説明

履物製品用のインサート及び該インサートを製造する方法

耐久性及び可撓性が高められていると共に、履物の側部に沿って露呈したときに親指による可撓性テストが申し分のない、履物用インサート。当該インサートは、可撓性ケーシングによって少なくとも部分的に囲まれている圧縮性芯材を有する。可撓性ケーシングは、当該可撓性ケーシングへの当該圧縮性芯材の挿入に十分であるが当該圧縮性芯材を保持するのに十分な材料は残しているサイズの開いた窓を有する。当該可撓性ケーシングの周部は、圧縮性芯材の周面の少なくとも一部分から離間しており、足が圧縮性芯材に圧力をかけるのを妨げない。インサートを製造する方法も提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[背景技術]
起立及び歩行等の通常の活動の際、個人の足は相当な衝撃力を受ける。衝撃力は走行及び跳躍等の身体活動の際に特に強いものとなる。適当なクッション性及び支持性を与える履物は、このような衝撃力が原因となる不快、苦痛、疲労、及び損傷を足に与えないようにすることができる。
【0002】
この衝撃力を吸収するために、着用者の足の衝撃を和らげるのに履物に用いられる数多くのクッション性要素又はインサートが長年にわたり開発されている。かかるクッション性要素又はインサートの多くは、少なくとも部分的に圧縮性材料から作製される。ソール部を形成するのに、エチレンビニルアセテート(EVA)及びポリウレタン(PU)等の発泡材料が、軽量及び等方性のクッション特性等のその有利な特性を有するため、履物産業において広く用いられている。
【0003】
Frachey他の米国特許第5,092,060号及び同第5,369,896号は、複数のたる形要素を含んでいるインサートを有するスポーツ靴を開示している。このたる形要素は、加圧下に弾性変形可能であると共に、塑性材料(物質)から成る気密ケーシング内部に封入されている。また、インサートは足の踵に相当する位置で、ウェッジ内に設けられた着座部に配置され、着座部の周囲壁部によって包囲される。
【0004】
しかしながら、複数のたる形要素は、各要素の上方に、個々の圧力点を生じる可能性があるため、不均一な圧力分布となる。さらに、購入する靴を選ぶにあたりよく行うことであるが、消費者が靴のソールの可撓性又は弾性を確認するために親指で靴の側部を押したときに、靴は、外側からは柔らかくも可撓性があるようにも感じられないため、親指によるテストが十分なものではないであろう。
【0005】
Donzisの米国特許第4,874,640号及び同第5,235,715号は、衝撃力を吸収及び分散するための複合材を開示している。この複合材は、内隙を画定する可撓性プラスチック筐体を有する。可撓性筐体は空気に対して概ね不透過性であり、その内圧を変えることが可能である。複合材はさらに、内隙を充填すると共にその内部に保持されて内隙の外表面から内表面のほぼ全体にわたって接合される発泡芯材を有する。内隙は衝撃吸収度を高くするために加圧されることができる。複合材を製造する方法は、固形分を調整したプレポリマーの溶液/懸濁液を発泡芯材に塗布することによって外郭を形成することを含み、また、発泡芯材をコーティングする前に発泡芯材を予熱する工程を含むこともできる。このような空気嚢における高い膨張圧に耐えるために、発泡芯材は高強度を有さねばならず、これには、高強度発泡体の使用が必要とされる。発泡体の密度が高いほど、空気嚢内で得られる空隙は少ない。したがって、空気嚢の空気量が減れば、空気により与えられるクッション性の利点が減る。さらに、クッション性を与えるのに内圧を上げることに依存している空気嚢は穿刺及び漏洩を被りやすい。
【0006】
Kilgore他の米国特許第5,343,639号及び同第5、353,523号は、上板と下板との間に配置されている1つ又は複数の気泡柱(foam columns)を含む、靴用のミッドソールを開示している。この気泡柱は外表面に形成されている溝を有し得る。1つ又は複数の弾性リングが気泡柱のまわりに配置され、この溝内で取り外し可能に使用できるため、気泡柱の剛性を調整することができる。他の実施形態では、膨張可能なガス嚢が中空領域内に配置される。かかるミッドソールの構造及び製造は非常に複雑である。
【発明の開示】
【0007】
上述したように、これらの構造は全て、全く十分というわけではない。さらに、靴のソール内の発泡体等の圧縮性材料は、特に顕著には、靴のソールが頻繁に摩耗を被ると共に過剰な熱及び湿気に晒される場合に、時間が経つにつれ破損する傾向が高い、その結果、ソールが変色すると共によれよれになった外観となり、美観的に望ましくないだけでなく、それらソールの衝撃吸収能力に影響を及ぼしかねない。したがって、圧縮性材料の有利な特性全てを保持すると共に上記の構造の欠点を排除しつつ、耐久性及び可撓性が改善されている履物用の衝撃を和らげるインサートが依然として必要とされている。
【0008】
[発明の概要]
本発明の一目的は、足の或る領域に適当にクッション性及び支持性を与えると共に耐久性があり製造し易い、履物用のインサートを提供することである。
【0009】
本発明の別の一目的は、履物製品に組み込まれた場合に美しさの点ですぐれていることが望ましく、親指による可撓性テストにおいて申し分のない、履物用のインサートを提供することである。
【0010】
本発明の一態様によれば、履物製品用のインサートであって、
足により圧力がかけられる、上面、底面、及び周面を有する圧縮性芯材と、
圧縮性芯材の少なくとも一部分を囲む、上部、底部、及び周部を有する可撓性ケーシングであって、当該可撓性ケーシングは開いた窓を有し、この窓は可撓性ケーシングへの圧縮性芯材の挿入に十分であるが圧縮性芯材を保持するのに十分な材料は残しているサイズを有し、可撓性ケーシングの周部は、圧縮性芯材の周面の少なくとも一部分から離間しており、足が圧縮性芯材に圧力をかけるのを妨げない、可撓性ケーシングと
を備える、履物製品用のインサートが提供される。
【0011】
本発明の別の一態様によれば、履物製品用のインサートであって、
上面、底面、及び周面を有する圧縮性芯材と、
圧縮性芯材の少なくとも一部分を囲む、上部、底部、及び周部を有する可撓性ケーシングであって、当該可撓性ケーシングは開いた窓を有し、この窓は可撓性ケーシングへの圧縮性芯材の挿入に十分であるが圧縮性芯材を保持するのに十分な材料は残しているサイズを有し、可撓性ケーシングの周部は、圧縮性芯材の周面の少なくとも一部分から離間しており、足が圧縮性芯材に圧力をかけるのを妨げない、可撓性ケーシングと
を備える、履物製品用のインサートであって、
上記インサートはその上面又は底面に第1の圧縮性を有し、その周面に第2の圧縮性を有し、第2の圧縮性は第1の圧縮性よりも好ましくは少なくとも約10%、例えば約10〜40%、さらに好ましくは少なくとも20%、例えば約20〜50%、最も好ましくは少なくとも約30%、例えば約30〜60%大きい、履物製品用のインサートが提供される。
【0012】
本発明のさらに別の一態様によれば、インサートは、可撓性ケーシングの開いた窓を少なくとも部分的に覆うキャップをさらに有し得る。
【0013】
本発明の他の一態様によれば、履物製品であって、インサートを受け入れるように形成されている部分を有するソールと、インサートを受け入れるように形成されている上述の部分に取り付けられる、本発明によるインサートとを備える、履物製品が提供される。
【0014】
本発明による別の態様によれば、履物製品用のインサートを製造する方法であって、
上面、底面、及び周面を有する圧縮性芯材を用意すること、
圧縮性芯材の少なくとも一部分を囲む、上部、底部、及び周部を有する可撓性ケーシングを形成することであって、可撓性ケーシングは開いた窓を有し、この窓は可撓性ケーシングへの圧縮性芯材の挿入に十分であるが圧縮性芯材を保持するのに十分な材料は残しているサイズを有する、可撓性ケーシングを形成すること、
可撓性ケーシングの内表面の所定領域に接着剤を塗布すること、及び
圧縮性芯材を可撓性ケーシングの内表面と接触させること
を含む方法が提供される。
【0015】
本発明の別の一態様によれば、当該方法は、可撓性材料シートを用意すること、
可撓性材料シートからキャップをダイカットすること、及び
可撓性ケーシングの窓を少なくとも部分的に覆うように、接合された可撓性ケーシング及び圧縮芯材にキャップがシールされること
をさらに含む。
【0016】
本発明のさらに別の一態様によれば、履物製品用のインサートを製造する方法であって、
上面、底面、及び周面を有する圧縮性芯材を用意すること、
圧縮性芯材の少なくとも一部分を囲む、上部、底部、及び周部を有する可撓性ケーシングを形成することであって、可撓性ケーシングは開いた窓を有し、この窓は可撓性ケーシングへの圧縮性芯材の挿入に十分であるが圧縮性芯材を保持するのに十分な材料は残しているサイズを有する、可撓性ケーシングを形成すること、
可撓性ケーシングの内表面を露呈させるように可撓性ケーシングを裏返すこと、
可撓性ケーシングの内表面の所定領域に接着剤を塗布すること、
可撓性ケーシングを元に返すこと、及び
圧縮性芯材を可撓性ケーシングの内表面と接触させること
を含む方法が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
[発明の詳細な説明]
本発明は、添付の図面と共に好適な実施形態の以下の説明からよりよく理解することができる。本明細書に挙げた本発明の記載の実施形態は典型的且つ例示的にすぎず、限定的ではないことは当業者には明らかであろう。本明細書中に開示される特徴は全て、別段に明記しない限り、同じ又は同様の目的を果たす代替的な特徴を代わりに用いてもよい。したがって、本発明の変更形態の多くの他の実施形態は、本発明の範囲及びその均等物内にあるものと意図される。
【0018】
図1〜図3は、ソール4の踵部3における本発明の一対のインサートの好適な一実施形態を採用している例示的なソールを示す。当該ソールは、インソール36、ミッドソール37、及びアウトソール38から成る。一対のインサートは第1のインサート1及び第2のインサート2を有する。第1のインサート1は台形状を有し、第2のインサート2は腎臓状である。種々の異なる寸法のソールに対する配置及び収容を容易にするために、ソール内に、図1に示す特定の形状の2つのインサートを組み込むことが好ましい。しかしながら、足の選択領域に対して所望のクッション性及び支持性を与えるソールの任意の部分に適正に配置することができる、1つの大きなインサート又は3つ以上のインサートも意図される。インサートは靴の曲げ線で最適に曲がるような様々な形状を含み得る。
【0019】
図4〜図6を参照すると、インサート1、2はそれぞれ、上面7、8、底面9、10、及び周面11、12を有し、足により圧力がかけられる圧縮性芯材5、6と、圧縮性芯材5、6の少なくとも一部分を囲み、上部15、16、底部17、18、及び周部19、20を有する可撓性ケーシング13、14とを有する。可撓性ケーシングは上部15、16の一部分に開いた窓21、22を有する。この窓は、好適な実施形態では可撓性ケーシングの上部に形成されているが、可撓性ケーシングの任意の部分、例えば、可撓性ケーシングの底部又は周部に形成されてもよいことも意図される。開いた窓21、22は、可撓性ケーシング13、14への圧縮性芯材5、6の挿入に十分であるが圧縮性芯材5、6を保持するのに十分な材料は残しているサイズを有する。開いた窓は、圧縮性芯材(単数又は複数)を当該窓から可撓性ケーシングに挿入することができる限り、スリット又はスリット状開口ほど小さいものとすることができる。可撓性ケーシング13、14の周部19、20は、圧縮性芯材5、6の周面11、12の少なくとも一部分から離間しており、足が圧縮性芯材5、6に圧力をかけるのを妨げない。
【0020】
圧縮性芯材5、6及び可撓性ケーシング13、14は、例えば、窓の縁に沿って且つ/又は圧縮性芯材の底面の少なくとも一部分にある接着剤によって接合することができる。好ましくは、接着剤を用いる場合、接着剤は、可撓性ケーシングのうち、インサートが履物製品に組み込まれた後で露呈するであろう部分の透明性を損なうことはない。
【0021】
可撓性ケーシング13、14の周部19、20は、圧縮性芯材5、6の周面11、12の少なくとも一部分から約1〜8mm、好ましくは約1〜5mm、さらに好ましくは約1〜3mm離間しており、圧縮性芯材5、6と可撓性ケーシング13、14との間に周方向の空隙を形成する。可撓性ケーシング13、14の周部19、20は、周方向に沿って圧縮性芯材5、6の周面11、12から均一に離間されていなくてもよく、また、数箇所で圧縮性芯材と接触していてもよい。
【0022】
圧縮性芯材用の材料は、好ましくは発泡材料又は任意の適した弾性クッション性材料である。圧縮性芯材用の材料は以下の例示的な材料:エチルビニルアセテート(EVA)コポリマー、熱硬化ポリエーテル及びポリエステルウレタン、イソプレンゴム、ポリオレフィン、天然ゴム及び合成ゴムを含むエチルビニルアセテートコポリマーブレンド、並びにそれらのブレンド又は組み合わせから選択することができるが、他の適した材料も意図されることに留意されたい。EVAコポリマーが圧縮性芯材に好適な材料である。圧縮性芯材はまた、例えば積層形態の2つ以上の材料の組み合わせであってもよい。
【0023】
可撓性ケーシング用の材料は、塑性材料又は耐久性及び可撓性がある任意の材料であってもよい。好ましくは、可撓性ケーシング用の材料は、圧縮性芯材の装飾パターンが所望の視覚効果のために可撓性ケーシングを通して見ることができるように透明又は半透明である。可撓性ケーシング用の材料は以下の例示的な材料:熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル−TPU、ポリエーテル−TPU、ポリエステル−ポリエーテルTPU、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、熱可塑性エチルビニルアセテート、スチレンブタジエンスチレン、天然ゴム及び合成ゴムを含むTPUブレンド、並びにそれらのブレンド又は組み合わせから選択することができるが、他の適した材料も意図されることに留意されたい。TPUは可撓性ケーシング用の好適な材料である。
【0024】
図7は本発明の別の例示的な一実施形態を示す。インサート21、22はそれぞれ、圧縮性芯材25、26と、当該圧縮性芯材25、26の少なくとも一部分を囲む、開いた窓27、28を有する可撓性ケーシング23、24とを有する。インサート21、22はそれぞれ、窓27、28を覆うキャップ29、30をさらに有する。図7では、さらによく示すためにキャップ29、30はインサート21、22と分離している。キャップは少なくとも部分的に、好ましくは完全に窓を覆う。
【0025】
図8は、本発明の他の例示的な一実施形態を示す。インサート121、122はそれぞれ、圧縮性芯材125、126と、当該圧縮性芯材125、126の少なくとも一部分を囲む、開いた窓を有する可撓性ケーシング123、124とを有する。インサート121、122はそれぞれ、キャップ129、130をさらに有する。好ましくは、キャップは窓のサイズよりも若干大きい。キャップは窓の縁に沿ってシールされることができる。
【0026】
また、キャップは塑性材料等の可撓性材料から成る別品である必要はないことも意図される。ミッドソール又はインソール等、インサートの上に重なるソールの一部をキャップとして解釈することができる。
【0027】
キャップ用の材料は、好ましくは可撓性ケーシングと同じであり、例えば塑性材料又は耐久性及び可撓性がある任意の材料である。キャップ用の材料は以下の例示的な材料:熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル−TPU、ポリエーテル−TPU、ポリエステル−ポリエーテルTPU、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、熱可塑性エチルビニルアセテート、スチレンブタジエンスチレン、天然ゴム及び合成ゴムを含むTPUブレンド、並びにそれらのブレンド又は組み合わせから選択することができるが、他の適した材料も意図されることに留意されたい。TPUがキャップに好適な材料である。
【0028】
図9を参照すると、図4〜図6に示す第1のインサート1及び第2のインサート2に含まれている第1の圧縮性芯材5及び第2の圧縮性芯材6は各自の周面に複数のリブ31、32を有する。図10に示すように、リブのほかに、圧縮性芯材はその周面にさらなる装飾パターン33を有し得る。装飾効果のために、圧縮性芯材はその表面の任意の箇所、適切な場合は、好ましくは周面、最も好ましくは外縁に位置する任意の装飾パターン(例えば円形/楕円形の構成/パターン)を含み得る。プリントパターン又はプリント形成部等の装飾パターンが、適切な場合は可撓性ケーシング上にあってもよい。これらの形成部/パターンのそれぞれは、視覚的印象のために色彩がさらに改善されていてもよい。圧縮性芯材は、好ましくは単一要素、例えば等方性発泡体(isotropic foam)である。使用者の足への作用を最適にするために、また、適切な場合は重量を最小限にするために、圧縮性芯材はその上面及び底面に1つ又は複数の孔、リブ、又は他の形成部/パターンを有していてもよく又は全く何も有していなくてもよい。
【0029】
図11は、図4〜図6に示すインサートをソールの踵部35内に組み込んでいる靴34を示す。インサート2は靴34の外側に露呈している。インサート1は靴の内側に露呈している(この露呈は図示せず)。可撓性ケーシングと圧縮性芯材との間に空隙が存在することにより、組み込まれているインサートを靴の側部から親指で押してソールの弾性をテストした際に柔らかく可撓性があると感じる。インサートは、インサートの上面及びインサートの底面に第1の圧縮性があり、インサートの周面に第2の圧縮性がある。第2の圧縮性は第1の圧縮性よりも好ましくは少なくとも約10%、例えば約10〜40%、さらに好ましくは少なくとも20%、例えば約20〜50%、最も好ましくは少なくとも約30%、例えば約30〜60%大きい。
【0030】
さらに、圧縮性芯材の装飾リブ32及びさらなる装飾パターン33は透明な可撓性ケーシングを通して見ることができる。したがって、本発明のインサートを組み込んでいる靴は、足に適当なクッション性及び支持性を与えるだけでなく、所望の視覚効果を与えると共に親指による可撓性テストが申し分ないために消費者にとって魅力的でもある。
【0031】
好ましくは、インサートの少なくとも一部分が靴から周縁付近に、例えば靴の内側及び外側に沿って露呈し、触れるようになっている。インサートが靴の任意の表面(底面及び後縁を含む)に露呈し得ることも意図される。
【0032】
図12及び図13を参照すると、本発明によるインサートは可撓性ケーシング14を先に形成することにより製造することができる。可撓性ケーシングは上部16、底部20、及び周部18を有する。可撓性ケーシングは上部16の一部分に開いた窓22を有する。この窓は、好適な実施形態では可撓性ケーシングの上部に形成されているが、可撓性ケーシングの任意の部分、例えば可撓性ケーシングの底部又は周部に形成されてもよいことが意図される。窓は、可撓性ケーシングに圧縮性芯材を挿入するのに十分であるが圧縮性芯材を保持するのに十分な材料を残しているサイズを有する。開いた窓を有する可撓性ケーシングは、好ましくは、射出成形及びブロー成形等、成形によって直接形成される。しかしながら、可撓性ケーシングはまた、閉鎖可撓性ケーシング又はより小さな窓を有する可撓性ケーシングを先に形成し、次いで、可撓性ケーシングの適当な場所に所望の寸法の窓を形成するように当該ケーシングをカットすることによって形成されてもよいことが意図される。
【0033】
次いで、形成された可撓性ケーシングの内表面の所定領域に接着剤を塗布する。接着剤の塗布の便宜をはかるために、可撓性ケーシングを裏返してその内表面を露呈させ、次いで元に返す。所定領域は、最終のインサート製品内の圧縮性芯材と接触することになる領域の少なくとも一部分である。図13に示す好適な一実施形態では、接着剤は、窓40の周縁に沿って、且つ/又は圧縮性芯材39の底面に対応する領域の少なくとも一部分に塗布される。
【0034】
次に、圧縮性芯材と可撓性ケーシングが接着剤により接着されるように可撓性ケーシングの内表面と接触させるために、圧縮性芯材を窓から可撓性ケーシングに挿入するか又は押し込む。圧縮性芯材を可撓性ケーシングの内表面と接触させる前に可撓性ケーシングを元に返すことが好ましいが、圧縮性芯材を可撓性ケーシングの内表面と接触させた後で可撓性ケーシングを元に返してもよいことが意図される。
【0035】
窓用のキャップを有するインサートの別の好適な一実施形態を実施するために、キャップを塑性材料シートからダイカットしてもよい。次いで、接合された可撓性ケーシング及び圧縮性芯材にキャップがシールされ、可撓性ケーシングの窓を少なくとも部分的に覆うようにする。
【0036】
本発明の各種実施形態及び個々の特徴を示し説明してきたが、当業者には、種々の他の変形及び変更を本発明の精神及び範囲から逸脱せずに行うことができることは自明であろう。同様に当業者には明らかであるように、上記に教示されている実施形態及び特徴の種々の組み合わせが可能であり、本発明の好適な実施を得ることができる。したがって、かかる変形及び変更は、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明による例示的なインサートを組み込んでいる、ソールの上面図である。
【図2】図1の線A−A’に沿った縦断面図である。
【図3】図1の線B−B’に沿った横断面図である。
【図4】本発明による履物用の例示的な第1のインサート及び第2のインサートの上面図である。
【図5】図4の線C−C’に沿った縦断面図である。
【図6】図4の線D−D’に沿った横断面図である。
【図7】本発明によるキャップを有するインサートの別の例示的な一実施形態の横断面図である。
【図8】本発明によるキャップを有するインサートのさらに例示的な一実施形態の横断面図である。
【図9】図4に記載の第1のインサート及び第2のインサートに含まれている第1の圧縮性芯材及び第2の圧縮性芯材の上面図である。
【図10】圧縮性芯材の側面図である。
【図11】図4〜図6に示すインサートを組み込んでいる例示的な一履物製品の横から見た側面図である。
【図12】第2のインサート用の可撓性ケーシングの上面図である。
【図13】図12の線E−E’に沿った縦断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
履物製品用のインサートであって、
足により圧力がかけられる、上面、底面、及び周面を有する圧縮性芯材と、
前記圧縮性芯材の少なくとも一部分を囲む、上部、底部、及び周部を有する可撓性ケーシングであって、
該可撓性ケーシングは開いた窓を有し、
該開いた窓は、該可撓性ケーシングへの前記圧縮性芯材の挿入に十分であるが該圧縮性芯材を保持するのに十分な材料は残しているサイズを有し、
該可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から離間しており、足が前記圧縮性芯材に圧力をかけるのを妨げない、可撓性ケーシングと
を備える、履物製品用のインサート。
【請求項2】
前記圧縮性芯材は発泡材料を含む、請求項1に記載のインサート。
【請求項3】
前記圧縮性芯材は、以下の材料:
エチルビニルアセテートコポリマー、熱硬化ポリエーテル及びポリエステルウレタン、イソプレンゴム、ポリオレフィン、天然ゴム及び合成ゴムを含むエチルビニルアセテートコポリマーブレンドのうち
少なくとも1つ、並びにそれらのブレンド及び組み合わせを含む、請求項1に記載のインサート。
【請求項4】
前記可撓性ケーシングは塑性材料を含む、請求項1に記載のインサート。
【請求項5】
前記可撓性ケーシングは、以下の材料:
熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル−TPU、ポリエーテル−TPU、ポリエステル−ポリエーテルTPU、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、熱可塑性エチルビニルアセテート、スチレンブタジエンスチレン、天然ゴム及び合成ゴムを含むTPUブレンドのうち
少なくとも1つ、並びにそれらのブレンド及び組み合わせを含む、請求項1に記載のインサート。
【請求項6】
前記可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から約1〜8mm離間している、請求項1に記載のインサート。
【請求項7】
前記可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から約1〜5mm離間している、請求項1に記載のインサート。
【請求項8】
前記可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から約1〜3mm離間している、請求項1に記載のインサート。
【請求項9】
前記圧縮性芯材は、装飾効果用に、前記周面上に形成される少なくとも1つのリブ又は他の装飾パターンを有する、請求項1に記載のインサート。
【請求項10】
前記圧縮性芯材及び前記可撓性ケーシングは、前記開いた窓の周縁に沿って、且つ/又は前記圧縮性芯材の前記底面の少なくとも一部分で、接着剤によって接合される、請求項1に記載のインサート。
【請求項11】
周方向の空隙が前記圧縮性芯材と前記可撓性ケーシングとの間に形成される、請求項10に記載のインサート。
【請求項12】
前記開いた窓を少なくとも部分的に覆うキャップをさらに有する、請求項1に記載のインサート。
【請求項13】
前記キャップは塑性材料を含む、請求項12に記載のインサート。
【請求項14】
前記キャップは、以下の材料:
熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル−TPU、ポリエーテル−TPU、ポリエステル−ポリエーテルTPU、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、熱可塑性エチルビニルアセテート、スチレンブタジエンスチレン、天然ゴム及び合成ゴムを含むTPUブレンドのうち
少なくとも1つ、並びにそれらのブレンド及び組み合わせを含む、請求項12に記載のインサート。
【請求項15】
前記開いた窓は、前記可撓性ケーシングの前記上部に位置する、請求項1に記載のインサート。
【請求項16】
前記インサートはその上面又は底面に第1の圧縮性を有し、その周面に第2の圧縮性を有し、該第2の圧縮性は該第1の圧縮性よりも少なくとも約10%大きい、請求項1に記載のインサート。
【請求項17】
前記インサートはその上面又は底面に第1の圧縮性を有し、その周面に第2の圧縮性を有し、該第2の圧縮性は該第1の圧縮性よりも少なくとも約20%大きい、請求項1に記載のインサート。
【請求項18】
前記インサートはその上面又は底面に第1の圧縮性を有し、その周面に第2の圧縮性を有し、該第2の圧縮性は該第1の圧縮性よりも少なくとも約30%大きい、請求項1に記載のインサート。
【請求項19】
前記インサートはその上面又は底面に第1の圧縮性を有し、その周面に第2の圧縮性を有し、該第2の圧縮性は該第1の圧縮性よりも少なくとも約10〜40%大きい、請求項1に記載のインサート。
【請求項20】
履物製品であって、
インサートを受け入れるように形成されている部分を有するソールと、
インサートを受け入れるように形成されている前記部分に取り付けられるインサートであって、
足により圧力がかけられる、上面、底面、及び周面を有する圧縮性芯材と、
前記圧縮性芯材の少なくとも一部分を囲む、上部、底部、及び周部を有する可撓性ケーシングであって、
該可撓性ケーシングは開いた窓を有し、
該開いた窓は、該可撓性ケーシングへの前記圧縮性芯材の挿入に十分であるが該圧縮性芯材を保持するのに十分な材料は残しているサイズを有し、
該可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から離間しており、足が前記圧縮性芯材に圧力をかけるのを妨げない、可撓性ケーシングと
を有する、インサートと
を備える、履物製品。
【請求項21】
前記圧縮性芯材は発泡材料を含む、請求項20に記載の履物製品。
【請求項22】
前記圧縮性芯材は、以下の材料:
エチルビニルアセテートコポリマー、熱硬化ポリエーテル及びポリエステルウレタン、イソプレンゴム、ポリオレフィン、天然ゴム及び合成ゴムを含むエチルビニルアセテートコポリマーブレンドのうち少なくとも1つ、並びにそれらのブレンド及び組み合わせを含む、請求項20に記載の履物製品。
【請求項23】
前記可撓性ケーシングは塑性材料を含む、請求項20に記載の履物製品。
【請求項24】
前記可撓性ケーシングは、以下の材料:
熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル−TPU、ポリエーテル−TPU、ポリエステル−ポリエーテルTPU、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、熱可塑性エチルビニルアセテート、スチレンブタジエンスチレン、天然ゴム及び合成ゴムを含むTPUブレンドのうち
少なくとも1つ、並びにそれらのブレンド及び組み合わせを含む、請求項20に記載の履物製品。
【請求項25】
前記可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から約1〜8mm離間している、請求項20に記載の履物製品。
【請求項26】
前記可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から約1〜5mm離間している、請求項20に記載の履物製品。
【請求項27】
前記可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から約1〜3mm離間している、請求項20に記載の履物製品。
【請求項28】
前記圧縮芯材は、装飾効果用に、前記周面上に形成される少なくとも1つのリブ又は他の装飾パターンを有する、請求項20に記載の履物製品。
【請求項29】
前記圧縮芯材及び前記可撓性ケーシングは、前記開いた窓の周縁に沿った、且つ/又は前記圧縮性芯材の前記底面の少なくとも一部分にある接着剤によって接合される、請求項20に記載の履物製品。
【請求項30】
周方向の空隙が前記圧縮性芯材と前記可撓性ケーシングとの間に形成される、請求項29に記載の履物製品。
【請求項31】
前記開いた窓を少なくとも部分的に覆うキャップをさらに有する、請求項20に記載の履物製品。
【請求項32】
前記キャップは塑性材料を含む、請求項31に記載の履物製品。
【請求項33】
前記キャップは、以下の材料:
熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル−TPU、ポリエーテル−TPU、ポリエステル−ポリエーテルTPU、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、熱可塑性エチルビニルアセテート、スチレンブタジエンスチレン、天然ゴム及び合成ゴムを含むTPUブレンドのうち
少なくとも1つ、並びにそれらのブレンド及び組み合わせを含む、請求項31に記載の履物製品。
【請求項34】
前記開いた窓は、前記可撓性ケーシングの前記上部に位置する、請求項20に記載の履物製品。
【請求項35】
前記インサートの少なくとも一部分は前記履物製品から露呈する、請求項20に記載の履物製品。
【請求項36】
前記インサートは周方向に露呈する、請求項35に記載の履物製品。
【請求項37】
前記ソールの踵部内に配置される一対のインサートを有する、請求項20に記載の履物製品。
【請求項38】
一方のインサートは台形形状を有し、他方のインサートは腎臓形状を有する、請求項37に記載の履物製品。
【請求項39】
前記インサートはその上面又は底面に第1の圧縮性を有し、その周面に第2の圧縮性を有し、
該第2の圧縮性は該第1の圧縮性よりも少なくとも約10%大きい、請求項20に記載の履物製品。
【請求項40】
前記インサートはその上面又は底面に第1の圧縮性を有し、その周面に第2の圧縮性を有し、
該第2の圧縮性は該第1の圧縮性よりも少なくとも約20%大きい、請求項20に記載の履物製品。
【請求項41】
前記インサートはその上面又は底面に第1の圧縮性を有し、その周面に第2の圧縮性を有し、
該第2の圧縮性は該第1の圧縮性よりも少なくとも約30%大きい、請求項20に記載の履物製品。
【請求項42】
前記インサートはその上面又は底面に第1の圧縮性を有し、その周面に第2の圧縮性を有し、
該第2の圧縮性は該第1の圧縮性よりも少なくとも約10〜40%大きい、請求項20に記載の履物製品。
【請求項43】
請求項1の履物製品用のインサートを製造する方法であって、
上面、底面、及び周面を有する圧縮性芯材を用意すること、
前記圧縮性芯材の少なくとも一部分を囲む、上部、底部、及び周部を有する可撓性ケーシングを形成することであって、
該可撓性ケーシングは開いた窓を有し、
該開いた窓は、該可撓性ケーシングへの前記圧縮性芯材の挿入に十分であるが該圧縮性芯材を保持するのに十分な材料は残しているサイズを有する、可撓性ケーシングを形成すること、
前記可撓性ケーシングの内表面の所定領域に接着剤を塗布すること、及び
前記圧縮性芯材を前記可撓性ケーシングの前記内表面と接触させること
を含む方法。
【請求項44】
前記圧縮性芯材と前記可撓性ケーシングとを前記接着剤により接合することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記可撓性ケーシングは成形により形成される、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
前記成形は射出成形又はブロー成形である、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記可撓性ケーシングの前記内表面の所定領域に接着剤を塗布する前に、前記可撓性ケーシングの前記内表面を露呈させるように前記可撓性ケーシングを裏返すこと、及び
前記可撓性ケーシングを元に返すこと
をさらに含む、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
前記可撓性ケーシングは、前記圧縮性芯材を前記可撓性ケーシングの前記内表面と接触させる前に元に返される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記可撓性ケーシングは、前記圧縮性芯材を前記可撓性ケーシングの前記内表面と接触した後で元に返される、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
前記圧縮性芯材は発泡材料を含む、請求項43に記載の方法。
【請求項51】
前記圧縮性芯材は、以下の材料:
エチルビニルアセテートコポリマー、熱硬化ポリエーテル及びポリエステルウレタン、イソプレンゴム、ポリオレフィン、天然ゴム及び合成ゴムを含むエチルビニルアセテートコポリマーブレンドのうち
少なくとも1つ、並びにそれらのブレンド及び組み合わせを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項52】
前記可撓性ケーシングは塑性材料を含む、請求項43に記載の方法。
【請求項53】
前記可撓性ケーシングは、以下の材料:
熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル−TPU、ポリエーテル−TPU、ポリエステル−ポリエーテルTPU、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、熱可塑性エチルビニルアセテート、スチレンブタジエンスチレン、天然ゴム及び合成ゴムを含むTPUブレンドのうち
少なくとも1つ、並びにそれらのブレンド及び組み合わせを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項54】
前記可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から約1〜8mm離間している、請求項43に記載の方法。
【請求項55】
前記可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から約1〜5mm離間している、請求項43に記載の方法。
【請求項56】
前記可撓性ケーシングの前記周部は、前記圧縮性芯材の前記周面の少なくとも一部分から約1〜3mm離間している、請求項43に記載の方法。
【請求項57】
前記圧縮性芯材の前記周面上に少なくとも1つのリブ又は他の装飾パターンを形成することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
【請求項58】
前記接着剤は、前記開いた窓の周縁に沿って、且つ/又は前記圧縮性芯材の前記底面に対応する領域の少なくとも一部分に塗布される、請求項43に記載の方法。
【請求項59】
周方向の空隙が前記圧縮性芯材と前記可撓性ケーシングとの間に形成される、請求項43に記載の方法。
【請求項60】
前記開いた窓は前記可撓性ケーシングの前記上部に位置する、請求項43に記載の方法。
【請求項61】
可撓性材料シートを用意すること、
前記可撓性材料シートからキャップをダイカットすること、及び
前記可撓性ケーシングの前記開いた窓を少なくとも部分的に覆うように、接合された前記可撓性ケーシング及び前記圧縮芯材に前記キャップをシールする
をさらに含む、請求項43に記載の方法。
【請求項62】
前記可撓性材料シートは塑性材料シートである、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記可撓性材料は、以下の材料:
熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル−TPU、ポリエーテル−TPU、ポリエステル−ポリエーテルTPU、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、熱可塑性エチルビニルアセテート、スチレンブタジエンスチレン、天然ゴム及び合成ゴムを含むTPUブレンドのうち
少なくとも1つ、並びにそれらのブレンド及び組み合わせを含む、請求項61に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2008−529654(P2008−529654A)
【公表日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−555065(P2007−555065)
【出願日】平成17年2月14日(2005.2.14)
【国際出願番号】PCT/US2005/004401
【国際公開番号】WO2006/088441
【国際公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(500262119)ニュー バランス アスレティック シュー,インコーポレーテッド (7)
【住所又は居所原語表記】20 Guest Street, Boston, MA 02135, U.S.A.
【Fターム(参考)】