説明

導電性仕上げを施されたアラミドフィラメントヤーン

20℃の水中において50重量%仕上げ剤組成物として測定したときに4mS/cmよりも高い導電性を有する有機物質を1.5重量%よりも多い量で含有する仕上げ剤を施された、2.5.10Ωcmよりも低い比電気抵抗を有するアラミドフィラメントヤーン、および、その製法が提供される。さらに、導電性ケーブル、特にエレベーター用ケーブル、を製造するための前記仕上げ剤の使用が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性仕上げを施されたアラミドフィラメントヤーン、そのようなヤーンの製法、前記ヤーンの使用、および前記ヤーンを含んでなるケーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
ヤーンに関するよくある問題として、特定の用途に用いられたときにヤーンが破断することが挙げられる。ヤーンの破断は、過負荷、疲労または磨耗の結果として起こり得る。接地ケーブルも、齧歯動物によって破損を被ることがある。エレベーター用ケーブルにおいては、ケーブルの破断は深刻な安全性の問題である。アラミド強化エレベーター用ケーブルに、例えば、1種以上のカーボンヤーンまたは金属線を破断検出器として付与することが知られている。しかしながら、そのような処理を施されたアラミド強化ケーブルは、そのような処理を施されていないアラミドヤーンのみから作られたケーブルと同じ機械的性質は有してはいない。さらに、そのようなカーボンヤーンまたは金属線の破断特性がアラミドヤーンの破断特性と異なっていることにより、アラミド強化ケーブルの破断の兆候が正確に把握し難くなっている。ケーブルの主な強化材と比較した非アラミドヤーンの他の機械的性質が、ケーブルの破断の予測をかなり困難なものにしている。十分な導電性を有する一方で、前記ケーブル内の未処理のアラミドヤーンと同じ機械的性質も有するアラミドヤーンを提供することができれば有利である。
【0003】
上記問題の解決策がいくつか提案されている。WO9748832には、ニッケルのごとき金属と酸とで被覆されたヤーンが開示されている。そのような処理によって金属化ヤーンが得られるが、前記酸処理によって繊維表面が損傷することがあり、結果として靭性および/または伸び特性を損なうことになる。WO9325748には、粒子状黒鉛材料を膨張溶媒に分散させたものでアラミド繊維を処理する方法が開示されている。この方法の場合も、その使用によって繊維表面が損傷するという危険性がある。さらに、両方法とも非常に複雑であり、時間がかかるため、費用がかかる。
【0004】
静電防止加工を施されたアラミド繊維およびアラミドヤーンも当該技術分野において周知である。米国特許第5,478,648号には、シート材料を製造するのに有用な性質を有する、紡糸仕上げを施されたアラミド繊維が開示されている。これらの繊維はリン酸エステルおよび/またはホスホン酸エステル系の静電防止加工剤を含有するが、2.5.10Ωcmといったような非常に低い比電気抵抗を有するとは開示されていない。同様に、米国特許第5,674,615号には繊維シート材料用アラミド繊維が開示されているが、非常に低い比電気抵抗を有するとは報告されていない、また、欧州特許第416,486号には、エラストマー材料およびプラスチック材料を強化するのに用いられる、比電気抵抗が比較的高い加工アラミドヤーンが開示されている。WO9215747には、静電防止コーティングを施されたアラミド繊維が開示されている。これらは、ベルト、ロープ、光ケーブル、ゴムおよび複合材料を強化するのに用いることができる。これらの文献に開示されているケーブルについて、非常に低い比電気抵抗を有するとも、エレベーター用ケーブルにおける破断検出器として好適に使用できるとも報告はされていない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
従って、本発明は、時間がかからず、費用もあまりかからず、そして繊維を損傷する危険性が全く無い簡便な方法であって、非常に低い比電気抵抗を有し、特にエレベーター用ケーブルにおける破断検出器として使用される加工繊維を提供するための前記方法を用いて、前記問題の解決策を提供する。20℃の水中において50重量%仕上げ剤組成物として測定したときに4mS/cmよりも高い導電性を有する有機物質を1.5重量%よりも多い量で含有する仕上げ剤を施されたアラミドフィラメントヤーンであって、2.5.10Ωcmよりも低い比電気抵抗を有する前記アラミドフィラメントヤーンは、その機械的性質に影響を及ぼすこと無く、破断検出器として用いられるのに十分な導電性を有する。これは、例えば、米国特許第5,834,942号により知られるカーボンヤーンおよび金属線のごとき、アラミド強化エレベーター用ケーブルおける破断検出器としてのカーボンヤーンまたは金属線の使用に対してかなり有利である。前記有機物質で処理されたヤーンであって、破断したヤーンの導電性は、磨耗または疲労によって生じる破断によって低下し、ケーブルの残りの寿命についての情報を利用者に与える。ヤーンまたはケーブルの導電性は、レジスタンシーまたはマルチメーターで求めることができる。導電性有機物質を(COS)を含有する仕上げ剤をアラミドフィラメントヤーンに塗布すると、そのヤーンの電気抵抗が低下する。仕上げ剤の量および塗布される有機物質の導電性に依存して、処理されたヤーンは、そのまま、または、処理されていないアラミドフィラメントヤーンと組み合わされて、(エレベーター、ベアラー、接地)ケーブルにおける早期破断検出器として用いられることが可能である。あるいは、その電気抵抗が低いことにより、例えばレコードプレーヤー、磁気テープ、コンパクトディスク等の上に載せて静電気を取り除く付属品(ブラシ、ローラー)に用いることも可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
前記導電性有機物質は、紡糸工程または別の工程において、比較的速いヤーン速度で、(乾燥前もしくは乾燥後、そのまま若しくは水の如き溶媒で希釈して)紡糸仕上げ剤として、湿ったまたは乾燥したヤーンに塗布することができる。
【0007】
2重量%よりも多い、導電性が30mS/cmよりも高い導電性有機物質で処理されたアラミドフィラメントヤーンが好ましい。さらに好ましいのは、2重量%よりも多い、導電性が41mS/cmよりも高い導電性有機物質で処理されたヤーンである。前記ヤーンの比電気抵抗は、好ましくは2.10Ωcm未満であり、さらに好ましくは10Ωcm未満である。COSの特に好適な量は3〜12重量%であり、さらに好ましくは4〜9重量%である。「重量%」は、仕上げ剤を除いたヤーンの総重量に基づく。
【0008】
本発明において好適に用いられる有機物質とは、静電気を帯びることができる酸基または塩基基を有する塩または物質である。酸基を有する物質は、好ましくは、カルボキシレート基、ホスホネート基またはスルホネート基を有する。塩基基を有する物質は、好ましくは、アミン基を有する。特に好ましい物質は、脂肪酸、炭酸、(シクロ)アルキルホスフェート、(シクロ)アルキルホスホネート、(シクロ)アルキルサルフェート、(シクロ)アルキルスルホネート、イミダゾリン誘導体、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロライド)のごときポリマー等である。
前記アラミドヤーンはポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)(PPDT)で形成されていることが好ましいが、他のモノマーを少量含有していてもよい。
【0009】
COSは、当該技術分野において周知である慣用の方法によってヤーンに塗布される。COSは溶液の形態で塗布してもよい。溶媒としては、任意の好適な溶媒、例えばアルコール、エーテル、テトラヒドロフラン、アセトン、ベンゼン、トルエン、エチルアセテート、ジクロロメタン等でよい。一部のCOSは、そのまま塗布することができる含水製品として販売されている。
【0010】
塗布されるCOSの好適な量は、当該技術分野において周知である簡単な導電性測定法によって容易に求めることができる。COSの導電性またはCOSの溶液の導電性が分かれば、当業者は、特定の用途に必要とされる量の仕上げ剤を容易に塗布することができる。
【0011】
さらに本発明は、これらのヤーンのケーブルへの使用および前記ヤーンを含んでなるケーブルに関する。前記ヤーンを含んでなるケーブルは、前記処理を施されていないアラミドヤーンで形成されたケーブルと同じ機械的性質を有する。本発明は、カーボンファイバーのごとき異なる材料からなる破断検出器を通常は含んでなるエレベーター用ケーブルに特に有用である。これにより、機械的性質が異なるケーブルが得られる。本発明によって、同様のヤーン、すなわち、処理されていないヤーンと、本発明による仕上げ剤で処理された同じまたは同様のヤーンとで構成されるケーブル、特にエレベーター用ケーブル、の製造が可能になる。
【0012】
仕上げ剤の導電性を測定する方法
本発明による仕上げ剤組成物の導電性を測定するための好適な方法は以下の通りである。
試験対象である十分な量の水性仕上げ剤溶液(50重量%の水、50重量%のCOS)をビーカーに注ぐ。その後、この溶液の導電性を、20℃の温度において、DIN norm 38404 Teil 8(9.1985)に従って測定する。
前記COSを含有する仕上げ剤の含水量が50重量%よりも低いまたは高い場合、脱塩水を添加すること、または、100℃未満の高温において攪拌しながらホットプレートの上で加熱することによって水を蒸発させることによって、前記仕上げ剤溶液の濃度を50重量%に調節するべきである。導電性の測定には、Wissenschaftlich−Technische Werkstatten GmbH,Weilheim,Germanyの導電性測定器LF537を用いた。
仕上げ剤溶液の含水量は、Karl Fischer法によって測定した。Karl Fischer試薬による水分の測定の正確な説明は、Eugen Scholz,Springer−Verlag 1984による“Karl Fischer Titration,Methoden zur Wasserbestimmung”に記載されている。
【0013】
特定の電気抵抗を測定する方法
アラミドヤーンの特定の電気抵抗の測定には、2つのポリテトラフルオロエチレンロッドによって隔てられた2つの銅帯で構成されるサンプルホルダーを用いた。前記銅帯間の距離は52mmである。試験対象であるヤーンを、DC高電圧電源とKeithley電位計とに接続された前記2つの銅帯の周りに数回(好ましくは3〜7回)巻き付ける。Keithley電位計を用いて、20℃および相対湿度65%において前記銅帯に500ボルトの電圧を印加した後の電流を測定した。前記ヤーンの比電気抵抗を、オームの法則、前記銅帯間のヤーンの長さ、ヤーンの接続部の数およびヤーンの断面積に基づいて計算した。
【実施例】
【0014】
本発明を下記実施例によってさらに説明するが、下記実施例は本発明を制限するものではない。
実施例1
本実施例では、導電性有機物質(COS)を含有する仕上げ剤を、これまで乾燥したことがない湿ったままのヤーンに、紡糸工程と一体化した操作において塗布する手順について説明する。濃硫酸(99.8重量%)白色物を粉末状ポリ−p−フェニレンテレフタルアミドと混ぜ合わせることによって紡糸塊を作成した。前記紡糸塊を脱気し、2軸押出成形機において90℃まで加熱し、そしてフィルターおよびスピニングポンプを介して紡糸口金へと送った。前記紡糸口金は、直径が59μmである孔を1,000個備えていた。前記紡糸塊を前記紡糸孔から押し出した後、長さが8mmであるエアゾーンおよび凝固浴に通した。この浴は、温度が5℃である希釈硫酸水溶液(約19重量%)であった。このようにして形成されたフィラメント束を、希釈炭酸ナトリウム溶液の入った中和浴および洗浄浴に通した。前記洗浄浴では、フィラメント束を約75℃の水で入念に洗浄した。付着している余分な水分を一対の圧搾ローラーを用いて取り除いた。次に、乾燥していないフィラメント束に、COSを含有する水性仕上げ剤を、液体塗布器および給送ポンプを用いて塗布した。次に、ヤーンを、3つの乾燥ドラム(160℃で6巻き、180℃で6巻き、200℃で4巻き)の上を順に通した。ヤーンは、ドラムの表面と合計で5〜6秒間接触した。その後、ヤーンを搬送ドラム(約20℃で4巻き)の上を通し、400m/minの速度で巻き取ってパッケージにした。得られたヤーンの線密度は1,610dtexであった。下記処理条件を変化させた(表Aおよび表B)。
a)COSを含有する仕上げ剤の組成
b)ヤーンに対するCOSの量
【0015】
【表1】

【0016】
【表2】

【0017】
比較例1
本比較例は、実施例1のヤーンに、Twaron(登録商標)ヤーンの紡糸に通常用いられる0.9%の非イオン性仕上げ剤を塗布したという実験に関する。仕上げ剤溶液(50重量%)の導電性は0.009mS/cmであった。得られたヤーンは、7.2E+07Ωcmの比電気抵抗を示した。
【0018】
実施例2
本実施例では、導電性有機物質(COS)を含有する仕上げ剤を、乾燥したヤーンに、紡糸工程と一体化した操作において塗布する手順について説明する。実施例1の紡糸塊を、直径が59μmである孔を2,000個有する紡糸口金から押し出した後、実施例1で説明したのと同じエアゾーン、凝固浴、中和浴および洗浄浴に通した。付着している余分な水分を一対の圧搾ローラーを用いて取り除いた。次に、ヤーンを、3つの乾燥ドラム(160℃で6巻き、180℃で6巻き、250℃で4巻き)の上を順に通した。ヤーンは、ドラムの表面と合計で約7秒間接触した。次に、完全に乾燥したフィラメント束に、COSを含有する水性仕上げ剤を、液体塗布器および給送ポンプを用いて塗布した。その後、ヤーンを搬送ドラム(約20℃で4巻き)の上を通し、300m/minの速度で巻き取ってパッケージにした。得られたヤーンの線密度は3,220dtexであった。下記処理条件を変化させた(表Cおよび表D)。
a)COSを含有する仕上げ剤の組成
b)ヤーンに対するCOSの量
c)仕上げ剤溶液の濃度
【0019】
【表3】

【0020】
【表4】

【0021】
実施例3
本実施例では、導電性有機物質(COS)を含有する仕上げ剤を、乾燥したヤーンに、紡糸工程とは直接関係無く塗布することについて説明する。市販のTwaron(登録商標)2200(1610dtex/f1000)ヤーンを下記処理に附した。ヤーンパッケージを回転させて巻き解きながら、ヤーンを連続的に液体塗布器の上および蒸気室(温度:240℃、滞留時間:8秒間)内に通し、最終的に75m/minの速度で巻き取ってパッケージにした。液体塗布器および給送ポンプを用いて、表Eおよび表Fに記載されている仕上げ剤をヤーンに塗布した。下記処理条件を変化させた。
a)COSを含有する仕上げ剤の組成
b)ヤーンに対するCOSの量
c)仕上げ剤溶液の濃度
【0022】
【表5】

【0023】
【表6】

【0024】
実施例4
本実施例では、導電性有機物質(COS)を含有する仕上げ剤を、乾燥したヤーンに、紡糸工程とは直接関係無く塗布することについて説明する。市販のTwaron(登録商標)2200(3220dtex/f2000)ヤーンを下記処理に附した。ヤーンパッケージを巻き解きながら、ヤーンを連続的に二回転キスロールの上および熱風炉(温度:180℃、滞留時間:18秒間)内に通し、最終的に100m/minの速度で巻き取ってパッケージにした。二回転キスロールを用いて、表Gおよび表Hに記載されている仕上げ剤をヤーンに塗布した。下記処理条件を変化させた。
a)COSを含有する仕上げ剤の組成
b)ヤーンに対するCOSの量
c)仕上げ剤溶液の濃度
【0025】
【表7】

【0026】
【表8】

【0027】
実施例5
本実施例では、導電性有機物質(COS)を含有する仕上げ剤を、仕上げ剤を塗布されていない乾燥したヤーンに、紡糸工程とは直接関係無く塗布することについて説明する。仕上げ剤を塗布されていないTwaron(登録商標)(1610dtex/f1000)ヤーンのパッケージを下記処理に附した。ヤーンパッケージを巻き解きながら、ヤーンを連続的に液体塗布器の上および熱風炉(温度:90℃、滞留時間:32秒間)内に通し、最終的に50m/minの速度で巻き取ってパッケージにした。液体塗布器および給送ポンプを用いて、表Kおよび表Lに記載されている仕上げ剤をヤーンに塗布した。下記処理条件を変化させた。
a)COSを含有する仕上げ剤の組成
b)ヤーンに対するCOSの量
c)仕上げ剤溶液の濃度
【0028】
【表9】

【0029】
【表10】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
20℃の水中において50重量%仕上げ剤組成物として測定したときに4mS/cmよりも高い導電性を有する有機物質を1.5重量%よりも多い量で含有する仕上げ剤を施されたアラミドフィラメントヤーンであって、2.5.10Ωcmよりも低い比電気抵抗を有する前記アラミドフィラメントヤーン。
【請求項2】
20℃の水中において50重量%仕上げ剤組成物として測定したときに30mS/cmよりも高い導電性を有する有機物質を2重量%よりも多い量で含有する仕上げ剤を施されたアラミドフィラメントヤーンであって、2.10Ωcmよりも低い比電気抵抗を有する、請求項1に記載のアラミドフィラメントヤーン。
【請求項3】
20℃の水中において50重量%仕上げ剤組成物として測定したときに41mS/cmよりも高い導電性を有する有機物質を2重量%よりも多い量で含有する仕上げ剤を施されたアラミドフィラメントヤーンであって、10Ωcmよりも低い比電気抵抗を有する、請求項1または2に記載のアラミドフィラメントヤーン。
【請求項4】
有機物質の溶液を、仕上げ剤を除いたヤーンの総重量に対して前記有機物質の量が1.5重量%よりも多くなるように、アラミドヤーンに塗布することからなる2.5.10Ωcmよりも低い比電気抵抗を有する請求項1に記載のヤーンを製造する方法であって、
有機物質が20℃の水中において50重量%仕上げ剤組成物として測定したときに4mS/cmよりも高い導電性を有することを特徴とする、前記方法。
【請求項5】
電流を運ぶための請求項1〜3のいずれか1項に記載のヤーンの使用。
【請求項6】
アラミド含有材料において電流を運ぶための請求項5に記載の使用。
【請求項7】
エレベーター用ケーブルにおいて電流を運ぶための請求項5に記載の使用。
【請求項8】
主にアラミドヤーンで構成されるエレベーター用ケーブルにおいて電流を運ぶための請求項5に記載の使用。
【請求項9】
主にアラミドヤーンで構成されるケーブルであって、少なくとも1種のアラミドフィラメントヤーンが、20℃の水中において50重量%仕上げ剤組成物として測定したときに4mS/cmよりも高い導電性を有する有機物質を1.5重量%よりも多い量で含有する仕上げ剤を施され、ヤーンの比電気抵抗が2.5.10Ωcmよりも低い前記ケーブル。
【請求項10】
前記ケーブルがエレベーター用ケーブルである、請求項9に記載のケーブル。

【公表番号】特表2006−512488(P2006−512488A)
【公表日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−564197(P2004−564197)
【出願日】平成15年12月6日(2003.12.6)
【国際出願番号】PCT/EP2003/013855
【国際公開番号】WO2004/061196
【国際公開日】平成16年7月22日(2004.7.22)
【出願人】(501469803)テイジン・トゥワロン・ビー.ブイ. (48)
【Fターム(参考)】