説明

屋根瓦裏の熱を回収して、水をお湯にする装置

【課題】水を屋根瓦裏に送ることなくお湯にする装置を提供する。
【解決手段】パイプにフィンを巻き付けた巻き付けフィンチューブを屋根瓦の裏で屋根の上部に水平に設置し、パイプ内に熱媒17を循環させて太陽光から受熱した屋根瓦裏の熱を、地上のタンク内に充満させた水19をその熱媒との熱交換によりお湯とする。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
巻き付けフィンチューブは、パイプに薄金属帯(フィン)を垂直に立つように巻き付けてパイプ外側の伝熱面積を増大したもので、パイプ外側に空気のような気体を、パイプ内側に、水のような液体を流す熱交換器に従来より使用されている。
今回の発明は、巻き付けフィンチューブを屋根瓦裏の上段に水平に配置することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【0002】
巻き付けフィンチューブは、パイプに薄金属帯(フィン)を垂直に立つように巻き付けてパイプ外側の伝熱面積を増大したものである。これをヒートパイプ化する。
具体的には、パイプの両端に板をろう付けし、パイプの中を真空にし、作動液を封入することである。これによりヒートパイプ内の熱輸送が速くなり、パイプの温度分布が良くなりパイプの温度が均熱化する。このパイプ内に細いパイプをUの字状に設置する。
今回の発明は、巻き付けフィンチューブをヒートパイプ化したものを、屋根瓦裏の上段に水平に配置することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【0003】
太陽光を受けた瓦の裏面は高温になっている。この熱エネルギーを直接主として熱伝導にて回収する装置に関するものである。
瓦の裏面に、厚みの薄い銅板を貼り(たとえば熱伝導性の良い接着剤)この上に銅管をへん平にしたものを、ろう付けで接合する。銅管をへん平にするのは、線接触でなく、面接触にして接触面積を大きくするためである。
また、瓦との伝熱面積を大きくするために、できるだけパイプを曲線状にして長くすることである。

【発明の詳細な説明】
【0004】
太陽光を受けた瓦の裏面は高温になっている。この熱エネルギーを直接主として熱伝導にて回収する装置に関するものである。
瓦の裏面に、平板状のヒートパイプを貼り付けて設置する。
瓦から伝導で伝わった熱は、平板状のヒートパイプの下部の作動液が溜っている部分で作動液が気泡を発生する沸騰状態となる。気泡は浮力で作動液中を上昇し、液面で蒸気となる。 ヒートパイプの状部には、冷却する凝縮パイプが内蔵されている凝縮部との密度差の基づく圧力差によって、蒸気は蒸発部から凝縮部に向かって流れる。蒸気は凝縮部内で冷却され凝縮液化する。その際、凝縮潜熱として熱を凝縮部の外へ放出する。凝縮部内で液化した作動液は重力で下の蒸発部に還流する。
凝縮部に設置されたパイプ内の液体は熱を受け取り暖められる。

【発明の詳細な説明】
【0005】
各発明に共通する項目
屋根瓦及び瓦と屋根本体の空間の空気から熱を回収する装置付いているパイプに不凍液を循環させ熱交換により、不凍液の温度を上昇させる。
暖められた不凍液を水をいれたタンク内で銅管をらせん状にした熱交換器を介して水をお湯にする。





【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻き付けフィン付きチューブを利用し、チューブを屋根瓦裏の上段に水平に配置することを特徴とする装置
【請求項2】
巻き付けフィン付きチューブをヒートパイプにしたものを利用し、チューブを屋根瓦裏の上段に水平に配置することを特徴とする装置
【請求項3】
瓦の裏面に銅板を介して、へん平にした曲線状のパイプを取り付けることを特徴とする装置
【請求項4】
瓦の裏面に銅製の平板状のヒートパイプを取り付け、ヒートパイプ内に曲線状のパイプを設置することを特徴とする装置