説明

導波管接続構造及びレーダ

【課題】広帯域で低反射特性を有し、必要に応じて直角以外の角度でも接続できるようにした導波管接続構造、及びそれを備えたレーダを構成する。
【解決手段】導波管接続構造101は、第1の導波管10と第2の導波管20とが接続部123で直角に接続されている。第2の導波管20は、接続部123から長さc21に亘って、幅a21が本来の幅a2とは幅が異なる変成部21を備えている。この変成部21の長さc21は、伝搬すべき電磁波の管内波長の略1/4に相当する。接続部123には導波管半波長共振器30が並列接続されている。この導波管半波長共振器30は、接続部123側が開口され、終端が短絡されていて、第2の導波管20の電磁波伝搬方向(長手方向)に延びるように配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、マイクロ波帯やミリ波帯で使用され、電磁波の伝搬方向を変換する導波管接続構造に関し、特に、高さ方向やベンド角の自由度の高い導波管接続構造、及びそれを備えたレーダに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、屈曲した導波路を構成する場合に、導波管ベンドが設けられるが、単に導波管を接続しただけでは、接続部での反射が大きい。例えばX帯標準導波管を90°配置したものについて周波数特性を計算すると、9.41GHzの反射係数は−8dBとなる。
【0003】
こういった問題を解決するため、特許文献1に開示されているように、例えば90°ベンドに対して接続部を45°のテーパ状に切り取ったり、それを近似した階段状のステップを設けたりする構造がとられている。しかし、この方法はある特定の周波数でしか整合がとれないので狭帯域特性であった。しかも、導波管の高さ位置やベンド角を変更すれば、整合自体がとれなくなって、伝送路としての所定の特性が得られない、という問題があった。
【0004】
一方、特許文献2には、誘電体基板内に形成される積層型の誘電体導波管線路と方形導波管とを、低反射状態でほぼ直角に接続する構造が開示されている。具体的には、誘電体基板の両面に形成された一対の導体層と、信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の繰り返し間隔で、かつ伝送方向と直交する方向に所定の幅で、導体層間を電気的に接続して形成された2列の貫通導体群とを備える誘電体導波管線路を設け、一対の導体層のうち、一方の導体層に結合用窓を設け、この結合用窓に、誘電体層を介して、高周波信号の伝送方向が異なるように開口端面を対向させた方形導波管を接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−246801号公報
【特許文献2】特開2004−357042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献1の導波管ベンドでは、特に二つの導波管のサイズが異なる場合や、角度が直角でない場合には、充分な整合がとれない問題があった。また、異種線路の接続の場合に、不連続部の影響を相殺するように設計するため、低反射特性が得られる帯域が狭いという問題もあった。
【0007】
ここで、幅22.9mm、高さ5mmの第1の導波管と、幅22.9mm、高さ10.2mmの第2の導波管との接続部にテーパ状のベンドを構成した場合の周波数特性を図1に示す。このように、X帯域での反射係数は−3dB〜−4dBもの大きな値となる。
【0008】
特許文献2の線路変換構造は、誘電体導波管線路と空胴導波管とを接続するものであるので、空胴導波管同士の接続部にはそのままでは適用できない。
【0009】
そこで、この発明の目的は、広帯域で低反射特性を有し、必要に応じて直角以外の角度でも接続できるようにした導波管接続構造、及びそれを備えたレーダを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明導波管接続構造は、第1の導波管と第2の導波管とが接続部で所定の角度を成して接続されるものであり、第2の導波管は、接続部から長さが略1/4波長に亘って幅又は高さの異なる変成部を備え、接続部に半波長共振器が結合されている。
【0011】
特に、変成部以外の第2の導波管と第1の導波管とは特性インピーダンスが異なっていてもよい。
【0012】
例えば、前記導波管半波長共振器は、接続部が開口され、終端が短絡されて、第2の導波管の電磁波伝搬方向に延びる。
【0013】
本発明のレーダは、探知用のパルス状電磁波を発生する電磁波発生手段と、前記パルス状電磁波を送信し、物標で反射されたエコー信号を受信するアンテナと、前記パルス状電磁波を前記アンテナへ導波し、前記アンテナからの受信信号を受信回路へ導入するサーキュレータと、を備え、前記パルス状電磁波を前記アンテナへ導波する導波路に前記導波管接続構造を設けて構成される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、二つの導波管の接続部に導波管半波長共振器を並列接続し、一方の導波管の変成部を介して二つの導波管が接続されるので、広帯域に亘って反射の少ない導波管接続構造が得られる。また、半波長共振器及び1/4波長線路がL性、C性の相反する整合回路として機能するため、接続角度や線路インピーダンスが大きく異なっていても整合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】一般的なテーパ状の導波管ベンドの周波数特性図である。
【図2】図2(A)は第1の実施形態に係る導波管接続構造101の斜視図、図2(B)はその縦断面図である。
【図3】図3(A)は、特性インピーダンスZ1の第1の導波管10Tと特性インピーダンスZ2の第2の導波管20Tとの接続構造の等価回路である。図3(B)は、そのポートP2から回路を見たインピーダンスをスミスチャート上にプロットした図である。
【図4】図4(A)は、第1の導波管10Tと第2の導波管20Tの接続部に並列共振器30Rを設けた構造の等価回路である。図4(B)は、ポートP2から回路を見たインピーダンスをスミスチャート上にプロットした図である。
【図5】図5(A)は、第2の導波管20Tと接続部との間に1/4波長のインピーダンス変成器21Tを挿入した構造の等価回路である。図5(B)は、ポートP2から回路を見たインピーダンスをスミスチャート上にプロットした図である。
【図6】図2に示した導波管接続構造の反射係数S11と通過係数S21の周波数特性図である。
【図7】図7(A)は第2の実施形態に係る導波管接続構造102の斜視図、図7(B)はその縦断面図である。
【図8】図8(A)は第3の実施形態に係る導波管接続構造103の斜視図、図8(B)はその縦断面図である。
【図9】第5の実施形態に係るレーダの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
《第1の実施形態》
図2(A)は第1の実施形態に係る導波管接続構造101の斜視図、図2(B)はその縦断面図である。但し、何れの図も導波空間形状のみを表している。実際には、金属の切削加工や鋳造加工によって導波空間が形成される。
【0017】
この導波管接続構造101は、第1の導波管10と第2の導波管20とが接続部123で直角に接続されたものである。第1の導波管10は幅a1、高さb1の矩形導波管である。第2の導波管20の接続部123以外は幅a2、高さb2の矩形導波管である。第1の導波管10、第2の導波管20の何れもTE10モード(基本波モード)で電磁波を伝搬させる寸法にしている。すなわち、Eコーナ又はEベンドとして用いる。この例では、第1の導波管10はX帯標準導波管であり、第2の導波管20は、第1の導波管10より高さが低い。すなわち、a1=a2、b1>b2の関係にあり、第1の導波管10と第2の導波管20とは特性インピーダンスが異なる。
【0018】
第2の導波管20は、接続部123から長さc21に亘って、幅a21が本来の幅a2とは幅が異なる変成部21を備えている。この変成部21の長さc21は、伝搬すべき電磁波の管内波長の略1/4に相当する。
【0019】
接続部123には導波管半波長共振器30が並列接続されている。この導波管半波長共振器30は、接続部123側が開口され、終端が短絡されていて、第2の導波管20の電磁波伝搬方向(長手方向)に延びるように配置されている。この例では、導波管半波長共振器30の幅a3は第2の導波管20の幅a2と等しく、高さb3は第2の導波管20の高さb2よりも低い。導波管半波長共振器30の長さ(共振器長)c3は伝搬すべき電磁波が半波長で共振する長さに相当する。従って、この導波管半波長共振器30は、接続部123側の開口部で電界最大、短絡されている終端側で電界最小、の半波長導波管共振器として作用する。
【0020】
図2中の各部の寸法は例えば次のとおりである。
a1=22.9mm
b1=10.2mm
a2=22.9mm
b2=5.0mm
a21=18.9mm
c21=11.9mm
a3=22.9mm
b3=3mm
c3=18.5mm
次に、本発明の導波管接続構造による整合の物理的意味について、図3〜図5を参照して説明する。
図3(A)は、特性インピーダンスZ1の第1の導波管10Tと特性インピーダンスZ2の第2の導波管20Tとの接続構造の等価回路である。図3(B)は、そのポートP2から回路を見たインピーダンスをスミスチャート上にプロットした図である。
【0021】
図4(A)は、前記第1の導波管10Tと第2の導波管20Tの接続部に並列共振器30Rを設けた構造の等価回路である。図4(B)は、ポートP2から回路を見たインピーダンスをスミスチャート上にプロットした図である。
【0022】
並列共振器30Rを結合させたことにより、その共振器の共振周波数で信号の反射が生じる。スミスチャート上では、図4(B)のように、周波数スイープとともに円を描く挙動を示す。伝送路と共振器との結合が小さくなるように設計することにより、小さな円軌跡となっている。
【0023】
図5(A)は、第2の導波管20Tと前記接続部との間に1/4波長のインピーダンス変成器21Tを挿入した構造の等価回路である。図5(B)は、ポートP2から回路を見たインピーダンスをスミスチャート上にプロットした図である。インピーダンス変成器21Tの特性インピーダンスは、図5(B)のスミスチャート上で描く円の中心が、スミスチャートの中心にくるように定めている。
【0024】
また、線路長が1/4波長であるので、インピーダンス変成器21Tと第1の導波管10Tとの不連続部での反射と、インピーダンス変成器21Tと第2の導波管20Tとの不連続部での反射とが逆相で打ち消される。そのため、スミスチャート上の円軌跡はスミスチャート上の中心方向へ移動する。図5(B)において、破線の円は反射係数が−10dB以下になる範囲を表している。また、軌跡は8.4GHz〜10.5GHzの周波数範囲について表している。軌跡の大半は点線円内に入っており、広い周波数範囲に亘って整合がとれていることが分る。
【0025】
図6は、図2に示した導波管接続構造の反射係数S11と通過係数S21の周波数特性図である。反射係数S11が−10dB以下になる周波数帯域が8.2GHz〜20GHz、−20dB以下になる周波数帯域が8.4GHz〜10.5GHz、と非常に広帯域で低反射特性が得られることがわかる。
【0026】
以上の説明では、半波長共振器の反射器としての作用と、変成部による1/4波長インピーダンス変成器の作用とによってインピーダンス整合を行うこととしたが、導波管半波長共振器30及び長さ1/4波長の変成部は、中心周波数からの変位でL性、C性の相反するリアクタンス成分を生じるので、このリアクタンス成分で広帯域に亘ってインピーダンス整合する、ということもできる。
【0027】
このように、半波長共振器を設けることによって広帯域化が図れ、変成部を設けることによってインピーダンス整合がとられるので、広帯域に亘って低反射特性が得られる。
【0028】
《第2の実施形態》
図7(A)は第2の実施形態に係る導波管接続構造102の斜視図、図7(B)はその縦断面図である。但し、何れの図も導波空間形状のみを表している。実際には、金属の切削加工や鋳造加工によって導波空間が形成される。
【0029】
この導波管接続構造102は、断面内寸法が22.9mm×10.2mmのX帯標準導波管である第1の導波管10と、断面内寸法が22.9mm×5mmの第2の導波管20とが接続部123で直角に接続されたものである。第1の導波管10と第2の導波管20は何れもTE10モード(基本波モード)で電磁波を伝搬する矩形導波管である。
【0030】
第2の導波管20は、接続部123から管内波長で略1/4波長に亘って、幅が狭い変成部21を備えている。
【0031】
接続部123には、誘電体共振器40が並列接続されている。この誘電体共振器40は、直方体状の空間41と誘電体コア42とで構成されている。空間41は、直方体の五面を成す導体面で囲まれた空間であり、接続部123側が開口され、終端が短絡されていて、第2の導波管20の長手方向(電磁波伝搬方向)に延びている。誘電体コア42は、円柱状の誘電体であり、空間41の内部のほぼ中央に配置されている。この誘電体コア42に電磁界エネルギーが集中して、誘電体共振器40はTEθrz座標で表すとTE011モードで共振する。
【0032】
このように、半波長共振器として誘電体共振器を設けることによって、接続部123の小型化が図れる。
【0033】
《第3の実施形態》
図8(A)は第3の実施形態に係る導波管接続構造103の斜視図、図8(B)はその縦断面図である。但し、何れの図も導波空間形状のみを表している。実際には、金属の切削加工や鋳造加工によって導波空間が形成される。
【0034】
この導波管接続構造103は、断面内寸法が22.9mm×10.2mmのX帯標準導波管である第1の導波管10と、断面内寸法が22.9mm×5mmの第2の導波管20とが接続部123で135°の交差角で接続されたものである。第1の導波管10と第2の導波管20は何れもTE10モード(基本波モード)で電磁波を伝搬する矩形導波管である。
【0035】
第2の導波管20は、接続部123から管内波長で略1/4波長に亘って、幅が狭い変成部21を備えている。
【0036】
接続部123には、導波管半波長共振器30が並列接続されている。この導波管半波長共振器30は、接続部123側が開口され、終端が短絡されていて、第2の導波管20の電磁波伝搬方向(長手方向)に延びるように配置されている。この例では、導波管半波長共振器30の幅は第2の導波管20の幅と等しく、高さは第2の導波管20の高さよりも低い。導波管半波長共振器30の長さ(共振器長)は伝搬すべき電磁波が半波長で共振する長さに相当する。従って、この導波管半波長共振器30は、接続部123側の開口部で電界最大、短絡されている終端側で電界最小、の半波長導波管共振器として作用する。
【0037】
このように、導波管半波長共振器30及び長さ1/4波長の変成部は、中心周波数からの変位でL性、C性の相反するリアクタンス成分を生じる整合回路として作用するので、接続角度や線路インピーダンスが大きく異なっていても整合させることができる。
【0038】
前記二つの導波管の交差角は直角に限らず、0°〜180°の範囲内で定めることができる。
【0039】
《第4の実施形態》
以上に示した各実施形態では、第2の導波管の変成部の幅を第2の導波管の元々の幅より狭くすることによって、変成部の特性インピーダンスを定めるようにしたが、第1の導波管と第2の導波管の特性インピーダンスの大小関係によっては、第2の導波管の変成部の幅を第2の導波管の元々の幅より広くする。
【0040】
また、以上に示した各実施形態では、第2の導波管の変成部の幅を第2の導波管の元々の幅とは異ならせたが、変成部の高さを第2の導波管の変成部の元々の高さと異ならせることによって、変成部の特性インピーダンスを定めるようにしてもよい。
【0041】
また、以上に示した各実施形態では、半波長共振器の共振器長方向(終端と開口とを結ぶ方向)を第2の導波管の電磁波伝搬方向(長手方向)に向けたが、少なくとも開口が接続部123に繋がっていればよい。したがって、半波長共振器の共振器長方向は例えば第1の導波管の電磁波伝搬方向に向いていてもよい。
【0042】
《第5の実施形態》
図9は第5の実施形態に係るレーダの構成を示すブロック図である。レーダの高周波回路部は、マイクロ波を発振するマグネトロン72、それをパルス駆動する駆動回路71、マグネトロン72の発振信号を後段方向へ伝搬するサーキュレータ73、終端器74、2次高調波を抑制する高調波伝搬阻止フィルタ201、送信信号をロータリージョイント側へ伝搬させ、受信信号を受信回路側へ伝搬させるサーキュレータ76、ロータリージョイント77、アンテナ78、送信信号の電力が受信回路側へ回り込まないようにする制限するリミッタ回路79および受信回路80を備えている。
【0043】
駆動回路71がマグネトロン72をパルス駆動することによって、9.6GHzのパルス状マイクロ波信号が出力され、サーキュレータ73→高調波伝搬阻止フィルタ201→サーキュレータ76→ロータリージョイント77→アンテナ78の経路で空中へ放射される。また物標で反射した信号がアンテナ78で受信され、ロータリージョイント77→サーキュレータ76→リミッタ回路79→受信回路80の経路で受信される。
第1乃至第4の何れかの実施形態で示した導波管接続構造は、マグネトロン72からサーキュレータ76までの間、サーキュレータ76からアンテナ78までの間、サーキュレータ76からリミッタ回路79までの間の何れかの導波路に設けられる。
【符号の説明】
【0044】
10…第1の導波管
20…第2の導波管
21…変成部
30…導波管半波長共振器
40…誘電体共振器
41…空間
42…誘電体コア
101,102,103…導波管接続構造
123…接続部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電磁波を導波する第1の導波管と、
接続部において前記第1の導波管と所定の角度をなして接続された第2の導波管と、
を備え、
前記第2の導波管は、
前記接続部から前記電磁波の波長の略1/4の長さに亘って前記第2の導波管の幅または高さのうちの少なくともいずれかが異なる変成部と、
前記接続部から延伸された半波長共振器と、
を有していることを特徴とする導波管接続構造。
【請求項2】
前記変成部の特性インピーダンスは、前記変成部以外の前記第2の導波管の特性インピーダンスと前記第1の導波管の特性インピーダンスとの間の値である、請求項1に記載の導波管接続構造。
【請求項3】
前記接続部に対する前記第1の導波管の成す角度が90度である、請求項1又は2に記載の導波管接続構造。
【請求項4】
前記半波長共振器は前記接続部側が開口され終端が短絡された導波管共振器である、請求項1乃至3の何れかに記載の導波管接続構造。
【請求項5】
前記半波長共振器は、前記接続部が開口され終端が短絡された空間と、この空間内に配置された誘電体コアとで構成された誘電体共振器である、請求項1乃至3の何れかに記載の導波管接続構造。
【請求項6】
探知用のパルス状電磁波を発生する電磁波発生手段と、前記パルス状電磁波を送信し、物標で反射されたエコー信号を受信するアンテナと、前記パルス状電磁波を前記アンテナへ導波し、前記アンテナからの受信信号を受信回路へ導入するサーキュレータと、を備え、
前記パルス状電磁波を前記アンテナへ導波する導波路に請求項1乃至5の何れかに記載の導波管接続構造を設けた、レーダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−205438(P2011−205438A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−71241(P2010−71241)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【出願人】(000166247)古野電気株式会社 (441)