等しい長さとなっていた。
【0012】
このように、直角曲導波管100、100’を接続して形成される接続部200においては、開口部102の中心から開口部102’の中心までの長さL1や直線部分における長さL2を短くすることできず、異なる位置に配置される導波管を接続する接続部自体を小型化することができないことが問題点として指摘されていた。
【0013】
このため、異なる位置に配置される導波管を接続する際には、接続部の大きさを考慮しなければならず、導波管の配置位置が限定されてしまうことも問題点として指摘されていた。
【0014】

また、互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続する接続部として、導波管内を伝播する電磁波を電界面に沿って屈曲させて接続する場合には、例えば、直角曲導波管110を2つ用いて形成した接続部300(図3(a)(b)を参照する。)が用いられる。
【0015】
この接続部300は、直角曲導波管110の開口部114と直角曲導波管110と同じ寸法で形成された直角曲導波管110’の開口部114’とを接続し、接続していない開口部112と開口部112’とが互いに逆方向に向くようにして形成されている。
【0016】
こうした接続部300においては、接続部200と同様に、入射するマイクロ波などの反射波を生じさせないための屈曲部分が必要となり、当該屈曲部分の屈曲角度を確保するために所定の長さの直線部分が必要となっていた(図3(b)を参照する。)。
【0017】
このため、開口部112の中心から開口部112’の中心までの長さL9を短くすることができなかった。
【0018】
また、接続部300は、2つの直角曲導波管110、110’とを接続して形成されているため、直線部分における長さL14は開口部114、114’の短辺の長さと等しい長さとなっていた。
【0019】
このように、直角曲導波管110、110’を接続して形成される接続部300においては、開口部112の中心から開口部112’の中心までの長さL9や直線部分における長さL14を短くすることができず、異なる位置に配置される導波管を接続する接続部自体を小型化することができないことが問題点として指摘されていた。
【0020】
このため、接続部200と同様に、異なる位置に配置される導波管を接続する際には、接続部の大きさを考慮しなければならず、導波管の配置限定されてしまうことも問題点として指摘されていた。
【0021】

また、接続部200や接続部300においては、入射されるマイクロ波などが屈曲部分が増えることによってその分だけ反射波が増えることになり、反射損失の周波数帯域が狭帯域となってしまうことも問題点として指摘されていた。
【0022】

さらに、接続部200や接続部300において、例えば、開口部102や開口部112と接続される導波管の開口部の寸法が、開口部102や開口部112の寸法と異なっている場合には、テーパー導波管120(図4(a)を参照する。)やステップ変成器130(図4(b)を参照する。)を介して接続しなければならなかった。
【0023】
こうしたテーパー導波管120においては、テーパー部の長さL3はλg×2n(λg:管内波長、n:整数)の長さとなっており、ステップ変成器130においては、変成器部分の長さL4はλg/4の長さとなっている。
【0024】
上記したように、接続部200や接続部300の開口部と当該開口部と接続する導波管の開口部との寸法が異なっている場合には、テーパー導波管120やステップ変成器130を介して接続しなければならず、接続部の構成がより大型化してしてしまうことが問題点として指摘されていた。
【0025】

なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0026】
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続する接続部の寸法を小さくするとともに、当該接続部における反射損失の周波数帯域の狭帯域化を抑止するようにした導波管接続方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0027】
上記目的を達成するために、本発明は、互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続する接続部として、TE10Nモード共振器を用いるようにしたものである。
【0028】
こうした本発明によれば、互いに異なる位置に配置される導波管同士を、該導波管内を伝播する電磁波の磁界面あるいは電界面に沿って屈曲させながら接続する接続部の寸法を、小さく形成することができるとともに、従来の技術による接続部に比べて反射損失の周波数帯域を広帯域とすることができる。
【0029】

即ち、本発明は、第1の導波管と上記第1の導波管とは異なる位置に配置される第2の導波管とを、導波管内を伝播する電磁波の磁界面に沿って屈曲させながら接続する導波管接続方法において、上記第1の導波管と上記第2の導波管とをTE10Nモード、TE20NモードまたはTE30Nモードの矩形共振器を介して接続するようにしたものである。
【0030】
また、本発明は、上記した発明において、上記矩形共振器は、上記第1の導波管および上記第2の導波管の少なくともどちらか一方とは、矩形共振器を介して接続するようにしたものである。
【0031】
また、本発明は、第1の導波管と上記第1の導波管とは異なる位置に配置される第2の導波管とを、導波管内を伝播する電磁波の電界面に沿って屈曲させながら接続する導波管接続方法において、上記第1の導波管と上記第2の導波管とをTE10Nモード、TE20NモードまたはTE30Nモードの矩形共振器を介して接続するようにしたものである。
【0032】
また、本発明は、上記した発明において、上記矩形共振器は、上記第1の導波管および上記第2の導波管の少なくともどちらか一方とは、矩形共振器を介して接続するようにしたものである。
【0033】
また、本発明は、第1の導波管と上記第1の導波管とは異なる位置に配置される第2の導波管とを、導波管内を伝播する電磁波の磁界面に沿って屈曲させながら接続する導波管接続方法において、上記第1の導波管と上記第2の導波管とをTM01モードの円形共振器を介して接続するようにしたものである。
【0034】
また、本発明は、上記した発明において、上記円形共振器は、上記第1の導波管および上記第2の導波管の少なくともどちらか一方とは、矩形共振器を介して接続するようにしたものである。
【0035】
また、本発明は、第1の導波管と上記第1の導波管とは異なる位置に配置される第2の導波管とを、導波管内を伝播する電磁波の電界面に沿って屈曲させながら接続する導波管接続方法において、上記第1の導波管と上記第2の導波管とをTM01モードの円形共振器を介して接続するようにしたものである。
【0036】
また、本発明は、上記した発明において、上記円形共振器は、上記第1の導波管および上記第2の導波管の少なくともどちらか一方とは、矩形共振器を介して接続するようにしたものである。
【発明の効果】
【0037】
本発明は、以上説明したように構成されているので、互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続する接続部の寸法を小さくすることができるとともに、当該接続部における反射損失の周波数帯域の狭帯域化を抑止することができるという優れた作用効果を奏するものである
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】図1(a)は、H面タイプの直角曲導波管を示す概略構成斜視説明図であり、また、図1(b)は、E面タイプの直角曲導波管を示す概略構成斜視説明図である。
【図2】図2(a)は、従来の技術による導波管接続方法において、異なる位置に配置された導波管同士を磁界面に沿って屈曲させながら接続する際に用いられる接続部を示す概略構成斜視説明図であり、また、図2(b)は、図2(a)のA矢視図である。
【図3】図3(a)は、従来の技術による導波管接続方法において、異なる位置に配置された導波管同士を電界面に沿って屈曲させながら接続する際に用いられる接続部を示す概略構成斜視説明図であり、また、図3(b)は、図3(a)のB矢視図である。
【図4】図4(a)は、テーパー導波管を示す概略構成斜視説明図であり、また、図4(b)は、ステップ変成器を示す概略構成斜視説明図である。
【図5】図5(a)は、本発明による導波管接続方法において、異なる位置に配置された導波管同士を磁界面に沿って屈曲させながら接続する際に用いられる接続部を示す概略構成斜視説明図であり、また、図5(b)は、図5(a)に示す接続部の各構成部材を示す概略構成斜視説明図であり、また、図5(c)は、図5(a)のC矢視図である。
【図6】図6(a)は、図5(a)に示す接続部と当該接続部により接続される導波管とを示す概略斜視説明図であり、また、図6(b)は、図5(a)に示す接続部におけるTE10Nモード共振器を示す概略構成斜視説明図であり、また、図6(c)(d)は、図5(a)に示す接続部における導波管接続部分を示す概略構成斜視説明図である。
【図7】図7(a)は、異なる位置に配置される導波管の配置位置を示す説明図であり、また、図7(b)は、異なる位置に配置される導波管を本発明による導波管接続方法によって接続した状態を示す説明図である。
【図8】図8(a)(b)は、接続部の変形例を示す概略構成斜視説明図である。
【図9】図9は、反射損失をシミュレーションする際の接続部の構成を示す説明図であり、図9(a)は、本発明の導波管接続方法による接続部を示す概略構成斜視説明図であり、また、図9(b)は、従来の技術の導波管接続方法による接続部を示す概略構成斜視説明図である。
【図10】図10(a)は、本発明の導波管接続方法により接続した導波管における反射損失のシミュレーションの結果を示すグラフであり、また、図10(b)は、従来の技術の導波管接続方法により接続した導波管における反射損失のシミュレーションの結果を示すグラフである。
【図11】図11(a)は、本発明による導波管接続方法において、異なる位置に配置された導波管同士を電界面に沿って屈曲させながら接続する際に用いられる接続部を示す概略構成斜視説明図であり、また、図11(b)は、図11(a)に示す接続部の各構成部材を示す概略構成斜視説明図であり、また、図11(c)は、図11(a)のD矢視図である。
【図12】図12(a)は、図11(a)に示す接続部と当該接続部により接続される導波管とを示す概略斜視説明図であり、また、図12(b)は、図11(a)に示す接続部におけるTE10Nモード共振器を示す概略構成斜視説明図であり、また、図11(a)に示す接続部における図12(c)(d)は、導波管接続部分を示す概略構成斜視説明図である。
【図13】図13(a)(b)は、接続部の変形例を示す概略構成斜視説明図である。
【図14】図14は、本発明による導波管接続方法の変形例を示す概略構成斜視説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による導波管接続方法の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0040】

まず、図5乃至図6を参照しながら、互いに異なる位置に配置される導波管同士を、導波管内を伝播する電磁波の磁界面に沿って屈曲させながら接続する際の本発明による導波管接続方法の実施の形態について説明する。
【0041】
接続部10は、TE10Nモード共振器12と、TE10Nモード共振器12の側面12aに設けられた矩形共振器である導波管接続部分14と、側面12aと対向するTE10Nモード共振器12の側面12bに設けられた矩形共振器である導波管接続部分16とを有して構成されている(図5(a)を参照する。)。
【0042】
より詳細には、TE10Nモード共振器12の側面12aには、側面12aの右方側端部から所定の大きさの開口部12aaが設けられ、この開口部12aaに略四角筒形状の導波管接続部分14をその開口部14aと連通するようにして固定的に配設する(図5(a)(b)を参照する。)。
【0043】
さらに、TE10Nモード共振器12の側面12bには、側面12bの左方側端部から所定の大きさの開口部12baが設けられ、この開口部12baに略四角筒形状の導波管接続部分16をその開口部16aと連通するようにして固定的に配設する(図5(a)(b)を参照する。)。
【0044】
なお、導波管接続部分14の開口部14a、14bとTE10Nモード共振器12の側面12aに設けられた開口部12aaとは、導波管接続部分14と接続する導波管の開口部と同じ寸法に設計されている。
【0045】
また、導波管接続部分16の開口部16a、16bとTE10Nモード共振器12の側面12bに設けられた開口部12baとは、導波管接続部分16と接続する導波管の開口部と同じ寸法に設計されている。
【0046】

このTE10Nモード共振器12は、導波管20の側面20aの延長上に位置するように側面12cが形成され、導波管22の側面22aの延長上に位置するように側面12dが形成されるようにして、その幅W1の寸法が設定されている(図6(a)および図6(b)を参照する。)。
【0047】
そして、TE10Nモード共振器12の高さH1については、互いに異なる位置に配置される導波管20、22のそれぞれの高さh1、h2のうち大きい方の寸法と同じ寸法に設定されており、また、その長さL5については、λg/2の整数倍(λg/2×n、λg:管内波長、n:整数)の寸法に設定されている(図6(a)および図6(b)を参照する。)。
【0048】
なお、TE10Nモード共振器12の側面12aに設けられる開口部12aaについては、図6(a)(b)に示すように、導波管22の開口部22bの高さh2とTE10Nモード共振器12の高さH1とが同じ大きさであるならば、単に、側面12aの右方側端部から所定の大きさで設けられるものであるが、導波管22の開口部22bの高さh2がTE10Nモード共振器12の高さH1より小さいときには、導波管22の開口部22bの配置位置に合わせて高さ方向の配置位置が設定される。
【0049】
同様に、TE10Nモード共振器12の側面12bに設けられる開口部12baについては、図6(a)(b)に示すように、導波管20の開口部20bの高さh1とTE10Nモード共振器12の高さH1とが同じ大きさであるならば、単に、側面12bの左方側端部から所定の大きさで設けられるものであるが、導波管20の開口部20bの高さh1がTE10Nモード共振器12の高さH1より小さいときには、導波管20の開口部20bの配置位置に合わせて高さ方向の配置位置が設定される。
【0050】
また、矩形共振器である導波管接続部分14は、その幅W2を、接続する導波管22の開口部22bの幅w2と等しくなるように寸法を設定されており、また、その高さH2を、導波管22の開口部22bの高さh2と等しくなるように寸法を設定されており、また、その長さL6を、λg/2の整数倍(λg/2×n、λg:管内波長、n:整数)となるように寸法を設定されている(図6(a)および図6(c)を参照する。)。
【0051】
さらに、矩形共振器である導波管接続部分16は、その幅W3を、接続する導波管20の開口部20bの幅w1と等しくなるように寸法を設定されており、また、その高さH3を、導波管20の開口部20bの高さh1と等しくなるように寸法を設定されており、また、その長さL7を、λg/2の整数倍(λg/2×n、λg:管内波長、n:整数)となるように寸法を設定されている(図6(a)および図6(d)を参照する。)。
【0052】

以上の構成において、図7(a)(b)を参照しながら、互いに異なる位置に配置されるマジックT型導波管30と導波管32とを接続する場合、マジックT型導波管30と導波管34とを接続する場合について説明する。
【0053】
この図7(a)(b)には、開口部30a、30b、30c、30dが設けられたマジックT型導波管30と、開口部30aの寸法と同じ寸法の開口部32aが設けられた導波管32と、開口部30bの寸法と同じ寸法の開口部34aが設けられた導波管34とが、それぞれ異なる位置に配置されている。
【0054】
ここで、マジックT型導波管30と当該マジックT型導波管30と異なる位置に配置される導波管32とを接続するには、マジックT型導波管30の開口部30aに合わせて寸法を設定された導波管接続部分14と、マジックT型導波管30と異なる位置に配置される導波管32の開口部32aに合わせて寸法を設定された導波管接続部分16と、マジックT型導波管30と導波管32との開口部30a、32aや配置位置に合わせて寸法を設定されたTE10Nモード共振器12とにより形成される接続部10を、導波管接続部分14の開口部14bとマジックT型導波管30の開口部30aとが連通するように固定的に接続するとともに、導波管接続部分16の開口部16bと導波管32の開口部32aとが連通するように固定的に接続する。
【0055】
また、マジックT型導波管30と当該マジックT型導波管30とは異なる位置に配置される導波管34とを接続するには、マジックT型導波管30の開口部30bに合わせて寸法を設定設計された導波管接続部分14’と、マジックT型導波管30と異なる位置に配置される導波管34の開口部34aに合わせて寸法を設定された導波管接続部分16’と、マジックT型導波管30と導波管34との開口部30b、34aや配置位置に合わせて寸法を設定されたTE10Nモード共振器12’とにより形成される接続部10’を、導波管接続部分14’の開口部14’bとマジックT型導波管30の開口部30bとが連通するように固定的に配設するとともに、導波管接続部分16’の開口部16’bと導波管34の開口部34aとが連通するように固定的に接続する。
【0056】
このとき接続部10においては、導波管32の開口部32aの寸法がマジックT型導波管30の開口部30aの寸法と同じ寸法なため、導波管接続部分14と導波管接続部分16とは同一寸法で形成されることとなる。
【0057】
また、接続部10’においては、導波管34の開口部34aの寸法がマジックT型導波管30の開口部30bの寸法より小さいため、導波管接続部分14’より導波管接続部分16’の方が小さい寸法で形成されることとなる。
【0058】

このように、TE10Nモード共振器12を用い、TE10Nモード共振器12の対向する側面において導波管接続部分14、16を配設して接続部10を形成することにより、導波管接続部分14の中心から導波管接続部分16の中心までの長さL8を、接続部200における開口部102の中心から開口部102’の中心までの長さL1に比べて短くすることが可能となる(図2(b)および図5(c)を参照する。)。
【0059】
さらに、TE10Nモード共振器12の長さL5、導波管接続部分14の長さL6ならびに導波管接続部分16の長さL7は(図6(b)(c)(d)を参照する。)、それぞれλg/2の整数倍の長さとなり、それぞれ最小のものでλg/2とすることができる。
【0060】
このため、接続部10を用いるようにした本発明による導波管接続方法においては、接続部200を用いるようにした従来の技術による導波管接続方法と比べて、導波管同士を接続する領域の寸法を小さくすることができる。
【0061】

また、TE10Nモード共振器12を用い、TE10Nモード共振器12の対向する側面において導波管接続部分14、16を配設して接続部10を形成することにより、接続する導波管の開口部の大きさに合わせて導波管接続部分14、16およびTE10Nモード共振器12の開口部の大きさの寸法が設定されるため、互いに異なる位置に配置される導波管同士の開口部の寸法が異なる場合であっても、テーパー導波管やステップ変成器などを用いることなく接続することができる。
【0062】
このため、互いに異なる位置に配置される導波管同士の開口部の大きさが異なっている場合、接続部10を用いるようにした本発明による導波管接続方法においては、接続部200などを用いるようにした従来の技術による導波管接続方法と比べて、新たな構成を設ける必要がなく、接続部10の全体の構成を小型化することができる。
【0063】

さらに、接続部200を用いるようにした従来の技術による導波管接続方法と比較すると、接続部10を用いるようにした本発明による導波管接続方法においては、互いに異なる位置に配置される導波管同士の開口部の寸法や配置位置に応じて、TE10Nモード共振器12の寸法や開口部の大きさ、導波管接続部分14、16の寸法や開口部の大きさなどを、比較的自由に設計することができるため、接続部をTE10Nモード共振器が共振器としての寸法が最適であるならば、例えば、図8(a)に示すように、TE10Nモード共振器12”の対向する側面の右下方側と左上方側とに開口部を設け、当該開口部に導波管接続部分14”、16”を配設するように形成したり、図8(b)に示すように、TE10Nモード共振器12”の隣り合う側面に開口部を設け、当該開口部に導波管接続部分14”、16”を配設するように形成することもでき、異なる位置に配置される導波管同士の配置位置の自由度が広がり、当該導波管同士の配置位置を容易に設計することができるようになる。
【0064】

次に、上記した接続部10を用いた導波管接続方法により、互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続した際の、接続部10における反射損失について発明者が行ったシミュレーションの結果について説明する。
【0065】
このシミュレーションは、図9(a)に示す接続部10を用いた本発明による導波管接続方法において、接続部10に入射する電磁波の周波数の変化に対する反射損失の変化について、ansoft社製の高性能高周波三次元電磁界シミュレータHFSSを用いて有限要素法により行った。
【0066】
また、比較のため、図9(b)に示す接続部200を用いた従来の技術による導波管接続方法において、接続部200に入射する電磁波の周波数の変化に対する反射損失の変化について、ansoft社製の高性能高周波三次元電磁界シミュレータHFSSを用いて有限要素法によりシミュレーションした。
【0067】
ここで、図10(a)には、本発明による導波管接続方法によるシミュレーションの結果が示されており、図10(b)には、従来の技術による導波管接続方法によるシミュレーションの結果が示されている。
【0068】
この図10(a)(b)に示されているように、図10(a)においては、−40dB以下の帯域が1.000GHz〜1.032GHzであるのに対し、図10(b)においては、−40dB以下の帯域が1.008〜1.027GHzとなっている。
【0069】
このように、接続部200を用いた従来の技術による導波管接続方法によって互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続した場合に比べ、接続部10を用いた本発明による導波管接続方法によって互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続した場合では、−40dB以下で帯域が広くなっており、反射損失の周波数帯域が同等以上となっている。
【0070】

以上において説明したように、本発明による導波管接続方法においては、TE10Nモード共振器12の対向する側面に導波管接続部分14、16を配設して接続部10を形成するようにしたため、直角曲導波管100を2つ接続して接続部200を形成する従来の技術による導波管接続方法と比べて、その寸法を小さくすることが可能である。
【0071】
また、接続する導波管の開口部の大きさに合わせて導波管接続部分14、16およびTE10Nモード共振器12の開口部の大きさの寸法が設定されるため、異なる位置に配置される導波管同士の開口部の寸法が異なる場合であっても、テーパー導波管やステップ変成器といった新たな構成を設ける必要がなく、接続部10の全体の寸法を小さくすることができる。
【0072】
さらに、直角曲導波管100を2つ接続して接続部200を形成するようにした従来の技術による導波管接続方法に比べ、接続部10を形成する本発明による導波管接続方法においては、互いに異なる位置に配置される導波管の開口部の寸法に応じて、TE10Nモード共振器12の寸法や開口部の寸法、導波管接続部分14、16の寸法やそれぞれの開口部の寸法を設定することができるので、比較的自由に接続部10を形成することができる。
【0073】
このため、異なる位置に配置される導波管同士の配置位置の自由度が広がり、当該導波管同士の配置位置を容易に設計することができるようになる。
【0074】

次に、図11乃至図12を参照しながら、互いに異なる位置に配置される導波管同士を、導波管内を伝播する電磁波の電界面に沿って屈曲させながら接続する際の本発明による導波管接続方法の実施の形態について説明する。
【0075】
図11(a)には、本発明による導波管接続方法において、異なる位置に配置される導 接続部50は、TE10Nモード共振器52と、TE10Nモード共振器52の側面52aに設けられた矩形共振器である導波管接続部分54と、側面52aと対向するTE10Nモード共振器52の側面52bに設けられた矩形共振器である導波管接続部分56とを有して構成されている(図11(a)を参照する。)。
【0076】
より詳細には、TE10Nモード共振器52の側面52aには、側面52aの右方側端部から所定の大きさの開口部52aaが設けられ、この開口部52aaに略四角筒形状の導波管接続部分54をその開口部54aと連通するようにして固定的に配設する(図11(a)(b)を参照する。)。
【0077】
さらに、TE10Nモード共振器52の側面52bには、側面52bの左方側端部から所定の大きさの開口部52baが設けられ、この開口部52baに略四角筒形状の導波管接続部分56をその開口部56aと連通するようにして固定的に配設する(図11(a)(b)を参照する。)。
【0078】
なお、導波管接続部分54の開口部54a、54bとTE10Nモード共振器52の側面52aに設けられた開口部52aとは、導波管接続部分54と接続する導波管の開口部と同じ寸法に設計されている。
【0079】
また、導波管接続部分56の開口部56a、56BとTE10Nモード共振器52の側面52bに設けられた開口部52baとは、導波管接続部分56と接続する導波管の開口部と同じ寸法の設計されている。
【0080】

このTE10Nモード共振器52は、導波管60の側面60aの延長上に位置するように側面52cが形成され、導波管62の側面62aの延長上に位置するように側面52dが形成されるようにして、その幅W4の寸法が設定されている(図12(a)および図12(b)を参照する。)。
【0081】
そして、TE10Nモード共振器52の高さH4については、互いに異なる位置に配置される導波管60、62のそれぞれの高さのうち大きい方の寸法と等しくなるように寸法が設定されており、また、その長さL11については、λg/2の整数倍(λg/2×n、λg:管内波長、n:整数)の寸法に設定されている(図12(a)および図12(b)を参照する。)。
【0082】
なお、TE10Nモード共振器52の側面52aに設けられる開口部52aaについては、図12(a)(b)に示すように、導波管62の開口部62bの高さh4とTE10Nモード共振器52の高さH4とが同じ大きさであるならば、単に、側面52aの右方側端部から所定の大きさで設けられるものであるが、導波管62の開口部62bの高さh4がTE10Nモード共振器52の高さH4より小さいときには、導波管62の開口部62bの配置位置に合わせて高さ方向の配置位置が設定される。
【0083】
同様に、TE10Nモード共振器52の側面52bに設けられる開口部52baについては、図12(a)(b)に示すように、導波管60の開口部60bの高さh3とTE10Nモード共振器52の高さH4とが同じ大きさであるならば、単に、側面52bの左方側端部から所定の大きさで設けられるものであるが、導波管60の開口部60bの高さh3がTE10Nモード共振器52の高さH4より小さいときには、導波管60の開口部60bの配置位置に合わせて高さ方向の配置位置が設定される。
【0084】
また、矩形共振器である導波管接続部分54は、その幅W5を、接続する導波管62の開口部62bの幅w4と等しくなるように寸法を設定されており、また、その高さH5を、導波管62の開口部62bの高さh4と等しくなるように寸法を設定されており、また、その長さL12を、λg/2の整数倍(λg/2×n、λg:管内波長、n:整数)となるように寸法を設定されている(図12(a)および図12(c)を参照する。)。
【0085】
さらに、矩形共振器である導波管接続部分56は、その幅W6を、接続する導波管60の開口部60bの幅w3と等しくなるように寸法を設定されており、また、その高さH6を、導波管60の開口部60bの幅w3と等しくなるように寸法を設定されており、また、その長さL13を、λg/2の整数倍(λg/2×n、λg:管内波長、n:整数)となるように寸法を設定されている(図12(a)および図12(d)を参照する。)。
【0086】

以上の構成において、互いに異なる位置に配置される導波管同士を、導波管内を伝播する電磁波の電界面に沿って屈曲させながら接続する場合には、上記した接続部10と同様にして、異なる位置に配置される導波管の配置位置や開口部の寸法に合わせて、TE10Nモード共振器52および導波管接続部分54、56の寸法の設定を行って接続部50を形成し、導波管接続部分54の開口部54bを互いに異なる位置に配置される導波管のうちの一方の導波管の開口部と連通するように固定的に接続するとともに、導波管接続部分56の開口部56bを互いに異なる位置に配置される導波管のうち他方の導波管の開口部が連通するように固定的に接続する。
【0087】

このようにして接続部50を形成することにより、導波管接続部分54の中心から導波管接続部分56の中心までの長さL10を、直角曲導波管110を2つ接続して形成した接続部300における開口部112の中心から開口部112’の中心までの長さL9に比べて短くすることが可能となる(図10(b)および図11(c)を参照する。)。
【0088】
さらに、TE10Nモード共振器52の長さL11、導波管接続部分54の長さL12ならびに槽は間接続部分56の長さL13は(図12(b)(c)(d)を参照する。)、それぞれλg/2の整数倍の長さとなり、それぞれ最小のものでλg/2とすることができる。
【0089】
このため、接続部50を用いるようにした本発明による導波管接続方法においては、直角曲導波管110を2つ接続して形成する接続部300を用いるようにした従来の技術による導波管接続方法に比べて、その寸法を小さくすることができる。
【0090】

また、接続する導波管の開口部の大きさに合わせて導波管接続部分54、56およびTE10Nモード共振器52の開口部の大きさの寸法が設定されるため、互いに異なる位置に配置される導波管同士の開口部の寸法が異なる場合であっても、テーパー導波管やステップ変成器などを用いることなく接続することができる。
【0091】
このため、互いに異なる位置に配置される導波管同士の開口部の大きさが異なっている場合、接続部50を用いるようにした本発明による導波管接続方法においては、接続部300を用いるようにした従来の技術による導波管接続方法に比べて、新たな構成を設ける必要がなく、その接続部50の全体の構成を小型化することができる。
【0092】

さらに、接続部300を用いるようにした従来の技術による導波管接続方法と比較すると、接続部50を用いるようにした本発明による導波管接続方法においては、互いに異なる位置に配置される導波管同士の開口部の寸法や配置位置に応じて、TE10Nモード共振器52の寸法や開口部の大きさ、導波管接続部分54、56の寸法や開口部の大きさなどを、比較的自由に設計することができるため、接続部をTE10Nモード共振器が共振器としての寸法が最適であれば、例えば、図13(a)に示すように、TE10Nモード共振器52’の対向する側面の右下方側と左下方側とに開口部を設け、当該開口部に導波管接続部分54’、56’を配設するように形成したり、図13(b)に示すように、TE10Nモード共振器52’の隣り合う側面に開口部を設け、当該開口部に導波管接続部分54’、56’を配設するように形成することもでき、異なる位置に配置される導波管同士の配置位置の自由度が広がり、当該導波管同士の配置位置を容易に設計することができるようになる。
【0093】

なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(4)に示すように変形することができるものである。
【0094】
(1)上記した実施の形態においては、接続部10(50)をTE10Nモード共振器12(52)と矩形共振器である導波管接続部分14(54)、16(56)とにより形成するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、導波管接続部分14(54)、16(56)を設けることなく、TE10Nモード共振器12(52)に互いに異なる位置に配置される導波管を直接接続するようにしてもよいし、導波管接続部分14(54)または導波管接続部分16(56)のどちらか一方だけ設けるようにしてもよい。
【0095】
つまり、導波管接続部分14(54)ならびに導波管接続部分16(56)は、接続部10(50)が互いに異なる位置に配置される導波管と接続する際に、構造的に設けた方が接続しやすい場合に設けるようにすればよい。
【0096】
(2)上記した実施の形態においては、TE10Nモード共振器12(52)と矩形共振器である導波管接続部分14(54)、16(56)とにより接続部10(50)を成形するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、TE10Nモード共振器以外の共振器を用いて接続部を形成するようにしてもよい。
【0097】
具体的には、TE10Nモード共振器に変えて、矩形共振器であれば、TE20Nモード共振器またはTE30Nモード共振器などを用いて接続部を形成するようにしてもよく、また、円形共振器であれば、TM01モード共振器などを用いて接続部を形成するようにしてもよい。
【0098】
(3)上記した実施の形態においては、互いに異なる位置に配置される導波管同士を、導波管内を伝播する電磁波の磁界面や電界面に沿って屈曲させながら接続する際に、当該導波管の開口部の寸法が異なる場合に、テーパー導波管などを用いることなく接続することができることを説明した。
【0099】
しかしながら、互いに異なる位置に配置される導波管同士を、導波管内を伝播する電磁波の磁界面や電界面に沿って接続する際に用いるようにして、テーパー導波管と同様の効果を有する接続部を構成するようにしてもよい。
【0100】
具体的には、図14に示すように、TE10Nモード共振器72の側面72aの略中心位置に導波管接続部分74を設けるとともに、TE10Nモード共振器72の側面72bの略中心位置に導波管接続部分76を設けるようにして、テーパー導波管と同様の効果を有しつつ、小型化が可能な接続部70を形成することができる。
【0101】
(4)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(3)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0102】
本発明は、互いに異なる位置に配置される導波管同士を接続する際に用いて好適な導波管接続方法である。
【符号の説明】
【0103】
10、50、200、300 接続部
12、52、72 TE10Nモード共振器
14、16、54、56、74、76 導波管接続部分
20、22、32、34、60、62 導波管
30 マジックT型導波管
100、110 直角曲導波管
120 テーパー導波管
130 ステップ変成器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の導波管と前記第1の導波管とは異なる位置に配置される第2の導波管とを、導波管内を伝播する電磁波の磁界面に沿って屈曲させながら接続する導波管接続方法において、
前記第1の導波管と前記第2の導波管とをTE10Nモード、TE20NモードまたはTE30Nモードの矩形共振器を介して接続する
ことを特徴とする導波管接続方法。
【請求項2】
請求項1に記載の導波管接続方法において、
前記矩形共振器は、前記第1の導波管および前記第2の導波管の少なくともどちらか一方とは、矩形共振器を介して接続する
ことを特徴とする導波管接続方法。
【請求項3】
第1の導波管と前記第1の導波管とは異なる位置に配置される第2の導波管とを、導波管内を伝播する電磁波の電界面に沿って屈曲させながら接続する導波管接続方法において、
前記第1の導波管と前記第2の導波管とをTE10Nモード、TE20NモードまたはTE30Nモードの矩形共振器を介して接続する
ことを特徴とする導波管接続方法。
【請求項4】
請求項3に記載の導波管接続方法において、
前記矩形共振器は、前記第1の導波管および前記第2の導波管の少なくともどちらか一方とは、矩形共振器を介して接続する
ことを特徴とする導波管接続方法。
【請求項5】
第1の導波管と前記第1の導波管とは異なる位置に配置される第2の導波管とを、導波管内を伝播する電磁波の磁界面に沿って屈曲させながら接続する導波管接続方法において、
前記第1の導波管と前記第2の導波管とをTM01モードの円形共振器を介して接続する
ことを特徴とする導波管接続方法。
【請求項6】
請求項1に記載の導波管接続方法において、
前記円形共振器は、前記第1の導波管および前記第2の導波管の少なくともどちらか一方とは、矩形共振器を介して接続する
ことを特徴とする導波管接続方法。
【請求項7】
第1の導波管と前記第1の導波管とは異なる位置に配置される第2の導波管とを、導波管内を伝播する電磁波の電界面に沿って屈曲させながら接続する導波管接続方法において、
前記第1の導波管と前記第2の導波管とをTM01モードの円形共振器を介して接続する
ことを特徴とする導波管接続方法。
【請求項8】
請求項3に記載の導波管接続方法において、
前記円形共振器は、前記第1の導波管および前記第2の導波管の少なくともどちらか一方とは、矩形共振器を介して接続する
ことを特徴とする導波管接続方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−147081(P2011−147081A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−8346(P2010−8346)
【出願日】平成22年1月18日(2010.1.18)
【出願人】(000219004)島田理化工業株式会社 (205)
【Fターム(参考)】