説明

少なくとも1つの粉末状製品を容器に充填する装置

【課題】少なくとも1つの粉末状製品を容器(3)に充填する連続機械を提供する。
【解決手段】各々の容器(3)が、対応する計量装置(19)と同期されている経路(P)に沿って供給され、この計量装置(19)はその製品をタンク(17)から容器(3)に移送し、および、この計量装置(19)は、対応するカム(25、35、40)内に係合させられている対応するタペット(24、34、39)の偏倚力を受けて軸方向に移動可能であるシリンダ(29)とピストン(38)と、水平セグメント(40)を有するピストン(38)のカム(35、40)とを有し、この水平セグメント(40)は、製品自体の中へのシリンダ(29)の挿入の最中に製品の上部表面上にピストン(38)を維持し、および、その垂直位置がタンク(17)内の製品の高さ(h)にしたがって選択的に調節される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも1つの粉末状製品を容器に充填する装置に関する。
【0002】
明確に述べると、本発明は、少なくとも1つの粉末状の薬剤製品をカプセルに充填する装置に関し、したがって一般性における緩和なしに明示的にこの機械を説明している。
【背景技術】
【0003】
薬剤産業では、少なくとも1つの粉末状の薬剤製品をカプセルに充填するための機械が公知であり、この機械は、特定の経路に沿って連続的に移動可能であり、かつ、対応するカプセルの対応する底部シェル(bottom shell)を各々が受け入れるようになっている複数のポケットが備えられている搬送装置と、製品のための回転容器と、その計量ホイール(metering wheel)の縦軸線を中心として連続的に回転するように取り付けられている計量ホイールとを備える。
【0004】
計量ホイールは複数の計量装置を備えており、この計量装置の各々は、容器からの特定の量の製品の引き出しステーションを通過し、その次に、対応する底部シェルの中に製品を搬送するために対応するポケットと同期させられている上述の経路の一部分に沿って、計量ホイールによって供給される。
【0005】
各々の計量装置は、シリンダと、駆動装置の偏倚力を受けて軸方向に移動可能なピストンとを備え、一方、この駆動装置は、計量ホイールの縦軸線の周りを延びる第1および第2のカムと、ピストン上に取り付けられておりかつ第1のカムの中に係合させられている第1のタペットと、シリンダ上に取り付けられておりかつ第2のカムの中に係合させられている第2のタペットとを備える。
【0006】
第1のカムは、相反的に同一の運動規則によってシリンダとピストンを移動させるように第2のカムに平行である第1のセグメントと、引き出しステーションにおいて第1のセグメントに着脱自在に連結されているブロックの形で実現されている少なくとも1つの第2のセグメントとを備え、この第2のセグメントは、製品自体の中へのシリンダの挿入の最中にタンク内に収容されている製品の上部表面上にピストンを維持するように、水平に、かつ、第2のカムから異なる方向に配置されている。
【0007】
製品の上部表面におけるピストンの停止が、製品自体の中へのシリンダの挿入の最中において、ピストンとシリンダとの間に画定されている計量チャンバの内側に空気が存在することを防止することを可能にする。
【0008】
タンク内に収容されている製品の高さが、製品の化学的および物理的な特徴にしたがって、および/または、対応する計量装置によって引き出されるべき製品の量にしたがって、選択的に調節されるので、タンク内の製品の高さの調節は、タンク内の製品の新たな高さにピストンを停止させるように形成されている新たなブロックによって、上述のブロックを毎回ごとに交換することを必要とする。
【0009】
したがって、上述のタイプの公知の装置は、ブロックの交換が、比較的多数のブロックの利用可能性および貯蔵と、操作作業員にとっての深刻な操作上の困難性と、機械の比較的長い装着時間とを必要とし、さらには、タンク内に収容されている製品の高さを個別的に変化させることだけしか可能にしないということから主として生じる幾つかの欠点を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述の欠点を持たない、少なくとも1つの粉末状製品を容器に充填する機械を提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によって、添付されている特許請求項において請求されている、少なくとも1つの粉末状製品を容器に充填する機械が提供される。
【0012】
本発明の非限定的な実施形態を開示する添付図面を参照しながら、以下で本発明を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の機械の好ましい実施形態の、一部分が断面図の形でありかつ一部分が明瞭性のために取り除かれている略側面図である。
【図2】一部分が明瞭性のために取り除かれている、図1の機械の略斜視図である。
【図3】図1と図2の機械の第1の詳細部分の略縦断面図である。
【図4】図1と図2の機械の第2の詳細部分の略平面図である。
【図5】図4に類似しており、かつ、3つの異なる動作位置における図4の詳細部分を示す。
【図6】図1と図2における機械の動作原理を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1と図2と図3を参照すると、番号1が、粉末状薬剤製品を既知のタイプのカプセル2に充填するための機械を全体として示している。カプセル2の各々は、実質的にカップ形の底部シェル3と、この底部シェル3自体の上に嵌合される頂部シェル(図示されていない)とを備える。
【0015】
機械1は、管状の垂直支柱5を備える計量ホイール4を含み、この垂直支柱5は、縦軸線6を有し、機械1の固定フレーム7から上方に延び、かつ、軸8に係合されており、および、この軸8は、軸線6と同中心に支柱5の内側を延び、かつ、既知のタイプの駆動装置9の偏倚力を受けて、軸線6を中心として支柱5自体に対して連続的に相対回転するように、支柱5に回転自在に連結されている。
【0016】
軸8は、実質的に円筒形のケーシング11を含む供給ドラム10を支持し、このケーシング11は軸線6と同中心であり、下向きのその空洞を備えており、支柱5の周りを延びる壁12によって側方を取り囲まれており、および、底部壁13によってその頂部において閉じられており、この底部壁13は軸線6に対して実質的に垂直であり、かつ、支柱5の外方に突き出ている軸8の一方の末端に固定されている。
【0017】
壁12の外側表面上には、既知のタイプのチェーンコンベア15の一部分を画定するスプロケット14が備えられており、このチェーンコンベア15は、複数のスプロケット(図1と図3にはスプロケット14だけが示されている)の周りをループし、および、上向きの空洞を有する複数のカップ形ポケット16が備えられており、この複数のカップ形ポケット16は、コンベア15に沿って均等に分散配置されており、その上向きの空洞によって構成されている対応する底部シェル3を収容するようになっており、および、特定の経路Pに沿ってコンベア15自体によって連続的に供給される。
【0018】
ホイール4は、さらに環状容器20を備え、この環状容器20は、粉末状薬剤製品を中に収容し、スプロケット14の上方を延び、および、ドラム10の角速度および(したがって)スプロケット16の角速度とは著しく異なる角速度で、軸線6に対して平行な対応する縦軸線18を中心として、既知のタイプの駆動装置(図示されていない)の偏倚力を受けて、フレーム7自体に対して相対的に連続回転するように、フレーム7に回転自在に連結されている。
【0019】
ドラム10は複数の計量装置19を備え、この複数の計量装置19は、軸線6を中心として均等に分散配置されており、軸線6自体の周りでドラム10によって連続的に供給される。装置19の各々は、最初に、その装置19が容器17から一定の量の製品を引き出す引き出しステーション20を通過しながらドラム10によって供給され、および、したがって、装置19が薬剤製品を対応する底部シェル3に移送する充填ステーション21を通過して延びる経路Pの一部分に沿って対応するポケット16と同期させられている。
【0020】
装置19の各々は、実質的に円筒形であるスリーブ22を備え、および、このスリーブ22は、軸線6に対して実質的に平行である縦軸線23を有し、ケーシング11の中を通って延び、ケーシング11に対して軸方向に滑動自在に連結されており、および、タペットローラ24を備えている。このタペットローラ24は、軸線6の周りを延びるカム25に係合し、および、軸線6と軸線18とに対して平行な方向26においてスリーブ22の位置を選択的に調節することを可能にする。
【0021】
スリーブ22は、タペットローラ27によってドラム10に対して角度的に固定された形で連結されており、このタペットローラ27はスリーブ22上に取り付けられており、および、スリーブ22が軸線23を中心として回転することを防止するように、方向26に対して平行に、ケーシング11の中を通して備えられている対応するスロット28の中に係合させられている。さらに、このスリーブ22は、その上部端部において、そのスリーブ22の側部によってシリンダ29を支持し、および、このスリーブ22は軸線23に対して平行な縦軸線を有する。
【0022】
装置19は、さらに軸31を備え、この軸31は、軸線23と同中心的にスリーブ22の内側に取り付けられており、スリーブ22自体に対して相対的に方向26において直線移動を行うように、スリーブ22に対して滑動自在に連結されており、および、スリーブ22から底部において方向26に突き出ている下部端部32を有し、および、圧縮空気供給装置(既知であるが図示されていない)に連結されている空気圧チャンバ33に流体密に連結されている。
【0023】
軸31は、タペットローラ34によって方向26に移動させられ、このタペットローラ34は軸31上に取り付けられており、および、チャンバ33に供給される圧縮空気によって軸31上に及ぼされる上向きの偏倚力によって、カム25に対して平行方向に軸線6の周りを延びるカム35に対して接触した状態に保たれている。
【0024】
変形例(図示されていない)では、このローラ34は、スリーブ22と軸31との間に配置されている少なくとも1つのばねによって、カム35との接触状態に保たれている。
【0025】
各々の軸31は、タペットローラ36によってドラム10に対して角度的に固定された形で連結されており、このタペットローラ36は、軸線23を中心として軸31自体が回転することを防止するために、対応するスロット28内に係合させられている。
【0026】
軸31の上部端部には、支持ブラケット37の挿入によって、実質的に円筒形であるピストン38が固定されており、このピストン38は、ブラケット37から下方に突き出し、対応するシリンダ29内に滑動自在に係合し、および、シリンダ39自体の直径よりも小さい直径を有する。
【0027】
次に、1つの底部シェル3だけの充填を想定し、および、対応する計量装置19が引き出しステーション20(図3および図6a)に供給し終わっておりかつ容器17に面している時点から開始する、機械1の動作を図3と図6を参照して説明する。
【0028】
カム25、35の作用による軸線6を中心として考察される装置19の移動を組み合わせることによって、シリンダ29とピストン38は、容器20(図6a)内に収容されている製品の上部表面と接触している形に配置されるように、互いに実質的に同一である移動規則によってステーション20において方向26に下降させられる。
【0029】
この時点では、軸31上に取り付けられているタペットローラ39を、ブロック41の下部端縁に沿って得られる実質的に水平なカム40の中に係合させることによって、ピストン38が製品の上部表面との接触状態に保たれており、および、このブロック41は螺旋状の形状を有し、軸線6の周りを延び、および、軸線6自体の周りに螺旋状に周回させられている案内溝42に対して滑動自在に係合する。言い換えると、軸線6を中心として計量ホイール4が回転する時に、ローラ39はカム40と係合して、ローラ34がカム35から分離することを引き起こし、および、ピストン38の下降を妨げる(図6aおよび図6b)。
【0030】
これと同時に、シリンダ29は、計量チャンバ43を画定するように、カム25によって製品内に下降させられ、この計量チャンバ43は、引き出されるべき製品の適正な量に対応する高さHを有し、および、チャンバ43自体の中の空気の存在を防止するためにピストン38を製品の上部表面と実質的に接触している状態に保つように形成されている(図6b)。
【0031】
チャンバ43を画定した後に、ローラ39はカム40から分離して、ローラ34がカム35に再び係合することを可能にし、および、カム25、35が、互いに実質的に同一である移動規則にしたがってシリンダ29とピストン38とをそれぞれに下降させることと、容器17の底部壁との実質的に接触した状態へシリンダ29を移動させることとを可能にする(図6c)。
【0032】
その次に、ピストン38は、チャンバ43内に収容されている製品を圧縮するように方向26においてシリンダ29に対して相対的にさらに下降させられる(図6c)。ピストン38の下降は、ローラ39をカム44内に係合させることと、したがってローラ34をカム35から釈放することとによって実現される。
【0033】
この時点で、軸線6を中心とした装置19の移動を、カム25、35の作用と、ドラム10に対する容器の17の偏心的なアセンブリとに組み合わせることによって、装置19は、方向26に上昇させられ、容器17から引き出され、および、充填ステーション21を通して対応するポケット16と同期する形で供給され、この充填ステーション21では、シリンダ29とピストン38はポケット16に面し、および、したがって、対応する底部シェル3に面する(図6d)。
【0034】
最後に、製品をチャンバ43から底部シェル3の中に移送するために、ピストン38が方向26においてシリンダ29に対して相対的に下降させられる(図6e)。ピストン38の下降は、ステーション21に取り付けられているカム45の中にローラ39を係合させることと、その次に、ローラ34をカム35から釈放することとによって実現される。
【0035】
図1と図4とを参照すると、粉末状薬剤製品が、供給ホッパ46によって容器17の中に供給され、この供給ホッパ46は、容器17内に挿入されており、軸線18の周りを延びる円形セクタの形状を有し、底部において開いており、角度的に固定されている形でフレーム7に連結されており、および、さらには、容器17自体に対して相対的に方向26における直線移動を行うように容器17に滑動自在に連結されている。
【0036】
さらに、このホッパ46は、容器17の内側の製品の液面高さを画定し、および、したがって、容器17自体の中の製品の高さhに等しい容器17の底部壁からの距離に配置されている。
【0037】
実質的に平らである水平な支持ブラケット48を備える駆動装置47によって、方向26におけるホッパ46の位置と、したがって容器17内の製品の高さhとが、製品の化学的および物理的な特徴、および/または、計量装置19によって引き出されなければならない製品の量にしたがって、選択的に調節され、および、その支持ブラケット48はフレーム7に滑動自在に連結されており、かつ、ねじ/ナットねじ継手によってねじ49に連結されており、および、このねじ49は方向26に延び、かつ、このねじ49は、電気モータ51の推進力を受けて回転するように、かつ、ブラケット48への方向26における直線移動を生じさせるように、1対の歯車52の挿入によってその電気モータ51の出力軸(outlet shaft)50に連結されている。
【0038】
方向26におけるホッパ46の位置の調節と、したがって、容器17内の製品の高さhの調節とが、計量チャンバ43を形成する時に、高さhに無関係にピストン38が製品の上部表面と常に実質的に接触している状態を保つために、方向26におけるピストン38の位置の対応する調節を必然的に伴う(図6aおよび図6b)。
【0039】
この点に関して、ブロック41は、モータ51とブロック41との間に挿入されている駆動アセンブリ53によって案内溝42に沿って移動させられ、および、この駆動アセンブリ53は2つの駆動軸54、55を備え、この2つの駆動軸54、55は、方向26に対して平行な対応する縦軸線56を中心として回転するようにフレーム7に対して相対的に取り付けられており、および、方向26自体に対して実質的に垂直な平面上を延びる駆動ベルト57によって相反的に連結されている。
【0040】
軸54は、軸50上に取り付けられている歯車52と軸54上に取り付けられている歯車58とを備える1対の歯車によって、モータ51の出力軸50に連結されており、一方、軸55は、1対の傘歯車59によってねじ60に連結されており、および、このねじ60は、方向26に対して横断方向に延び、かつ、螺旋状(worm−helical)のホイール継手によってブロック41に連結されている。
【0041】
上述の説明から、モータ51の駆動が、方向26におけるホッパ46の位置の調節と、したがって、容器17内の製品の高さhの調節と、これと同時に、案内溝42に沿ったブロック41の位置の調節(図5)と、方向26におけるカム40の位置の調節と、したがって、計量チャンバ43を形成する時のピストン38の位置の調節とを伴うということが明らかである。
【0042】
明白であるが、変形例(図示されていない)では、駆動アセンブリ53が省略されており、および、モータ51に相互連結されておりかつモータ51と同期させられているねじ60の電気駆動モータによって置き換えられている。
【0043】
さらに、駆動装置(図示されていない)の偏倚力を受けてカム25に対して相対的に直線移動するように、かつ、計量チャンバ43の高さHを選択的に調節するように、カム35がカム25に滑動自在に連結されているということを指摘することは価値がある。
【0044】
したがって、機械1は、単一のブロック41によって、容器17内の製品の高さhにしたがって、計量チャンバ43を形成する時に、方向26におけるピストン38の位置を選択的かつ連続的に調節することを可能にする。
【符号の説明】
【0045】
2 カプセル
3 底部シェル
4 計量ホイール
5 管状垂直支柱
6 軸線
7 固定フレーム
8 軸
9 駆動装置
10 供給ドラム
11 ケーシング
12 壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの粉末状製品、特に薬剤製品を、容器(3)に、特にカプセルに充填する機械であり、特定の経路(P)に沿って各々の容器(3)に連続的に供給するための搬送手段(15)と、前記製品のためのタンク(17)と、その計量ホイールの縦軸線を中心として連続的に回転するように取り付けられている少なくとも1つの計量ホイール(4)と、複数の計量装置(19)と、駆動装置とを備えている機械であって、
前記複数の計量装置各々が、対応するシリンダ(29)及び対応するピストン(38)を含んでいて、そして、最初に、前記タンク(17)から特定の量の前記製品の第1の引き出しステーション(20)を通して、その次に、前記容器(3)自体の中への前記製品の搬送のための対応する容器(3)と同期させられている前記経路(P)の一部分に沿って、前記製品を前記計量ホイール(4)によって供給されており、
前記駆動装置は、前記軸線(6)に対して平行である方向(26)に各シリンダ(29)と前記対応するピストン(38)とを軸方向に移動させるためのものであり、前記駆動装置は、前記軸線(6)の周りを延びる第1のカム(35)と、前記ピストン(38)によって支持されておりかつ前記第1のカム(35)の中に係合させられている第1のタペット(34)と、前記軸線(6)の周りを延びる第2のカム(25)と、前記シリンダ(29)によって支持されておりかつ前記第2のカム(25)内に係合させられている第2のタペット(24)とを備えていて、前記第1のカム(35)は、前記第2のカム(25)に対して実質的に平行である第1のセグメントと、前記第1のセグメントに連結されている実質的に水平な第2のセグメント(40)とを備えており、前記第2のセグメント(40)は、前記製品自体の中への前記シリンダ(29)の挿入の最中に前記タンク(17)内に収容されている前記製品の上部表面上に前記ピストン(38)を維持するために、前記引き出しステーション(20)に配置されている機械において、
前記タンク(17)内の前記製品の高さ(h)にしたがって、前記方向(26)における前記第2のセグメント(40)の位置を選択的に調節するための第1の調節装置(51、53)を備えることを特徴とする機械。
【請求項2】
前記第2のセグメント(40)は、前記軸線(6)に沿ったかつ前記軸線(6)を中心とした回転−平行移動によって、前記第1のセグメントに対して相対的に移動可能である請求項1に記載の機械。
【請求項3】
前記第2のセグメント(40)は螺旋形である形状を有する請求項1または2に記載の機械。
【請求項4】
案内溝(42)をさらに備え、および、前記案内溝(42)は、前記軸線(6)に沿ってかつ前記軸線(6)を中心として螺旋状に周回させられており、および、前記第2のセグメント(40)によって滑動自在に係合されている請求項1から3のいずれか一項に記載の機械。
【請求項5】
前記タンク(17)内の前記製品の高さ(h)を選択的に調節するための第2の調節装置(47)をさらに備える請求項1から4のいずれか一項に記載の機械。
【請求項6】
前記第1および第2の調節装置(51、53、47)は、相反的に相互連結されておりかつ同期させられている対応する駆動モータを備える請求項5に記載の機械。
【請求項7】
前記第2の調節装置(47)は、前記タンク(17)の底部壁に対して相対的に前記方向(26)に移動可能である水平調節部材(46)を備え、前記第1および第2の調節装置(51、53、47)は、単一の駆動モータ(51)と、前記駆動モータ(51)と前記第2のセグメント(40)とを互いに連結するための第1の駆動アセンブリ(53)と、前記駆動モータ(51)と前記水平調節部材(46)とを互いに連結するための第2の駆動アセンブリ(48、49)とを備える請求項5に記載の機械。
【請求項8】
前記第1の駆動アセンブリ(53)は、螺旋形ホイール継手によって前記第2のセグメント(40)に連結されている駆動部材(60)を備える請求項7に記載の機械。
【請求項9】
前記第2のセグメント(40)と前記第2のカム(25)は、計量チャンバ(43)を画定するように前記方向(26)に前記シリンダ(29)と前記ピストン(38)とを軸方向にかつ相反的に移動させるために互いに協働し、前記第1および第2のカム(35、25)は、前記計量チャンバ(43)の高さ(H)を選択的に調節するために前記方向(26)に相反的に移動可能である請求項1から8のいずれか一項に記載の機械。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2009−214940(P2009−214940A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−60050(P2009−60050)
【出願日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(505353375)エムジードゥエ ソチエタ レスポンサビリタ リミテ (14)
【Fターム(参考)】