説明

導電性ロールおよび導電性ロールを備えた画像形成装置

【課題】導電性ロールのフィルミング、騒音を抑制し、且つ被帯電体(例えば、感光体)への従動性を長期に亘って維持する導電性ロールおよび導電性ロールを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】導電性ロール100は、軸体であり導電性軸心である芯金30の外周に、少なくとも同芯状に半導電性弾性層32と、最表層34a,34bとが設けられ、最表層34aには、粗面化のためのフィラーが含有され、一方、最表層34bには、フィラーが含有されておらず、導電性ロール100の非画像領域Wである端部側の最表層34bと、画像領域Wである中央付近の最表層34aの表面粗さが異なり、導電性ロール100の画像領域Wである中央付近の最表層34の表面粗さは大きく、一方、導電性ロール100の非画像領域Wである端部側の最表層34の表面粗さは小さくなっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性ロールおよび導電性ロールを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を採用した複写機やプリンタなどの画像形成装置において、例えば帯電装置として、被帯電体(例えば、感光体)の表面に直接接触させて、直流電圧又は直流電圧に交流電圧を印加させ、被帯電体を帯電させる接触型帯電装置(いわゆる、BCR)が主に用いられている。
【0003】
導電性ロールの最表層にフィラーを含有させ、該最表層を粗面化することが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
一方、接触型帯電装置における導電性ロールの被帯電体に対する圧接加重を増加させ、導電性ロールの搬送力を増やすことも考えられる。
【0005】
なお、導電性ロールの端部側の外周面に周方向に沿って環状の高摩擦部を設けること(例えば、特許文献2)、JIS K7125に規定する試験方法において、導電性ロールの非画像部に相当する両端の表面層の動摩擦係数μを感光体の動摩擦係数μKDよりも大きくすること(例えば特許文献3)が提案されている。
【0006】
【特許文献1】特許第3024248号
【特許文献2】特開平6−202440号公報
【特許文献3】特開平6−118770号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、導電性ロールのフィルミング、騒音を抑制し、被帯電体(例えば、感光体)への従動性を長期に亘って維持する導電性ロールおよび導電性ロールを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、以下の本発明により達成される。すなわち、本発明の導電性ロールおよび導電性ロールを備えた画像形成装置は、以下の特徴を有する。
【0009】
(1)少なくとも軸体と、前記軸体の外周に設けられた半導電性弾性層と、最表層とを有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであり、前記導電性ロールの画像領域における最表層の表面粗さは、導電性ロールの非画像領域における最表層の表面粗さと異なる導電性ロールである。
【0010】
(2)前記導電性ロールの画像領域における最表層の表面粗さは、導電性ロールの非画像領域における最表層の表面粗さに比べ粗い導電性ロールである。
【0011】
(3)前記最表層にはフィラーが含有され、前記最表層に含有されるフィラー含容量は、導電性ロールにおける画像領域と非画像領域とで異なる上記(1)または(2)に記載の導電性ロールである。
【0012】
(4)前記最表層の厚みは、導電性ロールにおける画像領域と非画像領域とで異なる上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の導電性ロールである。
【0013】
(5)前記最表層と半導電性弾性層との間には、さらにフィラーを含まない中間層が設けられ、前記中間層の軸方向に沿った幅は、最表層の軸方向に沿った幅より大きい上記(1)または(2)に記載の導電性ロールである。
【0014】
(6)少なくとも像保持体と、該像保持体に接触しその表面を帯電する帯電手段とを備える画像形成装置であって、前記帯電手段が上記(1)から(5)のいずれか1つに記載の導電性ロールからなる画像形成装置である。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、導電性ロールのフィルミング、騒音が抑制され、また従来に比べ被帯電体(例えば、感光体)への従動性が長期に亘って維持される。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、帯電ディフェクト(帯電欠陥)が防止するとともに、耐汚染性、騒音防止性が向上し、また、被帯電体(例えば、感光体)への圧接加重を増やすことなく、被帯電体への従動性が向上する。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、導電性ロールのフィルミング、騒音を抑制し、また被帯電体(例えば、感光体)への従動性が長期に亘って維持される。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、導電性ロールのフィルミング、騒音を抑制し、また従来に比べ、被帯電体(例えば、感光体)への従動性が長期に亘って維持される。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、導電性ロールの画像領域である中央付近にのみ表面粗さを有する最表層が設けられ、帯電ディフェクト(帯電欠陥)が防止され、また耐汚染性、騒音防止性が向上するとともに、導電性ロールの非画像領域である端部側には、フィラーを含まない表面粗さの低い中間層が露出するため、被帯電体(例えば、感光体)への圧接加重を増やすことなく、被帯電体への従動性が向上する。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、耐汚染性、耐騒音性を有し、また、従来に比べ長期に亘って従動性が維持された導電性ロールを備えた画像形成装置が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明の実施の形態について以下説明する。なお、本発明の実施の形態を詳細に説明するにあたり、まず本実施の形態における導電性ロールについて詳述し、その後、本実施の形態における導電性ロールを備えた画像形成装置について述べる。なお、本実施の形態の導電性ロールは、帯電ロールに限るものではなく、他の形態も許容するものである。また、図面の各構成の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
【0022】
<導電性ロール>
本発明における第1の実施の形態の導電性ロールは、図1に示すように、軸体であり導電性軸心である芯金30の外周に、少なくとも同芯状に半導電性弾性層32と、最表層34a,34bとが設けられ、電圧が印加された状態で被帯電体(例えば、感光体)に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロール100であって、導電性ロール100の最表層34aは粗面化層であって、最表層34の表面粗さは軸方向(図1の黒矢印で示す方向)で異なっている。
【0023】
さらに、詳細に説明すると、本実施の形態における導電性ロール100は、その非画像領域Wである端部側の最表層34bと、画像領域Wである中央付近の最表層34aの表面粗さが異なり、導電性ロール100の画像領域Wである中央付近の最表層34の表面粗さは大きく、一方、導電性ロール100の非画像領域Wである端部側の最表層34の表面粗さは小さくなっている。
【0024】
すなわち、図1に示すように、最表層34aには、粗面化のためのフィラーが含有され、一方、最表層34bには、フィラーが含有されていないので、導電性ロール100の画像領域Wである中央付近における最表層34aの表面粗さは大きく、帯電ディフェクト(帯電欠陥)を防止するとともに、耐汚染性、騒音防止性が向上し、一方、導電性ロール100の非画像領域Wである端部側の最表層34bは、フィラーを含まないので、その表面粗さは小さく、被帯電体(例えば、感光体)への圧接加重を増やすことなく、被帯電体への従動性が向上する。これにより、結果的に、従来に比べ低ストレスで導電性ロールが搬送されるため、長期に亘って被帯電体への従動性が維持され、画質も長期間担保される。
【0025】
本発明における第2の実施の形態の導電性ロールは、図2に示すように、軸体であり導電性軸心である芯金30の外周に、少なくとも同芯状に半導電性弾性層32と最表層34とが設けられ、電圧が印加された状態で被帯電体(例えば、感光体)に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロール110であって、導電性ロール110の最表層34は粗面化層であって、最表層34の表面粗さは軸方向(図2の黒矢印で示す方向)で異なっている。
【0026】
さらに、詳細に説明すると、本実施の形態における導電性ロール110は、その非画像領域Wである端部側と、画像領域Wである中央付近との最表層34の表面粗さが異なり、導電性ロール110の画像領域Wである中央付近の最表層34の表面粗さは大きく、一方、導電性ロール110の非画像領域Wである端部側の最表層34の表面粗さは小さくなっている。
【0027】
上述のように、本実施の形態における導電性ロール110の最表層34の表面近傍のフィラー含有量を軸方向で異ならせる、すなわち、非画像領域Wと画像領域Wの表面粗さを異ならせるために、導電性ロール110の画像領域Wである中央付近における最表層34の表面近傍におけるフィラーの含有量を多くし、一方、導電性ロール110の非画像領域Wである端部側における最表層34の表面近傍におけるフィラーの含有量を少なくする。
【0028】
本願発明者らは、図5に示すように、同一径のフィラーを同一重量部、例えば5μm径のフィラーを50質量部添加した最表層用塗液を用い、最表層の膜厚を変化させる場合、膜厚が厚くなるほど表面粗さRzが小さくなることを見出した。そこで、本願発明者らは、導電性ロール110の最表層34の厚みが軸方向で異ならせ、図2に示すように、導電性ロール110の非画像領域Wである端部側の最表層34の膜厚を、導電性ロールの画像領域Wである中央付近の最表層34の膜厚より厚くしている。これにより、導電性ロールの画像領域Wである中央付近においては、ベース樹脂のレベリング効果が弱いため最表層34の表面近傍付近のフィラーの含有量が多くなり、中央付近における最表層34の表面粗さは粗くなるので、帯電ディフェクト(帯電欠陥)を防止するとともに、耐汚染性、騒音防止性が向上する。一方、導電性ロール110の非画像領域Wである端部側では、ベース樹脂のレベリング効果が相対的に強くなるので、最表層34の表面近傍のフィラーの含有量が少なくなり、端部側における最表層34の表面粗さは小さくなるので、被帯電体(例えば、感光体)への圧接加重を増やすことなく、被帯電体への従動性が向上する。これにより、結果的に、従来に比べ低ストレスで導電性ロールが搬送されるため、長期に亘って被帯電体への従動性が維持され、画質も長期間担保される。
【0029】
ここで、図6に示す表面粗さRzは、表面粗さ計サーフコム1400A(東京精密社製)を用い、JIS B0601−1994に従って、ロールの軸方向について、測定長4.0mm、カットオフ値0.8、測定速度0.30mm/secの条件で10箇所を測定し、その平均値とした。
【0030】
第2の実施の形態の導電性ロール110は、例えば図7に示す浸漬コーティング法により最表層34を形成する場合、塗液槽40の塗液42に対する芯金30の引き揚げ速度を変えるだけで、端部側の膜厚を中央付近の膜厚より厚く形成することができる。したがって、第1の実施の形態の導電性ロール100の最表層34a,34bのように組成の異なる層を形成する場合に比べ、少ない工程数で、すなわち、一工程で表面粗さの異なる最表層34が形成される。
【0031】
また、本発明における第3の実施の形態の導電性ロールは、図3に示すように、軸体であり導電性軸心である芯金30の外周に、同芯状に半導電性弾性層32とフィラーを含まない中間層36と最表層34とが設けられ、電圧が印加された状態で被帯電体(例えば、感光体)に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロール120である。例えば、中間層36は、ブリードブロックなどの他の機能を持たせるために設けてもよい。また、本実施の形態の導電性ロール120は、中間層36の軸方向に沿った幅が、最表層34の軸方向に沿った幅より大きくなるように形成されている。これにより、例えば図3に示すように、導電性ロール120の画像領域Wである中央付近にのみ表面粗さを有する最表層34が設けられ、帯電ディフェクト(帯電欠陥)が防止され、また耐汚染性、騒音防止性が向上するとともに、導電性ロール120の非画像領域Wである端部側には、フィラーを含まない表面粗さの低い中間層36が露出するため、被帯電体(例えば、感光体)への圧接加重を増やすことなく、被帯電体への従動性が向上する。これにより、結果的に、従来に比べ低ストレスで導電性ロールが搬送されるため、長期に亘って被帯電体への従動性が維持され、画質も長期間担保される。
【0032】
次に、上述した本実施の形態における導電性ロール100,110,120の各構成について説明する。まず、軸体であり導電性軸心である芯金30は、導電性を有するものであって、一般には鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミニウム、ニッケル等が用いられる。また、金属以外の材料としては、導電性と適度の剛性を有する材料が挙げられ、例えば、導電性粒子等を分散した樹脂成形品や、セラミックス等が用いられる。また、芯金30は、ロール形状のほかに、中空のパイプ形状が用いられる。
【0033】
また、半導体弾性層(以下「弾性抵抗層」ともいう)32は、導電性または半導電性を有するものであり、一般には樹脂材またはゴム材に導電性粒子または半導電性粒子を分散したものである。樹脂材は、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂などが用いられ、ゴム材は、例えば、エチレン−プロピレンゴム、ポリブタンジエン、天然ゴム、ポリイソブチレン、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、フロロシリコーンゴム、エチレンオキシドゴムなど、または、これらを発泡させた発泡材が用いられる。
【0034】
また、導電性粒子または半導電性粒子としては、例えば、カーボンブラック、亜鉛、アルミニウム、銅、鉄、ニッケル、クロム、チタニウム等の金属、ZnO−Al、SnO−Sb、In−SnO、ZnO−TiO、MgO−Al、FeO−TiO、TiO、SnO、Sb、In、ZnO、MgO等の金属酸化物や第4級アンモニウム塩等のイオン性化合物等が用いられ、これらの材料を単独または2種以上を混合して用いてもよい。さらに、必要に応じて、タルク、アルミナ、シリカ等の無機充填材、フッ素樹脂やシリコーンゴムの微粉等の有機充填材の1種または2種以上を混合してもよい。
【0035】
図1から図3に示す最表層34及び最表層34a,34bを形成する材料としては、例えば、結着樹脂に導電性粒子または半導電性粒子を分散し、その抵抗を制御したものであり、最表層34の体積抵抗率は、1×10Ω・cm以上、1×1014Ω・cm以下であり、好ましくは1×10Ω・cm以上、1×1012Ω・cm以下であり、さらに好ましくは、1×10Ω・cm以上、1×1010Ω・cm以下である。
【0036】
上述した最表面層34,34a,34bの体積抵抗率は、以下のようにして測定する。すなわち、100mm×100mm、厚さ2mmのアルミ材の上にスキマゲージを用いて、最表層34を形成するための塗液を用いて、100μmの塗液膜を作り、アドバンテスト社製デジタル超高抵抗計R8340Aを用い100Vの印加電圧のもと測定した。
【0037】
(体積抵抗率およびそれらの測定)
ここで、体積抵抗率は、円形電極(例えば、アドバンテスト社製レジスティビティチャンバー12704Aまたは(株)ダイヤインスツルメント製ハイレスタUPMCP−450型URプローブ)を用い、JIS K 6911(1995)に従って測定することができる。前記体積抵抗率の測定方法を、図を用いて説明する。図13は、円形電極の一例を示す概略平面の図13(a)及び概略断面の図13(b)からなる。図13に示す円形電極は、第一電圧印加電極Aと第二電圧印加電極Bとを備える。第一電圧印加電極Aは、円柱状電極部Cと、該円柱状電極部Cの外径よりも大きい内径を有し、且つ円柱状電極部Cを一定の間隔で囲む円筒状のリング状電極部Dとを備える。第一電圧印加電極Aにおける円柱状電極部C及びリング状電極部Dと第二電圧印加電極Bとの間に上述の測定試料Tを挟持し、第一電圧印加電極Aにおける円柱状電極部Cと第二電圧印加電極Bとの間に電圧V(V)を印加したときに流れる電流I(A)を電圧印加10秒後に測定し、下記式により、測定試料の体積抵抗率ρv(Ωcm)を算出することができる。ここで、下記式中、tは、測定試料の接着剤層の厚さを示す。
式:ρv=19.6×(V/I)×t
【0038】
最表層34の膜厚は、例えば0.01μm以上、1,000μm以下であり、好ましくは0.1μm以上、500μm以下であり、さらに好ましくは0.5μm以上、100μm以下である。
【0039】
最表層34,34a,34bに用いられる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリアミド樹脂、メトキシメチル化ナイロン、エトキシメチル化ナイロン、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリビニル樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリチオフェン樹脂、テトラフルオロエチレン(PFA)、テトラフルオロエチレン(FEP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、尿素樹脂などが用いられる。
【0040】
最表層34,34a,34bに用いる導電性粒子または半導電性粒子としては、上述した半導電性弾性層32に用いたものと同様の、カーボンブラック、亜鉛、アルミニウム、銅、鉄、ニッケル、クロム、チタニウム等の金属、ZnO−Al、SnO−Sb、In−SnO、ZnO−TiO、MgO−Al、FeO−TiO、TiO、SnO、Sb、In、ZnO、MgO等の金属酸化物や第4級アンモニウム塩等のイオン性化合物等の1種または2種以上を混合して用いられる。また、必要に応じて、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミン等の酸化防止剤、クレー、カオリン、タルク、シリカ、アルミナ等の無機充填材や、フッ素樹脂やシリコーン樹脂の微粉等の有機充填材の1種または2種以上を混合してもよい。また、さらに界面活性剤や帯電制御剤等が必要に応じて添加される。
【0041】
さらに、図1に示す最表層34aと図2に示す最表層34には、粗面化のためのフィラーが分散されており、最表層34の表面粗さを調整している。表面粗さRzは、10点平均粗さとして上述したJIS B0601−1994に則り、5μm以上、70μm以下であり、好ましくは図4に示すように8μm以上、50μm以下、さらに好ましくは10μm以上、30μm以下に調整される。
【0042】
上記フィラーとしては、例えば、平均粒径φ1μm以上、100μm以下の略粒子形状を有する、ナイロン樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂等の有機フィラーのほか、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛などの無機フィラーが用いられる。また、最表層34,34aのフィラーの含有量は、図5に示すように、最表層34,34aの表面粗さRzに応じて、適宜選択されるが、最表層34の耐久性及び強度を考慮し、例えば、塗液に対して10質量部以上、70質量部以下であり、好ましくは塗液に対して15質量部以上、50質量部以下である。
【0043】
また、本実施の形態の導電性ロール120における中間層36は、タック防止やブリード防止などの効果を得るために、フィラーを含まない、結着樹脂に導電性粒子または半導電性粒子を分散し、その抵抗を制御したものである。中間層36の膜厚は、例えば0.01μm以上、1,000μm以下であり、好ましくは0.1μm以上、500μm以下であり、さらに好ましくは0.5μm以上、100μm以下である。また、中間層36に用いる樹脂および導電性粒子または半導電性粒子は、上述した最表層34に用いた結着樹脂、導電性粒子、半導電性粒子と同様のものを用いることができる。なお、ここでの例示は省略する。
【0044】
さらに、上述した半導電性弾性層32、最表層34,34a,34b、中間層36は、各層のために組成が調製された塗液を、例えば、ブレードコーティング方法、マイヤーバーコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コーティング法(図7に示す)、ビードコーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーティング法等により塗布されることにより形成される。
【0045】
また、図2に示す本実施の形態における導電性ロール110の最表層34の非画像領域Wの厚みは、最表層34の画像領域Wの厚みの1.5倍から2倍であることが好ましく、最表層34の非画像領域Wの厚みは最表層34に含有されるフィラーの径φの1倍以上、2倍以下が好ましく、一方、最表層34の画像領域Wの厚みは最表層34に含有されるフィラーの径φの2倍以上、4倍以下が好ましい。
【0046】
<画像形成装置>
次いで、本発明の画像形成装置について、図を用いて詳細に説明する。本発明の画像形成装置は、潜像保持体と、該潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、前記潜像保持体表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を記録媒体上に一次転写する転写手段と、を備える画像形成装置であって、前記帯電手段に、上述した第1,第2,第3の実施の形態の導電性ロール100,110,120を備えることを特徴とする。なお、後述する図8,9,10の帯電器12として、第1,第2,第3の実施の形態の導電性ロール100,110,120を適宜用いる。
【0047】
図8,9,10は、本発明の画像形成装置の基本構成例を示す概略図である。図8には本発明の実施の形態におけるドラム式4色カラー画像形成装置の例が示されている。
【0048】
感光体ドラム11は、図中に矢印で示した方向へ165mm/secのスピードで回転する。この感光体ドラム11の表面には、上流側から順に、帯電器12、露光器13、黒トナー及びカラートナー現像器14a〜14d、中間体ベルト15、感光体クリーナ16、除電ランプ17が取り付けられており、周知の電子写真プロセスによって白黒又はカラーのトナー像が形成されるようになっている。
【0049】
中間体ベルト15は、一次転写位置において感光体ドラム11の表面に当接するように配置された中間体ベルト15で、感光体ドラム11と略同速で回転する。一次転写手段51の作用により中間体ベルト15に転写されたトナー像は、二次転写部50へ進み、トナーと逆極性のバイアスを印加された二次転写ロール52と二次転写用対向ロール53により形成される電界の作用を受け、フィードロール81、レジストロール82により二次転写位置に送り出された転写材19に転写される。
【0050】
トナー像が転写された転写材19は、搬送ベルト83により定着器20に送られ定着が行われるとともに、中間体ベルト15上に残留したトナーは、中間体クリーナ54より回収されて、次の画像形成の準備が整えられる。
【0051】
一方、感光体ドラム11上に残ったトナーは、感光体クリーナ16に運ばれ、クリーニングブラシ61によってかき乱され感光体との付着力を軽減された後、クリーニングブレード62の摺動による機械的な掻き取り力を受けて、感光体ドラム11の表面より除去される。
【0052】
また、上記の例以外にも現像器を直線上に並べた所謂タンデム式の画像形成装置であってもよい。すなわち、図9に示すように感光体ドラム以下、画像形成に必要な機器を色数だけ並べた構成であり、感光体ドラム11の表面には、回転上流側から順に、帯電器12、露光器13、トナー現像器14、感光体クリーナ16、図示しない除電ランプが取り付けられており、周知の電子写真プロセスによって白黒又はカラーのトナー像が形成されるようになっている点は図8と同様である。
【0053】
感光体ドラム11の表面に当接するように配置された中間体ベルト15は感光体ドラム11と略同速で回転し、感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像を順次、中間体ベルト15上に転写する。
【0054】
中間体ベルト15の搬送経路に沿って感光体ドラム11、帯電器12、露光器13、トナー現像器14、感光体クリーナ16、図示しない除電ランプが色トナーの数だけ並んで配列されている。すなわち4色カラー画像形成装置であれば上記の機器が4セット並ぶ。
【0055】
中間体ベルト15に転写されたトナー像は、二次転写部50へ進み、トナーと逆極性のバイアスを印加された二次転写ロール52と二次転写用対向ロール53により形成される電界の作用を受け、フィードロール81、レジストロール82により二次転写位置に送り出された転写材19に転写される。
【0056】
トナー像が転写された転写材19は定着器20に送られ定着が行われるとともに、中間体ベルト15上に残留したトナーは、中間体クリーナ54より回収されて、次の画像形成の準備が整えられる。一方、感光体ドラム11上に残ったトナーは、感光体クリーナ16に運ばれ、感光体ドラム11の表面より除去される。
【0057】
あるいは、カラー画像形成装置に代えて単色の画像を形成するモノクロ画像形成装置であってもよい。すなわち、図10に示すように感光体ドラム11の表面には、回転上流側から順に、帯電器12、露光器13、トナー現像器14、感光体クリーナ16、図示しない除電ランプが取り付けられており、周知の電子写真プロセスによって白黒又はカラーのトナー像が形成されるようになっている点は図9のタンデム式カラー画像形成装置と同様である。
【0058】
図10に示すモノクロ画像形成装置には感光体ドラム11、帯電器12、露光器13、トナー現像器14、感光体クリーナ16、図示しない除電ランプが設けられ、1色のトナーで単色画像を感光体11上に形成する。
【0059】
中間体ベルト15に転写されたトナー像は、二次転写部50へ進み、トナーと逆極性のバイアスを印加された二次転写ロール52と二次転写用対向ロール53により形成される電界の作用を受け、フィードロール81により二次転写位置に送り出された転写材19に転写される。
【0060】
トナー像が転写された転写材19は定着器20に送られ定着がおこなわれるとともに、感光体ドラム11上に残ったトナーは、感光体クリーナ16に運ばれ、感光体ドラム11の表面より除去される。
【実施例】
【0061】
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、実施例中「部」は「質量部」を表す。
【0062】
<実施例1>
(導電性ロールの作製)
図1に示す導電性ロール100の構成の一例を製作した。
【0063】
−弾性層の形成−
金属芯金として、径φ8mmのSUMロールに無電解ニッケルめっき処理したものを用いた。以下の混合物をオープンロールで混練りし、上記めっき処理された芯金の周囲に、ゴム厚さ3mmとなるように、半導電性弾性層を形成し、その後プランジ研磨により厚さ2mmで十点平均表面粗さRzが1μm以上5μm以下になるように表面を仕上げ、半導電性弾性層を形成した。
【0064】
・ゴム材 ・・・・・・・・・100質量部
(エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合ゴム:Gechron3106:95%、アクリロニトリルブタジエンゴム:Nipol1312:5%:日本ゼオン社製)
・カーボンブラック(#3030B:三菱カーボンブラック社製)・・15質量部
・イオン導電剤 ・・・・1質量部
(塩化ベンジルトリエチルアンモニウム:関東化学社製)
・加硫剤((硫黄)200メッシュ:鶴見化学工業社製) ・・・・1質量部
・加硫促進剤(ノクセラーDM:大内新興化学工業社製) ・・2.0質量部
・加硫促進剤(ノクセラーTT:大内新興化学工業社製) ・・0.5質量部
・酸化亜鉛(亜鉛華1号:正同化学工業社製) ・・・・5質量部
・炭酸カルシウム(ホワイトンSSB:白石カルシウム) ・・・30質量部
【0065】
−最表層34a,34bの形成−
下記混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを、MEKで希釈し、前記半導電性弾性層の端部側表面に浸漬塗布し、一方、分散液Aと粗面化フィラーとの総質量に対して径φ10μmのArkema INC社製の多孔質ナイロン樹脂を30質量部添加した分散液BをMEKで希釈し、前記半導電性弾性層の中央付近の側表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、厚さ10μmの最表層34a,34bを形成し、導電性ロール100を得た。
【0066】
(分散液A)
・高分子材料 ・・・・100質量部
(飽和共重合ポリエステル樹脂溶液 バイロン30SS:東洋紡績社製)
・硬化剤 ・・・・26.3質量部
(アミノ樹脂溶液 スーパーベッカミンG−821−60:大日本インキ化学工業社製)
・導電剤 ・・・10質量部
(カーボンブラック MONARCH1000:キャボット社製)
【0067】
<実施例2>
(導電性ロールの作製)
図2に示す導電性ロール110の構成の一例を製作した。
【0068】
−弾性層の形成−
上記実施例1に準拠して半導電性弾性層を形成した。
【0069】
−最表層34の形成−
実施例1における最表層34a,34bの形成に用いた混合物と同一の混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを用い、分散液Aと粗面化フィラーとの総質量に対して、径φ5μmのArkema INC社製の多孔質ナイロン樹脂を50質量部添加した分散液BをMEKで希釈し、図7に示す浸漬コーティング法を用い、弾性層の両端部側への塗布時の芯金30の引き揚げ速度を、弾性層の中央付近への塗布時の芯金30の引き上げ速度より遅くすることにより、前記半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、両端部側の最表層膜厚が20μmで、かつ中央付近の最表層膜厚が10μmの最表層34を形成して導電性ロール110を得た。
【0070】
<実施例3>
(導電性ロールの作製)
図3に示す導電性ロール120の構成の一例を製作した。
【0071】
−弾性層の形成−
上記実施例1に準拠して半導電性弾性層を形成した。
【0072】
―中間層36の形成―
下記混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを、MEKで希釈し、前記半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、厚さ5μmの中間層36を形成した。
【0073】
(分散液A)
・高分子材料 ・・・・100質量部
(共重合ナイロン樹脂溶液 CM8000:東レ社製)
・硬化剤 ・・・・26.3質量部
(アミノ樹脂溶液 スーパーベッカミンG−821−60:大日本インキ化学工業社製)
・導電剤 ・・・10質量部
(カーボンブラック MONARCH1000:キャボット社製)
【0074】
−最表層34の形成−
さらに中間層36の両端部をそれぞれ8mmずつマスキングした後、上記中間層の形成に用いた混合物と同一の混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを用い、分散液Aと粗面化フィラーとの総質量に対して、径φ10μmのArkema INC社製の多孔質ナイロン樹脂を30質量部添加した分散液BをMEKで希釈し、図7に示す浸漬コーティング法を用い、前記中間層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、膜厚が10μmの最表層34を形成して導電性ロール120を得た。
【0075】
<参考例>
(導電性ロールの作製)
参考例となる導電性ロール130の構成の一例を製作した。
【0076】
−弾性層の形成−
上記実施例1に準拠して半導電性弾性層を形成した。
【0077】
―中間層36の形成―
下記混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを、MEKで希釈し、前記半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、厚さ5μmの中間層36を形成した。
【0078】
−フィラーを含有しない最表層の形成−
実施例3に示す分散液Aを、MEKで希釈し、図7に示す浸漬コーティング法を用い、半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、膜厚が10μmの最表層を形成して導電性ロール130を得た。
【0079】
<比較例1>
(導電性ロールの作製)
参考例となる導電性ロール140の構成の一例を製作した。
【0080】
−弾性層の形成−
上記実施例1に準拠して半導電性弾性層を形成した。
【0081】
−最表層34の形成−
実施例3に示す分散液Aを用い、分散液Aと粗面化フィラーとの総質量に対して、径φ10μmのArkema INC社製の多孔質ナイロン樹脂を30質量部添加した分散液BをMEKで希釈し、図7に示す浸漬コーティング法を用い、半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、膜厚が10μmの最表層を形成して導電性ロール140を得た。
【0082】
[従動性の評価方法]
まず、接触型帯電器(BCR)における導電性ロールを回転させる力は、被帯電体である感光体との摩擦力である。一方、BCRが回転することを阻害する要因としては、導電性ロールの変形による転がり抵抗や、BCRの軸の摺動抵抗に加え、清掃手段であるクリーニングロールの回転負荷である。そこで、BCRの導電性ロールの従動性は、図11に示すように、BCRの導電性ロールを回転させるモーメントと、導電性ロールの回転を阻害するモーメントのバランスにより決まる。
【0083】
すなわち、図11に示すように、導電性ロールを感光体に圧接するバネ加重を増やすと、当然感光体との摩擦力が増え、導電性ロールを回転させるモーメント(A)が増大する。一方、導電性ロールの変形量増加や軸と軸受けの接触圧力増加により、導電性ロールの回転を阻害するモーメント(B)も増大する。そして、バネ加重が小さい領域では、B>Aであり、導電性ロールは従動しないが、限界のバネ負荷Fbを超えると、A>Bとなり、導電性ロールは従動するようになる。
【0084】
実際にBCRの導電性ロールを駆動させるトルクであるAとBの差分(以下「駆動トルク」という)を、図12に示すように、プッシュプルゲージに固定した状態で感光体を回し、BCRの導電性ロールを止めるために必要な力をバネ秤を用いて測定した。本願発明者らの実験によれば、このようにして求めた駆動トルクが、図4に示すように、0.15kgf(1.5N)よりも大きければ、BCRの導電性ロールは安定して感光体に従動することが分かった。したがって、駆動トルクが0.15kgf(1.5N)よりも大きければ、感光体と導電性ロールとの間に速度差が生じた(スリップした)状態で回転することがなく、異物のこすりつけや導電性ロール表面の摩滅などの不具合を防止できる。
【0085】
以下に、実施例1,2,3及び比較例1、参考例に対する従動性評価結果を表1に示す。
【0086】
【表1】

【0087】
参考例より低い駆動トルクで且つスリップする0.15kgfより高い駆動トルクにて実施例1から実施例3は従動することが分かった。
【産業上の利用可能性】
【0088】
本発明の活用例として、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置等への適用がある。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明における第1の実施の形態の導電性ロールの構成の一例を示す横断面図である。
【図2】本発明における第2の実施の形態の導電性ロールの構成の一例を示す横断面図である。
【図3】本発明における第3の実施の形態の導電性ロールの構成の一例を示す横断面図である。
【図4】最表層のフィラーの径および従動性評価における駆動トルクを説明する図である。
【図5】フィラー含有量と最表層の表面粗さの関係を説明する図である。
【図6】最表層の膜厚と表面粗さとの関係を説明する図である。
【図7】各層を形成するための浸漬コーティング方法の一例を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態における画像形成装置の一例を示す模式図である。
【図9】本発明の実施の形態における画像形成装置の他の一例を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態における画像形成装置の他の一例を示す模式図である。
【図11】導電性ロールと感光体との間の押し付け力と導電性ロールに作用する力の関係を説明する図である。
【図12】従動性評価に用いた評価装置の構成の概略を示す図である。
【図13】抵抗率の計測方法を説明する図である。
【符号の説明】
【0090】
30 芯金、32 半導電性弾性層、34,34a,34b 最表層、36 中間層、W 非画像領域、W 画像領域。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも軸体と、前記軸体の外周に設けられた半導電性弾性層と、最表層とを有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであり、
前記導電性ロールの画像領域における最表層の表面粗さは、導電性ロールの非画像領域における最表層の表面粗さと異なることを特徴とする導電性ロール。
【請求項2】
前記導電性ロールの画像領域における最表層の表面粗さは、導電性ロールの非画像領域における最表層の表面粗さに比べ粗いことを特徴とする導電性ロール。
【請求項3】
前記最表層にはフィラーが含有され、前記最表層に含有されるフィラー含容量は、導電性ロールにおける画像領域と非画像領域とで異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の導電性ロール。
【請求項4】
前記最表層の厚みは、導電性ロールにおける画像領域と非画像領域とで異なることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の導電性ロール。
【請求項5】
前記最表層と半導電性弾性層との間には、さらにフィラーを含まない中間層が設けられ、
前記中間層の軸方向に沿った幅は、最表層の軸方向に沿った幅より大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の導電性ロール。
【請求項6】
少なくとも像保持体と、該像保持体に接触しその表面を帯電する帯電手段とを備える画像形成装置であって、前記帯電手段が請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の導電性ロールからなることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図13】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2010−78741(P2010−78741A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−245150(P2008−245150)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】