説明

小分け可能な食品用の包装

本発明の目的は、使用後にコンパクトであり、費用効果的であり、使用が実用的であり、かつ、使用者が製品を開封して取り扱うときに指を汚すことを防止する包装を提供することである。このため、本発明は、折り曲げ可能な材料製のブランクからの包装であって、該包装の構成により縁全てにわたってシールすることが可能となるとともに製品から離れてシール温度及びシール圧力を印加することが可能となる、包装を提供することを目的とする。具体的には、本発明は、包装であって、該包装は、組み立てられた包装に関して、食品収容スペースを提供するように、2つの端縁によって接続されている2つの長手方向縁を有するとともに少なくとも1つの湾曲及び/又は1つの折り曲げ部分を更に有する側面バンド410と、別個の長手方向縁にそれぞれ取り付けられている底面領域501及びカバー領域502を有するシールとを備え、該シールは、収容スペース内に食品を封入するようにバンドの端縁に取り付けられている側面縁領域503を更に有し、端縁に、長手方向縁全体にわたって、かつ第2の長手方向縁の少なくとも一部にわたって剥離可能に取り付けられる、包装に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は小分け可能な食品P用の包装に関する。この包装は、平坦な状態で提供されるとともに該包装を形成するように組み立てられることを意図されたブランクから得ることができる。ブランクは1つ又は複数の部分、好ましくは2つの部分からなることができる。
【0002】
以下の記載において、小分け可能な食品という表現は、冷たい状態又は温かい状態で小分け可能な、ソフトチーズ、バター、チョコレート、リエット等のような製品であると理解される。
【背景技術】
【0003】
この種の製品の包装は長年にわたって知られている。
【0004】
バターのような、冷たい状態で小分け可能な製品の場合、製品の部分の周りに折り重なる金属蒸着紙が用いられる。
【0005】
この包装は単に折り重なっているだけであるため、気密性がない。そのため、汚染の危険性が著しく、結果として賞味期限(UBD)を計算せねばならない。加えて、包装の製造中、包装の折り重なった部分を通して製品が漏れて、製造ツールを汚染する可能性がある。一般的に、使用者は1箱のバター又は個々の小分けバターを開けたときにバターが包まれた状態であることが分かり、それによって汚れないように注意を払わねばならない。
【0006】
温かい状態で小分け可能な製品の場合、包装は気密性があることが不可欠である。この理由は、そのような製品は概して、温かい状態で非常に流動的であり、冷たい状態よりも流動的であるからである。したがって、包装は気密性がなければ、製品が製造中に包装からすぐに流れ出るであろう。
【0007】
熱可塑性材料製又は熱硬化材料製の、熱成形されるか又はシールされるように加熱される包装が知られている。例えば、この種の包装は、P’tit Louis(商標)又はSaint Moret(商標)の製品に使用されている。この包装は非常に高価である。さらに、この包装は、使用後もその形状を保持するため、所要スペースが大きい。それゆえ、包装はその所要スペースを減らすために潰される必要がある。最後に、P’tit Louis(商標)製品の場合のように製品の真ん中に開封部が位置付けられていない場合、製品を取り出すことが困難である可能性がある。したがって、この包装は、それ自体にナイフで切り込みを入れるトレーに入れられた状態の製品に概ね限定される(Saint Moret(商標))。
【0008】
特許文献1に記載されている製品のような、ラッカー塗装されたアルミニウム製の、三角形の小分けソフトチーズに使用される包装も知られている。この包装は非常に経済的であるという利点を有する。
【0009】
この包装は、底縁及び側縁を有する受け部を備えている。この包装は平坦な状態で提供されるブランクから得られ、型枠内で組み立てられる。この包装は熱成形されるのではなく単にこの形状に維持されるだけである。
【0010】
ソフトチーズが温かい状態で受け部に注がれる。次に、ラッカー塗装されたアルミニウムカバーシートが依然として温かい製品の上に載せられ、側壁の一部がカバーシートの一部を覆うように折り曲げられる。その場合、カバーシートは製品自体と側壁の折り曲げられた部分との間に保持される。
【0011】
側壁は、ラッカーをシールするように圧力及び熱を印加することによってカバーシート上にシールされる。
【0012】
この包装は数多くの欠点を有する。
【0013】
この包装は、温かい状態で小分け可能な製品の場合にしか使用することができない。具体的には、シール時に印加される圧力は製品自体に間接的に印加されるため、あまり高くすることができない。そのため、製品の温度を用いてラッカーのシールを促進させる。したがって、冷たい状態で小分け可能な製品がシールプロセスに関わることはあり得ない。並行して、シールコテの温度が製品の完全性を損なわないことを確実にする必要がある。
【0014】
加えて、この種の包装の使用はあまり実用的ではなく、製品を消費するために包装を開封して製品を取り出すときに使用者の指が汚れる場合が多い。
【0015】
その上、包装の隅部では、側壁はカバーシート上に完全にはシールされていない。具体的には、包装の隅では、2つの側壁がカバーシート上に互いに重なっている。それゆえ、シートと該シートと直接接触している側壁との間のシールは不十分である。
【0016】
加えて、ダイスでのシートの成形は、ラッカー塗装されたアルミニウム内に非常に高い応力を発生させ、この結果、数多くの微小割れを有する。そのため、包装は気密性が完全ではなく、汚染の危険性が高い。
【0017】
その上、アルミニウムは専ら機械的強度が低く、そのため、使用者が不注意にも包装を押し潰して破くことはよくあることである。
【0018】
最後に、この包装を製造するのに必要なブランクは、著しい材料損失を生じさせる数多くのカットアウトを有する。
【0019】
気密性及び機械的強度のこれらの課題に対する1つの解決策は、同様の形態(同じブランク形態)であるが熱成形材料製の包装を提案することにあった。しかしながら、この包装は依然として費用がかかり、所要スペースが大きく、温かい状態で小分け可能な製品に限定される。加えて、製品を取り出すことが困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0020】
【特許文献1】国際公開第00/17064号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
したがって、本発明の目的は、使用後の所要スペースが小さく、経済的であり、使用が実用的であり、かつ使用者が製品を開封している間及び把持するときに自身の指を汚すことを回避する包装を提供することである。
【0022】
本発明の別の目的は、使用後の所要スペースが小さく、経済的であり、使用が実用的であり、かつ多目的である、すなわち、温かい状態又は冷たい状態で小分け可能な食品に使用することができる包装を提供することである。
【0023】
本発明の別の目的は、使用後の所要スペースが小さく、経済的であり、多目的であり、使用が実用的であり、かつ(例えば包装の隅及び折り重なった部分において)最適な気密性を有する包装を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0024】
このため、本発明は、折り曲げ可能な材料のブランクからの包装の製造であって、該包装の構成により縁全ての気密性シールが可能となるとともにシール温度及びシール圧力が製品から離れて印加されることが可能となる、包装の製造を提案する。
【0025】
より好ましくは、本発明の主題は、小分け可能な食品用の折り曲げ可能な包装であって、組み立てられた包装に関して、
前記食品用の収容スペースを形成するために、2つの端縁によって接続されている2つの長手方向縁を有するとともに少なくとも1つの湾曲及び/又は折り曲げ部分を有する側方ストリップと、
前記食品を前記収容スペース内に封入するように、別個の長手方向縁にそれぞれが固定されている底面領域及びカバー領域並びに前記ストリップの前記端縁に固定されている側方境界領域を有する膜シールと、
を備え、
前記膜シールは前記端縁に、第1の長手方向縁全体に、かつ前記第2の長手方向縁の少なくとも一部に剥離可能に固定される、折り曲げ可能な包装である。
【0026】
折り曲げ可能な包装は熱成形包装とは対照的である。折り曲げ可能な包装は、折り線及び/又はカットアウト及び/又はスリット切れ目線を含む1つ又は複数の平坦なブランクから製造される。その場合、この平坦なブランク又はこれらの平坦なブランクは、包装を製造するために折り曲げることによって組み立てられる。
【0027】
対照的に、熱成形包装は、金型内で加熱され組み立てられた熱成形可能な材料シートから製造される。
【0028】
食品用の包装は、手で(展開するか又は引き剥がすことによって)開封されることを可能にする材料(複数の場合もあり)製であるとともにそのような厚み(複数の場合もあり)を有する構造物から構成される。例えば、この種の包装は厚みが50μm未満のアルミニウムシート、坪量が1平方メートルあたり450グラム未満の紙シート又は板紙シート、厚みが100μm未満のポリプロピレンシート、ポリエチレンシート又はポリエステルシートから構成することができる。
【0029】
「側方」という語は、組み立てられた包装の底面が基材上に載置されたときに、ストリップと膜シールの境界領域とが包装を側方において画定するということを指す。
【0030】
側方ストリップは、食品を保持するために使用者によって把持されることを意図されているのに対し、膜シールは(ストリップに固定されたままにすることができる場合であっても)剥離されて除去されることを意図されている。このストリップは平坦であるときは平面ウェブの形態を有する。換言すれば、ストリップは横軸に沿った幅よりも縦軸に沿った長さがより長い。
【0031】
好ましくは、平坦であるときのストリップの形態はほぼ矩形である、すなわち、端縁よりも長い長手方向縁を有する。「ほぼ」矩形の形態とは、端縁よりも長い2つの長手方向縁を有する形態であり、これらの縁の全てが直線状であるか又は1つ若しくは複数の湾曲若しくは突条を有することが可能である。「ほぼ矩形」という表現は、ストリップの台形形態(端縁の一方がストリップの第2の端縁又は中心よりも狭い)も包含する。
【0032】
同様に、端縁は、2つの長手方向縁がストリップの端で交わるように単なる点に縮小することができる。換言すれば、ストリップは、その端に尖った形態を有し、その辺が長手方向縁の少なくとも一部から構成されているとともに先端が点状の端縁から構成されている。この構成では、膜シールの側方境界領域は単なる折り線に縮小されている。
【0033】
包装が組み立てられると、ストリップは湾曲及び/又は折り曲げ部分を有するように形状決めされる。換言すれば、ストリップは、組み立てられた形態では少なくとも2つの平面、又は湾曲すればさらに無数の平面を有する。
【0034】
「剥離可能」という語は、接着結合又はシールによって気密に固定することであって、このように固定された2つの部片を、包装の通常の使用において、それらを引きちぎることなく手で分離することを可能にする固定を意味すると理解される。
【0035】
特定の実施の形態によれば、
前記端縁及び前記第1の長手方向縁に沿って延びる、非共面の少なくとも2つの固定用平坦部分を形成するように、前記側方ストリップは折り線を有することができ、
前記ストリップは一方の長手方向縁と前記折り線とをつなぐとともに、前記包装が組み立てられると2つの固定用平坦部分を分離する少なくとも1つのカットアウトを有することができ、
前記ストリップは、結合領域であって、2つの折り重なる部分によって画定されており、摘み耳部を形成するように互いに接着結合されることを意図された2つの相補的な部分に該結合領域を分離する折り曲げ部分を含む結合領域を有することができ、
前記ストリップは、前記2つの長手方向縁間に延びる開封用の2つの折り線を有することができ、
前記包装は、ポリオレフィン、ポリアミド及びポリエステル等のホットメルト材料、少なくとも1枚の紙シート又は板紙シート及び少なくとも1枚のホットメルト材料シートを含む積層複合体、並びにこれらの材料の組み合わせからなる群から選択される材料を含むことができ、
前記包装は、接着剤で少なくとも部分的に覆われた材料を含むことができ、
前記材料は紙、板紙、アルミニウム及びプラスチックシートからなる群から選択することができ、前記接着剤はホットメルト樹脂及びヒートシールラッカーから選択することができ、
前記膜シールは少なくとも1つのプルタブを備えることができ、
前記膜シールは前記ストリップの剛性よりも低いか又は該剛性に等しい剛性を有することができ、
前記包装は、平坦な状態で提供される折り曲げ可能な材料製の、前記包装を形成するように組み立てられるブランクから成形することができ、前記ブランクは、互いに固定されることを意図された2つの別個の部分、すなわち、前記ストリップを形成する第1の部分及び前記膜シールを形成する第2の部分からなり、
前記折り線は、前記第2の長手方向縁の少なくとも一部に沿って少なくとも2つの固定用平坦部分を付加的に形成するように前記側方ストリップにわたって延びることができる。
【0036】
本発明はまた、上記のような包装を製造する方法であって、
前記食品用の収容スペースを形成するために前記包装を組み立てるステップと、
前記膜シールを前記端縁に、第1の長手方向縁全体に、かつ前記第2の長手方向縁の少なくとも一部に剥離可能に固定するステップと、
を含む、方法に関する。
【0037】
特定の実施の形態によれば、
前記膜シールを前記ストリップに固定するステップは、前記底面に対してほぼ平行に配置されているとともに前記食品用の前記収容スペースに対して外側へ向けられている固定用平坦部分によって行われることができ、
本方法は、
A1)前記食品用の収容スペースを形成するために少なくとも1つの湾曲及び/又は折り曲げ部分を有するように前記ストリップを折り曲げるとともに、そのように形成された前記ストリップの第1の長手方向縁を前記膜シールの前記底面領域の周縁に配置するステップと、
B1)前記ストリップの前記第1の長手方向縁を前記膜シールの前記底面領域に接着結合又はシールによって剥離可能に固定するステップと、
C1)前記収容スペースを側方において密封するように、前記膜シールを部分的に被せるとともに、前記ストリップの前記2つの端縁を前記膜シールの前記側方境界領域に接着結合又はシールによって剥離可能に固定するステップと、
D1)前記食品を前記収容スペース内の前記底面領域上に載置するステップと、
E1)前記膜シールの前記カバー領域を前記ストリップの前記第2の長手方向縁上に被せるとともに、前記カバー領域を、前記端縁と位置合わせして配置された前記第2の長手方向縁の少なくとも一部に接着結合又はシールによって剥離可能に固定するステップと、
を含むことができる。
【0038】
本発明の更なる特徴を、添付の図面を参照しながら示す以下の詳細な説明において記載する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、ストリップの形態の第1の変形例を示す、本発明による包装の実施形態の第1の形態の概略平面図である。
【図1a】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、本発明による包装の実施形態のストリップの形態の3つの他の変形例のうちの1つを示す図である。
【図1b】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、本発明による包装の実施形態のストリップの形態の3つの他の変形例のうちの1つを示す図である。
【図1c】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、本発明による包装の実施形態のストリップの形態の3つの他の変形例のうちの1つを示す図である。
【図2】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、図1の包装の組み立てを示す概略斜視図である。
【図2a】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、図1bのストリップの組み立てを示す概略斜視図である。
【図3】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、図2の包装の密封を示す概略斜視図である。
【図4】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、図2の包装の密封を示す概略斜視図である。
【図5】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、図2の包装の密封を示す概略斜視図である。
【図6】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、図2の包装の開封を示す概略斜視図である。
【図7】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、図2の包装の開封を示す概略斜視図である。
【図8】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、図2の包装の開封を示す概略斜視図である。
【図9】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、図2の包装の開封を示す概略斜視図である。
【図10】本発明による包装の一実施形態の第1の形態を示し、製造時の材料廃棄物を抑える、本発明による包装の実施形態の第1の形態の複数の膜シールの切り抜き構成の一例を示す図である。
【図11】本発明による包装の実施形態の第2の形態を示し、ストリップの形態の第1の変形例を示す、本発明による包装の実施形態の第2の形態の概略平面図である。
【図11a】本発明による包装の実施形態の第2の形態を示し、本発明による包装の実施形態の第2の形態のストリップの形態の第2の変形例を示す図である。
【図12】本発明による包装の実施形態の第2の形態を示し、図11の包装の組み立てを示す概略斜視図である。
【図13】本発明による包装の実施形態の第2の形態を示し、図11の包装の密封を示す概略斜視図である。
【図14】本発明による包装の実施形態の第2の形態を示し、図11の包装の密封を示す概略斜視図である。
【図15】本発明による包装の実施形態の第2の形態を示し、図11の包装の密封を示す概略斜視図である。
【図16】本発明による包装の実施形態の第2の形態を示し、図11の包装の開封を示す概略斜視図である。
【図17】本発明による包装の実施形態の第2の形態を示し、図11の包装の開封を示す概略斜視図である。
【図18】本発明による包装の実施形態の第2の形態を示し、図11の包装の開封を示す概略斜視図である。
【図19】本発明による包装の実施形態の第3の形態を示す図である。
【図20】本発明による包装の実施形態の第3の形態を示す図である。
【図21】本発明による包装の実施形態の第4の形態を示す図である。
【図22】本発明による包装の実施形態の第4の形態を示す図である。
【図23】本発明による包装の実施形態の第4の形態を示す図である。
【図24】本発明による包装の実施形態の第5の形態を示す図である。
【図25】本発明による包装の実施形態の第5の形態を示す図である。
【図26】本発明による包装の実施形態の第5の形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明による包装の好ましい実施形態が図1〜図26に示されている。図1a、図1b及び図1cはストリップの形態の変形例を示す。
【0041】
図1〜図9に示されている第1の形態によれば、本発明による折り曲げ可能な包装は、組み立てられた包装に関して、
使用者によって把持されることを意図された、2つの端縁403及び404によって接続されている2つの長手方向縁401及び402を有する側方ストリップ400と、
底面領域501、カバー領域502及び側方境界領域503を有する膜シール500と、を備える。
【0042】
図1に示されている変形例では、ストリップ400の端縁403及び404は湾曲している。
【0043】
側方ストリップ400は、平坦部分を固定する少なくとも2つの非共面を形成するように端縁及び2つの長手方向縁に対して平行に延びる折り線405を有する。
【0044】
図1aのストリップ410では、折り線411がストリップのほぼ中央に設けられている。この折り線411は、膜シールの(頂面及び底面の)2点間に位置付けられることを意図されている(図2を参照)。加えて、ストリップ410は、長手方向縁401及び402と折り線405とをそれぞれつなぐとともに、包装が組み立てられると2つの固定用平坦部分416及び417並びに418及び419を分離する2つのカットアウト412を含む(図2を参照)。
【0045】
図1bのストリップ420は、2つの折り重なる部分422及び423によって画定されている結合領域421を有する。結合領域421は、摘み耳部を形成するために互いに接着結合されることを意図された2つの相補的な部分に該領域を分離する折り曲げ部分424も含む。図2aは、このストリップ420を組み立てられた状態で示す。使用者は2本の指間に摘み耳部425を把持することができる。
【0046】
図1cの側方ストリップ430は、2つの湾曲を有する2つの長手方向縁431及び432を有する。加えて、ストリップ430は2つの直線状の端縁433及び434を有する。
【0047】
図2は、膜シール500の上に組み立てられる図1aのストリップを示す。包装を形成するには、食品用の収容スペースを形成するためにストリップ410が折り曲げ部分を有するようにストリップ410を折り曲げる。次に、一方の長手方向縁を膜シール500の底面領域501の周縁に配置する。図示の実施形態では、長手方向縁は固定用平坦部分416及び417、418及び419を有する。したがって、膜シール500の底面領域501の周縁に位置付けられるのはこれらの平坦部分である。
【0048】
次に、ストリップの第1の長手方向縁を膜シールの底面領域に接着結合又はシールによって剥離可能に固定する。ストリップが固定用平坦部分を有している場合、膜シールに固定されるのはこれらの平坦部分である。この結果は図3に示されている。
【0049】
次に、膜シール500を部分的に被せ、ストリップの2つの端縁を膜シール500の側方境界領域503に剥離可能に固定する。こうして、収容スペースが側方において密封される。したがって、底面領域501上の、側方ストリップと膜シールの側方境界領域との間に食品Pを入れることが可能となる。
【0050】
食品Pを収容スペース内に入れたら、カバー領域502を被せ、端縁と位置合わせして配置されたストリップの第2の長手方向縁の少なくとも一部に剥離可能に固定する(図4)。この結果は密封された包装を示す図5に示されている。このように、使用者は包装を開封するときに膜シールを一方の長手方向縁全体に沿って、2つの端縁に沿って、かつ第2の長手方向縁の少なくとも一部に沿って引き剥がすことができる(図6〜図8を参照)。
【0051】
使用者は、食品Pを消費することを望む場合、本発明による側方ストリップ410によって形成されている側壁に自身の指を添えることで本発明による包装を把持する。カバー領域502が固定用平坦部分416及び417に剥離可能に固定されているため、使用者はストリップの側壁からカバー領域502を引き離すことができる。このため、図6に示されているように、使用者は膜シールの一端を把持し、膜シール502を矢印F3の方向に持ち上げる。
【0052】
把持及び開封を補助するために、カバー領域のこの端はプルタブを伴うものとすることができる。本発明によるそのようなプルタブと従来技術のTircel(すなわち易開封テープ)とでは、タブが包装、特にカバー領域から引きちぎられるのではなく、この領域に固定されたままであるという点で区別される。したがって、プルタブと剥離可能な(すなわち引きちぎることが不可能な)固定とによって、使用者は、包装の2つの部分間の固定領域に沿ってこれらの2つの部分を引きちぎることなく分離し、これらの部分のその完全性を維持する。
【0053】
加えて、本発明によるプルタブは包装の小さな部分に位置付けられ、好ましくは包装の一体部分である。これとは対照的に、Tircelは包装に取り付けられる必要があり、かつ引き裂くべき領域の全長に沿って配置される必要がある。Tircelが途切れると引き裂きが終わる。Tircelはその長さの点で費用がかかり、正確に位置決めされねばならず、製造を費用がかかるとともに扱いにくいものにする。
【0054】
使用者は、矢印F5に沿ってカバー領域502を引くことによって、本発明による包装を開封し続ける(図7)。この段階で、カバー領域502に接続されている側方境界領域503が、側方ストリップ410の2つの端縁403及び404から引き離される。
【0055】
本発明によれば、使用者は矢印F6に沿って開封動作を続け(図8)、底面領域501の少なくとも一部を側方ストリップ410から分離する。
【0056】
好ましくは、図9に示されているように、側方ストリップ410は2つの長手方向縁を接続する2つの折り線10を有する。使用者の指で食品Pを触る必要なく使用者の口へ又は基材上に食品を入れることが非常に容易に可能であるために、これらの折り線により、ストリップによって例えば親指と人差し指との間に包装を保持している使用者が矢印F7及びF8に沿ってこのストリップの一部を分離することが可能となる。
【0057】
この実施形態により、製造時にほんの僅かしか廃棄物を生じさせない三角形包装を得ることが可能となる。具体的には、図10に示されているように、膜シール500は、単一の材料ウェブ上に互いに組み合わさるように複数の膜シールを作り出すことを可能にする対称形態を有する。図10に灰色で示されている廃棄物材料Lは、特許文献1に記載されている包装によって生じる廃棄物よりもはるかに少ない表面積を示す。
【0058】
このことは膜シール及びストリップが矩形である場合になおさら当てはまる。
【0059】
図11〜図18は本発明の好ましい実施形態により得られる可能な第2の形態を示す。
【0060】
図11では、膜シール600は、どちらもほぼ矩形である底面領域601及びカバー領域602を有する。これらの領域は、同じく矩形である側方境界領域603によって接続されている。この図11では、底面領域601及びカバー領域602はそれぞれプルタブ604を有する。これらのプルタブ604により、膜シールを引きちぎることなく底面領域又はカバー領域のいずれかによって包装を開封することが可能となる。この場合では、膜シールはストリップ700の両端縁に、第1の長手方向縁全体に、かつ第2の長手方向縁全体に剥離可能に固定される。
【0061】
このストリップ700は、端縁702及び703並びに2つの長手方向縁704及び705に対して平行に延びる折り線701を有する。このように、ストリップが組み立てられると、固定用平坦部分が底面領域601に対してほぼ平行に、かつストリップのうち包装の側壁を形成する部分に対してほぼ垂直(すなわち、90度±約5度)に配置される。
【0062】
ストリップ700は、側方ストリップが組み立てられると食品P用の収容スペースを形成する2つの折り線706及び707も含む。ストリップは、これらの2つの折り線706及び707の端に、長手方向縁704及び705と折り線701とをつなぐカットアウトを有する。これらのカットアウト708により、ストリップが折り曲げられたまま固定用平坦部分を一方の同じ長手方向縁から分離することが可能となる。これは図12に示されている。
【0063】
図11aは、位置合わせされていない3つのセグメントをそれぞれ有する2つの長手方向縁711及び712を有するストリップ710の変形例を示す。2つの長手方向縁711及び712は、該長手方向縁が平行であるストリップの中央よりも狭い端縁713及び714によって互いに接続されている。換言すれば、ストリップには2つの台形715及び716が矩形717の両側に配置されている。
【0064】
図3〜図9におけるように、図13〜図18は、矩形包装の場合での包装の組み立て(図13)、包装への食品Pの充填、包装の密封(図14及び図15)及び包装の開封(図16〜図18)を示す。
【0065】
本記載において言及した例の全てにおいて、膜シールは2つの端縁に、第1の長手方向縁全体に、かつ第2の長手方向縁の少なくとも一部に剥離可能に固定される。
【0066】
カバー領域が第2の長手方向縁の一部にだけ剥離可能に固定される場合、この長手方向縁の他の部分はしっかりと固定され、すなわち、この部分に沿って膜シールをストリップから分離することは一方及び/又は他方を引きちぎることなしには可能ではない。
【0067】
しかしながら、好ましくは、膜シールはストリップの2つの長手方向縁全てに沿って剥離可能に固定される。このように、使用者は、あたかもバナナを剥くかのように、膜シールの底面又はカバーのいずれかによって本発明による包装を開封することができる。
【0068】
この開封方法及び該方法を実施することを可能にする包装の特徴により、使用が非常に簡単であり、製造が経済的であり、かつ、使用者が決して製品に触れることがないとともに製品を指で触れる必要なく製品を口へ入れることによって製品を包装から直接消費することができるために非常に衛生的である包装を得ることが可能となる。
【0069】
図19及び図20は第3の半円形包装を示す。この形態では、ストリップは食品用の収容スペースを形成する連続した湾曲を有する。ここでもまた、ストリップはその縁の全てに対して平行な折り線を有し、膜シール900の底面領域、カバー領域及び側方境界領域上に固定用平坦部分を作り出すことを可能にする。
【0070】
図21〜図23に示されている第4の形態は、底面領域1001及びカバー領域1002を有する膜シール1000を示し、これらの領域は単なる折り線に縮小された側方境界領域1003によって接続されている。相補的に、ストリップ1100は、位置合わせされていない3つのセグメントをそれぞれ有する2つの長手方向縁1101及び1102を有する。2つの長手方向縁1101及び1102は、それぞれが単なる点に限定された端縁1103及び1104によって互いに接続されている。換言すれば、長手方向縁1101及び1102は交わって2つの点を形成している。
【0071】
したがって、包装が組み立てられると(図23)、ストリップ1100の点1103及び1104が膜シール1000の線形の側方境界領域1003と合致する。明確にするため、固定用平坦部分は図22に示されていない。
【0072】
包装を製造するには、ストリップ1100を、図22に示されているように折り曲げ、膜シール1000の底面領域1002に剥離可能に固定する。次に、ストリップと底面領域とによって画定されたスペースに食品Pを充填する。最後に、カバー領域1001を被せ、ストリップ1100に少なくとも部分的に、好ましくは完全に剥離可能に固定する。得られる包装は図23に示されている。
【0073】
図24〜図26は、組み立てられると角錐形カートンの形態を有する本発明による包装を示す。
【0074】
このため、この包装は、2つの非共線セグメントによってそれぞれ形成されている2つの長手方向縁1201及び1202を有するストリップ1200を含む。これらの2つの長手方向縁1201及び1202は、単なる点に限定された2つの端縁1203及び1204によって接続されている。換言すれば、ストリップは菱形である。この包装は、三角形底面領域1301及び三角形カバー領域1302を有する膜シール1300も含み、これらの領域は、単なる折り線によって形成された側方境界領域1303によって互いに接続されている。換言すれば、膜シール1300も菱形である。
【0075】
明確にするため、固定用平坦部分は図25及び図26に示されていない。
【0076】
したがって、本発明による包装が組み立てられると、各固定用平坦部分が底面に対してほぼ平行に配置され、組み立てられたブランクの外側へ向けられることで、側壁によって形成されている平面に対して突出する。この位置では、固定用平坦部分は、上側へ向けられた、すなわち底面から離れた密封面(シール又は剥離可能な接着結合による)を有する。そのため、カバー領域を底面領域の上で固定用平坦部分に食品Pから離れて固定することができる。
【0077】
このように、製造時、平坦部分の下に位置付けられた逆圧手段(図示せず)によって、カバー及び固定用平坦部分に固定用の高圧を印加することが可能である。それゆえ、この圧力は、収容スペース内に入っている食品Pに直接的にも間接的にも印加されることは決してない。同様に、この圧力印加時に、食品を加熱する危険性なく膜シール及び固定用平坦部分を局所的に加熱することが可能である。
【0078】
したがって、この包装構造により、完全に気密な包装を確実にしつつ、バター又は調理済みの肉等の小分け可能な製品を温かい状態及び冷たい状態で包装することが可能となる。
【0079】
加えて、固定用平坦部分は、包装の開封時に使用者の指の支え(abutment)として機能する。具体的には、膜シールが第1の長手方向縁全体に沿って、2つの端縁に沿って、かつ第2の長手方向縁の少なくとも一部に沿って引き剥がされると、包装は使用者の手へするりと抜けることができる。一方の長手方向縁に又は好ましくは両方の長手方向縁に固定用平坦部分を設けることにより、包装が開封中に滑り落ちることが防止される。
【0080】
有利には、膜シールはストリップの剛性よりも低い剛性を有する。したがって、包装が使用者によって開封されている間、ストリップは膜シールよりも機械的変形に対してより耐性がある。
【0081】
これにより、使用者の袋の中で包装が押し潰されることがいずれも回避される。そのことはまた、ストリップが開封時にその形状を維持することを確実にしつつ、あまり費用のかからない包装の製造を可能にする。したがって、開封後、使用者は食品の入ったストリップを自身の指間に保持することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
小分け可能な食品用の折り曲げ可能な包装であって、組み立てられた包装に関して、
前記食品(P)用の収容スペースを形成するために、2つの端縁(403及び404、433及び434、702及び703、713及び714、1104及び1105、1204及び1205)によって接続されている2つの長手方向縁(401及び402、431及び432、704及び705、711及び712、1101及び1102、1201及び1202)を有するとともに少なくとも1つの湾曲及び/又は折り曲げ部分(411、424、706及び707)を有する側方ストリップ(400、410、420、430、700、710、800、1100、1200)と、
前記食品を前記収容スペース内に封入するように、別個の長手方向縁にそれぞれ固定されている底面領域(501、601、901、1001、1301)及びカバー領域(502、602、902、1002、1302)並びに前記ストリップの前記端縁に固定されている側方境界領域(503、603、903、1003、1303)を有する膜シール(500、600、900、1000、1300)と、
を備え、
前記膜シールは前記端縁に、第1の長手方向縁全体に、かつ前記第2の長手方向縁の少なくとも一部に剥離可能に固定される、包装。
【請求項2】
前記端縁及び前記第1の長手方向縁に沿って延びる、非共面の少なくとも2つの固定用平坦部分を形成するように、前記側方ストリップは折り線(405、701)を有する、請求項1に記載の包装。
【請求項3】
前記ストリップは一方の長手方向縁と前記折り線とをつなぐとともに、前記包装が組み立てられると2つの固定用平坦部分を分離する少なくとも1つのカットアウト(412)を有する、請求項1又は2に記載の包装。
【請求項4】
前記ストリップは、結合領域(421)であって、2つの折り重なる部分(422及び423)によって画定されており、摘み耳部を形成するように互いに接着結合されることを意図された2つの相補的な部分に該結合領域を分離する折り曲げ部分(424)を含む結合領域(421)を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の包装。
【請求項5】
前記ストリップは、前記2つの長手方向縁間に延びる開封用の2つの折り線(10)を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装。
【請求項6】
ポリオレフィン、ポリアミド及びポリエステル等のホットメルト材料、少なくとも1枚の紙シート又は板紙シート及び少なくとも1枚のホットメルト材料シートを含む積層複合体、並びにこれらの材料の組み合わせからなる群から選択される材料を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の包装。
【請求項7】
接着剤で少なくとも部分的に覆われた材料を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の包装。
【請求項8】
前記材料は紙、板紙、アルミニウム及びプラスチックシートからなる群から選択され、前記接着剤はホットメルト樹脂及びヒートシールラッカーから選択することができる、請求項7に記載の包装。
【請求項9】
前記膜シールは少なくとも1つのプルタブ(7a)を備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の包装。
【請求項10】
前記膜シールは前記ストリップの剛性よりも低いか又は該剛性に等しい剛性を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の包装。
【請求項11】
前記包装は、平坦な状態で提供される折り曲げ可能な材料製の、前記包装を形成するように組み立てられるブランクから成形され、前記ブランクは、互いに固定されることを意図された2つの別個の部分、すなわち、前記ストリップを形成する第1の部分(400、410、420、430、700、710、800、1100、1200)及び前記膜シールを形成する第2の部分(500、600、900、1000、1300)からなる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の包装。
【請求項12】
前記折り線(405、701)は、前記第2の長手方向縁の少なくとも一部に沿って少なくとも2つの固定用平坦部分を付加的に形成するように前記側方ストリップにわたって延びる、請求項3〜11のいずれか一項に記載の包装。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか一項に記載の小分け可能な食品用の包装を製造する方法であって、
前記食品用の収容スペースを形成するために前記包装を組み立てるステップと、
前記膜シールを前記端縁に、第1の長手方向縁全体に、かつ前記第2の長手方向縁の少なくとも一部に剥離可能に固定するステップと、
を含む、方法。
【請求項14】
前記膜シールを前記ストリップに固定するステップは、前記底面(501、601、901、1001、1301)に対してほぼ平行に配置されているとともに前記食品用の前記収容スペースに対して外側へ向けられている固定用平坦部分によって行われる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
A1)前記食品用の収容スペースを形成するために少なくとも1つの湾曲及び/又は折り曲げ部分(411、424、706及び707)を有するように前記ストリップ(400、410、420、430、700、710、800、1100、1200)を折り曲げるとともに、そのように形成された前記ストリップの第1の長手方向縁(401、431、704、711、1101、1201)を前記膜シール(500、600、900、1000、1300)の前記底面領域(501、601、901、1001、1301)の周縁に配置するステップと、
B1)前記ストリップの前記第1の長手方向縁(401、431、704、711、1101、1201)を前記膜シール(500、600、900、1000、1300)の前記底面領域(501、601、901、1001、1301)に接着結合又はシールによって剥離可能に固定するステップと、
C1)前記収容スペースを側方において密封するように、前記膜シール(500、600、900、1000、1300)を部分的に被せるとともに、前記ストリップの前記2つの端縁(403及び404、433及び434、702及び703、713及び714、1104及び1105、1204及び1205)を前記膜シールの前記側方境界領域(503、603、903、1003、1303)に接着結合又はシールによって剥離可能に固定するステップと、
D1)前記食品(P)を前記収容スペース内の前記底面領域(501、601、901、1001、1301)上に載置するステップと、
E1)前記膜シールの前記カバー領域(502、602、902、1002、1302)を前記ストリップの前記第2の長手方向縁(402、432、705、712、1102、1202)上に被せるとともに、前記カバー領域(502、602、902、1002、1302)を、前記端縁と位置合わせして配置された前記第2の長手方向縁の少なくとも一部に接着結合又はシールによって剥離可能に固定するステップと、
を含む、請求項13又は14に記載の、小分け可能な食品用の包装を製造する方法。

【図1】
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【図1a】
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【図1b】
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【図1c】
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【図2】
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【図2a】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図11a】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公表番号】特表2013−510777(P2013−510777A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538374(P2012−538374)
【出願日】平成22年10月25日(2010.10.25)
【国際出願番号】PCT/FR2010/000702
【国際公開番号】WO2011/058237
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(503226316)
【Fターム(参考)】