属性情報認証装置、属性情報認証方法、及びコンピュータプログラム
【課題】虚偽の内容を登録することを防止し、安心して安全に友人関係を維持・拡張することを担保して公序良俗に反するような不正な利用を抑止するようにした属性情報認証装置を提供する。
【解決手段】本サーバ10は、第1ユーザ端末30より所定の要求を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、第2ユーザ端末40へ送信する。また、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、第1のユーザの属性情報に関連付けて認証済情報を登録する。そして、第1のユーザの属性情報の閲覧が要求されたとき、この認証済情報の有無を判別し、認証済情報が登録されていれば、認証済情報が有ることをユーザ端末上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成し、送信する。
【解決手段】本サーバ10は、第1ユーザ端末30より所定の要求を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、第2ユーザ端末40へ送信する。また、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、第1のユーザの属性情報に関連付けて認証済情報を登録する。そして、第1のユーザの属性情報の閲覧が要求されたとき、この認証済情報の有無を判別し、認証済情報が登録されていれば、認証済情報が有ることをユーザ端末上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成し、送信する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録した少なくとも2以上のユーザが利用する属性情報認証装置、属性情報認証方法、及び属性情報認証プログラムに係り、詳しくは、ユーザが他のユーザとの友人関係を安心して安全に維持・拡張することを担保する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等の通信ネットワーク上に開設されたコミュニティ型のWebサイトを利用して、新たな友人関係を築くようにしたサービスが普及している。このようなサービスは、ソーシャルネットワークサービス(以下、「SNSサービス」と記す。)と称され、事前に氏名や住所、生年月日、出身地、出身校(学歴)、仕事(職業)、電子メールアドレス、血液型、趣味、好きなスポーツ、好きな食べ物、といった自らの特徴を表す属性情報の登録を行うことで、この属性情報を新たな友人関係を築くための一助として利用する。
【0003】
このSNSサービスでは、参加時に登録した属性情報の公開設定を行うことによって、このSNSサービスに参加したり、友人関係を築いたりした他の参加者に対して、その属性情報の一部もしくは全部を公開するのとなっている。この属性情報の公開は、その範囲を広げることで新たな友人関係を築き易くしており、より多くの細かな属性情報が登録され、公開設定されていれば、互いに共通する属性情報を縁として、新たな友人関係やより深い友人関係が築き易くなる。
【0004】
また、SNSサービスには、友人や知人といった現実社会での既存の人間関係や信頼関係をベースに人的ネットワークを構築するというコンセプトが背景にある。したがって、このSNSサービスを利用する条件として、登録される属性情報は真実でなければ、この人間関係や信頼関係、すなわち人と人のつながりを維持することができない。
【0005】
ところで、このようなSNSサービスは、上述したようにWebサイト上で利用するサービスであるため、たとえば金融機関での口座の開設や、携帯電話機の購入等において実施しているような免許証やパスポート、健康保険証等による本人確認を行うことが困難である。そのため、何ら本人確認を実施していないのが現状である。
【0006】
その結果、匿名や実際の属性情報とは一致しない虚偽の内容でも、容易に登録することができ、虚偽の属性情報が登録されてしまえば匿名性が維持されることで、不正なことを行っても本人を特定することが容易にはできないものとなっている。したがって、本人が特定できないことを悪用して、ネットワークサービスサイト上において、他人を誹謗中傷したり、低俗な画像を投稿したりするなど、公序良俗に反するような不正な行為を行う利用者が認められることがある。
【0007】
しかも、SNSサービスには、事前に属性情報の登録を行って会員となった既存の参加者からの招待がないと利用することができないものの他、不特定多数のものが誰でも自由に参加できるものもある。それゆえ、匿名性を利用して不正な行為を行う利用者の登録を効果的に排除することができず、友人関係を安心して安全に維持・拡張することを担保することができない虞がある。
【0008】
そこで、なりすまし契約などの不正な行為を防止する手段として、顧客がいる加盟店の確認端末装置と割賦会社の確認端末装置を通信回線で結び音声及び画像等を同時に双方にて送受信し契約者の本人確認及び意志確認に必要な情報として提供するようにした手段が提案されている(特許文献1を参照)。
また、目的は異なるが、新会員の紹介をする会員が、被紹介者のメールアドレスや氏名を含む所定事項を入力し、このメールアドレスに基づいて被紹介者のメールポストに案内メールを自動配信し、この案内メールを確認した被紹介者が、既に入力されている氏名等の情報を確認して間違いがあれば訂正し、住所、電話番号、勤務先、家族等といった属性事項の入力を追加するようにした手段も提案されている(特許文献2を参照)。
【0009】
ところが、上記特許文献1に記載された手段は、なりすましといった第三者による不正な行為を防止するものであり、本人が悪戯や不正な行為を行うことを意図して虚偽の内容の登録を防止するものではない。
また、上記特許文献2に記載された手段は、被紹介者が入力した内容を本人が確認して訂正を行うものであり、やはり本人が悪戯や不正な行為を行うことを意図して虚偽の内容の登録を防止するができない。
このように、なりすましといった第三者による不正な行為を防止する技術は提案されているが、本人が悪戯目的や虚偽の内容を登録することを防止し、他の参加者との友人関係を安心して安全に維持・拡張することを担保する技術は、現在のところ提案されていない。
【特許文献1】特開2007−26154号公報
【特許文献2】特開2002−279124号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、虚偽の内容を登録することを防止し、安心して安全に友人関係を維持・拡張することを担保して公序良俗に反するような不正な利用を抑止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の属性情報認証装置は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証するための装置であって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信する属性情報認証依頼処理手段、前記属性情報認証依頼処理手段での属性情報認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する属性情報認証処理手段、を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記属性情報認証処理手段での認証済情報の登録後、何れかのユーザ端末より、前記第1のユーザを指定する第1ユーザ識別情報と共に、前記第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき所定の属性情報を抽出すると共に、この属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別し、前記認証済情報が登録されていたとき、前記認証済情報が有ることを前記ユーザ端末上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成し、抽出した前記第1のユーザの属性情報と共に、生成した前記属性認証表示情報を前記ユーザ端末へ送信し、一方、前記認証済情報が登録されていないとき、抽出した前記第1のユーザの属性情報を前記ユーザ端末へ送信する属性情報閲覧要求処理手段、をさらに備えるものとしても良い。
【0013】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記第2ユーザ端末より、前記第2ユーザ識別情報を含む新規ユーザの招待要求を受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、前記第2のユーザが指定するユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信し、さらに、招待メッセージを生成して、前記第2のユーザが指定するユーザを第1のユーザとして、この第1のユーザの連絡先情報に基づいて前記招待メッセージを第1ユーザ端末に対して送信する招待情報処理手段、前記招待情報処理手段での招待メッセージの送信に応じて、前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの属性情報を含む登録要求を前記所定の要求として受信する属性登録要求受信手段、をさらに備え、前記属性情報認証依頼処理手段が、前記登録要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記招待情報処理手段で受信した第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記属性情報認証依頼を第2ユーザ端末に対して送信するものとしても良い。
【0014】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの属性情報の認証要求を前記所定の要求として受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から前記第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザ識別情報を含む属性情報認証指示を受信する属性認証要求受信手段、をさらに備え、前記属性情報認証依頼処理手段が、前記認証要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記属性認証要求受信手段で受信した第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記属性情報認証依頼を第2ユーザ端末に対して送信するものとしても良い。
【0015】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記属性情報認証処理手段での認証済情報の登録に応じ、属性情報が認証された被認証者である前記第1ユーザ識別情報と、属性情報を認証した認証者である前記第2ユーザ識別情報とを互いに関連付けて記憶する第2記憶手段、前記第1ユーザ端末より、当該第1ユーザ識別情報と共に、前記第1記憶手段に記憶する属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を受信すると共に、変更属性情報を受信する属性変更要求受信手段、をさらに備え、前記属性情報認証依頼処理手段が、前記属性変更要求受信手段での属性変更要求の受信に応じて、前記第2記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき関連付けて記憶した前記第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記変更属性情報の認証を依頼する属性情報変更認証依頼情報を第2ユーザ端末に対して送信し、前記属性情報認証処理手段が、前記属性情報認証依頼処理手段での属性情報変更認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に登録する前記認証済情報を維持し、一方、前記第1のユーザが変更する属性情報を認証しないことを示す認証拒否情報を受信したとき、もしくは所定の期間以内に前記第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報を受信しなかったとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に登録する前記認証済情報を消去するものとしても良い。
【0016】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記属性情報認証依頼処理手段が、前記第1ユーザ端末より前記所定の要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報に基づいて当該第2のユーザの属性情報と関連付けて登録する前記認証済情報の有無を判別し、前記認証済有情報が登録されていたとき、前記属性情報認証依頼を前記第2ユーザ端末へ送信し、一方、前記認証済情報が登録されていないとき、前記第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を前記第1ユーザ端末へ送信するものとしても良い。
【0017】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記第2ユーザ端末より、第2ユーザ識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1記憶部に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を受信し、前記第2ユーザ識別情報に基づき前記第1記憶部に記憶する属性情報の登録を消去する登録解除処理手段、をさらに備え、前記属性情報認証処理手段が、前記登録解除処理手段での属性情報の消去に応じて、前記第2記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報と関連付けて記憶する第1ユーザ識別情報を特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき当該第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する前記認証済情報を消去するものとしても良い。
【0018】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記ユーザ同士が友人関係にあることを示し、互いの識別情報を関連付けて記憶する第3記憶手段、前記第2ユーザ端末より、第2ユーザ識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第3記憶部に記憶する友人関係の登録解消を要求する第1ユーザ識別情報とを含む友人関係登録解消要求を受信し、前記第2ユーザ識別情報に基づき前記第3記憶部に記憶する友人関係の登録を解消する登録解消処理手段、をさらに備え、前記属性情報認証処理手段は、前記登録解消処理手段での友人関係の解消に応じて、前記第3記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報と関連付けて記憶する第1ユーザ識別情報を特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき当該第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する前記認証済情報を消去するものとしても良い。
【0019】
また、本発明の属性情報認証方法は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証するための方法であって、属性情報認証依頼処理手段が、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信するステップ、属性情報認証処理手段が、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録するステップ、を有していることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の属性情報認証プログラムは、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証することを実行させるためにコンピュータを、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信する手段、前記属性情報認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明の属性情報認証装置は、第1のユーザが登録する属性情報を、第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信し、この属性情報を認証したことを示す認証情報を第2ユーザ端末より受信し、属性情報に関連付けて認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する。ゆえに、自分の属性情報を虚偽に登録しようとしても、客観的な認証を得られないと信頼を得ることができなくなるので、匿名性無く正しい属性情報の登録を促すことができる。また、ユーザの属性情報の信頼度が認証済情報の登録の有無によって客観的に分かるものとなるので、安心して安全に交友関係を拡げて多くの人々と仲良くなることができる。
したがって、本発明では、虚偽の内容を登録することを防止し、安心して安全に友人関係を維持・拡張することを担保して公序良俗に反するような不正な利用を抑止するようにした技術を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る属性情報認証装置、属性情報認証方法、及びコンピュータプログラムの一例について説明する。
本実施形態は、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録した第1のユーザが、この属性情報の登録に誤りが無いことを第2のユーザに認証してもらい、この認証の有無を視覚的に識別可能に表示することで、第1のユーザの信頼度を向上させ、安心して安全に第1のユーザと新たな友人関係を容易にかつ効果的に築くことを支援するようにした場合を例に説明する。
【0023】
図1は、本発明に係る属性情報認証装置(以下、「本サーバ」という)を用いた属性情報認証システム(以下、「本システム」という。)の実施形態の一例を示すブロック図である。符号10は本サーバを示す。
図1に示すように、本サーバ10は、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する少なくとも2以上の第1ユーザ端末30及び第2ユーザ端末40と、情報の送受信が可能となるよう通信ネットワークNWを介して接続された装置である。
【0024】
通信ネットワークNWの例としては、インターネットやLAN(Local Area Network)などのコンピュータ通信網がある。本サーバ10及び、第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40は、専用線、公衆交換電話網(PSTN)、無線電話網、CATV網、衛星通信網等の通信回線を介して通信ネットワークNWと接続している。
【0025】
第1ユーザ端末30及び第2ユーザ端末40は、共に本サーバ10と情報の送受信が可能な情報処理装置であればよく、たとえば、ブラウザを実装したパーソナルコンピュータをはじめ、データ通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話機などで実現される。
また、第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末40は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、マウスやキーボード又はキーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、WWWブラウザ、等を有する。
なお、図1ではそれぞれ一つずつの第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40しか通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続されていないが、本サーバ10は、複数のユーザ端末とそれぞれ接続されていても良く、このユーザ端末は、属性情報の認証を望むユーザが利用する場合は第1ユーザ端末30となり、属性情報の認証を判断するユーザが利用する場合は第2ユーザ端末40となるものである。
【0026】
また、本サーバ10は、通信ネットワークNWを介して第3ユーザ端末50と接続された装置でもある。この第3ユーザ端末50は、何れかのユーザが利用する通信端末をいい、属性情報が認証される被認証者である第の1ユーザが利用する第1ユーザ端末30や、属性情報を認証する認証者である第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40と区別するために第3ユーザ端末50と呼ぶ。したがって、第3ユーザ端末50には、第1ユーザ端末30や第2ユーザ端末40を含むものである。
【0027】
次に、本発明の属性情報認証システムの概要について、図1に基づき説明する。
図1に示すように、第1ユーザ端末30を利用する第1のユーザが、属性情報認証サイトへアクセスし、本サーバ10に対して属性情報登録要求又は属性情報認証要求を送信する(1.参照)。
本サーバ10は、属性情報登録要求又は属性情報認証要求を受信し、第2ユーザ端末40へ属性情報認証依頼を送信する(2.参照)。
【0028】
第2ユーザ端末40は、属性情報認証依頼を受信する(3.参照)。
次いで、第2ユーザ端末40は、第1のユーザの属性情報を認証したことを示す旨の認証情報を送信(返信)する(4.参照)。
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より認証情報を受信する(5.参照)。
そして、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて認証済情報を登録する(6.参照)。
さらに、本サーバ10は、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザ識別情報(以下、「第1ユーザID」という。)と、属性情報を認証した認証者である第2ユーザ識別情報(以下、「第2ユーザID」という。)と、を互いに関連付けて記憶する(7.参照)。
【0029】
また、第3ユーザ端末50(30,40)を利用する第3のユーザが、属性情報認証サイトへアクセスし、本サーバ10に対して第1のユーザの属性情報閲覧要求を送信する(8.参照)。
本サーバ10は、第1のユーザの属性情報閲覧要求を受信する(9.参照)。
引き続き、本サーバ10は、第1のユーザの属性情報を抽出する(10.参照)。
また、本サーバ10は、抽出した属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別する(11.参照)。
さらに、本サーバ10は、認証済情報の登録が有る場合、属性認証表示情報を生成し、抽出した属性情報と共に第3ユーザ端末50(30,40)へ送信する(12.参照)。なお、認証済情報の登録が無い場合、抽出した属性情報を第3ユーザ端末50へ送信する。
そして、第3ユーザ端末50(30,40)は、属性情報と共に属性認証表示情報、又は属性情報だけを受信する(13.参照)。
【0030】
これにより、匿名性無く正しい属性情報が登録されることになる。また、このサービスに参加する第3のユーザは、この属性認証表示情報の有無に基づいて、第1のユーザの属性情報の信頼度を確認することができるので、安心して安全に新たな友人関係を拡げ、多くのユーザ達と仲良くすることができる。
【0031】
次に、本サーバ10の構成について、図2及び図3に基づいて説明する。
図2は、本サーバ10の実施形態の一例を示すブロック構成図であり、図3は、本サーバ10の詳細な実施形態の一例を示すブロック構成図である。
本サーバ10は、図2及び図3に示すように、基本的に、ユーザ情報データベース(DB)1と、属性情報認証依頼処理部11と、属性情報認証処理部12と、を少なくとも有している。また、本サーバ10は、招待情報処理部14と、属性登録要求受信部15と、を有している。さらに、本サーバ10は、属性情報閲覧要求処理部13を有するものとしても良い。
【0032】
これらの機能ブロックは、本サーバ10が保持するCPU(中央処理装置)やプログラム記憶部等により構成することができる。CPUは、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、本サーバ10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、本サーバ10が使用する各種プログラムを記憶している。
【0033】
なお、本サーバ10では、本発明に係る属性情報認証プログラム(以下、「本プログラム」という。)を実行することで、以下に説明する属性情報認証方法(以下、「本方法」という。)を実現する。
また、本プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体(以下、「本記録媒体」という。)を用いれば、図示しないコンピュータを本サーバ10と同様に機能させることができる。すなわち、図示しないコンピュータが、本記録媒体から本プログラムを読み取り、それを実行することで、本方法を実現することができる。
【0034】
ユーザ情報DB1は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。この属性情報は、たとえば、ユーザの実名や顔写真、性別、生年月日、出身地、出身校、血液型、趣味、特技、スポーツといった項目に回答する情報をいい、具体的は、出身校という項目に対して「○○大学」もしくは「○○大学卒業」、血液型という項目に対して「O型」、趣味という項目に対して「音楽鑑賞」といったものである。
また、検索のための属性情報は、各項目に対して、それぞれを一つずつ入力する場合があれば、まとめて入力する場合もある。まとめて属性情報を入力する場合は、たとえば、検索のためのキーワードということで、単語を思いつくまま、あるいは「,」や「スペース」で区切って、一つの枠に入力する場合が考えられる。
このユーザ情報DB1では、ユーザ端末への連絡先情報を前記ユーザIDと互いに関連付けてさらに記憶している。
なお、本発明では、ユーザが自らの特徴を表す属性情報を登録することによって、ユーザIDが発行・付与されている。
【0035】
また、ユーザ情報DB1は、属性情報認証処理部13で受信した認証済情報を登録する機能を有している。
ここで、認証済情報とは、ユーザの属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したことを示す情報であり、認証済情報を登録するとはフラグを立てることをいう。
【0036】
図4は、ユーザ情報DB1に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図4に示すユーザ情報データベースでは、ユーザIDをインデックスとして、各属性情報と、連絡先情報と、認証済情報とを1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0037】
属性情報認証依頼部11は、第1のユーザが利用する第1ユーザ端末30より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する処理を行なう。
ここで、所定の要求とは、具体的には後述する属性登録要求受信部15にて受信する属性情報の登録要求や、同属性認証要求受信部16にて受信する属性情報の認証要求のことをいう。
この際、属性情報認証依頼処理部11は、たとえば、所定要求受信部11aと、属性情報認証依頼送信部11dと、から構成されるものとすることができる。
【0038】
属性情報認証処理部12は、属性情報認証依頼処理部11での属性情報認証依頼情報の送信に応じて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す旨の認証情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する処理を行なう。
この際、属性情報認証処理部12は、認証情報受信部12aと、認証済情報登録部12bと、から構成されるものとすることができる。
【0039】
属性情報閲覧要求処理部13は、属性情報認証処理部12での認証済情報の登録後、何れかのユーザ端末30,40,50より、第1のユーザを指定する第1ユーザIDと共に、第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を受信したとき、ユーザ情報DB1を参照して第1ユーザIDに基づき所定の属性情報を抽出すると共に、この属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別する。そして、認証済情報が登録されていたとき、認証済情報が有ることをユーザ端末30,40,50上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成し、抽出した第1のユーザの属性情報と共に、生成した属性認証表示情報をユーザ端末30,40,50へ送信し、一方、認証済情報が登録されていないとき、抽出した第1のユーザの属性情報をユーザ端末30,40,50へ送信する処理を行なう。
ここで、属性認証表示情報とは、たとえば、星印やハート印、花印といった図形や記号のほか、数字やグラフ表示であっても良い。また、ユーザ端末30,40,50に表示される属性情報の色彩を換えるものであっても良い。
この際、属性情報閲覧要求処理部13は、属性情報閲覧要求受信部13aと、属性情報抽出部13bと、認証済情報有無判別部13cと、属性認証表示情報生成部13dと、属性情報送信部13eと、から構成されるものとすることができる。
【0040】
招待情報処理部14は、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDを含む新規ユーザの招待要求を受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、前記第2のユーザが指定するユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信し、さらに、招待メッセージを生成して、第2のユーザが指定するユーザを第1のユーザとして、第1のユーザの連絡先情報に基づいて招待メッセージを第1ユーザ端末に対して送信する処理を行なう。
この際、招待情報処理部14は、招待情報受信部14aと、招待メッセージ送信部14bと、から構成されるものとすることができる。
【0041】
属性登録要求受信部15は、招待情報処理部14での招待メッセージの送信に応じて、第1ユーザ端末30より、この第1のユーザの属性情報を含む登録要求を所定の要求として受信する処理を行なう。
【0042】
ここで、属性情報認証依頼部11は、属性登録要求受信部15にて登録要求を受信したとき、ユーザ情報DB1を参照して招待情報処理部14で受信した第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、この連絡先情報に基づいて属性情報認証依頼を第2ユーザ端末40に対して送信する処理を行なう。
この際、属性情報認証依頼処理部11は、たとえば、所定要求受信部11aと、第2ユーザ連絡先特定部11bと、属性情報認証依頼送信部11dと、から構成されるものとすることができる。
【0043】
次に、上述した本サーバ10により実行される本方法の一例を図面に基づき説明する。
まず、本方法の基本的な属性情報認証処理の概要について、図9に基づき説明する。
図9は、本発明における属性情報認証方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施の形態では、通信ネットワークNWを介して接続された第1ユーザ端末30がSNSサービスサイトのホームページをダウンロードし、このホームページ上から所定の要求を送信したとき、第1のユーザの属性情報に誤りが無いことを第2のユーザに認証してもらう場合について説明し、さらに、第1のユーザの属性情報の閲覧が要求されたとき、この属性情報が認証されていれば、そのことが視覚的に分かるように表示する場合について説明する。
【0044】
まず、本サーバ10は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に記憶している((A)参照)。
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、所定の要求を受信する((10)参照)。
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された所定の要求を受信する((20)参照)。
次いで、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報に誤りが無いこと認証してもらう属性情報認証依頼を生成する((30)参照)。
【0045】
ここで本方法は、上述した所定の要求として、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録していないユーザ(未登録者又は非会員)が、既に属性情報を登録しているユーザ(既登録者又は会員)からの招待により、新規登録者として属性情報の認証を登録時に実施する登録要求の場合と、既に属性情報を登録しているユーザ(既登録者又は会員)が、任意のときに属性情報の認証を実施する認証要求の場合とに、分けることができる。
【0046】
<第1の実施の形態>
まず、第1の実施の形態として、所定の要求を属性情報の登録要求とし、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する登録を済ませた第2のユーザ(既登録者又は会員)が、このネットワークサービスサイトへ招待する通知を第1のユーザに送信し、この通知に応じて第1のユーザが、このネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録し、紹介者である第2のユーザに対して、新規登録者として属性情報の認証を依頼する場合について、図10に基づき説明する。
図10は、本発明に係る属性情報認証方法における属性情報登録要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【0047】
はじめに、第2のユーザは第2ユーザ端末40を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトをアクセスし、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0048】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。図11は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示されたSNSサイトのログイン画面の一例を示す図である。このSNSサイトログイン画面100には、「あなたのIDとパスワードを入力し、送信ボタンを押してログインして下さい。」といった案内と共に、このシステムの利用が可能な会員であることを確認するユーザID入力欄101と、パスワード入力欄102とからなる会員ログイン欄が表示されている。また、SNSサイトログイン画面100には、会員ログイン欄に入力したユーザIDやパスワードにてログインを実行するための「送信」ボタン109が表示されている。
【0049】
したがって、SNSサービスサイトを利用して新規ユーザの招待を行うユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きメニュー選択画面が第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される。
【0050】
このメニュー選択画面は、たとえば図12に示すような形で表すことが出来る。図12は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示されたメニュー選択画面の一例を示す図である。このメニュー選択画面110には、新規ユーザの招待を希望する「新規ユーザの招待」ボタン111、属性情報の認証を要求する「属性情報の認証」ボタン112、このSNSサービスの利用を止める(退会する)「SSNの登録解除」ボタン113、このSNSサービスを利用に際して禁止条件に反する不正な行為を行ったことを通知する「不正行為の通報」ボタン114、・・・及びSNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン119、がそれぞれ表示されている。
なお、このメニュー選択画面は、後述するユーザ属性情報表示画面(いわゆる各ユーザのマイページ)の一部として表示するものとしても良い。
【0051】
したがって、新規ユーザの招待を希望するユーザは、「新規ユーザの招待」ボタン111を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、新規ユーザの招待要求を本サーバ10へ送信する((1A)参照)。
【0052】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された招待要求を受信する((2A)参照)。
次いで、本サーバ10は、第2ユーザIDを含む新規ユーザの招待要求を受信すると、招待情報入力フォーマットを第2ユーザ端末40へ送信する((3A)参照)。この招待情報入力フォーマットは、第2のユーザが、招待する第1のユーザに対して送信する、いわゆる招待メールの入力画面である。
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された招待情報入力フォーマットを受信する((4A)参照)。
引き続き、第2ユーザ端末40は、この招待情報入力フォーマットへの入力を受け付ける((5A)参照)。
【0053】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される所定の入力が完了した招待情報入力フォーマット画面は、たとえば図13に示すような形で表すことが出来る。図13は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された招待メール画面の一例を示す図である。この招待メール画面120には、招待するユーザの氏名を入力する紹介ユーザ名入力欄121と、招待するユーザの電子メールアドレスを入力する招待メール送信先入力欄122と、招待するユーザへのメッセージを入力するメッセージ入力欄123と、がそれぞれ設けられていると共に、この招待メールを招待するユーザへ送信することを指示する「送信」ボタン129が設けられている。
【0054】
図13において、紹介ユーザ名入力欄121には「松岡一郎」、招待メール送信先入力欄122には「m-ichiro@abc・・・.ne.jp」、メッセージ入力欄123には「阿井です。松岡さんをSNSへご招待します!」とそれぞれ入力されていることが示されている。
したがって、新規ユーザの招待を希望するユーザは、「新規ユーザの招待」ボタン111を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、招待情報送信依頼を本サーバ10へ送信する((6A)参照)。
【0055】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された招待情報送信依頼を受信する((7A)参照)。すなわち、本サーバ10は、ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、第2のユーザが指定する第1のユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信する。
次いで、本サーバ10は、招待メッセージを生成し、第1のユーザの連絡先情報に基づいて招待メッセージを第1ユーザ端末30へ送信する((8A)参照)。
【0056】
第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された招待メッセージを受信する((9A)参照)。
この際、第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される招待メッセージ画面は、たとえば図14に示すような形で表すことが出来る。図14は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された招待メッセージ画面の一例を示す図である。この招待メッセージ画面130には、第2のユーザによって招待される第1のユーザ名を表示する招待ユーザ表示部131と、第2のユーザによってSNSサービスに招待されたことを説明する説明部132と、第2のユーザからのメッセージを表示するメッセージ表示部133と、がそれぞれ設けられていると共に、第2のユーザからの招待を受けてSNSサービスに登録する場合、登録先へリンクされる登録先リンクボタン134が設けられている。
【0057】
したがって、新規登録を希望する第1のユーザは、登録先リンクボタン134を選択(クリック)し、所定の属性情報の入力を行う。
そして、第1ユーザ端末30は、第1のユーザが所定の属性情報の入力を完了した後、登録ボタン(不図示)を選択することで、属性情報の登録を要求する属性登録要求を本サーバ10へ送信する((10A)参照)。
【0058】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された第1のユーザの属性情報を含む登録要求を所定の要求として受信する((20A)参照)。
なお、本サーバ10は、属性情報の登録が完了すると、第1ユーザ端末30に対してその旨を知らせる登録ID通知を送信する。
【0059】
この際、第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される登録ID通知画面は、たとえば図15に示すような形で表すことが出来る。図15は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された登録ID通知画面の一例を示す図である。この登録ID通知画面140には、登録されたIDを知らせる登録ID通知欄141と、SNSサービスサイトのホームページへリンクされるSNSサービスサイトリンクボタン142が設けられている。
図15において、「松岡一郎さん、ソーシャルネットワーキングサイトSNSへのご登録が完了いたしました。」というお知らせと共に、登録ID通知欄141には、「あなた様のIDは、m-ichiro@abc・・・.ne.jpです。」が表示され、「http://www.samurai.com/・・・」といったSNSサービスサイトリンクボタン142が設けられている。
【0060】
したがって、第1のユーザは、SNSサービスサイトリンクボタン142を選択(クリック)することで、第1ユーザ端末30のディスプレイに、図11に示したSNSサイトログイン画面が表示され、ユーザID入力欄101に、「m-ichiro@abc・・・.ne.jp」を入力すると共に、パスワード入力欄102に所定のパスワードを入力し、送信ボタン109を選択することで、本SNSサービスサイトにおいて様々なサービスの提供を受けることができる。
【0061】
そして、本サーバ10は、登録要求を受信すると、上述したように属性情報認証依頼を生成する((30)参照)。
引き続き、本サーバ10は、生成した属性情報認証依頼を、第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する((40)参照)。
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された属性情報認証依頼を受信する((50)参照)。
【0062】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される属性情報認証依頼画面は、たとえば図16に示すような形で表すことが出来る。図16は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された属性情報認証依頼画面の一例を示す図である。この属性情報認証依頼画面150には、新規登録に際して属性情報の認証を求める第1のユーザの氏名を表示する氏名表示欄151と、第1のユーザの顔写真を表示する顔写真表示欄152と、第1のユーザの氏名と顔写真以外の属性情報を確認する詳細なプロフィールを見るボタン153と、第2のユーザへ第1のユーザの属性情報が間違っていないか確認を求める認証依頼メッセージ欄154が、それぞれ設けられている。また、属性情報認証依頼画面150には、第1のユーザの属性情報を認証する「確認」ボタン158と、第1のユーザの属性情報を認証しない「保留」ボタン159と、がさらに設けられている。
【0063】
したがって、第2のユーザは、第1のユーザの属性情報を認証する場合は「確認」ボタン158を選択(クリック)し、同認証しない場合は「保留」ボタン159選択(クリック)する。
そして、第2のユーザが「確認」ボタン158を選択(クリック)することで、第2ユーザ端末40は、第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を本サーバ10へ送信する((60)参照)。
【0064】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された認証情報を受信する((70)参照)。
次いで、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報に誤りが無いこと証明する認証情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1にこの認証済情報を登録する((80)参照)。
さらに、本サーバ10は、認証済情報の登録に応じ、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する((90)参照)。
【0065】
また、何れかのユーザが利用する第3ユーザ端末50(30,40)が、第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を本サーバ10へ送信する((100)参照)。
本サーバ10は、第3ユーザ端末50より送信され属性情報閲覧要求を受信する((110)参照)。
次いで、本サーバ10は、属性情報閲覧要求を受信したとき、この属性情報閲覧要求に含まれる第1ユーザIDに基づき、ユーザ情報DB1を参照して第1のユーザの属性情報を抽出する((120)参照)。
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照してこの属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別する((130)参照)。
【0066】
本サーバ10は、ユーザ情報DB1に認証済情報が登録されていたとき、この認証済情報が有ることを第3ユーザ端末50(30,40)上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成する((140)参照)。
そして、本サーバ10は、第1のユーザの属性情報と共に、生成した属性認証表示情報を第3ユーザ端末50(30,40)へ送信する((150)参照)。この際、ユーザ情報DB1に認証済情報が登録されていないときは、属性認証表示情報の生成は行われず、第1のユーザの属性情報を第3ユーザ端末50(30,40)へ送信する。
第3ユーザ端末50(30,40)は、本サーバ10より送信された属性情報と属性認証表示情報を受信する((160)参照)。
【0067】
この際、第3ユーザ端末50(30,40)のディスプレイに表示される認証後の第1ユーザ属性情報表示画面(いわゆる第1ユーザのマイページ)は、たとえば図17に示すような形で表すことが出来る。図17は、本サーバ10と接続した第3ユーザ端末50(30,40)のディスプレイに表示された第1ユーザ属性情報表示画面の一例を示す図である。この第1ユーザ属性情報表示画面160には、属性情報を確認する第1のユーザの氏名を表示する氏名表示欄161と、第1のユーザの顔写真を表示する顔写真表示欄162と、第1のユーザの氏名と顔写真以外の属性情報を確認する詳細なプロフィールを見るボタン163と、属性認証表示情報を表示する表示欄164と、第1のユーザが自分の属性情報の変更を希望する際に用いる属性情報変更ボタン165と、第1のユーザの最近の日記を表示する第1のユーザ日記表示欄166と、第1のユーザとの友人関係を登録している友人を表示する友人表示一覧167と、友人表示一覧167に表示されていないユーザを含めて友人関係を登録している全ての友人を表示する一覧を全て見るボタン168と、第1のユーザとの友人関係を登録している友人の日記を表示する友人日記表示欄169が、それぞれ設けられている。
【0068】
図17において、第1のユーザである松岡一郎さんの属性情報は認証され、表示欄164には、信頼度が一つ星で表示されている。なお、この属性認証表示情報である星印と共に、松岡一郎さんの属性情報を認証した認証者の氏名や、この認証者の属性情報を確認することができる認証者属性情報表示画面(いわゆる認証者のマイページ)へリンクする情報を表示するものとしても良い。
【0069】
本実施の形態では、本サーバ10が属性情報を含む登録要求を受信したとき、この第1のユーザに対して識別情報(ID)を付与し、この第1ユーザIDと、第1のユーザの属性情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に登録する。これにより、属性情報の認証を得る前であっても、ネットワークサービスサイトを利用することが可能なものとなる。
【0070】
また、本実施の形態では、認証者から属性情報の認証を得たときに新規ユーザの登録を行い、第1のユーザに対して識別情報(ID)を付与し、この第1ユーザIDと、第1のユーザの属性情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に登録するものとしても良い。これにより、属性情報の認証を得た後に限り、ネットワークサービスサイトを利用することを可能とし、正しい属性情報を登録できないような不正な行為を行う恐れのある者の参加を未然に防止することができる。
【0071】
さらに、本実施の形態では、本サーバ10が属性情報を含む登録要求を受信したとき、この第1のユーザに対して識別情報(ID)を付与し、本サーバ10が、所定時間以内に認証情報を受信することを条件として、この第1ユーザIDと、第1のユーザの属性情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に仮登録するものとする。そして、本サーバ10が、所定時間以内に認証情報を受信したとき、仮登録した第1のユーザの属性情報を正式に登録し、所定時間以内に認証情報を受信しないとき、仮登録した前記第1のユーザの属性情報の登録を抹消するものとしても良い。これにより、属性情報の認証を得る前は、その後登録が抹消されるという条件付でネットワークサービスサイトを利用することを可能とする、もしくは正式に登録されるまでネットワークサービスサイトを利用することを許可しないとすることで、属性情報の認証が得られないような不正な行為を行う恐れのある者の参加を未然に防止することができる。
【0072】
次に、以上のような属性情報登録要求処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図18を参照しながら説明する。図18は、本サーバ10での属性情報登録要求処理の流れを示すフローチャートである。
まず、招待情報処理部14が、招待情報受信部14aにて、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDを含む新規ユーザの招待要求を受信したか否か判別する(S11)。
【0073】
その結果、招待情報処理部14が、招待要求を受信した場合(Y)、引き続き招待情報処理部14が、招待メッセージ送信部14bにて、招待情報入力フォーマットを第2ユーザ端末40へ送信(返信)する(S12)。
一方、招待情報処理部14が、招待要求を受信していない場合(N)、招待情報処理部14は、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDを含む新規ユーザの招待要求を受信したか否か判別を繰り返す(S11)。
【0074】
引き続き、招待情報処理部14が、招待情報受信部14aにて、第2ユーザ端末40より、ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、第2のユーザが指定するユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信したか否か判別する(S13)。
【0075】
その結果、招待情報処理部14が、招待情報を受信した場合(Y)、引き続き招待情報処理部14が、招待メッセージ送信部14bにて、招待メッセージを生成して、第2のユーザが指定するユーザを第1のユーザとして、第1のユーザの連絡先情報に基づいて招待メッセージを第1ユーザ端末に対して送信する(S14)。
一方、招待情報処理部14が、招待情報を受信していない場合(N)、引き続き、属性登録要求受信部15が、属性登録要求を受信したか否か判別する(S15)。
【0076】
その結果、属性登録要求受信部15が、属性登録要求を受信した場合(Y)、引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて属性登録要求を受信し、第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報に誤りが無いこと認証してもらう属性情報認証依頼を生成する(S16)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証依頼送信部11dにて、属性情報認証依頼を、第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する(S17)。
【0077】
一方、属性登録要求受信部15が、属性登録要求を受信していない場合(N)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証情報受信部12aにて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが登録する属性情報属性情報を認証したことを示す旨の認証情報を受信したか否か判別する(S18)。
【0078】
その結果、属性情報認証処理部12が、認証情報を受信した場合(Y)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証済情報登録部12bにて、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に認証済情報を登録する(S19)。
さらに、属性情報認証処理部12が、認証済情報登録部12bにて、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する(S20)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
一方、属性情報認証処理部12が、認証情報を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0079】
以上のように本実施の形態では、ネットワークサービスサイトに参加する際に、新規加入者の属性情報の認証を行うので、たとえ新規加入者が虚偽の属性情報を登録しようとしても、客観的な認証を得ることができず、匿名性無く正しい属性情報の登録を促すことができる。したがって、不正な行為を行う恐れのある者の参加(参加者の登録)を未然に防止することができる。
【0080】
次に、上述した属性情報登録要求処理に引き続いて実施される属性情報閲覧要求処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図19を参照しながら説明する。図19は、本サーバ10での属性情報閲覧要求処理の一例を示すフローチャートである。
まず、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報閲覧要求受信部13aにて、第3ユーザ端末50より、第1のユーザを指定する第1ユーザIDと共に、第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を受信したか否か判別する(S51)。
【0081】
その結果、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報閲覧要求を受信した場合(Y)、引き続き属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報抽出部13bにて、ユーザ情報DB1を参照して第1ユーザIDに基づき所定の属性情報を抽出する(S52)。
一方、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報閲覧要求を受信していない場合(N)、属性情報閲覧要求処理部13は、第3ユーザ端末50より、属性情報閲覧要求を受信したか否か判別を繰り返す(S51)。
【0082】
次に、属性情報閲覧要求処理部13が、認証済情報有無判別部13cにて、この属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別する(S53)。
その結果、属性情報閲覧要求処理部13が、認証済情報が登録されていることを判別した場合(Y)、引き続き属性情報閲覧要求処理部13が、属性認証表示情報生成部13dにて、認証済情報が有ることを第3ユーザ端末50上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成する(S54)。
さらに、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報送信部13eにて、抽出した第1のユーザの属性情報と共に、生成した属性認証表示情報を第3ユーザ端末50へ送信する(S55)。
一方、属性情報閲覧要求処理部13が、認証済情報が登録されていることを判別できない場合(N)、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報送信部13eにて、抽出した第1のユーザの属性情報を第3ユーザ端末50へ送信する(S55)。
【0083】
以上のように本実施の形態では、ユーザが登録する属性情報を閲覧する際に、他のユーザによって属性情報に誤りが無いことが認証された属性認証表示情報の有無を確認することで、ユーザの属性情報の信頼度が客観的に分かるものとなるので、安心して安全に交友関係を維持・拡張し、多くの人々と仲良くなることができる。
【0084】
また、本発明においては、属性情報認証処理部12が、異なる第2のユーザによって証明された認証情報の受信に応じて、それぞれの認証済情報をユーザ情報DB1に登録し、属性情報閲覧要求処理部13が、ユーザ情報DB1に登録されている認証済情報の数に応じてランク付けされた属性認証表示情報を生成するものとしても良い。
ここでの属性認証表示情報は、たとえば、認証済情報の数に応じて星の数を増やしたり、星の色彩を変えたり、一定の認証済情報の数ごとにマークや色彩を換えたりすることを意味する。
【0085】
また、本発明においては、ユーザIDと、ネットワークサービスサイトの利用日と、利用内容と、を互いに関連付けて記憶する利用履歴情報記憶部を備え、属性情報認証処理部12が、この利用履歴情報記憶部に記憶されたネットワークサービスサイトの利用頻度に応じて、ユーザ情報DB1に登録されている認証済情報のランクを変更するものとしても良い。
これにより、ネットワークサービスサイトの積極的な利用を促すと共に、ユーザの信用を蓄積し、安心して安全に交友関係を拡げる目安とすることができる。
【0086】
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態として、所定の要求を属性情報の認証要求とし、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する登録を済ませた第1のユーザ(既登録者又は会員)が、所定に時期に、このサービスにおいて友人関係の登録をしている第2のユーザに対して、属性情報の認証を依頼する場合について、図20に基づき説明する。
図20は、本発明に係る属性情報認証方法における属性情報認証要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【0087】
本実施形態において、本サーバ10は、招待情報処理部14及び属性登録要求受信部15に換えて、もしくは招待情報処理部14及び属性登録要求受信部15と共に、属性認証要求受信部16を有する。
【0088】
属性認証要求受信部16は、第1ユーザ端末30より、第1のユーザの属性情報の認証要求を所定の要求として受信すると共に、ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザIDを含む属性情報認証指示を受信する処理を行なう。
【0089】
ここで、属性情報認証依頼処理部11は、属性認証要求受信部16にて認証要求を受信したとき、ユーザ情報DB1を参照して属性認証要求受信部16で受信した第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、この連絡先情報に基づいて属性情報認証依頼を第2ユーザ端末40に対して送信する処理を行なう。
この際、属性情報認証依頼処理部11は、たとえば、所定要求受信部11aと、第2ユーザ連絡先特定部11bと、属性情報認証依頼送信部11dと、から構成されるものとすることができる。
【0090】
なお、本実施の形態では、先に説明した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。したがって、上記第1の実施の形態と同様の構成部分の説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。また、本実施の形態以降の各実施の形態においても同様とする。
【0091】
図20に示すように、まず、本サーバ10は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に記憶している((A)参照)。
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第1のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第1のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0092】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第1のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図12に示すようなメニュー選択画面が第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される。
ここで、第1のユーザは、「属性情報の認証」ボタン112を選択する。
これにより、第1ユーザ端末30は、属性情報の認証要求を本サーバ10へ送信する((10B)参照)。
【0093】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された認証要求を所定の要求として受信する((20B)参照)。
引き続き、本サーバ10は、認証要求を受信すると、属性情報認証指示入力フォーマットを第1ユーザ端末30へ送信する((21B)参照)。
第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された属性情報認証指示入力フォーマットを受信する((22B)参照)。
引き続き、第1ユーザ端末30は、この属性情報認証指示入力フォーマットへの入力を受け付ける((23B)参照)。
【0094】
この際、第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される所定の入力が完了した属性情報認証指示入力フォーマット画面は、たとえば図21に示すような形で表すことが出来る。図21は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された属性情報認証依頼画面の一例を示す図である。この属性情報認証依頼画面170には、認証を依頼するユーザの氏名を入力する認証ユーザ名入力欄171と、認証を依頼するユーザへのメッセージを入力するメッセージ入力欄172と、がそれぞれ設けられていると共に、この属性情報認証依頼を、認証を依頼するユーザへ送信することを指示する「送信」ボタン179が設けられている。
【0095】
図21において、認証ユーザ名入力欄171には「阿井植雄」、メッセージ入力欄172には「松岡です。ご無沙汰です。私の属性情報に誤りが無いこと認証してください。」とそれぞれ入力されていることが示されている。
したがって、第1のユーザは、所定の入力が完了したら「送信」ボタン179を選択する。
これにより、第1ユーザ端末30は、属性情報認証指示を本サーバ10へ送信する((24B)参照)。
【0096】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された属性情報認証指示を受信する((25B)参照)。すなわち、本サーバ10は、ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザIDを含む属性情報認証指示を受信する。
次いで、本サーバ10は、属性情報認証指示を受信すると、ユーザ情報DB1を参照して、受信した第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する((26B)参照)。
そして、本サーバ10は、引き続き上述したように属性情報認証依頼を生成する((30)参照)。
なお、その後は第1の実施の形態と同様の処理を行う。
【0097】
次に、以上のような属性情報認証要求処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図22を参照しながら説明する。図22は、本サーバ10での属性情報認証要求処理の流れを示すフローチャートである。
まず、属性認証要求受信部16が、第1ユーザ端末30より、第1のユーザの属性情報の認証を要求する属性認証要求を受信したか否か判別する(S31)。
【0098】
その結果、属性認証要求受信部16が、属性認証要求を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて属性認証要求を受信し、属性情報認証指示フォーマットを第1ユーザ端末30へ送信(返信)する(S32)。
一方、属性認証要求受信部16が、属性認証要求を受信していない場合(N)、属性認証要求受信部16は、第1ユーザ端末30より属性認証要求を受信したか否か判別を繰り返す(S31)。
【0099】
引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1ユーザ端末30より、ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザIDを含む属性情報認証指示を受信したか否か判別する(S33)。
【0100】
その結果、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証指示を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、第2ユーザ連絡先特定部11bにて、ユーザ情報DB1を参照して、受信した属性情報認証指示に含まれる第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する(S34)。
引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報に誤りが無いこと認証してもらう属性情報認証依頼を生成する(S35)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証依頼送信部11dにて、属性情報認証依頼を、特定した第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する(S36)。
【0101】
一方、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証指示を受信していない場合(N)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証情報受信部12aにて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが登録する属属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したか否か判別する(S37)。
【0102】
その結果、属性情報認証処理部12が、認証情報を受信した場合(Y)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証済情報登録部12bにて、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する(S38)。
さらに、属性情報認証処理部12が、認証済情報登録部12bにて、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する(S39)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0103】
以上のように本実施の形態では、既にネットワークサービスサイトに参加している場合でも、属性情報の認証を行うことができるので、客観的な認証を得ることができない不正な参加者を区別することができる。
【0104】
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態として、第2のユーザによって既に属性情報の認証が得られている第1のユーザが、登録している属性情報を変更したとき、第1のユーザの属性情報の認証を行った第2のユーザによって再度認証を得る場合の属性情報変更認証について、図23に基づき説明する。
図23は、本発明に係る属性情報認証方法における属性情報変更認証要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【0105】
本実施の形態において、本サーバ10は、認証関係情報データベース(DB)2と、属性変更要求受信部17とをさらに有する。
【0106】
認証関係情報DB2は、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて記憶する手段である。
ここで、認証とは、登録する属性情報に誤りが無いこと証明することをいう。
図5は、認証関係情報DB2に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図5に示す認証関係情報データベースでは、第1ユーザIDと、第2ユーザIDとを、1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0107】
属性変更要求受信部17は、第1ユーザ端末30より、第1ユーザIDと共に、ユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を受信すると共に、変更属性情報を受信する処理を行なう。
この属性変更要求とは、既に登録した属性情報の内容を変更すること望むものである。
【0108】
ここで、属性情報認証依頼処理部11は、属性変更要求受信部17での属性変更要求の受信に応じて、認証関係情報DB2を参照して第1ユーザIDに基づき関連付けて記憶した第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザIDを特定すると共に、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、この連絡先情報に基づいて変更属性情報の認証を依頼する属性情報変更認証依頼情報を第2ユーザ端末40に対して送信する機能を有する。
また、属性変更要求に対する認証は、全ての属性情報に対してではなく、たとえば実名や顔写真の変更を要求するものに限定して行うものとすることができる。
【0109】
また、属性情報認証処理部12は、属性情報認証依頼処理部11での属性情報変更認証依頼情報の送信に応じて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す旨の再認証情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を維持し、一方、第1のユーザが変更する属性情報に誤りが有り認証しない属性認証拒否情報を受信したとき、もしくは所定の期間以内に第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す旨の再認証情報を受信しなかったとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を消去する機能を有する。
この際、属性情報認証処理部12は、属性再認証情報受信部12cと、認証済情報維持・消去部12dと、から構成されるものとすることができる。
【0110】
図23に示すように、まず、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報に誤りが無いこと証明する認証情報を受信して、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に認証済情報を登録し、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する処理が完了されていることを前提とする。
【0111】
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第1のユーザはSNSサービスサイトにアクセスし、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第1のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0112】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第1のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図17に示すような第1ユーザ属性情報表示画面(いわゆる第1ユーザのマイページ)が第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される。
ここで、第1のユーザは、属性情報変更ボタン165を選択する。
これにより、第1ユーザ端末30は、属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を本サーバ10へ送信する((200)参照)。
【0113】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された属性変更要求を受信する((210)参照)。
引き続き、本サーバ10は、属性変更要求を受信すると、属性情報一覧を第1ユーザ端末30へ送信する((220)参照)。
第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された属性情報認一覧を受信し、属性情報の変更を入力する((230)参照)。
そして、第1ユーザ端末30は、この変更属性情報を本サーバ10へ送信する((240)参照)。
【0114】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された変更属性情報を受信する((250)参照)。すなわち、本サーバ10は、第1ユーザIDと共に、変更された属性情報を受信する。
次いで、本サーバ10は、変更属性情報を受信すると、認証関係情報DB2を参照して第1ユーザIDに基づき関連付けて記憶した第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザIDを特定する((260)参照)。
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して、特定した第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する((270)参照)。
さらに、本サーバ10は、受信した変更属性情報に基づいて、変更された属性情報の認証を依頼する属性情報変更認証依頼情報を生成する((280)参照)。
そして、本サーバ10は、生成した属性情報変更認証依頼情報を、特定した第2のユーザの連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末40へ送信する((290)参照)。
【0115】
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された属性情報変更認証依頼情報を受信する((300)参照)。
【0116】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される属性情報変更認証依頼画面は、たとえば図16に示すような形で表すことが出来る。したがって、第2のユーザは、第1のユーザの変更された属性情報を認証する場合は「確認」ボタン158を選択(クリック)し、同認証しない場合は「保留」ボタン159選択(クリック)する。
そして、第2のユーザが「確認」ボタン158を選択(クリック)することで、第2ユーザ端末40は、第1のユーザが変更した属性情報を認証したことを示す認証情報を本サーバ10へ送信する((310A)参照)。
一方、第2のユーザが「保留」ボタン159選択(クリック)した場合は、第2ユーザ端末40は、第1のユーザが変更した属性情報を認証しないことを示す認証拒否情報を本サーバ10へ送信する((310B)参照)。
【0117】
次いで、本サーバ10は、第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す認証情報を第2ユーザ端末40より受信する((320A)参照)。
または、本サーバ10は、第1のユーザが変更する属性情報を認証しないことを示す認証拒否情報を第2ユーザ端末40より受信する((320B)参照)。
そして、本サーバ10は、認証情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を維持する((330A)参照)。
一方、本サーバ10は、認証拒否情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を消去する((330B)参照)。
【0118】
また、本実施の形態においては、所定の期間以内に第1のユーザが変更する属性情報に誤りが無いこと証明する再認証情報を第2ユーザ端末40より受信しなかったとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を消去するものとしても良い。
【0119】
次に、以上のような属性情報変更認証要求処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図24を参照しながら説明する。図24は、本サーバ10での属性情報変更認証要求処理の流れを示すフローチャートである。
まず、属性変更要求受信部17が、第1ユーザ端末30より、第1ユーザIDと共に、ユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を受信したか否か判別する(S61)。
【0120】
その結果、属性変更要求受信部17が、属性変更要求を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて属性変更要求を受信し、属性情報一覧を第1ユーザ端末30へ送信(返信)する(S62)。
一方、属性変更要求受信部17が、属性変更要求を受信していない場合(N)、属性変更要求受信部17は、第1ユーザ端末30より属性変更要求を受信したか否か判別を繰り返す(S61)。
【0121】
引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、属性変更要求に基づく変更属性情報を受信したか否か判別する(S63)。
【0122】
その結果、属性変更要求受信部17が、変更属性情報を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、第2ユーザ連絡先特定部11bにて、認証関係情報DB2を参照して第1ユーザIDに基づき関連付けて記憶した第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザIDを特定する(S64)。
引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、第2ユーザ連絡先特定部11bにて、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する(S65)。
さらに、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1のユーザが変更する属性情報と共に、この属性情報に誤りが無いこと認証してもらう属性情報変更認証依頼を生成する(S66)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報変更認証依頼送信部11fにて、生成した属性情報変更認証依頼を、特定した連絡先情報に基づいて第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する(S67)。
【0123】
一方、属性情報認証依頼処理部11が、変更属性情報を受信していない場合(N)、引き続き、属性情報認証処理部12が、属性再認証情報受信部12cにて、属性情報認証依頼処理部11での属性情報変更認証依頼の送信に応じて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報したか否か、すなわち第1のユーザが変更する属性情報に誤りがあるため認証しない属性認証拒否情報を受信したか判別する(S68)。
【0124】
その結果、属性情報認証処理部12が、再認証情報した場合(Y)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証済情報維持・消去部12dにて、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を維持する(S69)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
一方、属性情報認証処理部12が、属性認証拒否情報を受信した場合(N)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証済情報維持・消去部12dにて、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を消去する(S70)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0125】
以上のように本実施の形態では、ネットワークサービスサイトに参加するために最初だけ正しい属性情報の登録を行って認証を得て、その後不正な属性情報に変更することを防止することができるので、正しい属性情報の登録によって安心して安全に交友関係を拡げることが維持できる。
【0126】
<第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態として、第1のユーザの属性情報の認証を行う第2のユーザに所定条件を設けることで、第2のユーザによる認証の信頼性を高める場合について、図25に基づき説明する。
図25は、本発明に係る属性情報認証方法における認証者判別処理の流れを示すシーケンス図である。
【0127】
本実施の形態において、属性情報認証依頼処理部11は、第1ユーザ端末30より所定の要求(すなわち、属性登録要求受信部15にて受信した登録要求、又は属性認証要求受信部16にて受信した認証要求)を受信したとき、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別し、この認証済情報が登録されていたとき、属性情報認証依頼を第2ユーザ端末40へ送信し、一方、認証済情報が登録されていないとき、第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を第1ユーザ端末30へ送信する機能を有する。
この際、属性情報認証依頼処理部11は、たとえば、所定要求受信部11aと、認証済情報有無判別部11cと、属性情報認証依頼送信部11dと、属性認証不可通知送信部11eと、から構成されるものとすることができる。
【0128】
図25に示すように、まず、本サーバ10は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に記憶している((A)参照)。
また、本サーバ10は、第2のユーザが登録する属性情報に誤りが無いこと証明する認証済情報が、第2のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録されていることを前提とする。
【0129】
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、所定の要求を受信する((10)参照)。
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された所定の要求(登録要求又は認証要求)を受信する((20)参照)。ここまでの処理は、上述した各実施の形態と同じ流れである。
次いで、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいてこの第2のユーザの属性情報と関連付けて登録する認証済情報の登録有無を判別する((27)参照)。
【0130】
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1に第2のユーザの属性情報を認証する認証済情報が登録されていたとき、第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を生成する((30A)参照)。
一方、本サーバ10は、ユーザ情報DB1に第2のユーザの属性情報を認証する認証済情報が登録されていないとき、第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を生成する((30B)参照)。
【0131】
そして、本サーバ10は、生成した属性情報認証依頼情報を第2ユーザ端末40へ送信する((40A)参照)か、生成した属性認証不可通知を第1ユーザ端末30へ送信する((40B)参照)。
なお、その後の処理もまた、上述した各実施の形態と同じ流れである。
【0132】
次に、以上のような認証者判別処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図26を参照しながら説明する。図26は、本サーバ10での属性情報認証者判別処理の一例を示すフローチャートである。
まず、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1ユーザ端末30より所定の要求を受信したか否か判別する(S81)。
【0133】
その結果、属性情報認証依頼処理部11が、所定の要求を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、認証済情報有無判別部11cにて、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの属性情報と関連付けて認証済情報が登録されているか否か判別する(S82)。
一方、属性情報認証依頼処理部11が、所定の要求を受信していない場合(N)、属性情報認証依頼処理部11は、所定の要求を受信したか否か判別を繰り返す(S81)。
【0134】
また、属性情報認証依頼処理部11が、第2のユーザの属性情報と関連付けて認証済情報が登録されていることを判別した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1のユーザが登録又は変更する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を生成する(S83)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証依頼送信部11dにて、生成した属性情報認証依頼情報を第2ユーザ端末40へ送信する(S84)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0135】
一方、属性情報認証依頼処理部11が、第2のユーザの属性情報と関連付けて認証済情報が登録されていることを判別できなかった場合(N)、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を生成する(S85)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性認証不可通知送信部11eにて、生成した属性認証不可通知を第1ユーザ端末30へ送信する(S86)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0136】
以上のように本実施の形態では、自らの属性情報の認証がされているユーザによって、属性情報の認証が行われるので、第2のユーザによる認証の信頼性を高めることができる。したがって、自らの属性情報の認証がされていないユーザは、ネットワークサービスサイトに参加していない者を招待することができないと共に、他のユーザの属性情報を認証することもできないので、ネットワークサービスに参加するユーザへの信頼性を担保することができる。
【0137】
<第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態として、第1のユーザの属性情報の認証を行った第2のユーザがネットワークサービスを利用するための登録を解除した場合、この第2のユーザによって認証された全ての第1のユーザの属性情報の認証を消去(取り消す)ことで、第1のユーザの属性情報に虚偽の変更があった場合に、属性情報の真偽を確認して変更の認証を行う第2のユーザが存在しなくても、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報が残らないようにして、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保する場合について、図27に基づき説明する。
図27は、本発明に係る属性情報認証方法における登録解除処理の流れを示すシーケンス図である。
【0138】
本実施の形態において、本サーバ10は、登録解除処理部18をさらに有する。
【0139】
登録解除処理部18は、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDと共に、第2のユーザがユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を受信し、第2ユーザIDに基づきユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録を消去する処理を行なう。
この際、登録解除処理部18は、登録解除要求受信部18aと、属性情報登録消去部18bと、から構成されるものとすることができる。
【0140】
ここで、属性情報認証処理部12は、登録解除処理部18での属性情報の消去に応じて、認証関係情報DB2を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザIDを特定し、さらに、ユーザ情報DB1を参照して第1ユーザIDに基づきこの第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する機能を有する。
この際、属性情報認証処理部12は、認証済情報維持・消去部12dと、第1ユーザ特定部12eと、から構成されるものとすることができる。
【0141】
図27に示すように、まず、本サーバ10は、自分の属性情報の認証を第2のユーザに求めて認証を得た第2のユーザの第1ユーザIDと、第1のユーザが登録する属性情報に誤りが無いことを認証した第2のユーザの第2ユーザIDと、を互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する処理が完了されていることを前提とする。
【0142】
次に、第2のユーザは第2ユーザ端末40を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトにアクセスし、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0143】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第2のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図12に示すようなメニュー選択画面が第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される。
ここで、第2のユーザは、「SNSの登録解除」ボタン113を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、第2ユーザIDと共に、第2のユーザがユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を本サーバ10へ送信する((400)参照)。
【0144】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された登録解除要求を受信する((410)参照)。
次いで、本サーバ10は、登録解除要求に含まれる第2ユーザIDを特定する((420)参照)。
引き続き、本サーバ10は、特定した第2ユーザIDに基づきユーザ情報DB1に記憶する第2のユーザの属性情報を消去し、登録を解除する((430)参照)。
【0145】
さらに、本サーバ10は、認証関係DB2を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザIDを特定する((440)参照)。
そして、本サーバ10は、特定した第1ユーザIDに基づき、ユーザ情報DB1を参照して第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する((450)参照)。
【0146】
次に、以上のような登録解除処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図28を参照しながら説明する。図28は、本サーバ10での登録解除処理の一例を示すフローチャートである。
まず、登録解除処理部18が、登録解除要求受信部18aにて、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDと共に、第2のユーザがユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を受信したか否か判別する(S91)。
【0147】
その結果、登録解除処理部18が、登録解除要求を受信した場合(Y)、引き続き登録解除処理部18が、属性情報登録消去部18bにて、登録解除要求に含まれる第2ユーザIDを特定する(S92)。
一方、登録解除処理部18が、登録解除要求を受信していない場合(N)、登録解除処理部18は、第2ユーザ端末40より登録解除要求を受信したか否か判別を繰り返す(S91)。
引き続き、登録解除処理部18が、属性情報登録消去部18bにて、特定した第2ユーザIDに基づきユーザ情報DB1に記憶する第2のユーザの属性情報の登録を消去する(S93)。
【0148】
また、登録解除処理部18での属性情報の消去に応じて、属性情報認証処理部12が、第1ユーザ特定部12eにて、認証関係情報DB2を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザID、すなわち、第2のユーザが認証した属性情報の第1のユーザを特定する(S94)。
そして、属性情報認証処理部12が、認証済情報維持・消去部12dにて、特定した第1ユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、この第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する(S95)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0149】
以上のように本実施の形態では、属性認証の真偽を確認する第2のユーザが登録を解消する際、第2のユーザによって認証された全ての第1のユーザの属性情報の認証を消去されることとなるので、第2のユーザがいなくなった後に、第1のユーザの属性情報に虚偽の変更があったとしても、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報は登録されていないので、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保することができる。
【0150】
<第6の実施の形態>
次に、第6の実施の形態として、第1のユーザの属性情報の認証を行った第2のユーザが第1のユーザとの友人関係を解消した場合、この第2のユーザによって認証された全ての第1のユーザの属性情報の認証を消去(取り消す)ことで、第1のユーザの属性情報に虚偽の変更があった場合に、属性情報の真偽を確認して変更の認証を行う第2のユーザが存在しなくても、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報が残らないようにして、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保する場合について、図29に基づき説明する。
図29は、本発明に係る属性情報認証方法における友人関係登録解消処理の流れを示すシーケンス図である。
【0151】
本実施の形態において、本サーバ10は、友人関係情報データベース(DB)3と、登録解消処理部19とをさらに有する。
【0152】
友人関係情報DB3は、ユーザ同士が友人関係にあることを示し、互いの識別情報を関連付けて記憶する手段である。ここで、友人関係とは、何れか一方のユーザのユーザ端末より、他方のユーザのユーザ端末に対して、友人関係を登録することを望む旨のメッセージを送信し、他方のユーザのユーザ端末より、一方のユーザのユーザ端末に対して、このメッセージに同意する旨のメッセージを受信したことをいう。
図6は、友人関係情報DB3に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図6に示す友人関係情報データベースでは、第1ユーザIDと、第2ユーザIDとを、1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0153】
登録解消処理部19は、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDと共に、第2のユーザが友人関係情報DB3に記憶する友人関係の登録解消を要求する第1ユーザIDとを含む友人関係登録解消要求を受信し、第2ユーザIDに基づき友人関係情報DB3に記憶する友人関係の登録を解消する処理を行なう。
この際、登録解消処理部19は、友人関係登録解消要求受信部19aと、友人関係登録解消部19bと、から構成されるものとすることができる。
【0154】
ここで、属性情報認証処理部12は、登録解消処理部19での友人関係の解消に応じて、友人関係情報DB3を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザIDを特定し、さらに、ユーザ情報DB1を参照して第1ユーザIDに基づきこの第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する機能を有する。
この際、属性情報認証処理部12は、認証済情報維持・消去部12dと、第1ユーザ特定部12eと、から構成されるものとすることができる。
【0155】
図30に示すように、まず、本サーバ10は、ユーザ同士が友人関係にあることを示し、互いの識別情報(ID)を関連付けて友人関係情報DB3に記憶している((B)参照)。
次に、第2のユーザは第2ユーザ端末40を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトにアクセスし、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0156】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第2のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図17に示すような第1ユーザ属性情報表示画面(いわゆる第1ユーザのマイページ)が第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される。
ここで、第1のユーザは、一覧を全て見るボタン168を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、第2ユーザIDと共に、第2のユーザが友人関係情報DB3に記憶する友人関係の解消を要求する友人関係登録解消要求を本サーバ10へ送信する((500)参照)。
【0157】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された友人関係登録解消要求を受信する((510)参照)。
次いで、本サーバ10は、第2のユーザと友人関係を登録している全ての友人を表示して、登録解消指示を受け付ける友人関係登録一覧を第2ユーザ端末40へ送信する((520)参照)。
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された友人関係登録一覧を受信する((530)参照)。
【0158】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される友人関係登録一覧画面は、たとえば図30に示すような形で表すことが出来る。図30は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された友人関係登録一覧画面の一例を示す図である。この友人関係登録一覧画面180には、第2のユーザと友人関係を登録している友人の顔写真を表示する顔写真表示欄191と、友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン192と、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン193と、がそれぞれ設けられている。
【0159】
図30において、この友人関係登録一覧画面180には、第2のユーザと友人関係を登録している第1の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Aと、第1の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Aと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Aと、がそれぞれ示されている。また、第2のユーザと友人関係を登録している第2の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Bと、第2の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Bと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Bと、がそれぞれ示されている。また、第2のユーザと友人関係を登録している第3の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Cと、第3の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Cと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Cと、がそれぞれ示されている。また、第2のユーザと友人関係を登録している第4の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Dと、第4の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Dと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Dと、がそれぞれ示されている。さらに、第2のユーザと友人関係を登録している第5の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Eと、第5の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Eと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Eと、がそれぞれ示されている。
【0160】
第2ユーザ端末40は、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン193の選択を受け付け、登録解消ユーザ情報を本サーバ10へ送信する((540)参照)。
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された登録解消ユーザ情報を受信する((550)参照)。
次いで、本サーバ10は、登録解消対象である登録解消ユーザのユーザIDを特定する((560)参照)。
そして、本サーバ10は、特定したユーザIDに基づき、ユーザ情報DB1を参照して第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する((570)参照)。
【0161】
次に、以上のような友人関係登録解消処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図31を参照しながら説明する。図31は、本サーバ10での友人関係登録解消処理の一例を示すフローチャートである。
まず、登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求受信部19aにて、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDと共に、第2のユーザが友人関係情報DB3に記憶する友人関係の登録解消を要求する友人関係登録解消要求を受信したか否か判別する(S101)。
その結果、登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求を受信した場合(Y)、引き続き登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求受信部19aにて、友人関係情報DB3を参照して受信した第2ユーザIDに基づいて、第2のユーザと友人関係にあるユーザを特定し、友人関係登録一覧を第2ユーザ端末40へ送信(返信)する(S102)。
一方、登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求を受信していない場合(N)、登録解消処理部19は、第2ユーザ端末40より友人関係登録解消要求を受信したか否か判別を繰り返す(S101)。
【0162】
引き続き、登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求受信部19aにて、第2ユーザ端末40より、登録解消ユーザ情報(たとえば、ユーザID)を受信したか否か判別する(S103)。
その結果、登録解消処理部19が、登録解消ユーザ情報を受信した場合(Y)、引き続き登録解消処理部19が、友人関係登録解消部19bにて、第2ユーザIDと登録解消ユーザ情報に基づき友人関係情報DB3に記憶する友人関係の登録を解消する。
また、属性情報認証処理部12が、登録解消処理部19での友人関係の解消に応じて、第1ユーザ特定部12eにて、受信した登録解消ユーザ情報に基づき認証関係情報DB2を参照して登録解消ユーザと認証関係にあるか否か、すなわち第2のユーザが属性情報に誤りが無いことを認証した友人関係にあるユーザがいるか否か判別する(S104)。
一方、登録解消処理部19が、登録解消ユーザ情報を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0163】
その結果、属性情報認証処理部12が、登録解消ユーザが認証関係にあるユーザであると判別した場合(Y)、引き続き、第1ユーザ特定部12eにて、友人関係情報DB3を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザIDを特定し、さらに、認証済情報維持・消去部12dにて、特定した第1ユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、この第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する(S105)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
一方、属性情報認証処理部12が、登録解消ユーザが認証関係にあるユーザでないと判別した場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0164】
以上のように本実施の形態では、属性認証の真偽を確認する第2のユーザとの友人関係が解消された場合、第2のユーザによって認証された第1のユーザの属性情報の認証を消去されることとなるので、その後に第1のユーザの属性情報に虚偽の変更があったとしても、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報は登録されていないので、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保することができる。
【0165】
<第7の実施の形態>
次に、第7の実施の形態として、第1のユーザより属性情報の認証依頼があった場合、過去の他のユーザによる認証状況を記録した認証履歴を参照して、認証の是非を判別する場合について、図32に基づき説明する。
図32は、本発明に係る属性情報認証方法における認証履歴閲覧処理の流れを示すシーケンス図である。
【0166】
本実施の形態において、本サーバ10は、認証履歴情報データベース(DB)4と、履歴情報閲覧処理部20とをさらに有する。
【0167】
認証履歴情報DB4は、ユーザIDと、属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、この依頼の日付と、この依頼の結果(認証有無)と、を互いに関連付けて記憶する手段である。
図7は、認証履歴情報DB4に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図7に示す認証履歴情報データベースでは、ユーザIDと、日付と、依頼内容と、結果とを、1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0168】
履歴情報閲覧処理部20は、属性情報認証依頼の第2ユーザ端末40へ送信に応じて、この第2ユーザ端末40より、第1のユーザの過去の属性情報認証・変更履歴の閲覧を希望する履歴情報閲覧要求を受信したとき、認証履歴情報DB4を参照して第1ユーザIDに基づき属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、依頼の日付と、依頼の結果と、からなる履歴情報を抽出し、この履歴情報を第2ユーザ端末40へ送信する処理を行なう。
この際、履歴情報閲覧処理部20は、履歴情報閲覧要求受信部20aと、履歴情報抽出部20bと、履歴情報送信部20cと、から構成されるものとすることができる。
【0169】
まず、図32に示すように、本サーバ10は、ユーザIDと、属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、依頼の送信日と、依頼の結果(認証可否又は変更可否)と、を互いに関連付けて認証履歴情報DB4に記憶している((C)参照)。
そして、本サーバ10が、属性情報認証依頼を第2ユーザ端末40へ送信し((600)参照)、第2ユーザ端末40が本サーバ10より送信された属性情報認証依頼を受信する((610)参照)処理までは、上述した各実施の形態と同じ処理である。
【0170】
次に、第2ユーザ端末40は、受信した属性情報認証依頼を示す、たとえば図16に表示された属性情報認証依頼画面150をディスプレイに表示する。
ここで、第2のユーザは、詳細なプロフィールを見るボタン153を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、第1のユーザの過去の属性情報認証・変更履歴の閲覧を希望する履歴情報閲覧要求を本サーバ10へ送信する((620)参照)。
【0171】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された履歴情報閲覧要求を受信する((630)参照)。
次いで、本サーバ10は、履歴情報閲覧要求に含まれる第1ユーザIDを特定する((640)参照)。
引き続き、本サーバ10は、認証履歴情報DB4を参照して第1ユーザIDに基づき属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、依頼の日付と、依頼の結果と、からなる履歴情報を抽出する((650)参照)。
そして、本サーバ10は、抽出した履歴情報を第2ユーザ端末40へ送信する((660)参照)。
【0172】
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された履歴情報を受信し、第2のユーザはこれを閲覧する((670)参照)。
【0173】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される履歴情報画面は、たとえば図33に示すような形で表すことが出来る。図33は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された履歴情報画面の一例を示す図である。この履歴情報画面190には、属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の日付と、依頼の内容と、依頼の結果を関係付けて表示する認証履歴情報表示部191が設けられている。また、履歴情報画面190には、この画面を閉じることを指示する「閉じる」ボタン199が設けられている。
【0174】
図33において、この認証履歴情報表示部201には、2007年1月15日に属性認証依頼があり、認証された旨(認証OK)の情報と、2007年1月31日に属性認証依頼があり、認証された旨(認証OK)の情報と、2007年4月1日に属性変更認証依頼があり、認証が拒否された旨(認証NG)の情報と、2007年4月1日に属性変更認証依頼があり、認証された旨(認証OK)の情報と、がそれぞれ示されている。
【0175】
そして、第2のユーザは、この履歴情報に基づいて第1ユーザの属性情報を認証するか否か判別し、履歴情報画面200に設けられた「閉じる」ボタン199を選択することで、図16に表示された属性情報認証依頼画面150に戻り、「確認」ボタン158か「保留」ボタン159を選択する。
【0176】
次に、以上のような認証履歴閲覧処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図34を参照しながら説明する。図34は、本サーバ10での認証履歴閲覧処理の一例を示すフローチャートである。
まず、属性情報認証依頼の第2ユーザ端末40へ送信に応じて、履歴情報閲覧部20が、履歴情報閲覧要求受信部20aにて、この第2ユーザ端末40より、第1のユーザの過去の属性情報認証・変更履歴の閲覧を希望する履歴情報閲覧要求を受信したか否か判別する(S111)。
その結果、履歴情報閲覧部20が、履歴情報閲覧要求を受信した場合(Y)、引き続き履歴情報閲覧部20が、履歴情報抽出部20bにて、属性情報の認証を依頼している被認証ユーザである第1ユーザIDを特定する(S112)。
一方、履歴情報閲覧部20が、履歴情報閲覧要求を受信していない場合(N)、履歴情報閲覧部20は履歴情報閲覧要求を受信したか否か判別を繰り返す(S111)。
【0177】
引き続き、履歴情報閲覧部20が、履歴情報抽出部20bにて、特定した第1ユーザIDに基づき認証履歴情報DB4を参照して属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、依頼の日付と、依頼の結果と、からなる履歴情報を抽出する(S113)。
そして、履歴情報閲覧部20が、履歴情報送信部20cにて、抽出した履歴情報を第2ユーザ端末40へ送信する(S114)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0178】
以上のように本実施の形態では、自分の知らない他のユーザによる評価を参考とすることができるので、認証が拒否されている不正な行為を行う恐れのあるユーザに対する誤った評価を未然に防止し、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保することができる。
【0179】
<第8の実施の形態>
次に、第8の実施の形態として、第2のユーザによって属性情報が認証された第1のユーザが、ネットワークサービスにおいて禁止されている不正な行為を行ったとき、この第2のユーザによって認証された第1のユーザの属性情報の認証を消去(取り消す)ことで、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報が残らないようにして、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保する場合について、図35及び図37に基づき説明する。
図35は、本発明に係る属性情報認証方法における第1の不正行為通報処理の流れを示すシーケンス図である。また、図37は、本発明に係る属性情報認証方法における第2の不正行為通報処理の流れを示すシーケンス図である。
【0180】
ここで、第1の不正行為通報とは、属性情報の認証を行った第2のユーザが第2ユーザ端末40より不正行為の通報を行う場合であり、第2の不正行為通報とは、第1のユーザでも第2のユーザでもない第3のユーザが第3ユーザ端末50より不正行為の通報を行う場合である。
【0181】
本実施の形態において、本サーバ10は、禁止条件情報データベース(DB)5と、不正行為通報受信部21と、不正行為処理部22と、をさらに有する。
【0182】
禁止条件情報DB5は、ネットワークサービスサイトを利用する上での禁止内容を記憶する手段である。
図8は、禁止条件情報DB5に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図8に示す禁止条件情報データベースでは、禁止条件識別情報(以下、「禁止条件ID」という。)と、禁止内容とを、1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0183】
不正行為通報受信部21は、禁止条件情報DB5に記憶した禁止内容の指定と、ユーザIDと、を含む不正行為の通報を受信する処理を行う。
【0184】
不正行為処理部22は、不正行為通報受信部21での通報の受信に応じて、ユーザ情報DB1を参照してユーザIDに基づき当該ユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する処理を行う。
【0185】
はじめに、第1の不正行為通報について説明する。
図35に示すように、まず、本サーバ10は、ネットワークサービスサイトを利用する上での禁止内容を禁止条件情報DB5に記憶している((D)参照)。
次に、第2ユーザ端末40は、自分が属性情報の認証を行った第1のユーザが、ネットワークサービスサイトを利用する上で禁止されている不正な行為を行ったことを知ったとき、第2のユーザは第2ユーザ端末40を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0186】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第2のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図12に示すようなメニュー選択画面が第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される。
ここで、第2のユーザは、「不正行為の通報」ボタン114を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、不正行為の通報要求を本サーバ10へ送信する((700A)参照)。
【0187】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された不正行為の通報要求を受信する((710A)参照)。
次いで、本サーバ10は、不正行為通報受付フォーマットを第2ユーザ端末40へ送信(返信)する((720A)参照)。
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された不正行為通報受付フォーマットを受信する((730A)参照)。
【0188】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される不正行為通報受付フォーマットの画面は、たとえば図36に示すような形で表すことが出来る。図36は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された不正行為通報画面の一例を示す図である。この不正行為通報画面200には、不正行為を行った第1のユーザのユーザIDを入力する不正行為ユーザID入力欄201と、ネットワークサービスにおいて禁止されている不正な行為を表示する禁止内容表示欄202と、禁止内容表示欄202に表示された禁止内容に対応して設けられた各チェックボックス203A,203B,203C・・・がそれぞれ設けられている。また、不正行為通報画面200には、不正行為の通報情報を送信する「送信」ボタン209が設けられている。
【0189】
したがって、第2のユーザは、第1のユーザが行った不正な行為に該当する禁止内容に対応して設けられたチェックボックス203を選択(クリック)してレ印を付すことで、不正行為通報受付フォーマットに禁止内容を入力する((740A)参照)。
第2ユーザ端末40は、「送信」ボタン209が選択されたことを受けて、不正行為を行った第1ユーザIDと、禁止内容の指定情報と、を含む不正行為の通報情報を本サーバ10へ送信する((750A)参照)。
【0190】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された不正行為の通報情報を受信する((760A)参照)。
次いで、本サーバ10は、通報情報に含まれる不正行為ユーザである第1ユーザIDを特定する((770A)参照)。
さらに、本サーバ10は、第1ユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、第1のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報の登録有無を判別する((780A)参照)。
そして、本サーバ10は、第1のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報があった場合、その認証済情報を消去する((790A)参照)。
【0191】
次に、第2の不正行為通報について説明する。
図37に示すように、まず、本サーバ10は、ネットワークサービスサイトを利用する上での禁止内容を禁止条件情報DB5に記憶している((D)参照)。
次に、第3ユーザ端末50は、特定のユーザが、ネットワークサービスサイトを利用する上で禁止されている不正な行為を行ったことを知ったとき、第3のユーザは第3ユーザ端末50を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第3のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第3のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0192】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第3のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図12に示すようなメニュー選択画面が第3ユーザ端末50のディスプレイに表示される。
ここで、第3のユーザは、「不正行為の通報」ボタン114を選択する。
これにより、第3ユーザ端末50は、不正行為の通報要求を本サーバ10へ送信する((700B)参照)。
【0193】
本サーバ10は、第3ユーザ端末50より送信された不正行為の通報要求を受信する((710B)参照)。
次いで、本サーバ10は、不正行為通報受付フォーマットを第3ユーザ端末50へ送信(返信)する((720B)参照)。
第3ユーザ端末50は、本サーバ10より送信された不正行為通報受付フォーマットを受信する((730B)参照)。
【0194】
この際、第3ユーザ端末50のディスプレイに表示される不正行為通報受付フォーマットの画面は、たとえば図36に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第3のユーザは、特定のユーザが行った不正な行為に該当する禁止内容に対応して設けられたチェックボックス203を選択(クリック)してレ印を付すことで、不正行為通報受付フォーマットに禁止内容を入力する((740B)参照)。
第3ユーザ端末50は、「送信」ボタン209が選択されたことを受けて、不正行為を行ったユーザIDと、禁止内容の指定情報と、を含む不正行為の通報情報を本サーバ10へ送信する((750B)参照)。
【0195】
本サーバ10は、第3ユーザ端末50より送信された不正行為の通報情報を受信する((760B)参照)。
次いで、本サーバ10は、通報情報に含まれる不正行為ユーザのユーザIDを特定する((770B)参照)。
さらに、本サーバ10は、特定したユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、特定のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報の登録有無を判別する((780B)参照)。
そして、本サーバ10は、特定のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報があった場合、その認証済情報を消去する((790B)参照)。
【0196】
また、本サーバ10は、特定したユーザIDに基づき認証情報DB2を参照して、関連付けて登録する不正行為ユーザを認証した認証ユーザIDを特定する((800B)参照)。
そして、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して、特定した認証ユーザIDの属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する((810B)参照)。
【0197】
次に、以上のような不正行為通報処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図38を参照しながら説明する。図38は、本発明に係る属性情報認証装置での不正行為通報処理の一例を示すフローチャートである。
まず、不正行為通報受信部21が、不正行為の通報を受信したか否か判別する(S121)。
その結果、不正行為通報受信部21が、不正行為の通報を受信した場合(Y)、引き続き不正行為処理部22が、通報情報に含まれる不正行為ユーザのユーザIDを特定する(S122)。
一方、不正行為通報受信部21が、不正行為の通報を受信していない場合(N)、不正行為通報受信部21は、不正行為の通報を受信したか否か判別を繰り返す(S121)。
【0198】
次いで、不正行為処理部22が、特定したユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、特定のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報の登録有無を判別する(S123)。
その結果、不正行為処理部22が、特定のユーザの属性情報に関連付けて認証済情報が登録されていることを判別した場合(Y)、引き続き、不正行為処理部22が、この認証済情報を消去する(S124)。
【0199】
さらに、不正行為処理部22が、特定したユーザIDに基づき認証情報DB2を参照して、関連付けて登録する不正行為ユーザを認証した認証ユーザIDを特定する(S125)。
一方、不正行為処理部22が、特定のユーザの属性情報に関連付けて認証済情報が登録されていることを判別できない場合(N)、不正行為処理部22が、特定したユーザIDに基づき認証情報DB2を参照して、関連付けて登録する不正行為ユーザを認証した認証ユーザIDを特定する(S125)。
そして、不正行為処理部22が、ユーザ情報DB1を参照して、特定した認証ユーザIDの属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する(S126)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0200】
以上のように本実施の形態では、ネットワークサービスにおいて禁止されている不正な行為を行ったことが判明した場合、第1のユーザの属性情報の認証を行った第2のユーザや、第1のユーザでも第2のユーザでもない第3のユーザより不正行為の通報を受けることで、不正な行為を行った第1のユーザの属性情報を認証する認証済情報を消去することによって、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保することができる。
【0201】
また、本実施の形態においては、不正行為を行ったユーザを認証した認証ユーザ以外のユーザより不正行為の通報があった場合、不正行為処理部22が、さらに、友人関係情報DB3を参照して認証済情報の登録を消去した第1のユーザの第1ユーザIDと関連付けて記憶する第2ユーザIDを特定する。さらに、不正行為処理部22が、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づき第2のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去するものとしても良い。
これにより、不正な行為を行った第1のユーザの属性情報を認証した第2のユーザに対して連座責任を負わせることによって、いい加減なユーザの属性情報の認証を抑制し、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0202】
【図1】本発明に係る属性情報認証装置を用いた属性情報認証システムの概要を示す図である。
【図2】本発明に係る属性情報認証装置の実施形態の一例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明に係る属性情報認証装置の詳細な実施形態の一例を示すブロック構成図である。
【図4】本発明に係る属性情報認証装置が備えるユーザ情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図5】本発明に係る属性情報認証装置が備える認証関係情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図6】本発明に係る属性情報認証装置が備える友人関係情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図7】本発明に係る属性情報認証装置が備える認証履歴情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図8】本発明に係る属性情報認証装置が備える禁止条件情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図9】本発明に係る属性情報認証方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
【図10】本発明に係る属性情報認証方法における属性情報登録要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【図11】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示されたSNSサイトログイン画面の一例を示す模式図である。
【図12】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示されたメニュー選択画面の一例を示す模式図である。
【図13】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された招待メール画面の一例を示す模式図である。
【図14】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された招待メッセージ画面の一例を示す模式図である。
【図15】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された登録ID通知画面の一例を示す模式図である。
【図16】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報認証依頼画面の一例を示す模式図である。
【図17】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第3ユーザ端末のディスプレイに表示された認証後の第1ユーザ属性情報表示画面の一例を示す模式図である。
【図18】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報登録要求処理の一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報閲覧要求処理の一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明に係る属性情報認証方法における属性情報認証要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【図21】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報認証指示画面の一例を示す模式図である。
【図22】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報認証要求処理の一例を示すフローチャートである。
【図23】本発明に係る属性情報認証方法における属性情報変更認証要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【図24】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報変更認証要求処理の一例を示すフローチャートである。
【図25】本発明に係る属性情報認証方法における属性情報認証者判別処理の流れを示すシーケンス図である。
【図26】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報認証者判別処理の一例を示すフローチャートである。
【図27】本発明に係る属性情報認証方法における登録解除処理の流れを示すシーケンス図である。
【図28】本発明に係る属性情報認証装置での登録解除処理の一例を示すフローチャートである。
【図29】本発明に係る属性情報認証方法における友人関係登録解消処理の流れを示すシーケンス図である。
【図30】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された友人関係登録解消画面の一例を示す模式図である。
【図31】本発明に係る属性情報認証装置での友人関係登録解消処理の一例を示すフローチャートである。
【図32】本発明に係る属性情報認証方法における認証履歴閲覧処理の流れを示すシーケンス図である。
【図33】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された履歴情報画面の一例を示す模式図である。
【図34】本発明に係る属性情報認証装置での認証履歴閲覧処理の一例を示すフローチャートである。
【図35】本発明に係る属性情報認証方法における第1の不正行為通報処理の流れを示すシーケンス図である。
【図36】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された不正行為通報画面の一例を示す模式図である。
【図37】本発明に係る属性情報認証方法における第2の不正行為通報処理の流れを示すシーケンス図である。
【図38】本発明に係る属性情報認証装置での不正行為通報処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0203】
DB1 ユーザ情報データベース(第1記憶部)、DB2 認証関係情報データベース(第2記憶部)、DB3 友人関係情報データベース(第3記憶部)、DB4 認証履歴情報データベース(第4記憶部)、DB5 禁止条件情報データベース(第5記憶部)、NW 通信ネットワーク、10 属性情報認証装置(本サーバ)、11 属性情報認証依頼処理部、12 属性情報認証処理部、13 属性情報閲覧要求処理部、14 招待情報処理部、15 属性登録要求受信部、16 属性認証要求受信部、17 属性変更要求受信部、18 登録解除処理部、19 登録解消処理部、20 履歴情報閲覧部、21 不正行為通報受信部、22 不正行為処理部、30 第1ユーザ端末、40 第2ユーザ端末、50 第3ユーザ端末。
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録した少なくとも2以上のユーザが利用する属性情報認証装置、属性情報認証方法、及び属性情報認証プログラムに係り、詳しくは、ユーザが他のユーザとの友人関係を安心して安全に維持・拡張することを担保する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等の通信ネットワーク上に開設されたコミュニティ型のWebサイトを利用して、新たな友人関係を築くようにしたサービスが普及している。このようなサービスは、ソーシャルネットワークサービス(以下、「SNSサービス」と記す。)と称され、事前に氏名や住所、生年月日、出身地、出身校(学歴)、仕事(職業)、電子メールアドレス、血液型、趣味、好きなスポーツ、好きな食べ物、といった自らの特徴を表す属性情報の登録を行うことで、この属性情報を新たな友人関係を築くための一助として利用する。
【0003】
このSNSサービスでは、参加時に登録した属性情報の公開設定を行うことによって、このSNSサービスに参加したり、友人関係を築いたりした他の参加者に対して、その属性情報の一部もしくは全部を公開するのとなっている。この属性情報の公開は、その範囲を広げることで新たな友人関係を築き易くしており、より多くの細かな属性情報が登録され、公開設定されていれば、互いに共通する属性情報を縁として、新たな友人関係やより深い友人関係が築き易くなる。
【0004】
また、SNSサービスには、友人や知人といった現実社会での既存の人間関係や信頼関係をベースに人的ネットワークを構築するというコンセプトが背景にある。したがって、このSNSサービスを利用する条件として、登録される属性情報は真実でなければ、この人間関係や信頼関係、すなわち人と人のつながりを維持することができない。
【0005】
ところで、このようなSNSサービスは、上述したようにWebサイト上で利用するサービスであるため、たとえば金融機関での口座の開設や、携帯電話機の購入等において実施しているような免許証やパスポート、健康保険証等による本人確認を行うことが困難である。そのため、何ら本人確認を実施していないのが現状である。
【0006】
その結果、匿名や実際の属性情報とは一致しない虚偽の内容でも、容易に登録することができ、虚偽の属性情報が登録されてしまえば匿名性が維持されることで、不正なことを行っても本人を特定することが容易にはできないものとなっている。したがって、本人が特定できないことを悪用して、ネットワークサービスサイト上において、他人を誹謗中傷したり、低俗な画像を投稿したりするなど、公序良俗に反するような不正な行為を行う利用者が認められることがある。
【0007】
しかも、SNSサービスには、事前に属性情報の登録を行って会員となった既存の参加者からの招待がないと利用することができないものの他、不特定多数のものが誰でも自由に参加できるものもある。それゆえ、匿名性を利用して不正な行為を行う利用者の登録を効果的に排除することができず、友人関係を安心して安全に維持・拡張することを担保することができない虞がある。
【0008】
そこで、なりすまし契約などの不正な行為を防止する手段として、顧客がいる加盟店の確認端末装置と割賦会社の確認端末装置を通信回線で結び音声及び画像等を同時に双方にて送受信し契約者の本人確認及び意志確認に必要な情報として提供するようにした手段が提案されている(特許文献1を参照)。
また、目的は異なるが、新会員の紹介をする会員が、被紹介者のメールアドレスや氏名を含む所定事項を入力し、このメールアドレスに基づいて被紹介者のメールポストに案内メールを自動配信し、この案内メールを確認した被紹介者が、既に入力されている氏名等の情報を確認して間違いがあれば訂正し、住所、電話番号、勤務先、家族等といった属性事項の入力を追加するようにした手段も提案されている(特許文献2を参照)。
【0009】
ところが、上記特許文献1に記載された手段は、なりすましといった第三者による不正な行為を防止するものであり、本人が悪戯や不正な行為を行うことを意図して虚偽の内容の登録を防止するものではない。
また、上記特許文献2に記載された手段は、被紹介者が入力した内容を本人が確認して訂正を行うものであり、やはり本人が悪戯や不正な行為を行うことを意図して虚偽の内容の登録を防止するができない。
このように、なりすましといった第三者による不正な行為を防止する技術は提案されているが、本人が悪戯目的や虚偽の内容を登録することを防止し、他の参加者との友人関係を安心して安全に維持・拡張することを担保する技術は、現在のところ提案されていない。
【特許文献1】特開2007−26154号公報
【特許文献2】特開2002−279124号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、虚偽の内容を登録することを防止し、安心して安全に友人関係を維持・拡張することを担保して公序良俗に反するような不正な利用を抑止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の属性情報認証装置は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証するための装置であって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信する属性情報認証依頼処理手段、前記属性情報認証依頼処理手段での属性情報認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する属性情報認証処理手段、を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記属性情報認証処理手段での認証済情報の登録後、何れかのユーザ端末より、前記第1のユーザを指定する第1ユーザ識別情報と共に、前記第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき所定の属性情報を抽出すると共に、この属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別し、前記認証済情報が登録されていたとき、前記認証済情報が有ることを前記ユーザ端末上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成し、抽出した前記第1のユーザの属性情報と共に、生成した前記属性認証表示情報を前記ユーザ端末へ送信し、一方、前記認証済情報が登録されていないとき、抽出した前記第1のユーザの属性情報を前記ユーザ端末へ送信する属性情報閲覧要求処理手段、をさらに備えるものとしても良い。
【0013】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記第2ユーザ端末より、前記第2ユーザ識別情報を含む新規ユーザの招待要求を受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、前記第2のユーザが指定するユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信し、さらに、招待メッセージを生成して、前記第2のユーザが指定するユーザを第1のユーザとして、この第1のユーザの連絡先情報に基づいて前記招待メッセージを第1ユーザ端末に対して送信する招待情報処理手段、前記招待情報処理手段での招待メッセージの送信に応じて、前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの属性情報を含む登録要求を前記所定の要求として受信する属性登録要求受信手段、をさらに備え、前記属性情報認証依頼処理手段が、前記登録要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記招待情報処理手段で受信した第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記属性情報認証依頼を第2ユーザ端末に対して送信するものとしても良い。
【0014】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの属性情報の認証要求を前記所定の要求として受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から前記第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザ識別情報を含む属性情報認証指示を受信する属性認証要求受信手段、をさらに備え、前記属性情報認証依頼処理手段が、前記認証要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記属性認証要求受信手段で受信した第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記属性情報認証依頼を第2ユーザ端末に対して送信するものとしても良い。
【0015】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記属性情報認証処理手段での認証済情報の登録に応じ、属性情報が認証された被認証者である前記第1ユーザ識別情報と、属性情報を認証した認証者である前記第2ユーザ識別情報とを互いに関連付けて記憶する第2記憶手段、前記第1ユーザ端末より、当該第1ユーザ識別情報と共に、前記第1記憶手段に記憶する属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を受信すると共に、変更属性情報を受信する属性変更要求受信手段、をさらに備え、前記属性情報認証依頼処理手段が、前記属性変更要求受信手段での属性変更要求の受信に応じて、前記第2記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき関連付けて記憶した前記第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記変更属性情報の認証を依頼する属性情報変更認証依頼情報を第2ユーザ端末に対して送信し、前記属性情報認証処理手段が、前記属性情報認証依頼処理手段での属性情報変更認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に登録する前記認証済情報を維持し、一方、前記第1のユーザが変更する属性情報を認証しないことを示す認証拒否情報を受信したとき、もしくは所定の期間以内に前記第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報を受信しなかったとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に登録する前記認証済情報を消去するものとしても良い。
【0016】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記属性情報認証依頼処理手段が、前記第1ユーザ端末より前記所定の要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報に基づいて当該第2のユーザの属性情報と関連付けて登録する前記認証済情報の有無を判別し、前記認証済有情報が登録されていたとき、前記属性情報認証依頼を前記第2ユーザ端末へ送信し、一方、前記認証済情報が登録されていないとき、前記第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を前記第1ユーザ端末へ送信するものとしても良い。
【0017】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記第2ユーザ端末より、第2ユーザ識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1記憶部に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を受信し、前記第2ユーザ識別情報に基づき前記第1記憶部に記憶する属性情報の登録を消去する登録解除処理手段、をさらに備え、前記属性情報認証処理手段が、前記登録解除処理手段での属性情報の消去に応じて、前記第2記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報と関連付けて記憶する第1ユーザ識別情報を特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき当該第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する前記認証済情報を消去するものとしても良い。
【0018】
また、本発明の属性情報認証装置は、前記ユーザ同士が友人関係にあることを示し、互いの識別情報を関連付けて記憶する第3記憶手段、前記第2ユーザ端末より、第2ユーザ識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第3記憶部に記憶する友人関係の登録解消を要求する第1ユーザ識別情報とを含む友人関係登録解消要求を受信し、前記第2ユーザ識別情報に基づき前記第3記憶部に記憶する友人関係の登録を解消する登録解消処理手段、をさらに備え、前記属性情報認証処理手段は、前記登録解消処理手段での友人関係の解消に応じて、前記第3記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報と関連付けて記憶する第1ユーザ識別情報を特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき当該第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する前記認証済情報を消去するものとしても良い。
【0019】
また、本発明の属性情報認証方法は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証するための方法であって、属性情報認証依頼処理手段が、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信するステップ、属性情報認証処理手段が、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録するステップ、を有していることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の属性情報認証プログラムは、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証することを実行させるためにコンピュータを、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信する手段、前記属性情報認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明の属性情報認証装置は、第1のユーザが登録する属性情報を、第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信し、この属性情報を認証したことを示す認証情報を第2ユーザ端末より受信し、属性情報に関連付けて認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する。ゆえに、自分の属性情報を虚偽に登録しようとしても、客観的な認証を得られないと信頼を得ることができなくなるので、匿名性無く正しい属性情報の登録を促すことができる。また、ユーザの属性情報の信頼度が認証済情報の登録の有無によって客観的に分かるものとなるので、安心して安全に交友関係を拡げて多くの人々と仲良くなることができる。
したがって、本発明では、虚偽の内容を登録することを防止し、安心して安全に友人関係を維持・拡張することを担保して公序良俗に反するような不正な利用を抑止するようにした技術を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る属性情報認証装置、属性情報認証方法、及びコンピュータプログラムの一例について説明する。
本実施形態は、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録した第1のユーザが、この属性情報の登録に誤りが無いことを第2のユーザに認証してもらい、この認証の有無を視覚的に識別可能に表示することで、第1のユーザの信頼度を向上させ、安心して安全に第1のユーザと新たな友人関係を容易にかつ効果的に築くことを支援するようにした場合を例に説明する。
【0023】
図1は、本発明に係る属性情報認証装置(以下、「本サーバ」という)を用いた属性情報認証システム(以下、「本システム」という。)の実施形態の一例を示すブロック図である。符号10は本サーバを示す。
図1に示すように、本サーバ10は、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する少なくとも2以上の第1ユーザ端末30及び第2ユーザ端末40と、情報の送受信が可能となるよう通信ネットワークNWを介して接続された装置である。
【0024】
通信ネットワークNWの例としては、インターネットやLAN(Local Area Network)などのコンピュータ通信網がある。本サーバ10及び、第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40は、専用線、公衆交換電話網(PSTN)、無線電話網、CATV網、衛星通信網等の通信回線を介して通信ネットワークNWと接続している。
【0025】
第1ユーザ端末30及び第2ユーザ端末40は、共に本サーバ10と情報の送受信が可能な情報処理装置であればよく、たとえば、ブラウザを実装したパーソナルコンピュータをはじめ、データ通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話機などで実現される。
また、第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末40は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、マウスやキーボード又はキーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、WWWブラウザ、等を有する。
なお、図1ではそれぞれ一つずつの第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40しか通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続されていないが、本サーバ10は、複数のユーザ端末とそれぞれ接続されていても良く、このユーザ端末は、属性情報の認証を望むユーザが利用する場合は第1ユーザ端末30となり、属性情報の認証を判断するユーザが利用する場合は第2ユーザ端末40となるものである。
【0026】
また、本サーバ10は、通信ネットワークNWを介して第3ユーザ端末50と接続された装置でもある。この第3ユーザ端末50は、何れかのユーザが利用する通信端末をいい、属性情報が認証される被認証者である第の1ユーザが利用する第1ユーザ端末30や、属性情報を認証する認証者である第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40と区別するために第3ユーザ端末50と呼ぶ。したがって、第3ユーザ端末50には、第1ユーザ端末30や第2ユーザ端末40を含むものである。
【0027】
次に、本発明の属性情報認証システムの概要について、図1に基づき説明する。
図1に示すように、第1ユーザ端末30を利用する第1のユーザが、属性情報認証サイトへアクセスし、本サーバ10に対して属性情報登録要求又は属性情報認証要求を送信する(1.参照)。
本サーバ10は、属性情報登録要求又は属性情報認証要求を受信し、第2ユーザ端末40へ属性情報認証依頼を送信する(2.参照)。
【0028】
第2ユーザ端末40は、属性情報認証依頼を受信する(3.参照)。
次いで、第2ユーザ端末40は、第1のユーザの属性情報を認証したことを示す旨の認証情報を送信(返信)する(4.参照)。
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より認証情報を受信する(5.参照)。
そして、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて認証済情報を登録する(6.参照)。
さらに、本サーバ10は、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザ識別情報(以下、「第1ユーザID」という。)と、属性情報を認証した認証者である第2ユーザ識別情報(以下、「第2ユーザID」という。)と、を互いに関連付けて記憶する(7.参照)。
【0029】
また、第3ユーザ端末50(30,40)を利用する第3のユーザが、属性情報認証サイトへアクセスし、本サーバ10に対して第1のユーザの属性情報閲覧要求を送信する(8.参照)。
本サーバ10は、第1のユーザの属性情報閲覧要求を受信する(9.参照)。
引き続き、本サーバ10は、第1のユーザの属性情報を抽出する(10.参照)。
また、本サーバ10は、抽出した属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別する(11.参照)。
さらに、本サーバ10は、認証済情報の登録が有る場合、属性認証表示情報を生成し、抽出した属性情報と共に第3ユーザ端末50(30,40)へ送信する(12.参照)。なお、認証済情報の登録が無い場合、抽出した属性情報を第3ユーザ端末50へ送信する。
そして、第3ユーザ端末50(30,40)は、属性情報と共に属性認証表示情報、又は属性情報だけを受信する(13.参照)。
【0030】
これにより、匿名性無く正しい属性情報が登録されることになる。また、このサービスに参加する第3のユーザは、この属性認証表示情報の有無に基づいて、第1のユーザの属性情報の信頼度を確認することができるので、安心して安全に新たな友人関係を拡げ、多くのユーザ達と仲良くすることができる。
【0031】
次に、本サーバ10の構成について、図2及び図3に基づいて説明する。
図2は、本サーバ10の実施形態の一例を示すブロック構成図であり、図3は、本サーバ10の詳細な実施形態の一例を示すブロック構成図である。
本サーバ10は、図2及び図3に示すように、基本的に、ユーザ情報データベース(DB)1と、属性情報認証依頼処理部11と、属性情報認証処理部12と、を少なくとも有している。また、本サーバ10は、招待情報処理部14と、属性登録要求受信部15と、を有している。さらに、本サーバ10は、属性情報閲覧要求処理部13を有するものとしても良い。
【0032】
これらの機能ブロックは、本サーバ10が保持するCPU(中央処理装置)やプログラム記憶部等により構成することができる。CPUは、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、本サーバ10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、本サーバ10が使用する各種プログラムを記憶している。
【0033】
なお、本サーバ10では、本発明に係る属性情報認証プログラム(以下、「本プログラム」という。)を実行することで、以下に説明する属性情報認証方法(以下、「本方法」という。)を実現する。
また、本プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体(以下、「本記録媒体」という。)を用いれば、図示しないコンピュータを本サーバ10と同様に機能させることができる。すなわち、図示しないコンピュータが、本記録媒体から本プログラムを読み取り、それを実行することで、本方法を実現することができる。
【0034】
ユーザ情報DB1は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。この属性情報は、たとえば、ユーザの実名や顔写真、性別、生年月日、出身地、出身校、血液型、趣味、特技、スポーツといった項目に回答する情報をいい、具体的は、出身校という項目に対して「○○大学」もしくは「○○大学卒業」、血液型という項目に対して「O型」、趣味という項目に対して「音楽鑑賞」といったものである。
また、検索のための属性情報は、各項目に対して、それぞれを一つずつ入力する場合があれば、まとめて入力する場合もある。まとめて属性情報を入力する場合は、たとえば、検索のためのキーワードということで、単語を思いつくまま、あるいは「,」や「スペース」で区切って、一つの枠に入力する場合が考えられる。
このユーザ情報DB1では、ユーザ端末への連絡先情報を前記ユーザIDと互いに関連付けてさらに記憶している。
なお、本発明では、ユーザが自らの特徴を表す属性情報を登録することによって、ユーザIDが発行・付与されている。
【0035】
また、ユーザ情報DB1は、属性情報認証処理部13で受信した認証済情報を登録する機能を有している。
ここで、認証済情報とは、ユーザの属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したことを示す情報であり、認証済情報を登録するとはフラグを立てることをいう。
【0036】
図4は、ユーザ情報DB1に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図4に示すユーザ情報データベースでは、ユーザIDをインデックスとして、各属性情報と、連絡先情報と、認証済情報とを1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0037】
属性情報認証依頼部11は、第1のユーザが利用する第1ユーザ端末30より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する処理を行なう。
ここで、所定の要求とは、具体的には後述する属性登録要求受信部15にて受信する属性情報の登録要求や、同属性認証要求受信部16にて受信する属性情報の認証要求のことをいう。
この際、属性情報認証依頼処理部11は、たとえば、所定要求受信部11aと、属性情報認証依頼送信部11dと、から構成されるものとすることができる。
【0038】
属性情報認証処理部12は、属性情報認証依頼処理部11での属性情報認証依頼情報の送信に応じて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す旨の認証情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する処理を行なう。
この際、属性情報認証処理部12は、認証情報受信部12aと、認証済情報登録部12bと、から構成されるものとすることができる。
【0039】
属性情報閲覧要求処理部13は、属性情報認証処理部12での認証済情報の登録後、何れかのユーザ端末30,40,50より、第1のユーザを指定する第1ユーザIDと共に、第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を受信したとき、ユーザ情報DB1を参照して第1ユーザIDに基づき所定の属性情報を抽出すると共に、この属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別する。そして、認証済情報が登録されていたとき、認証済情報が有ることをユーザ端末30,40,50上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成し、抽出した第1のユーザの属性情報と共に、生成した属性認証表示情報をユーザ端末30,40,50へ送信し、一方、認証済情報が登録されていないとき、抽出した第1のユーザの属性情報をユーザ端末30,40,50へ送信する処理を行なう。
ここで、属性認証表示情報とは、たとえば、星印やハート印、花印といった図形や記号のほか、数字やグラフ表示であっても良い。また、ユーザ端末30,40,50に表示される属性情報の色彩を換えるものであっても良い。
この際、属性情報閲覧要求処理部13は、属性情報閲覧要求受信部13aと、属性情報抽出部13bと、認証済情報有無判別部13cと、属性認証表示情報生成部13dと、属性情報送信部13eと、から構成されるものとすることができる。
【0040】
招待情報処理部14は、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDを含む新規ユーザの招待要求を受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、前記第2のユーザが指定するユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信し、さらに、招待メッセージを生成して、第2のユーザが指定するユーザを第1のユーザとして、第1のユーザの連絡先情報に基づいて招待メッセージを第1ユーザ端末に対して送信する処理を行なう。
この際、招待情報処理部14は、招待情報受信部14aと、招待メッセージ送信部14bと、から構成されるものとすることができる。
【0041】
属性登録要求受信部15は、招待情報処理部14での招待メッセージの送信に応じて、第1ユーザ端末30より、この第1のユーザの属性情報を含む登録要求を所定の要求として受信する処理を行なう。
【0042】
ここで、属性情報認証依頼部11は、属性登録要求受信部15にて登録要求を受信したとき、ユーザ情報DB1を参照して招待情報処理部14で受信した第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、この連絡先情報に基づいて属性情報認証依頼を第2ユーザ端末40に対して送信する処理を行なう。
この際、属性情報認証依頼処理部11は、たとえば、所定要求受信部11aと、第2ユーザ連絡先特定部11bと、属性情報認証依頼送信部11dと、から構成されるものとすることができる。
【0043】
次に、上述した本サーバ10により実行される本方法の一例を図面に基づき説明する。
まず、本方法の基本的な属性情報認証処理の概要について、図9に基づき説明する。
図9は、本発明における属性情報認証方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施の形態では、通信ネットワークNWを介して接続された第1ユーザ端末30がSNSサービスサイトのホームページをダウンロードし、このホームページ上から所定の要求を送信したとき、第1のユーザの属性情報に誤りが無いことを第2のユーザに認証してもらう場合について説明し、さらに、第1のユーザの属性情報の閲覧が要求されたとき、この属性情報が認証されていれば、そのことが視覚的に分かるように表示する場合について説明する。
【0044】
まず、本サーバ10は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に記憶している((A)参照)。
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、所定の要求を受信する((10)参照)。
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された所定の要求を受信する((20)参照)。
次いで、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報に誤りが無いこと認証してもらう属性情報認証依頼を生成する((30)参照)。
【0045】
ここで本方法は、上述した所定の要求として、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録していないユーザ(未登録者又は非会員)が、既に属性情報を登録しているユーザ(既登録者又は会員)からの招待により、新規登録者として属性情報の認証を登録時に実施する登録要求の場合と、既に属性情報を登録しているユーザ(既登録者又は会員)が、任意のときに属性情報の認証を実施する認証要求の場合とに、分けることができる。
【0046】
<第1の実施の形態>
まず、第1の実施の形態として、所定の要求を属性情報の登録要求とし、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する登録を済ませた第2のユーザ(既登録者又は会員)が、このネットワークサービスサイトへ招待する通知を第1のユーザに送信し、この通知に応じて第1のユーザが、このネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録し、紹介者である第2のユーザに対して、新規登録者として属性情報の認証を依頼する場合について、図10に基づき説明する。
図10は、本発明に係る属性情報認証方法における属性情報登録要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【0047】
はじめに、第2のユーザは第2ユーザ端末40を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトをアクセスし、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0048】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。図11は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示されたSNSサイトのログイン画面の一例を示す図である。このSNSサイトログイン画面100には、「あなたのIDとパスワードを入力し、送信ボタンを押してログインして下さい。」といった案内と共に、このシステムの利用が可能な会員であることを確認するユーザID入力欄101と、パスワード入力欄102とからなる会員ログイン欄が表示されている。また、SNSサイトログイン画面100には、会員ログイン欄に入力したユーザIDやパスワードにてログインを実行するための「送信」ボタン109が表示されている。
【0049】
したがって、SNSサービスサイトを利用して新規ユーザの招待を行うユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きメニュー選択画面が第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される。
【0050】
このメニュー選択画面は、たとえば図12に示すような形で表すことが出来る。図12は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示されたメニュー選択画面の一例を示す図である。このメニュー選択画面110には、新規ユーザの招待を希望する「新規ユーザの招待」ボタン111、属性情報の認証を要求する「属性情報の認証」ボタン112、このSNSサービスの利用を止める(退会する)「SSNの登録解除」ボタン113、このSNSサービスを利用に際して禁止条件に反する不正な行為を行ったことを通知する「不正行為の通報」ボタン114、・・・及びSNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン119、がそれぞれ表示されている。
なお、このメニュー選択画面は、後述するユーザ属性情報表示画面(いわゆる各ユーザのマイページ)の一部として表示するものとしても良い。
【0051】
したがって、新規ユーザの招待を希望するユーザは、「新規ユーザの招待」ボタン111を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、新規ユーザの招待要求を本サーバ10へ送信する((1A)参照)。
【0052】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された招待要求を受信する((2A)参照)。
次いで、本サーバ10は、第2ユーザIDを含む新規ユーザの招待要求を受信すると、招待情報入力フォーマットを第2ユーザ端末40へ送信する((3A)参照)。この招待情報入力フォーマットは、第2のユーザが、招待する第1のユーザに対して送信する、いわゆる招待メールの入力画面である。
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された招待情報入力フォーマットを受信する((4A)参照)。
引き続き、第2ユーザ端末40は、この招待情報入力フォーマットへの入力を受け付ける((5A)参照)。
【0053】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される所定の入力が完了した招待情報入力フォーマット画面は、たとえば図13に示すような形で表すことが出来る。図13は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された招待メール画面の一例を示す図である。この招待メール画面120には、招待するユーザの氏名を入力する紹介ユーザ名入力欄121と、招待するユーザの電子メールアドレスを入力する招待メール送信先入力欄122と、招待するユーザへのメッセージを入力するメッセージ入力欄123と、がそれぞれ設けられていると共に、この招待メールを招待するユーザへ送信することを指示する「送信」ボタン129が設けられている。
【0054】
図13において、紹介ユーザ名入力欄121には「松岡一郎」、招待メール送信先入力欄122には「m-ichiro@abc・・・.ne.jp」、メッセージ入力欄123には「阿井です。松岡さんをSNSへご招待します!」とそれぞれ入力されていることが示されている。
したがって、新規ユーザの招待を希望するユーザは、「新規ユーザの招待」ボタン111を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、招待情報送信依頼を本サーバ10へ送信する((6A)参照)。
【0055】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された招待情報送信依頼を受信する((7A)参照)。すなわち、本サーバ10は、ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、第2のユーザが指定する第1のユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信する。
次いで、本サーバ10は、招待メッセージを生成し、第1のユーザの連絡先情報に基づいて招待メッセージを第1ユーザ端末30へ送信する((8A)参照)。
【0056】
第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された招待メッセージを受信する((9A)参照)。
この際、第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される招待メッセージ画面は、たとえば図14に示すような形で表すことが出来る。図14は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された招待メッセージ画面の一例を示す図である。この招待メッセージ画面130には、第2のユーザによって招待される第1のユーザ名を表示する招待ユーザ表示部131と、第2のユーザによってSNSサービスに招待されたことを説明する説明部132と、第2のユーザからのメッセージを表示するメッセージ表示部133と、がそれぞれ設けられていると共に、第2のユーザからの招待を受けてSNSサービスに登録する場合、登録先へリンクされる登録先リンクボタン134が設けられている。
【0057】
したがって、新規登録を希望する第1のユーザは、登録先リンクボタン134を選択(クリック)し、所定の属性情報の入力を行う。
そして、第1ユーザ端末30は、第1のユーザが所定の属性情報の入力を完了した後、登録ボタン(不図示)を選択することで、属性情報の登録を要求する属性登録要求を本サーバ10へ送信する((10A)参照)。
【0058】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された第1のユーザの属性情報を含む登録要求を所定の要求として受信する((20A)参照)。
なお、本サーバ10は、属性情報の登録が完了すると、第1ユーザ端末30に対してその旨を知らせる登録ID通知を送信する。
【0059】
この際、第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される登録ID通知画面は、たとえば図15に示すような形で表すことが出来る。図15は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された登録ID通知画面の一例を示す図である。この登録ID通知画面140には、登録されたIDを知らせる登録ID通知欄141と、SNSサービスサイトのホームページへリンクされるSNSサービスサイトリンクボタン142が設けられている。
図15において、「松岡一郎さん、ソーシャルネットワーキングサイトSNSへのご登録が完了いたしました。」というお知らせと共に、登録ID通知欄141には、「あなた様のIDは、m-ichiro@abc・・・.ne.jpです。」が表示され、「http://www.samurai.com/・・・」といったSNSサービスサイトリンクボタン142が設けられている。
【0060】
したがって、第1のユーザは、SNSサービスサイトリンクボタン142を選択(クリック)することで、第1ユーザ端末30のディスプレイに、図11に示したSNSサイトログイン画面が表示され、ユーザID入力欄101に、「m-ichiro@abc・・・.ne.jp」を入力すると共に、パスワード入力欄102に所定のパスワードを入力し、送信ボタン109を選択することで、本SNSサービスサイトにおいて様々なサービスの提供を受けることができる。
【0061】
そして、本サーバ10は、登録要求を受信すると、上述したように属性情報認証依頼を生成する((30)参照)。
引き続き、本サーバ10は、生成した属性情報認証依頼を、第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する((40)参照)。
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された属性情報認証依頼を受信する((50)参照)。
【0062】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される属性情報認証依頼画面は、たとえば図16に示すような形で表すことが出来る。図16は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された属性情報認証依頼画面の一例を示す図である。この属性情報認証依頼画面150には、新規登録に際して属性情報の認証を求める第1のユーザの氏名を表示する氏名表示欄151と、第1のユーザの顔写真を表示する顔写真表示欄152と、第1のユーザの氏名と顔写真以外の属性情報を確認する詳細なプロフィールを見るボタン153と、第2のユーザへ第1のユーザの属性情報が間違っていないか確認を求める認証依頼メッセージ欄154が、それぞれ設けられている。また、属性情報認証依頼画面150には、第1のユーザの属性情報を認証する「確認」ボタン158と、第1のユーザの属性情報を認証しない「保留」ボタン159と、がさらに設けられている。
【0063】
したがって、第2のユーザは、第1のユーザの属性情報を認証する場合は「確認」ボタン158を選択(クリック)し、同認証しない場合は「保留」ボタン159選択(クリック)する。
そして、第2のユーザが「確認」ボタン158を選択(クリック)することで、第2ユーザ端末40は、第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を本サーバ10へ送信する((60)参照)。
【0064】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された認証情報を受信する((70)参照)。
次いで、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報に誤りが無いこと証明する認証情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1にこの認証済情報を登録する((80)参照)。
さらに、本サーバ10は、認証済情報の登録に応じ、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する((90)参照)。
【0065】
また、何れかのユーザが利用する第3ユーザ端末50(30,40)が、第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を本サーバ10へ送信する((100)参照)。
本サーバ10は、第3ユーザ端末50より送信され属性情報閲覧要求を受信する((110)参照)。
次いで、本サーバ10は、属性情報閲覧要求を受信したとき、この属性情報閲覧要求に含まれる第1ユーザIDに基づき、ユーザ情報DB1を参照して第1のユーザの属性情報を抽出する((120)参照)。
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照してこの属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別する((130)参照)。
【0066】
本サーバ10は、ユーザ情報DB1に認証済情報が登録されていたとき、この認証済情報が有ることを第3ユーザ端末50(30,40)上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成する((140)参照)。
そして、本サーバ10は、第1のユーザの属性情報と共に、生成した属性認証表示情報を第3ユーザ端末50(30,40)へ送信する((150)参照)。この際、ユーザ情報DB1に認証済情報が登録されていないときは、属性認証表示情報の生成は行われず、第1のユーザの属性情報を第3ユーザ端末50(30,40)へ送信する。
第3ユーザ端末50(30,40)は、本サーバ10より送信された属性情報と属性認証表示情報を受信する((160)参照)。
【0067】
この際、第3ユーザ端末50(30,40)のディスプレイに表示される認証後の第1ユーザ属性情報表示画面(いわゆる第1ユーザのマイページ)は、たとえば図17に示すような形で表すことが出来る。図17は、本サーバ10と接続した第3ユーザ端末50(30,40)のディスプレイに表示された第1ユーザ属性情報表示画面の一例を示す図である。この第1ユーザ属性情報表示画面160には、属性情報を確認する第1のユーザの氏名を表示する氏名表示欄161と、第1のユーザの顔写真を表示する顔写真表示欄162と、第1のユーザの氏名と顔写真以外の属性情報を確認する詳細なプロフィールを見るボタン163と、属性認証表示情報を表示する表示欄164と、第1のユーザが自分の属性情報の変更を希望する際に用いる属性情報変更ボタン165と、第1のユーザの最近の日記を表示する第1のユーザ日記表示欄166と、第1のユーザとの友人関係を登録している友人を表示する友人表示一覧167と、友人表示一覧167に表示されていないユーザを含めて友人関係を登録している全ての友人を表示する一覧を全て見るボタン168と、第1のユーザとの友人関係を登録している友人の日記を表示する友人日記表示欄169が、それぞれ設けられている。
【0068】
図17において、第1のユーザである松岡一郎さんの属性情報は認証され、表示欄164には、信頼度が一つ星で表示されている。なお、この属性認証表示情報である星印と共に、松岡一郎さんの属性情報を認証した認証者の氏名や、この認証者の属性情報を確認することができる認証者属性情報表示画面(いわゆる認証者のマイページ)へリンクする情報を表示するものとしても良い。
【0069】
本実施の形態では、本サーバ10が属性情報を含む登録要求を受信したとき、この第1のユーザに対して識別情報(ID)を付与し、この第1ユーザIDと、第1のユーザの属性情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に登録する。これにより、属性情報の認証を得る前であっても、ネットワークサービスサイトを利用することが可能なものとなる。
【0070】
また、本実施の形態では、認証者から属性情報の認証を得たときに新規ユーザの登録を行い、第1のユーザに対して識別情報(ID)を付与し、この第1ユーザIDと、第1のユーザの属性情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に登録するものとしても良い。これにより、属性情報の認証を得た後に限り、ネットワークサービスサイトを利用することを可能とし、正しい属性情報を登録できないような不正な行為を行う恐れのある者の参加を未然に防止することができる。
【0071】
さらに、本実施の形態では、本サーバ10が属性情報を含む登録要求を受信したとき、この第1のユーザに対して識別情報(ID)を付与し、本サーバ10が、所定時間以内に認証情報を受信することを条件として、この第1ユーザIDと、第1のユーザの属性情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に仮登録するものとする。そして、本サーバ10が、所定時間以内に認証情報を受信したとき、仮登録した第1のユーザの属性情報を正式に登録し、所定時間以内に認証情報を受信しないとき、仮登録した前記第1のユーザの属性情報の登録を抹消するものとしても良い。これにより、属性情報の認証を得る前は、その後登録が抹消されるという条件付でネットワークサービスサイトを利用することを可能とする、もしくは正式に登録されるまでネットワークサービスサイトを利用することを許可しないとすることで、属性情報の認証が得られないような不正な行為を行う恐れのある者の参加を未然に防止することができる。
【0072】
次に、以上のような属性情報登録要求処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図18を参照しながら説明する。図18は、本サーバ10での属性情報登録要求処理の流れを示すフローチャートである。
まず、招待情報処理部14が、招待情報受信部14aにて、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDを含む新規ユーザの招待要求を受信したか否か判別する(S11)。
【0073】
その結果、招待情報処理部14が、招待要求を受信した場合(Y)、引き続き招待情報処理部14が、招待メッセージ送信部14bにて、招待情報入力フォーマットを第2ユーザ端末40へ送信(返信)する(S12)。
一方、招待情報処理部14が、招待要求を受信していない場合(N)、招待情報処理部14は、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDを含む新規ユーザの招待要求を受信したか否か判別を繰り返す(S11)。
【0074】
引き続き、招待情報処理部14が、招待情報受信部14aにて、第2ユーザ端末40より、ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、第2のユーザが指定するユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信したか否か判別する(S13)。
【0075】
その結果、招待情報処理部14が、招待情報を受信した場合(Y)、引き続き招待情報処理部14が、招待メッセージ送信部14bにて、招待メッセージを生成して、第2のユーザが指定するユーザを第1のユーザとして、第1のユーザの連絡先情報に基づいて招待メッセージを第1ユーザ端末に対して送信する(S14)。
一方、招待情報処理部14が、招待情報を受信していない場合(N)、引き続き、属性登録要求受信部15が、属性登録要求を受信したか否か判別する(S15)。
【0076】
その結果、属性登録要求受信部15が、属性登録要求を受信した場合(Y)、引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて属性登録要求を受信し、第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報に誤りが無いこと認証してもらう属性情報認証依頼を生成する(S16)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証依頼送信部11dにて、属性情報認証依頼を、第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する(S17)。
【0077】
一方、属性登録要求受信部15が、属性登録要求を受信していない場合(N)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証情報受信部12aにて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが登録する属性情報属性情報を認証したことを示す旨の認証情報を受信したか否か判別する(S18)。
【0078】
その結果、属性情報認証処理部12が、認証情報を受信した場合(Y)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証済情報登録部12bにて、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に認証済情報を登録する(S19)。
さらに、属性情報認証処理部12が、認証済情報登録部12bにて、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する(S20)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
一方、属性情報認証処理部12が、認証情報を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0079】
以上のように本実施の形態では、ネットワークサービスサイトに参加する際に、新規加入者の属性情報の認証を行うので、たとえ新規加入者が虚偽の属性情報を登録しようとしても、客観的な認証を得ることができず、匿名性無く正しい属性情報の登録を促すことができる。したがって、不正な行為を行う恐れのある者の参加(参加者の登録)を未然に防止することができる。
【0080】
次に、上述した属性情報登録要求処理に引き続いて実施される属性情報閲覧要求処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図19を参照しながら説明する。図19は、本サーバ10での属性情報閲覧要求処理の一例を示すフローチャートである。
まず、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報閲覧要求受信部13aにて、第3ユーザ端末50より、第1のユーザを指定する第1ユーザIDと共に、第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を受信したか否か判別する(S51)。
【0081】
その結果、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報閲覧要求を受信した場合(Y)、引き続き属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報抽出部13bにて、ユーザ情報DB1を参照して第1ユーザIDに基づき所定の属性情報を抽出する(S52)。
一方、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報閲覧要求を受信していない場合(N)、属性情報閲覧要求処理部13は、第3ユーザ端末50より、属性情報閲覧要求を受信したか否か判別を繰り返す(S51)。
【0082】
次に、属性情報閲覧要求処理部13が、認証済情報有無判別部13cにて、この属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別する(S53)。
その結果、属性情報閲覧要求処理部13が、認証済情報が登録されていることを判別した場合(Y)、引き続き属性情報閲覧要求処理部13が、属性認証表示情報生成部13dにて、認証済情報が有ることを第3ユーザ端末50上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成する(S54)。
さらに、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報送信部13eにて、抽出した第1のユーザの属性情報と共に、生成した属性認証表示情報を第3ユーザ端末50へ送信する(S55)。
一方、属性情報閲覧要求処理部13が、認証済情報が登録されていることを判別できない場合(N)、属性情報閲覧要求処理部13が、属性情報送信部13eにて、抽出した第1のユーザの属性情報を第3ユーザ端末50へ送信する(S55)。
【0083】
以上のように本実施の形態では、ユーザが登録する属性情報を閲覧する際に、他のユーザによって属性情報に誤りが無いことが認証された属性認証表示情報の有無を確認することで、ユーザの属性情報の信頼度が客観的に分かるものとなるので、安心して安全に交友関係を維持・拡張し、多くの人々と仲良くなることができる。
【0084】
また、本発明においては、属性情報認証処理部12が、異なる第2のユーザによって証明された認証情報の受信に応じて、それぞれの認証済情報をユーザ情報DB1に登録し、属性情報閲覧要求処理部13が、ユーザ情報DB1に登録されている認証済情報の数に応じてランク付けされた属性認証表示情報を生成するものとしても良い。
ここでの属性認証表示情報は、たとえば、認証済情報の数に応じて星の数を増やしたり、星の色彩を変えたり、一定の認証済情報の数ごとにマークや色彩を換えたりすることを意味する。
【0085】
また、本発明においては、ユーザIDと、ネットワークサービスサイトの利用日と、利用内容と、を互いに関連付けて記憶する利用履歴情報記憶部を備え、属性情報認証処理部12が、この利用履歴情報記憶部に記憶されたネットワークサービスサイトの利用頻度に応じて、ユーザ情報DB1に登録されている認証済情報のランクを変更するものとしても良い。
これにより、ネットワークサービスサイトの積極的な利用を促すと共に、ユーザの信用を蓄積し、安心して安全に交友関係を拡げる目安とすることができる。
【0086】
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態として、所定の要求を属性情報の認証要求とし、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する登録を済ませた第1のユーザ(既登録者又は会員)が、所定に時期に、このサービスにおいて友人関係の登録をしている第2のユーザに対して、属性情報の認証を依頼する場合について、図20に基づき説明する。
図20は、本発明に係る属性情報認証方法における属性情報認証要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【0087】
本実施形態において、本サーバ10は、招待情報処理部14及び属性登録要求受信部15に換えて、もしくは招待情報処理部14及び属性登録要求受信部15と共に、属性認証要求受信部16を有する。
【0088】
属性認証要求受信部16は、第1ユーザ端末30より、第1のユーザの属性情報の認証要求を所定の要求として受信すると共に、ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザIDを含む属性情報認証指示を受信する処理を行なう。
【0089】
ここで、属性情報認証依頼処理部11は、属性認証要求受信部16にて認証要求を受信したとき、ユーザ情報DB1を参照して属性認証要求受信部16で受信した第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、この連絡先情報に基づいて属性情報認証依頼を第2ユーザ端末40に対して送信する処理を行なう。
この際、属性情報認証依頼処理部11は、たとえば、所定要求受信部11aと、第2ユーザ連絡先特定部11bと、属性情報認証依頼送信部11dと、から構成されるものとすることができる。
【0090】
なお、本実施の形態では、先に説明した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。したがって、上記第1の実施の形態と同様の構成部分の説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。また、本実施の形態以降の各実施の形態においても同様とする。
【0091】
図20に示すように、まず、本サーバ10は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に記憶している((A)参照)。
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第1のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第1のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0092】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第1のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図12に示すようなメニュー選択画面が第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される。
ここで、第1のユーザは、「属性情報の認証」ボタン112を選択する。
これにより、第1ユーザ端末30は、属性情報の認証要求を本サーバ10へ送信する((10B)参照)。
【0093】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された認証要求を所定の要求として受信する((20B)参照)。
引き続き、本サーバ10は、認証要求を受信すると、属性情報認証指示入力フォーマットを第1ユーザ端末30へ送信する((21B)参照)。
第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された属性情報認証指示入力フォーマットを受信する((22B)参照)。
引き続き、第1ユーザ端末30は、この属性情報認証指示入力フォーマットへの入力を受け付ける((23B)参照)。
【0094】
この際、第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される所定の入力が完了した属性情報認証指示入力フォーマット画面は、たとえば図21に示すような形で表すことが出来る。図21は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された属性情報認証依頼画面の一例を示す図である。この属性情報認証依頼画面170には、認証を依頼するユーザの氏名を入力する認証ユーザ名入力欄171と、認証を依頼するユーザへのメッセージを入力するメッセージ入力欄172と、がそれぞれ設けられていると共に、この属性情報認証依頼を、認証を依頼するユーザへ送信することを指示する「送信」ボタン179が設けられている。
【0095】
図21において、認証ユーザ名入力欄171には「阿井植雄」、メッセージ入力欄172には「松岡です。ご無沙汰です。私の属性情報に誤りが無いこと認証してください。」とそれぞれ入力されていることが示されている。
したがって、第1のユーザは、所定の入力が完了したら「送信」ボタン179を選択する。
これにより、第1ユーザ端末30は、属性情報認証指示を本サーバ10へ送信する((24B)参照)。
【0096】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された属性情報認証指示を受信する((25B)参照)。すなわち、本サーバ10は、ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザIDを含む属性情報認証指示を受信する。
次いで、本サーバ10は、属性情報認証指示を受信すると、ユーザ情報DB1を参照して、受信した第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する((26B)参照)。
そして、本サーバ10は、引き続き上述したように属性情報認証依頼を生成する((30)参照)。
なお、その後は第1の実施の形態と同様の処理を行う。
【0097】
次に、以上のような属性情報認証要求処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図22を参照しながら説明する。図22は、本サーバ10での属性情報認証要求処理の流れを示すフローチャートである。
まず、属性認証要求受信部16が、第1ユーザ端末30より、第1のユーザの属性情報の認証を要求する属性認証要求を受信したか否か判別する(S31)。
【0098】
その結果、属性認証要求受信部16が、属性認証要求を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて属性認証要求を受信し、属性情報認証指示フォーマットを第1ユーザ端末30へ送信(返信)する(S32)。
一方、属性認証要求受信部16が、属性認証要求を受信していない場合(N)、属性認証要求受信部16は、第1ユーザ端末30より属性認証要求を受信したか否か判別を繰り返す(S31)。
【0099】
引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1ユーザ端末30より、ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザIDを含む属性情報認証指示を受信したか否か判別する(S33)。
【0100】
その結果、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証指示を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、第2ユーザ連絡先特定部11bにて、ユーザ情報DB1を参照して、受信した属性情報認証指示に含まれる第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する(S34)。
引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報に誤りが無いこと認証してもらう属性情報認証依頼を生成する(S35)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証依頼送信部11dにて、属性情報認証依頼を、特定した第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する(S36)。
【0101】
一方、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証指示を受信していない場合(N)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証情報受信部12aにて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが登録する属属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したか否か判別する(S37)。
【0102】
その結果、属性情報認証処理部12が、認証情報を受信した場合(Y)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証済情報登録部12bにて、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する(S38)。
さらに、属性情報認証処理部12が、認証済情報登録部12bにて、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する(S39)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0103】
以上のように本実施の形態では、既にネットワークサービスサイトに参加している場合でも、属性情報の認証を行うことができるので、客観的な認証を得ることができない不正な参加者を区別することができる。
【0104】
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態として、第2のユーザによって既に属性情報の認証が得られている第1のユーザが、登録している属性情報を変更したとき、第1のユーザの属性情報の認証を行った第2のユーザによって再度認証を得る場合の属性情報変更認証について、図23に基づき説明する。
図23は、本発明に係る属性情報認証方法における属性情報変更認証要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【0105】
本実施の形態において、本サーバ10は、認証関係情報データベース(DB)2と、属性変更要求受信部17とをさらに有する。
【0106】
認証関係情報DB2は、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて記憶する手段である。
ここで、認証とは、登録する属性情報に誤りが無いこと証明することをいう。
図5は、認証関係情報DB2に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図5に示す認証関係情報データベースでは、第1ユーザIDと、第2ユーザIDとを、1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0107】
属性変更要求受信部17は、第1ユーザ端末30より、第1ユーザIDと共に、ユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を受信すると共に、変更属性情報を受信する処理を行なう。
この属性変更要求とは、既に登録した属性情報の内容を変更すること望むものである。
【0108】
ここで、属性情報認証依頼処理部11は、属性変更要求受信部17での属性変更要求の受信に応じて、認証関係情報DB2を参照して第1ユーザIDに基づき関連付けて記憶した第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザIDを特定すると共に、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、この連絡先情報に基づいて変更属性情報の認証を依頼する属性情報変更認証依頼情報を第2ユーザ端末40に対して送信する機能を有する。
また、属性変更要求に対する認証は、全ての属性情報に対してではなく、たとえば実名や顔写真の変更を要求するものに限定して行うものとすることができる。
【0109】
また、属性情報認証処理部12は、属性情報認証依頼処理部11での属性情報変更認証依頼情報の送信に応じて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す旨の再認証情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を維持し、一方、第1のユーザが変更する属性情報に誤りが有り認証しない属性認証拒否情報を受信したとき、もしくは所定の期間以内に第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す旨の再認証情報を受信しなかったとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を消去する機能を有する。
この際、属性情報認証処理部12は、属性再認証情報受信部12cと、認証済情報維持・消去部12dと、から構成されるものとすることができる。
【0110】
図23に示すように、まず、本サーバ10は、第1のユーザが登録する属性情報に誤りが無いこと証明する認証情報を受信して、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に認証済情報を登録し、属性情報が認証された被認証者である第1ユーザIDと、属性情報を認証した認証者である第2ユーザIDとを互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する処理が完了されていることを前提とする。
【0111】
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第1のユーザはSNSサービスサイトにアクセスし、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第1のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0112】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第1のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図17に示すような第1ユーザ属性情報表示画面(いわゆる第1ユーザのマイページ)が第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される。
ここで、第1のユーザは、属性情報変更ボタン165を選択する。
これにより、第1ユーザ端末30は、属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を本サーバ10へ送信する((200)参照)。
【0113】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された属性変更要求を受信する((210)参照)。
引き続き、本サーバ10は、属性変更要求を受信すると、属性情報一覧を第1ユーザ端末30へ送信する((220)参照)。
第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された属性情報認一覧を受信し、属性情報の変更を入力する((230)参照)。
そして、第1ユーザ端末30は、この変更属性情報を本サーバ10へ送信する((240)参照)。
【0114】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された変更属性情報を受信する((250)参照)。すなわち、本サーバ10は、第1ユーザIDと共に、変更された属性情報を受信する。
次いで、本サーバ10は、変更属性情報を受信すると、認証関係情報DB2を参照して第1ユーザIDに基づき関連付けて記憶した第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザIDを特定する((260)参照)。
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して、特定した第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する((270)参照)。
さらに、本サーバ10は、受信した変更属性情報に基づいて、変更された属性情報の認証を依頼する属性情報変更認証依頼情報を生成する((280)参照)。
そして、本サーバ10は、生成した属性情報変更認証依頼情報を、特定した第2のユーザの連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末40へ送信する((290)参照)。
【0115】
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された属性情報変更認証依頼情報を受信する((300)参照)。
【0116】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される属性情報変更認証依頼画面は、たとえば図16に示すような形で表すことが出来る。したがって、第2のユーザは、第1のユーザの変更された属性情報を認証する場合は「確認」ボタン158を選択(クリック)し、同認証しない場合は「保留」ボタン159選択(クリック)する。
そして、第2のユーザが「確認」ボタン158を選択(クリック)することで、第2ユーザ端末40は、第1のユーザが変更した属性情報を認証したことを示す認証情報を本サーバ10へ送信する((310A)参照)。
一方、第2のユーザが「保留」ボタン159選択(クリック)した場合は、第2ユーザ端末40は、第1のユーザが変更した属性情報を認証しないことを示す認証拒否情報を本サーバ10へ送信する((310B)参照)。
【0117】
次いで、本サーバ10は、第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す認証情報を第2ユーザ端末40より受信する((320A)参照)。
または、本サーバ10は、第1のユーザが変更する属性情報を認証しないことを示す認証拒否情報を第2ユーザ端末40より受信する((320B)参照)。
そして、本サーバ10は、認証情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を維持する((330A)参照)。
一方、本サーバ10は、認証拒否情報を受信したとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を消去する((330B)参照)。
【0118】
また、本実施の形態においては、所定の期間以内に第1のユーザが変更する属性情報に誤りが無いこと証明する再認証情報を第2ユーザ端末40より受信しなかったとき、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を消去するものとしても良い。
【0119】
次に、以上のような属性情報変更認証要求処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図24を参照しながら説明する。図24は、本サーバ10での属性情報変更認証要求処理の流れを示すフローチャートである。
まず、属性変更要求受信部17が、第1ユーザ端末30より、第1ユーザIDと共に、ユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を受信したか否か判別する(S61)。
【0120】
その結果、属性変更要求受信部17が、属性変更要求を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて属性変更要求を受信し、属性情報一覧を第1ユーザ端末30へ送信(返信)する(S62)。
一方、属性変更要求受信部17が、属性変更要求を受信していない場合(N)、属性変更要求受信部17は、第1ユーザ端末30より属性変更要求を受信したか否か判別を繰り返す(S61)。
【0121】
引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、属性変更要求に基づく変更属性情報を受信したか否か判別する(S63)。
【0122】
その結果、属性変更要求受信部17が、変更属性情報を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、第2ユーザ連絡先特定部11bにて、認証関係情報DB2を参照して第1ユーザIDに基づき関連付けて記憶した第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザIDを特定する(S64)。
引き続き、属性情報認証依頼処理部11が、第2ユーザ連絡先特定部11bにて、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する(S65)。
さらに、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1のユーザが変更する属性情報と共に、この属性情報に誤りが無いこと認証してもらう属性情報変更認証依頼を生成する(S66)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報変更認証依頼送信部11fにて、生成した属性情報変更認証依頼を、特定した連絡先情報に基づいて第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40へ送信する(S67)。
【0123】
一方、属性情報認証依頼処理部11が、変更属性情報を受信していない場合(N)、引き続き、属性情報認証処理部12が、属性再認証情報受信部12cにて、属性情報認証依頼処理部11での属性情報変更認証依頼の送信に応じて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報したか否か、すなわち第1のユーザが変更する属性情報に誤りがあるため認証しない属性認証拒否情報を受信したか判別する(S68)。
【0124】
その結果、属性情報認証処理部12が、再認証情報した場合(Y)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証済情報維持・消去部12dにて、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を維持する(S69)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
一方、属性情報認証処理部12が、属性認証拒否情報を受信した場合(N)、引き続き、属性情報認証処理部12が、認証済情報維持・消去部12dにて、第1のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録する認証済情報を消去する(S70)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0125】
以上のように本実施の形態では、ネットワークサービスサイトに参加するために最初だけ正しい属性情報の登録を行って認証を得て、その後不正な属性情報に変更することを防止することができるので、正しい属性情報の登録によって安心して安全に交友関係を拡げることが維持できる。
【0126】
<第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態として、第1のユーザの属性情報の認証を行う第2のユーザに所定条件を設けることで、第2のユーザによる認証の信頼性を高める場合について、図25に基づき説明する。
図25は、本発明に係る属性情報認証方法における認証者判別処理の流れを示すシーケンス図である。
【0127】
本実施の形態において、属性情報認証依頼処理部11は、第1ユーザ端末30より所定の要求(すなわち、属性登録要求受信部15にて受信した登録要求、又は属性認証要求受信部16にて受信した認証要求)を受信したとき、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別し、この認証済情報が登録されていたとき、属性情報認証依頼を第2ユーザ端末40へ送信し、一方、認証済情報が登録されていないとき、第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を第1ユーザ端末30へ送信する機能を有する。
この際、属性情報認証依頼処理部11は、たとえば、所定要求受信部11aと、認証済情報有無判別部11cと、属性情報認証依頼送信部11dと、属性認証不可通知送信部11eと、から構成されるものとすることができる。
【0128】
図25に示すように、まず、本サーバ10は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に記憶している((A)参照)。
また、本サーバ10は、第2のユーザが登録する属性情報に誤りが無いこと証明する認証済情報が、第2のユーザが登録する属性情報に関連付けてユーザ情報DB1に登録されていることを前提とする。
【0129】
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、所定の要求を受信する((10)参照)。
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された所定の要求(登録要求又は認証要求)を受信する((20)参照)。ここまでの処理は、上述した各実施の形態と同じ流れである。
次いで、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいてこの第2のユーザの属性情報と関連付けて登録する認証済情報の登録有無を判別する((27)参照)。
【0130】
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1に第2のユーザの属性情報を認証する認証済情報が登録されていたとき、第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を生成する((30A)参照)。
一方、本サーバ10は、ユーザ情報DB1に第2のユーザの属性情報を認証する認証済情報が登録されていないとき、第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を生成する((30B)参照)。
【0131】
そして、本サーバ10は、生成した属性情報認証依頼情報を第2ユーザ端末40へ送信する((40A)参照)か、生成した属性認証不可通知を第1ユーザ端末30へ送信する((40B)参照)。
なお、その後の処理もまた、上述した各実施の形態と同じ流れである。
【0132】
次に、以上のような認証者判別処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図26を参照しながら説明する。図26は、本サーバ10での属性情報認証者判別処理の一例を示すフローチャートである。
まず、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1ユーザ端末30より所定の要求を受信したか否か判別する(S81)。
【0133】
その結果、属性情報認証依頼処理部11が、所定の要求を受信した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、認証済情報有無判別部11cにて、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づいて第2のユーザの属性情報と関連付けて認証済情報が登録されているか否か判別する(S82)。
一方、属性情報認証依頼処理部11が、所定の要求を受信していない場合(N)、属性情報認証依頼処理部11は、所定の要求を受信したか否か判別を繰り返す(S81)。
【0134】
また、属性情報認証依頼処理部11が、第2のユーザの属性情報と関連付けて認証済情報が登録されていることを判別した場合(Y)、引き続き属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第1のユーザが登録又は変更する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を生成する(S83)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性情報認証依頼送信部11dにて、生成した属性情報認証依頼情報を第2ユーザ端末40へ送信する(S84)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0135】
一方、属性情報認証依頼処理部11が、第2のユーザの属性情報と関連付けて認証済情報が登録されていることを判別できなかった場合(N)、属性情報認証依頼処理部11が、所定要求受信部11aにて、第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を生成する(S85)。
そして、属性情報認証依頼処理部11が、属性認証不可通知送信部11eにて、生成した属性認証不可通知を第1ユーザ端末30へ送信する(S86)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0136】
以上のように本実施の形態では、自らの属性情報の認証がされているユーザによって、属性情報の認証が行われるので、第2のユーザによる認証の信頼性を高めることができる。したがって、自らの属性情報の認証がされていないユーザは、ネットワークサービスサイトに参加していない者を招待することができないと共に、他のユーザの属性情報を認証することもできないので、ネットワークサービスに参加するユーザへの信頼性を担保することができる。
【0137】
<第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態として、第1のユーザの属性情報の認証を行った第2のユーザがネットワークサービスを利用するための登録を解除した場合、この第2のユーザによって認証された全ての第1のユーザの属性情報の認証を消去(取り消す)ことで、第1のユーザの属性情報に虚偽の変更があった場合に、属性情報の真偽を確認して変更の認証を行う第2のユーザが存在しなくても、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報が残らないようにして、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保する場合について、図27に基づき説明する。
図27は、本発明に係る属性情報認証方法における登録解除処理の流れを示すシーケンス図である。
【0138】
本実施の形態において、本サーバ10は、登録解除処理部18をさらに有する。
【0139】
登録解除処理部18は、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDと共に、第2のユーザがユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を受信し、第2ユーザIDに基づきユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録を消去する処理を行なう。
この際、登録解除処理部18は、登録解除要求受信部18aと、属性情報登録消去部18bと、から構成されるものとすることができる。
【0140】
ここで、属性情報認証処理部12は、登録解除処理部18での属性情報の消去に応じて、認証関係情報DB2を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザIDを特定し、さらに、ユーザ情報DB1を参照して第1ユーザIDに基づきこの第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する機能を有する。
この際、属性情報認証処理部12は、認証済情報維持・消去部12dと、第1ユーザ特定部12eと、から構成されるものとすることができる。
【0141】
図27に示すように、まず、本サーバ10は、自分の属性情報の認証を第2のユーザに求めて認証を得た第2のユーザの第1ユーザIDと、第1のユーザが登録する属性情報に誤りが無いことを認証した第2のユーザの第2ユーザIDと、を互いに関連付けて認証関係情報DB2に記憶する処理が完了されていることを前提とする。
【0142】
次に、第2のユーザは第2ユーザ端末40を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトにアクセスし、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0143】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第2のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図12に示すようなメニュー選択画面が第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される。
ここで、第2のユーザは、「SNSの登録解除」ボタン113を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、第2ユーザIDと共に、第2のユーザがユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を本サーバ10へ送信する((400)参照)。
【0144】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された登録解除要求を受信する((410)参照)。
次いで、本サーバ10は、登録解除要求に含まれる第2ユーザIDを特定する((420)参照)。
引き続き、本サーバ10は、特定した第2ユーザIDに基づきユーザ情報DB1に記憶する第2のユーザの属性情報を消去し、登録を解除する((430)参照)。
【0145】
さらに、本サーバ10は、認証関係DB2を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザIDを特定する((440)参照)。
そして、本サーバ10は、特定した第1ユーザIDに基づき、ユーザ情報DB1を参照して第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する((450)参照)。
【0146】
次に、以上のような登録解除処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図28を参照しながら説明する。図28は、本サーバ10での登録解除処理の一例を示すフローチャートである。
まず、登録解除処理部18が、登録解除要求受信部18aにて、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDと共に、第2のユーザがユーザ情報DB1に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を受信したか否か判別する(S91)。
【0147】
その結果、登録解除処理部18が、登録解除要求を受信した場合(Y)、引き続き登録解除処理部18が、属性情報登録消去部18bにて、登録解除要求に含まれる第2ユーザIDを特定する(S92)。
一方、登録解除処理部18が、登録解除要求を受信していない場合(N)、登録解除処理部18は、第2ユーザ端末40より登録解除要求を受信したか否か判別を繰り返す(S91)。
引き続き、登録解除処理部18が、属性情報登録消去部18bにて、特定した第2ユーザIDに基づきユーザ情報DB1に記憶する第2のユーザの属性情報の登録を消去する(S93)。
【0148】
また、登録解除処理部18での属性情報の消去に応じて、属性情報認証処理部12が、第1ユーザ特定部12eにて、認証関係情報DB2を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザID、すなわち、第2のユーザが認証した属性情報の第1のユーザを特定する(S94)。
そして、属性情報認証処理部12が、認証済情報維持・消去部12dにて、特定した第1ユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、この第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する(S95)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0149】
以上のように本実施の形態では、属性認証の真偽を確認する第2のユーザが登録を解消する際、第2のユーザによって認証された全ての第1のユーザの属性情報の認証を消去されることとなるので、第2のユーザがいなくなった後に、第1のユーザの属性情報に虚偽の変更があったとしても、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報は登録されていないので、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保することができる。
【0150】
<第6の実施の形態>
次に、第6の実施の形態として、第1のユーザの属性情報の認証を行った第2のユーザが第1のユーザとの友人関係を解消した場合、この第2のユーザによって認証された全ての第1のユーザの属性情報の認証を消去(取り消す)ことで、第1のユーザの属性情報に虚偽の変更があった場合に、属性情報の真偽を確認して変更の認証を行う第2のユーザが存在しなくても、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報が残らないようにして、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保する場合について、図29に基づき説明する。
図29は、本発明に係る属性情報認証方法における友人関係登録解消処理の流れを示すシーケンス図である。
【0151】
本実施の形態において、本サーバ10は、友人関係情報データベース(DB)3と、登録解消処理部19とをさらに有する。
【0152】
友人関係情報DB3は、ユーザ同士が友人関係にあることを示し、互いの識別情報を関連付けて記憶する手段である。ここで、友人関係とは、何れか一方のユーザのユーザ端末より、他方のユーザのユーザ端末に対して、友人関係を登録することを望む旨のメッセージを送信し、他方のユーザのユーザ端末より、一方のユーザのユーザ端末に対して、このメッセージに同意する旨のメッセージを受信したことをいう。
図6は、友人関係情報DB3に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図6に示す友人関係情報データベースでは、第1ユーザIDと、第2ユーザIDとを、1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0153】
登録解消処理部19は、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDと共に、第2のユーザが友人関係情報DB3に記憶する友人関係の登録解消を要求する第1ユーザIDとを含む友人関係登録解消要求を受信し、第2ユーザIDに基づき友人関係情報DB3に記憶する友人関係の登録を解消する処理を行なう。
この際、登録解消処理部19は、友人関係登録解消要求受信部19aと、友人関係登録解消部19bと、から構成されるものとすることができる。
【0154】
ここで、属性情報認証処理部12は、登録解消処理部19での友人関係の解消に応じて、友人関係情報DB3を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザIDを特定し、さらに、ユーザ情報DB1を参照して第1ユーザIDに基づきこの第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する機能を有する。
この際、属性情報認証処理部12は、認証済情報維持・消去部12dと、第1ユーザ特定部12eと、から構成されるものとすることができる。
【0155】
図30に示すように、まず、本サーバ10は、ユーザ同士が友人関係にあることを示し、互いの識別情報(ID)を関連付けて友人関係情報DB3に記憶している((B)参照)。
次に、第2のユーザは第2ユーザ端末40を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトにアクセスし、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0156】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第2のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図17に示すような第1ユーザ属性情報表示画面(いわゆる第1ユーザのマイページ)が第1ユーザ端末30のディスプレイに表示される。
ここで、第1のユーザは、一覧を全て見るボタン168を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、第2ユーザIDと共に、第2のユーザが友人関係情報DB3に記憶する友人関係の解消を要求する友人関係登録解消要求を本サーバ10へ送信する((500)参照)。
【0157】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された友人関係登録解消要求を受信する((510)参照)。
次いで、本サーバ10は、第2のユーザと友人関係を登録している全ての友人を表示して、登録解消指示を受け付ける友人関係登録一覧を第2ユーザ端末40へ送信する((520)参照)。
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された友人関係登録一覧を受信する((530)参照)。
【0158】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される友人関係登録一覧画面は、たとえば図30に示すような形で表すことが出来る。図30は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された友人関係登録一覧画面の一例を示す図である。この友人関係登録一覧画面180には、第2のユーザと友人関係を登録している友人の顔写真を表示する顔写真表示欄191と、友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン192と、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン193と、がそれぞれ設けられている。
【0159】
図30において、この友人関係登録一覧画面180には、第2のユーザと友人関係を登録している第1の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Aと、第1の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Aと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Aと、がそれぞれ示されている。また、第2のユーザと友人関係を登録している第2の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Bと、第2の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Bと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Bと、がそれぞれ示されている。また、第2のユーザと友人関係を登録している第3の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Cと、第3の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Cと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Cと、がそれぞれ示されている。また、第2のユーザと友人関係を登録している第4の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Dと、第4の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Dと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Dと、がそれぞれ示されている。さらに、第2のユーザと友人関係を登録している第5の友人の顔写真を表示する顔写真表示欄181Eと、第5の友人の属性情報を確認するプロフィールを見るボタン182Eと、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン183Eと、がそれぞれ示されている。
【0160】
第2ユーザ端末40は、第2のユーザが友人関係の登録解消を希望する友人関係を解消するボタン193の選択を受け付け、登録解消ユーザ情報を本サーバ10へ送信する((540)参照)。
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された登録解消ユーザ情報を受信する((550)参照)。
次いで、本サーバ10は、登録解消対象である登録解消ユーザのユーザIDを特定する((560)参照)。
そして、本サーバ10は、特定したユーザIDに基づき、ユーザ情報DB1を参照して第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する((570)参照)。
【0161】
次に、以上のような友人関係登録解消処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図31を参照しながら説明する。図31は、本サーバ10での友人関係登録解消処理の一例を示すフローチャートである。
まず、登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求受信部19aにて、第2ユーザ端末40より、第2ユーザIDと共に、第2のユーザが友人関係情報DB3に記憶する友人関係の登録解消を要求する友人関係登録解消要求を受信したか否か判別する(S101)。
その結果、登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求を受信した場合(Y)、引き続き登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求受信部19aにて、友人関係情報DB3を参照して受信した第2ユーザIDに基づいて、第2のユーザと友人関係にあるユーザを特定し、友人関係登録一覧を第2ユーザ端末40へ送信(返信)する(S102)。
一方、登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求を受信していない場合(N)、登録解消処理部19は、第2ユーザ端末40より友人関係登録解消要求を受信したか否か判別を繰り返す(S101)。
【0162】
引き続き、登録解消処理部19が、友人関係登録解消要求受信部19aにて、第2ユーザ端末40より、登録解消ユーザ情報(たとえば、ユーザID)を受信したか否か判別する(S103)。
その結果、登録解消処理部19が、登録解消ユーザ情報を受信した場合(Y)、引き続き登録解消処理部19が、友人関係登録解消部19bにて、第2ユーザIDと登録解消ユーザ情報に基づき友人関係情報DB3に記憶する友人関係の登録を解消する。
また、属性情報認証処理部12が、登録解消処理部19での友人関係の解消に応じて、第1ユーザ特定部12eにて、受信した登録解消ユーザ情報に基づき認証関係情報DB2を参照して登録解消ユーザと認証関係にあるか否か、すなわち第2のユーザが属性情報に誤りが無いことを認証した友人関係にあるユーザがいるか否か判別する(S104)。
一方、登録解消処理部19が、登録解消ユーザ情報を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0163】
その結果、属性情報認証処理部12が、登録解消ユーザが認証関係にあるユーザであると判別した場合(Y)、引き続き、第1ユーザ特定部12eにて、友人関係情報DB3を参照して第2ユーザIDと関連付けて記憶する第1ユーザIDを特定し、さらに、認証済情報維持・消去部12dにて、特定した第1ユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、この第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する(S105)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
一方、属性情報認証処理部12が、登録解消ユーザが認証関係にあるユーザでないと判別した場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0164】
以上のように本実施の形態では、属性認証の真偽を確認する第2のユーザとの友人関係が解消された場合、第2のユーザによって認証された第1のユーザの属性情報の認証を消去されることとなるので、その後に第1のユーザの属性情報に虚偽の変更があったとしても、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報は登録されていないので、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保することができる。
【0165】
<第7の実施の形態>
次に、第7の実施の形態として、第1のユーザより属性情報の認証依頼があった場合、過去の他のユーザによる認証状況を記録した認証履歴を参照して、認証の是非を判別する場合について、図32に基づき説明する。
図32は、本発明に係る属性情報認証方法における認証履歴閲覧処理の流れを示すシーケンス図である。
【0166】
本実施の形態において、本サーバ10は、認証履歴情報データベース(DB)4と、履歴情報閲覧処理部20とをさらに有する。
【0167】
認証履歴情報DB4は、ユーザIDと、属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、この依頼の日付と、この依頼の結果(認証有無)と、を互いに関連付けて記憶する手段である。
図7は、認証履歴情報DB4に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図7に示す認証履歴情報データベースでは、ユーザIDと、日付と、依頼内容と、結果とを、1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0168】
履歴情報閲覧処理部20は、属性情報認証依頼の第2ユーザ端末40へ送信に応じて、この第2ユーザ端末40より、第1のユーザの過去の属性情報認証・変更履歴の閲覧を希望する履歴情報閲覧要求を受信したとき、認証履歴情報DB4を参照して第1ユーザIDに基づき属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、依頼の日付と、依頼の結果と、からなる履歴情報を抽出し、この履歴情報を第2ユーザ端末40へ送信する処理を行なう。
この際、履歴情報閲覧処理部20は、履歴情報閲覧要求受信部20aと、履歴情報抽出部20bと、履歴情報送信部20cと、から構成されるものとすることができる。
【0169】
まず、図32に示すように、本サーバ10は、ユーザIDと、属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、依頼の送信日と、依頼の結果(認証可否又は変更可否)と、を互いに関連付けて認証履歴情報DB4に記憶している((C)参照)。
そして、本サーバ10が、属性情報認証依頼を第2ユーザ端末40へ送信し((600)参照)、第2ユーザ端末40が本サーバ10より送信された属性情報認証依頼を受信する((610)参照)処理までは、上述した各実施の形態と同じ処理である。
【0170】
次に、第2ユーザ端末40は、受信した属性情報認証依頼を示す、たとえば図16に表示された属性情報認証依頼画面150をディスプレイに表示する。
ここで、第2のユーザは、詳細なプロフィールを見るボタン153を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、第1のユーザの過去の属性情報認証・変更履歴の閲覧を希望する履歴情報閲覧要求を本サーバ10へ送信する((620)参照)。
【0171】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された履歴情報閲覧要求を受信する((630)参照)。
次いで、本サーバ10は、履歴情報閲覧要求に含まれる第1ユーザIDを特定する((640)参照)。
引き続き、本サーバ10は、認証履歴情報DB4を参照して第1ユーザIDに基づき属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、依頼の日付と、依頼の結果と、からなる履歴情報を抽出する((650)参照)。
そして、本サーバ10は、抽出した履歴情報を第2ユーザ端末40へ送信する((660)参照)。
【0172】
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された履歴情報を受信し、第2のユーザはこれを閲覧する((670)参照)。
【0173】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される履歴情報画面は、たとえば図33に示すような形で表すことが出来る。図33は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された履歴情報画面の一例を示す図である。この履歴情報画面190には、属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の日付と、依頼の内容と、依頼の結果を関係付けて表示する認証履歴情報表示部191が設けられている。また、履歴情報画面190には、この画面を閉じることを指示する「閉じる」ボタン199が設けられている。
【0174】
図33において、この認証履歴情報表示部201には、2007年1月15日に属性認証依頼があり、認証された旨(認証OK)の情報と、2007年1月31日に属性認証依頼があり、認証された旨(認証OK)の情報と、2007年4月1日に属性変更認証依頼があり、認証が拒否された旨(認証NG)の情報と、2007年4月1日に属性変更認証依頼があり、認証された旨(認証OK)の情報と、がそれぞれ示されている。
【0175】
そして、第2のユーザは、この履歴情報に基づいて第1ユーザの属性情報を認証するか否か判別し、履歴情報画面200に設けられた「閉じる」ボタン199を選択することで、図16に表示された属性情報認証依頼画面150に戻り、「確認」ボタン158か「保留」ボタン159を選択する。
【0176】
次に、以上のような認証履歴閲覧処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図34を参照しながら説明する。図34は、本サーバ10での認証履歴閲覧処理の一例を示すフローチャートである。
まず、属性情報認証依頼の第2ユーザ端末40へ送信に応じて、履歴情報閲覧部20が、履歴情報閲覧要求受信部20aにて、この第2ユーザ端末40より、第1のユーザの過去の属性情報認証・変更履歴の閲覧を希望する履歴情報閲覧要求を受信したか否か判別する(S111)。
その結果、履歴情報閲覧部20が、履歴情報閲覧要求を受信した場合(Y)、引き続き履歴情報閲覧部20が、履歴情報抽出部20bにて、属性情報の認証を依頼している被認証ユーザである第1ユーザIDを特定する(S112)。
一方、履歴情報閲覧部20が、履歴情報閲覧要求を受信していない場合(N)、履歴情報閲覧部20は履歴情報閲覧要求を受信したか否か判別を繰り返す(S111)。
【0177】
引き続き、履歴情報閲覧部20が、履歴情報抽出部20bにて、特定した第1ユーザIDに基づき認証履歴情報DB4を参照して属性情報認証依頼又は属性情報変更認証依頼の内容と、依頼の日付と、依頼の結果と、からなる履歴情報を抽出する(S113)。
そして、履歴情報閲覧部20が、履歴情報送信部20cにて、抽出した履歴情報を第2ユーザ端末40へ送信する(S114)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0178】
以上のように本実施の形態では、自分の知らない他のユーザによる評価を参考とすることができるので、認証が拒否されている不正な行為を行う恐れのあるユーザに対する誤った評価を未然に防止し、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保することができる。
【0179】
<第8の実施の形態>
次に、第8の実施の形態として、第2のユーザによって属性情報が認証された第1のユーザが、ネットワークサービスにおいて禁止されている不正な行為を行ったとき、この第2のユーザによって認証された第1のユーザの属性情報の認証を消去(取り消す)ことで、第1のユーザの属性情報の信頼性を高める認証済情報が残らないようにして、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保する場合について、図35及び図37に基づき説明する。
図35は、本発明に係る属性情報認証方法における第1の不正行為通報処理の流れを示すシーケンス図である。また、図37は、本発明に係る属性情報認証方法における第2の不正行為通報処理の流れを示すシーケンス図である。
【0180】
ここで、第1の不正行為通報とは、属性情報の認証を行った第2のユーザが第2ユーザ端末40より不正行為の通報を行う場合であり、第2の不正行為通報とは、第1のユーザでも第2のユーザでもない第3のユーザが第3ユーザ端末50より不正行為の通報を行う場合である。
【0181】
本実施の形態において、本サーバ10は、禁止条件情報データベース(DB)5と、不正行為通報受信部21と、不正行為処理部22と、をさらに有する。
【0182】
禁止条件情報DB5は、ネットワークサービスサイトを利用する上での禁止内容を記憶する手段である。
図8は、禁止条件情報DB5に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図8に示す禁止条件情報データベースでは、禁止条件識別情報(以下、「禁止条件ID」という。)と、禁止内容とを、1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0183】
不正行為通報受信部21は、禁止条件情報DB5に記憶した禁止内容の指定と、ユーザIDと、を含む不正行為の通報を受信する処理を行う。
【0184】
不正行為処理部22は、不正行為通報受信部21での通報の受信に応じて、ユーザ情報DB1を参照してユーザIDに基づき当該ユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する処理を行う。
【0185】
はじめに、第1の不正行為通報について説明する。
図35に示すように、まず、本サーバ10は、ネットワークサービスサイトを利用する上での禁止内容を禁止条件情報DB5に記憶している((D)参照)。
次に、第2ユーザ端末40は、自分が属性情報の認証を行った第1のユーザが、ネットワークサービスサイトを利用する上で禁止されている不正な行為を行ったことを知ったとき、第2のユーザは第2ユーザ端末40を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0186】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第2のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図12に示すようなメニュー選択画面が第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される。
ここで、第2のユーザは、「不正行為の通報」ボタン114を選択する。
これにより、第2ユーザ端末40は、不正行為の通報要求を本サーバ10へ送信する((700A)参照)。
【0187】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された不正行為の通報要求を受信する((710A)参照)。
次いで、本サーバ10は、不正行為通報受付フォーマットを第2ユーザ端末40へ送信(返信)する((720A)参照)。
第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された不正行為通報受付フォーマットを受信する((730A)参照)。
【0188】
この際、第2ユーザ端末40のディスプレイに表示される不正行為通報受付フォーマットの画面は、たとえば図36に示すような形で表すことが出来る。図36は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された不正行為通報画面の一例を示す図である。この不正行為通報画面200には、不正行為を行った第1のユーザのユーザIDを入力する不正行為ユーザID入力欄201と、ネットワークサービスにおいて禁止されている不正な行為を表示する禁止内容表示欄202と、禁止内容表示欄202に表示された禁止内容に対応して設けられた各チェックボックス203A,203B,203C・・・がそれぞれ設けられている。また、不正行為通報画面200には、不正行為の通報情報を送信する「送信」ボタン209が設けられている。
【0189】
したがって、第2のユーザは、第1のユーザが行った不正な行為に該当する禁止内容に対応して設けられたチェックボックス203を選択(クリック)してレ印を付すことで、不正行為通報受付フォーマットに禁止内容を入力する((740A)参照)。
第2ユーザ端末40は、「送信」ボタン209が選択されたことを受けて、不正行為を行った第1ユーザIDと、禁止内容の指定情報と、を含む不正行為の通報情報を本サーバ10へ送信する((750A)参照)。
【0190】
本サーバ10は、第2ユーザ端末40より送信された不正行為の通報情報を受信する((760A)参照)。
次いで、本サーバ10は、通報情報に含まれる不正行為ユーザである第1ユーザIDを特定する((770A)参照)。
さらに、本サーバ10は、第1ユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、第1のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報の登録有無を判別する((780A)参照)。
そして、本サーバ10は、第1のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報があった場合、その認証済情報を消去する((790A)参照)。
【0191】
次に、第2の不正行為通報について説明する。
図37に示すように、まず、本サーバ10は、ネットワークサービスサイトを利用する上での禁止内容を禁止条件情報DB5に記憶している((D)参照)。
次に、第3ユーザ端末50は、特定のユーザが、ネットワークサービスサイトを利用する上で禁止されている不正な行為を行ったことを知ったとき、第3のユーザは第3ユーザ端末50を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第3のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第3のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0192】
このSNSサービスサイトは、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第3のユーザは、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きたとえば図12に示すようなメニュー選択画面が第3ユーザ端末50のディスプレイに表示される。
ここで、第3のユーザは、「不正行為の通報」ボタン114を選択する。
これにより、第3ユーザ端末50は、不正行為の通報要求を本サーバ10へ送信する((700B)参照)。
【0193】
本サーバ10は、第3ユーザ端末50より送信された不正行為の通報要求を受信する((710B)参照)。
次いで、本サーバ10は、不正行為通報受付フォーマットを第3ユーザ端末50へ送信(返信)する((720B)参照)。
第3ユーザ端末50は、本サーバ10より送信された不正行為通報受付フォーマットを受信する((730B)参照)。
【0194】
この際、第3ユーザ端末50のディスプレイに表示される不正行為通報受付フォーマットの画面は、たとえば図36に示すような形で表すことが出来る。
したがって、第3のユーザは、特定のユーザが行った不正な行為に該当する禁止内容に対応して設けられたチェックボックス203を選択(クリック)してレ印を付すことで、不正行為通報受付フォーマットに禁止内容を入力する((740B)参照)。
第3ユーザ端末50は、「送信」ボタン209が選択されたことを受けて、不正行為を行ったユーザIDと、禁止内容の指定情報と、を含む不正行為の通報情報を本サーバ10へ送信する((750B)参照)。
【0195】
本サーバ10は、第3ユーザ端末50より送信された不正行為の通報情報を受信する((760B)参照)。
次いで、本サーバ10は、通報情報に含まれる不正行為ユーザのユーザIDを特定する((770B)参照)。
さらに、本サーバ10は、特定したユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、特定のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報の登録有無を判別する((780B)参照)。
そして、本サーバ10は、特定のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報があった場合、その認証済情報を消去する((790B)参照)。
【0196】
また、本サーバ10は、特定したユーザIDに基づき認証情報DB2を参照して、関連付けて登録する不正行為ユーザを認証した認証ユーザIDを特定する((800B)参照)。
そして、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して、特定した認証ユーザIDの属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する((810B)参照)。
【0197】
次に、以上のような不正行為通報処理における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図38を参照しながら説明する。図38は、本発明に係る属性情報認証装置での不正行為通報処理の一例を示すフローチャートである。
まず、不正行為通報受信部21が、不正行為の通報を受信したか否か判別する(S121)。
その結果、不正行為通報受信部21が、不正行為の通報を受信した場合(Y)、引き続き不正行為処理部22が、通報情報に含まれる不正行為ユーザのユーザIDを特定する(S122)。
一方、不正行為通報受信部21が、不正行為の通報を受信していない場合(N)、不正行為通報受信部21は、不正行為の通報を受信したか否か判別を繰り返す(S121)。
【0198】
次いで、不正行為処理部22が、特定したユーザIDに基づきユーザ情報DB1を参照して、特定のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報の登録有無を判別する(S123)。
その結果、不正行為処理部22が、特定のユーザの属性情報に関連付けて認証済情報が登録されていることを判別した場合(Y)、引き続き、不正行為処理部22が、この認証済情報を消去する(S124)。
【0199】
さらに、不正行為処理部22が、特定したユーザIDに基づき認証情報DB2を参照して、関連付けて登録する不正行為ユーザを認証した認証ユーザIDを特定する(S125)。
一方、不正行為処理部22が、特定のユーザの属性情報に関連付けて認証済情報が登録されていることを判別できない場合(N)、不正行為処理部22が、特定したユーザIDに基づき認証情報DB2を参照して、関連付けて登録する不正行為ユーザを認証した認証ユーザIDを特定する(S125)。
そして、不正行為処理部22が、ユーザ情報DB1を参照して、特定した認証ユーザIDの属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去する(S126)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0200】
以上のように本実施の形態では、ネットワークサービスにおいて禁止されている不正な行為を行ったことが判明した場合、第1のユーザの属性情報の認証を行った第2のユーザや、第1のユーザでも第2のユーザでもない第3のユーザより不正行為の通報を受けることで、不正な行為を行った第1のユーザの属性情報を認証する認証済情報を消去することによって、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を担保することができる。
【0201】
また、本実施の形態においては、不正行為を行ったユーザを認証した認証ユーザ以外のユーザより不正行為の通報があった場合、不正行為処理部22が、さらに、友人関係情報DB3を参照して認証済情報の登録を消去した第1のユーザの第1ユーザIDと関連付けて記憶する第2ユーザIDを特定する。さらに、不正行為処理部22が、ユーザ情報DB1を参照して第2ユーザIDに基づき第2のユーザの属性情報に関連付けて登録する認証済情報を消去するものとしても良い。
これにより、不正な行為を行った第1のユーザの属性情報を認証した第2のユーザに対して連座責任を負わせることによって、いい加減なユーザの属性情報の認証を抑制し、ネットワークサービスに参加する他のユーザへの安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0202】
【図1】本発明に係る属性情報認証装置を用いた属性情報認証システムの概要を示す図である。
【図2】本発明に係る属性情報認証装置の実施形態の一例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明に係る属性情報認証装置の詳細な実施形態の一例を示すブロック構成図である。
【図4】本発明に係る属性情報認証装置が備えるユーザ情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図5】本発明に係る属性情報認証装置が備える認証関係情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図6】本発明に係る属性情報認証装置が備える友人関係情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図7】本発明に係る属性情報認証装置が備える認証履歴情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図8】本発明に係る属性情報認証装置が備える禁止条件情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図9】本発明に係る属性情報認証方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
【図10】本発明に係る属性情報認証方法における属性情報登録要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【図11】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示されたSNSサイトログイン画面の一例を示す模式図である。
【図12】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示されたメニュー選択画面の一例を示す模式図である。
【図13】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された招待メール画面の一例を示す模式図である。
【図14】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された招待メッセージ画面の一例を示す模式図である。
【図15】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された登録ID通知画面の一例を示す模式図である。
【図16】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報認証依頼画面の一例を示す模式図である。
【図17】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第3ユーザ端末のディスプレイに表示された認証後の第1ユーザ属性情報表示画面の一例を示す模式図である。
【図18】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報登録要求処理の一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報閲覧要求処理の一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明に係る属性情報認証方法における属性情報認証要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【図21】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報認証指示画面の一例を示す模式図である。
【図22】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報認証要求処理の一例を示すフローチャートである。
【図23】本発明に係る属性情報認証方法における属性情報変更認証要求処理の流れを示すシーケンス図である。
【図24】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報変更認証要求処理の一例を示すフローチャートである。
【図25】本発明に係る属性情報認証方法における属性情報認証者判別処理の流れを示すシーケンス図である。
【図26】本発明に係る属性情報認証装置での属性情報認証者判別処理の一例を示すフローチャートである。
【図27】本発明に係る属性情報認証方法における登録解除処理の流れを示すシーケンス図である。
【図28】本発明に係る属性情報認証装置での登録解除処理の一例を示すフローチャートである。
【図29】本発明に係る属性情報認証方法における友人関係登録解消処理の流れを示すシーケンス図である。
【図30】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された友人関係登録解消画面の一例を示す模式図である。
【図31】本発明に係る属性情報認証装置での友人関係登録解消処理の一例を示すフローチャートである。
【図32】本発明に係る属性情報認証方法における認証履歴閲覧処理の流れを示すシーケンス図である。
【図33】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された履歴情報画面の一例を示す模式図である。
【図34】本発明に係る属性情報認証装置での認証履歴閲覧処理の一例を示すフローチャートである。
【図35】本発明に係る属性情報認証方法における第1の不正行為通報処理の流れを示すシーケンス図である。
【図36】本発明に係る属性情報認証装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された不正行為通報画面の一例を示す模式図である。
【図37】本発明に係る属性情報認証方法における第2の不正行為通報処理の流れを示すシーケンス図である。
【図38】本発明に係る属性情報認証装置での不正行為通報処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0203】
DB1 ユーザ情報データベース(第1記憶部)、DB2 認証関係情報データベース(第2記憶部)、DB3 友人関係情報データベース(第3記憶部)、DB4 認証履歴情報データベース(第4記憶部)、DB5 禁止条件情報データベース(第5記憶部)、NW 通信ネットワーク、10 属性情報認証装置(本サーバ)、11 属性情報認証依頼処理部、12 属性情報認証処理部、13 属性情報閲覧要求処理部、14 招待情報処理部、15 属性登録要求受信部、16 属性認証要求受信部、17 属性変更要求受信部、18 登録解除処理部、19 登録解消処理部、20 履歴情報閲覧部、21 不正行為通報受信部、22 不正行為処理部、30 第1ユーザ端末、40 第2ユーザ端末、50 第3ユーザ端末。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証するための装置であって、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、
前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信する属性情報認証依頼処理手段、
前記属性情報認証依頼処理手段での属性情報認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する属性情報認証処理手段、
を備えることを特徴とする属性情報認証装置。
【請求項2】
前記属性情報認証処理手段での認証済情報の登録後、何れかのユーザ端末より、前記第1のユーザを指定する第1ユーザ識別情報と共に、前記第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき所定の属性情報を抽出すると共に、この属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別し、前記認証済情報が登録されていたとき、前記認証済情報が有ることを前記ユーザ端末上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成し、抽出した前記第1のユーザの属性情報と共に、生成した前記属性認証表示情報を前記ユーザ端末へ送信し、一方、前記認証済情報が登録されていないとき、抽出した前記第1のユーザの属性情報を前記ユーザ端末へ送信する属性情報閲覧要求処理手段、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の属性情報認証装置。
【請求項3】
前記第2ユーザ端末より、前記第2ユーザ識別情報を含む新規ユーザの招待要求を受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、前記第2のユーザが指定するユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信し、さらに、招待メッセージを生成して、前記第2のユーザが指定するユーザを第1のユーザとして、この第1のユーザの連絡先情報に基づいて前記招待メッセージを第1ユーザ端末に対して送信する招待情報処理手段、
前記招待情報処理手段での招待メッセージの送信に応じて、前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの属性情報を含む登録要求を前記所定の要求として受信する属性登録要求受信手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証依頼処理手段は、前記登録要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記招待情報処理手段で受信した第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記属性情報認証依頼を第2ユーザ端末に対して送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の属性情報認証装置。
【請求項4】
前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの属性情報の認証要求を前記所定の要求として受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から前記第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザ識別情報を含む属性情報認証指示を受信する属性認証要求受信手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証依頼処理手段は、前記認証要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記属性認証要求受信手段で受信した第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記属性情報認証依頼を第2ユーザ端末に対して送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の属性情報認証装置。
【請求項5】
前記属性情報認証処理手段での認証済情報の登録に応じ、属性情報が認証された被認証者である前記第1ユーザ識別情報と、属性情報を認証した認証者である前記第2ユーザ識別情報とを互いに関連付けて記憶する第2記憶手段、
前記第1ユーザ端末より、当該第1ユーザ識別情報と共に、前記第1記憶手段に記憶する属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を受信すると共に、変更属性情報を受信する属性変更要求受信手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証依頼処理手段は、前記属性変更要求受信手段での属性変更要求の受信に応じて、前記第2記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき関連付けて記憶した前記第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記変更属性情報の認証を依頼する属性情報変更認証依頼情報を第2ユーザ端末に対して送信し、
前記属性情報認証処理手段は、前記属性情報認証依頼処理手段での属性情報変更認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に登録する前記認証済情報を維持し、一方、前記第1のユーザが変更する属性情報を認証しないことを示す認証拒否情報を受信したとき、もしくは所定の期間以内に前記第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報を受信しなかったとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に登録する前記認証済情報を消去する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の属性情報認証装置。
【請求項6】
前記属性情報認証依頼処理手段は、前記第1ユーザ端末より前記所定の要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報に基づいて当該第2のユーザの属性情報と関連付けて登録する前記認証済情報の有無を判別し、前記認証済有情報が登録されていたとき、前記属性情報認証依頼を前記第2ユーザ端末へ送信し、一方、前記認証済情報が登録されていないとき、前記第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を前記第1ユーザ端末へ送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の属性情報認証装置。
【請求項7】
前記第2ユーザ端末より、第2ユーザ識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1記憶部に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を受信し、前記第2ユーザ識別情報に基づき前記第1記憶部に記憶する属性情報の登録を消去する登録解除処理手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証処理手段は、前記登録解除処理手段での属性情報の消去に応じて、前記第2記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報と関連付けて記憶する第1ユーザ識別情報を特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき当該第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する前記認証済情報を消去する、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の属性情報認証装置。
【請求項8】
前記ユーザ同士が友人関係にあることを示し、互いの識別情報を関連付けて記憶する第3記憶手段、
前記第2ユーザ端末より、第2ユーザ識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第3記憶部に記憶する友人関係の登録解消を要求する第1ユーザ識別情報とを含む友人関係登録解消要求を受信し、前記第2ユーザ識別情報に基づき前記第3記憶部に記憶する友人関係の登録を解消する登録解消処理手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証処理手段は、前記登録解消処理手段での友人関係の解消に応じて、前記第3記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報と関連付けて記憶する第1ユーザ識別情報を特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき当該第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する前記認証済情報を消去する、
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の属性情報認証装置。
【請求項9】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証するための方法であって、
属性情報認証依頼処理手段が、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信するステップ、
属性情報認証処理手段が、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録するステップ、
を有していることを特徴とする属性情報認証方法。
【請求項10】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証することを実行させるためにコンピュータを、
前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信する手段、
前記属性情報認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する手段、
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項1】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証するための装置であって、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、
前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信する属性情報認証依頼処理手段、
前記属性情報認証依頼処理手段での属性情報認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する属性情報認証処理手段、
を備えることを特徴とする属性情報認証装置。
【請求項2】
前記属性情報認証処理手段での認証済情報の登録後、何れかのユーザ端末より、前記第1のユーザを指定する第1ユーザ識別情報と共に、前記第1のユーザが登録する属性情報のうち少なくとも1以上の項目からなる属性情報の閲覧を要求する属性情報閲覧要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき所定の属性情報を抽出すると共に、この属性情報と関連付けて登録する認証済情報の有無を判別し、前記認証済情報が登録されていたとき、前記認証済情報が有ることを前記ユーザ端末上にて視覚的に識別可能に表示する属性認証表示情報を生成し、抽出した前記第1のユーザの属性情報と共に、生成した前記属性認証表示情報を前記ユーザ端末へ送信し、一方、前記認証済情報が登録されていないとき、抽出した前記第1のユーザの属性情報を前記ユーザ端末へ送信する属性情報閲覧要求処理手段、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の属性情報認証装置。
【請求項3】
前記第2ユーザ端末より、前記第2ユーザ識別情報を含む新規ユーザの招待要求を受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを利用するために属性情報の登録を勧めるメッセージと、前記第2のユーザが指定するユーザの連絡先情報と、を含む招待情報を受信し、さらに、招待メッセージを生成して、前記第2のユーザが指定するユーザを第1のユーザとして、この第1のユーザの連絡先情報に基づいて前記招待メッセージを第1ユーザ端末に対して送信する招待情報処理手段、
前記招待情報処理手段での招待メッセージの送信に応じて、前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの属性情報を含む登録要求を前記所定の要求として受信する属性登録要求受信手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証依頼処理手段は、前記登録要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記招待情報処理手段で受信した第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記属性情報認証依頼を第2ユーザ端末に対して送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の属性情報認証装置。
【請求項4】
前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの属性情報の認証要求を前記所定の要求として受信すると共に、前記ネットワークサービスサイトを既に利用しているユーザの中から前記第1のユーザが指定するユーザを第2のユーザとする第2ユーザ識別情報を含む属性情報認証指示を受信する属性認証要求受信手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証依頼処理手段は、前記認証要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記属性認証要求受信手段で受信した第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記属性情報認証依頼を第2ユーザ端末に対して送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の属性情報認証装置。
【請求項5】
前記属性情報認証処理手段での認証済情報の登録に応じ、属性情報が認証された被認証者である前記第1ユーザ識別情報と、属性情報を認証した認証者である前記第2ユーザ識別情報とを互いに関連付けて記憶する第2記憶手段、
前記第1ユーザ端末より、当該第1ユーザ識別情報と共に、前記第1記憶手段に記憶する属性情報の登録変更を希望する属性変更要求を受信すると共に、変更属性情報を受信する属性変更要求受信手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証依頼処理手段は、前記属性変更要求受信手段での属性変更要求の受信に応じて、前記第2記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき関連付けて記憶した前記第1のユーザの属性情報の認証者である第2ユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報に基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、さらに、当該連絡先情報に基づいて前記変更属性情報の認証を依頼する属性情報変更認証依頼情報を第2ユーザ端末に対して送信し、
前記属性情報認証処理手段は、前記属性情報認証依頼処理手段での属性情報変更認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に登録する前記認証済情報を維持し、一方、前記第1のユーザが変更する属性情報を認証しないことを示す認証拒否情報を受信したとき、もしくは所定の期間以内に前記第1のユーザが変更する属性情報を認証したことを示す再認証情報を受信しなかったとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に登録する前記認証済情報を消去する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の属性情報認証装置。
【請求項6】
前記属性情報認証依頼処理手段は、前記第1ユーザ端末より前記所定の要求を受信したとき、前記第1記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報に基づいて当該第2のユーザの属性情報と関連付けて登録する前記認証済情報の有無を判別し、前記認証済有情報が登録されていたとき、前記属性情報認証依頼を前記第2ユーザ端末へ送信し、一方、前記認証済情報が登録されていないとき、前記第2のユーザには属性情報の認証を行う権限が無いことを知らせる旨の属性認証不可通知を前記第1ユーザ端末へ送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の属性情報認証装置。
【請求項7】
前記第2ユーザ端末より、第2ユーザ識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1記憶部に記憶する属性情報の登録解除を要求する登録解除要求を受信し、前記第2ユーザ識別情報に基づき前記第1記憶部に記憶する属性情報の登録を消去する登録解除処理手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証処理手段は、前記登録解除処理手段での属性情報の消去に応じて、前記第2記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報と関連付けて記憶する第1ユーザ識別情報を特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき当該第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する前記認証済情報を消去する、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の属性情報認証装置。
【請求項8】
前記ユーザ同士が友人関係にあることを示し、互いの識別情報を関連付けて記憶する第3記憶手段、
前記第2ユーザ端末より、第2ユーザ識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第3記憶部に記憶する友人関係の登録解消を要求する第1ユーザ識別情報とを含む友人関係登録解消要求を受信し、前記第2ユーザ識別情報に基づき前記第3記憶部に記憶する友人関係の登録を解消する登録解消処理手段、
をさらに備え、
前記属性情報認証処理手段は、前記登録解消処理手段での友人関係の解消に応じて、前記第3記憶手段を参照して前記第2ユーザ識別情報と関連付けて記憶する第1ユーザ識別情報を特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して前記第1ユーザ識別情報に基づき当該第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて登録する前記認証済情報を消去する、
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の属性情報認証装置。
【請求項9】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証するための方法であって、
属性情報認証依頼処理手段が、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信するステップ、
属性情報認証処理手段が、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録するステップ、
を有していることを特徴とする属性情報認証方法。
【請求項10】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用する条件として自らの特徴を表す属性情報を登録するユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが登録する少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、当該ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、第1のユーザの前記属性情報を第2のユーザが認証することを実行させるためにコンピュータを、
前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より所定の要求を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報と共に、この属性情報の認証を依頼する属性情報認証依頼情報を、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末へ送信する手段、
前記属性情報認証依頼情報の送信に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザが登録する属性情報を認証したことを示す認証情報を受信したとき、前記第1のユーザが登録する属性情報に関連付けて前記第1記憶手段に前記認証情報を受信したことを示す認証済情報を登録する手段、
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【公開番号】特開2009−163445(P2009−163445A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−341391(P2007−341391)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【特許番号】特許第4201284号(P4201284)
【特許公報発行日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(500481732)株式会社メキキ (15)
【出願人】(501091833)メキキ・クリエイツ株式会社 (56)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【特許番号】特許第4201284号(P4201284)
【特許公報発行日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(500481732)株式会社メキキ (15)
【出願人】(501091833)メキキ・クリエイツ株式会社 (56)
【Fターム(参考)】
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