説明

履物載せ具

【課題】この発明は、複数の履物載せ具を収容する収容スペースが小さくて済み、運搬コストの低減を図ることができる履物載せ具の提供を目的とする。
【解決手段】履物載せ具1を、履物載せ部3,3のいずれか一方又は他方が上向きとなる姿勢に設置した後、一方の履物R1を踵部Rb側から爪先部Ra側に向けて高くなる姿勢に保持して上側履物載せ部3に載置する。他方の履物R2を履物R1に対し逆向きとなる姿勢に保持して下側履物載せ部3に載置する。この結果、履物R1,R2を履物載せ具1の履物載せ部3,3に対し上下に重ね合わせた状態に載置することができ、収納場所の省スペース化を図ることができる。また、複数の履物載せ具1を同一方向に向きを揃えて互いに重ね合わせれば一括して運搬することができるとともに、該履物載せ具1を収容する収容スペースが小さくて済むので、運搬コストの低減を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば靴、ハイヒール等の左右一対の履物を上下に配置して収納場所の省スペース化を図ることができる履物載せ具に関する。
【背景技術】
【0002】
上述の履物を収納する履物載せ具として、例えば左右一対の履物のいずれか一方の履物を上側に配置し、他方の履物を下側に配置する下駄箱用靴受け台(特許文献1参照)、靴収納具(特許文献2,3参照)等が提案されている。
詳述すると、特許文献1の下駄箱用靴受け台は、該靴受け台の靴受け体を後方に傾動して、一方の靴を棚板上に載置する(同文献中の図4参照)。次に、靴受け体を前方に傾動して、他方の履物を前下がり傾斜状の靴受け体に載置(同文献中の図3参照)することで、左右一対の履物を上下に配置することができる。
【0003】
また、特許文献2の靴収納具は、該靴収納具の上段トレイを上向きに回動して手前側を大きく開き、一方の靴を爪先部側が手前となるようにして下段トレイに載置する。次に、上段トレイを下向きに回動して手前側に傾斜させ、他方の靴を踵部側が手前となるようにして上段トレイに載置することで、左右一対の履物を上下に配置することができる。
【0004】
また、特許文献3の靴収納具は、該靴収納具の下板部材に一方の靴を踵部側が手前となるように後向きの状態で載置する。次に、下板部材に立設した支持壁部材の平行傾斜溝に係合され、手前側に向けて高くなるように傾斜した状態に保持された上板部材に、他方の靴を爪先部側が手前となるように前向きの状態で載置することで、左右一対の履物を上下に配置することができる。
【0005】
しかし、上述の靴受け台の靴受け板と、各靴収納具の上段トレイ及び上板部材は、靴の爪先部側が高くなる角度に傾斜しているので、靴受け台及び各靴収納具を上下反転して設置した場合、靴受け板及び上段トレイ、上板部材が下向きとなる。このため、靴受け台及び各靴収納具は、上下逆向きに設置すると靴を載置することができなくなる。
【0006】
また、靴受け台や各靴収納具は上下の構造が異なるので、互いに重ね合わせることが不可能である。例えば靴受け台や各靴収納具を上下に積み重ねると、多数を一括して運搬することができるが、嵩が高くなるだけでなく、積み重ね姿勢が不安定となるので、運搬中に荷崩れが起きやすく、靴受け台や各靴収納具の多数を一括して運搬することが困難である。さらに、靴受け台や各靴収納具を多数運搬する際、その運搬数に対応して広い収容スペースが必要となるため、運搬コストが高くなるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開平4−123163号公報
【特許文献2】特開2008−18036号公報
【特許文献3】実用新案登録第3155850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この発明は、複数の履物載せ具を収容する収容スペースが小さくて済み、運搬コストの低減を図ることができる履物載せ具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、左右一対の履物のいずれか一方の履物を載置する上側の履物載せ部と、他方の履物を載置する下側の履物載せ部とを載せ具本体に備えた履物載せ具であって、前記載せ具本体を、前記上下履物載せ部の一側対向縁部間が閉塞され、該上下履物載せ部の他側対向縁部間が開放された断面コ字状で、前記上側の履物載せ部が前記載せ具本体の長手方向と平行する方向に向けて傾斜する側面視台形状に形成した履物載せ具であることを特徴とする。
【0010】
上述の履物載せ具を、上下履物載せ部のいずれか一方が上向き、他方が下向きとなる姿勢に設置した後、一方の履物を、該履物の爪先部側が高く踵部側が低くなる姿勢に保持して、所望する角度に傾斜する上側の履物載せ部に載置する。
【0011】
また、他方の履物を、一方の履物に対し爪先部側と踵部側が逆向きとなる姿勢に保持して、上下履物載せ部の間に対し開放側から収納して下側の履物載せ部に載置する。
【0012】
この結果、左右一対の履物を履物載せ具の上下履物載せ部に対し上下に重ね合わせた状態に載置することができ、該履物を収納する収納場所の省スペース化を図ることができる。また、複数の履物載せ具を互い違いに重ね合わせることで、該各履物載せ具を収容する収容スペースが小さくて済み、運搬コストの低減を図ることができる。
【0013】
この発明の態様として、前記履物載せ部及び支持壁部の内壁面に、前記載せ具本体の長手方向と直交してリブを形成するとともに、該リブを前記載せ具本体の長手方向に対し所定間隔を隔てて多数本配列することができる。
【0014】
一方の履物を履物載せ具の上側履物載せ部に載置した際、複数本のリブによって各履物載せ部が略平行する状態よりも内側へ撓もうとすることを積極的に防止することができる。
【0015】
この結果、上下に配置される履物の位置及び姿勢が安定するだけでなく、履物載せ具全体の構造的強度が向上するので、重い履物を載置するのに必要な強度を確保することができる。
【0016】
また、この発明の態様として、前記上下一対の履物載せ部を、前記載せ具本体の一端側中心部と他端側中心部とを通る中心線を基準として上下対称に形成することができる。
【0017】
上下一対の履物載せ部を上下対称に形成しているので、履物載せ具を、各履物載せ部のいずれか一方が上向き、他方が下向きとなる姿勢に設置しても、各履物載せ部の傾斜角度が変わることがない。
この結果、履物載せ具を上下どちら向きでも使用することができる。したがって、利便性が向上する。
【0018】
また、この発明の態様として、前記各履物載せ部の対向面間を、前記載せ具本体の長手方向と平行して該各履物載せ部の一端側から他端側に向けて徐々に広くなる間隔に隔てることができる。
【0019】
複数の履物載せ具を同一方向に向きを揃えれば、先の履物載せ具の各履物載せ部の間に、次の履物載せ具を長手方向から挿入して、複数の履物載せ具を長手方向に対し互いに重ね合わせることができる。
【0020】
この結果、複数の履物載せ具を収容する収容スペースが小さくて済み、運搬コストの低減を図ることができる。
【0021】
また、この発明の態様として、前記各履物載せ部の対向面間を、前記載せ具本体の短手方向と平行して該各履物載せ部の一側対向縁部から他側対向縁部に向けて徐々に広くなる間隔に隔てることができる。
【0022】
複数の履物載せ具を同一方向に向きを揃えれば、先の履物載せ具の各履物載せ部の間に対し次の履物載せ具を短手方向から挿入して、複数の履物載せ具を短手方向に対し互いに重ね合わせることができる。
【0023】
この結果、複数の履物載せ具を収容する収容スペースが小さくて済み、運搬コストの低減を図ることができる。
【0024】
また、この発明の態様として、前記履物載せ部及び/又は前記支持壁部に対し厚み方向に貫通する孔部を複数形成することができる。
【0025】
一方の履物を履物載せ具の上側履物載せ部に載置し、他方の履物を下側履物載せ部に載置しておけば、孔部を通過する空気によって履物に付着する水分(例えば雨水、汗等)が蒸発及び気化されやすい。
【0026】
この結果、履物が乾きやすく、良好な履き心地が得られる。また、汗特有の臭いが履物に残ったり、例えば雑菌、異臭等が発生するのを防止することができる。
【0027】
なお、孔部は、例えば丸形、矩形、三角形、楕円形、台形、菱形、星形等の所望する孔形状で構成することができる。
【0028】
また、この発明の態様として、前記上下一対の履物載せ部の一方又は両方を、前記載せ具本体の長手方向と平行して複数に分割することができる。
【0029】
一方の履物を履物載せ具の上側履物載せ部に載置し、他方の履物を下側履物載せ部に載置しておけば、上述の孔部よりも空間を通過する空気の量が多いので、履物に付着する水分(例えば雨水、汗等)が蒸発及び気化されやすい。
【0030】
この結果、履物を短い時間で乾かすことができ、良好な履き心地が早期に得られる。また、空間に相当する部材の量だけ軽量化が図れる。
【0031】
また、この発明の態様として、前記上下一対の履物載せ部の一側対向縁部を回動自在に枢着し、該各履物載せ部の他側対向縁部を、前記履物の出し入れが許容される片開き状態に開閉自在に設けることができる。
【0032】
上下一対の履物載せ部を略平行する角度に回動すれば、一方の履物を上側履物載せ部に載置し、他方の履物を下側履物載せ部に載置することができる。また、各履物載せ部を略平行する角度よりも広い開角度に回動すれば、他方の履物を各履物載せ部の間に対し開放側から収納したり、開放側から取り出したりすることができる。
【0033】
この結果、他方の履物を各履物載せ部の間に対し出し入れする作業が簡単且つ容易に行える。
【0034】
また、この発明の態様として、前記上下一対の履物載せ部の間隔を、該各履物載せ部の間に配置される前記履物の高さに応じて上下方向に拡縮調節自在に設けることができる。
【0035】
上下一対の履物載せ部を離間方向に相対移動させて、踵部が高い履物の載置が許容される間隔に離間すれば、例えばハイヒール等の高い履物を載置することができる。また、上下一対の履物載せ部を近接方向に相対移動させて、踵部が低い履物の載置が許容される間隔に近接すれば、例えばウォーキングシューズ等の低い履物を載置することができる。
【0036】
この結果、1つの履物載せ具を、踵部の高さが異なる複数種の履物を上下に重ね合わせた状態に配置するのに用いることができる。
【0037】
また、この発明の態様として、前記履物載せ部の一端側上面に、該履物載せ部の一端側上面に沿って前記履物の爪先部又は踵部が受け止められる履物受け部を形成することができる。
【0038】
例えば革靴、ハイヒール等の履物を履物載せ具の上側履物載せ部に載置する場合、履物の爪先部側が高く踵部側が低くなる姿勢に保持して載置すれば、その履物の踵部が履物受け部で受け止められる。
【0039】
この結果、上側履物載せ部に載置された履物の位置及び姿勢が安定するとともに、履物載せ部から履物がズレ落ちるのを防止することができる。
【0040】
また、この発明の態様として、前記載せ具本体を、透光性を有するプラスチックで構成することができる。
履物載せ部及び支持壁部を光が透過するだけでなく、履物載せ部と支持壁部の重なり合う部分や下側の履物載せ部に載置された履物が透けて見える。したがって、下側の履物載せ部に載置された履物の向きや有無を外部から容易に目視確認することができる。
この結果、履物載せ具の意匠性が向上する。
【0041】
上記プラスチックは、例えばポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネード、アクリル等の透明なプラスチック、あるいは、所望する色に着色された半透明なプラスチックで構成することができる。
【発明の効果】
【0042】
この発明によれば、複数の履物載せ具を収容する収容スペースが小さくて済み、運搬コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本実施形態の履物載せ具の斜視図。
【図2】履物載せ具の正面図及び背面図。
【図3】履物載せ具の平面図。
【図4】履物載せ具の右側面図及び左側面図。
【図5】履物載せ具のA−A線矢視断面図。
【図6】履物載せ具の使用状態を示す側面図。
【図7】履物載せ具の重ね合わせ状態を示す正面図。
【図8】履物載せ具の重ね合わせ状態を示す左側面図。
【図9】孔部を形成した他の例の履物載せ具の斜視図。
【図10】履物載せ具の正面図及び背面図。
【図11】履物載せ具の平面図。
【図12】履物載せ具の右側面図及び左側面図。
【図13】履物載せ具のB−B線矢視断面図及びC−C線矢視断面図。
【図14】履物載せ部を複数に分割した他の例の履物載せ具の斜視図。
【図15】履物載せ具の正面図及び背面図。
【図16】履物載せ具の平面図。
【図17】履物載せ具の右側面図及び左側面図。
【図18】履物載せ具のD−D線矢視断面図。
【図19】履物載せ部を開閉回動自在に設けた他の例の履物載せ具の斜視図。
【図20】履物載せ具の正面図及び背面図。
【図21】履物載せ具の平面図。
【図22】履物載せ具の右側面図及び左側面図。
【図23】履物載せ具のE−E線矢視断面図。
【図24】履物載せ部を拡縮調節自在に設けた他の例の履物載せ具の斜視図。
【図25】履物載せ具の正面図及び背面図。
【図26】履物載せ具の平面図。
【図27】履物載せ具の右側面図及び左側面図。
【図28】履物載せ具のF−F線矢視断面図。
【図29】リブが無い他の例の履物載せ具の斜視図。
【図30】履物載せ具の正面図及び背面図。
【図31】履物載せ具の平面図。
【図32】履物載せ具の右側面図及び左側面図。
【図33】履物載せ具のG−G線矢視断面図。
【図34】不透明プラスチックで形成した他の例の履物載せ具の斜視図。
【図35】履物載せ具の正面図及び背面図。
【図36】履物載せ具の平面図。
【図37】履物載せ具の右側面図及び左側面図。
【図38】履物載せ具のH−H線矢視断面図。
【図39】リブを履物載せ部の外壁面に形成した他の例の履物載せ具の斜視図。
【図40】履物載せ具の正面図及び背面図。
【図41】履物載せ具の平面図。
【図42】履物載せ具の右側面図及び左側面図。
【図43】履物載せ具のJ−J線矢視断面図。
【図44】2つの履物載せ具を並列配置した他の使用例の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0044】
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
図1は本実施形態の履物載せ具1の斜視図、図2の(a)(b)は履物載せ具1の正面図と背面図、図3は履物載せ具1の平面図、図4の(c)(d)は履物載せ具1の右側面図と左側面図、図5は図2の(a)に示す履物載せ具1のA−A線矢視断面図、図6は履物載せ具1の使用状態を示す側面図、図7及び図8は履物載せ具1の重ね合わせ状態を示す正面図と左側面図である。
なお、図1に示す履物載せ具1の底面図は、図3の平面図と対称に現れるので、底面図を省略している。
【0045】
本実施形態の履物載せ具1は、透光性を有する透明プラスチックで形成した載せ具本体2を、平面視矩形に形成した上下一対の履物載せ部3,3と、該履物載せ部3,3の一側対向縁部を連結する支持壁部4とで構成している。
【0046】
載せ具本体2は、履物載せ部3,3の一側対向縁部間が支持壁部4で閉塞され、該履物載せ部3,3の他側対向縁部間が開放された断面コ字状で、上向きとなる履物載せ部3が載せ具本体2の長手方向Xと平行する方向に向けて傾斜する側面視台形状に形成している。
【0047】
履物載せ部3,3は、載せ具本体2の長手方向Xと平行して該載せ具本体2の一端側(図3中の右側)から他端側(図3中の左側)に向けて同一となる載置幅に形成している。また、履物載せ部3,3は、載せ具本体2の一端側中心部と他端側中心部とを通る中心線Zを基準として上下対称に形成している。
【0048】
支持壁部4は、載せ具本体2の一端側から他端側に向けて徐々に幅広となる横向きの側面視台形状に形成している(図2参照)。また、支持壁部4の上下縁部は、上述の中心線Zを基準として上下対称となる角度に傾斜している。
【0049】
つまり、履物載せ部3,3の一側対向縁部を支持壁部4の上下縁部にそれぞれ連結して、載せ具本体2を、図4の(c)に示すように履物載せ部3,3の一側対向縁部間が支持壁部4で閉塞され、該物載せ部3,3の他側対向縁部間が開放された右側面から見て断面コ字状に形成している。
【0050】
履物載せ部3,3の長手方向Xと平行する内側対向面間は、載せ具本体2の一端側対向面間aから他端側対向面間bに向けて徐々に広くなる間隔に隔てている(図6参照)。
【0051】
履物載せ部3,3の一端側対向面間aは、履物R1又はR2の爪先部Raの挿入が許容される上下間隔に隔てている。また、履物載せ部3,3の他端側対向面間bは、履物R1又はR2の踵部Rbの挿入が許容される上下間隔に隔てている。
【0052】
履物載せ部3,3の短手方向Yと平行する内側対向面間は、履物R1又はR2自体の重量によって履物載せ部3,3が内側へ撓むのを予め考慮して、支持壁部4にて連結された閉塞側対向面間cから開放側対向面間dに向けて徐々に広くなる間隔に隔てている(図4参照)。
【0053】
例えば履物R1又はR2の一方を載せ具本体2の上側履物載せ部3に載置した際、履物R1又はR2自体の重量によって履物載せ部3,3が略平行となる状態にまで撓むので、上側履物載せ部3に載置された履物R1又はR2の載置姿勢を安定させることができる。
【0054】
履物載せ部3,3及び支持壁部4の内壁面には、載せ具本体2の長手方向Xと直交してリブ5を連続して形成している。また、リブ5は、載せ具本体2の長手方向Xに対し等間隔を隔てて多数本配列している。
すなわち、リブ5によって履物載せ部3,3が略平行する状態よりも内側へ撓もうとするのを防止することができる。
【0055】
この結果、上下に載置される履物R1又はR2の位置及び姿勢が安定するだけでなく、履物載せ具1全体の構造的強度が向上するので、重い履物R1又はR2を載置するのに必要な強度を確保することができる。
【0056】
履物載せ部3の上面は、履物R1又はR2の全長よりも長尺で、履物R1又はR2の横幅よりも幅広に形成している。また、履物R1又はR2の踵部Rb側が載置される履物載せ部3の一端側上面には、該履物載せ部3の一端側上面に沿って履物R1又はR2の爪先部Ra又は踵部Rbが受け止められる履物受け部6を形成している。
【0057】
次に、本実施形態の履物載せ具1に左右一対の履物R1,R2を載置する方法を説明する。
先ず、履物載せ具1を、履物載せ部3,3のいずれか一方が上向き、他方が下向きとなる姿勢に保持して下駄箱Aの棚板Aaに設置する(図6参照)。
【0058】
履物載せ具1の履物載せ部3,3は中心線Zを基準として上下対称となる角度に傾斜しているので、履物載せ具1を上下逆向きとなる姿勢に設置しても、履物載せ部3,3の傾斜角度が変わることがなく、履物載せ具1を上下どちら向きでも使用することができる。
【0059】
つまり、履物載せ具1を、一方の履物載せ部3が下向きとなる姿勢に設置すれば、履物載せ具1の全体が横向きの側面視台形状に設置されるので、他方の履物載せ部3が上向きとなり載せ具本体2の長手方向Xと平行して一方に向けて傾斜される。したがって、利便性が向上する。
【0060】
次に、図6に示すように、一方の履物R1を上側履物載せ部3に載置する場合、履物R1の爪先部Ra側を上側履物載せ部3の高位側に向け、履物R1の踵部Rb側を上側履物載せ部3の低位側に向けた姿勢に保持して、上側履物載せ部3に載置する。
【0061】
履物R1の踵部Rbを低位側の履物受け部6にて受け止めるので、上側履物載せ部3に載置された履物R1の位置及び姿勢が安定するとともに、上側履物載せ部3から履物R1がズレ落ちるのを防止することができる。
【0062】
次に、他方の履物R2を下側履物載せ部3に載置する場合、一方の履物R1に対し爪先部Ra側と踵部Rb側が逆向きとなる姿勢に保持し、他方の履物R2の爪先部Ra側を履物載せ具1の一端側に向け、履物R2の踵部Rb側を履物載せ具1の他端側に向けた姿勢に保持して、履物載せ部3,3の間に対し開放側から収納して下側履物載せ部3に載置する。
【0063】
この結果、左右一対の履物R1,R2を上下に重ね合わせた状態に載置することができ、該履物R1又はR2を収納する収納場所の省スペース化を図ることができる。
【0064】
また、履物載せ部3,3の対向面間は、載せ具本体2の一端側対向面間aから他端側対向面間bに向けて徐々に広くなる間隔に隔てている。さらに、載せ具本体2の閉塞側対向面間cから開放側対向面間dに向けて徐々に広くなる間隔に隔てている。
【0065】
つまり、例えば3個の履物載せ具1を同一方向に向きを揃えれば、長手方向Xや短手方向Yに対し互いに重ね合わせることができる(図7及び図8参照)。また、長手方向Xと短手方向Yとを合成した斜め方向に重ね合わせることもできる。
【0066】
この結果、複数の履物載せ具1を一括して運搬することができるとともに、該履物載せ具1を収容する収容スペースが小さくて済むので、運搬コストの低減を図ることができる。また、複数の履物載せ具1を重ね合わせると嵩が低くなるので、保管スペースが小さくて済む。
【0067】
また、載せ具本体2を、透光性を有する透明プラスチックで構成しているので、履物載せ部3と支持壁部4の重なり合う部分や下側の履物載せ部3に載置された履物1又はR2が透けて見える。
したがって、下側の履物載せ部3に載置された履物R1又はR2の向きや有無を外部から容易に目視確認することができる。この結果、履物載せ具1の意匠性が向上する。
【0068】
また、履物載せ具1を、履物載せ部3,3の一端側対向面間aが手前となる姿勢に保持して下駄箱Aの棚板Aaに設置した場合、一端側対向面間aは、履物R2の踵部Rbより間隔が狭いため、手前から出し入れすることが困難であるが、履物載せ部3,3の他側対向縁部間を横方向に開放しているので、下側の履物載せ部3に載置された履物R2を、履物載せ部3,3の間に対し開放側から横方向に収納したり、開放側から横方向に取り出したりすることができる。
【0069】
図9は通気用の孔部7を形成した他の例の履物載せ具1の斜視図、図10の(a)(b)は履物載せ具1の正面図と背面図、図11は履物載せ具1の平面図、図12の(c)(d)は履物載せ具1の右側面図と左側面図、図13の(e)(f)は図10の(a)に示す履物載せ具1のB−B線矢視断面図と、図11に示すC−C線矢視断面図である。
なお、図9に示す履物載せ具1の底面図は、図11の平面図と対称に現れるので、底面図を省略している。
【0070】
本例の履物載せ具1は、履物載せ部3及び支持壁部4に、該履物載せ部3及び支持壁部4の厚み方向に貫通して楕円形状の孔部7を複数形成している。
また、孔部7は、履物載せ部3及び支持壁部4に形成したリブ5の間にそれぞれ形成するとともに、載せ具本体2の長手方向Xに対し等間隔を隔てて複数配列している。
【0071】
一方の履物R1を履物載せ具1の上側履物載せ部3に載置し、他方の履物R2を下側履物載せ部3に載置しておけば、孔部7を通過する空気によって履物R1又はR2に付着する水分(例えば雨水、汗等)が蒸発及び気化されやすい。
【0072】
この結果、履物R1又はR2が乾きやすく、良好な履き心地が得られる。また、汗特有の臭いが履物R1又はR2に残るか、例えば雑菌、異臭等が発生するのを防止することもできる。さらには、前記実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
なお、楕円形状の孔部7に代えて、例えば丸形状、矩形等の孔部を形成してもよい。
【0073】
図14は履物載せ部3を複数に分割した他の例の履物載せ具1の斜視図、図15の(a)(b)は履物載せ具1の正面図と背面図、図16は履物載せ具1の平面図、図17の(c)(d)は履物載せ具1の右側面図と左側面図、図18は図15の(a)に示す履物載せ具1のD−D線矢視断面図である。
なお、図14に示す履物載せ具1の底面図は、図16の平面図と対称に現れるので、底面図を省略している。
【0074】
本例の履物載せ具1は、履物載せ部3を、載せ具本体2の長手方向Xと平行して一端側載せ部3aと他端側載せ部3bとにそれぞれ分割している。
一端側載せ部3aと他端側載せ部3bは、載せ具本体2の長手方向Xに対し間隔を隔てて形成している。また、一端側載せ部3aと他端側載せ部3bの間には、上述の全孔部7を総合した開口面積よりも大きい空間3cを形成している。
【0075】
一方の履物R1を履物載せ具1の上側履物載せ部3に載置し、他方の履物R2を下側履物載せ部3に載置しておけば、上述の孔部7よりも空間3cを通過する空気の量が多いので、履物R1又はR2に付着する水分(例えば雨水、汗等)が蒸発及び気化されやすい。
【0076】
この結果、履物R1又はR2を短い時間で乾かすことができ、良好な履き心地が早期に得られる。また、孔部7を形成した履物載せ具1に比べて、空間3cを形成した履物載せ具1の方が軽く、軽量化を図ることができる。さらには、前記実施形態と略同等または同等以上の作用及び効果を奏することができる。
【0077】
なお、上述の例では、履物載せ部3を載せ部3a,3bに分割しているが、例えば3つの載せ部、4つの載せ部等の2つ以上に分割してもよい。また、履物載せ部3,3のいずれか一方のみを複数に分割してもよい。
【0078】
図19は履物載せ部3,3を開閉回動自在に設けた他の例の履物載せ具1の斜視図、図20の(a)(b)は履物載せ具1の正面図と背面図、図21は履物載せ具1の平面図、図22の(c)(d)は履物載せ具1の右側面図と左側面図、図23は図20の(a)に示す履物載せ具1のE−E線矢視断面図である。
なお、図19に示す履物載せ具1の底面図は、図21の平面図と対称に現れるので、底面図を省略している。
【0079】
本例の履物載せ具1は、支持壁部4を、載せ具本体2の一端側中心部と他端側中心部とを通る中心線Zを基準として上下に分割し、上側履物載せ部3の一側縁部に連設された上側壁部4aと、下側履物載せ部3の一側縁部に連設された下側壁部4bとの対向端部を支軸8により開閉回動自在に枢着している。
【0080】
上述の支軸8を中心として、履物載せ部3,3を略平行する閉角度に回動(図22中の実線参照)すれば、一方の履物R1を上側履物載せ部3に載置し、他方の履物R2を下側履物載せ部3に載置することができる。
【0081】
また、履物載せ部3,3を略平行する角度よりも広い開角度に回動(図22中の仮想線参照)すれば、他方の履物R2を履物載せ部3,3の間に対し開放側から収納したり、開放側から取り出したりすることができる。
【0082】
この結果、履物R1又はR2の一方を履物載せ部3,3の間に対し出し入れする作業が簡単且つ容易に行える。さらには、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
【0083】
図24は履物載せ部3,3の間隔を拡縮調節自在に設けた他の例の履物載せ具1の斜視図、図25の(a)(b)は履物載せ具1の正面図と背面図、図26は履物載せ具1の平面図、図27の(c)(d)は履物載せ具1の右側面図と左側面図、図28は図25の(a)に示す履物載せ具1のF−F線矢視断面図である。
なお、図24に示す履物載せ具1の底面図は、図26の平面図と対称に現れるので、底面図を省略している。
【0084】
本例の履物載せ具1は、上側履物載せ部3に連設された上側壁部4aと下側履物載せ部3に連設された下側壁部4bとを、該壁部4a,4bの対向面に形成した突起9aと溝部9bとを上下摺動自在に係合して、履物載せ部3,3の間隔を上下方向に対し拡縮調節自在に設けている。
【0085】
履物載せ部3,3を離間方向に相対移動させて、踵部Rbが高い履物R1又はR2の載置が許容される間隔に離間すれば、例えばハイヒール等の高い履物R1又はR2を載置することができる。
【0086】
履物載せ部3,3を近接方向に相対移動させて、踵部Rbが低い履物R1又はR2の載置が許容される間隔に近接すれば、例えばウォーキングシューズ等の低い履物を載置することができる。
【0087】
この結果、1つの履物載せ具1を、踵部Rbの高さが異なる複数種の履物R1,R2を上下に重ね合わせた状態に載置するのに用いることができる。さらには、前記実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
【0088】
なお、履物載せ部3,3の間隔を上下方向に対し段階的に拡縮調節する場合、例えば壁部4a,4bのいずれか一方の面に沿って形成した複数の凹部と、他方の面に形成した凸部とを互いに係合する規制手段で規制しているが、他の規制手段を用いて段階的に拡縮調節してもよい。
【0089】
図29はリブ5が無い他の例の履物載せ具1の斜視図、図30の(a)(b)は履物載せ具1の正面図と背面図、図31は履物載せ具1の平面図、図32の(c)(d)は履物載せ具1の右側面図と左側面図、図33は図30の(a)に示す履物載せ具1のG−G線矢視断面図である。
なお、図29に示す履物載せ具1の底面図は、図31の平面図と対称に現れるので、底面図を省略している。
【0090】
本例の履物載せ具1は、リブ5が無いという構成を除いて、その他の構成は、図1〜図9に示すリブ5が形成された実施形態の履物載せ具1と同一の構成を有しているので、前記実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
【0091】
図34は不透明プラスチックで形成した他の例の履物載せ具1の斜視図、図35の(a)(b)は履物載せ具1の正面図と背面図、図36は履物載せ具1の平面図、図37の(c)(d)は履物載せ具1の右側面図と左側面図、図38は図35の(a)に示す履物載せ具1のH−H線矢視断面図である。
なお、図34に示す履物載せ具1の底面図は、図35の平面図と対称に現れるので、底面図を省略している。
【0092】
本例の履物載せ具1は、載せ具本体2を不透明プラスチックで形成したという構成を除いて、その他の構成は、図1〜図9に示すリブ5が形成された実施形態の履物載せ具1と同一の構成を有しているので、前記実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
【0093】
図39は4本のリブ5を履物載せ部3の外壁面に形成した他の例の履物載せ具1の斜視図、図40の(a)(b)は履物載せ具1の正面図と背面図、図41は履物載せ具1の平面図、図42の(c)(d)は履物載せ具1の右側面図と左側面図、図43は図41に示す履物載せ具1のJ−J線矢視断面図である。
なお、図39に示す履物載せ具1の底面図は、図41の平面図と対称に現れるので、底面図を省略している。
【0094】
次に、一方の履物R1を上側履物載せ部3に載置した際、履物載せ部3の外壁面に形成したリブ5が履物R1の接地側底面に係止される。或いは、リブ5の接触抵抗が履物R1の接地側底面に付与される。
この結果、履物R1が上側履物載せ部3からズレ落ちたり、履物R1の一部が上側履物載せ部3から食み出すたりするのを防止することができる。
【0095】
本例の履物載せ具1は、4本のリブ5を履物載せ部3の外壁面に形成した構成を除いて、その他の構成は、図1〜図9に示す実施形態の履物載せ具1と同一の構成を有しているので、前記実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。また、リブ5の本数を、4本以下又は4本以上の所望する本数に変更してもよい。
【0096】
図44は2つの履物載せ具1,1を並列配置した他の使用例の斜視図である。
本例の履物載せ具1,1を、該履物載せ具1,1の開放側対向面間dを対向して左右対称に並列配置する。
【0097】
並列配置した履物載せ具1,1を一端側対向面間aが手前側(図44中の左側)となるように向きを揃えて下駄箱Aの棚板Aaに設置(図6参照)すれば、使用頻度の高いタイプの履物R1,R2を上側履物載せ部3,3に載置し、使用頻度の低いタイプの履物R1,R2を下側履物載せ部3,3に載置することができる。
【0098】
また、並列配置した履物載せ具1,1を一端側対向面間aが後向きとなるように向きを揃えて下駄箱Aの棚板Aaに設置すれば、使用頻度の高いタイプの履物R1,R2を下側履物載せ部3,3に載置し、使用頻度の低いタイプの履物R1,R2を上側履物載せ部3,3に載置することができる。
この結果、使用頻度の高いタイプの履物R1,R2を即取り出して使用することができ便利である。また、2足分の履物R1,R2を揃えて上下に載置しておくことができ、スペースを有効利用することができる。
【0099】
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の左右一対の履物は、実施形態の履物R1,R2に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
【0100】
例えばリブ5を、載せ具本体2の長手方向Xと交差して斜めに形成してもよい。また、履物載せ部3,3及び支持壁部4の外壁面に沿って形成してもよい。
【符号の説明】
【0101】
R1,R2…履物
Ra…爪先部
Rb…踵部
1…履物載せ具
2…載せ具本体
3…履物載せ部
3a,3b…載せ部
3c…空間
4…支持壁部
4a…上側壁部
4b…下側壁部
5…リブ
6…履物受け部
7…孔部
8…支軸
9a…突起
9b…溝部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右一対の履物のいずれか一方の履物を載置する上側の履物載せ部と、他方の履物を載置する下側の履物載せ部とを載せ具本体に備えた履物載せ具であって、
前記載せ具本体を、前記上下履物載せ部の一側対向縁部間が閉塞され、該上下履物載せ部の他側対向縁部間が開放された断面コ字状で、前記上側の履物載せ部が前記載せ具本体の長手方向と平行する方向に向けて傾斜する側面視台形状に形成した
履物載せ具。
【請求項2】
前記履物載せ部及び支持壁部の内壁面に、前記載せ具本体の長手方向と直交してリブを形成するとともに、該リブを前記載せ具本体の長手方向に対し所定間隔を隔てて多数本配列した
請求項1に記載の履物載せ具。
【請求項3】
前記上下一対の履物載せ部を、前記載せ具本体の一端側中心部と他端側中心部とを通る中心線を基準として上下対称に形成した
請求項1又は2に記載の履物載せ具。
【請求項4】
前記各履物載せ部の対向面間を、前記載せ具本体の長手方向と平行して該各履物載せ部の一端側から他端側に向けて徐々に広くなる間隔に隔てた
請求項1〜3のいずれか1つに記載の履物載せ具。
【請求項5】
前記各履物載せ部の対向面間を、前記載せ具本体の短手方向と平行して該各履物載せ部の一側対向縁部から他側対向縁部に向けて徐々に広くなる間隔に隔てた
請求項1〜4のいずれか1つに記載の履物載せ具。
【請求項6】
前記履物載せ部及び/又は前記支持壁部に対し厚み方向に貫通する孔部を複数形成した
請求項1〜5のいずれか一つに記載の履物載せ具。
【請求項7】
前記上下一対の履物載せ部の一方又は両方を、前記載せ具本体の長手方向と平行して複数に分割した
請求項1〜6のいずれか一つに記載の履物載せ具。
【請求項8】
前記上下一対の履物載せ部の一側対向縁部を回動自在に枢着し、該各履物載せ部の他側対向縁部を、前記履物の出し入れが許容される片開き状態に開閉自在に設けた
請求項1〜7のいずれか一つに記載の履物載せ具。
【請求項9】
前記上下一対の履物載せ部の間隔を、該各履物載せ部の間に配置される前記履物の高さに応じて上下方向に拡縮調節自在に設けた
請求項1〜8のいずれか一つに記載の履物載せ具。
【請求項10】
前記履物載せ部の一端側上面に、該履物載せ部の一端側上面に沿って前記履物の爪先部又は踵部が受け止められる履物受け部を形成した
請求項1〜9のいずれか一つに記載の履物載せ具。
【請求項11】
前記載せ具本体を、透光性を有するプラスチックで構成した
請求項1〜10のいずれか一つに記載の履物載せ具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【公開番号】特開2012−75714(P2012−75714A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−224108(P2010−224108)
【出願日】平成22年10月1日(2010.10.1)
【出願人】(000133087)株式会社タダプラ (2)
【Fターム(参考)】